JP4828738B2 - 顕微鏡装置及びこの顕微鏡装置を使用した観察方法 - Google Patents
顕微鏡装置及びこの顕微鏡装置を使用した観察方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種の観察法を電動切換え可能にした顕微鏡装置及びこの顕微鏡装置を使用した観察方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、生物分野における研究をはじめ各種工業分野の検査工程などの分野では、微細な標本の拡大観察を行う顕微鏡装置が幅広く利用されている。
【0003】
また、これらの顕微鏡装置には、対物レンズの倍率や種類を変更したり、照明法を変更することにより、各種の観察法、例えば、明視野、暗視野、蛍光、微分干渉、偏光などの観察法を切換え可能にした構成のものがあり、これらの観察法を標本の種類、特性などに応じて最適な方法に切り換えて使用している。
【0004】
ところで、これら対物レンズによる観察倍率の切り換えや各種観察法の切り換えは、通常、ユーザーがハンドスイッチ等の入力装置より切り換えスイッチを操作することでモータを励磁し、ランプ光源や各光学部材の切換えを駆動するようにしている。
【0005】
ところが、これらランプ光源や各光学部材の切換に用いられるモータの停止状態での励磁による消費電力は、決して少ないものでないため、できるだけ無駄な消費電力を省くためにも、必要以外では、停止状態にあるモータの励磁を極力抑制することが望ましい。また、ランプ光源についても、常時点灯したままにするのでは、ランプ寿命を縮めるだけでなく、消費電力を増加させる原因にもなるため、ランプ光源の点灯期間もできるだけ制限するのが望ましい。
【0006】
このような無駄な消費電力を抑制する考えのものとして、特開平10−243385号公報に開示されようなビデオマイクロスロープにおいて、映像信号から観察対象の像が合焦状態にあるか否かの判別または輝度状態を判別する合焦判別手段または操作部の使用状態から使用状況化にあるか否かを判断する操作監視手段の判断結果に応じて光源の減光または消灯するものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような合焦判別手段や操作監視手段の判断結果に応じて光源の減光または消灯するような考えは、ビデオマイクロスロープにおいては効果的であるが、上述したような顕微鏡装置において、合焦判別手段や操作監視手段での判断結果のみに限られると、実際の標本観察の間は、ほとんどユーザーの判断によりランプ光源の消灯や不必要なモータ励磁を中止するための操作を行わなければなず、これらの操作が煩わしく、実際には、消費電力の節減のための操作が行われていないのが現状であった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、消費電力の低減と、光源ランプの長寿命化を図ることができる顕微鏡装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置において、前記観察法に応じたランプ光源と、前記ランプ光源の光量を制御するランプ制御手段を有したコントロール部と、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるかを判別する観察状態判別手段と、を具備し、前記観察状態判別手段は、一定時間観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の光量を記録し、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の光量を下げさせ、その後、前記観察状態判別手段が観察状態と判別した場合に、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の光量を前記観察状態判別手段が記録した光量に変更させる、ことを特徴としている。
請求項2記載の発明は、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置において、前記観察法に応じたランプ光源と、前記ランプ光源の電圧値を制御するランプ制御手段を有するコントロール部と、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるかを判別する観察状態判別手段と、を具備し、前記観察状態判別手段は、一定時間観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を記録し、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の電圧値を下げさせ、その後、前記観察状態判別手段が観察状態と判別した場合に、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の電圧値を前記観察状態判別手段が記録した電圧値に変更させる、ことを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の発明は、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置において、前記観察法に応じたランプ光源と、前記ランプ光源の光量を制御するランプ制御手段と前記光学部材の駆動を制御する駆動制御手段とを有するコントロール部と、前記コントロール部に各種指示を入力する入力指示手段と、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるかを判別する観察状態判別手段と、を具備し、前記観察状態判別手段は、一定時間前記入力指示手段が操作されず観察状態でないと判断した場合に、前記ランプ光源の光量を記録し、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の光量を下げさせ、その後、前記入力指示手段が操作され観察状態と判別した場合に、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の光量を前記観察状態判別手段が記録した光量に変更させる、ことを特徴としている。
請求項4記載の発明は、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置において、前記観察法に応じたランプ光源と、前記ランプ光源の光量を制御するランプ制御手段と前記光学部材の駆動を制御する駆動制御手段とを有するコントロール部と、前記コントロール部に各種指示を入力する入力指示手段と、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるかを判別する観察状態判別手段と、を具備し、前記観察状態判別手段は、一定時間前記入力指示手段が操作されず観察状態でないと判断した場合に、前記ランプ光源の電圧値を記録し、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の光量を下げさせ、その後、前記入力指示手段が操作され観察状態と判別した場合に、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の電圧値を前記観察状態判別手段が記録した電圧値に変更させる、ことを特徴としている。
【0011】
