JP6688189B2 - 顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ステージに載置された標本に照明光を照射して観察像を結像する顕微鏡装置に関する。
従来、顕微鏡装置においては、一般的な明視野観察、透過観察のほか、位相差観察、微分干渉観察、暗視野観察、偏光観察等の様々な観察法が用いられている。これらの観察法によれば、観察物体の形状分布、不純物、異物といった明視野観察や透過観察では観察し難い特徴を容易に観察することができる。
上述した観察法は、光学的な原理がそれぞれ異なり、それに応じて必要な照明光量も異なる。このため、観察法に応じて、照明光の光量を調整する必要がある。観察法に応じた光量を調整する技術として、入力された情報に応じて照明光の光量を制御する技術が知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。特許文献1では、観察法を検出して、検出結果に応じて照明光の光量を制御することによって、観察法に応じた光源制御を行っている。また、特許文献2では、観察法を切り替える入力ボタンからの指示入力をトリガとして、観察法ごとに割り当てられた指示値と、対物レンズの種類に応じた電圧値とを用いて照明光の光量を制御している。
特開2001−242385号公報 特許第5253309号公報
ところで、同一の観察法により観察を行う場合であっても、照明光の光量は同じとは限らない。例えば、明視野観察において、視野内に細胞が多く存在したり、細胞が重なっていたりする場合は、視野内に複数の細胞が散在している場合よりも観察光の光量が小さくなるため、後者の場合より光量を大きくして観察を行う。また、観察光を複数の光路に分割して、カンファレンス用の複数の顕微鏡において観察光を結像させる場合と、一つの顕微鏡のみを用いて観察する場合とでは、観察に必要な光量が異なる。
しかしながら、特許文献1,2が開示する技術では観察法に応じて予め設定された光量に設定されるのみであり、視野内の観察物体に応じて最適な明るさに調整することについては考慮されていなかった。
また、視野の明るさを調整する際、光量の調光単位である調光分解能も顕微鏡観察を行ううえで重要である。例えば、光量が小さい範囲において調光する際には小さい調光単位で調光し、光量が大きい範囲において調光する際には大きい調光単位で調光したい場合がある。このようなことからも、視野の明るさを調整する場合に、簡易な操作で最適な明るさに調整できる技術が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、視野の明るさを簡易な操作系により調整することができる顕微鏡装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる顕微鏡装置は、標本を照明する照明光を出射する光源と、前記光源の光量を予め設定されている調光範囲で設定入力可能な調光入力部と、前記光源の光量を切り替える切替信号が入力された場合に、前記光源の光量を指示する第1指示値を、該第1指示値よりも大きい第2指示値に切り替える切替部と、前記調光入力部により設定入力される前記第1指示値、または前記切替部により切り替えられた前記第2指示値に応じて、前記光源が出射する前記照明光の光量を制御する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記の発明において、前記切替部が前記第2指示値への切り替えを判定するための閾値を記憶する記憶部をさらに備え、前記切替部は、前記第1指示値が前記閾値以上である場合に、前記第2指示値に切り替えることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記の発明において、前記切替部が前記第2指示値への切り替えを判定するための第1および第2閾値であって、前記第2閾値が前記第1閾値よりも大きい第1および第2閾値を記憶する記憶部をさらに備え、前記切替部は、前記第1指示値が前記第1閾値以上前記第2閾値未満である場合、第1変化量で前記第1指示値を前記第2指示値に切り替え、前記第1指示値が前記第2閾値以上である場合、前記第1変化量よりも大きい第2変化量で前記第1指示値を前記第2指示値に切り替えることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記の発明において、前記制御部は、前記切替信号が入力されてから所定時間内に前記切替信号が入力されない場合、前記所定時間経過後に前記第2指示値に応じた光量の前記照明光を前記光源に出射させ、前記切替信号が入力されてから前記所定時間内に前記切替信号が入力された場合、前記所定時間経過後に前記第1指示値に応じた光量の前記照明光を前記光源に出射させることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記の発明において、前記切替部は、前記第2指示値に切り替えた後、前記切替信号の入力、前記調光入力部による設定入力、または前記第2指示値に切り替えてからの経過時間に基づいて前記第2指示値を前記第1指示値に戻すことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記の発明において、前記第2指示値は、前記調光範囲の上限値よりも大きいことを特徴とする。
本発明によれば、視野の明るさを簡易な操作系により調整することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる顕微鏡装置の概略構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明するフローチャートである。 図3は、本発明の実施の形態にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明する図である。 図4は、本発明の実施の形態の変形例1にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態の変形例1にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明する図である。 図6は、本発明の実施の形態の変形例2にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明するフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態の変形例2にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明する図である。 図8は、本発明の実施の形態の変形例3にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解し得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態)
