JP2015038594A - 顕微鏡システム、対物レンズユニットおよび顕微鏡本体 - Google Patents

顕微鏡システム、対物レンズユニットおよび顕微鏡本体 Download PDF

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Abstract

【課題】顕微鏡本体に対して対物レンズを簡易に着脱することができる顕微鏡システム、対物レンズユニットおよび顕微鏡本体を提供すること。
【解決手段】少なくとも標本からの観察光から像を形成する光学系を有する本体部を備えた顕微鏡システムであって、観察光を取り込む対物レンズ、および略帯状をなし、一端側で該対物レンズを保持するベース部を有する対物レンズユニットと、本体部に保持されるとともに、少なくとも対物レンズの光軸が観察光の光路と一致する位置にベース部を着脱自在に取り付けるユニット取付部と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、照明光を標本に照射し、標本から反射した光または標本から発生した光を受光して標本像の観察を行う顕微鏡システム、対物レンズユニットおよび顕微鏡本体に関するものである。
従来、医学や生物学等の分野では、細胞等の観察に、標本を照明して観察する顕微鏡が用いられている。また、工業分野においても、金属組織等の品質管理や、新素材の研究開発、電子デバイスや磁気ヘッドの検査等、種々の用途で顕微鏡が利用されている。顕微鏡による標本の観察としては、接眼レンズなどを用いた目視による観察の他、CCDまたはCMOSイメージセンサ等の撮像素子を用いて標本像を撮像し、撮像した画像のモニタ表示による観察が知られている。
従来の顕微鏡には、顕微鏡本体に対して、例えば標本を載置するステージ、倍率の異なる複数(例えば4〜6個)の対物レンズを標本に対して交換可能に保持するレボルバ、照明光を出射する光源などが取り付けられる(例えば、特許文献1,2を参照)。顕微鏡本体には、少なくとも対物レンズが取り込んだ観察光を接眼レンズやイメージセンサに導く観察光学系が設けられている。
特許文献1,2が開示する顕微鏡では、レボルバを回転させて照明光および観察光の光軸上に所望の対物レンズを配置することによって、所望の倍率による標本像の観察を行うことができる。さらに、近年では、様々な標本の観察を行うため、対物レンズの種類も非常に多くなってきている。
特開2007−286440号公報 特許第3690834号公報
しかしながら、特許文献1,2が開示するレボルバが保持できる対物レンズの数には限りがある。一方、観察時においてレボルバが保持できる数以上の種類の対物レンズを使用する場合や、観察対象の標本を変えて観察する際にレボルバが保持できる数以上の種類の対物レンズを使用する場合に、レボルバに取り付けられた対物レンズを交換する必要が生じる。
対物レンズのレボルバへの装着はネジによるねじ込み固定が一般的であり、使用者によって対物レンズを交換することは想定されておらず、使用者がレボルバに装着されている対物レンズを交換するのは困難であった。このため、顕微鏡本体に対して対物レンズを簡易に着脱することができる顕微鏡が求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、対物レンズを簡易に着脱することができる顕微鏡システム、対物レンズユニットおよび顕微鏡本体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる顕微鏡システムは、少なくとも標本からの観察光から像を形成する光学系を有する本体部を備えた顕微鏡システムであって、前記観察光を取り込む対物レンズ、および略帯状をなし、一端側で該対物レンズを保持するベース部を有する対物レンズユニットと、前記本体部に保持されるとともに、少なくとも前記対物レンズの光軸が前記観察光の光路と一致する位置に前記ベース部を着脱自在に取り付けるユニット取付部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記ユニット取付部は、前記本体部に固定される支持部と、前記支持部に支持されるとともに、前記光路と交差する方向に延び、該光路を通過する開口部が形成された中間部と、前記中間部に保持され、前記対物レンズユニットを着脱自在に保持するユニット保持部と、を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記ユニット保持部は、前記中間部に保持され、前記ベース部の取付方向を案内する案内部と、前記案内部に設けられ、前記ベース部と係合する第1係合部と、を有し、前記ベース部は、前記案内部と摺動可能な摺動部と、前記第1係合部と係合する第2係合部と、を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記ユニット保持部は、前記中間部に保持され、前記ベース部の取付方向を案内する案内部と、前記案内部に沿って移動可能であって、前記対物レンズユニットを着脱自在に保持する保持部と、前記案内部に設けられ、前記保持部と係合する第1係合部と、前記保持部に設けられ、前記第1係合部と係合する第2係合部と、を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記ベース部は、他端側の側面に設けられ、当該ベース部が保持する前記対物レンズの情報を表示した表示部を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記ユニット取付部は、前記中間部に前記光路に対して進退自在に保持されるとともに、前記対物レンズとは異なる第2の対物レンズを保持する対物レンズ保持部と、前記対物レンズ保持部が前記光路と交差する方向に付勢する付勢手段と、をさらに有することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記対物レンズユニットは、前記対物レンズに設けられ、当該対物レンズの内部に設けられた光学系を光軸方向に移動させることによって収差補正を行う補正環と、前記補正環を回転させるための駆動源と、を有する収差補正手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記収差補正手段は、前記補正環の位置を検出する位置検出手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる対物レンズユニットは、少なくとも標本からの観察光から像を形成する光学系を有する本体部を備えた顕微鏡システムであって、前記本体部に保持されるとともに、少なくとも観察光を取り込む対物レンズの光軸が前記観察光の光路と一致する位置に着脱自在に取り付ける取付部を備えた顕微鏡システムに用いられる対物レンズユニットにおいて、前記対物レンズと、略帯状をなし、一端側で前記対物レンズを保持するベース部と、を備え、前記ベース部が前記取付部に着脱自在に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明にかかる対物レンズユニットは、上記の発明において、前記対物レンズに設けられ、当該対物レンズの内部に設けられた光学系を光軸方向に移動させることによって収差補正を行う補正環と、前記補正環を回転させるための駆動源と、を有する収差補正手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる対物レンズユニットは、上記の発明において、前記収差補正手段は、前記補正環の位置を検出する位置検出手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡本体は、標本からの観察光を結像する顕微鏡システムに用いられる顕微鏡本体であって、少なくとも前記観察光から像を形成する光学系と、前記観察光を取り込む対物レンズ、および略帯状をなし、一端側で該対物レンズを保持するベース部を有する対物レンズユニットの前記ベース部を、前記対物レンズの光軸が前記観察光の光路と一致する位置に着脱自在に取り付けるユニット取付部と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、対物レンズを簡易に着脱することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの全体構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの取付ユニットの構成の一例を示す模式図である。 