JP6693124B2 - 液状物収容容器 - Google Patents
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Description
前記第1の容器および前記第2の容器はそれぞれ、開口部が形成された容器本体と、容器の開口部を覆う蓋材とを備え、
それぞれの容器本体は、底壁と、底壁から立設された側壁と、側壁の上部に連設されたフランジ部とを有し、
前記第1の容器のフランジ部の第1部分と、前記第2の容器のフランジ部の第2部分とが、連設線を介して連設されており、
それぞれの前記蓋材と前記フランジ部との間には周状のシール部が形成されており、
前記周状のシール部の一部には、シール部を剥離して液状物を注出可能な注出起点部が形成されており、
それぞれの前記注出起点部が、前記第1部分および前記第2部分に形成されている液状物収容容器。
前記第2の容器の注出起点部の重心と、前記第2の容器の開口部の重心とを結ぶ線である第2の延長線とが平行に位置するように、それぞれの前記注出起点部が設けられている(1)に記載の液状物収容容器。
前記第2の容器の注出起点部の重心と、前記第2の容器の開口部の重心とを結ぶ線である第2の延長線とが交差するように、それぞれの前記注出起点部が設けられている(1)に記載の液状物収容容器。
図1〜図5に示すように、本実施形態の液状物収容容器100は、第1の容器110の容器本体10のフランジ部12と、第2の容器120の容器本体10のフランジ部12とが、連設線125を介して連設されている2連の所謂ポーション容器である。なお、以下の説明において、第1の容器および第2の容器で共通の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。また、第1の容器および第2の容器の同一構成を同時に説明する際は、容器本体10、10のように重ねて記載してその説明を省略する。
それぞれの容器本体10は、例えば、射出成形法やシート成形法により成形することができる。容器本体10を構成する材料としては、ポリスチレンやポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックを用いることができる。
図2から図4に示すように、この実施形態においては、胴部15は、底壁14と、側壁13とで構成される。図3に示すように、それぞれの底壁14は、フランジ部12の外縁12a側から連設線125に向かって上方に傾斜する斜面となっている。
フランジ部12は、側壁13の上縁から水平に延出する鍔状部である。更に、本実施形態においては、液状物収容容器の平面視の注出起点部21の位置に、内側に凹む切欠き24が、連設線125を挟んで対向して形成され、全体として切欠き24、24で楕円形状の孔部を構成している。この切欠き24は後述する注出位置表示部としての機能も有する。
第1の容器110と第2の容器120とは、それぞれのフランジ部12の第1部分121と第2部分122とが、連設線125を介して連設されている。連設線125は、それぞれの容器本体10、10を連設するために形成される仮想線である。それぞれの容器本体10、10の底壁14同士が対向する方向に二つ折りしやすくするために、連設線125を、断続的な貫通線、断続的または連続的なハーフカット線、エンボス部、フランジ部12の他の部分に比べて厚みが薄い薄肉部のいずれかとしてもよい。連設線125をエンボス部とする場合、エンボス部は下方に向かって突出するように形成されることが好ましい。また、連設線125を薄肉部とする場合、薄肉部は、フランジ部の他の部分の下端部同士を連結するように形成されることが好ましい。また、連設線125は第1の容器110と第2の容器120を分離しやすくする切離線としての効果も奏する。
蓋材30は、少なくとも、基材層とシーラント層とを備える積層体である。基材層を構成する材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリプロピレン等のプラスチックや、紙等を用いることができる。また、シーラント層を構成する材料としては、ポリプロピレンや、ポリプロピレンとポリエチレンの混合樹脂等を用いることができる。ポリプロピレンとポリエチレンの混合樹脂は、所謂イージーピールシーラントである。
図1に示すように、本実施形態に関するシール部20の一部、具体的には、フランジ部12の切欠き24付近に、開口部11側に向かって突出した形状の注出起点部21が形成されている。この注出起点部21は、容器本体10、10の二つ折りによる底壁14の押圧によって液状物収容容器内の圧力が上昇し、シール部20を剥離して液状物を注出可能とするシール部20の一部を意味し、この実施形態においては注出起点シール部21と同義である。注出起点シール部21によって、連設線125を介して第1の容器110および第2の容器120を二つ折りした際に、底壁14同士の押圧により、液状物収容容器内の液状物を注出することができる。
図1には、注出起点シール部21以外のシール部23の一端と他端に連設され、フランジ部12の外縁に至る2本のガイドシール部22が、フランジ部12の切欠き24を挟んで形成されている。
本発明においては、使用者が液状物収容容器の平面視における注出起点部21の位置、すなわち注出方向を確かに認識できるように、注出位置表示部が形成されていることが好ましい。つまり、本発明においては、従来のポーション容器などとは異なり、指で蓋材を剥がすことなく、連設線125を介して第1の容器110および第2の容器120を二つ折りした際の押圧によってフランジ部12と蓋材30との間に隙間を形成し、液状物を注出できる構成となっている。このため、注出起点部21の位置を間違えると誤った方向から液状物が飛び出してしまう。注出位置表示部を形成することで、この注出位置の誤認を防止することができる。
