JP6688463B2 - 車輪速センサのブラケット及び車輪速センサ - Google Patents

車輪速センサのブラケット及び車輪速センサ Download PDF

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Description

本発明は、車輪速センサのブラケット及び車輪速センサに関する。
従来、自動車等の車両には、車輪の回転速度の測定に使用される車輪速センサが取り付けられている。例えば下記特許文献1に記載の車輪速センサは、磁界の変化を電気信号に変換してリード端子から出力する磁電変換子を有し、車輪とともに回転するロータの近傍にボルト締めにより固定される。車輪速センサが車両に固定された状態では磁電変換子の上面がロータに対向配置され、ロータの回転による磁界変動が検出されるようになっている。
車輪速センサを車両に固定するためのボルトは、車輪速センサに備えられたブラケットの挿通孔に挿通されて締め付けられる。ブラケットには、金属製の筒状部品がインサート成形により埋め込まれており、この筒状部品の軸孔がボルトの挿通孔となり、筒状部品の軸方向の端面がボルトの座面となっている。ボルトの座面に対しボルトの頭部が点当たりになっていると十分な接触面積が確保されず、ボルトに緩みが生じる虞があるため、ボルトの緩みを防止するべく締め付けトルクを大きくすることになる。金属製の筒状部品は強度が高いので、締め付けトルクを大きくしても座屈が防止される。
特開2015−141129号公報
しかしながら、上記のように金属製の筒状部品をインサート成形するものはコストが高くなるという問題がある。また、仮にボルトの座面が腐食した場合には、ボルトが緩んでしまう虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、低コスト化を図ることができ、またボルトの緩みを防ぐことが可能な車輪速センサ用のブラケット及び車輪速センサを提供することを目的とする。
本発明の車輪速センサのブラケットは、車輪速を検出する車輪速センサを車両の被固定部に固定するブラケットであり、前記被固定部に固定されるボルトが挿通される挿通孔と、車輪速センサ複合体が挿通される取付孔とが形成された合成樹脂製の本体部と、前記被固定部と反対側の前記挿通孔の周方向に沿って設けられ、前記ボルトの締め付けに伴って圧潰される圧潰部と、を備えているものである。
本発明の車輪速センサは、前記ブラケットと、車輪速センサ複合体をさらに備え、前記車輪速センサ複合体が、前記ブラケットの取付孔に樹脂成形されるものである。
本発明によれば、圧潰部が潰れることによってボルトの座面とボルトの頭部との接触面積が確実に確保されるから、小さな締め付けトルクでボルトの緩みを防止することができる。よって、強度確保のために金属製の筒状部品をインサート成形しなくてもよく、また金属製の筒状部品を用いないから座面の腐食によるボルトの緩みを防ぐことができる。すなわち本発明の構成によれば、低コスト化を図ることができ、またボルトの緩みを防ぐことができる。
実施例1にかかる車輪速センサを示す斜視図 被固定部に固定された状態の車輪速センサを示す断面図 ロータと車輪速センサとの位置関係を概略的に示す概略図 ブラケットを示す斜視図 ブラケットを示す平面図 実施例2にかかるブラケットを示す斜視図 ブラケットを示す平面図 実施例3にかかるブラケットを示す斜視図 ブラケットを示す平面図 実施例4にかかるブラケットを示す斜視図 ブラケットを示す平面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の車輪速センサのブラケットは、前記圧潰部が、複数の小さな突起であるものとしてもよい。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1について、図1〜図5を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における車輪速センサSは、車両に取り付けられる車両用センサであり、なかでも車輪速の測定に使用されるものである。車輪速センサSは、図2及び図3に示すように、車両の車輪と一体的に回転するロータRに対向して車両の被固定部10に固定される。車輪速センサSは、例えば、制動時の車輪のロックを防止するアンチロックブレーキシステム(ABS:Antilock Brake System)の一部として、車輪の回転速度を正確に計測するために用いられる。
車輪速センサSは、ワイヤハーネス20に接続されたセンサ部品21と、センサ部品21に取り付けられたブラケット30とを備えている。
ワイヤハーネス20は、図示しない2本の電線を一括して樹脂被覆などで覆うことにより、1本のワイヤとしたものである。ワイヤハーネス20の各電線は、導体が絶縁被覆によって被覆されたものであり、端末部においては絶縁被覆が除去され、露出した導体がセンサ部品21に電気的に接続されている。
センサ部品21は、ワイヤハーネス20の端末部に接続された検出素子22と、検出素子22を樹脂封止する外装部23とを備えている。