請求項10記載の発明は、観察法に応じたランプ光源を備え、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置を用いた観察方法において、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるか判別する工程と、一定時間観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の光量を記録した後に前記ランプ光源の光量を下げる工程と、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であると判別した場合に、前記ランプ光源の光量を前記記録した光量に変更する工程と、を備えたことを特徴としている。
請求項11記載の発明は、観察法に応じたランプ光源を備え、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置を用いた観察方法において、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるか判別する工程と、一定時間観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を記録した後に前記ランプ光源の電圧値を下げる工程と、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であると判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を前記記録した電圧値に変更する工程と、を備えたことを特徴としている。
【0012】
請求項12記載の発明は、観察法に応じたランプ光源を備え、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置を用いた観察方法において、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるか判別する工程と、一定時間前記ランプ光源の光量又は前記光学部材の駆動が制御されず観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の光量を記録した後に前記ランプ光源の光量を下げる工程と、その後、前記ランプ光源の光量又は前記光学部材の駆動が制御され観察状態であると判別した場合に、前記ランプ光源の光量を前記記録した光量に変更する工程と、を備えたことを特徴としている。
請求項13記載の発明は、観察法に応じたランプ光源を備え、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置を用いた観察方法において、前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるか判別する工程と、一定時間前記ランプ光源の電圧値又は前記光学部材を駆動が制御されず観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を記録した後に前記ランプ光源の電圧値を下げる工程と、その後、前記ランプ光源の電圧値又は前記光学部材の駆動が制御され観察状態であると判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を前記記録した電圧値に変更する工程と、を備えたことを特徴としている。
【0013】
この結果、本発明によれば、顕微鏡装置が標本観察状態にない場合は、ランプ光源の電圧を下げるように制御できるので、無駄なランプの点灯を抑制でき、消費電力の低減とランプ寿命の延長を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
【0015】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明が適用される顕微鏡装置の概略構成を示している。
【0016】
図において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1は、各種の観察法を切換え可能にしたものである。この顕微鏡本体1は、各光学部材の駆動を行う駆動制御手段とランプ光源の電圧を制御するランプ制御手段を有する顕微鏡コントロール部7を有している。
【0017】
顕微鏡コントロール部7には、入力指示手段としてハンドスイッチ2が接続されている。このハンドスイッチ2は、対物切換え、明視野、暗視野の切換え、開口絞りの開閉、シャッタの開閉、フィルタの選択、ランプ光源電圧の可変などの各種指示を入力するための複数のスイッチ3およびステージ移動量の指示するJOGダイヤルスイッチ4を有している。この場合、複数のスイッチ3には、状態表示用のLEDが内蔵されている。
【0018】
また、顕微鏡コントロール部7には、観察状態判別手段としての観察状態判別部8が接続され、観察状態判別部8には、観察標本の有無を検出する標本検出手段としての標本有無センサ5が接続されている。標本有無センサ5は、後述するステージ18上に標本6が有るか無いかを判別するもので、ここでは、透過型フォトインタラプタにより構成され、標本6が有る場合は、センサの光を遮るようになっており、標本6が無い場合は電気信号“H”を、標本6が有る場合は電気信号“L”を出力するようになっている。また、観察状態判別部8は、顕微鏡コントロール部7からの現在の光学部材の位置情報、ハンドスイッチ2の入力情報および標本有無センサ5の出力によるステージ18上の標本6の有無情報などから、現在、標本観察状態であるかを判別するようになっている。
【0019】
一方、顕微鏡本体1には、光源ランプとして透過観察用光学系のハロゲンランプからなる透過照明用光源11が設けられ、この透過照明用光源11から放射される透過照明光の光路上に、この透過照明光を集光するコレクタレンズ12、透過用フィルタユニット13、透過視野絞り14、反射ミラー141、透過開口絞り15、コンデンサ光学素子ユニット16、及びコンデンサトップレンズユニット17が配置され、透過照明光をステージ18の下方から照射するようにしている。
【0020】
ここで、透過用フィルタユニット13は、透過照明用光源11の色温度を変えずに明るさの調整を行う複数枚のNDフィルタと色補正を行うための補正フィルタからなり、任意のフィルタを光路上に挿脱可能にしている。コンデンサ光学素子ユニット16は、光路中に挿脱される複数のコンデンサ光学素子ユニット16a〜16cを有し、コンデンサトップレンズユニット17も光路中に挿脱される複数のコンデンサトップレンズユニット17a、17bを有している。
【0021】
また、顕微鏡本体1には、他の光源ランプとして落射観察用光学系の水銀ランプからなる落射照明用光源22が設けられ、この落射照明用光源22から放射される落射照明光の光路上に、落射用フィルタユニット23、落射シャッタ24、落射視野絞り25および落射開口絞り26が配置され、落射照明光を後述するキューブユニット20、対物レンズ19を介してステージ18の上方から照射するようにしている。
【0022】
ここで、落射用フィルタユニット23は、落射照明用光源22の色温度を変えずに明るさの調整を行う複数枚のNDフィルタと色補正を行うための補正フィルタからなり、任意のフィルタを光路上に挿脱可能にしている。
【0023】
これら透過観察用光学系と落射観察用光学系の各光軸が重なる観察光路上には、種検鏡法に応じて光路上のダイクロイックミラー20a〜20cを切換えるキューブユニット20、対物レンズ19およびステージ18が配置されている。対物レンズ19は、倍率の異なる複数個の対物レンズ19a、19b、19cからなり、これら対物レンズ19a、19b、19cは、レボルバ191に装着され、その回転により観察光路上に選択的に挿入可能になっている。ステージ18は、標本6を載置するもので、観察光路と直交する平面内で標本6を2次元移動できるとともに、ピント合わせのため観察光路方向に沿って移動可能になっている。また、観察光路上には、この観察光路を接眼レンズ側と撮影光路に分岐するビームスプリッタ21が配置されている。