図8は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの取付ユニットの使用例を説明する模式図である。 図9は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。 図10は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。 図11は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。 図12は、図11に示す対物レンズユニットの要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図13は、図11に示す対物レンズユニットの要部の構成を模式的に示す上面図である。 図14は、図13のA−A線の部分断面図である。 図15は、図12に示す対物レンズユニットの要部の構成を模式的に示す分解斜視図である。 図16は、図11に示す対物レンズユニットの補正環の回転制御を説明する図である。 図17は、図11に示す対物レンズユニットの補正環の回転制御を説明する図である。 図18は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す上面図である。 図19は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図20は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図21は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図22は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図23は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図である。 図24は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解し得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる倒立型の顕微鏡システムについて、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの全体構成を示す模式図である。図1に示すように、顕微鏡システム1は、例えば蛍光色素にて特異的に染色された標本Sからの観察光を結像して標本Sを観察するための倒立型の顕微鏡であって、顕微鏡システム1の土台をなす本体部2aと、本体部2aに着脱自在に設けられ、少なくとも接眼レンズが設けられる鏡筒部2bと、本体部2aから、標本Sに照射する照明光の光路N方向に延びる支柱2cと、を有する顕微鏡本体2を備える。
本体部2aは、各々が略柱状に延びる鏡脚部21a,21bを有する側面視で凹状をなす本体側基部21と、凹状をなし、鏡脚部21a,21bに支持されるとともに、後述するステージ3および対物レンズ41を保持する保持部22と、からなる。本体側基部21には、顕微鏡システム1全体の制御を行う制御基板が設けられていてもよい。制御基板は、外部からの電源を各部へ中継したり、自身に電源が内蔵され、各部へ中継したりする場合もある。
本体側基部21は、対物レンズ41が取り込んだ光を結像して像を形成する結像レンズ5と、結像レンズ5により結像された光を透過するとともに、所定の方向に折り曲げる光路切替プリズム6と、光路切替プリズム6を透過した光を所定方向に折り返すミラー7a,7b,7cと、を内部に備える。
なお、光路切替プリズム6は、透過率の異なる複数の光学部材と切り替え可能に設けられるものであってもよく、例えば、50%の光を透過し、かつ50%の光を折り返す光学部材(光路切替プリズム6)、結像レンズ5により結像された光を所定方向に全反射する光学部材、および結像レンズ5により結像された光のすべてを透過する光学部材のいずれかを有し、光路N上に交換自在に配置されるものであってもよい。光路切替プリズム6の折り返し方向に応じた位置には、CCDカメラなどに接続されるカメラポートCPが設けられている。光路切替プリズム6によって光路Nに直交する方向に折り曲げられた光は、このカメラポートCPに導入される。
鏡筒部2bは、本体部2aと接続した状態で、本体側基部21から標本Sの観察光が導入される。鏡筒部2bは、ミラー7cにより折り曲げられた観察光を結像する結像レンズ8と、結像レンズ8によって結像された観察光を所定方向に折り曲げるプリズム9と、プリズム9により折り曲げられた光を集光する接眼レンズ10と、を有する。接眼レンズ10は、形成された中間像を拡大して見るためのレンズである。
また、支柱2cには、光源11aを有し、透過照明光を出射する第1ランプハウス11と、対物レンズ41の光路Nに沿って上下動可能に支持されるコンデンサ12と、が設けられている。第1ランプハウス11は、ハロゲンランプなどを用いて実現される光源11aを内蔵した筐体であり、支柱2cに支持されている。第1ランプハウス11からの光は、ミラー11bによって標本S(対物レンズ41)に向けて反射される。
保持部22は、例えば標本Sを載置するステージ3を先端で保持するほか、凹状のなす中空空間において、少なくともステージ3上の標本Sからの観察光を取り込む対物レンズ41を有する対物レンズユニット4が着脱自在に取り付けられるユニット取付部13を保持している。
また、本体側基部21には、光源14aを有し、落射照明光を出射する第2ランプハウス14が取り付けられる。第2ランプハウス14は、水銀ランプなどを用いて実現される光源14aを内蔵した筐体であり、投光管14bを介して本体側基部21に着脱可能となる態様で配置してある。投光管14bは、第2ランプハウス14の光源14aが発した光の通過を許容するものである。なお、光源14aをレーザに代えても適用可能である。
また、本体側基部21の鏡脚部21a,21bによって形成される内部領域21cには、光源14aからの落射照明光、および標本Sが反射もしくは標本Sが発した光、または標本Sを透過した光の光路を切り替えるミラーユニット15が取り付けられている。
ミラーユニット15は、励起フィルタ15a、ダイクロイックミラー15bおよび吸収フィルタ15cを有する。励起フィルタ15aは、光源14aから出射された出射光から励起波長に対応した光を抽出(透過)する。ダイクロイックミラー15bは、光源14aから出射された光のうち、所定波長の光を反射するとともに、標本Sが発した光のうち、所定波長の光を透過する。吸収フィルタ15cは、標本Sが発した光から所望の波長の光を抽出する。なお、ミラーユニット15は、ミラーカセットに複数、例えば8個が挿脱可能に保持され、内蔵されたモータ(図示せず)により、光源14aが発した光の光路に対して進入、あるいは離脱する態様で挿脱可能に構成してもよい。
ステージ3は、標本Sを載置して保持する載置部30と、載置部30に載置された標本Sの位置を操作するステージ操作部31と、を有する。載置部30は、板状をなす第1部材30a、第2部材30bおよび第3部材30cが順に積層されてなる。載置部30において、例えば、第3部材30cを基準(固定)とし、ステージ操作部31によって第1部材30aおよび第2部材30bを第3部材30cの板面を平面とする面上を移動させる。このとき、標本Sが第1部材30aに載置され、第1部材30aおよび第2部材30bは、主面に平行な平面上で互いに直交する方向に移動する。また、第1部材30a〜第3部材30cには、本体部2aに取り付けられた際に、光路Nが通過する開口をなす開口部(図示せず)がそれぞれ形成されている。なお、第1部材30aおよび第2部材30bに形成される開口は、第1部材30aおよび第2部材30bの移動に関わらず光路Nを含むような大きさに形成されている。
また、ステージ操作部31は、第1部材30aおよび第2部材30bの移動量をそれぞれ入力可能な入力部31a,31bと、入力部31a,31bを支持し、入力部31a,31bによって入力された移動量を第1部材30aおよび第2部材30bにそれぞれ伝達する支持部材31cと、を有する。本実施の形態1において、入力部31a,31bは、例えばラックアンドピニオンによって実現され、自身の回転量に応じた第1部材30aおよび第2部材30bの移動量をそれぞれ入力する。また、本体部2aなどに設けられた入力ボタンを介して自動で移動するものであってもよい。