まず、本発明の実施の形態にかかる顕微鏡装置について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態にかかる顕微鏡装置の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、顕微鏡装置1は、本体部11にステージ12や対物レンズ13、照明ユニット16などが取り付けられることにより構成される顕微鏡10と、顕微鏡10に取り付けられた照明ユニット16などの制御を行う顕微鏡制御装置20と、を備える。
本体部11は、机上等の顕微鏡装置1が設置される場所に直接載置される基部11aと、基部11aの奥側に立設されている柱部11bと、柱部11bの上端から顕微鏡10の正面側に向かって延在されているアーム部11cと、を有する。基部11aには、顕微鏡制御装置20と電気的に接続し、顕微鏡10全体の制御を行う制御基板11dが設けられている。制御基板11dは、外部からの電源を各部へ中継したり、自身に電源が内蔵され、各部へ中継したりする。
柱部11bの前面には、観察対象である標本Sが載置されるステージ12を備えている。ステージ12は、例えばフォーカスハンドル12aの操作によって可動ガイド12bが駆動することで、ステージ12と交差する光軸の方向に移動する。また、ステージ12は、図示しない操作ハンドルによって光軸方向と直交する平面上を移動可能に構成してもよい。フォーカスハンドル12aは、自転可能に構成されている。可動ガイド12bは、基部11aに設置されたフォーカスハンドル12aの回転に連動して上下に移動する。またその上下移動は、ギヤ、ラックピニオン等の公知の手段によって実現できる。なお、標本Sは、例えばシャーレやスライドガラスなどの収容部材に保持されている。
アーム部11cには、レボルバ14と観察部15とが備えられている。レボルバ14は、アーム部11cの延在方向先端側の下部に設置されている。レボルバ14は、例えば、倍率の異なる複数の対物レンズ13が装着可能となっており、レボルバ14を回転させることにより、所望の倍率の対物レンズ13を光路N1に挿入して観察することができる。観察部15は、アーム部11cの延在方向先端側の上部に設置され、接眼レンズ15aを備えている。観察部15は、図示しない結像レンズや、プリズムを備え、接眼レンズ15aに観察光を導光して該接眼レンズ15aにおいて観察像が結像される。接眼レンズ15aは、結像レンズなどにより形成された中間像を拡大して見るためのレンズである。
また、顕微鏡10には、透過照明光を出射する照明ユニット16が着脱自在に取り付けられている。照明ユニット16は、顕微鏡制御装置20の制御のもとで光源の点灯および消灯が制御される。
照明ユニット16は、透過観察用の照明光学系の一部をなし、光源16aを備えている。また、照明ユニット16には、コレクタレンズなどの図示しない光学系を有している。光源16aは、例えばLED(Light Emitting Diode)光源(固体光源)を用いて実現され、顕微鏡制御装置20により駆動(発光)が制御される。LED光源は、例えば、単色のLEDと、蛍光部材とを用いて構成され、白色の照明光を出射する。蛍光部材は、蛍光体が付与されたドーム状をなし、LEDを覆っている。この構成では、LEDが発した光により蛍光体が励起されて光を発する。
また、基部11aには、照明ユニット16から出射された照明光を標本S(ステージ12)に向けて折り返すミラー11eや、照明光を集光するコンデンサ17が設けられている。
顕微鏡10は、照明ユニット16の光源16aの光量にかかる情報の入力を行う調光入力部18と、照明光の光量の上限値を切り替える切替ボタン19とを備えている。調光入力部18は、基部11aの表面であって、正面側の表面に取り付けられている。調光入力部18は、所定の軸のまわりに回転可能なダイヤルなどにより構成され、自身の回転により変化する指示位置に応じて光量の変更入力を行うことができる。調光入力部18は、基準位置からの回転角度を示す角度情報を、顕微鏡制御装置20に入力する。調光入力部18の側面には、ローレット加工等、ユーザによる回転操作の操作性を向上する加工が施されていることが好ましい。
切替ボタン19は、基部11aの表面であって、側面側の表面に取り付けられている。切替ボタン19は、基部11aの表面に対して進退自在に取り付けられており、ユーザに押下されるごとに、光量の上限値を切り替える旨の切替信号の入力を行うことができる。切替ボタン19は、押下により切替信号を入力できるものであればよく、例えばモーメンタリー方式を採用することができる。
顕微鏡制御装置20は、入力部21と、切替部22と、制御部23と、記憶部24と、を有する。
入力部21は、調光入力部18の回転角度に関する情報の入力を受け付けたり、切替ボタン19の押下による切替信号の入力を受け付けたりする。
切替部22は、入力部21が切替信号の入力を受け付けた場合に、照明光の光量の指示値であって、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値を、この第1指示値よりも大きい第2指示値に切り替える。第2指示値は、例えば、切替指示があった際の第1指示値に、記憶部24に記憶されている加算値を加えることにより算出される。
制御部23は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成され、当該顕微鏡制御装置20および照明ユニット16の各構成部の駆動制御、および顕微鏡10の各構成部に対する情報の入出力制御などを行う。