【0024】
この場合、透過用フィルタユニット13、透過視野絞り14、コンデンサ光学素子ユニット16、コンデンサトップレンズユニット17、ステージ18、レボルバ191、キューブユニット20、落射用フィルタユニット23、落射シャッタ24、落射視野絞り25および落射開口絞り26は、それぞれ電動化されており、駆動回路部27により駆動可能となっている。この場合、駆動回路部27は、それぞれ電動化されたユニットの駆動源である図示しないモータを励磁して駆動するための回路を有している。
【0025】
このように構成した顕微鏡本体1は、顕微鏡コントロール部7により全体動作を制御されるようになっている。顕微鏡コントロール部7には、上述したハンドスイッチ2および観察状態判別部8とともに、透過照明用光源11、落射照明用光源22および駆動回路部27が接続され、ハンドスイッチ2からの観察倍率の切換や調光あるいは観察法の切換えなどの操作により駆動回路部27への制御指示、透過照明用光源11、落射照明用光源22の調光制御を行うとともに、観察状態判別部8に対して現在の顕微鏡本体1の状態を与える機能を有している。まだ同時に、観察状態判別部8からの指示によっても、駆動回路部27への制御指示、透過照明用光源11、落射照明用光源22の調光制御を行う機能も有している。
【0026】
次に、このように構成された実施の形態の動作を図2に示すフローチャートにより説明する。
【0027】
まず、パワーフラグを1に設定する(ステップ201)。ここでパワーフラグは、観察状態によって透過照明用光源11または落射照明用光源22(以下、これら透過照明用光源11および落射照明用光源22をまとめてランプ光源と称する。)の電圧を所定電圧Vmに下げている状態かを示すもので、電源投入時はVmに下げられていない状態、すなわち、パワーフラグ=1の状態となっている。
【0028】
この状態で、いま、ステージ18に標本6が固定されている場合は、標本有無センサ5は、電気信号“L"を出力する。これにより、観察状態判別部8は、ステージ18上に標本6が有ると判別するので(ステップ202、203)、標本観察状態であると判別し、ランプ光源の電圧制御は行わずに通常動作となる(ステップ204)。
【0029】
一方、ステージ18から標本6が外されている場合は、標本有無センサ5は、電気信号“H”を出力する。これにより、観察状態判別部8は、ステージ18上に標本6が無いと判断するので(ステップ202、203)、標本観察状態でないと判別する。
【0030】
この状態で、ある一定時間T1の時間のカウントを行う(ステップ205)。
この間にステージ18上に標本6がセットされたか判断し(ステップ206)、ステージ18上に標本6がセットされた場合は、ステップ202に戻って、上述したと同様な動作を繰り返す。一方、ステージ18上に標本6がセットされないままの場合は、ハンドスイッチ2により入力指示があったかを判断し(ステップ207)、入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後、再びステップ205に戻って、始めから一定時間T1のカウントを行う。
【0031】
このような動作を一定時間T1が経過するまで行い(ステップ208)、この間にステージ18上への標本6のセットやハンドスイッチ2からの入力指示がない場合は、観察状態判別部8は、顕微鏡コントロール部7より現在のランプ光源の電圧の情報を入手し、この電圧の値を記録する(ステップ209)。ここで、現在のランプ光源の電圧をVgとすると、この電圧値Vgが記録される。具体的には、現在のランプ光源の電圧値Vgが9Vであったとすると、この電圧値Vg(=9V)が記録される。
【0032】
次に、観察状態判別部8は、顕微鏡コントロール部7にランプ光源の電圧をVmに下げる指示を与える(ステップ210)。この電圧値Vmは、標本観察状態でないときに設定するランプ光源の電圧の値であり、本実施の形態では、Vmを1Vの固定値としている。
【0033】
これにより顕微鏡コントロール部7は、ランプ光源の電圧を1Vに下げる制御を行う。そして、ランプ光源の電圧を1Vに下げた後は、ランプ光源の電圧がVmに下げられて状態であるスタンバイモードとし、そのフラグであるパワーフラグを0、つまりパワーフラグ=0にする(ステップ211)。
【0034】
この後は、ステップ202を介してステップ212に進み、標本6がステージ18上にセットされたか判断する。ここで、標本6がステージ18上にセットされない場合は、再度ハンドスイッチ2による入力指示があったかを判断する(ステップ213)。
【0035】
この状態から、標本6がステージ18上にセットされた場合は、ステップ214に進む。また、ハンドスイッチ2による入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後に、ステップ214に進む。
【0036】
すると、観察状態判別部8は、先に記録した電圧値Vg(=9V)の値を読み出し、顕微鏡コントロール部7に対して、ランプ光源の電圧をVm(=1V)に下げる前の電圧値Vg(=9V)に変更するような指示を与える(ステップ215)。これを受けて顕微鏡コントロール部7は、ランプ光源の電圧がVg(=9V)になるような制御を行う。また同時にスタンバイモードを解除し、そのフラグであるパワーフラグを1、つまりパワーフラグ=1にする(ステップ216)。
【0037】
従って、このようにすれば、ステージ18上から標本6を外してから一定時間を越えるまでに標本6がセットされるか、ハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われないと、自動的にランプ光源の電圧が低下され、この一定時間までに、標本6がセットされ、またはハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われると、ランプ光源の電圧を下げる直前の電圧に自動的に戻るようになる。これにより、ユーザーがいちいち操作することなく、自動的に無駄なランプの点灯をおさえることが可能となり、消費電力の低減とランプ寿命の延長を実現することができる。
【0038】
なお、上述した実施の形態では、ステージ18に標本6が無いと判断された場合は、ランプ光源の電圧をVmと固定値しているが、この電圧値Vmは0Vを含むものである。また、電圧値Vmは、現在の電圧であるVgの10%といった変数であってもよい。さらに、待ち時間である一定時間T1もT1=0secとして、標本6がステージ18から外されたらすぐにランプ光源の電圧値を下げるような設定としてもよい。さらにまた、ランプ光源の電圧を下げる前に、一度、警告音などを発してから行うようにしてもよい。
【0039】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0040】
図3は、第2の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0041】
この場合、顕微鏡本体1は、座標検出手段として、ステージ18(標本6)に対するランプ光源からの光束の光軸方向の座標、つまり、Z軸方向の座標を検出するZ軸座標検出部28を有している。このZ軸座標検出部28は、光軸方向に沿った上下方向の座標を検出できるもので、図示しないが上限センサ、下限センサ、エンコーダおよびエンコーダの出力をカウントするカウンタより構成され、下限センサが検出するステージ18の下限位置を基点として、ステージ18の上方向への移動にともなうエンコーダの出力をカウントすることによってZ軸座標を検出できる構成となっている。
【0042】
