JP2018120092A - 顕微鏡及び顕微鏡用遮光装置 - Google Patents

顕微鏡及び顕微鏡用遮光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成により、落射蛍光観察時に透過照明用光源から蛍光が発生するのを防止することができる顕微鏡を提供すること。【解決手段】顕微鏡は、落射蛍光観察を行うための落射蛍光照明光学系と、透過観察を行うための透過照明光学系であって、励起光を出射する発光素子、及び該発光素子から照射される励起光によって蛍光を発する蛍光体を含む蛍光部材を有する透過照明用光源部を備える透過照明光学系と、前記透過照明用光源部から照射された透過照明光の光軸に挿抜可能であり、前記透過照明光の前記光軸に挿入された状態において前記透過照明光を遮光する遮光部材と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、顕微鏡及び顕微鏡用遮光装置に関する。
従来、医学や生物学等の分野では、細胞等の観察において、標本に照明光を照射して観察する顕微鏡が用いられている。また、工業分野においても、金属組織等の品質管理や、新素材の研究開発、電子デバイスや磁気ヘッドの検査等、種々の用途において顕微鏡が利用されている。
近年、顕微鏡では、照明用光源に長寿命、低消費電力のLED(Light Emitting Diode)光源が用いられるようになってきている。LED光源を照明用光源として用いる場合、単一色のLED光源と蛍光体とを組み合わせて、蛍光体から発生する蛍光と、蛍光体を透過した光とを混合して照明光として用いる照明方式が広く普及している。
ところで、顕微鏡では、標本に光を透過させて観察するための透過照明光、標本に光を照射して反射や散乱した光を観察するための落射照明光等の複数の照明光を切り替えて照射する場合がある。この場合、落射蛍光観察時に、落射照明光が透過照明用光源の蛍光体に照射され、蛍光が発生すると、観察に影響を及ぼす場合があった。
上述した観察に影響を及ぼす蛍光の発生を防止する技術として、落射照明光の出射動作に連動して、落射照明用光源から透過照明用光源への光路上に電動シャッタを配置し、落射照明用光源から透過照明用光源への光路を遮断する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2013−29837号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、電動アクチュエータ等の電動シャッタを駆動する構成や、電気的な制御が必要となるため、装置構成が複雑になるとともに、製造コストが増大するという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成により、落射蛍光観察時に透過照明用光源から蛍光が発生するのを防止することができる顕微鏡及び顕微鏡用遮光装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る顕微鏡は、落射蛍光観察を行うための落射蛍光照明光学系と、透過観察を行うための透過照明光学系であって、励起光を出射する発光素子、及び該発光素子から照射される励起光によって蛍光を発する蛍光体を含む蛍光部材を有する透過照明用光源部を備える透過照明光学系と、前記透過照明用光源部から照射された透過照明光の光軸に挿抜可能であり、前記透過照明光の前記光軸に挿入された状態において前記透過照明光を遮光する遮光部材と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る顕微鏡は、前記透過照明用光源部からの照明光を略平行光にするコレクタレンズと、前記コレクタレンズからの光を制限する視野絞りと、前記視野絞りからの前記透過照明光の前記光軸を標本に向けて偏向するミラーと、前記ミラーからの視野絞り像を概略無限遠に投影する窓レンズと、を備え、前記遮光部材は、前記窓レンズと前記標本との間に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る顕微鏡は、前記遮光部材は、前記透過照明光の前記光軸に対して垂直な面内において前記透過照明用光源部側に移動し、前記透過照明光の前記光軸から抜去されることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る顕微鏡は、前記遮光部材は、顕微鏡本体から着脱可能であることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る顕微鏡は、前記遮光部材は、前記透過照明光の前記光軸に対して垂直な面内において回動し、前記透過照明光の前記光軸から抜去されることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る顕微鏡は、前記遮光部材は、載置された光学部材を位置決めする位置