JP6691264B2 - 電流センサ - Google Patents

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Description

本発明は、被測定電流によって生じる磁界に基づいて電流値を算出する電流センサ、特に隣に位置するバスバからの影響を低減させる電流センサに関する。
被測定電流によって生じる磁界に基づいて電流値を算出する電流センサとしては、特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の電流センサは、3相交流モータに3相交流電力を伝達するバスバの近傍に設けられ、これらの各バスバの電流を磁電変換素子によって計測している。
この種のバスバにおける電流センサは、複数の金属板を、その板厚面を上下に配置して縦に並列に配置し、板厚の端面の一方(上方)から矩形状に切り欠きを設け、その切り欠き部分に磁電変換素子を配置してバスバに流れる電流を計測している。
磁電変換素子は、感磁面がバスバの板厚面に向くように配置され、その配置される高さは、隣に位置するバスバの磁界中心の高さに合わせている。これは、隣に位置するバスバからの磁界中心を磁電変換素子の感磁面と直交させて、隣のバスバからのノイズの影響を磁電変換素子が受けないようにするためである。
特許文献1では、その図1に記載されているように、磁電変換素子の設置の構成として、バスバの延伸方向にずらして設けられた切り欠きの形状に合わせてクランク状に基板を形成し、その基板を水平方向に配置し、その基板の表面に磁電変換素子を設けている。
特開2015−152418号公報
特許文献1に記載の電流センサは、バスバに形成された矩形状の切り欠きによって、隣に位置するバスバの電流中心がバスバの高さ方向の中心から移動している点に鑑み、磁電変換素子の設置位置を、隣に位置するバスバの電流中心となるように配置している。
一方、この種のバスバは、ハイブリッド車等の車両に用いられることが多い。車両に用いられるバスバは、他の機器との関係や小型化の要請等の問題から、複数箇所で直角に曲げる必要があり、さらに直線部分を長くすることができない。
このような状況において、特許文献1に記載のように磁電変換素子を配置すると、磁電変換素子を設置するための切り欠きを直角のコーナ部の近傍に配置しなければならない。本願発明者等が検証したところによると、バスバのコーナ部近傍に切り欠き部を設ける場合、磁電変換素子に対して隣に位置するバスバの磁界の影響が大きくなり、磁電変換素子に対するノイズの増大が避けられず、SN比が低下することが判明した。
本発明は、上記課題を解決するために、バスバのコーナ部近傍に切り欠き部及び磁電変換素子を配置した場合であっても、隣に位置するバスバの磁界の影響を低減させることができる電流センサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電流センサは、平行に配置された複数のバスバと、前記バスバに流れる電流によって生じる誘導磁界を検出する磁電変換素子と、前記磁電変換素子が実装される絶縁性の基板と、を備える電流センサであって、前記バスバは、水平面を基準面としたときに、前記基準面から上方に立ち上がる立ち上がり部と、前記立ち上がり部から前記基準面と平行な方向に延びる延伸部と、前記延伸部の上端から下方に向けて凹む切り欠き部と、前記切り欠き部の下方を含むように設けられ前記延伸部の下端から下方に向けて突出する段差部とを備え、前記複数のバスバは、少なくとも第1バスバと、前記第1バスバの隣に位置する第2バスバを有し、前記第1バスバは、前記立ち上がり部である第1立ち上がり部と、前記延伸部である第1延伸部と、前記切り欠き部である第1切り欠き部と、前記段差部である第1段差部とを有し、前記第2バスバは、前記立ち上がり部である第2立ち上がり部と、前記延伸部である第2延伸部と、前記切り欠き部である第2切り欠き部と、前記段差部である第2段差部とを有し、前記磁電変換素子は、実装面が前記切り欠き部内においてその底面に対向するとともに、隣に位置するバスバの側面と感度軸とが直交するように配置され、前記第1バスバに設置される第1磁電変換素子と、前記第2バスバに設置される第2磁電変換素子とを有し、前記第1段差部は、前記第1立ち上がり部から前記第1延伸部の延伸方向に離間して設けられ、前記第2電磁変換素子は、前記第1立ち上がり部と前記第1切り欠き部との間に位置する前記第1延伸部の側面に対面するように配置され、前記第2段差部は、前記第2立ち上がり部から前記第2延伸部の延伸方向に連続して設けられ、前記第1電磁変換素子は、延伸方向で前記第2切り欠き部に連続して位置する前記第2延伸部の側面に対面するように配置され、前記第2磁電変換素子は、前記第1磁電変換素子よりも下方に配置されていることを特徴とする。
