JP2004021006A - 顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレパラートと対物レンズの接触を防ぐことができる顕微鏡を提供する。
【解決手段】制御部は、ステージのトレイ部29aを外部に突出させる指示または外部から引き込む指示を外部から受けた場合、切り換え駆動部を制御して、複数の対物レンズ50a,50bのうち最も倍率の低い対物レンズ50aをステージ29bと対向させ、その後、トレイ部29aを外部に突出させる動作または外部から引き込む動作を行わせる。これにより、トレイ29a上のプレパラートと高倍の対物レンズ50bとの接触を防ぐことができる。
【選択図】図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顕微鏡に関し、特に、筐体に光学系やステージを収容し、外形を箱形にした顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
配置スペースが小さく、配置場所の自由度を高め、パーソナルコンピュータの周辺装置の一つとして使用するのに適した外形にするために、すべての光学系を直方体の密閉ハウジングに収容した顕微鏡が、特開平8−271794号公報に開示されている。この顕微鏡は、接眼レンズを備えず、試料の拡大像は撮像されて、外部モニタに表示される。この顕微鏡では、直方体の密閉ハウジングについて、外部からユーザが手で操作できる部分は、プレパラートを挿入するためにハウジング前面に設けられたスリット状の開口部と、照明ランプの交換口のみである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般的な顕微鏡では、プレパラートをステージに搭載する際には、プレパラートと対物レンズとが接触するのを防ぐために、ユーザは、対物レンズを低倍率の対物レンズに切り換え、さらに可能な場合には、ステージをz方向(対物レンズの光軸方向)に移動させ、対物レンズとの間隔を広げる操作を行っている。しかしながら、上記特開平8−271794号公報に記載されているような直方体の密閉ハウジング内にすべての光学系が収容された顕微鏡では、ユーザは、試料の観察位置にどの対物レンズが選択されているか、外見では判断することができない。例えば、プレパラートを交換した際、交換前よりも厚いプレパラートを搭載した場合、対物レンズ先端と交換後のプレパラート表面との間隔はプレパラートの交換前よりも接近することになる。このような状態でプレパラートをハウジング内に挿入すると、対物レンズ先端がプレパラート表面に接触する可能性がある。
【0004】
本発明は、プレパラートと対物レンズの接触を容易に防ぐことができる顕微鏡を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するために、本発明によれば以下のような顕微鏡が提供される。
【0006】
すなわち、筐体内に配置された、試料を照明するための照明部と、対物レンズ部と、試料を搭載するためのステージと、前記試料像を撮像するための撮像部と、制御部とを有し、前記筐体に設けられたスリット状の開口から前記試料を出し入れする顕微鏡において、
前記対物レンズ部は、倍率の異なる複数の対物レンズと、該複数の対物レンズのうちの一つを選択的に前記ステージと対向させるための切り換え駆動部とを含み、
前記ステージは、前記試料を搭載するトレイ部と、前記トレイ部を前記筐体の前記開口から外部に突出させる動作および前記外部から前記筐体内に引き込む動作を行うトレイ駆動部とを含み、
前記制御部は、前記トレイ部を前記筐体の外部に突出させる指示または外部から前記筐体の内部に引き込む指示を受けた場合、前記切り換え駆動部を制御して前記複数の対物レンズのうち現在配置されている対物レンズよりも倍率の低い対物レンズを前記ステージの観察位置に配置させ、その後、前記トレイ駆動部を制御して前記トレイ部を前記筐体の外部に突出させる動作または外部から前記筐体の内部に引き込む動作を行わせることを特徴とする顕微鏡が提供される。
【0007】
上記顕微鏡において、前記倍率の低い対物レンズは、前記複数の対物レンズのうち最も倍率の低いものとすることができる。
【0008】
上記顕微鏡において、前記筐体は、前記制御部に操作部を接続するためのコネクタ部を有する構成にすることができ、この場合、前記制御部は、前記操作部が受け付けた、前記トレイ部を外部に突出させる指示または外部から引き込む指示を、前記コネクタ部を介して受け取る構成にすることが可能である。
【0009】