記憶部24は、ROM(Read Only Memory)、および各処理の演算パラメータやデータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)やハードディスク等を用いて実現され、顕微鏡制御装置20が行う制御プログラムなどの各種プログラムや、プログラム中で実行される各種データを記憶する。記憶部24は、指示値と光量との関係テーブルや、調光入力部18による第1指示値の範囲(調光範囲)、切替ボタン19による切り替え後の第2指示値の上限値等を記憶する切替情報記憶部241を有する。光量にかかる指示値は、調光入力部18から入力される角度情報と対応付けられて切替情報記憶部241に記憶されている。上限値には、調光入力部18による第1指示値の第1上限値と、切替ボタン19の押下により切り替える第2指示値の第2上限値とがある。第2上限値は、第1上限値よりも大きく、例えば1.1倍以上3.0倍以下であり、1.5倍以上2.5倍以下が好ましい。また、切替情報記憶部241は、第2上限値と第1上限値との差分を、光量切替時に第1指示値に加算する加算値として記憶している。加算値は、第1指示値を大きく変化させるといううえで、第1指示値に加算した際に、第1上限値を超えることが好ましく、この場合、例えば第1上限値以上に設定される。
顕微鏡装置1では、光源16aからの透過観察用の照明光が、ミラー11e、コンデンサ17を介して標本Sに照射され、標本Sを透過した観察光、または標本Sから発せられた観察光は、対物レンズ13を透過し、接眼レンズ15aによる目視観察ができるようになっている。この際、ユーザによって調光入力部18や切替ボタン19が操作されると、顕微鏡制御装置20の制御のもと、操作に応じた光量に変更される。
続いて、顕微鏡装置1が行う調光操作について図面を参照して説明する。図2は、本発明の実施の形態にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明するフローチャートである。本調光操作では、制御部23の制御のもと、照明ユニット16の光源が制御される。
顕微鏡10および顕微鏡制御装置20の電源がオンされると、入力部21が、調光入力部18から入力される角度情報から、切替情報記憶部241を参照して、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値の読み取りを行う(ステップS101)。
制御部23は、入力部21から第1指示値を取得すると、第1指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる(ステップS102)。
その後、制御部23は、調光入力部18における指示位置が変化したか否かを判断する(ステップS103)。具体的に、制御部23は、入力部21に第1指示値の読み込みを行わせ、前回の第1指示値と今回取得した第1指示値とが一致しているか否かを判断する。制御部23は、第1指示値が不一致であれば指示位置が変化したと判断し(ステップS103:Yes)、ステップS101に戻って、新たに入力された第1指示値による光源制御を行う。これに対し、制御部23は、第1指示値が一致していれば指示位置が変化していないと判断し(ステップS103:No)、ステップS104に移行する。
ステップS104において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。具体的に、制御部23は、入力部21が切替ボタン19からの切替信号の入力を受け付けたか否かを判断する。制御部23は、入力部21が切替信号の入力を受け付けておらず、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS104:No)、ステップS103に戻る。これに対し、制御部23は、入力部21が切替信号の入力を受け付けており、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS104:Yes)、ステップS105に移行する。
ステップS105において、切替部22は、切替情報記憶部241を参照して、指示値を、現在設定されている第1指示値から第2指示値に切り替える。具体的に、切替部22は、現在設定されている第1指示値に、第2上限値と第1上限値との差分である加算値を加算して、加算後の値を第2指示値とする。これにより、光源16aから出射される光量が所定の加算値分大きくなる。なお、現在設定されている指示値が第1上限値である場合、加算後の第2指示値は第2上限値となる。
ステップS105に続くステップS106において、制御部23は、ステップS105において設定された第2指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる。
ステップS106に続くステップS107において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。制御部23は、ステップS104と同様にして、入力部21が切替ボタン19からの切替信号の入力を受け付けたか否かを判断する。制御部23は、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS107:No)、ステップS106に戻る。これに対し、制御部23は、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS107:Yes)、ステップS108に移行する。
ステップS108において、入力部21は、調光入力部18から入力される角度情報から、切替情報記憶部241を参照して、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値の読み取りを行う。
ステップS108に続くステップS109において、制御部23は、入力部21から第1指示値を取得すると、第1指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる。
ステップS109に続くステップS110において、制御部23は、光源16aの消灯指示の入力があるか否かを判断する。具体的に、制御部23は、入力部21が光源16aの消灯指示の入力を受け付けたか否かを判断する。消灯指示としては、顕微鏡10の電源をオフにする指示や、光源16aのみをオフにする指示を含んでおり、顕微鏡10や照明ユニット16に設けられた図示しないスイッチや、顕微鏡制御装置20に設けられたスイッチ(GUI等を含む)から入力される。制御部23は、消灯指示がないと判断した場合(ステップS110:No)、ステップS101に戻り、光源制御を継続する。これに対し、制御部23は、消灯指示があると判断した場合(ステップS110:Yes)、上述した光源制御を終了する。
