JP2004083120A - 分配包装体 - Google Patents
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Abstract
【課題】蓋を折り曲げて内容物を折り曲げ開口部から抽出する際に折り曲げとと同時に内容物が飛出すことがないようにした分配包装体を提供する。
【解決手段】表面の中央部にハーフカット部3を設けた折り曲げ線4を有する硬質材の蓋1と、その蓋1の裏面に周縁部を固着され折り曲げ線4の両側にポケット部6,6を形成する可撓性部材の容器体5とからなり、それぞれのポケット部6,6は蓋1の折り曲げ線4の下方に位置する連通部7と連通してある包装体において、このポケット部6,6と連通部7を連通する連通路7’を前記可撓性部材と蓋1の裏面とで弱シールされた易剥離部7’で遮断してあることを特徴とする分配包装体とする。
【選択図】 図1
【解決手段】表面の中央部にハーフカット部3を設けた折り曲げ線4を有する硬質材の蓋1と、その蓋1の裏面に周縁部を固着され折り曲げ線4の両側にポケット部6,6を形成する可撓性部材の容器体5とからなり、それぞれのポケット部6,6は蓋1の折り曲げ線4の下方に位置する連通部7と連通してある包装体において、このポケット部6,6と連通部7を連通する連通路7’を前記可撓性部材と蓋1の裏面とで弱シールされた易剥離部7’で遮断してあることを特徴とする分配包装体とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調味料や飲料等の飲食品、化粧品や薬品等で液状、ペースト状、粉状、顆粒状、或いは粉状を呈した物を内容物として包装した分配包装体に関し、さらに詳しくは、これら内容物の一種以上のものを各別のポケット部に収容してある分配包装体であって、包装体に収容してある間は内容物同士が互いに混じり合うことが可能又は不能としてある包装体を片手の指でつまんで折り曲げて折り曲げによる開口部から抽出する際に、その内容物が折り曲げ操作と同時には開口部から飛び出さずにポケット部同士が衝接した時からはじめて飛び出るような構造とした分配包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、指でつまんで折り曲げ操作することにより、内容物を簡単に抽出できる小型の分配包装体が提案され市場に供されている。また、このような分配包装体については、例えば特開昭63−162460号公報や実公平3−1419号公報等に開示されている。
すなわち、これら分配包装体はいずれも、比較的堅固で平坦なシート状の蓋の裏面に可撓性を有する容器体の周縁部を固着してポケット部を形成し、このポケット部の中に内容物を封入すると共に、蓋の表面中央を通る軸線を、該蓋を折り曲げ易いようにするために蓋材の厚さの半分程の切れ目(ハーフカット)等を施した折り曲げ線として形成し、さらには内容物の抽出を容易にするために該軸線の中心にはピラミッド状或いは円錐台状等の突起を設けた構造としてある。
【0003】
そして使用に際しては、該包装体を指間に挟み、その蓋の上記軸線を中心として該ポケット部の両側を圧するように蓋をV字型に折り曲げ、この蓋の折り曲げ線上や線上に設けた突起等を破壊することにより生ずる開口部から内容物を抽出するものである。
なお、上記特開昭63−162460号公報や実公平3−1419号公報に記載された分配包装体はいずれも蓋の折り曲げ線の下方に「連通部」が設けてあり、各ポケット部はこの連通部と連通する構造としてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の分配包装体は図5の断面説明図に示すように、蓋1の折り曲げ線4の下方の連通部7内へポケット部6,6の中の内容物Aが容易に移動流入したり、滞留することが可能な構造であるため、蓋1の折り曲げによって開口部が生ずるとこれと殆ど同時に内容物が開口部から抽出(飛出)される。この際、折り曲げ操作を誤って開口部側を顔面の方向に向けて折り曲げたり、不注意な取り扱い操作をすることによって、顔や衣服を内容物の付着で汚すことがある。このことは取り扱い者が老人や子供等であったり、内容物が例えば醤油やソース、ドレッシング等の粘度の低い液体である場合に発生することがある問題として指摘されている。
【0005】
本発明の目的はこのような問題点を解消し、使用に際して、蓋を折り曲げて開口部が形成されても、いきなり内容物が飛び出すことがなく、ポケット部同士を接触させることによって、引き続き内容物に圧力が加えられてから内容物が抽出される構造とした分配包装体を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、表面の中央部にハーフカット部を設けた折り曲げ線を有する硬質材の蓋と、その蓋の裏面に周縁部を固着され折り曲げ線の両側にポケット部を形成する可撓性部材の容器体とからなり、それぞれのポケット部は蓋の折り曲げ線の下方に位置する連通部と連通してある包装体において、このポケット部と連通部を連通する連通路を前記可撓性部材と蓋の裏面とで弱シールされた易剥離部で遮断してあることを特徴とする。
