JP6391345B2 - 顕微鏡システム - Google Patents

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Description

本発明は、顕微鏡システムに関するものである。
従来、医学や生物学等の分野では、細胞等の観察に、標本を照明して観察する顕微鏡が用いられている。また、工業分野においても、金属組織等の品質管理や、新素材の研究開発、電子デバイスや磁気ヘッドの検査等、種々の用途で顕微鏡が利用されている。
近年、顕微鏡では、照明光源に長寿命、低消費電力のLED(Light Emitting Diode)光源が用いられるようになってきている。ここで、LED光源を照明光源として用いる場合、照明方式として、以下の二つの方式が挙げられる。
光の三原色である赤色、緑色および青色の光をそれぞれ発するLEDのチップを用いて、各色の光を混合することによって白色の照明光を発する照明方式。
単一色のLEDと蛍光体とを組み合わせて、蛍光による光と、蛍光体を透過した光とを混合して照明光を発する照明方式。
上述した二つの照明方式のうち、演色性や制御の容易性、構成の大きさなどから、蛍光体を組み合わせる後者の照明方式が広く普及している。
ところで、顕微鏡では、標本を透過させる透過照明光や、標本に光を照射して反射や散乱した光を観察するための落射照明光などの複数の照明光を用いる場合がある。この場合、LED光源の光路に進入した照明光により、LED光源を使用しない場合であっても、該進入した照明光により蛍光体が励起されて蛍光(自家蛍光)を発することがあった。このため、不要に発生した蛍光が標本に照射され、観察に影響を及ぼすおそれがあった。
上述した不要な蛍光の発生を防止する技術として、透過照明光の光路上に対してシャッタを配置して、透過照明光の光路を遮断する技術が開示されている(例えば、特許文献1,2を参照)。
特開2002−31763号公報 実開平2−140514号公報
しかしながら、特許文献1,2が開示する技術では、透過照明光の光路にシャッタを挿入して該光路を遮断するのみであり、別途透過照明光の光源をオフしなければ、光路を遮断した状態で透過照明光の光源が点灯したままの状態となってしまう。この状態では、透過照明光の光源からの不要な透過照明光の出射が維持され、消費電力が無駄に増大してしまう。光路を遮断した際に透過照明光の光源をオフするなどの制御を行うことによって消費電力を低減するためには、使用者が、シャッタの挿入操作と、光量設定の操作とを独立して行わなければならなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、簡易な操作で光路を遮断し、かつ透過照明光の光量を制御することができる顕微鏡システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる顕微鏡システムは、観察対象の標本を落射観察するための落射照明光を出射する落射照明用光源と、前記標本を透過観察するための透過照明光を出射する透過照明用光源と、前記透過照明用光源の駆動を制御する透過照明制御部と、遮光性を有する遮光部材と、少なくとも前記遮光部材を前記透過照明光の光路に対して挿脱自在に保持する保持手段と、前記透過照明光の光路上に前記遮光部材が配置されているか否かを検出する検出手段と、を備え、前記保持手段は、前記遮光部材、または前記透過照明光を所定の透過率で透過するフィルタ部材を収容可能な収容穴が複数形成され、複数の前記収容穴のうちのいずれかを前記透過照明光の光路上に配置するターレットであり、前記検出手段は、前記透過照明光の光路上に配置された収容穴を検出することにより、前記遮光部材または前記フィルタ部材が、前記透過照明光の光路上に配置されているか否かを検出し、前記透過照明制御部は、前記検出手段による検出結果に基づき、前記遮光部材が前記透過照明光の光路上に配置されている場合、前記透過照明用光源からの前記透過照明光を非出射状態に制御し、前記フィルタ部材が前記透過照明光の光路上に配置されている場合、当該フィルタ部材の透過率に応じて前記透過照明用光源が出射する前記透過照明光の光量を制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、観察対象の標本を落射観察するための落射照明光を出射する落射照明用光源と、前記標本を透過観察するための透過照明光を出射する透過照明用光源と、前記透過照明用光源の駆動を制御する透過照明制御部と、遮光性を有する遮光部材と、少なくとも前記遮光部材を前記透過照明光の光路に対して挿脱自在に保持する保持手段と、前記透過照明光の光路上に前記遮光部材が配置されているか否かを検出する検出手段と、前記透過照明光の光量を補正するための補正係数に関する補正係数情報を記憶する補正係数情報記憶部と、を備え、前記保持手段は、前記遮光部材、または前記透過照明光を所定の透過率で透過する光学要素を収容可能な収容穴が複数形成され、複数の前記収容穴のうちのいずれかを前記透過照明光の光路上に配置するターレットであり、前記検出手段は、前記透過照明光の光路上に配置された収容穴を検出することにより、前記遮光部材または前記光学要素が、前記透過照明光の光路上に配置されているか否かを検出し、前記補正係数情報記憶部は、前記収容穴に応じた前記