ここで、上述した調光操作における指示値の時間変化について図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施の形態にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明する図である。図3は、横軸を時間、縦軸を指示値とするグラフである。図3に示すように、時間t1で光源16aによる照明光の出射が開始され、第1指示値P1に応じた光量の照明光が出射される。その後、時間t2において調光入力部18がユーザによって回転され、第1指示値がP2に変更される。この第1指示値P2は、通常照明における上限値である。その後、時間t3において切替ボタン19が押下されることによって、この上限値である第1指示値P2よりも大きい第2指示値P3に変更される。これにより、通常照明よりも大きい光量による観察を行うことが可能となる。この際、切替部22は、第1指示値P2に対し、切替情報記憶部241に記憶されている加算値を加算することによって第2指示値の設定を行う。その後、時間t4において再び切替ボタン19が押下されると、指示値が第1指示値の上限値P2に戻る。時間t5において光源16aの消灯指示があると、制御部23は、指示値をゼロに設定する。
上述した本実施の形態によれば、調光入力部18による光量の操作に加え、切替ボタン19の押下によって設定されている光量の指示値を大きくするようにしたので、小さい光量の範囲においては、調光入力部18により細かい調整を行うとともに、大きい光量の範囲においては、切替ボタン19の押下によって所定の指示値(加算値)分簡易かつ迅速に光量を大きくすることが可能であり、この結果、視野の明るさを簡易な操作系により調整することができる。
本実施の形態にかかる調光操作は、視野内が暗い時における高倍の観察を行う場合や、視野内に標本が多く大きな光量が必要な場合、位相差観察、偏光観察、微分干渉観察、暗視野観察、蛍光観察などの特殊検鏡を行う場合、カンファレンス用に観察光路を分割している顕微鏡を用いている場合に、特に有用である。
なお、上述した本実施の形態では、切替ボタン19の押下によって、第1指示値に加算値を加算して第2指示値を算出することを例に説明したが、第2指示値を一律の値とし、切替ボタン19が押下されれば、調光入力部18の指示位置によらず、設定された値の第2指示値が設定されるようにしてもよい。この場合、切替情報記憶部241は、予め設定されている第2指示値を記憶していればよい。
(実施の形態の変形例1)
次に、本発明の実施の形態の変形例1について説明する。図4は、本発明の実施の形態の変形例1にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明するフローチャートである。なお、本変形例1にかかる顕微鏡装置は、上述した顕微鏡装置1の構成と同様であり、本調光操作では、制御部23の制御のもと、照明ユニット16の光源16aが制御される。
顕微鏡10および顕微鏡制御装置20の電源がオンされると、入力部21が、調光入力部18から入力される角度情報から、切替情報記憶部241を参照して、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値の読み取りを行う(ステップS201)。
制御部23は、入力部21から第1指示値を取得すると、第1指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる(ステップS202)。
その後、制御部23は、調光入力部18における指示位置が変化したか否かを判断する(ステップS203)。制御部23は、上述した図2のステップS103と同様にして、指示位置の変化を判断する。制御部23は、指示位置が変化したと判断した場合(ステップS203:Yes)、ステップS201に戻って、新たに入力された第1指示値による光源制御を行う。これに対し、制御部23は、指示位置が変化していないと判断した場合(ステップS203:No)、ステップS204に移行する。
ステップS204において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。制御部23は、上述した図2のステップS104と同様にして、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS204:No)、ステップS203に戻る。これに対し、制御部23は、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS204:Yes)、ステップS205に移行する。
ステップS205において、切替部22は、調光入力部18における指示位置に応じた第1指示値が、閾値以上であるか否かを判断する。制御部23は、第1指示値が閾値より小さいと判断した場合(ステップS205:No)、ステップS202に戻り、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値に応じた光量で光源16aに照明光を出射させる。これに対し、制御部23は、第1指示値が閾値以上であると判断した場合(ステップS205:Yes)、ステップS206に移行する。なお、閾値は、第1上限値の50%以上80%以下の値に設定されている。この際、閾値に加算値を加算した値が、第1上限値を超えていることが好ましい。
ステップS206において、切替部22は、切替情報記憶部241を参照して、指示値を、現在設定されている光量の第1指示値から第2指示値に切り替える。
ステップS206に続くステップS207において、制御部23は、ステップS206において設定された第2指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる。
ステップS207に続くステップS208において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。制御部23は、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS208:No)、ステップS207に戻る。これに対し、制御部23は、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS208:Yes)、ステップS209に移行する。
ステップS209において、入力部21は、調光入力部18から入力される角度情報から、切替情報記憶部241を参照して、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値の読み取りを行う。