検出素子22は、磁界の変化を電気信号に変換してリード端子24から出力する素子であり、略矩形の板形状に形成されている。リード端子24は、検出素子22の一側面から略平行をなして2本が延出し、2本のリード端子24には、略直方体状のコンデンサ25が跨って接続されている。また、2本のリード端子24には、電線の端末部において露出された導体が、半田付け等により接続されている。
車輪速センサSが被固定部10に固定された状態では、図2に示すように、検出素子22の上面が、被検出体であるロータRに対向配置される。なお、本実施例の検出素子22は、磁界の変化を電気信号に変換してリード端子24から出力する磁電変換素子であるホール素子と信号変換回路とを収容したホールICとして構成されている。
外装部23は合成樹脂製であり、検出素子22及び検出素子22とワイヤハーネス20との接続部分の全体を樹脂封止している。検出素子22及び検出素子22とワイヤハーネス20との接続部分は、合成樹脂製のホルダ部(図示せず)に保持された状態で、外装部23によって包囲される。
外装部23は、図1に示すように、全体としてワイヤハーネス20の延び方向に長い棒状をなし、ワイヤハーネス20の端末部から検出素子22の前端にわたる全体を被覆している。外装部23の前側の部分(以後、外装前部26と称する)は四角柱形状をなし、後側の部分(以後、外装後部27と称する)は円柱形状をなしている。外装前部26には、検出素子22の大部分が埋め込まれ、外装後部27には、ワイヤハーネス20の端末部が埋め込まれている。また、外装後部27は、ブラケット30の取付孔31に挿通されて固定されている。
ブラケット30は、合成樹脂製の本体部37を備えている。本体部37は、全体として一方向に若干長い略長円形の板状をなしている。
本体部37の長手方向の一端部には、センサ部品21が貫通して取り付けられる取付孔31が形成されている。取付孔31は略円形状をなして本体部37を板厚方向に貫通している。ブラケット30は、取付孔31に挿通されたセンサ部品21と一体になっている。
本体部37の長手方向の他端部には、ブラケット30を車両に固定するためのボルト40が挿通される挿通孔32が形成されている。挿通孔32は、図5に示すように、本体部37の長手方向に若干長い略円形状をなして本体部37を板厚方向に貫通している。車輪速センサSは、ブラケット30の挿通孔32を通して車両の適所(被固定部10)にボルト締めにより固定される。
挿通孔32の周りには、ボルト40の座面33が形成されている。座面33は、図4に示すように、本体部37の板面のうち他の部分よりもわずかに突出して形成されるとともに、平坦な面とされている。座面33は、ボルト40のワッシャ42よりも一回り小さい円環状をなして挿通孔32を取り囲んでいる。座面33の外周縁34は、図5に示すように、略真円形をなし、座面33は、全周にわたり概ね一定の幅寸法(挿通孔32の径方向の寸法)を有している。
座面33には、ボルト40の締め付けに伴って圧潰される圧潰部35が、挿通孔32の周方向に沿って設けられている。圧潰部35は、複数の小さな突起36であり、座面33の全周にわたって周方向に概ね等間隔で設けられている。各突起36はドーム状をなして突出し、平面的には略円形のドット状をなしている。圧潰部35は、座面33の幅方向(挿通孔32の径方向)の中心部に設けられ平面的には一つの環状をなしている。圧潰部35は、座面33の外周縁34から一定の寸法だけ内周側(挿通孔32側)に位置している。
次に、本実施例における車輪速センサSの製造方法の一例を説明する。
まず、検出素子22を一次成形用の金型内へ位置決めして収容し、金型内に合成樹脂を注入して硬化させることにより、検出素子22と一体化して検出素子22を保持するホルダ部を成形する。次で、検出素子22のリード端子24にワイヤハーネス20の電線の導体を接続する。
また、ブラケット30を別途製造しておく。
次に、検出素子22及びワイヤハーネス20の端末部を保持したホルダ部と、ブラケット30とを二次成形用の金型内へ位置決めして収容し、金型内に合成樹脂を注入して硬化させ、外装部23を成形する。このとき、ブラケット30の取付孔31にワイヤハーネス20の端末部を通した状態にしておく。成形された外装部23は、ブラケット30の取付孔31の周面に一体的に密着し、ブラケット30とセンサ部品21とが一体化する。
以上により、車輪速センサSの製造が完了する。
次に、本実施例における車輪速センサSを被固定部10に固定する作業の一例を説明する。
まず、図2に示すように、被固定部10の貫通孔11にセンサ部品21を差し入れるとともに、ブラケット30の挿通孔32を被固定部10の固定孔12の位置に合わせて、ブラケット30の一面(座面33とは反対側の面)を被固定部10に当接させる。この状態では、センサ部品21の先端部が貫通孔11から突出し、ロータRと対向配置される。