【0007】
このようにすることにより、蓋の折り曲げと殆ど同時にその開口部から内容物が抽出(飛出)されることがないので、誤操作によって顔面や衣服を汚すことを防止することができる。また、この際連通部の全域を可撓性部材と蓋の裏面とで弱シールした易剥離部としてあるものとすると分配包装体を製する上で、熱風吹き付けによる弱シール形成技法も採用できることになり、技術的により容易に製造することができるのでよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づき、実施例をもって説明する。
図1は本発明に係る分配包装体の一実施例Pを示したもので、図1はその外観形状を示す斜視図であり、図2は図1のX−X線断面による内部構造を表す説明図である。また、図3の(イ)と(ロ)は連通部の一部又は全域を易剥離部で遮断した状態を示す拡大平面図であり、図4は本発明分配包装体のその他の実施例Qを示す斜視図である。図5は従来の分配包装体の内部構造を表す断面説明図である。
【0009】
図1と図2において、1は合成樹脂(例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、或いはポリスチレン共重合体)等の折り曲げることができる程度の硬質材からなる厚さ325μm程の蓋であり、この蓋1の表面中央の折り曲げ線(軸線という)上にハーフカット3が施され蓋1の折り曲げ時にハーフカット部3が破断して開口部が形成する構造とされている。
なお、図4はこの開口部がさらに容易に形成できるように蓋1の折り曲げ線上にハーフカット3を施したピラミッド形状の突起1aを設けた他の実施例を表したものであり、その他の部分の構造は図1と図2に示した分配包装体と同様であるので、重複説明を避け、本発明を図1と図2の分配包装体の実施例でもって説明する。
【0010】
図中の符号5はその周縁部を蓋1の裏面に固着させ固着域2としたポリエチレン或いはアルミ箔等の可撓性のあるシート部材からなる容器体Pであって、蓋1の折り曲げ線4の両側にポケット部6,6を形成し、ポケット部6,6の各々を弱シールされた連通路7’を介して折り曲げ線4の下方の連通部7に連結した構造に形成されている。
なお、本願において、説明の便宜上連通部7と連通路7’として文言上の使い分けをしているが、ポケット部6,6から折り曲げ線4の下方の連通部7に至るまでの間を連通路7’と講しているものであり、厳密に両者を区分けするものではない。したがってこれらを一括して連通部7で表現することもできる。
また、本願における弱シールとは固着シールのように材質同士が互いに溶着して剥離不能としたシールではなく、例えば低温圧着や熱風吹き付け等によってシート材が互いに易剥離(仮封止)状態で張合わされている状態のシールをいう。
【0011】
【作用】
以下、本発明分配包装体の作用を図1と図2に示した分配包装体Pの使用態様でもって説明する。
分配包装体Pは以上の構成からなるので、ポケット部6,6に収容してある内容物Aは蓋1の裏面と容器体5の上面とを全て固着域2の部分で完全に密封されている。したがって、内容物Aを抽出するに際しては、まず分配包装体Pの蓋1の表面を下方に向け折り曲げ線4を中心として蓋1の両端を指でつまみ、折り曲げ線4を介してその両側に形成したポケット部6,6を互いに引き寄せるようにV字形に折り曲げる。この折り曲げ操作により折り曲げ線4上のハーフカット部3が破断開口して内容物の抽出口が形成される。この時、ポケット部6,6と連通部7を連通する連通路7’は弱シールされた易剥離部7’としてあるので、内容物Aは分配包装体Pの外方へ抽出されることはない。引き続き折り曲げ操作を進めることによってポケット部6,6同士が衝接しポケット部6,6内の内容物Aは加圧される。この加圧力によって連通路(易剥離部)7’の弱シールが剥がされると共に内容物Aは折り曲げ線4の下方の連通部7に圧入され、これを経由して開口部から抽出される。
なお、以上の作用は連通部7を1ヵ所設けてある場合の分配包装体Pについてであるが、連通部7を複数としてあったり、蓋1の表面に開口を容易とする突起を設けてあったり、また連通部全域を弱シールしてある分配包装体(図4)の場合も同様の作用を奏するのでその説明は省略する。
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る分配包装体は、それぞれのポケット部と連通部とを連結している連通路を弱シールによる易剥離部で遮断してあるので、蓋の折り曲げによって抽出開口部が形成されても即刻内容物が抽出(飛出)されることはない。