上記顕微鏡において、前記制御部は、前記トレイ部を前記筐体の外部に突出させる指示を受けた場合、前記トレイ駆動部を制御して前記トレイ部を前記筐体の外部に突出させた後、前記照明部を消灯させる構成にすることができる。
【0010】
上記顕微鏡において、前記筐体内に配置された、前記試料を照明するための照明部と、前記トレイ部に試料が搭載されているかどうかを検出するための検出部とをさらに有する構成にすることができ、この場合、前記制御部は、前記トレイ部を前記筐体の外部から引き込む指示を受けた場合、前記検出部が前記トレイ部に試料が搭載されていることを検出したならば、前記照明部を点灯させる構成にすることができ。
【0011】
また、本発明によれば、以下のような顕微鏡が提供される。
【0012】
すなわち、対物レンズ部と、試料を搭載するためのステージと、接眼レンズ部と、制御部と、操作部とを有し、
前記対物レンズ部は、倍率の異なる複数の対物レンズと、該複数の対物レンズのうちの一つを選択的に前記ステージの観察位置に配置させるための対物レンズ切り換え駆動部とを含み、
前記ステージは、前記試料を搭載するための試料搭載部と、前記搭載部を前記対物レンズの下部の観察位置から外側へ引き出す動作および前記外側から前記対物レンズの下部の観察位置へ引き込む動作を行うステージ駆動部とを含み、
前記操作部が、前記試料搭載部を外側へ引き出す指示または外側から引き込む指示を受けた場合、前記制御部は、前記切り換え駆動部を制御して前記複数の対物レンズのうち現在配置されている対物レンズよりも倍率の低い対物レンズを前記ステージの観察位置に配置させ、その後、前記ステージ駆動部を制御して前記試料搭載部を外側へ引き出す動作または外側から引き込む動作を行わせることを特徴とする顕微鏡である。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態の顕微鏡について図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態の顕微鏡は、図1、図7に示すように、直方体の筐体10内に、ステージ29と、光学系と、制御系とを配置した構成である。光学系は、観察光学系として対物レンズ部50、第2対物レンズ26、ミラー61およびCCD25と、照明光学系としてコンデンサレンズ30、拡散板31および照明32を含んでいる。
【0014】
対物レンズ部50は、低倍率(例えば10倍)の対物レンズ50aと、高倍率(例えば40倍)の対物レンズ50bの2種類を、スライド式保持部50cに搭載した構成であり、スライド式保持部50cのステージ29と平行な方向へのスライド動作により、低倍率の対物レンズ50aおよび高倍率の対物レンズ50bのうちの一方を選択的に第2対物レンズ26の光軸101上に配置することができる。また、スライド式保持部50cには、スライド動作の制御を行う対物レンズ切り換え制御部23が接続されている。また、対物レンズ部50には焦点位置合わせのためにz方向(光軸101方向)に対物レンズ50a、50bを移動させるz軸方向駆動部50dが含まれており、このz軸方向駆動部50dには、その動作を制御するオートフォーカス用制御部60が接続されている。
【0015】
また、ステージ29は、プレパラート28を保持するための開口を備えたトレイ29aと、トレイ29をガイドしながらx軸方向に移動させるx機構部29bと、x機構部29bをy軸方向に移動させるy機構部29cとを有している。これにより、トレイ29aは、x軸方向およびy軸方向に移動可能である。x機構部29bおよびy機構部29cには、ステージ制御部24が接続され、トレイ29aのx軸方向およびy軸方向の移動が制御される。
【0016】
筐体10の前面には、図7のように、横長のスリット状の開口10aが設けられている。開口10aには上部がヒンジで筐体10に固定された蓋10bが備えられている。プレパラート28の交換時に、x機構部29bがトレイ29aをx軸方向に移動させることにより、トレイ29aは、蓋10bを押し上げ、開口10aから前側に向かって突出する。このとき本実施の形態では、トレイ29aが突出する方向(x軸方向)を、プレパラート28の長手方向と一致させている。これにより、筐体10の形状を図7のように、奥行きのある直方体形状にすることができるため、パーソナルコンピュータの本体等と並べて配置するのに適する形状となっている。
【0017】
なお、図1では、対物レンズ50a,50bのスライド方向を便宜上x軸方向に描いているが、本実施の形態でのスライド方向は、図7のようにy方向である。
【0018】