本発明の電流センサによれば、第2バスバは、第1バスバと比較して、磁電変換素子が立ち上がり部に近い位置に配置されている。第2切り欠き部内に位置する第2磁電変換素子は、第1バスバの第1立ち上がり部と第1段差部との間の第1延伸部の側面に対面している。近年におけるバスバの小型化の要請に伴い、第1バスバにおける第1延伸部の延伸方向の長さを短くする必要が生じている。本願発明者等の種々の実験によれば、当該第1延伸部の長さが短い場合、この第1延伸部内を通る電流の中心は、第1延伸部の下方に移動することが確認されている。
本発明の電流センサでは、第2磁電変換素子を、第1磁電変換素子よりも下方に配置している。このため、第2磁電変換素子の側面に隣に位置する第1バスバの第1延伸部で生じる磁界の影響を受けないようにすることができる。
また、本発明の電流センサでは、磁電変換素子が、切り欠き部内においてその底面に対向するとともに、隣に位置するバスバの側面と感度軸とが直交するように配置されている。感度軸は、磁電変換素子における誘導磁界の検出に適した方向を示す軸であり、この感度軸を隣に位置するバスバの側面と直交させることにより、当該バスバからの誘導磁界の影響を受けないようにしている。
また、本発明の電流センサにおいては、前記第1磁電変換素子が前記基板の上面に実装され、前記第2磁電変換素子が前記基板の下面に実装されていることが好ましい。当該構成によれば、基板の上面(表面)と下面(裏面)に第1磁電変換素子と第2磁電変換素子を実装すればよいので、容易に第2磁電変換素子を第1磁電変換素子に対して下方の位置に配置することができる。
また、当該構成において、前記第1立ち上がり部と前記第1段差部との間に位置する前記第1延伸部の下端縁が、前記第1段差部より延伸方向に位置する前記第1延伸部の下端縁よりも下方に位置してもよい。上述のように、基板の上面と下面に磁電変換素子を実装する場合、第1バスバの形状や基板の厚さによっては、第1バスバの第1延伸部で生じる磁界の中心と第2磁電変換素子の上下方向の位置がずれる場合がある。このような場合であっても、当該第1延伸部の下端縁の位置を変更することにより、第1延伸部を流れる電流により生じる磁界の中心と第2磁電変換素子の上下方向の位置を調整することができる。
また、本発明の電流センサにおいては、前記第2延伸部における前記第2段差部に連続する部分に、前記第2延伸部の下端から上方に設けられた調整用切り欠き部を有していてもよい。調整用切り欠き部の切り欠き深さを変更することにより、第2延伸部を流れる電流により生じる磁界の中心と第1磁電変換素子の上下方向の位置を調整することができる。
本発明によれば、電流センサにおいて、バスバの立ち上がり部近傍に切り欠き部及び磁電変換素子を配置した場合であっても、隣に位置するバスバの磁界の影響を低減させることができる。
本発明の実施形態の一例である電流センサの概要を示す斜視図。 (A)は本実施形態における第1バスバを側面から見た状態を示す説明図、(B)は本実施形態における第2バスバを側面から見た状態を示す説明図。 図1の電流センサの平面図。 図1のIV−IV線断面図。 図1のV−V線断面図。 (A)は本実施形態の一変形例に係る第1バスバを側面から見た状態を示す説明図、(B)は本実施形態の一変形例に係る第2バスバを側面から見た状態を示す説明図。
次に、本発明の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。本実施形態の電流センサ1は、図1に示すように、平行に3本のバスバが配置され、各バスバに切り欠き部が設けられ、当該切り欠き部に対して磁電変換素子を実装した基板を配置したものとなっている。磁電変換素子としては、例えば、磁気抵抗効果素子を用いることができる。
図1において、各バスバは、手前側と奥側に第1バスバ10が配置され、その間に第2バスバ20が配置されている。この第1バスバ10及び第2バスバ20は、図1及び図2に示すように、金属板をプレス加工等することにより形成したものであり、板厚方向を上下方向(図1におけるZ方向)及び延伸方向(図1におけるY方向)に向けて設置されている。また、これらのバスバの側面は、図1においてX方向に向いた状態となる。
また、これらのバスバは、それぞれ他の機器等に接続される端子部(第1端子部11,第2端子部21)を有している。本実施形態においては、この端子部の裏面を基準面(水平面)Bとする。
第1バスバ10は、基準面Bの第1端子部11から上方に立ち上がる第1立ち上がり部12と、第1立ち上がり部12の上端に位置する第1コーナ部13と、第1コーナ部13から延伸方向に延びる第1延伸部14を有している。