したがって誤操作によって蓋を折り曲げても、ポケット同士が衝接し加圧されるまでは内容物が分配包装体から飛び出すことはないので、不意をつかれての顔や衣服を内容物で汚すことを防止できる。
また、生産者にとっても消費者からの汚れ等に関する苦情が少ないものとなり、販売上も好ましいものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分配包装体の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】(イ) 本発明に係る連通路を弱シールで遮断した状態を示す要部拡大平面図。
(ロ) 連通部と連通路の全域を弱シールした状態を示す要部拡大平面図。
【図4】蓋表面にピラミッド状突起を設けたその他の実施例を示す斜視図。
【図5】従来の分配包装体の正面断面図。
【符号の説明】
1 蓋
1a 突起
2 固着域
3 ハーフカット部
4 折り曲げ線
5 容器体
6 ポケット部
7 連通部
7’ 連通路(易剥離部)
P 分配包装体
Q 分配包装体
R 従来の分配包装体
A 内容物
【発明の属する技術分野】
本発明は、調味料や飲料等の飲食品、化粧品や薬品等で液状、ペースト状、粉状、顆粒状、或いは粉状を呈した物を内容物として包装した分配包装体に関し、さらに詳しくは、これら内容物の一種以上のものを各別のポケット部に収容してある分配包装体であって、包装体に収容してある間は内容物同士が互いに混じり合うことが可能又は不能としてある包装体を片手の指でつまんで折り曲げて折り曲げによる開口部から抽出する際に、その内容物が折り曲げ操作と同時には開口部から飛び出さずにポケット部同士が衝接した時からはじめて飛び出るような構造とした分配包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、指でつまんで折り曲げ操作することにより、内容物を簡単に抽出できる小型の分配包装体が提案され市場に供されている。また、このような分配包装体については、例えば特開昭63−162460号公報や実公平3−1419号公報等に開示されている。
すなわち、これら分配包装体はいずれも、比較的堅固で平坦なシート状の蓋の裏面に可撓性を有する容器体の周縁部を固着してポケット部を形成し、このポケット部の中に内容物を封入すると共に、蓋の表面中央を通る軸線を、該蓋を折り曲げ易いようにするために蓋材の厚さの半分程の切れ目(ハーフカット)等を施した折り曲げ線として形成し、さらには内容物の抽出を容易にするために該軸線の中心にはピラミッド状或いは円錐台状等の突起を設けた構造としてある。
【0003】
そして使用に際しては、該包装体を指間に挟み、その蓋の上記軸線を中心として該ポケット部の両側を圧するように蓋をV字型に折り曲げ、この蓋の折り曲げ線上や線上に設けた突起等を破壊することにより生ずる開口部から内容物を抽出するものである。
なお、上記特開昭63−162460号公報や実公平3−1419号公報に記載された分配包装体はいずれも蓋の折り曲げ線の下方に「連通部」が設けてあり、各ポケット部はこの連通部と連通する構造としてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の分配包装体は図5の断面説明図に示すように、蓋1の折り曲げ線4の下方の連通部7内へポケット部6,6の中の内容物Aが容易に移動流入したり、滞留することが可能な構造であるため、蓋1の折り曲げによって開口部が生ずるとこれと殆ど同時に内容物が開口部から抽出(飛出)される。この際、折り曲げ操作を誤って開口部側を顔面の方向に向けて折り曲げたり、不注意な取り扱い操作をすることによって、顔や衣服を内容物の付着で汚すことがある。このことは取り扱い者が老人や子供等であったり、内容物が例えば醤油やソース、ドレッシング等の粘度の低い液体である場合に発生することがある問題として指摘されている。
【0005】
本発明の目的はこのような問題点を解消し、使用に際して、蓋を折り曲げて開口部が形成されても、いきなり内容物が飛び出すことがなく、ポケット部同士を接触させることによって、引き続き内容物に圧力が加えられてから内容物が抽出される構造とした分配包装体を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、表面の中央部にハーフカット部を設けた折り曲げ線を有する硬質材の蓋と、その蓋の裏面に周縁部を固着され折り曲げ線の両側にポケット部を形成する可撓性部材の容器体とからなり、それぞれのポケット部は蓋の折り曲げ線の下方に位置する連通部と連通してある包装体において、このポケット部と連通部を連通する連通路を前記可撓性部材と蓋の裏面とで弱シールされた易剥離部で遮断してあることを特徴とする。
【0007】