ステップS209に続くステップS210において、制御部23は、入力部21から第1指示値を取得すると、第1指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる。
ステップS210に続くステップS211において、制御部23は、光源16aの消灯指示の入力があるか否かを判断する。制御部23は、上述した図2のステップS110と同様にして、入力部21が光源16aの消灯指示の入力を受け付けたか否かを判断する。制御部23は、消灯指示がないと判断した場合(ステップS211:No)、ステップS201に戻り、光源制御を継続する。これに対し、制御部23は、消灯指示があると判断した場合(ステップS211:Yes)、上述した光源制御を終了する。
ここで、上述した調光操作における指示値の時間変化について図5を参照して説明する。図5は、本発明の実施の形態の変形例1にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明する図である。図5は、横軸を時間、縦軸を指示値とするグラフである。図5に示すように、時間t1で光源16aによる照明光の出射が開始され、第1指示値P1に応じた光量の照明光が出射される。その後、時間t6において切替ボタン19が押下された際、第1指示値P1が閾値Pthより小さければ、第1指示値P1が維持される。その後、時間t2において調光入力部18がユーザによって回転され、指示値が第1指示値P2に変更される。時間t3において切替ボタン19が押下された際、第1指示値P2が閾値Pth以上であれば、第1指示値P2に加算値を加算した第2指示値P3に変更される。これにより、通常照明よりも大きい光量による観察を行うことが可能となる。その後、時間t4において再び切替ボタン19が押下されると、第2指示値が第1指示値P2に戻る。時間t5において光源16aの消灯指示があると、制御部23は、指示値をゼロに設定する。
上述した本変形例1によれば、上述した実施の形態にかかる効果を奏するとともに、切替ボタン19が押下された際の第1指示値が閾値より小さければ、第1指示値を第2指示値にせずに、第1指示値を維持するようにしたので、小さい光量の範囲において誤って切替ボタン19を押下してしまった場合であっても、不意に光量が大きくなることを抑制することができる。これにより、ユーザが意図せずに切替ボタン19を押下してしまった場合であっても、大光量の照明光が不意にユーザの目に入ることを抑制したり、不必要な明るさで観察することを抑制したりすることができる。
(実施の形態の変形例2)
次に、本発明の実施の形態の変形例2について説明する。図6は、本発明の実施の形態の変形例2にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明するフローチャートである。なお、本変形例2にかかる顕微鏡装置は、上述した顕微鏡装置1の構成と同様であり、本調光操作では、制御部23の制御のもと、照明ユニット16の光源が制御される。なお、本変形例2では、切替情報記憶部241が、第1閾値と、第1閾値よりも大きい第2閾値と、第1変化量である第1加算値と、第1加算値よりも大きい第2変化量である第2加算値とを記憶しているものとして説明する。
顕微鏡10および顕微鏡制御装置20の電源がオンされると、入力部21が、調光入力部18から入力される角度情報から、切替情報記憶部241を参照して、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値の読み取りを行う(ステップS301)。
制御部23は、入力部21から第1指示値を取得すると、第1指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる(ステップS302)。
その後、制御部23は、調光入力部18における指示位置が変化したか否かを判断する(ステップS303)。制御部23は、上述した図2のステップS103と同様にして、指示位置の変化を判断する。制御部23は、指示位置が変化したと判断した場合(ステップS303:Yes)、ステップS301に戻って、新たに入力された第1指示値による光源制御を行う。これに対し、制御部23は、指示位置が変化していないと判断した場合(ステップS303:No)、ステップS304に移行する。
ステップS304において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。制御部23は、上述した図2のステップS104と同様にして、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS304:No)、ステップS303に戻る。これに対し、制御部23は、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS304:Yes)、ステップS305に移行する。
ステップS305において、切替部22は、調光入力部18における指示位置に応じた第1指示値が、第1閾値以上であるか否かを判断する。制御部23は、第1指示値が第1閾値より小さいと判断した場合(ステップS305:No)、ステップS302に戻り、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値に応じた光量で光源16aに照明光を出射させる。これに対し、制御部23は、第1指示値が第1閾値以上であると判断した場合(ステップS305:Yes)、ステップS306に移行する。なお、第1閾値は、例えば、第1上限値の30%以上60%以下の値に設定されている。
ステップS306において、切替部22は、調光入力部18における指示位置に応じた第1指示値が、第2閾値以上であるか否かを判断する。制御部23は、第1指示値が第2閾値より小さいと判断した場合(ステップS306:No)、ステップS307に移行する。これに対し、制御部23は、第1指示値が第2閾値以上であると判断した場合(ステップS306:Yes)、ステップS308に移行する。なお、第2閾値は、例えば、第1上限値の60%以上80%以下の値であって、第1閾値よりも大きい値に設定されている。
ステップS307において、切替部22は、切替情報記憶部241を参照して、現在設定されている光量の第1指示値に第1加算値を加算して、第2指示値の設定を行う。制御部23は、第1指示値を第2指示値に切り替え後、ステップS309に移行する。