決め手段を有することを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る顕微鏡は、前記遮光部材を移動させる操作時に把持する操作部と、前記遮光部材が前記透過照明光の前記光軸から抜去された状態において前記透過照明光が通過する開口部が形成されており、前記遮光部材を移動可能に収容する収容部と、前記収容部を顕微鏡本体に固定する固定部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様に係る顕微鏡用遮光装置は、落射蛍光観察を行うための落射蛍光照明光学系と、透過観察を行うための透過照明光学系であって、励起光を出射する発光素子、及び該発光素子から照射される励起光によって蛍光を発する蛍光体を含む蛍光部材を有する透過照明用光源部を備える透過照明光学系と、を備える顕微鏡の前記透過照明用光源部から照射された透過照明光の光軸に挿抜可能であり、前記透過照明光の前記光軸に挿入された状態において前記透過照明光を遮光する遮光部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成により、落射蛍光観察時に透過照明用光源から蛍光が発生するのを防止することができる顕微鏡及び顕微鏡用遮光装置を実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る顕微鏡の全体構成を示す模式図である。 図2は、図1に示す透過シャッタの拡大図である。 図3は、図1に示す透過シャッタの拡大図である。 図4は、図2に示す収容部に偏光板が載置されている様子を表す図である。 図5は、変形例1に係る透過シャッタの斜視図である。 図6は、変形例1に係る透過シャッタの斜視図である。 図7は、変形例2に係る透過シャッタの斜視図である。 図8は、変形例2に係る透過シャッタの斜視図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る顕微鏡及び顕微鏡用遮光装置の実施の形態を説明する。なお、これらの実施の形態により本発明が限定されるものではない。以下の実施の形態においては、落射蛍光観察と透過照明観察とを切り替え可能な顕微鏡及び顕微鏡用遮光装置を例示して説明するが、本発明は、蛍光体を有する光源を含む複数の光源を切り替えて用いる顕微鏡及び顕微鏡用遮光装置一般に適用することができる。
また、図面の記載において、同一又は対応する要素には適宜同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る顕微鏡の全体構成を示す模式図である。図1に示すように、顕微鏡1は、ベース部2と、柱部3と、アーム部4と、を備えた顕微鏡(本体)にステージや対物レンズ、照明ユニットなどが取り付けられることにより構成される。ベース部2は、机上等の顕微鏡1が設置される場所に直接載置される部分である。柱部3は、ベース部2の奥側に立設されている。アーム部4は、柱部3の上端から顕微鏡1正面側に向かって延在されている部分である。
ベース部2には、顕微鏡1全体の制御を行う制御基板が設けられていてもよい。制御基板は、外部からの電源を各部へ中継したり、自身に電源が内蔵され、各部へ中継したりする場合もある。
柱部3の前面には、観察対象である標本Sが載置されるステージ5を備えており、例えばステージハンドル3aで、前後左右方向に移動させることができる。また、ステージ5は、図示しない可動ガイドにより柱部3に対して上下動可能に設置されていてもよい。なお、可動ガイドは、ベース部2に設置されたフォーカスハンドルを回転させることにより、上下に移動する。またその上下移動は、ギヤ、ラックピニオン等の公知の手段によって実現できる。
アーム部4には、観察部6と、レボルバ7と、が備えられている。観察部6は、アーム部4の延在方向先端側の上部に設置され、接眼レンズ8と、観察光を撮像する撮像部9を備えている。観察部6は、図示しない結像レンズや、プリズムを備え、接眼レンズ8及び撮像部9に観察光を分岐し、それぞれにおいて観察像が結像される。レボルバ7は、アーム部4の延在方向先端側の下部に設置されている。レボルバ7は、例えば、倍率の異なる複数の対物レンズ10が装着可能となっており、レボルバ7を回転させることにより、所望の倍率の対物レンズ10を光路N1に挿入して観察することができる。接眼レンズ8は、形成された中間像を拡大して見るためのレンズである。
また、顕微鏡1は、落射蛍光観察を行うための落射蛍光照明光学系としての落射照明ユニット11と、透過観察を行うための透過照明光学系としての透過照明ユニット12と、を備え、落射照明ユニット11が照射する落射照明光と、透過照明ユニット12が照射する透過照明光とを切り替えて標本Sに照射することができる。