補正係数を記憶し、前記透過照明制御部は、前記検出手段による検出結果に基づき、前記遮光部材が前記透過照明光の光路上に配置されている場合、前記透過照明用光源からの前記透過照明光を非出射状態に制御し、前記光学要素が前記透過照明光の光路上に配置されている場合、当該光学要素が配置されている収容穴の補正係数に応じて前記透過照明用光源が出射する前記透過照明光の光量を制御することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡システムは、上記の発明において、前記透過照明用光源は、蛍光体が付与された固体光源であることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な操作で光路を遮断し、かつ透過照明光の光量を制御することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの全体構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムが行う照明制御を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施の形態1の変形例1にかかる顕微鏡システムが行う照明制御を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図である。 図6は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムの全体構成を示す模式図である。 図7は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図である。 図8は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムの記憶部が記憶する情報の一例を示す模式図である。 図9は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムが行う照明制御を示すフローチャートである。 図10は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの全体構成を示す模式図である。 図11は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図である。 図12は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムが行う照明制御を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解し得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。すなわち、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡システムについて、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの全体構成を示す模式図(側面図)である。図1に示すように、顕微鏡システム1は、ベース部2と、柱部3と、アーム部4とを備えた顕微鏡(本体)にステージや対物レンズ、照明ユニットなどが取り付けられることにより構成される本体ユニット100と、顕微鏡に取り付けられた照明ユニットなどの制御を行う制御ユニット200と、を備える。ベース部2は、机上等の顕微鏡システム1が設置される場所に直接載置される部分である。柱部3は、ベース部2の奥側に立設されている。アーム部4は、柱部3の上端から顕微鏡システム1の正面側に向かって延在されている部分である。
ベース部2には、顕微鏡システム1全体の制御を行う制御基板が設けられていてもよい。制御基板は、外部からの電源を各部へ中継したり、自身に電源が内蔵され、各部へ中継したりする場合もある。
柱部3の前面には、観察対象である標本Sが載置されるステージ5を備えており、例えばステージハンドルで、前後左右方向に移動させることができる。また、ステージ5は、図示しない可動ガイドにより柱部3に対して上下動可能に設置されていてもよい。なお、可動ガイドは、ベース部2に設置されたフォーカスハンドルを回転させることにより、上下に移動する。またその上下移動は、ギヤ、ラックピニオン等の公知の手段によって実現できる。
アーム部4には、観察部6とレボルバ7とが備えられている。観察部6は、アーム部4の延在方向先端側の上部に設置され、接眼レンズ8を備えている。観察部6は、図示しない結像レンズや、プリズムを備え、接眼レンズ8に観察光を導光して該接眼レンズ8において観察像が結像される。レボルバ7は、アーム部4の延在方向先端側の下部に設置されている。レボルバ7は、例えば、倍率の異なる複数の対物レンズ9が装着可能となっており、レボルバ7を回転させることにより、所望の倍率の対物レンズ9を光路N1に挿入して観察することができる。接眼レンズ8は、形成された中間像を拡大して見るためのレンズである。
また、本体ユニット100は、落射照明ユニット10と透過照明ユニット11とを備え、観察に使用する照明光学系を切り替えることができる。照明光学系を切り替えることにより、標本Sに対する透過観察と落射蛍光観察が可能となっている。また、照明ユニット(落射照明ユニット10および透過照明ユニット11)は、制御ユニット200の制御のもとで各光源の点灯および消灯が制御される。