上述した構成を有する顕微鏡システム1では、透過照明の場合、光源11aからの透過照明光を、ミラー11bを介して標本Sに照射すると、標本Sを透過した観察光、または標本Sから発せられた観察光による中間像が対物レンズ41および結像レンズ5によって観察光路(光路N)上に形成され、結像レンズ8を介して接眼レンズの位置で結像されて、透過光による標本像として観察者により目視観察される。なお、透過光観察は、明視野観察、位相差観察、微分干渉観察などを行う場合に用いられる。
また、落射照明の場合、光源14aからの落射照明光を投光管14b内において平行光束とし、落射照明光に含まれる波長の光から励起フィルタ15aで波長の光が選択され、励起フィルタ15aで選択された波長の光がダイクロイックミラー15bによって対物レンズ41に向けて折り曲げられる。ダイクロイックミラー15bによって折り曲げられた照明光が、落射照明光として対物レンズ41を介して標本Sに照射されると、標本Sは、蛍光色素または蛍光タンパクが励起され蛍光を発する。発せられた蛍光を像として対物レンズ41が取り込み、ダイクロイックミラー15bと吸収フィルタ15cとを透過して、光路N上に位置された標本Sの中間像が対物レンズ41および結像レンズ5によって観察光路上に形成され、結像レンズ8を介して接眼レンズ10の位置で結像され、蛍光などの発光による標本像として観察者により目視観察される。
続いて、対物レンズユニット4およびユニット取付部13について、図2,3を参照して説明する。図2は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図であって、ユニット取付部13に対物レンズユニット4が取り付けられた状態を示す図である。図3は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図であって、ユニット取付部13から対物レンズユニット4が取り外されている状態を示す図である。
対物レンズユニット4は、観察光を取り込む対物レンズ41と、略帯状をなし、一端側で対物レンズ41を保持するユニット側基部42(ベース部)と、を有する。ユニット側基部42は、一端側で対物レンズ41を保持する略帯状の対物レンズ保持部421と、対物レンズ保持部421の他端から帯状をなして延びる把持部422と、を有する。把持部422は、対物レンズユニット4をユニット取付部13に取り付ける際、使用者によって把持される部分である。
対物レンズ保持部421には、主面と直交する側面であって、長手方向と平行に延びる各側面に、板厚方向に延びる切り欠き溝である切欠き部421a(第2係合部)がそれぞれ形成されている。また、対物レンズ保持部421には、主面と直交する側面であって、把持部422に連なる側と反対側の側面に、ユニット取付部13に取り付けられる際に、ユニット取付部13の取付面(後述するガイド溝)と摺動する摺動部421bが形成されている。摺動部421bは、ユニット取付部13の取付面と摺動する面が、対物レンズ保持部421の主面に対して傾斜している。
把持部422には、主面と直交する側面であって、対物レンズ保持部421に連なる側と反対側(ユニット側基部42の他端側)の側面に、ユニット側基部42が保持する対物レンズ41の情報が表示された表示部422aが設けられている。
表示部422aには、少なくとも対物レンズ41の種類や、ワーキングディスタンス(WD)、倍率などの情報が表示される。このほか、使用可能なイマージョンオイルの種類などの情報を表示してもよい。なお、対物レンズ41の種類には、明視野観察、位相差観察、微分干渉観察、蛍光観察などの各種観察法への適用にかかる情報や、色収差の補正レベルなどを含む。また、対物レンズ41の情報に応じて、把持部422の色が異なるようにしてもよい。
ユニット取付部13は、保持部22に固定される支持部131と、支持部131に支持されるとともに、光路Nと交差する方向に延びる中間部132と、中間部132に保持され、対物レンズユニット4を着脱自在に保持するユニット保持部133と、を有する。
中間部132には、保持部22に取り付けられた際に、光路Nが通過する略円形をなす開口を有する開口部1321が形成されている。
ユニット保持部133は、中間部132に保持され、傾斜面が形成された斜面部1331と、斜面部1331上に設けられ、対物レンズユニット4の切欠き部421aと係合して、対物レンズユニット4の移動を制御するクリック機構1332(第1係合部)と、を有する。
斜面部1331は、傾斜面を通過する平面が光路Nと交差するように配置され、中間部132から本体部2aの斜め下方に向けて延びている。斜面部1331には、対物レンズユニット4の対物レンズ保持部421の取付方向をガイドするガイド溝1331a(案内部)が形成されている。ガイド溝1331aの溝幅(向かい合う側壁間の距離)は、対物レンズ保持部421の最大幅と略同等である。ガイド溝1331aの深さ(側壁の高さ)は、対物レンズ保持部421の板厚よりも小さい。また、ガイド溝1331aには、開口部1321に連通し、保持部22に取り付けられた際に、照明光や観察光が通過する中空空間を形成する凹部1331bが形成されている。
また、クリック機構1332は、斜面部1331のガイド溝1331aの溝幅方向の縁端部にそれぞれ設けられている。クリック機構1332は、ばねなどによって付勢されたボール1332aを有する。ボール1332aは、ガイド溝1331aの側壁を通過する平面よりも内側(ガイド溝1331a側)に突出するように設けられている。また、ボール1332aは、ばねからの付勢力により、ガイド溝1331aの側壁を通過する平面と略直交する方向に進退自在に設けられている。
クリック機構1332のボール1332aの直径は、外部に露出して切欠き部421aと係合する部分において、切欠き部421aの溝幅よりも大きいことが好ましい。また、ばねによる付勢力は、切欠き部421aとボール1332aが係合した際に、少なくとも対物レンズユニット4の自重によって取付方向と逆方向の荷重が加わった場合にボール1332aが退避しない程度あればよい。
ここで、ガイド溝1331aの底面には、断面が略凹字状をなす中空空間を形成するアリ溝が形成され、摺動部421bには、主面からガイド溝1331aのアリ溝に応じた断面形状をなして突出する突出部が形成されていることが好ましい。なお、突出部は、対物レンズユニット4の取付方向に沿って延びるものであってもよいし、この取付方向の中央部に設けられるものであってもよいし、取付方向の両端部にそれぞれ設けられるものであってもよい。突出部は、アリ溝に収容可能であれば、形成領域や形成位置は如何なるものであってもよい。
図4は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図であって、ユニット取付部13に対する対物レンズユニット4の取り付けを説明する図である。対物レンズユニット4をユニット取付部13に取り付ける際、使用者は、把持部422を把持して対物レンズユニット4をステージ3の斜め下方からユニット取付部13(ガイド溝1331a)に挿入する。このとき、摺動部421bがガイド溝1331aに沿ってスライドしながら挿入される。
この際、摺動部421bに突出部が形成されている場合、該突出部が、ガイド溝1331aのアリ溝に収容される。これにより、対物レンズユニット4をユニット取付部13に取り付ける際、摺動部421bが、ガイド溝1331aに対して取付方向(スライド方向、図4の矢印)から逸れて移動することを防止することができる。また、クリック機構1332のボール1332aは、対物レンズ保持部421の側面に圧接した状態となっている。
その後、挿入を継続すると、対物レンズ保持部421の切欠き部421aが、クリック機構1332のボール1332aと係合する。この係合により停止した位置において、対物レンズ41が、凹部1331b上に配置される(図2参照)。
ここで、対物レンズ41が、対物レンズ保持部421の載置面(主面)に対して光軸が直交するように対物レンズ保持部421によって保持されている場合、ガイド溝1331aの底面および光路Nがなす角度と、摺動部421bの摺動面および対物レンズ保持部421の主面がなす角度との和は、90°となる。これにより、対物レンズユニット4をユニット取付部13に取り付ける際、対物レンズ保持部421の主面が光路Nに対して直交した状態を維持して摺動部421bがスライドし、対物レンズ41の光軸を、光路Nと平行な状態に維持しながら移動させることができる。これにより、例えば対物レンズ41の上面にイマージョンオイルなどが入っている場合であっても、イマージョンオイルをこぼすことなく対物レンズ41を配置することができる。