図4は、ステージ18の光軸方向のZ軸座標の位置関係を示すものである。この場合、ステージ18は、上限センサによる上限aから下限センサによる下限bの範囲で駆動できるようになっており、これら上限aと下限bの間に、ステージ18の動作範囲W、通常の標本6の観察を行う範囲W1が存在している。
【0043】
従って、Z軸座標検出部28が、通常の標本6の観察を行う範囲W1の座標を検出している場合、観察状態判別部8は、標本観察状態を判別し、それ以外の場合は、標本6の交換、対物の交換等で、ステージ18を退避されている状態で、標本観察状態ではないと判別するようになっている。この場合、範囲W1は、標本6の厚さなどによって変化するので、任意に設定できるものとなっている。
【0044】
次に、このように構成された実施の形態の動作を図5に示すフローチャートにより説明する。
【0045】
この場合、ステップ501、ステップ502は、上述した図2のステップ201、202と同様であり、ステップ503で、Z軸座標検出部28の検出結果よりステージ18のZ軸座標がW1の範囲の場合、観察状態判別部8は、標本観察状態であると判別し、ランプ光源(透過照明用光源11および落射照明用光源22)の電圧制御は行わずに通常動作となる(ステップ504)。
【0046】
一方、標本や対物交換等でステージ18のZ軸座標がW1の範囲から外れている場合は、観察状態判別部8は、ステージ退避状態、すなわち標本観察状態でないと判断する。
【0047】
この状態で、ある一定時間T1の時間のカウントを行う(ステップ505)。この間にステージ18がW1の範囲に移動されたかを判断し(ステップ506)、ステージ18がW1の範囲に移動された場合は、ステップ502に戻って、上述したと同様な動作を繰り返す。一方、ステージ18がW1の範囲から外れたままの場合は、ハンドスイッチ2により入力指示があったかを判断し(ステップ507)、入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後、再びステップ505に戻って、始めから一定時間T1のカウントを行う。
【0048】
このような動作を一定時間T1が経過するまで行い(ステップ508)、この間にステージ18のW1の範囲への移動やハンドスイッチ2からの入力指示がない場合は、上述した図2のステップ209、210、211と同様なステップ509、510、511の動作を実行し、現在のランプ光源の電圧値Vg(=9V)を記録するとともに、このランプ光源の電圧を所定電圧Vm(=1V)まで下げた後、パワーフラグ=0とする。
【0049】
この後は、ステップ502を介してステップ512に進み、ステージ18がW1の範囲に移動されたかを判断する。ここで、ステージ18がW1の範囲から外れたままの場合は、再度ハンドスイッチ2による入力指示があったかを判断する(ステップ513)。
【0050】
この状態で、ステージ18がW1の範囲に移動された場合は、ステップ514に進み、また、ハンドスイッチ2による入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後に、ステップ514以降に進む。このステップ514以降のステップ515、516の動作は、上述した図2のステップ214、215、216と同様に、先に記録した電圧値Vg(=9V)を読み出し、ランプ光源の電圧をVm(=1V)からVg(=9V)に変更するとともに、パワーフラグ=1とする。
【0051】
従って、このようにすれば、標本6の交換等でステージ18を退避させてから一定時間を越えるまでに、ステージ18を所定範囲内に戻すか、ハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われないと、自動的にランプ光源の電圧が低下され、この一定時間までに、ステージ18が所定範囲内に戻され、またはハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われると、ランプ光源の電圧を下げる直前の電圧に自動的に戻るようになるので、上述したと同様な効果を期待することができる。
【0052】
なお、上述した実施の形態では、標本6が観察状態でないと判断されるステージ18の範囲W1を固定値としているが、対物レンズ等の情報に応じて可変値としてもよい。
【0053】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0054】
図6は、第3の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0055】
この場合、観察状態判別部8は、顕微鏡コントロール部7による現在の観察法に応じて切換えられた各種光学部材の動作状態を検出する動作状態検出手段81を有し、この動作状態検出手段81の検出結果により標本観察状態であるか否かを判別するようになっている。ここでは、動作状態検出手段81は、顕微鏡コントロール部7により制御され落射照明用光源22からの光束を遮断可能にする落射シャッタ24の動作状態に基づいて標本観察状態であるか否かを判別するようにしている。
【0056】
次に、このように構成された実施の形態の動作を図7に示すフローチャートにより説明する。
【0057】
この場合も、ステップ701、ステップ702は、上述した図2のステップ201、202と同様であり、ステップ703で、ハンドスイッチ2の入力指示に従って顕微鏡コントロール部7により落射シャッタ24が開状態に制御されると、動作状態検出手段81の状態検出結果により観察状態判別部8は、標本観察状態であると判別し、ランプ光源の電圧制御は行わずに通常動作となる(ステップ704)。
【0058】
一方、ハンドスイッチ2の入力指示に従って顕微鏡コントロール部7により落射シャッタ24が閉状態に制御されると、観察状態判別部8は、標本観察状態でないと判断する。
【0059】
この状態で、ある一定時間T1の時間のカウントを行う(ステップ705)。この間にハンドスイッチ2の入力指示により落射シャッタ24が開状態になったかを判断し(ステップ706)、落射シャッタ24が開状態になれば、ステップ702に戻って、上述したと同様な動作を繰り返す。一方、落射シャッタ24が閉状態のままの場合は、ハンドスイッチ2により入力指示があったかを判断し(ステップ707)、入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後、再びステップ705に戻って、始めから一定時間T1のカウントを行う。
【0060】
このような動作を一定時間T1が経過するまで行い(ステップ708)、この間に落射シャッタ24の開状態への移行やハンドスイッチ2からの入力指示がない場合は、上述した図2のステップ209、210、211と同様なステップ709、710、711の動作を実行し、現在のランプ光源の電圧値Vg(=9V)を記録するとともに、このランプ光源の電圧を所定電圧Vm(=1V)まで下げた後、パワーフラグ=0とする。
【0061】
この後は、ステップ702を介してステップ712に進み、ハンドスイッチ2の入力指示により落射シャッタ24が開状態に移行されたかを判断する。ここで、落射シャッタ24が閉状態のままの場合は、再度ハンドスイッチ2による入力指示があったかを判断する(ステップ713)。
【0062】
この状態で、落射シャッタ24が開状態に移行された場合は、ステップ714に進み、また、ハンドスイッチ2による入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後に、ステップ714以降に進む。このステップ714以降のステップ715、716の動作は、上述した図2のステップ214、215、216と同様に、先に記録した電圧値Vg(=9V)を読み出し、ランプ光源の電圧をVm(=1V)からVg(=9V)に変更するとともに、パワーフラグ=1とする。