落射照明ユニット10は、落射観察用の照明光学系の一部をなし、落射照明用光源10aと、コレクタレンズ10bと、を内蔵した筐体であって、アーム部4に着脱自在に設けられる。落射照明用光源10aは、例えばハロゲンランプを用いて形成される。また、アーム部4は、落射照明ユニット10から出射される落射照明光の光路N2上であって、光路N1と交差する位置に配置される蛍光ミラーユニット12を備えている。蛍光ミラーユニット12は、励起フィルタ12a、ダイクロイックミラー12bおよび吸収フィルタ12cを有する。励起フィルタ12aは、落射照明用光源10aから出射された出射光から励起波長に対応した光を抽出(透過)する。ダイクロイックミラー12bは、落射照明用光源10aから出射された光のうち、所定波長の光を反射するとともに、標本Sが発した光のうち、所定波長の光を透過する。吸収フィルタ12cは、標本Sが発した光から所望の波長の光を抽出する。なお、蛍光ミラーユニット12は、ミラーカセットに複数個が挿脱可能に保持され、内蔵されたモータ(図示せず)により、落射照明用光源10aが発した光の光路(光路N1および光路N2が交差する位置)に対して進入、あるいは離脱する態様で挿脱可能に構成してもよい。
透過照明ユニット11は、透過観察用の照明光学系の一部をなし、透過照明用光源11aと、コレクタレンズ11bと、を内蔵した筐体であって、ベース部2に着脱自在に設けられる。透過照明用光源11aは、例えばLED光源(固体光源)を用いて実現され、制御ユニット200により駆動(発光)が制御される。LED光源は、単色のLEDと、蛍光部材とを用いて構成される。蛍光部材は、蛍光体が付与されたドーム状をなし、LEDを覆っている。透過照明用光源11aは、LED光源が発した光により蛍光体が励起されて蛍光を発する。
また、ベース部2には、透過照明ユニット11から出射された照明光を標本Sに向けて折り返すミラー13が設けられ、ステージ5には、標本Sとミラー13間に取り付けられるシャッタユニット14およびコンデンサ15が設けられている。
シャッタユニット14は、透過照明用光源11aとコレクタレンズ12bとの間(透過照明用光源11aの光路)に挿入され、該光路を遮断するシャッタ部材14a(遮光部材)を挿脱自在に保持する保持部140(保持手段)を有する。シャッタ部材14aは、遮光性の材料を用いて形成される平板状をなす。なお、光路上の導光を遮断できるものであれば、透過性の材料からなる部材の表面を遮光性の樹脂や金属で覆ったものであってもよい。
図2は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図であって、シャッタユニット14に設けられる検知手段の一例を示す図である。シャッタユニット14の保持部140には、シャッタ部材14aの挿入を検知する検知手段が設けられている。検知手段としては、例えば図2に示すようなマイクロスイッチ140aが挙げられる。マイクロスイッチ140aは、シャッタ部材14aが光路を遮断する位置まで保持部140に挿入された際に当該マイクロスイッチ140aが押下される位置に設けられる(図2(a)参照)。シャッタユニット14は、マイクロスイッチ140aが押下されたことをトリガとして、シャッタ部材14aが挿入された旨の検知信号(挿入検知信号)を制御ユニット200に出力する(図2(b)参照)。
制御ユニット200は、透過照明制御部21と、落射照明制御部22と、シャッタ挿脱検出部23と、制御部24と、を有する。透過照明制御部21は、透過照明ユニット11の透過照明用光源11aの駆動(発光)制御を行う。落射照明制御部22は、落射照明ユニット11の落射照明用光源10aの駆動(発光)制御を行う。シャッタ挿脱検出部23は、シャッタユニット14からの挿入検知信号を受信して、シャッタユニット14へのシャッタ部材14aの挿入の有無を検出する。制御部24は、CPU等を用いて構成され、当該制御ユニット200および照明ユニットの各構成部の駆動制御、および各構成部に対する情報の入出力制御などを行う。本実施の形態1では、検知手段(マイクロスイッチ140a)およびシャッタ挿脱検出部23により検出手段をなす。
顕微鏡システム1では、落射照明観察を行う場合、落射照明ユニット10から照明光を出射させて該照明光を標本Sに照射する。具体的には、落射照明用光源10aから出射した照明光は、コレクタレンズ11bを透過し、励起フィルタ12aにより標本Sに染色された蛍光色素に必要な励起波長のみが透過される。透過された照明光は、ダイクロイックミラー12bにより対物レンズ9に向けて反射され、対物レンズ9を透過し、標本Sに照射される。照明光を照射された標本Sからは、標本Sに染色された蛍光色素が励起され、蛍光が発せられる。この蛍光は、対物レンズ9、ダイクロイックミラー12bを透過し、吸収フィルタ12cにより観察に必要な蛍光波長のみが透過され、接眼レンズ8による目視観察ができるようになっている。