なお、対物レンズユニット4をユニット取付部13に取り付ける際に、必ずしも対物レンズ41の光軸が光路Nと平行な状態を維持しながら移動させる必要はなく、対物レンズ保持部421の切欠き部421aが、クリック機構1332のボール1332aに引っかかって停止した位置(対物レンズ41の配置が完了した位置)において、対物レンズ41の光軸が光路Nと一致していればよく、対物レンズ41の配置が完了した位置を除くガイド溝1331aの底面と光路Nとがなす角度は、対物レンズユニット4とユニット取付部13との挿脱の容易性に応じた角度などに設定することができる。
また、対物レンズユニット4がユニット取付部13に取り付けられた状態において、表示部422aが設けられている側面が、ユニット取付部13から外部に向けて延びており、本体部2aの側面側から視認可能である。このため、ユニット取付部13に取り付けられている対物レンズ41の情報を容易に確認することができる。
一方、対物レンズユニット4を取り出す際、使用者が把持部422を把持して取付方向と逆方向に引き出すことにより、ボール1332aが退避して切欠き部421aとボール1332aとの係合状態が解消される。その後、引き出しを継続すれば、対物レンズユニット4をユニット取付部13から取り出すことができ、対物レンズユニット4を異なる種類の対物レンズが保持された対物レンズユニットに交換することができる。
図5、図6、図9〜図15は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を示す模式図である。対物レンズユニット4は、互いに倍率が異なる対物レンズ41を保持するほか、対物レンズ41に付加機能を追加する機構を備えるものであってもよい。また、図7、図8に示すような対物レンズ41を保持しない取付ユニットをユニット取付部13に取り付けるものであってもよい。
図5は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。図5に示す対物レンズユニット4aには、対物レンズ41の側面の一部に設けられるシート状の加温部材43が設けられている。加温部材43は、例えば図示しない外部のコントローラからの制御信号によって加熱されて所定の温度を維持する。これにより、対物レンズ41の温度を設定された温度で維持することが可能となる。
例えば、標本Sとしての細胞の培養を経時的に観察する場合、環境温度を37℃程度に維持する必要がある。通常、対物レンズ41は熱効率の高い材料により形成されているため、対物レンズ41を介して熱が外部に逃げてしまい、標本Sの周囲の環境温度を37℃に維持することができない場合があった。これに対し、対物レンズユニット4aは、対物レンズ41の温度を所定の温度に維持できるため、対物レンズ41による放熱を防止し、環境温度を維持した観察を実現することができる。
図6は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。図6に示す対物レンズユニット4bには、対物レンズ41の先端にイマージョンオイルを供給する供給管44が設けられている。供給管44には、図示しない外部のコントローラやピストンなどの送液機構によってイマージョンオイルが送り込まれる。これにより、対物レンズユニット4bをユニット取付部13に取り付けた後、すなわち対物レンズ41が光路N上に配置された状態で、ステージ3を退避させることなくイマージョンオイルを供給することができる。
図7は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの取付ユニットの構成の一例を示す模式図である。図8は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの取付ユニットの使用例を説明する模式図である。図7に示す取付ユニット40は、対物レンズ41に代えてイマージョンオイルを除去する除去部材として油取り紙45bを保持する油取り紙保持部材45aを有するオイル除去部45がユニット側基部42に保持されてなる。
油取り紙保持部材45aは、例えば帯状をなす油取り紙45bの長手方向の両端をそれぞれ保持する。油取り紙45bは、略U字状をなして油取り紙保持部材45aの先端から突出した形状をなす。なお、油取り紙保持部材45aは、接着や挟持など、公知の固定手段を用いることによって油取り紙45bを保持する。また、油取り紙45bは、イマージョンオイルなどの除去対象の液体を吸収することができるものであれば適用可能である。
上述した対物レンズユニットと同様に、取付ユニット40をユニット取付部13に取り付けると、油取り紙45bが、例えば標本を保持するディッシュ100に付着しているイマージョンオイルを吸い取って、ディッシュ100からイマージョンオイルを除去する。このように、ディッシュ100を動かさずに、取付ユニット40をユニット取付部13に対して1または数回抜き差しするだけでディッシュ100からイマージョンオイルを容易に除去することができる。このため、イマージョンオイルを用いない観察と、イマージョンオイルを用いる観察との切り替えを簡易に行えるとともに、イマージョンオイルを用いない観察においてイマージョンオイルの影響を受けることなく観察を行うことができる。なお、上述した対物レンズユニット4bの取り付け方向の先端側にオイル除去部45を設けるものであってもよい。
図9は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。図9に示す対物レンズユニット4cには、対物レンズ41に設けられた補正環411を回転させるための動力を発生するモータ46(駆動源)が設けられている。ここで、対物レンズ41には、対物レンズ41の側面の周回方向に沿って凹凸形状をなす補正環411が設けられている。補正環411は、回転自在に設けられ、自身の回転によって対物レンズ41の内部に設けられたレンズ群(光学系)を光軸方向に移動させる。補正環411の操作により、標本Sを載置または収容するスライドガラスや培養容器等の厚みに応じて収差(球面収差)を補正することができる。
モータ46には、回転軸の先端に補正環411と歯合するギア46aが取り付けられている。ギア46aは、モータ46の回転によって回転し、該回転動力を補正環411に伝達することによって補正環411を回転させる。モータ46は、例えばステッピングモータを用いて実現される。モータ46としてステッピングモータを用いることによって、与えたパルスの数で補正環411の回転量を決定できるので、補正環411を高精度に回転させることができる。なお、補正環411およびモータ46により収差補正手段を構成する。
モータ46は、図示しない外部のコントローラからの制御信号によって駆動し、ギア46aを介して補正環411を回転させる。
図10は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。図10に示す対物レンズユニット4dには、対物レンズ41に設けられた補正環412を回転させるための動力を伝達する動力伝達機構47(駆動源)が設けられている。動力伝達機構47は、補正環412と歯合する第1ギア471と、第1ギア471と同一の中心軸上に設けられる第2ギア472と、第1ギア471および第2ギア472を連結するとともに、対物レンズ保持部421に回転自在に固定される軸473と、把持部422に対して回転自在に設けられる第3ギア474と、帯状部材の両端を接合してなり、内周で第2ギア472および第3ギア474とそれぞれ歯合する歯付ベルト475と、を有する。
動力伝達機構47では、使用者が第3ギア474を回転させることにより、歯付ベルト475を介して第3ギア474の回転動力を第2ギア472に伝達する。第2ギア472が回転すると、軸473に固定された第1ギア471が連動して回転する。第1ギア471の回転により、補正環412を回転させることができる。
図10に示す対物レンズユニット4dでは、上述した対物レンズユニット4cとは異なり、使用者によって手動で補正環412を回転させることができる。また、第3ギア474が把持部422上に設けられているため、操作性にも優れている。
図11は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの対物レンズユニットの他の構成の一例を模式的に示す斜視図である。図12は、図11に示す対物レンズユニットの要部の構成を模式的に示す斜視図である。図13は、図11に示す対物レンズユニットの要部の構成を模式的に示す上面図である。図14は、図13のA−A線の部分断面図である。図15は、図12に示す対物レンズユニットの要部の構成を模式的に示す分解斜視図である。