【0063】
従って、このようにすれば、落射シャッタ24が閉じ状態になってから一定時間を越えるまでに、落射シャッタ24を開状態にするか、ハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われないと、自動的にランプ光源の電圧が低下され、この一定時間までに、落射シャッタ24が開状態に戻され、またはハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われると、ランプ光源の電圧を下げる直前の電圧に自動的に戻るようになるので、上述したと同様な効果を期待することができる。
【0064】
なお、上述した実施の形態では、落射シャッタ24の開閉状態に基づいて標本観察状態でないと判断した場合に、ランプ光源の電圧を下げるような制御を行ったが、観察倍率や観察法の切り換えの途中で標本観察状態でない場合、すなわち、光学部材が駆動中であるような場合にも、ランプ光源の電圧を下げるといった制御を行ってもよい。
【0065】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0066】
図8は、第4の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0067】
この場合、顕微鏡本体1は、電動式のステージ18に対して、このステージ18の水平方向の位置座標を検出する水平座標検出手段31を有している。この水平座標検出手段31は、図9に示すようなXおよびY方向の水平方向に対するステージ18の位置座標を検出するもので、ステージ18が原点位置(0,0)Sにあるか否かの情報を観察状態判別部8に出力するようにしている。
【0068】
通常、このような電動式のステージ18では、標本等の交換時は、原点位置Sに移動されるようになっているので、観察状態判別部8では、水平座標検出部31が原点位置Sを検出している場合は標本観察状態でないと判別し、それ以外の場合は、標本観察状態を判別するようにしている。
【0069】
次に、このように構成された実施の形態の動作を図10に示すフローチャートにより説明する。
【0070】
この場合も、ステップ1001、ステップ1002は、上述した図2のステップ201、202と同様であり、ステップ1003で、水平座標検出手段31の検出結果よりステージ18が原点位置Sから外れている場合、観察状態判別部8は、標本観察状態であると判別し、ランプ光源の電圧制御は行わずに通常動作となる(ステップ1004)。
【0071】
一方、ステージ18上の標本6の交換などで、ステージ18が原点位置Sに移動しているのを水平座標検出手段31が検出すると、観察状態判別部8は、標本観察状態でないと判断する。
【0072】
この状態で、ある一定時間T1の時間のカウントを行う(ステップ1005)。この間にステージ18が原点位置Sにあるかを判断し(ステップ1006)、ステージ18が原点位置Sから移動して、観察状態判別部8が標本観察状態を判断した場合は、ステップ1002に戻って、上述したと同様な動作を繰り返す。一方、ステージ18が原点位置Sから移動しないままの場合は、ハンドスイッチ2により入力指示があったかを判断し(ステップ1007)、入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後、再びステップ1005に戻って、始めから一定時間T1のカウントを行う。
【0073】
このような動作を一定時間T1が経過するまで行い(ステップ1008)、この間にステージ18が原点位置Sから移動しない場合やハンドスイッチ2からの入力指示がない場合は、上述した図2のステップ209、210、211と同様なステップ1009、1010、1011の動作を実行し、現在のランプ光源の電圧値Vg(=9V)を記録するとともに、このランプ光源の電圧を所定電圧Vm(=1V)まで下げた後、パワーフラグ=0とする。
【0074】
この後は、ステップ1002を介してステップ1012に進み、ステージ18が原点位置Sにあるかを判断する。ここで、ステージ18が原点位置Sから移動しないままの場合は、再度ハンドスイッチ2による入力指示があったかを判断する(ステップ1013)。
【0075】
この状態で、ステージ18が原点位置Sから移動された場合は、ステップ1014に進み、また、ハンドスイッチ2による入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後に、ステップ1014以降に進む。このステップ1014以降のステップ1015、1016の動作は、上述した図2のステップ214、215、216と同様に、先に記録した電圧値Vg(=9V)を読み出し、ランプ光源の電圧をVm(=1V)からVg(=9V)に変更するとともに、パワーフラグ=1とする。
【0076】
従って、このようにすれば、標本6の交換等でステージ18を原点位置Sに復帰させてから一定時間を越えるまでにステージ18を原点位置Sから移動するか、ハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われないと、自動的にランプ光源の電圧が低下され、この一定時間までに、ステージ18が原点位置Sから移動され、またはハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われると、ランプ光源の電圧を下げる直前の電圧に自動的に戻るようになるので、上述したと同様な効果を期待することができる。
【0077】
上述した実施の形態では、標本観察状態でないと判断されるステージ18の原点位置Sは、固定値としているが、一定の座標範囲であってもよい。
【0078】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
【0079】
図11は、第5の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0080】
この場合、顕微鏡本体1は、観察光路を分岐するビームスプリッタ21の撮影光路側に標本6の合焦状態を検出する合焦検出手段としての合焦検出部32が配置されている。この合焦検出部32は、対物レンズ19を通して投影される標本像のコントラストより標本6の合焦を行うもので、一般的にパッシブAFと呼ばれる方式のものが用いられている。そして、この合焦検出部32の合焦情報が状態判別手段8に出力されるようになっている。
【0081】
この場合、合焦検出部32で合焦状態を検出していないと、標本観察が行われることがなく、合焦検出部32で合焦状態が検出された時点から、標本観察が行われるようになるので、観察状態判別部8は、合焦状態で標本観察状態を判別し、それ以外を標本観察状態ではないと判別するようになっている。
【0082】
次に、このように構成された実施の形態の動作を図12に示すフローチャートにより説明する。
【0083】
この場合も、ステップ1201、ステップ1202は、上述した図2のステップ201、202と同様であり、ステップ1203で、合焦検出部32での検出結果より合焦状態が得られる場合、観察状態判別部8は、標本観察状態であると判別し、ランプ光源の電圧制御は行わずに通常動作となる(ステップ1204)。
【0084】
一方、合焦検出部32で合焦状態が得られないと、観察状態判別部8は、標本観察状態でないと判断する。
【0085】