また、透過照明観察を行う場合、蛍光ミラーユニット12を光路N1から退避させて、透過照明用光源11aからの透過照明光を、コレクタレンズ11b、ミラー13、コンデンサ15を介して標本Sに照射すると、標本Sを透過した観察光、または標本Sから発せられた観察光は、対物レンズ9を透過し、接眼レンズ8による目視観察ができるようになっている。なお、上述したように、透過観察時に蛍光ミラーユニット12を光路N1から退避させて、観察光の波長選択を行わないものであってもよいし、観察光に含まれる波長のうち、吸収フィルタ12cにより観察に必要な蛍光波長のみが透過されるものであってもよい。
続いて、顕微鏡システム1が行う照明制御について図面を参照して説明する。図3は、本実施の形態1にかかる顕微鏡システムが行う照明制御を示すフローチャートである。本照明制御では、制御部24の制御のもと、シャッタ挿脱検出部23の挿入検知信号の受信に基づき、透過照明ユニット11の光源を制御する。シャッタユニット14にシャッタ部材14aが挿入されて検知手段(マイクロスイッチ)により出力された挿入検知信号をシャッタ挿脱検出部23が受信すると(ステップS101:Yes)、透過照明制御部21は、透過照明用光源11aをオフにする(ステップS102)。
一方、シャッタユニット14にはシャッタ部材14aが挿入されておらず、シャッタ挿脱検出部23が検知手段(マイクロスイッチ)から挿入検知信号を受信していない場合(ステップS101:No)、透過照明制御部21は、透過照明用光源11aをオンにする(ステップS103)。なお、ステップS103における透過照明用光源11aのオン状態とは、透過照明用光源11aに電源が供給される状態であり、透過照明用光源11aからの照明光の出射の有無は問わない。ステップS103では、制御部24または使用者による制御(操作)によって、透過照明用光源11aから照明光を出射できる状態となればよい。
上述した制御により、シャッタ部材14aがシャッタユニット14に挿入されて透過照明用光源11aの光路が遮断されると、透過照明用光源11aがオフとなる。このとき、使用者は、シャッタ部材14aをシャッタユニット14に挿入するのみで、透過照明用光源11aの光路の遮断と、透過照明用光源11aのオフ操作とを行うことができる。透過照明用光源11aの光路を遮断して、落射照明ユニット10により標本Sを照明することで、透過照明用光源11aの蛍光体からの不要な蛍光(自家蛍光)の発生を防止した状態で落射照明観察を行うことができる。また、シャッタ部材14aをシャッタユニット14から取り出せば、透過照明用光源11aの光路が解放されるため、透過照明用光源11aによる標本Sの照明を行うことができる。
上述した本実施の形態1によれば、シャッタ部材14aをシャッタユニット14に挿入するのみで、透過照明用光源11aの光路の遮断と、透過照明用光源11aのオフ操作とを行うようにしたので、簡易な操作で光路を遮断して蛍光体からの不要な蛍光の発生を抑制し、かつ透過照明光の光量を制御することで照明ユニットの消費電力を低減することができる。
なお、本実施の形態1において、検出手段がマイクロスイッチであるものとして説明したが、例えば光センサなどを用いてシャッタ部材14aの光路N1への配置を検知するものであってもよい。
また、本実施の形態1では、シャッタ部材14aの挿入に応じて透過照明用光源11aをオフとするものとして説明したが、シャッタ部材14aの挿入に応じて透過照明用光源11aをオン状態のまま出射光量をゼロに制御するものであってもよい。このように、透過照明制御部21は、シャッタ部材14aの挿入に応じて透過照明用光源11aから透過照明光が出射しない状態とする制御を行うものであれば上述した効果を得ることができる。
(実施の形態1の変形例1)
図4は、本発明の実施の形態1の変形例1にかかる顕微鏡システムが行う照明制御を示すフローチャートである。上述した実施の形態1では、透過照明用光源11aのみを制御するものとして説明したが、本変形例1では、シャッタ部材の挿脱に応じて、透過照明用光源11aを制御するとともに、落射照明用光源10aを制御する。
シャッタユニット14にシャッタ部材14aが挿入されて検知手段(マイクロスイッチ)により出力された挿入検知信号をシャッタ挿脱検出部23が受信すると(ステップS201:Yes)、透過照明制御部21は、透過照明用光源11aをオフにする(ステップS202)。その後、落射照明制御部22は、落射照明用光源10aをオンにする(ステップS203)。なお、ステップS202およびステップS203は、順序が逆であってもよいし、同時に行われるものであってもよい。
一方、シャッタユニット14にはシャッタ部材14aが挿入されておらず、シャッタ挿脱検出部23が検知手段(マイクロスイッチ)から挿入検知信号を受信していない場合(ステップS201:No)、落射照明制御部22は、落射照明用光源10aをオフにする(ステップS204)。その後、透過照明制御部21は、透過照明用光源11aをオンにする(ステップS205)。なお、ステップS204およびステップS205は、順序が逆であってもよいし、同時に行われるものであってもよい。
なお、ステップS203およびステップS205において、透過照明用光源11aおよび落射照明用光源10aがすでにオン状態のときは、オン状態を維持した状態に制御する。