また、ステップS308において、切替部22は、切替情報記憶部241を参照して、現在設定されている第1指示値に第2加算値を加算して、第2指示値の設定を行う。制御部23は、第1指示値を第2指示値に切り替え後、ステップS309に移行する。
ステップS309において、制御部23は、ステップS307またはS308において設定された第2指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる。
ステップS309に続くステップS310において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。制御部23は、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS310:No)、ステップS309に戻る。これに対し、制御部23は、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS310:Yes)、ステップS311に移行する。
ステップS311において、入力部21は、調光入力部18から入力される角度情報から、切替情報記憶部241を参照して、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値の読み取りを行う。
ステップS311に続くステップS312において、制御部23は、入力部21から第1指示値を取得すると、第1指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる。
ステップS312に続くステップS313において、制御部23は、光源16aの消灯指示の入力があるか否かを判断する。制御部23は、上述した図2のステップS110と同様にして、入力部21が光源16aの消灯指示の入力を受け付けたか否かを判断する。制御部23は、消灯指示がないと判断した場合(ステップS313:No)、ステップS301に戻り、光源制御を継続する。これに対し、制御部23は、消灯指示があると判断した場合(ステップS313:Yes)、上述した光源制御を終了する。
ここで、上述した調光操作における指示値の時間変化について図7を参照して説明する。図7は、本発明の実施の形態の変形例2にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明する図である。図7は、横軸を調光入力部18の回転角度、縦軸を指示値とするグラフである。図7に示すように、回転角度θ1で第1指示値P11になり、この第1指示値P11が第1閾値Pth1に設定されているとする。また、回転角度θ2で第1指示値P12になり、この第1指示値P12が第2閾値Pth2に設定されているとする。この際、回転角度がθ1以上θ2未満の間で切替ボタン19が押下されると、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値に第1加算値を加算した第2指示値に切り替えられる。例えば、第1指示値がP11である場合に切替ボタン19が押下されると、第1指示値P11に第1加算値が加算された第2指示値P13に切り替えられる。また、回転角度がθ2以上θ3以下の間で切替ボタン19が押下されると、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値に第2加算値を加算した第2指示値に切り替えられる。例えば、第1指示値がP12である場合に切替ボタン19が押下されると、第1指示値P12に第2加算値が加算された第2指示値P14に切り替えられる。また、回転角度θで第1指示値がP13である場合に切替ボタン19が押下されると、第1指示値P13に第2加算値が加算された第2指示値P15に切り替えられる。
上述した本変形例2によれば、上述した実施の形態にかかる効果を奏するとともに、切替ボタン19が押下された際の第1指示値に対して複数の閾値を設定し、閾値により規定される範囲に応じて加算値を変化させることによって、高光量とする際の光量の上り幅を細かく切り替えることができる。
(実施の形態の変形例3)
次に、本発明の実施の形態の変形例3について説明する。図8は、本発明の実施の形態の変形例3にかかる顕微鏡装置が行う調光操作を説明するフローチャートである。なお、本変形例3にかかる顕微鏡装置は、上述した顕微鏡装置1の構成と同様であり、本調光操作では、制御部23の制御のもと、照明ユニット16の光源が制御される。なお、本変形例3では、上述した変形例2と同様に、切替情報記憶部241が、第1および第2閾値と、第1および第2加算値とを記憶しているものとして説明する。
顕微鏡10および顕微鏡制御装置20の電源がオンされると、入力部21が、調光入力部18から入力される角度情報から、切替情報記憶部241を参照して、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値の読み取りを行う(ステップS401)。
制御部23は、入力部21から第1指示値を取得すると、第1指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる(ステップS402)。
その後、制御部23は、調光入力部18における指示位置が変化したか否かを判断する(ステップS403)。制御部23は、上述した図2のステップS103と同様にして、指示位置の変化を判断する。制御部23は、指示位置が変化したと判断した場合(ステップS403:Yes)、ステップS401に戻って、新たに入力された第1指示値による光源制御を行う。これに対し、制御部23は、指示位置が変化していないと判断した場合(ステップS403:No)、ステップS404に移行する。
ステップS404において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。制御部23は、上述した図2のステップS104と同様にして、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS404:No)、ステップS403に戻る。これに対し、制御部23は、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS404:Yes)、ステップS405に移行する。