この状態で、ある一定時間T1の時間のカウントを行う(ステップ1205)。この間に合焦検出部32で合焦状態が得られるかを判断し(ステップ1206)、合焦状態が得られ観察状態判別部8が標本観察状態を判断した場合は、ステップ1202に戻って、上述したと同様な動作を繰り返す。一方、合焦検出部32で合焦状態を得られないままの場合は、ハンドスイッチ2により入力指示があったかを判断し(ステップ1207)、入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後、再びステップ1205に戻って、始めから一定時間T1のカウントを行う。
【0086】
このような動作を一定時間T1が経過するまで行い(ステップ1208)、この間に合焦検出部32で合焦状態が得られない場合やハンドスイッチ2からの入力指示がない場合は、上述した図2のステップ209、210、211と同様なステップ1209、1210、1211の動作を実行し、現在のランプ光源の電圧値Vg(=9V)を記録するとともに、このランプ光源の電圧を所定電圧Vm(=1V)まで下げた後、パワーフラグ=0とする。
【0087】
この後は、ステップ1202を介してステップ1212に進み、合焦検出部32で合焦状態が得られるかを判断する。ここで、ステージ18が原点位置Sから移動しないままの場合は、再度ハンドスイッチ2による入力指示があったかを判断する(ステップ1213)。
【0088】
この状態で、合焦検出部32で合焦状態が得られた場合は、ステップ1214に進み、また、ハンドスイッチ2による入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後に、ステップ1214以降に進む。このステップ1214以降のステップ1215、1216の動作は、上述した図2のステップ214、215、216と同様に、先に記録した電圧値Vg(=9V)を読み出し、ランプ光源の電圧をVm(=1V)からVg(=9V)に変更するとともに、パワーフラグ=1とする。
【0089】
従って、このようにすれば、標本6の合焦でない状態になってから一定時間を越えるまでに、標本観察可能な合焦状態に戻すか、ハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われないと、自動的にランプ光源の電圧が低下され、この一定時間までに、標本観察可能な合焦状態に戻され、またはハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われると、ランプ光源の電圧を下げる直前の電圧に自動的に戻るようになるので、上述したと同様な効果を期待することができる。
【0090】
なお、上述した実施の形態では、合焦検出部32にパッシブAF方式のものを用いたが、その他の方式の合焦手段であってもよい。
【0091】
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
【0092】
図13は、第6の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部分には、同符号を付している。
【0093】
この場合、顕微鏡コントロール部7は、駆動回路部27でのモータの励磁電流をコントロール可能にした機能を有している。またハンドスイッチ2には、復帰スイッチ33が設けられている。この復帰スイッチ33は、ランプ光源の電圧を一旦下げた状態から、元の状態に戻すためのものである。また、復帰スイッチ33には、LEDが内蔵されており、観察状態判別部8の判別結果に応じてLEDを点灯または消灯するようになっている。
【0094】
次に、このように構成された実施の形態の動作を図14に示すフローチャートにより説明する。
【0095】
まず、パワーフラグを1に設定するとともに、復帰スイッチ33のLEDを消灯する(ステップ1401)。
【0096】
この状態で、いま、ステージ18に標本6が固定されている場合は、標本有無センサ5は、電気信号“L"を出力する。これにより、観察状態判別部8は、ステージ18上に標本6が有ると判別するので(ステップ1402、1403)、標本観察状態であると判別し、ランプ光源の電圧制御は行わずに通常動作となる(ステップ1404)。
【0097】
一方、ステージ18から標本6が外されている場合は、標本有無センサ5は、電気信号“H”を出力する。これにより、観察状態判別部8は、ステージ18上に標本6が無いと判断するので(ステップ1402、1403)、標本観察状態でないと判別する。
【0098】
この状態で、ある一定時間T1の時間のカウントを行う(ステップ1405)。この間にステージ18上に標本6がセットされたか判断し(ステップ1406)、ステージ18上に標本6がセットされた場合は、ステップ1402に戻って、上述したと同様な動作を繰り返す。一方、ステージ18上に標本6がセットされないままの場合は、ハンドスイッチ2により入力指示があったかを判断し(ステップ1407)、入力指示があった場合は、その指示に対応した動作を実行した後、再びステップ205に戻って、始めから一定時間T1のカウントを行う。
【0099】
このような動作を一定時間T1が経過するまで行い(ステップ1408)、この間にステージ18上への標本6のセットやハンドスイッチ2からの入力指示がない場合は、観察状態判別部8は、顕微鏡コントロール部7より現在のランプ光源の電圧の情報を入手し、この電圧の値を記録する(ステップ1409)。ここで、現在のランプ光源の電圧をVgとすると、この電圧値Vgが記録される。具体的には、現在のランプ光源の電圧値Vgが9Vであったとすると、この電圧値Vg(=9V)が記録される。
【0100】
次に、観察状態判別部8は、顕微鏡コントロール部7にランプ光源の電圧をVmに下げる指示を与える(ステップ1410)。この電圧値Vmは、標本観察状態でないときに設定するランプ光源の電圧の値であり、本実施の形態では、Vmを1Vの固定値としている。これにより顕微鏡コントロール部7は、ランプ光源の電圧を1Vに下げる制御を行う。
【0101】
続いて、観察状態判別部8は、駆動回路部27の各モータの停止状態での励磁電流を50%に下げる旨の指示とともに、ハンドスイッチ2の各スイッチ3のLED表示を消灯させる指示を発する。
【0102】
これを受けて、顕微鏡コントロール部7は、さらにモータの励磁電流を50%に制御するとともに、ハンドスイッチ2の各スイッチ3のLED表示を消灯する(ステップ1411)。
【0103】
その後、ステップ1412に進み、スタンバイモードとなって、そのフラグであるパワーフラグを0にするとともに、復帰スイッチ33のLEDを点灯する。
【0104】
この後は、ステップ1402を介してステップ1413に進み、標本6がステージ18上にセットされたか判断する。ここで、標本6がステージ18上にセットされない場合は、復帰スイッチ33が押し操作されたかを判断する(ステップ1414)。
【0105】
この状態から、標本6がステージ18上にセットされた場合は、ステップ1415に進む。また、復帰スイッチ33が押し操作された場合は、ステップ1415に進む。
【0106】
すると、観察状態判別部8は、先に記録した電圧値Vg(=9V)の値を読み出し、顕微鏡コントロール部7に対して、ランプ光源の電圧をVm(=1V)に下げる前の電圧値Vg(=9V)に変更するような指示を与える(ステップ1416)。これを受けて顕微鏡コントロール部7は、ランプ光源の電圧がVg(=9V)になるような制御を行う。また、各モータの停止状態での励磁電流をもとの値に戻す指示を与え、同時に、消灯させておいたハンドスイッチ2の各スイッチ3のLEDを点灯する(ステップ1417)。
【0107】
そして、スタンバイモードを解除し、そのフラグであるパワーフラグを1にするとともに、復帰スイッチ33のLEDも消灯する(ステップ1418)。
【0108】