上述した制御により、シャッタ部材14aがシャッタユニット14に挿入されて透過照明用光源11aの光路が遮断されると、透過照明用光源11aがオフとなり、落射照明用光源10aがオンとなる。このとき、使用者は、シャッタ部材14aをシャッタユニット14に挿入するのみで、透過照明用光源11aの光路の遮断と、透過照明用光源11aのオフ操作と、落射照明用光源12aのオン操作とを行うことができる。透過照明用光源11aの光路を遮断して、落射照明ユニット10により標本Sを照明することで、透過照明用光源11aの蛍光体からの不要な蛍光の発生を防止した状態で落射照明観察を行うことができる。
また、シャッタ部材14aをシャッタユニット14から取り出せば、透過照明用光源11aの光路が解放されるため、透過照明用光源11aによる標本Sの照明を行うことができる。このとき、落射照明用光源10aは、落射照明制御部22の制御によりオフとなっている。本変形例1では、透過照明用光源11aに加え、落射照明用光源10aについても、シャッタ部材14aの挿脱に応じてオンオフ制御を行うため、照明ユニットの消費電力を一段と低減することができる。
なお、上述した変形例1では、落射照明用光源10aがLED光源であってもよい。この場合、落射照明光の光路(光路N2)上に上述したシャッタユニットを設けて、光路N2を遮断するものであってもよいし、透過照明観察を行なう場合、すなわちシャッタ部材14aが光路N1上にある場合に、蛍光ミラーユニット12を光路N1から退避させて、透過照明光が光路N2に進入しないようにしてもよい。また、落射照明用光源(LED光源)の蛍光体が透過照明光により励起されて発する蛍光の光量は、透過照明光の光量と比して十分小さいため、該蛍光が透過照明観察に影響を及ぼさないと考えれば、シャッタユニットの設置や蛍光ミラーユニット12の移動により光路の遮断を行わずに透過照明観察を行なってもよい。
(実施の形態1の変形例2)
図5は、本発明の実施の形態1の変形例2にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図であって、シャッタ部材の構成を示す図である。上述した実施の形態1では、シャッタ部材14aの挿脱により光路の開放および遮断を行うものとして説明したが、本変形例2では、シャッタ部材に空穴を設け、該空穴により光路を開放する。
図5に示すシャッタ部材14bは、遮光性の材料を用いて形成され、主面の外縁が長方形をなす平板状の本体部141からなる。本体部141には、主面と直交する方向に貫通する貫通穴である空穴142が形成されている。また、本体部141には、該本体部141がシャッタユニット14に挿入された際に、透過照明用光源11aの光路を遮断するシャッタ部143が設けられている。このように、シャッタユニット14に対する挿入位置により、光路の開放および遮断を制御してもよい。
また、図5に示すように、シャッタ部材14bに、本体部141の側面の一部を切り欠いてなる凹部144を形成し、シャッタユニット14の保持部140に、該凹部144と係止可能な係止部を設けることよってクリック機構を形成し、シャッタ部材14bの位置決めを行うものであってもよい。係止部としては、保持部140の壁面に対して進退自在に設けられるボールなどが挙げられる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡システムの全体構成を示す模式図である。なお、図1等で説明した構成と同一の構成要素には、同一の符号が付してある。上述した実施の形態1では、シャッタユニット14に対してシャッタ部材14aが挿脱自在であって、シャッタ部材14aの挿入により光路を遮断するものとして説明したが、本実施の形態2では、シャッタユニット14に代えてターレットを設け、該ターレットの回転により光路の開放や、遮断または照明光の透過率を制御する。
本実施の形態2にかかる顕微鏡システム1aは、本体ユニット100aおよび制御ユニット200aを備える。本体ユニット100aには上述したシャッタユニット14に代えてターレット16が設けられ、制御ユニット200aには、上述した制御ユニット200のシャッタ挿脱検出部23に代えてターレット穴位置検出部25が設けられるとともに、演算部26と、入力部27と、記憶部28とがさらに設けられる。
図7は、本実施の形態2にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図であって、ターレット16の構成を示す模式図である。ターレット16は、円板状をなし、シャッタやフィルタなどを保持し、回転によりシャッタやフィルタなどを光路N1上に配置する回転部161からなる。具体的には、回転部161には、シャッタやフィルタなどを収容するための収容穴161a〜161hが形成されている。収容穴161aには遮光性のシャッタ162(遮光部材)が収容され、収容穴161bはシャッタやフィルタなどが収容されていない空穴163であり、収容穴161c〜161hには、所定の波長帯域の光や特定の方向にのみ振動する光(偏光)を透過するフィルタ164a〜164fがそれぞれ収容されている。回転部161は、制御部24の制御のもと、回転により収容穴161a〜161hのうちのいずれかを光路N1上に配置することによって、光路の開放、遮断および透過する光を制御する。
ターレット穴位置検出部25は、図示しないターレット穴検出手段により、光路N1上に配置されている収容穴(収容穴161c〜161hのうちのいずれか)を検出する。具体的には、ターレット穴検出手段は回転部161に設けられた識別部材を検出して識別部材に応じた検出信号を出力するセンサにより構成され、該ターレット穴検出手段によって検出された検出信号に基づき、光路N1上に配置されている収容穴を判断する。