このようにすることにより、蓋の折り曲げと殆ど同時にその開口部から内容物が抽出(飛出)されることがないので、誤操作によって顔面や衣服を汚すことを防止することができる。また、この際連通部の全域を可撓性部材と蓋の裏面とで弱シールした易剥離部としてあるものとすると分配包装体を製する上で、熱風吹き付けによる弱シール形成技法も採用できることになり、技術的により容易に製造することができるのでよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づき、実施例をもって説明する。
図1は本発明に係る分配包装体の一実施例Pを示したもので、図1はその外観形状を示す斜視図であり、図2は図1のX−X線断面による内部構造を表す説明図である。また、図3の(イ)と(ロ)は連通部の一部又は全域を易剥離部で遮断した状態を示す拡大平面図であり、図4は本発明分配包装体のその他の実施例Qを示す斜視図である。図5は従来の分配包装体の内部構造を表す断面説明図である。
【0009】
図1と図2において、1は合成樹脂(例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、或いはポリスチレン共重合体)等の折り曲げることができる程度の硬質材からなる厚さ325μm程の蓋であり、この蓋1の表面中央の折り曲げ線(軸線という)上にハーフカット3が施され蓋1の折り曲げ時にハーフカット部3が破断して開口部が形成する構造とされている。
なお、図4はこの開口部がさらに容易に形成できるように蓋1の折り曲げ線上にハーフカット3を施したピラミッド形状の突起1aを設けた他の実施例を表したものであり、その他の部分の構造は図1と図2に示した分配包装体と同様であるので、重複説明を避け、本発明を図1と図2の分配包装体の実施例でもって説明する。
【0010】
図中の符号5はその周縁部を蓋1の裏面に固着させ固着域2としたポリエチレン或いはアルミ箔等の可撓性のあるシート部材からなる容器体Pであって、蓋1の折り曲げ線4の両側にポケット部6,6を形成し、ポケット部6,6の各々を弱シールされた連通路7’を介して折り曲げ線4の下方の連通部7に連結した構造に形成されている。
なお、本願において、説明の便宜上連通部7と連通路7’として文言上の使い分けをしているが、ポケット部6,6から折り曲げ線4の下方の連通部7に至るまでの間を連通路7’と講しているものであり、厳密に両者を区分けするものではない。したがってこれらを一括して連通部7で表現することもできる。
また、本願における弱シールとは固着シールのように材質同士が互いに溶着して剥離不能としたシールではなく、例えば低温圧着や熱風吹き付け等によってシート材が互いに易剥離(仮封止)状態で張合わされている状態のシールをいう。
【0011】
【作用】
以下、本発明分配包装体の作用を図1と図2に示した分配包装体Pの使用態様でもって説明する。
分配包装体Pは以上の構成からなるので、ポケット部6,6に収容してある内容物Aは蓋1の裏面と容器体5の上面とを全て固着域2の部分で完全に密封されている。したがって、内容物Aを抽出するに際しては、まず分配包装体Pの蓋1の表面を下方に向け折り曲げ線4を中心として蓋1の両端を指でつまみ、折り曲げ線4を介してその両側に形成したポケット部6,6を互いに引き寄せるようにV字形に折り曲げる。この折り曲げ操作により折り曲げ線4上のハーフカット部3が破断開口して内容物の抽出口が形成される。この時、ポケット部6,6と連通部7を連通する連通路7’は弱シールされた易剥離部7’としてあるので、内容物Aは分配包装体Pの外方へ抽出されることはない。引き続き折り曲げ操作を進めることによってポケット部6,6同士が衝接しポケット部6,6内の内容物Aは加圧される。この加圧力によって連通路(易剥離部)7’の弱シールが剥がされると共に内容物Aは折り曲げ線4の下方の連通部7に圧入され、これを経由して開口部から抽出される。
なお、以上の作用は連通部7を1ヵ所設けてある場合の分配包装体Pについてであるが、連通部7を複数としてあったり、蓋1の表面に開口を容易とする突起を設けてあったり、また連通部全域を弱シールしてある分配包装体(図4)の場合も同様の作用を奏するのでその説明は省略する。
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る分配包装体は、それぞれのポケット部と連通部とを連結している連通路を弱シールによる易剥離部で遮断してあるので、蓋の折り曲げによって抽出開口部が形成されても即刻内容物が抽出(飛出)されることはない。
したがって誤操作によって蓋を折り曲げても、ポケット同士が衝接し加圧されるまでは内容物が分配包装体から飛び出すことはないので、不意をつかれての顔や衣服を内容物で汚すことを防止できる。