また、トレイ29aには、プレパラート28が搭載された場合に、不図示の遮光部をy方向に突出する機構が備えられている。筐体10の開口10aの内側には、この遮光部が突出されているかどうかを検出するための発光部64aと受光部64bが配置されている。すなわち、遮光部が突出されている場合には、発光部64aから受光部64bに向かって出射された光を遮るため、遮光部が突出されていることを検出することができる。これにより、プレパラート28がトレイ29aに搭載されているかどうかを検出できる。
【0019】
また、対物レンズ部50と筐体10の前面との間には、第3の対物レンズ63が配置され、その光軸102上には、ミラー62が配置されている。また、ステージ29を挟んで第3の対物レンズ63と対向する位置には、照明光学系としてコンデンサレンズ65と照明66とが配置されている。第3の対物レンズ63は、焦点深度の長い、例えば倍率0.5倍のレンズであり、プレパラート28上の試料の全体像を得るために用いられる。
【0020】
この他に、筐体10内には、制御系としてCCU21と、CPU22とが備えられている。また、筐体10には、外部のモニタ170を接続するためのモニタ接続用コネクタ33と、図4のコントローラ70が接続されたコントローラ用コネクタ27とが備えられている。CCU21は、コネクタ33を介してモニタ170に接続されるとともに、CPU22にも接続されている。CCU21は、CCD25の出力信号を受け取って画像情報を生成し、モニタ170に出力し、表示させる。また、CPU22は、CCU21から画像情報を受け取り、画像処理することにより合焦状態を判断して、オートフォーカス用制御部60に制御信号を出力し、オートフォーカスを実現する。
【0021】
また、コントローラ70は、図4に示すようにプレパラート28のy軸方向への移動を指示するための移動ボタン81,84と、x軸方向への移動を指示するための移動ボタン82,83と、xおよびy軸方向の移動を停止させるストップボタン80を有する。また、コントローラ70は、対物レンズ部50の倍率を10倍または40倍をそれぞれ設定するための倍率選択ボタン85,86と、合焦状態を変化させるためのボタン87,88と、ステージ29のトレイ29aを開口10aから外部に突出させ、引き込ませるためのロードボタン89とを備えている。CPU22は、コントローラ70の移動ボタン81,82、83,84およびストップボタン80が操作された場合には、ステージ制御部24に制御信号を送り、x機構部29bおよびy機構部29cの動作を制御する。また、CPU22は、コントローラ70の倍率選択ボタン85,86が操作された場合には、対物レンズ切り換え制御部23に制御信号を送り、選択された対物レンズを光軸101上に選択的に配置する。また、CPU22は、コントローラ70の合焦状態を変化させるボタン87,88が操作された場合には、オートフォーカス用制御部60に制御信号を送り、対物レンズをz軸方向に上下させる。
【0022】
また、CPU22は、コントローラ70のロードボタン89が制御された場合、または電源ボタン71(図7)がオンされた場合、予め不図示のメモリに格納されているプログラムを実行することにより、図5,図6のフローチャートのように各部を制御する。
【0023】
まず、CPU22は、ロードボタン89が押下された場合、または電源ボタン71(図7)がオンされた場合、トレイ29aが筐体10の内部にあるか、外部にあるかをトレイ29aの現在の座標(すなわちx機構部29bによるトレイ29aの移動量)から判断する。これにより、トレイ29aが筐体10の内部にあると判断された場合には、トレイ29aの吐き出しを指示されていると判断し、図5のフローチャートのように処理を行う。
【0024】
まず、CPU22は、ステップ201において、スライド式保持部50cの位置を対物レンズ切り換え制御部23を介して検出することにより、現在光軸101上に存在する対物レンズが、低倍率(10倍)の対物レンズ50aであるか高倍率(40倍)の対物レンズ50bであるかを判断する。
【0025】
図2(a)のように高倍率の対物レンズ50bが光軸101上に配置されている場合には、ステップ202で、対物レンズ切り換え制御部23に制御信号を送り、低倍率の対物レンズ50aに切り換えさせる。対物レンズの鏡筒の長さ(対物レンズにおける保持部への取付位置から対物レンズ先端までの長さ)は、高倍率のものに比べ、低倍率のものは短くなっている。その後、ステージ制御部24に指示し、図2(b)のようにx機構部29bによりトレイ29aをx軸方向に移動させ、開口10bから外部に突出させる(ステップ203)。これにより、高倍率の対物レンズとプレパラート28が接触するのを防ぐことができる。一方、ステップ201で低倍率の対物レンズ50aが光軸101に配置されていた場合には、そのままステップ203で、トレイ29aを突出させる。