次に、ブラケット30の挿通孔32にボルト40を挿通して締め付ける。ボルト40の軸部43を挿通孔32から固定孔12にねじ込み締め付ける。すると、ボルト40の頭部41(ワッシャ42)がブラケット30の座面33の圧潰部35に接触し、次第に圧潰部35を押し潰す。ここで、締め付け前においてはボルト40の頭部41(ワッシャ42)がすべての圧潰部35のうち一部の圧潰部35のみに接触した状態であったとしても、締め付けに伴ってボルト40の頭部41(ワッシャ42)の押圧力が増すことにより、圧潰部35が次第に潰れ、やがてボルト40の頭部41(ワッシャ42)が概ねすべての圧潰部35に接触した状態になる。これにより、概ねすべての圧潰部35がボルト40の頭部41(ワッシャ42)に密着した状態になる。
以上により、車輪速センサSの固定作業が完了する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例における車輪速センサSのブラケット30は、被固定部10に固定されるボルト40が挿通される挿通孔32が貫通形成された合成樹脂製の本体部37を備え、ボルト40の座面33には、挿通孔32の周方向に沿って、ボルト40の締め付けに伴って圧潰される圧潰部35が、挿通孔32の周方向に沿って設けられている。
この構成によれば、圧潰部35が潰れることによってボルト40の座面33とボルト40の頭部41との接触面積が確実に確保されるから、小さな締め付けトルクでボルト40の緩みを防止することができる。よって、強度確保のために金属製の筒状部品をインサート成形しなくてもよく、また金属製の筒状部品を用いないから座面33の腐食によるボルト40の緩みを防ぐことができる。すなわち本実施例の構成によれば、低コスト化を図ることができ、またボルト40の緩みを防ぐことができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係る車輪速センサSを図6及び図7によって説明する。
本実施例の車輪速センサSは、ブラケット50の圧潰部51の形状が実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例の車輪速センサSは、実施例1と同様、被固定部10に固定される合成樹脂製のブラケット50を備え、ブラケット50には、ボルト40が挿通される挿通孔32が貫通形成され、ボルト40の座面33には、ボルト40の締め付けに伴って圧潰される圧潰部51が、挿通孔32の周方向に沿って設けられている。
圧潰部51は、複数の小さな突起52であり、座面33の全周にわたって周方向に概ね等間隔で設けられている。各突起52は挿通孔32の径方向に延びた細長いリブ状をなし、平面的には挿通孔32の中心から四方へ延びる放射状をなしている。各突起52は、座面33の全幅にわたり、言い換えると、座面33の内周縁(挿通孔32)と外周縁34とにわたって延びている。隣接する突起52の間には、座面33を底面とする細長い溝53が形成されている。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、ブラケット50のボルト40の座面33に、ボルト40の締め付けに伴って圧潰される圧潰部51が設けられているから、圧潰部51が潰れることによってボルト40の座面33とボルト40の頭部41との接触面積が確実に確保される。したがって、小さな締め付けトルクでボルト40の緩みを防止することができるから、強度確保のために金属製の筒状部品をインサート成形しなくてもよく、また金属製の筒状部品を用いないから座面33の腐食によるボルト40の緩みを防ぐことができる。
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3に係る車輪速センサSを図8及び図9によって説明する。
本実施例の車輪速センサSは、ブラケット60の圧潰部61の形状が実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例の車輪速センサSは、実施例1と同様、被固定部10に固定される合成樹脂製のブラケット60を備え、ブラケット60には、ボルト40が挿通される挿通孔32が貫通形成され、ボルト40の座面33には、ボルト40の締め付けに伴って圧潰される圧潰部61が、挿通孔32の周方向に沿って設けられている。
圧潰部61は、座面33の周方向に延びて突設された細長いリブ状をなしている。圧潰部61は、座面33の全周にわたって連続して設けられている。圧潰部61は、座面33の幅方向(挿通孔32の径方向)の中心部に設けられ平面的には一つの円環状をなしている。圧潰部61は、座面33の外周縁34から一定の寸法だけ内周側(挿通孔32側)に位置し、座面33の外周縁34と略平行をなしている。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、ブラケット60のボルト40の座面33に、ボルト40の締め付けに伴って圧潰される圧潰部61が設けられているから、圧潰部61が潰れることによってボルト40の座面33とボルト40の頭部41との接触面積が確実に確保される。したがって、小さな締め付けトルクでボルト40の緩みを防止することができるから、強度確保のために金属製の筒状部品をインサート成形しなくてもよく、また金属製の筒状部品を用いないから座面33の腐食によるボルト40の緩みを防ぐことができる。