図11に示す対物レンズユニット4eは、補正環411の設定された位置を検出するための検出機構48を有する。検出機構48は、図15に示すように、対物レンズ41に取り付けられるとともに、モータ46および検出センサ49a,49b(位置検出手段)を保持する保持部材481を有する。保持部材481は、対物レンズ41を挿通し、該対物レンズ41に保持される対物レンズ取付部482と、モータ46を保持するモータ保持部483と、検出センサ49a,49bを保持するセンサ保持部484と、を有する。対物レンズ取付部482には、対物レンズ41が挿通可能な孔部485が形成されている。なお、補正環411、モータ46、検出センサ49a,49bおよび保持部材481により収差補正手段を構成する。
対物レンズ41には、上述した補正環411に加えて、該補正環411の下部に設けられ、検出センサ49a,49bの検出対象である検出羽413(位置検出手段)が設けられる。検出羽413は、中空円板状をなす遮光性の部材の外周側の一部を周方向に沿って切り欠かいてなる切欠き形状をなす。検出羽413は、該切欠き形状によって形成され、外周の一部が径方向に突出した突出部413aを有する。
検出センサ49a,49bは、例えばフォトインタラプタを用いて実現される。検出センサ49a,49bは、発光部と受光部とからなる検出部491,492を有し、該検出部491,492の発光部と受光部との間に突出部413aが通過可能に配置される。検出センサ49a,49bは、突出部413aの通過の有無により受光態様が変化する。このため、該受光態様の変化により補正環411上の設定位置を検出することができる。
具体的には、検出センサ49a,49bが突出部413aを検出した場合に検出信号がオフ、突出部413aを検出しなかった場合に検出信号がオンとなり、検出羽413の外周上の一点を基準位置(例えば切欠きの端部)に設定した場合、二つの検出センサ49a,49bの検出信号がそれぞれオンであるかオフであるかを判断することにより、基準位置の検出センサ49a,49bに対する相対位置を検出することができる。該検出結果により、例えば基準位置を所定の位置に移動させる場合、補正環411を時計回りまたは反時計回りのどちらが最適かを判断することができる。
図16,17は、図11に示す対物レンズユニットの補正環の回転制御を説明する図である。検出センサ49a,49bの検出結果に基づく位置検出やモータ46の駆動にかかる制御信号は、所定の信号線や、保持部材481、ベース部42または本体側基部21などに設けられた制御部が出力する。例えば制御部によりモータ46の駆動が制御され、検出羽413の基準位置Pを検出センサ49aに合わせる場合、該制御部は、まず、二つの検出センサ49a,49bの検出信号がそれぞれオンであるかオフであるかを判断して基準位置の検出センサ49a,49bに対する相対位置を検出する。例えば、検出センサ49aの検出結果がオンであり、検出センサ49bの検出結果がオフであると、制御部は、基準位置Pが検出センサ49aと検出センサ49bとの間にあると判断する(図16参照)。その後、制御部は、検出センサ49aの検出信号がオンからオフに切り替わるまで補正環411を反時計回りに回転させる(図17参照)。このようにして検出羽413と二つの検出センサ(検出センサ49a,49b)を用いて補正環411の位置を把握することで、例えば従来のように一回転させて補正環411の位置を検出する方法と比して、基準位置Pを所定の位置に合わせる時間を短縮することができる。また、補正環411の最適な位置調整が可能となり、良好な観察像をえることができる。なお、この場合、制御部は収差補正手段の一部として機能する。
保持部材481が対物レンズ41およびユニット側基部42に対して着脱自在に設けられることで、対物レンズ41を交換した場合であっても同じ保持部材481を使用することができる。また、対物レンズ41を孔部485に挿通する際、モータ保持部483が対物レンズ取付部482から離間する方向に移動(または回転)可能にすることによって、対物レンズ41とモータ保持部483(ギア46a)またはセンサ保持部484(検出部491,492)との干渉を防止して、対物レンズ41を一層容易に挿通することができる。モータ保持部483を回転させる場合、モータ保持部483は、モータ46の回転軸が孔部485の中心軸に対して傾斜するように傾くことで、対物レンズ取付部482から逃げるように移動する。また、モータ保持部483を傾けたままにしておけば、補正環411を手動で回転させることもできる。
なお、検出センサ49a,49bは、フォトインタラプタに代えてフォトリフレクタなどを用いるものであってもよい。また、モータ46は、図14に示すように、ステッピングモータ461と、減速機462と、からなるものであれば、静止安定性が高く、補正環411の回転量を高精度に制御できる点で好ましい。
ここで、モータ46や検出センサ49a,49bへの電力などの供給は、所定の信号線を介して供給するものであってもよいし、ユニット側基部42などに設けられたコネクタを介して供給するものであってもよい。
上述した本実施の形態1によれば、ステージ3の斜め下方から対物レンズ41を保持する対物レンズユニット4を挿脱自在に取り付けるようにしたので、対物レンズを簡易に着脱することができる。これにより、ステージ3に保持されている標本Sの位置を変化させずに所望の対物レンズを配置することができ、標本Sの観察を簡易かつ確実なものとすることが可能となる。
ここで、従来の顕微鏡では、レボルバに取り付けられた対物レンズに対して機能付加によりケーブルなどを接続すると、レボルバの回転動作により信号線が他の対物レンズに絡まり、信号線の断線や対物レンズの損傷等を引き起こすおそれがあった。これに対し、上述した実施の形態1にかかる顕微鏡システムでは、選択的に対物レンズユニットを挿脱することができるとともに、付加機能が追加された対物レンズユニットを取り付けることができるため、対物レンズの機能によらず、所望の対物レンズを簡易に配置することができる。
また、従来の顕微鏡において、特に倒立型の顕微鏡では、ステージによってレボルバの上部(対物レンズ取り付け側)が覆われた状態となっているため、レボルバに対する対物レンズの交換作業は、正立型と比して一段と困難である。これに対し、上述した実施の形態1にかかる顕微鏡システムでは、ステージ3を退避させることなく対物レンズ(対物レンズユニット)を簡易に交換することができる。
また、従来の顕微鏡では、細胞を生きたまま観察する際、ステージ上には温度を一定に保つ機能を有するインキュベーターが配置され、対物レンズの交換ができないばかりでなく、イマージョンオイルを供給することは困難である。これに対して、上述した実施の形態1にかかる顕微鏡システムでは、インキュベーターをステージ3上から降ろすことなく、また、標本Sを移動させずに、イマージョンオイルを供給することができる。
(実施の形態1の変形例)
図18は、本実施の形態1の変形例にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す上面図である。本変形例では、上述した対物レンズユニット4およびユニット取付部13に電気的に接続可能な電気接続部が設けられる。図18に示す対物レンズユニット4には、対物レンズ保持部421に導電性のピン421dが設けられている。また、ユニット保持部13には、対物レンズユニット41が取り付けられた際にピン421dと電気的に接続可能な収容部1322aを有する接続部1322が設けられている。接続部1322は、本体側基部21などを介して電力が供給される。
対物レンズユニット4がユニット取付部13に取り付けられると、ピン421dが収容部1322aに収容されて対物レンズユニット4がユニット取付部13と電気的に接続する。これにより、上述した対物レンズユニット4a,4c,4d,4eなどの駆動にかかる電力をユニット取付部13から対物レンズユニット4に供給することができる。なお、ピン421dと収容部1332aとに限らず、電気的に接続可能であれば、ピンと収容部との配置が逆であってもよいし、非接触で電気的に接続する構成を用いてもよく、公知の接続手段を用いることができる。また、対物レンズユニット4とユニット取付部13との接続により、対物レンズユニット4に取り付けられた対物レンズ41に関する情報(例えば倍率など)を接続部1322が取得するものであってもよい。
(実施の形態2)