また、第1延伸部14には、上方から下方に向けて角U字状(矩形状)に切り欠かれた第1切り欠き部15が設けられている。この第1切り欠き部15内に後述する第1磁電変換素子18が配置される。また、第1切り欠き部15の下方(具体的には第1切り欠き部15の底面である第1底面16の下方)を含むように、第1延伸部14の下端部から下方に向けて突出する第1段差部17が設けられている。
本実施形態においては、第1バスバ10の第1延伸部14は、第1立ち上がり部12に近い位置に位置する近位第1延伸部14aと、第1切り欠き部15よりも延伸方向に位置する遠位第1延伸部14bに分かれている。
本実施形態では、近位第1延伸部14aの上下方向の幅は、遠位第1延伸部14bの上下方向の幅よりも広くなっている。即ち、図2(A)に示すように、近位第1延伸部14aの下端縁が遠位第1延伸部14bの下端縁よりも長さΔLだけ下方に配置されている。
第2バスバ20は、基準面Bの第2端子部21から立ち上がる第2立ち上がり部22と、第2立ち上がり部22の上端に位置する第2コーナ部23と、延伸方向に延びる第2延伸部24を有している。また、第2延伸部24には、上方から下方に向けて角U字状に切り欠かれた第2切り欠き部25と、第2切り欠き部25と、第2切り欠き部25の底面である第2底面26から下方に向けて突出する第2段差部27が設けられている。第2切り欠き部25内に後述する第2磁電変換素子28が配置される。本実施形態においては、第2段差部27は第2立ち上がり部22と連続して設けられており、第2立ち上がり部22と第2段差部27との間には第2延伸部24は設けられていない。
基板2は、図1及び図2に示すように、2本の第1バスバ10及び1本の第2バスバ20に亘って水平方向に配置されている。基板2の上面には2個の第1磁電変換素子18が実装されており、下面には1個の第2磁電変換素子28が実装されている。なお、基板2のその他の構成については図示を省略している。
第1磁電変換素子18は、図1及び図2に示すように、第1バスバ10の第1切り欠き部15内において第1底面16の上方に配置されている。第1磁電変換素子18は、基板2の上面に実装されているので、第1実装面18aが基板2を介して第1底面16に対面するように固定されている。また、第1磁電変換素子18は、図3に示すように、感度軸である第1感度軸18b(図3における第1磁電変換素子18の内部の矢印)が、隣接する第2バスバ20の第2延伸部24の側面と直交するように設けられている。
第2磁電変換素子28は、図1及び図2に示すように、第2バスバ20の第2切り欠き部25内において第2底面26の上方に配置されている。第2磁電変換素子28は、基板2の下面に実装されているので、第2実装面28aが第2底面26に直接対面するように固定されている。また、第2磁電変換素子28は、図3に示すように、感度軸である第2感度軸28b(図3における第2磁電変換素子28の内部の矢印)が両方の側面に隣接する第1バスバ10の近位第1延伸部14aの側面と直交するように設けられている。
このように、本実施形態では、第1感度軸18b及び第2感度軸28bが、基板2の表面又は裏面に平行な面(X−Y方向)において、X方向に向けて配置されている。これにより、第1感度軸18bは、第1バスバ10の第1切り欠き部15内において、第1延伸部14の延伸方向(Y方向)と直交する方向に配置される。第2感度軸28bも同様に、第2延伸部24の延伸方向と直交する方向に配置される。
次に、本実施形態の電流センサ1において、第1バスバ10及び第2バスバ20の電流を検出する際の作動について説明する。図2(A)及び(B)において、符号Aで示す点線は、第1バスバ10及び第2バスバ20内の電流の流れの中心を示している。
第1バスバ10に電流が流れると、図2(A)に示すように、電流は第1立ち上がり部12を上方に進み、第1コーナ部13、近位第1延伸部14aを進み、第1切り欠き部15の個所で第1段差部17側に迂回し、第1段差部17から遠位第1延伸部14bに流れる。
図2(A)に示すように、近位第1延伸部14aにおいては、電流は第1立ち上がり部12から第1コーナ部13で湾曲されて近位第1延伸部14aに流れるが、近位第1延伸部14aの後端部分に第1切り欠き部15があるため、近位第1延伸部14aの中心位置(図2(A)における一点鎖線C’)よりも下方の位置を流れる(図2(A)における点C)。
本実施形態では、図4に示すように、第2磁電変換素子28の上下方向の位置を、この近位第1延伸部14aにおける電流中心の位置Cに合わせて配置している。これにより、第2磁電変換素子28において、隣に位置する第1バスバ10からの磁界Mの影響を低減している。また、本実施形態では、近位第1延伸部14aの上下方向の幅が遠位第1延伸部14bの上下方向の幅よりも広くなっているので、第1バスバ10の電気抵抗を低減させることができる。