この実施形態においては、それぞれの注出起点部21は、フランジ部12の第1部分121および第2部分122のうち、連設線125を挟んで対向する位置に形成されている。
次に、液状物収容容器100の使用方法について、図5を用いて説明する。使用者は、第1の容器110と第2の容器120とが連設された状態で、両端のフランジ部12の外縁12a、12a付近の箇所を指で把持し、連設線125を介して、底壁14、14同士が接面するように二つ折りするように折り曲げ、底壁14、14同士を接面させる(図5の状態)。この状態から更に押圧すると、容器本体10、10の胴部15、15が押圧で変形するので、容器本体10、10内に圧力が加わる。これにより、注出起点部21、21のシールが剥離して容器本体に収納された液状物を、注出起点部21、21から同時に注出することができ、一度に2個分の容器から液状物を同時に注出できる。
上記の液状物収容容器100の変形例について、図6を用いて説明する。以下の変形例および他の実施形態の説明においては、第1実施形態と同様の図番については、第1実施形態における説明を援用して読み替えることとし、その説明を省略する。図6の液状物収容容器200は、上記の第1の容器110と第2の容器120とからなる液状物収容容器100に対して、更に第3の容器130と第4の容器140とが連設された4連のポーション容器である点が第1実施形態の液状物収容容器100と異なっている。
次に、本発明の第2実施形態の液状物収容容器300について、図7〜10を用いて説明する。液状物収容容器300は、第1の容器110Aの注出起点部21の重心P3と、第1の容器110Aの開口部の重心G3とを結ぶ線である第1の延長線L3と、第2の容器120Aの注出起点部21の重心P4と、第2の容器120Aの開口部の重心G4とを結ぶ線である第2の延長線L4とが交点Qで交差する点が第1実施形態と異なっている。より具体的には、この実施形態において注出起点部21は、連設線125を挟んで対向する位置で、フランジ部12の角部に形成されている。図7に示すように、第1の容器110Aのフランジ部12の第1部分121に注出起点部21が形成され、第2の容器120Aのフランジ部12の第2部分122に注出起点部21が形成されている。
上記の液状物収容容器300の変形例について、図12を用いて説明する。図12の液状物収容容器400は、上記の第1の容器110Aと第2の容器120Aとからなる液状物収容容器300に対して、更に第3の容器130Aと第4の容器140Aとが連設された4連のポーション容器である点が第2実施形態の液状物収容容器300と異なっている。
110、110A 第1の容器
120、120A 第2の容器
130、130A 第3の容器
140,140A 第4の容器
10、10a、310、310a 容器本体
11、311 開口部
12 フランジ部
12a フランジ部の外縁
12b フランジ部の外縁
121 フランジ部の第1部分
122 フランジ部の第2部分
125、126、127、128 連設線
13、313 側壁
13a、313a 第1側壁
13b、313b 第2側壁
13c、313c 第3側壁
14、314A、314B 底壁
15、315 胴部
20 シール部
21 注出起点部
22 ガイドシール部
23 注出起点部シール部以外のシール部
24 切欠き
30 蓋材
31 切離線
L1、L3 第1の延長線
L2、L4 第2の延長線
L5、L6 仮想線
S 仮想面
P1、P2、P3、P4 注出起点部の重心
G1、G2、G3、G4 開口部の重心
Claims (3)
- 少なくとも、第1の容器と第2の容器とを備え、
前記第1の容器および前記第2の容器はそれぞれ、開口部が形成された容器本体と、容器の開口部を覆う蓋材とを備え、
それぞれの容器本体は、底壁と、底壁から立設された側壁と、側壁の上部に連設されたフランジ部とを有し、
前記第1の容器のフランジ部の第1部分と、前記第2の容器のフランジ部の第2部分とが、連設線を介して連設されており、
それぞれの前記蓋材と前記フランジ部との間には周状のシール部が形成されており、
前記周状のシール部の一部には、シール部を剥離して液状物を注出可能な注出起点シール部が形成されており、
それぞれの前記注出起点シール部が、前記第1部分および前記第2部分に形成されており、
それぞれの前記注出起点シール部がそれぞれの容器の内側に向かって突出した形状である
液状物収容容器。 - 前記第1の容器の注出起点シール部の重心と、前記第1の容器の開口部の重心とを結ぶ線である第1の延長線と、
前記第2の容器の注出起点シール部の重心と、前記第2の容器の開口部の重心とを結ぶ線である第2の延長線とが平行に位置するように、それぞれの前記注出起点シール部が設けられている請求項1に記載の液状物収容容器。 - 前記第1の容器の注出起点シール部の重心と、前記第1の容器の開口部の重心とを結ぶ線である第1の延長線と、
前記第2の容器の注出起点シール部の重心と、前記第2の容器の開口部の重心とを結ぶ線である第2の延長線とが交差するように、それぞれの前記注出起点シール部が設けられている請求項1に記載の液状物収容容器。
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