図19は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図であって、ユニット取付部13aに対物レンズユニット4eが取り付けられた状態を示す図である。図20は、本実施の形態2にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図であって、ユニット取付部13aから対物レンズユニット4eが取り外されている状態を示す図である。なお、図1等で説明した構成と同一の構成要素には、同一の符号が付してある。本実施の形態2にかかる顕微鏡システムでは、上述した実施の形態1にかかる対物レンズユニット4およびユニット取付部13に代えて、対物レンズユニット4fおよびユニット取付部13aを備える。
対物レンズユニット4fは、対物レンズ41と、略帯状をなし、一端側で対物レンズ41を保持するユニット側基部42a(ベース部)とを有する。ユニット側基部42aは、一端側で対物レンズ41を保持するとともに、他端側は、対物レンズユニット4eをユニット取付部13aに取り付ける際、使用者によって把持される。
ユニット側基部42aには、長手方向と交差する側面であって、対物レンズ41が保持される側と反対側の側面に、ユニット側基部42aが保持する対物レンズ41の情報が表示された表示部423が設けられている。
表示部423には、少なくとも対物レンズ41の種類、ワーキングディスタンス(WD)や倍率などの情報が表示される。このほか、使用するイマージョンオイルの種類などの情報を表示してもよい。なお、上述したように、対物レンズ41の種類には、明視野観察、位相差観察、微分干渉観察、蛍光観察などの各種観察法への適用にかかる情報や、色収差の補正レベルなどを含む。また、対物レンズ41の情報に応じて、ベース部42aの他端側の色を変えてもよい。
ユニット取付部13aは、上述した支持部131と、支持部131に支持されるとともに、光路Nと交差する方向に延びる中間部132aと、中間部132aに保持され、対物レンズユニット4eを着脱自在に保持するとともに、対物レンズユニット4eを光路N上へ挿入および光路Nから退避させるユニット保持部134と、を有する。
中間部132aには、保持部22に取り付けられた際に、光路Nが通過する略円形をなす開口を有する開口部1323が形成されている。
ユニット保持部134は、対物レンズユニット4eを着脱自在に保持するユニット保持部1341と、中間部132aの支持部131側で支持され、光路Nに対して傾斜して略角柱状に延びる延在部1342と、中間部132aにおいて、延在部1342に対して開口部1323と反対側で支持され、延在部1342と平行かつ同一の傾斜角度で略角柱状に延びる延在部1343と、を有する。延在部1342,1343は、中間部132aから斜め下方に向けて延び、ユニット側基部42aの取付方向を案内する案内部として機能する。
ユニット保持部1341は、延在部1342,1343上に載置され、延在部1342,1343の長手方向に沿って移動可能である。また、ユニット保持部1341は、対物レンズユニット4eのユニット側基部42aを挿脱自在に収容可能な収容部1341aと、延在部1342,1343における保持部1341の停止位置を制御するための制御部材1341bと、を有する。収容部1341aには、照明光や観察光が通過する開口をなす開口部1341cが形成されている。
延在部1342には、延在部1342の上面から一部が突出し、延在部1342の長手方向に回転自在に配置される複数のボール1342aが設けられている。
延在部1343には、延在部1343の上面から一部が突出し、延在部1343の長手方向に回転自在に配置される複数のボール1343aと、平板状をなし、主面が湾曲されて側面視で略L字状をなす部材であって、制御部材1341bと係合する三つの係合部材(第1係合部材1343b、第2係合部材1343cおよび第3係合部材1343d)と、が設けられている。三つの係合部材(第1係合部)は、Lの底部をなす底面部およびLの鉛直部分をなす鉛直部からなる。
ユニット保持部1341は、延在部1342,1343から離脱しないように取り付けられるとともに、ボール1342a,1343aに支持され、該ボール1342a,1343aの回転によって円滑に移動することが可能である。具体的には、例えば、ユニット保持部1341が、延在部1342,1343の底部とそれぞれ係止するツメを有し、該ツメを延在部1342,1343の底面部に摺動自在に係止させることによって、延在部1342,1343の長手方向に沿って移動自在な状態で、ユニット保持部1341の延在部1342,1343からの離脱を防止することができる。
第1係合部材1343b、第2係合部材1343cおよび第3係合部材1343dは、延在部1343の長手方向に沿って設けられ、鉛直部が延在部1343に対して延在部1342と反対側に位置するようにそれぞれが底部で支持されている。
また、第1係合部材1343bの先端部には、延在部1343側に向けて突出する突出部1343eが形成されている。なお、第2係合部材1343cおよび第3係合部材1343dにおいても同様に、突出部1343eが形成されている。
ここで、制御部材1341bは、収容部1341aの側端部に設けられ、ユニット保持部1341が延在部1342,1343に挿通された際に延在部1343上に位置し、係合部材の突出部1343eと接触可能である。また、制御部材1341bには、係合部材の鉛直部と対向する面に、突出部1343eと係合可能な切り欠き形状をなす切欠き部1341d(第2係合部)が形成されている。
第1係合部材1343b、第2係合部材1343cおよび第3係合部材1343dは、突出部1343eによる制御部材1341bの切欠き部1341dとの係止位置が、所定の位置となるようにそれぞれ配置されている。例えば、第1係合部材1343bは対物レンズ41の光軸が光路Nと一致する位置、第2係合部材1343cは対物レンズ41が光路Nと干渉しない位置であって、光路Nとの距離が最短距離となる位置、第3係止部材1343dは対物レンズ41が延在部1343の端部に配置される位置にそれぞれが配置される。
対物レンズユニット4fをユニット取付部13aに取り付けて対物レンズ41を光路N上に配置する際、使用者は、まず収容部1341aにユニット側基部42aを収容する。このとき、使用者は、ユニット側基部42aの端部を把持して対物レンズユニット4fを保持し、ユニット取付部13aの収容部1341aに挿入する。
なお、対物レンズユニット4fの収容部1341aへの挿入が完了した際、完了位置においてクリック機構などを設けて、対物レンズユニット4fが収容部1341aから離脱しないようにしてもよい。また、対物レンズユニット4fが収容部1341aに収容されている状態において、対物レンズ41の光軸が光路Nと平行になっていることが好ましい。対物レンズ41の光軸を光路Nと平行とすることによって、対物レンズ41の光軸を光路Nと平行な位置関係を維持した状態で移動させることができる。
その後、ユニット保持部1341を延在部1342,1343に沿って移動させる。保持部1341の移動では、延在部1342,1343に設けられたボール1342a,1343aの回転によって、円滑に移動させることができる。これにより、対物レンズユニット4fが、ステージ3の斜め下方から光路Nに向けて挿入される。
その後、挿入を継続すると、切欠き部1341dが、第1係合部材1343b、第2係合部材1343cおよび第3係合部材1343dの突出部1343eと順次係合する。本実施の形態2では、第3係合部材1343d、第2係合部材1343c、第1係合部材1343bの順で係合し、第1係合部材1343bの突出部1343eで係合して停止した位置において、対物レンズ41の光軸が光路Nと一致する。
また、対物レンズ41が光路N上に配置された際、表示部423を外部から視認することが可能である。このため、ユニット取付部13aに取り付けられている対物レンズ41の情報を容易に確認することができる。
一方、対物レンズユニット4fを取り出す際、ユニット保持部1341を取付方向と逆方向に引き出すことにより、切欠き部1341dと突出部1343eとの係合状態が解消される。その後、引き出しを継続すれば、ユニット保持部1341を第3係合部材1343dと係合する位置まで取り出すことができる。その後、対物レンズユニット4fを異なる種類の対物レンズが保持された対物レンズユニットに交換することができる。
上述した本実施の形態2によれば、ステージ3の斜め下方から保持部1341を介して対物レンズ41を保持する対物レンズユニット4fを挿脱自在に取り付けるようにしたので、顕微鏡本体に対して対物レンズを簡易に着脱することができる。