第2バスバ20においては、図2(B)に示すように、第2立ち上がり部22と第2段差部27とが連続して形成されているため、電流は第2立ち上がり部22を上方に進み、第2段差部27を通って第2延伸部24に流れる。その際、電流の中心は第2段差部27を斜め方向に上昇するとともに、第2延伸部24の上下方向のほぼ中心位置を通る(図2(B)における点D及び一点鎖線D’)。
本実施形態では、図5に示すように、第1磁電変換素子18の上下方向の位置を、この第2延伸部24における電流中心の位置Dに合わせて配置している。これにより、第1磁電変換素子18において、隣に位置する第2バスバ20からの磁界Mの影響を低減している。
本実施形態の電流センサ1は、上述のように、基板2の表面に第1磁電変換素子18を実装し、基板2の裏面に第2磁電変換素子28を実装することにより、第2磁電変換素子28を第1磁電変換素子18よりも下方位置に配置している。よって、第2磁電変換素子28の上下方向の位置を第1磁電変換素子18と異ならせるために、基板の形状を変更したり、他の部材を追加したりする等の手段を必要としないので、簡易な構成で第2磁電変換素子28の位置の調整を行うことができる。
上述のように、第1バスバ10と第2バスバ20との形状は異なるため、これらのバスバの抵抗が異なる場合がある。具体的には、第1バスバ10の方が第2バスバ20よりも電流路が長くなるため、抵抗が相対的に大きくなりやすい。そのような場合には、近位第1延伸部14aの下端を遠位第1延伸部14bの下端よりも下方になるようにすることにより、近位第1延伸部14aと第1段差部との連結部分における断面積を大きくすることができ、第1バスバ10の抵抗を低下させることができる。
また、基板2の厚さが異なるものを使用する場合、第1磁電変換素子18の上下方向の位置と第2磁電変換素子28の上下方向の相対位置が異なることになる。その場合には、基板2の上下に設けられた第1磁電変換素子18および第2磁電変換素子28の磁気的な位置が適切になるように、第1バスバ10および第2バスバ20の形状を変更すればよい。
図6(A)は、本実施形態の一変形例に係る第1バスバを側面から見た状態を示す説明図である。図6(B)は、本実施形態の一変形例に係る第2バスバを側面から見た状態を示す説明図である。図6(A)に示されるように、近位第1延伸部14aの下端縁14aLの位置を調整することにより、第1延伸部14に流れる電流の中心位置を上下方向に変更することが可能である。図6(A)では、近位第1延伸部14aの下端縁14aLの位置が二点鎖線の位置であった場合における電流路が符号A10で表され、近位第1延伸部14aの下端縁14aLの位置が実線の位置であった場合における電流路が符号A1で表されている。
このように、近位第1延伸部14aの下端縁14aLの位置を下方に変更することにより、電流路を下方に移動させることができる。その結果、第2磁電変換素子28の位置が下方に変更された場合であっても、第1バスバ10を流れる電流による誘導磁界を、第2磁電変換素子28の第2実装面28a及び第2感度軸28bに対してより直交に近い状態で交差させることができる。
あるいは、図6(B)に示されるように、第2延伸部24における第2段差部27に連続する部分に第2延伸部24の下端縁24Lから上方に凹む調整用切り欠き部29を設けて、その切り欠き深さを調整することにより、第2段差部27から第2延伸部24へと流れる電流の中心位置を上下方向に変更することが可能である。図6(B)では、第2延伸部24の下端縁24Lの位置が二点鎖線の位置であった場合における電流路が符号A20で表され、調整用切り欠き部29が設けられて、第2延伸部24の下端縁24Lの位置が実線の位置となった場合における電流路が符号A2で表されている。
このように、調整用切り欠き部29を設けて第2延伸部24の下端縁24Lの位置を上方に変更することにより、電流路を上方に移動させることができる。その結果、第1磁電変換素子18の位置が上方に変更された場合であっても、第2バスバ20を流れる電流による誘導磁界を、第1磁電変換素子18の第1実装面18a及び第1感度軸18bに対してより直交に近い状態で交差させることができる。
なお、上記実施形態では、第1バスバ10を2本、第2バスバ20を1本としているが、第2バスバ20を2本、第1バスバ10を1本としてもよい。また、各バスバの本数は、3本に限らず、任意の本数とすることができる。
また、第1バスバ10及び第2バスバ20の形状を、図1乃至図6で示す形状としているが、これに限らず、異なる形状としてもよい。例えば、各バスバの角部を直角に形成しているが、角部を直線状又は円弧状に面取りしてもよい。