従って、このようにすれば、ステージ18上から標本6を外してから一定時間を越えるまでに標本6がセットされるか、ハンドスイッチ2による顕微鏡操作が行われないと、自動的にランプ光源の電圧およびモータの停止状態での励磁電流が下げられるとともに、状態表示等のLEDも消灯され、この一定時間までに標本6がセットされ、または復帰スイッチ33が操作されると、ランプ光源の電圧を下げる直前の電圧に自動的に戻るようになるので、上述したと同様な効果を期待することができる。
【0109】
なお、上述した各実施の形態では、一貫して顕微鏡装置について述べたが、標本観察状態でないことを判断して、システム全体の消費電力を押さえ、ランプの寿命を延ばすという考えからすると、顕微鏡装置のみに限らず、このような顕微鏡装置を組み込んだライン装置などの各種システムに適応することも可能である。
【0110】
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
【0111】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。
例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0112】
なお、上述した実施の形態には、以下の発明も含まれる。
【0113】
(1) 請求項1記載の顕微鏡装置において、
前記各種光学部材の駆動指示を入力する入力指示手段をさらに有し、
一定時間、前記入力指示手段からの駆動指示がなく、前記観察状態判別手段による前記標本の観察状態でないとの判別を条件に前記ランプ光源の電圧を制御することを特徴とする顕微鏡装置。
【0114】
(2)請求項1記載の顕微鏡装置において、
前記標本の有無を検出する標本検出手段をさらに有し、
前記観察状態判別手段は前記標本検出手段の結果より前記顕微鏡装置が標本観察状態であるかを判別することを特徴としている。
【0115】
(3)請求項1記載の顕微鏡装置において、
前記各種光学部材のうち前記ランプ光源からの光束を遮断可能にするシャッタの動作状態を検出する動作状態検出手段をさらに有し、
前記観察状態判別手段は、前記状態検出手段により検出される前記シャッタの前記光束を遮断している状態を標本観察状態でないと判別することを特徴としている。
【0116】
(4)請求項1記載の顕微鏡装置において、
前記標本の合焦状態を検出する合焦検出手段をさらに有し、
前記観察状態判別手段は、前記合焦検出手段の結果より前記顕微鏡装置が標本観察状態であるかを判別することを特徴としている。
【0117】
(5)請求項1記載の顕微鏡装置において、
前記各種光学部材を駆動する駆動源をさらに有し、
前記観察状態判別手段の判別結果により前記ランプ光源の電圧を制御するとともに、前記駆動源の停止状態での励磁を制御することを特徴としている。
【0118】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、消費電力の低減と、光源ランプの長寿命化を図ることができる顕微鏡装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す図。
【図4】第2の実施の形態のステージの光軸方向のZ軸座標の位置関係を説明する図。
【図5】第2の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図6】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す図。
【図7】第3の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図8】本発明の第4の実施の形態の概略構成を示す図。
【図9】第4の実施の形態のステージの水平方向の位置座標を説明する図。
【図10】第4の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図11】本発明の第5の実施の形態の概略構成を示す図。
【図12】第5の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。
【図13】本発明の第6の実施の形態の概略構成を示す図。
【図14】第6の実施の形態の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体
2…ハンドスイッチ
3…スイッチ
4…JOGダイヤルスイッチ
5…標本有無センサ
6…標本
7…顕微鏡コントロール部
8…観察状態判別部
81…動作状態検出手段
11…透過照明用光源
12…コレクタレンズ
13…透過用フィルタユニット
14…透過視野絞り
141…反射ミラー
15…透過開口絞り
16…コンデンサ光学素子ユニット
16a〜16c…コンデンサ光学素子ユニット
17…コンデンサトップレンズユニット
17a.17b…コンデンサトップレンズユニット
18…ステージ
19…対物レンズ
19a.19b…対物レンズ
191…レボルバ
20…キューブユニット
20a〜20c…ダイクロイックミラー
21…ビームスプリッタ
22…落射照明用光源
23…落射用フィルタユニット
24…落射シャッタ
25…落射視野絞り
26…落射開口絞り
27…駆動回路部
28…Z軸座標検出部
31…水平座標検出手段
32…合焦検出部
33…復帰スイッチ
Claims (13)
- 各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置において、
前記観察法に応じたランプ光源と、
前記ランプ光源の光量を制御するランプ制御手段を有したコントロール部と、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるかを判別する観察状態判別手段と、を具備し、
前記観察状態判別手段は、一定時間観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の光量を記録し、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の光量を下げさせ、
その後、前記観察状態判別手段が観察状態と判別した場合に、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の光量を前記観察状態判別手段が記録した光量に変更させる、
ことを特徴とする顕微鏡装置。 - 各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置において、
前記観察法に応じたランプ光源と、
前記ランプ光源の電圧値を制御するランプ制御手段を有するコントロール部と、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるかを判別する観察状態判別手段と、を具備し、
前記観察状態判別手段は、一定時間観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を記録し、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の電圧値を下げさせ、
その後、前記観察状態判別手段が観察状態と判別した場合に、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の電圧値を前記観察状態判別手段が記録した電圧値に変更させる、
ことを特徴とする顕微鏡装置。 - 各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置において、
前記観察法に応じたランプ光源と、
前記ランプ光源の光量を制御するランプ制御手段と前記光学部材の駆動を制御する駆動制御手段とを有するコントロール部と、