また、上述した本実施の形態2によれば、ユニット保持部1341に対物レンズユニット4fを収容し、保持部1341を移動させて対物レンズ41を光路N上に配置するようにしたので、対物レンズユニット4fの構成を簡易なものとすることができる。
なお、上述した実施の形態2にかかる対物レンズユニット4fにおいても、上述した図5〜11にかかる付加機能を追加する機構を設けることが可能である。
また、上述した実施の形態1,2では、一方向から対物レンズユニット4をユニット保持部に取り付けるものとして説明したが、複数の方向から対物レンズユニット4をユニット保持部に取り付けるものであってもよい。この場合、例えば斜面部1331の反対側に第2の斜面部を設けることによって、対向する方向から対物レンズユニット4を取り付けることができる。
また、上述した実施の形態1において、上述した実施の形態2の係合部材のような配置でクリック機構を複数設けてもよい。
(実施の形態3)
図21は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図であって、ユニット取付部13bに対物レンズユニット4が取り付けられた状態を示す図である。図22は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図であって、ユニット取付部13bに対物レンズユニット4が取り付けられた状態で図21と反対方向からみた図である。図23は、本実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図であって、ユニット取付部13bから対物レンズユニット4が取り外されている状態を示す図である。図24は、本実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を模式的に示す斜視図であって、ユニット取付部13bに対する対物レンズユニット4の取り付けを説明する図である。なお、図1等で説明した構成と同一の構成要素には、同一の符号が付してある。本実施の形態3にかかる顕微鏡システムでは、上述した実施の形態1にかかるユニット取付部13に代えて、ユニット取付部13bを備える。
ユニット取付部13bは、保持部22に固定される支持部131と、支持部131に支持される中間部132bと、中間部132bに保持され、対物レンズユニット4を着脱自在に保持するユニット保持部133と、中間部132bに保持され、対物レンズ135a(第2の対物レンズ)を光路Nに対して進退自在に保持する対物レンズ保持部135と、対物レンズ保持部135が光路Nと交差する方向に付勢する付勢部材136,137と、を有する。
中間部132bには、保持部22に取り付けられた際に、光路Nが通過する略円形をなす開口を有する開口部1321が形成されている。また、中間部132bは、支持部131側であって、ユニット保持部133の保持部分に隣接して設けられ、付勢部材136を支持するとともに、対物レンズ保持部135の移動を規制する支持部材1324と、支持部131と反対側の側面であって、開口部1321の近傍の側面に設けられ、付勢部材137を支持する支持部材1325と、を有する。
対物レンズ保持部135は、所定の倍率の対物レンズ135aと、対物レンズ135aを保持し、光路Nへの挿脱方向に移動自在に設けられる保持部135bと、対物レンズユニット4の挿入により、該対物レンズユニット4と当接する当接部135cと、を有する。当接部135cは、略棒状をなす当接部材1351を有する。当接部材1351は、光路Nと平行な方向に延び、一部が開口部1321内に進入している。対物レンズ135aは、例えば、対物レンズユニット4に取り付けられる対物レンズ41の倍率よりも低い倍率の対物レンズが用いられる。
また、保持部135bには、対物レンズ135aに対して当接部135cと反対側に設けられ、略帯状をなす帯状部材1352が設けられている。帯状部材1352は、長手方向が保持部135bの移動方向と直交するように配置されている。また、帯状部材1352の長手方向の長さは、ユニット保持部133の幅と略同一である。
付勢部材136は、中間部132bに設けられた支持部材1324と、帯状部材1352の一端部(支持部131側の端部)とを接続している。また、付勢部材137は、中間部132bに設けられた支持部材1325と、帯状部材1352の他端部とを接続している。付勢部材136,137は、対物レンズ135aが光路N上に配置された状態で最も付勢力が小さくなり、対物レンズ135aが光路Nから離間するにつれて付勢力が大きくなるように配置されている。すなわち、付勢部材136,137は、対物レンズ保持部135が光路Nと交差する方向であって、光路Nに向かう方向に対物レンズ保持部135を付勢している。なお、付勢部材136,137は、例えばコイルばねを用いることによって実現される。
対物レンズユニット4をユニット取付部13bに取り付ける際、実施の形態1と同様、摺動部421bをガイド溝1331aに沿ってスライドさせて挿入する。なお、対物レンズユニット4が光路N上に挿入されていない状態において、保持部135bは、支持部材1323に当接し、対物レンズ135aが光路N上に配置された状態となっている。
この際、対物レンズユニット4の挿入により、当接部材1351が、対物レンズ保持部421の当接面421cと当接する。その後、対物レンズユニット4の挿入を継続すると、対物レンズ保持部135は、対物レンズユニット4によって当接部材1351が押され、光路Nから退避する方向に移動する。これにより、対物レンズ135aが光路Nから退避する。
その後、挿入をさらに継続すると、対物レンズ保持部421の切欠き部421aが、クリック機構1332のボール1332aと係合する(図21,22参照)。この係合により停止した位置において、対物レンズ41の光軸が、光路Nと一致する。このとき、保持部135bは、付勢部材136,137により光路N側に付勢された状態となっている。
一方、対物レンズユニット4を取り出す際、使用者が把持部422を把持して取付方向と逆方向に引き出すことにより、切欠き部421aとボール1332aとの係合状態が解消される。その後、引き出しを継続すると、対物レンズユニット4をユニット取付部13bから取り出すことができ、対物レンズユニット4を異なる種類の対物レンズが保持された対物レンズユニットに交換することができる。この際、保持部135bは、付勢部材136,137の付勢力により、対物レンズユニット4の移動に追従して光路N側に移動し、支持部材1324に当接すると、再び対物レンズ135aが光路N上に配置される。
上述した本実施の形態3によれば、上述した実施の形態1と同様、ステージ3の斜め下方から対物レンズ41を保持する対物レンズユニット4を挿脱自在に取り付けるようにしたので、顕微鏡本体に対して対物レンズを簡易に着脱することができる。
また、上述した本実施の形態3によれば、予め対物レンズ41とは異なる倍率の対物レンズ135aを光路Nに対して進退自在に配置し、対物レンズユニット4の挿入により光路N上に配置する対物レンズを交換するようにしたので、例えば、使用頻度の高い対物レンズを予め配置しておくことにより、対物レンズユニット4の挿脱のみで対物レンズの交換が可能となり、一段と効率よく標本の観察を行うことができる。
また、細胞を生きたまま観察するときは、ステージ3上に、温度を一定に保つ機能を有するインキュベーターが配置される場合がある。一般な顕微鏡観察では、広い視野を観察できる倍率の低い対物レンズを用いて、標本Sにおいて観察したい位置を見つけ、その後、イマージョンオイルが供給された倍率の高い対物レンズで詳細な観察を行うが、従来の顕微鏡では、広い視野を持った倍率の低い対物レンズから、倍率の高いイマージョンオイルを必要とする対物レンズに切換える際に、インキュベーターが配置されているため、オイルを供給することができない。これに対し、上述した実施の形態3にかかる顕微鏡システムでは、予め低倍率の対物レンズを配置しておけば、低倍率の対物レンズで観察した後、イマージョンオイルが供給された高倍率の対物レンズを光路N上に配置することにより、低倍から高倍の観察がスムーズに行うことができる。
なお、上述した実施の形態3において、対物レンズ保持部421の当接面421cに、当接部材1351の形状に応じた切り欠き形状を形成してもよい。これにより、一段と確実に、当接面421cと当接部材1351とを摺接させることができる。