ステップS405において、切替部22は、調光入力部18における指示位置に応じた第1指示値が、第1閾値以上であるか否かを判断する。制御部23は、第1指示値が第1閾値より小さいと判断した場合(ステップS405:No)、ステップS402に戻り、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値に応じた光量で光源16aに照明光を出射させる。これに対し、制御部23は、第1指示値が第1閾値以上であると判断した場合(ステップS405:Yes)、ステップS406に移行する。
ステップS406において、切替部22は、調光入力部18における指示位置に応じた第1指示値が、第2閾値以上であるか否かを判断する。制御部23は、第1指示値が第2閾値より小さいと判断した場合(ステップS406:No)、ステップS407に移行する。これに対し、制御部23は、第1指示値が第2閾値以上であると判断した場合(ステップS406:Yes)、ステップS410に移行する。
ステップS407において、切替部22は、切替情報記憶部241を参照して、現在設定されている第1指示値に第1加算値を加算して、第2指示値の設定を行う。
ステップS407に続くステップS408において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。制御部23は、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS408:Yes)、ステップS415に移行する。これに対し、制御部23は、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS408:No)、ステップS409に移行する。
ステップS409において、制御部23は、前回切替ボタン19による入力があってから所定時間が経過したか否かを判断する。制御部23は、所定時間経過していないと判断した場合(ステップS409:No)、ステップS408に戻る。これに対し、制御部23は、所定時間経過していると判断した場合(ステップS409:Yes)、ステップS413に移行する。
また、ステップS410において、切替部22は、切替情報記憶部241を参照して、現在設定されている第1指示値に第2加算値を加算して、第2指示値の設定を行う。
ステップS410に続くステップS411において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。制御部23は、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS411:Yes)、ステップS415に移行する。これに対し、制御部23は、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS411:No)、ステップS412に移行する。
ステップS412において、制御部23は、前回切替ボタン19による入力があってから所定時間が経過したか否かを判断する。制御部23は、所定時間経過していないと判断した場合(ステップS412:No)、ステップS411に戻る。これに対し、制御部23は、所定時間経過していると判断した場合(ステップS412:Yes)、ステップS413に移行する。
ここで、ステップS409において判断する所定時間と、ステップS412において判断する所定時間とは、同じ時間であってもよいし、互いに異なる時間であってもよい。これらの所定時間は、予め設定され、切替情報記憶部241に記憶されている。
ステップS413において、制御部23は、ステップS407またはS410において設定された第2指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる。
ステップS413に続くステップS414において、制御部23は、切替ボタン19による入力があるか否かを判断する。制御部23は、切替ボタン19からの入力がないと判断した場合(ステップS414:No)、ステップS413に戻る。これに対し、制御部23は、切替ボタン19からの入力があると判断した場合(ステップS414:Yes)、ステップS415に移行する。
ステップS415において、入力部21は、調光入力部18から入力される角度情報から、切替情報記憶部241を参照して、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値の読み取りを行う。
ステップS415に続くステップS416において、制御部23は、入力部21から第1指示値を取得すると、第1指示値に応じた光量の照明光を出射するように光源16aを点灯させる。
ステップS416に続くステップS417において、制御部23は、光源16aの消灯指示の入力があるか否かを判断する。制御部23は、上述した図2のステップS110と同様にして、入力部21が光源16aの消灯指示の入力を受け付けたか否かを判断する。制御部23は、消灯指示がないと判断した場合(ステップS417:No)、ステップS401に戻り、光源制御を継続する。これに対し、制御部23は、消灯指示があると判断した場合(ステップS417:Yes)、上述した光源制御を終了する。
上述した本変形例3によれば、上述した実施の形態や変形例2にかかる効果を奏するとともに、切替ボタン19が押下されてから、所定の時間待機した後、第2指示値に指示値を切り替えるようにしたので、誤って切替ボタン19を押下してしまった場合であっても、切り替え操作を解除することができる。これにより、ユーザが意図せずに切替ボタン19を押下してしまった場合であっても、大光量の照明光が不意にユーザの目に入ることを抑制したり、不必要な明るさで観察することを抑制したりすることができる。
なお、上述した本変形例3を、実施の形態や変形例1と組み合わせて、実施の形態や変形例1において待機時間を設定するようにしてもよい。
上述した実施の形態および変形例は、本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。また、本発明は、各実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成できる。本発明は、仕様等に応じて種々変形することが可能であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは、上記記載から自明である。