演算部26は、光路N1上に配置されているシャッタ162や、空穴163、フィルタ164a〜164fに応じて、透過照明用光源11aが出射する照明光の光量を演算する。
入力部27は、顕微鏡システム1の動作を指示する動作指示信号等の各種信号の入力を受け付ける。具体的には、入力部27は、回転部161の回転指示や蛍光ミラーユニット12の移動指示などの動作指示信号の入力を受け付け、受け付けた動作指示信号を制御部24に出力する。
記憶部28は、フラッシュメモリやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリを用いて実現される。記憶部28は、内視鏡システム1を動作させるための各種プログラム、および内視鏡システム1の動作に必要な各種パラメータ等を含むデータを記憶する。
また、記憶部28は、シャッタ162や、空穴163、フィルタ164a〜164fに応じた照明光量の算出のための補正係数に関する補正係数情報を記憶する補正係数情報記憶部281を有する。図8は、本実施の形態2にかかる顕微鏡システムの記憶部が記憶する情報の一例を示す模式図である。補正係数情報記憶部281は、図8に示すように、収容穴の位置と、各収容穴に収容されている部材と、該部材に対応する補正係数とを関係付けて記憶する。例えば、収容穴161a(収容穴1)にシャッタ162が収容されている場合は、照明光が遮断されているため、光量はゼロであり、補正係数もゼロとなっている。一方で、フィルタ164a〜164fは、各々が波長帯域や振動方向が異なる光を透過するため、それぞれ透過率が異なる。このため、各フィルタの透過率に応じた補正係数が設定(記憶)されている。例えば、収容穴161b(収容穴3)には透過率0.9のフィルタ164aが収容されており、照明光の補正係数は、1.1に設定されている。
図9は、本実施の形態2にかかる顕微鏡システムが行う照明制御を示すフローチャートである。まず、ターレット穴位置検出部25が、検出信号を取得する(ステップS301)。この検出信号には、収容穴161a〜161hのうちのいずれかを識別できる識別情報が含まれている。
その後、制御部24が、検出信号に含まれる識別情報に基づき、記憶部28(例えば補正係数情報記憶部281)を参照して、いずれの収容穴が光路N1上に配置されているかを判断する。制御部24は、判断した収容穴に基づき、補正係数情報記憶部281を参照して補正係数を取得する(ステップS302)。
演算部26は、制御部24により取得された補正係数をもとに、透過照明用光源11aが出射する照明光の光量(補正光量値)を算出する(ステップS303)。具体的には、設定されている光量値(透過率が1のときに出射する照明光の光量)に補正係数を乗じて、補正光量値を算出する。このとき、光路N1上にシャッタ162が配置されている場合は、補正光量値はゼロとなる。
演算部26により補正光量値が算出されると、制御部24は、透過照明ユニット11が出射する光量値を補正光量値に設定し(ステップS304)、透過照明制御部21が、補正光量値に応じた光量となるような電流を透過照明用光源11aに出力して透過照明用光源11aを駆動する。なお、透過照明制御部21は、補正光量値がゼロである場合、透過照明用光源をオフとしてもよい。
上述した本実施の形態2によれば、ターレット16の回転部161の回転により光路N1上に配置された収容穴に応じて補正光量値を算出して設定し、光路N1上にシャッタ162が配置される場合は光量がゼロとなるようにしたので、簡易な操作で光路を遮断して蛍光体からの不要な蛍光の発生を抑制し、かつ透過照明光の光量を制御することで照明ユニットの消費電力を低減することができる。
また、本実施の形態2によれば、ターレット16の回転部161の回転により光路N1上に配置する収容穴(部材)を選択するのみで適切な光量値を設定するようにしたので、操作性を向上することができる。
なお、本実施の形態2では、ターレット16の回転部161が回転することにより収容穴161a〜161hのうちのいずれかを光路N1上に配置するものとして説明したが、収容穴161a〜161hを一列に並べて、光路N1と直交する方向に移動させることにより収容穴161a〜161hのうちのいずれかを光路N1上に配置するものであってもよい。
また、本実施の形態2において、設定されている光量値は、公知の入力手段によって入力され、予め設定されて記憶部28に記憶されているものであってもよいし、ベース部2などに設けられた調光ボリュームなどによって使用者が適宜所望の光量値に設定(変更)したものであってもよい。
(実施の形態3)
続いて、本発明の実施の形態3について、図10〜12を参照して説明する。図10は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡システムの全体構成を示す模式図である。なお、図1等で説明した構成と同一の構成要素には、同一の符号が付してある。上述した実施の形態1では、落射照明ユニット10(落射光学系)を有するものとして説明したが、本実施の形態3では、落射照明ユニット10(落射光学系)を有さず、シャッタユニット14に代えて、所定の透過率で照明光を透過するフィルタが設けられたフィルタ部材を挿入可能なフィルタユニット17を有している。