また、生産者にとっても消費者からの汚れ等に関する苦情が少ないものとなり、販売上も好ましいものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る分配包装体の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】(イ) 本発明に係る連通路を弱シールで遮断した状態を示す要部拡大平面図。
(ロ) 連通部と連通路の全域を弱シールした状態を示す要部拡大平面図。
【図4】蓋表面にピラミッド状突起を設けたその他の実施例を示す斜視図。
【図5】従来の分配包装体の正面断面図。
【符号の説明】
1 蓋
1a 突起
2 固着域
3 ハーフカット部
4 折り曲げ線
5 容器体
6 ポケット部
7 連通部
7’ 連通路(易剥離部)
P 分配包装体
Q 分配包装体
R 従来の分配包装体
A 内容物
Claims (2)
- 表面の中央部にハーフカット部を設けた折り曲げ線を有する硬質材の蓋と、その蓋の裏面に周縁部を固着され折り曲げ線の両側にポケット部を形成する可撓性部材の容器体とからなり、それぞれのポケット部は蓋の折り曲げ線の下方に位置する連通部と連通してある包装体において、このポケット部と連通部を連通する連通路を前記可撓性部材と蓋の裏面とで弱シールされた易剥離部で遮断してあることを特徴とする分配包装体。
- 連通部の全域を可撓性部材と蓋の裏面とで弱シールした易剥離部としてある請求項1記載の分配包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002281952A JP2004083120A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 分配包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002281952A JP2004083120A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 分配包装体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004083120A true JP2004083120A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32063516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002281952A Pending JP2004083120A (ja) | 2002-08-22 | 2002-08-22 | 分配包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004083120A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011126585A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Hiroko Mochizuki | 折曲げ開封用包装容器 |
JP2017119522A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 大日本印刷株式会社 | 液状物収容容器 |
JP2018167871A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社フューチャーラボ | 折曲げ開封包装体 |
JP2020011779A (ja) * | 2019-10-25 | 2020-01-23 | 大日本印刷株式会社 | 液状物収容容器 |
-
2002
- 2002-08-22 JP JP2002281952A patent/JP2004083120A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011126585A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Hiroko Mochizuki | 折曲げ開封用包装容器 |
JP2017119522A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 大日本印刷株式会社 | 液状物収容容器 |
JP2018167871A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 株式会社フューチャーラボ | 折曲げ開封包装体 |
JP2020011779A (ja) * | 2019-10-25 | 2020-01-23 | 大日本印刷株式会社 | 液状物収容容器 |
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