落射照明ユニット11は、落射観察用の照明光学系の一部をなし、落射照明用光源11aと、落射照明用光源11aからの照明光を略平行光にするコレクタレンズ11bと、を内蔵した筐体であって、アーム部4に着脱自在に設けられる。また、アーム部4は、落射照明ユニット11から出射される落射照明光の光路N2上であって、光路N1と交差する位置に配置される蛍光ミラーユニット13を備えている。蛍光ミラーユニット13は、励起フィルタ13a、ダイクロイックミラー13b、及び吸収フィルタ13cを有する。励起フィルタ13aは、落射照明用光源11aから出射された出射光から励起波長に対応した光を抽出(透過)する。ダイクロイックミラー13bは、落射照明用光源11aから出射された光のうち、所定波長の光を反射するとともに、標本Sが発した光のうち、所定波長の光を透過する。吸収フィルタ13cは、標本Sが発した光から所望の波長の光を抽出する。なお、蛍光ミラーユニット13は、ミラーカセットに複数個が挿脱可能に保持され、内蔵されたモータ(図示せず)により、落射照明用光源11aが発した光の光路(光路N1及び光路N2が交差する位置)に対して進入、あるいは離脱する態様で挿脱可能に構成してもよい。
透過照明ユニット12は、透過観察用の照明光学系の一部をなし、透過照明用光源部12a(光源部)と、透過照明用光源部12aからの照明光を略平行光にするコレクタレンズ12bと、を内蔵した筐体であって、ベース部2に着脱自在に設けられる。また、ベース部2には、コレクタレンズ12bからの光を制限する視野絞り14と、透過照明ユニット12から出射された透過照明光の光軸を上方の標本Sに向けて偏向するミラー15と、ミラー15からの視野絞り像を概略無限遠に投影すると、窓レンズ16と、が設けられている。また、柱部3には、図示しないガイドと操作部によって上下移動可能なコンデンサホルダ17が設けられており、コンデンサホルダ17にコンデンサ18が取り付けられている。
顕微鏡1では、落射蛍光観察を行う場合、落射照明ユニット11から照明光を出射させて該照明光を標本Sに照射する。具体的には、落射照明用光源11aから出射した照明光は、コレクタレンズ11bを透過し、励起フィルタ13aにより標本Sに染色された蛍光色素に必要な励起波長のみが透過される。透過された照明光は、ダイクロイックミラー13bにより対物レンズ10に向けて反射され、対物レンズ10を透過し、標本Sに照射される。照明光を照射された標本Sからは、標本Sに染色された蛍光色素が励起され、蛍光が発せられる。この蛍光は、対物レンズ10、ダイクロイックミラー13bを透過し、吸収フィルタ13cにより観察に必要な蛍光波長のみが透過され、接眼レンズ8による目視観察や撮像部9による画像観察ができるようになっている。
また、透過照明観察を行う場合、透過照明用光源部12aからの透過照明光を、コレクタレンズ12b、ミラー15、コンデンサ18を介して標本Sに照射すると、標本Sを透過した観察光、又は標本Sから発せられた観察光は、対物レンズ10、ダイクロイックミラー13b及び吸収フィルタ13cを透過し、接眼レンズ8による目視観察や撮像部9による画像観察ができるようになっている。なお、上述したように、観察光に含まれる波長のうち、吸収フィルタ13cにより観察に必要な蛍光波長のみが透過されるものであってもよいし、透過観察時は、蛍光ミラーユニット13を光路N1から退避させて、観察光の波長選択を行わないものであってもよい。
透過照明用光源部12aは、例えばLED光源を用いて実現され、制御基板により駆動する駆動タイミングが制御される。具体的には、透過照明用光源部12aは、励起光を出射する発光素子であるLED素子と、LED素子から照射される励起光によって蛍光を発する蛍光体を含む蛍光部材と、を有する。LED素子は、単色のLED素子を用いて構成される。蛍光部材は、LED素子を覆うドーム状をなし、照明光の照射により励起されて蛍光を発する蛍光体を含んでいる。透過照明用光源部12aでは、LED素子が発した光により蛍光体が励起されて蛍光を発する。なお、蛍光部材は、コレクタレンズ12bとLED光源との間に設けられるものであればよい。
窓レンズ16の上部であって、窓レンズ16と標本Sの間には、顕微鏡用遮光装置である透過シャッタ20が顕微鏡1の本体(ベース部2)から着脱自在に設けられる。
図2、図3は、図1に示す透過シャッタの拡大図である。図2、図3は、透過シャッタ20を図1の矢印Aの方向から見た図である。透過シャッタ20は、透過照明用光源部12aから照射された透過照明光の光軸に挿抜可能である遮光部材としての遮光板20aと、遮光板20aを回動可能に保持する保持部としての回転軸20bと、遮光板20aを回動させる操作時に把持する操作部20cと、遮光板20aを移動可能に収容する収容部20dと、収容部20dをベース部2に固定する固定部としての締結部20eと、を備える。収容部20dには、遮光板20aが透過照明光の光軸から抜去された状態において透過照明光が通過する開口部20fが形成されている。
遮光板20aは、透過照明光を遮光可能であり、かつ、蛍光観察時に標本Sを透過した励起光による自家蛍光が十分低い材料からなる。具体的には、遮光板20aは、例えばアルミに黒色塗装を施した部材からなる。