また、上述した実施の形態3にかかる対物レンズ保持部135は、上述した実施の形態2の構成に適用することも可能である。この際、中間部132aを中間部132bに置き換え、付勢部材136,137を取り付けることで適用可能である。
また、上述した実施の形態3にかかる対物レンズ保持部135に代えて、上述したオイル除去部45(油取り紙保持部材45a)を配置してもよい。観察においてイマージョンオイルを供給した対物レンズ41を用いた場合、対物レンズユニット4を取り出すと、オイル除去部45が光路N上に配置され、自動的にディッシュ100からイマージョンオイルを除去することができる。
なお、上述した実施の形態1〜3では、ステージ3が光路N方向に沿って上下動可能であってもよいし、支持部131に駆動機構を設けて、中間部132を光路N方向に沿って上下動可能であってもよい。
また、上述した実施の形態1〜3では、倒立型の顕微鏡システムを例に説明したが、正立型の顕微鏡システムであっても本発明を適用することができる。具体的には、例えば、ガイド溝1331aに形成されたアリ溝と、対物レンズユニット4の摺動部421bに形成した凸部とを嵌合させて重力による落下を防止することで、適用することが可能となる。
上述した実施の形態1〜3は、本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。また、本発明は、各実施の形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成できる。本発明は、仕様等に応じて種々変形することが可能であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは、上記記載から自明である。
1 顕微鏡システム
2 顕微鏡本体
2a 本体部
2b 鏡筒部
2c 支柱
3 ステージ
4,4a,4b,4c,4d,4e,4f 対物レンズユニット
5,8 結像レンズ
6 光路切替プリズム
7a,7b,7c ミラー
9 プリズム
10 接眼レンズ
11 第1ランプハウス
11a,14a 光源
11b ミラー
12 コンデンサ
13,13a,13b ユニット取付部
14 第2ランプハウス
14b 投光管
15 ミラーユニット
15a 励起フィルタ
15b ダイクロイックミラー
15c 吸収フィルタ
21 本体側基部
21a,21b 鏡脚部
22,135b 保持部
30 載置部
31 ステージ操作部
41,135a 対物レンズ
42,42a ユニット側基部(ベース部)
43 加温部材
44 供給管
45 オイル除去部
46 モータ
47 動力伝達機構
48 検出機構
49a,49b 検出センサ
131 支持部
132,132a,132b 中間部
133,134 ユニット保持部
135,421 対物レンズ保持部
135c 当接部
136,137 付勢部材
411,412 補正環
413 検出羽
421a 切欠き部
421b 摺動部
422 把持部
422a,423 表示部
481 保持部材
482 対物レンズ取付部
483 モータ保持部
484 センサ保持部
1324,1325 支持部材
1331 斜面部
1331a ガイド溝
1332 クリック機構
1341 ユニット保持部
1341a 収容部
1341b 制御部材
1342,1343 延在部
1343b 第1係合部材
1343c 第2係合部材
1343d 第3係合部材
1351 当接部材

Claims (12)

  1. 少なくとも標本からの観察光から像を形成する光学系を有する本体部を備えた顕微鏡システムであって、
    前記観察光を取り込む対物レンズ、および略帯状をなし、一端側で該対物レンズを保持するベース部を有する対物レンズユニットと、
    前記本体部に保持されるとともに、少なくとも前記対物レンズの光軸が前記観察光の光路と一致する位置に前記ベース部を着脱自在に取り付けるユニット取付部と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 前記ユニット取付部は、
    前記本体部に固定される支持部と、
    前記支持部に支持されるとともに、前記光路と交差する方向に延び、該光路を通過する開口部が形成された中間部と、
    前記中間部に保持され、前記対物レンズユニットを着脱自在に保持するユニット保持部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡システム。
  3. 前記ユニット保持部は、
    前記中間部に保持され、前記ベース部の取付方向を案内する案内部と、
    前記案内部に設けられ、前記ベース部と係合する第1係合部と、
    を有し、
    前記ベース部は、
    前記案内部と摺動可能な摺動部と、
    前記第1係合部と係合する第2係合部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡システム。
  4. 前記ユニット保持部は、
    前記中間部に保持され、前記ベース部の取付方向を案内する案内部と、
    前記案内部に沿って移動可能であって、前記対物レンズユニットを着脱自在に保持する保持部と、
    前記案内部に設けられ、前記保持部と係合する第1係合部と、
    前記保持部に設けられ、前記第1係合部と係合する第2係合部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡システム。
  5. 前記ベース部は、他端側の側面に設けられ、当該ベース部が保持する前記対物レンズの情報を表示した表示部を有することを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡システム。
  6. 前記ユニット取付部は、
    前記中間部に前記光路に対して進退自在に保持されるとともに、前記対物レンズとは異なる第2の対物レンズを保持する対物レンズ保持部と、
    前記対物レンズ保持部が前記光路と交差する方向に付勢する付勢手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  7. 前記対物レンズユニットは、
    前記対物レンズに設けられ、当該対物レンズの内部に設けられた光学系を光軸方向に移動させることによって収差補正を行う補正環と、
    前記補正環を回転させるための駆動源と、
    を有する収差補正手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  8. 前記収差補正手段は、
    前記補正環の位置を検出する位置検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の顕微鏡システム。
  9. 少なくとも標本からの観察光から像を形成する光学系を有する本体部を備えた顕微鏡システムであって、前記本体部に保持されるとともに、少なくとも観察光を取り込む対物レンズの光軸が前記観察光の光路と一致する位置に着脱自在に取り付ける取付部を備えた顕微鏡システムに用いられる対物レンズユニットにおいて、
    前記対物レンズと、
    略帯状をなし、一端側で前記対物レンズを保持するベース部と、
    を備え、前記ベース部が前記取付部に着脱自在に取り付けられることを特徴とする対物レンズユニット。
  10. 前記対物レンズに設けられ、当該対物レンズの内部に設けられた光学系を光軸方向に移動させることによって収差補正を行う補正環と、
    前記補正環を回転させるための駆動源と、
    を有する収差補正手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載の対物レンズユニット。
  11. 前記収差補正手段は、
    前記補正環の位置を検出する位置検出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項10に記載の対物レンズユニット。
  12. 標本からの観察光を結像する顕微鏡システムに用いられる顕微鏡本体であって、
    少なくとも前記観察光から像を形成する光学系と、
    前記観察光を取り込む対物レンズ、および略帯状をなし、一端側で該対物レンズを保持するベース部を有する対物レンズユニットの前記ベース部を、前記対物レンズの光軸が前記観察光の光路と一致する位置に着脱自在に取り付けるユニット取付部と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡本体。
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