<実施例4>
次に、本発明を具体化した実施例4に係る車輪速センサSを図10及び図11によって説明する。
本実施例の車輪速センサSは、ブラケット70の圧潰部71の形状が実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例の車輪速センサSは、実施例1と同様、被固定部10に固定される合成樹脂製のブラケット70を備え、ブラケット70には、ボルト40が挿通される挿通孔32が貫通形成され、ボルト40の座面33には、ボルト40の締め付けに伴って圧潰される圧潰部71が、挿通孔32の周方向に沿って設けられている。
圧潰部71は、ボルト40の座面33に形成された複数の穴部72の間に位置する部分である。複数の穴部72は、座面33の全周にわたって周方向に概ね等間隔で形成されている。穴部72は、平面的には略方形をなし、全ての穴部72がほぼ同形状とされている。各穴部72は、平面的には、外周側の縁が内周側の縁よりも長くて略平行をなす台形状とされている。なお、複数の穴部72のうち挿通孔32の短手方向に対向する位置に配されたものの高さ寸法(挿通孔32の径方向の寸法)は、長手方向に対向する位置に配されたものの高さ寸法よりも若干大きくされている。
圧潰部71は、座面33のうち挿通孔32の周方向に隣接する穴部72の間に位置する部分(以後、第1圧潰部73と称する)と、座面33のうち内周縁(挿通孔32の周縁)に沿う部分(以後、第2圧潰部74と称する)と、外周縁34に沿う部分(以後、第3圧潰部75)とを備えている。
第1圧潰部73は、座面33の全周にわたって周方向に概ね等間隔で設けられている。第1圧潰部73は、座面33の幅方向(挿通孔32の径方向)の中心部に設けられ平面的には方形状をなしている。
第2圧潰部74は、座面33の内周縁に沿って全周に連続した形態をなし、第3圧潰部75は、座面33の外周縁34に沿って全周に連続した形態をなしている。第1圧潰部73の幅寸法(挿通孔32の周方向の寸法)、第2圧潰部74及び第3圧潰部75の幅寸法(挿通孔32の径方向の寸法)は、全体において同等とされている。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、ブラケット70のボルト40の座面33に、ボルト40の締め付けに伴って圧潰される圧潰部71が設けられているから、圧潰部71が潰れることによってボルト40の座面33とボルト40の頭部41との接触面積が確実に確保される。したがって、小さな締め付けトルクでボルト40の緩みを防止することができるから、強度確保のために金属製の筒状部品をインサート成形しなくてもよく、また金属製の筒状部品を用いないから座面33の腐食によるボルト40の緩みを防ぐことができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、外装部23の成形時にブラケット30とセンサ部品21とが一体化するものとされているが、これに限らず、例えば、センサ部品をブラケットの挿通孔に通して組み付けることで一体化してもよいし、また外装部とともにブラケットを成形するものとしてもよい。
(2)上記実施例1では、圧潰部35の突起36がドーム状をなしているが、これに限らず、例えばピラミッド状をなしていてもよい。
(3)上記実施例1及び3では、圧潰部35(61)が平面的には一つの環状をなしているが、これに限らず、例えば圧潰部を、平面的には二重の環状をなすものとしてもよい。
(4)上記実施例3では、圧潰部61が座面33の全周にわたって連続しているが、これに限らず、圧潰部を座面の周方向に間欠的に設けてもよい。
S…車輪速センサ
10…被固定部
30,50,60,70…ブラケット
31…取付孔
32…挿通孔
35,51,61,71…圧潰部
37…本体部
40…ボルト

Claims (2)

  1. 車輪速を検出する車輪速センサを車両の被固定部に固定するブラケットであり、
    前記被固定部に固定されるボルトが挿通される挿通孔と、車輪速センサ複合体が挿通される取付孔とが形成された合成樹脂製の本体部と、
    前記被固定部と反対側の前記挿通孔の周方向に沿って設けられ、前記ボルトの締め付けに伴って圧潰される圧潰部と、
    を備え
    前記挿通孔の周方向に沿って複数の穴部が設けられ、前記圧潰部は、前記挿通孔の周方向に隣接する前記穴部の間に残されてなる第1圧潰部と、前記挿通孔の周縁と前記穴部との間に残されてなる環状をなす第2圧潰部とを備えている車輪速センサのブラケット。
  2. 請求項1に記載のブラケットと、
    車輪速センサ複合体をさらに備え、
    前記車輪速センサ複合体が、前記ブラケットの取付孔に樹脂成形される車輪速センサ。
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