遮光板20aは、図2に示す透過照明光の光軸に挿入された状態において透過照明光を遮光する。また、遮光板20aは、図3に示すように、ミラー15により偏向された透過照明光の光軸に対して垂直な面内において回転軸20bを中心に回動し、透過照明光の光軸から抜去される。遮光板20aが透過照明光の光軸から抜去された状態では、透過照明光は開口部20fを通過し、標本Sに照射される。
また、遮光板20aは、ミラー15により偏向された透過照明光の光軸に対して垂直な面内の透過照明用光源部12a側に移動し、透過照明光の光軸から抜去される。その結果、顕微鏡1では、ベース部2から標本Sに向かって上方に至る光路と柱部3との間のデッドスペースに遮光板20aを移動させることができる。一般に、顕微鏡1を含む正立顕微鏡では、ベース部2から標本Sに向かって上方に至る光路と柱部3との間にデッドスペースが存在するため、顕微鏡1ではこのデッドスペースを有効活用している。
回転軸20bを挟んで遮光板20aと反対側には、操作部20cが設けられていることにより、遮光板20aの位置を外部から操作することが可能である。締結部20eは、例えばねじ機構からなり、ねじを螺合することにより透過シャッタ20をベース部2に締結するとともに、ねじを緩めることにより透過シャッタ20をベース部2から取り外すことができる。
収容部20dは、載置された光学部材を位置決めする位置決め手段を有していてもよい。図4は、図2に示す収容部に偏光板が載置されている様子を表す図である。図4は、図2のB−B線に対応する断面図である。収容部20dには、載置された円筒形の偏光板21を位置決めする位置決め手段としての凹部20gが形成されている。なお、位置決め手段の形状は、凹部に限定されず、凸部等であってもよい。
実施の形態1によれば、透過照明観察時には、透過シャッタ20を透過照明光の光軸から抜去した状態にすることにより、透過照明光が開口部20fを通過させ、落射蛍光観察時には、透過シャッタ20を透過照明光の光軸に挿入することにより、落射照明光が透過照明用光源部12aに入射して蛍光が発生することを防止することができる。従って、透過シャッタ20により、簡易な構成により、落射蛍光観察時に透過照明用光源から蛍光が発生するのを防止することができる。
また、顕微鏡1によれば、窓レンズ16の上面に透過シャッタ20を配置しているため、遮光板20aの開閉状態を直接目視することができ、誤操作を防止することができる。具体的には、透過照明観察時に、透過照明用光源部12aを点灯したのに、透過シャッタ20が透過照明光を遮光し、標本Sに透過照明光が照射されないという誤操作を防止することができる。
また、顕微鏡1によれば、図2及び図3に示す面内において透過シャッタ20を挿抜する動作が行われるため、コンデンサホルダ17の上下移動に対する透過シャッタ20の干渉を最小限にすることができる。
また、顕微鏡1によれば、透過シャッタ20をベース部2から着脱可能としたことにより、透過照明観察しか行わない場合、又は落射蛍光観察しか行わない場合に、透過シャッタ20を取り外して使うことができるため、誤操作を防止することができる。
また、顕微鏡1によれば、窓レンズ16の上部を覆うように透過シャッタ20を配置しているため、顕微鏡1の保管時に窓レンズ16に埃が付着することを防止することができる。
また、実施の形態1では、開口部20fの全域を遮光板20aが覆う構成を説明したが、落射照明光を遮光することができれば、開口部20fより遮光板20aが小さくてもよい。この場合、遮光板20aを閉じた状態において透過照明光を点灯すると、遮光板20aの縁が、透過照明光による散乱光によって、わずかに明るくなるため、遮光板20aにより透過照明光が遮光されていることを直接目視により認識することができる。
(変形例1)
図5、図6は、変形例1に係る透過シャッタの斜視図である。図5に示すように、透過シャッタ20Aは、透過照明用光源部12aから照射された透過照明光の光軸に挿抜可能である遮光部材としての遮光板20Aaと、遮光板20Aaをスライドさせる操作時に把持する操作部20Acと、遮光板20Aaを移動可能に収容する収容部20Adと、収容部20Adをベース部2に固定する固定部としての締結部20Aeと、を備える。収容部20Adには、遮光板20Aaが透過照明光の光軸から抜去された状態において透過照明光が通過する開口部20Afが形成されている。図6に示すように、遮光板20Aaがスライドして透過照明光の光軸から抜去される構成であってもよく、遮光板が透過照明用光源部12aから照射された透過照明光の光軸に挿抜可能な構成であればよい。
(変形例2)