【0026】
ユーザは、突出したトレイ29a上にプレパラート28を搭載したり、現在搭載されているプレパラート28を交換することが可能になる。
【0027】
つぎに、ステップ204、205へ進み、CPU22は、CCU21にモニタ170への画像情報の出力を停止させ、照明32を消灯させる。これは、トレイ29aが突出されている状態ではプレパラート28が光軸101上にないため、表示すべき試料画像がなく、また、CCD25に強い照明光が照射されるのを防ぐためである。
【0028】
一方、ロードボタン89が押下された場合、または電源ボタン71(図7)がオンされた場合に、トレイ29aが筐体10の外部にあると判断された場合には、CPU22は、図6のフローチャートのように各部を制御する。まず、CPU22は、図5で説明した同様のステップ201、202により、現在光軸101上に存在する対物レンズが、低倍率(10倍)の対物レンズ50aであるか高倍率(40倍)の対物レンズ50bであるかを判断し、高倍率の対物レンズ50bが光軸101上に配置されている場合には、対物レンズ切り換え制御部23に制御信号を送り、低倍率の対物レンズ50aに切り換えさせる。これにより、対物レンズ先端とプレパラート表面との間隔は、高倍率の対物レンズが配置されているときよりも長くなる。
【0029】
つぎに、ステップ301でステージ制御部24に指示し、図3のように、x機構部29bによりトレイ29aを筐体10の内部に引き込ませる。このとき、低倍の対物レンズ50aが光軸101上に位置するため、プレパラート28と接触することはない。引き込み時に、CPU22は、受光部64bの出力が、トレイ29aの遮光部によって遮られるかどうかを判断することにより、トレイ29aにプレパラート28が搭載されているかどうかを判断する(ステップ302)。プレパラート28が搭載されている場合には、ステップ303に進んで、照明66を点灯させる。CPU22は、ステージ制御部24に指示して、トレイ29aを一旦第3の対物レンズ63の光軸102上で停止させる。これにより、照明66からの照明光は、コンデンサレンズ65を介してプレパラート28の試料に照射され、試料からの光が倍率0.5倍の第3の対物レンズ63で集光され、ミラー62で反射され、CCD25に結像し、撮像される。これにより、CCU21は、0.5倍の試料像、すなわち、試料の全体画像を取り込むことができる。その後、さらにトレイ29aを引き込む。これにより、今度は、照明66を消灯し、照明32を点灯させ、照明32から出射され拡散板31およびコンデンサレンズ30を通過した照明光により、プレパラート28の試料を照明する。試料からの光は、低倍の対物レンズ50aを通過し、第2対物レンズ26を通過し、ミラー61で反射され、CCD25に入射する。CCU22の画像情報は、CPU22に受け渡され、画像処理されることにより合焦状態が判断され、CPU22は、オートフォーカス用制御部60に制御信号出力し、対物レンズ50aを試料に合焦させる。これにより、CCU22は、低倍率対物レンズ50aを使用したときの拡大画像を取り込むことができる。CCU21は、取り込んだ試料の全体像と拡大像とをモニタ170に出力し、並べて表示させる(ステップ304)。
【0030】
ユーザは、モニター170の全体像を見て、観察位置を変化させたい場合には、コントローラ70  ボタン80〜84を操作する。また、拡大像の倍率を変えたい場合には、ボタン86を操作する。拡大像の合焦状態を変えたい場合には、ボタン87,88を操作する。CPU22は、この操作を受けて、各部を制御する。また、ロードボタン89が操作された場合には、再び図5または図6のように処理を行う。
【0031】
このように、本実施の形態では、筐体10の内部にすべての光学系が収容され、筐体のスリット状の開口10aからトレイ29aが出し入れされる構成の顕微鏡でありながら、トレイ29aを出し入れする際に、ユーザは、対物レンズ50aおよび50bの倍率を意識しなくても、トレイ29a上のプレパラート28が高倍の対物レンズ50bに衝突するのを防ぐことができる。これにより、容易にプレパラート28のセットおよび交換を行うことができる。よって、ユーザは、顕微鏡を操作しているという意識を持っていなくても、パソコンの周辺機器の光ディスク装置に光ディスクを挿入、取り出すのと同じ様な感覚で、プレパラート28を挿入、取り出しを行うことができる。よって、パソコンと周辺機器のように容易に操作でき、しかも、試料像を観察することの可能な、利便性の高い箱型の顕微鏡を提供することができる。