本実施の形態3にかかる顕微鏡システム1bは、本体ユニット100bおよび制御ユニット200bを備える。本体ユニット100bには上述した本体ユニット100のシャッタユニット14に代えてフィルタユニット17が設けられ、制御ユニット200bは、透過照明制御部21と、制御部24と、演算部26と、記憶部28と、フィルタ挿脱検出部29と、を有する。また、顕微鏡システム1bは、上述したように、落射照明ユニット10、蛍光ミラーユニット12および落射照明制御部22を備えていない。
また、記憶部28は、シャッタ部材14cに設けられたフィルタの透過率などの情報を含む透過率情報を記憶する透過率情報記憶部282を有する。透過率情報記憶部282は、フィルタ部材17aに設けられたフィルタ(後述するフィルタ部171a)の透過率を記憶する。
図11は、本実施の形態3にかかる顕微鏡システムの要部の構成を示す模式図であって、シャッタ部材の構成を示す図である。図11に示すフィルタ部材17aは、遮光性の材料を用いて形成され、主面の外縁が長方形をなす平板状の本体部171からなる。本体部171には、主面と直交する方向に所定の透過率で照明光を透過するフィルタ部171aが設けられている。フィルタ部171aは、例えば、照明光のうち所定の波長帯域の光のみを透過したり、所定の方向の光のみを透過して偏光したりする。このため、透過照明光源11aから出射された照明光は、フィルタ部171aを透過することにより、光量が減少(ロス)する。フィルタ部171aは、該本体部171がフィルタユニット17に挿入された際に、透過照明用光源11aの光路上に位置する。フィルタ部材17aは、例えば、本体部171に形成された貫通孔にフィルタ材を嵌合するなどして設けられる。
フィルタ挿脱検出部23aは、上述したシャッタ挿脱検出部23と同様、フィルタユニット17からの挿入検知信号を受信して、フィルタユニット17へのフィルタ部材17aの挿入の有無を検出する。
図12は、本実施の形態3にかかる顕微鏡システムが行う照明制御を示すフローチャートである。本照明制御では、制御部24の制御のもと、シャッタ挿脱検出部23の挿入検知信号の受信に基づき、透過照明ユニット11の光源を制御する。フィルタユニット17にフィルタ部材17aが挿入されて検知手段により出力された挿入検知信号をシャッタ挿脱検出部23が受信すると(ステップS401:Yes)、演算部26は、フィルタ部171aのフィルタ処理によるロス分を算出する(ステップS402)。
具体的には、演算部26は、記憶部28を参照して設定されている照明光量値を取得するとともに、透過率情報記憶部282に記憶されているフィルタ部171aの透過率を取得する。演算部26は、照明光量値および透過率を取得すると、該照明光量値と、(1−透過率)とを乗じて、得られた値をフィルタ処理によるロス分とする。
演算部26は、フィルタ処理によるロス分を算出後、該ロス分を用いて透過照明光源11aが出射する照明光量値を算出する(ステップS403)。この算出処理により、フィルタ部171aによるロス分を補正した照明光量値(補正照明光量値)を得る。補正照明光量値は、設定されている照明光量値と、算出されたロス分との和により得られる。
制御部24は、演算部26により算出された補正照明光量値を透過照明光源11aが出射する照明光量値として設定し、該設定した照明光量値を透過照明制御部21に出力する(ステップS404)。透過照明制御部21は、設定された照明光量値に応じた出力となるように透過照明光源11aを駆動する。
一方、フィルタユニット17にはフィルタ部材17aが挿入されておらず、フィルタ挿脱検出部23aが検知手段から挿入検知信号を受信していない場合(ステップS401:No)、演算部26は、記憶部28を参照して設定されている照明光量値を取得する(ステップS405)。その後、制御部ステップS404に移行して、取得した照明光量値を透過照明光源11aが出射する照明光量値として設定し、該設定した照明光量値を透過照明制御部21に出力する。透過照明制御部21は、設定された照明光量値に応じた出力となるように透過照明光源11aを駆動する。
上述した実施の形態3によれば、フィルタ部材17aがフィルタユニット17に挿入されて透過照明用光源11aからの照明光の透過率が変化したとしても、該透過率に応じて透過照明用光源11aが出射する照明光量値を変更して照明光を出射することができる。このとき、使用者は、フィルタ部材17aをフィルタユニット17に挿入するのみで、透過照明用光源11aの光路へのフィルタ挿入と、透過照明用光源11aの照明光量値の設定とを行うことができる。
なお、本実施の形態3にかかるフィルタ部材17aは、上述した実施の形態1の変形例2のように、空穴を設けて、フィルタ部材17aによって透過率を切り替えるものであってもよい。
なお、上述した実施の形態および変形例では、透過照明用のユニットとして照明ユニットを用いるものとして説明したが、落射照明用の光源として上述した照明ユニットを用いるものであってもよい。