図7、図8は、変形例2に係る透過シャッタの斜視図である。図7に示すように、透過シャッタ20Bは、透過照明用光源部12aから照射された透過照明光の光軸に挿抜可能である遮光部材としての遮光板20Baと、遮光板20Baを回転可能に保持する保持部としての回転軸20Bbと、回転軸20Bbから遮光板20Baに延伸するアーム20Bhと、を備える。図8に示すように、遮光板20Baが透過照明光の光軸に直交する方向に回動して透過照明光の光軸から抜去される構成であってもよく、遮光板が透過照明用光源部12aから照射された透過照明光の光軸に挿抜可能な構成であればよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、以上のように表わしかつ記述した特定の詳細及び代表的な実施の形態に限定されるものではない。従って、添付のクレーム及びその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神又は範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 顕微鏡
2 ベース部
3 柱部
3a ステージハンドル
4 アーム部
5 ステージ
6 観察部
7 レボルバ
8 接眼レンズ
9 撮像部
10 対物レンズ
11 落射照明ユニット
11a 落射照明用光源
11b、12b コレクタレンズ
12 透過照明ユニット
12a 透過照明用光源部
13 蛍光ミラーユニット
13a 励起フィルタ
13b ダイクロイックミラー
13c 吸収フィルタ
14 視野絞り
15 ミラー
16 窓レンズ
17 コンデンサホルダ
18 コンデンサ
20、20A、20B 透過シャッタ
20a、20Aa、20Ba 遮光板
20b、20Bb 回転軸
20c、20Ac 操作部
20d、20Ad 収容部
20e、20Ae 締結部
20f、20Af 開口部
20g 凹部
20Bh アーム
21 偏光板

Claims (8)

  1. 落射蛍光観察を行うための落射蛍光照明光学系と、
    透過観察を行うための透過照明光学系であって、励起光を出射する発光素子、及び該発光素子から照射される励起光によって蛍光を発する蛍光体を含む蛍光部材を有する透過照明用光源部を備える透過照明光学系と、
    前記透過照明用光源部から照射された透過照明光の光軸に挿抜可能であり、前記透過照明光の前記光軸に挿入された状態において前記透過照明光を遮光する遮光部材と、を備えることを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記透過照明用光源部からの照明光を略平行光にするコレクタレンズと、
    前記コレクタレンズからの光を制限する視野絞りと、
    前記視野絞りからの前記透過照明光の前記光軸を標本に向けて偏向するミラーと、
    前記ミラーからの視野絞り像を概略無限遠に投影する窓レンズと、を備え、
    前記遮光部材は、前記窓レンズと前記標本との間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記遮光部材は、前記透過照明光の前記光軸に対して垂直な面内において前記透過照明用光源部側に移動し、前記透過照明光の前記光軸から抜去されることを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡。
  4. 前記遮光部材は、顕微鏡本体から着脱可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の顕微鏡。
  5. 前記遮光部材は、前記透過照明光の前記光軸に対して垂直な面内において回動し、前記透過照明光の前記光軸から抜去されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の顕微鏡。
  6. 前記遮光部材は、載置された光学部材を位置決めする位置決め手段を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の顕微鏡。
  7. 前記遮光部材を移動させる操作時に把持する操作部と、
    前記遮光部材が前記透過照明光の前記光軸から抜去された状態において前記透過照明光が通過する開口部が形成されており、前記遮光部材を移動可能に収容する収容部と、
    前記収容部を顕微鏡本体に固定する固定部と、を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の顕微鏡。
  8. 落射蛍光観察を行うための落射蛍光照明光学系と、透過観察を行うための透過照明光学系であって、励起光を出射する発光素子、及び該発光素子から照射される励起光によって蛍光を発する蛍光体を含む蛍光部材を有する透過照明用光源部を備える透過照明光学系と、を備える顕微鏡の前記透過照明用光源部から照射された透過照明光の光軸に挿抜可能であり、前記透過照明光の前記光軸に挿入された状態において前記透過照明光を遮光する遮光部材を備えることを特徴とする顕微鏡用遮光装置。
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