上述した実施の形態および変形例では、切替情報記憶部241が、加算値を記憶し、切替部22が、第1指示値に加算値を加算して第2指示値を算出するものとして説明したが、切替情報記憶部241が、調光入力部18の指示位置に応じた第1指示値と、第2指示値とを対応付けたテーブルを記憶し、切替部22が、このテーブルを参照して第1指示値から求まる第2指示値を算出するようにしてもよい。
また、実施の形態および変形例では、顕微鏡10と顕微鏡制御装置20とが別体で設けられているものとして説明したが、顕微鏡10の本体部11の内部に顕微鏡制御装置20の構成を設けるようにして、顕微鏡10と顕微鏡制御装置20とを一体化するようにしてもよい。
また、実施の形態および変形例では、切替部22が、切替ボタン19の押下によって第2指示値の設定または解除を行うものとして説明したが、第2指示値の設定は、切替ボタン19の押下に限らず、例えば、調光入力部18を進退自在に設けて切替ボタン19の機能を付与してもよいし、顕微鏡制御装置20などに設けられたタッチパネルを介して切替信号を入力するようにしてもよい。
また、実施の形態および変形例では、切替部22が、切替ボタン19の押下によって第2指示値の設定または解除を行うものとして説明したが、第2指示値の解除は、切替ボタン19の押下に限らず、例えば、調光入力部18が操作されたこと、すなわち第1指示値が変化したことをトリガとして行ってもよいし、第2指示値を設定してから所定時間経過したことをトリガとして行ってもよい。調光入力部18が操作されたことをトリガとする場合、切替部22は変化後の第1指示値を設定し、制御部23は調光入力部18の指示位置に応じた光量の照明光を光源16aに出射させる。所定時間経過後に第1指示値に戻すように制御すれば、切替ボタン19の押し忘れにより高光量の照明光を出射し続けることを防止できるため、無駄な電力を消費を抑制することができる。
1 顕微鏡装置
10 顕微鏡
11 本体部
12 ステージ
13 対物レンズ
14 レボルバ
15 観察部
16 照明ユニット
16a 光源
17 コンデンサ
18 調光入力部
19 切替ボタン
20 顕微鏡制御装置
21 入力部
22 切替部
23 制御部
24 記憶部
241 切替情報記憶部

Claims (6)

  1. 標本を照明する照明光を出射する光源と、
    前記光源の光量を予め設定されている調光範囲で設定入力可能な調光入力部と、
    前記光源の光量を切り替える切替信号が入力された場合に、前記光源の光量を指示する第1指示値を、該第1指示値よりも大きい第2指示値に切り替える切替部と、
    前記調光入力部により設定入力される前記第1指示値、または前記切替部により切り替えられた前記第2指示値に応じて、前記光源が出射する前記照明光の光量を制御する制御部と、
    前記切替部が前記第2指示値への切り替えを判定するための閾値を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記切替部は、前記第1指示値が前記閾値以上である場合に、前記第2指示値に切り替える
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 標本を照明する照明光を出射する光源と、
    前記光源の光量を予め設定されている調光範囲で設定入力可能な調光入力部と、
    前記光源の光量を切り替える切替信号が入力された場合に、前記光源の光量を指示する第1指示値を、該第1指示値よりも大きい第2指示値に切り替える切替部と、
    前記調光入力部により設定入力される前記第1指示値、または前記切替部により切り替えられた前記第2指示値に応じて、前記光源が出射する前記照明光の光量を制御する制御部と、
    前記切替部が前記第2指示値への切り替えを判定するための第1および第2閾値であって、前記第2閾値が前記第1閾値よりも大きい第1および第2閾値を記憶する記憶部と、
    備え、
    前記切替部は、前記第1指示値が前記第1閾値以上前記第2閾値未満である場合、第1変化量で前記第1指示値を前記第2指示値に切り替え、前記第1指示値が前記第2閾値以上である場合、前記第1変化量よりも大きい第2変化量で前記第1指示値を前記第2指示値に切り替える
    ことを特徴とする微鏡装置。
  3. 前記制御部は、
    前記切替信号が入力されてから所定時間内に前記切替信号が入力されない場合、前記所定時間経過後に前記第2指示値に応じた光量の前記照明光を前記光源に出射させ、前記切替信号が入力されてから前記所定時間内に前記切替信号が入力された場合、前記所定時間経過後に前記第1指示値に応じた光量の前記照明光を前記光源に出射させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡装置。
  4. 標本を照明する照明光を出射する光源と、
    前記光源の光量を予め設定されている調光範囲で設定入力可能な調光入力部と、
    前記光源の光量を切り替える切替信号が入力された場合に、前記光源の光量を指示する第1指示値を、該第1指示値よりも大きい第2指示値に切り替える切替部と、
    前記調光入力部により設定入力される前記第1指示値、または前記切替部により切り替えられた前記第2指示値に応じて、前記光源が出射する前記照明光の光量を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記切替信号が入力されてから所定時間内に前記切替信号が入力されない場合、前記所定時間経過後に前記第2指示値に応じた光量の前記照明光を前記光源に出射させ、前記切替信号が入力されてから前記所定時間内に前記切替信号が入力された場合、前記所定時間経過後に前記第1指示値に応じた光量の前記照明光を前記光源に出射させる
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
  5. 前記切替部は、前記第2指示値に切り替えた後、前記切替信号の入力、前記調光入力部による設定入力、または前記第2指示値に切り替えてからの経過時間に基づいて前記第2指示値を前記第1指示値に戻す
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の顕微鏡装置。
  6. 前記第2指示値は、前記調光範囲の上限値よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の顕微鏡装置。
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