また、上述した実施の形態および変形例では、透過照明用光源11aは、例えばLED光源を用いて実現されるものとして説明したが、ハロゲンランプを用いるものであってもよい。透過照明制御部21は、LED光源の場合、電流を透過照明用光源11aに出力して制御するものとして説明したが、ハロゲンランプの場合、設定された光量値に応じた光量となるような電圧を透過照明用光源11aに出力して制御する。
また、上述した実施の形態および変形例では、LED倒立型の顕微鏡システムを例に説明したが、正立型の顕微鏡システムであっても本発明を適用することができる。
上述した実施の形態および変形例は、本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。また、本発明は、各実施の形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成できる。本発明は、仕様等に応じて種々変形することが可能であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施の形態が可能であることは、上記記載から自明である。
1 顕微鏡システム
2 ベース部
3 柱部
4 アーム部
5 ステージ
6 観察部
7 レボルバ
8 接眼レンズ
9 対物レンズ
10 落射照明ユニット
10a 落射照明用光源
10b コレクタレンズ
11 透過照明ユニット
11a 透過照明用光源
11b コレクタレンズ
12 蛍光ミラーユニット
13 ミラー
14 シャッタユニット
14a,14b シャッタ部材
15 コンデンサ
16 ターレット
17 フィルタユニット
21 透過照明制御部
22 落射照明制御部
23 シャッタ挿脱検出部
24 制御部
25 ターレット穴位置検出部
26 演算部
27 入力部
28 記憶部
29 フィルタ挿脱検出部
100,100a,100b 本体ユニット
200,200a,200b 制御ユニット
281 補正係数情報記憶部
282 透過率情報記憶部

Claims (3)

  1. 観察対象の標本を落射観察するための落射照明光を出射する落射照明用光源と、
    前記標本を透過観察するための透過照明光を出射する透過照明用光源と、
    前記透過照明用光源の駆動を制御する透過照明制御部と、
    遮光性を有する遮光部材と、
    少なくとも前記遮光部材を前記透過照明光の光路に対して挿脱自在に保持する保持手段と、
    前記透過照明光の光路上に前記遮光部材が配置されているか否かを検出する検出手段と、
    を備え、
    前記保持手段は、前記遮光部材、または前記透過照明光を所定の透過率で透過するフィルタ部材を収容可能な収容穴が複数形成され、複数の前記収容穴のうちのいずれかを前記透過照明光の光路上に配置するターレットであり、
    前記検出手段は、前記透過照明光の光路上に配置された収容穴を検出することにより、前記遮光部材または前記フィルタ部材が、前記透過照明光の光路上に配置されているか否かを検出し、
    前記透過照明制御部は、前記検出手段による検出結果に基づき、前記遮光部材が前記透過照明光の光路上に配置されている場合、前記透過照明用光源からの前記透過照明光を非出射状態に制御し、前記フィルタ部材が前記透過照明光の光路上に配置されている場合、当該フィルタ部材の透過率に応じて前記透過照明用光源が出射する前記透過照明光の光量を制御する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  2. 観察対象の標本を落射観察するための落射照明光を出射する落射照明用光源と、
    前記標本を透過観察するための透過照明光を出射する透過照明用光源と、
    前記透過照明用光源の駆動を制御する透過照明制御部と、
    遮光性を有する遮光部材と、
    少なくとも前記遮光部材を前記透過照明光の光路に対して挿脱自在に保持する保持手段と、
    前記透過照明光の光路上に前記遮光部材が配置されているか否かを検出する検出手段と、
    前記透過照明光の光量を補正するための補正係数に関する補正係数情報を記憶する補正係数情報記憶部と、
    を備え、
    前記保持手段は、前記遮光部材、または前記透過照明光を所定の透過率で透過する光学要素を収容可能な収容穴が複数形成され、複数の前記収容穴のうちのいずれかを前記透過照明光の光路上に配置するターレットであり、
    前記検出手段は、前記透過照明光の光路上に配置された収容穴を検出することにより、前記遮光部材または前記光学要素が、前記透過照明光の光路上に配置されているか否かを検出し、
    前記補正係数情報記憶部は、前記収容穴に応じた前記補正係数を記憶し、
    前記透過照明制御部は、前記検出手段による検出結果に基づき、前記遮光部材が前記透過照明光の光路上に配置されている場合、前記透過照明用光源からの前記透過照明光を非出射状態に制御し、前記光学要素が前記透過照明光の光路上に配置されている場合、当該光学要素が配置されている収容穴の補正係数に応じて前記透過照明用光源が出射する前記透過照明光の光量を制御する
    ことを特徴とする顕微鏡システム。
  3. 前記透過照明用光源は、蛍光体が付与された固体光源であることを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡システム。
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