【0032】
なお、第1の実施の形態では、対物レンズ部50が2種類の対物レンズ50a,50bを備える構成であったため、スライド式保持部50cにこれらを保持させ、スライドさせることにより、いずれか一方を選択的にステージ29のプレパラート28に対向させる構成としたが、3以上の対物レンズを備える構成にすることももちろん可能である。この場合、回転式レボルバ等に3以上の対物レンズを搭載し、図5,図6のステップ202では回転動作により、最も低倍率の対物レンズに切り変える構成とすることができる。
【0033】
本実施の形態では、最も低倍率の対物レンズに切り換える構成として、対物レンズ先端からプレパラート表面との間隔を長くしたが、例えばロード(Load)ボタンが押されたら、対物レンズの保持部を上方に移動させることで、対物レンズ先端とプレパラート表面との間隔を長くする構成にすることも可能である。この場合、第1の実施の形態における対物レンズ切り替え制御部23をz軸方向駆動部50dの制御部とし、ロード指示に従って、駆動部50dを上方に上昇させる。また、オートフォーカス用制御部60に上記のような機能を持たせても良い。
(第2の実施の形態)
つぎに、第2の実施の形態の顕微鏡について図8、図9、図10を用いて、説明する。
【0034】
この顕微鏡は、光学系は通常の顕微鏡と同様であるが、プレパラートの挿入および取り出し時には、ステージをプレパラートを搭載または取り出し可能な手前(ユーザ)側の位置に移動させるともに、最も低倍率の対物レンズに切り換える制御を行うCPU805を備えたものである。
【0035】
図8のように、本実施の形態の顕微鏡は、電動ステージ803と、電動レボルバ802と、接眼レンズ部804と、電動ステージ803を上下(z方向)に移動させる手動の機構部807とを含んでいる。
【0036】
電動ステージ803は、図9(a)のようにx軸ステージ803aとy軸ステージ803bとを有する。x軸ステージ803aは、プレパラート28を保持し、図9(b)の部分がx軸方向(プレパラート28の長手方向)に移動可能な構成である。y軸ステージ803bは、x軸ステージ803aを搭載し、x軸ステージ803全体をy軸方向に移動させる。本実施の形態では、y軸ステージ803が、x軸ステージ803aのプレパラート28搭載部分を、観察位置の対物レンズよりも手前側まで移動させることができるように、可動範囲を設計している。
【0037】
図8の顕微鏡において、z軸方向から見た電動レボルバ802は、図9(c)のように、4つの対物レンズ801a〜801dを取付け可能であり、最も手前(観察位置)に配置した対物レンズ(図9(c)では対物レンズ801b)により試料の観察を行う構成である。なお、4つの対物レンズの中で最も低倍率な対物レンズは、ここでは対物レンズ801bである。
電動ステージ803および電動レボルバ802は、図8のCPU805に接続され、動作が制御される。また、CPU805には、コントローラ806が接続されている。コントローラ806には、ロードボタンが備えられている。ユーザがロードボタンを操作した場合、CPU805は、第1の実施の形態のCPU22と同様に、図5,図6のように、電動ステージ803および電動レボルバ802を制御する。
【0038】
まず、CPU805は、ロードボタンが押下された場合、x軸ステージ803aのy軸方向についての位置を検出する。図10は、図8の顕微鏡をz軸方向(上方)から見た図である。これにより、x軸ステージ803aが図10(a)のように、観察位置の対物レンズの真下にあると判断された場合には、x軸ステージ803aの引き出しを指示されていると判断し、図5のフローチャートのように処理を行う。
【0039】
まず、CPU805は、ステップ201において、電動レボルバ802の回転位置を検出することにより、現在観察位置に存在する対物レンズが、最も低倍率の対物レンズ801bであるかどうかを判断する。最も低倍率の対物レンズ801bではない高倍率の対物レンズ801a、801c、801dが配置されている場合には、ステップ202で、電動レボルバに制御信号を送り、最も低倍率の対物レンズ801bに切り換えさせる。その後、y軸ステージ803bに指示し、図10(b)のようにx軸ステージをy軸方向に移動させ、手前に引き出す(ステップ203)。これにより、引き出し時に高倍率の対物レンズとプレパラート28が接触するのを防ぐことができる。一方、ステップ201で低倍率の対物レンズ801bが観察位置に配置されていた場合には、そのままステップ203で、x軸ステージを引き出す。
【0040】