また、第1バスバ10において、第1端子部11から第1立ち上がり部12を垂直に立ち上げているが、異なる角度に形成してもよい。また、第1立ち上がり部12と第1延伸部14も角度が直角になっているが、異なる角度としてもよい。これは、第2バスバ20も同様である。
また、第1バスバ10において、第1段差部17を流れる電流は、その上方(第1切り欠き部15側)を主として流れる。したがって、第1段差部17の下端の延伸方向長さを上端の延伸方向の長さよりも短くする、すなわち、下底が短い台形のようにしてもよい。そのようにすることで、第1バスバ10を軽量化することができる。
また、磁電変換素子としては、磁気抵抗効果素子の他、ホール素子等、他の種類の素子を用いてもよい。ホール素子の場合、本発明においては、感磁面の法線方向を感度軸方向と定義する。
1…電流センサ
2…基板
10…第1バスバ
11…第1端子部
12…第1立ち上がり部
13…第1コーナ部
14…第1延伸部
14a…近位第1延伸部
14aL…近位第1延伸部の下端縁
14b…遠位第1延伸部
15…第1切り欠き部
16…第1底面
17…第1段差部
18…第1磁電変換素子
18a…第1実装面
18b…第1感度軸
20…第2バスバ
21…第2端子部
22…第2立ち上がり部
23…第2コーナ部
24…第2延伸部
24L…第2延伸部の下端縁
25…第2切り欠き部
26…第2底面
27…第2段差部
28…第2磁電変換素子
28a…第2実装面
28b…第2感度軸
29…調整用切り欠き部
B…基準面

Claims (4)

  1. 平行に配置された複数のバスバと、前記バスバに流れる電流によって生じる誘導磁界を検出する磁電変換素子と、前記磁電変換素子が実装される絶縁性の基板と、を備える電流センサであって、
    前記バスバは、水平面を基準面としたときに、前記基準面から上方に立ち上がる立ち上がり部と、前記立ち上がり部から前記基準面と平行な方向に延びる延伸部と、前記延伸部の上端から下方に向けて凹む切り欠き部と、前記切り欠き部の下方を含むように設けられ前記延伸部の下端から下方に向けて突出する段差部とを備え、
    前記複数のバスバは、少なくとも第1バスバと、前記第1バスバの隣に位置する第2バスバを有し、
    前記第1バスバは、前記立ち上がり部である第1立ち上がり部と、前記延伸部である第1延伸部と、前記切り欠き部である第1切り欠き部と、前記段差部である第1段差部とを有し、
    前記第2バスバは、前記立ち上がり部である第2立ち上がり部と、前記延伸部である第2延伸部と、前記切り欠き部である第2切り欠き部と、前記段差部である第2段差部とを有し、
    前記磁電変換素子は、実装面が前記切り欠き部内においてその底面に対向するとともに、隣に位置するバスバの側面と感度軸とが直交するように配置され、前記第1バスバに設置される第1磁電変換素子と、前記第2バスバに設置される第2磁電変換素子とを有し、
    前記第1段差部は、前記第1立ち上がり部から前記第1延伸部の延伸方向に離間して設けられ、前記第2磁電変換素子は、前記第1立ち上がり部と前記第1切り欠き部との間に位置する前記第1延伸部の側面に対面するように配置され、
    前記第2段差部は、前記第2立ち上がり部から前記第2延伸部の延伸方向に連続して設けられ、前記第1磁電変換素子は、延伸方向で前記第2切り欠き部に連続して位置する前記第2延伸部の側面に対面するように配置され、
    前記第2磁電変換素子は、前記第1磁電変換素子よりも下方に配置されていることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記第1磁電変換素子が前記基板の上面に実装され、前記第2磁電変換素子が前記基板の下面に実装されていることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記第1立ち上がり部と前記第1段差部との間に位置する前記第1延伸部の下端縁が、前記第1段差部より延伸方向に位置する前記第1延伸部の下端縁よりも下方に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の電流センサ。
  4. 前記第2延伸部における前記第2段差部に連続する部分に、前記第2延伸部の下端から上方に設けられた調整用切り欠き部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の電流センサ。
JP2019504398A 2017-03-06 2018-02-05 電流センサ Active JP6691264B2 (ja)

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