前記コントロール部に各種指示を入力する入力指示手段と、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるかを判別する観察状態判別手段と、を具備し、
前記観察状態判別手段は、一定時間前記入力指示手段が操作されず観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の光量を記録し、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の光量を下げさせ、
その後、前記入力指示手段が操作され観察状態と判別した場合に、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の光量を前記観察状態判別手段が記録した光量に変更させる、
ことを特徴とする顕微鏡装置。 - 各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置において、
前記観察法に応じたランプ光源と、
前記ランプ光源の電圧値を制御するランプ制御手段と前記光学部材の駆動を制御する駆動制御手段とを有するコントロール部と、
前記コントロール部に各種指示を入力する入力指示手段と、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるかを判別する観察状態判別手段と、を具備し、
前記観察状態判別手段は、一定時間前記入力指示手段が操作されず観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を記録し、前記コントロール部に前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の電圧値を下げさせ、
その後、前記入力指示手段が操作され観察状態と判別した場合に、前記コントロール部は前記ランプ制御手段により前記ランプ光源の電圧値を前記観察状態判別手段が記録した電圧値に変更する、
ことを特徴とする顕微鏡装置。 - 前記標本に対する前記ランプ光源からの光束の光軸方向の座標を検出する座標検出手段をさらに有し、
前記観察状態判別手段はさらに、前記座標検出手段の検出結果より前記顕微鏡装置が標本の観察状態であるかを判別する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか1項に記載の顕微鏡装置。 - 前記各種光学部材の動作状態を検出する動作状態検出手段をさらに有し、
前記観察状態判別手段はさらに、前記動作状態検出手段の検出結果より前記顕微鏡装置が標本の観察状態であるかを判別する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか1項に記載の顕微鏡装置。 - 前記標本を載置するステージと、前記ステージの水平方向の位置座標を検出する水平座標検出手段と、をさらに有し、
前記観察状態判別手段はさらに、前記水平座標検出手段の検出結果より前記顕微鏡装置が標本の観察状態であるかを判別する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか1項に記載の顕微鏡装置。 - 標本の合焦状態を検出する合焦検出手段をさらに有し、
前記観察状態判別手段はさらに、前記合焦検出手段の合焦情報により前記顕微鏡装置が標本の観察状態であるかを判別する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか1項に記載の顕微鏡装置。 - 前記顕微鏡装置は、前記各種光学部材の駆動を行う駆動源のモータを駆動する為の駆動回路部を有していて、
前記コントロール部は、前記観察状態判別手段が一定時間観察状態でないと判別した場合に、前記駆動回路部の前記モータの停止状態での励磁電流を下げる、ことを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか1項に記載の顕微鏡装置。 - 観察法に応じたランプ光源を備え、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置を用いた観察方法において、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるか判別する工程と、
一定時間観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の光量を記録した後に前記ランプ光源の光量を下げる工程と、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であると判別した場合に、前記ランプ光源の光量を前記記録した光量に変更する工程と、
を備えたことを特徴とする観察方法。 - 観察法に応じたランプ光源を備え、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置を用いた観察方法において、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるか判別する工程と、
一定時間観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を記録した後に前記ランプ光源の電圧値を下げる工程と、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であると判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を前記記録した電圧値に変更する工程と、
を備えたことを特徴とする観察方法。 - 観察法に応じたランプ光源を備え、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置を用いた観察方法において、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるか判別する工程と、
一定時間前記ランプ光源の光量又は前記光学部材の駆動が制御されず観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の光量を記録した後に前記ランプ光源の光量を下げる工程と、
その後、前記ランプ光源の光量又は前記光学部材の駆動が制御され観察状態であると判別した場合に、前記ランプ光源の光量を前記記録した光量に変更する工程と、
を備えたことを特徴とする観察方法。 - 観察法に応じたランプ光源を備え、各種光学部材を切換え可能にし、各種の観察法による標本の観察を可能にした顕微鏡装置を用いた観察方法において、
前記顕微鏡装置が前記標本の観察状態であるか判別する工程と、
一定時間前記ランプ光源の電圧値又は前記光学部材を駆動が制御されず観察状態でないと判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を記録した後に前記ランプ光源の電圧値を下げる工程と、
その後、前記ランプ光源の電圧値又は前記光学部材の駆動が制御され観察状態であると判別した場合に、前記ランプ光源の電圧値を前記記録した電圧値に変更する工程と、
を備えたことを特徴とする観察方法。
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---|---|---|---|
JP2001244400A JP4828738B2 (ja) | 2001-08-10 | 2001-08-10 | 顕微鏡装置及びこの顕微鏡装置を使用した観察方法 |
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