これにより、ユーザは、引き出されたx軸ステージ803a上にプレパラート28を搭載したり、現在搭載されているプレパラート28を交換する動作を容易に行うことができる。
【0041】
なお、第2の実施の形態の顕微鏡では、図5のステップ204,205は行わない。
【0042】
一方、コントローラ806のロードボタンが押下された際に、x軸ステージ803aが、図10(b)のように手前側に引き出された状態にあると判断された場合には、CPU805は、図6のフローチャートのように各部を制御する。まず、CPU805は、図5で説明した同様のステップ201、202により、現在観察位置に存在する対物レンズが、最も低倍率の対物レンズ801bであるかどうか判断し、高倍率の対物レンズ801a,801c,801dである場合には、電動レボルバ802に制御信号を送り、最も低倍率の対物レンズ801bに切り換えさせる。
【0043】
つぎに、ステップ301でy軸ステージ803bに指示し、図10(a)のように、x軸ステージ803aを観察位置まで引き込ませる。このとき、最も低倍の対物レンズ801bが観察位置にあるため、プレパラート28と対物レンズとが接触するのを防ぐことができる。なお、第2の実施の形態では、図6のステップ303,304は行わない。
【0044】
ユーザは、接眼レンズ部804で試料像を観察し、観察位置を変化させたい場合には、x軸ステージ803a、y軸ステージ803bを移動させるよう電動ステージ803を制御する。また、合焦状態を変化させたい場合には、手動でz軸方向機構部807を操作する。また、高倍率の対物レンズに切り換えたい場合には、電動レボルバ802に指示して、所望の対物レンズを観察位置まで配置する。
【0045】
他の構成は、通常の顕微鏡と同様であるので、詳細な説明を省略する。
【0046】
このように、第2の実施の形態の顕微鏡では、顕微鏡本体を収納する筐体を有さない通常の顕微鏡に上述のように制御動作を行うCPU805を備えることにより、ユーザはプレパラート28の交換時に対物レンズの倍率を意識しなくても、プレパラート28と対物レンズとの接触を防ぐことができる。
【0047】
なお、第2の実施の形態の顕微鏡において、z軸機構部807が電動である場合には、図5および図6のステップ201の前に、CPU805がz軸機構部807に電動ステージ803を下方に移動させ、対物レンズと電動ステージ803との間隔を予め広げるように制御する構成とすることも可能である。これにより、プレパラート28と対物レンズとの接触をさらに防ぐことができる。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、プレパラートと対物レンズの接触を防ぐことができる顕微鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態の顕微鏡の構成を示すブロック図である。
【図2】図2(a)は、本発明の第1の実施の形態の顕微鏡のステージ29のトレイ29aが高倍率の対物レンズ50bと対向した状態を示す断面図であり、図2(b)は、トレイ29aを突出させた状態を示す断面図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態の顕微鏡のステージ29のトレイ29aが低倍率の対物レンズ50aと対向した状態を示す断面図である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施の形態の顕微鏡のコントローラ70の構成を示す上面図である。
【図5】図5は、本発明の第1の実施の形態の顕微鏡のCPU22の制御動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、本発明の第1の実施の形態の顕微鏡のCPU22の制御動作を示すフローチャートである。
【図7】図7は、本発明の第1の実施の形態の顕微鏡の切り欠き斜視図である。
【図8】図8は、本発明の第2の実施の形態の顕微鏡の本体の正面形状と全体構造を示す説明図である。
【図9】図9(a)は、本発明の第2の実施の形態の顕微鏡の電動ステージ803の構造を示す上面図であり、図9(b)は、電動ステージ803のx軸ステージ803aの可動部を示す上面図であり、図9(c)は、電動レボルバ802に取り付けられた4本の対物レンズの配置を示す説明図である。
【図10】図10(a)は、本発明の第2の実施の形態の顕微鏡において、観察時の電動レボルバ802と電動ステージ803との位置関係を示す上面図であり、図10(b)は、プレパラート28の交換時の電動レボルバ802と電動ステージ803との位置関係を示す上面図である。
【符号の説明】
10…筐体、10a…開口、10b…蓋、21…CCU、22…CPU、23…対物レンズ切り換え制御部、24…ステージ制御部、25…CCD、26…第2対物レンズ、27…コントローラ用コネクタ、30…コンデンサレンズ、31…拡散板、32…照明、33…モニタ接続用コネクタ、101…第2対物レンズの光軸、50…対物レンズ部、50a…低倍率の対物レンズ、50b…高倍率の対物レンズ、50c…スライド式保持部、50d…z軸方向駆動部、61…ミラー、62…ミラー、63…第3の対物レンズ、64a…発光部、64b…受光部、65…コンデンサレンズ、66…照明、70…コントローラ、170…モニタ、801a、801b,801c,801d…対物レンズ、802…レボルバ、803…電動ステージ、803a…x軸ステージ、803b…y軸ステージ、804…接眼レンズ部、805…CPU、806…コントローラ、807…z軸機構部。

Claims (6)

  1. 筐体内に配置された、試料を照明するための照明部と、対物レンズ部と、試料を搭載するためのステージと、前記試料像を撮像するための撮像部と、制御部とを有し、前記筐体に設けられたスリット状の開口から前記試料を出し入れする顕微鏡において、
    前記対物レンズ部は、倍率の異なる複数の対物レンズと、該複数の対物レンズのうちの一つを選択的に前記ステージと対向させるための切り換え駆動部とを含み、
    前記ステージは、前記試料を搭載するトレイ部と、前記トレイ部を前記筐体の前記開口から外部に突出させる動作および前記外部から前記筐体内に引き込む動作を行うトレイ駆動部とを含み、
    前記制御部は、前記トレイ部を前記筐体の外部に突出させる指示または外部から前記筐体の内部に引き込む指示を受けた場合、前記切り換え駆動部を制御して前記複数の対物レンズのうち現在配置されている対物レンズよりも倍率の低い対物レンズを前記ステージの観察位置に配置させ、その後、前記トレイ駆動部を制御して前記トレイ部を前記筐体の外部に突出させる動作または外部から前記筐体の内部に引き込む動作を行わせることを特徴とする顕微鏡。
  2. 請求項1に記載の顕微鏡において、前記倍率の低い対物レンズは、前記複数の対物レンズのうち最も倍率の低いものであることを特徴とする顕微鏡。
  3. 請求項1または2に記載の顕微鏡において、前記筐体は、前記制御部に操作部を接続するためのコネクタ部を有し、
    前記制御部は、前記操作部が受け付けた、前記トレイ部を外部に突出させる指示または外部から引き込む指示を、前記コネクタ部を介して受け取ることを特徴とする顕微鏡。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の顕微鏡において、前記制御部は、前記トレイ部を前記筐体の外部に突出させる指示を受けた場合、前記トレイ駆動部を制御して前記トレイ部を前記筐体の外部に突出させた後、前記照明部を消灯させることを特徴とする顕微鏡。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の顕微鏡において、前記筐体内に配置された、前記試料を照明するための照明部と、前記トレイ部に試料が搭載されているかどうかを検出するための検出部とをさらに有し、
    前記制御部は、前記トレイ部を前記筐体の外部から引き込む指示を受けた場合、前記検出部が前記トレイ部に試料が搭載されていることを検出したならば、前記照明部を点灯させることを特徴とする顕微鏡。
  6. 対物レンズ部と、試料を搭載するためのステージと、接眼レンズ部と、制御部と、操作部とを有し、
    前記対物レンズ部は、倍率の異なる複数の対物レンズと、該複数の対物レンズのうちの一つを選択的に前記ステージの観察位置に配置させるための対物レンズ切り換え駆動部とを含み、
    前記ステージは、前記試料を搭載するための試料搭載部と、前記搭載部を前記対物レンズの下部の観察位置から外側へ引き出す動作および前記外側から前記対物レンズの下部の観察位置へ引き込む動作を行うステージ駆動部とを含み、
    前記操作部が、前記試料搭載部を外側へ引き出す指示または外側から引き込む指示を受けた場合、前記制御部は、前記切り換え駆動部を制御して前記複数の対物レンズのうち現在配置されている対物レンズよりも倍率の低い対物レンズを前記ステージの観察位置に配置させ、その後、前記ステージ駆動部を制御して前記試料搭載部を外側へ引き出す動作または外側から引き込む動作を行わせることを特徴とする顕微鏡。
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