JP2000330029A - レーザ顕微鏡 - Google Patents

レーザ顕微鏡

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JP2000330029A JP2000060577A JP2000060577A JP2000330029A JP 2000330029 A JP2000330029 A JP 2000330029A JP 2000060577 A JP2000060577 A JP 2000060577A JP 2000060577 A JP2000060577 A JP 2000060577A JP 2000330029 A JP2000330029 A JP 2000330029A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コヒーレント光により標本から発する光を検出
するための検出器の取付けや交換を容易に行なえるレー
ザ顕微鏡を提供すること。 【解決手段】標本(18)からの光の光路を分割する複
数の光路分割部材(10,37)と、複数の光路分割部
材(10,37)を前記光路上へ切換え可能に保持する
切換え機構(12)と、落射照明光を発する落射照明用
光源(13)と、落射照明用光源(13)から発せられ
た光がいずれかの光路分割部材(10,37)を介して
標本(18)に照射されることにより標本(18)から
発した光を、光路分割部材(10,37)を介して観察
する観察部(20)と、レーザ光源(1)から発せられ
たコヒーレント光がいずれかの光路分割部材(10,3
7)を介して標本(18)に照射されることにより標本
(18)から発した光を、光路分割部材(10,37)
を介して検出する検出器(30)と、を具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ顕微鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ顕微鏡として、落射照明観
察を可能にした共焦点型レーザ顕微鏡が知られている。
この共焦点型レーザ顕微鏡では、レーザ光源からのコヒ
ーレント光が走査光学ユニットに入射する。その光は、
走査光学ユニットに設けられた走査ミラーにより偏向さ
れた後、結像レンズにより対物レンズにその瞳径を満足
するよう入射する。さらに前記対物レンズを透過した光
は、ステージ上の標本に集光される。これにより、前記
標本内の蛍光指示薬が励起され、蛍光を発する。この蛍
光は、再び、前記対物レンズ、前記結像レンズ、前記走
査ミラー等を介して共焦点ピンホール面で結像する。さ
らに、前記共焦点ピンホールを貫いた蛍光は測光フィル
タにて蛍光波長が選択され、光電変換素子で取得され、
共焦点画像が得られる。
【0003】一方、前述した共焦点型レーザ顕微鏡で共
焦点画像を得る前に、落射照明装置を用いて落射照明観
察が実行され、標本の位置確認が行なわれる。この場
合、前記結像レンズと前記対物レンズの間にミラーユニ
ットが挿入される。このため、蛍光指示薬の波長特性に
合わせた複数のミラーユニットをターレットに保持し、
蛍光指示薬の波長特性の違いに応じて切換え可能にして
いる。
【0004】この状態で、前記落射照明装置の励起光源
から発せられた励起光は、光路上の励起フィルタとダイ
クロイックミラーを保持するミラーユニットに入射し、
波長が選択されて反射された後、前記対物レンズを介し
て前記標本上に照射される。次いで、前記標本から発せ
られた蛍光または反射光は、前記対物レンズを介し吸収
フィルタに入射し、前記反射光が吸収され蛍光波長のみ
が選択される。そして、接眼レンズや撮像光学素子によ
り、前記標本の蛍光像が観察される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た共焦点型レーザ顕微鏡では、標本の共焦点画像を取得
する場合、標本の焦点面に対して共役な位置に共焦点ピ
ンホールを配置する必要がある。このため、レーザ光源
からの光により励起された標本からの蛍光は、対物レン
ズで集光され、結像レンズ、走査光学ユニット等を通し
て共焦点ピンホール面で結像し、さらに、共焦点ピンホ
ールから測光フィルタを介して光電変換素子で計測され
る。しかし、蛍光がこのような経路を辿ることは、多数
の光学部材での反射、透過を繰り返すことになるため、
光電変換素子に到達するまでの損失が大きく、精度の高
い蛍光観察ができないという問題があった。
【0006】ところで、最近、レーザ光源にIR極短パ
ルスレーザを用いた多光子レーザ顕微鏡が実用化されて
いる。この多光子レーザ顕微鏡においては、IR極短パ
ルスレーザが照射された標本の焦点面のみに多光子現象
が発生するものである。この多光子レーザ顕微鏡では、
多光子現象により蛍光指示薬を励起し蛍光を発するよう
にして焦点面のみの標本像を取得することができるの
で、これまで共焦点型レーザ顕微鏡で必要であった共焦
点ピンホールを不要にしている。
【0007】しかしながら、多光子レーザ顕微鏡の機能
を備えた従来の共焦点型レーザ顕微鏡では、IR極短パ
ルスレーザの照射された標本が発した蛍光の検出に、共
焦点型レーザ顕微鏡による検出光路と同様な光路を用い
ている。そのため、標本からの蛍光は、多数の光学部材
で反射、透過を繰り返すことになり、光電変換素子に到
達するまでの間に損失し、精度の高い蛍光観察が行なえ
ないという問題があった。
【0008】この問題に対して、文献[NATURE
VOL385・9JANUARY1997 P161〜
165]には、共焦点ピンホールを不要にできることに
着目して、上述した標本からの蛍光を共焦点ピンホール
の位置まで戻さずに光路途中で蛍光検出器側に導くよう
にした構成が開示されている。しかしこの文献には、標
本からの蛍光を光路途中で蛍光検出器に導くことが図で
示されているだけであり、蛍光検出器の具体的な設置構
造などは開示されておらず、蛍光検出器の取付けや交換
の容易性などを考慮した構成は示されていない。よっ
て、既存の共焦点光学系を有するレーザ顕微鏡の光路中
に蛍光検出光学系を挿入した場合、その共焦点光学系が
崩れ、性能を発揮できなくなるおそれがある。
【0009】本発明の目的は、コヒーレント光により標
本から発する光を検出するための検出器の取付けや交換
を容易に行なえるレーザ顕微鏡を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のレーザ顕微鏡は以下の如く構
成されている。
【0011】(1)本発明のレーザ顕微鏡は、コヒーレ
ント光を発するレーザ光源と、前記レーザ光源からの光
を走査する走査光学系と、前記走査光学系からの光を標
本に対して集光する対物レンズと、前記走査光学系と前
記対物レンズとの間に介在され、前記標本からの光の光
路を分割する複数の光路分割部材と、前記複数の光路分
割部材をそれぞれ前記光路上へ切換え可能に保持する切
換え機構と、落射照明光を発する落射照明用光源と、前
記落射照明用光源から発せられた光が前記切換え機構で
切換えられたいずれかの前記光路分割部材を介して前記
標本に照射されることにより前記標本から発した光を、
前記光路分割部材を介して観察する観察部と、前記レー
ザ光源から発せられたコヒーレント光が前記切換え機構
で切換えられたいずれかの前記光路分割部材を介して前
記標本に照射されることにより前記標本から発した光
を、前記光路分割部材を介して検出する検出器と、から
構成されている。
【0012】(2)本発明のレーザ顕微鏡は上記(1)
に記載の顕微鏡であり、かつ前記光路分割部材は、前記
標本からの光の光路に対してほぼ直交し且つ前記落射照
明用光源からの光の光路にほぼ直交する方向へ、前記コ
ヒーレント光により発した前記標本からの光を導くよう
配置された反射部材である。
【0013】(3)本発明のレーザ顕微鏡は上記(1)
または(2)に記載の顕微鏡であり、かつ前記落射照明
光の光路上に、前記標本からの光の光路上にある前記光
路分割部材からの光を反射するミラーユニットを備えて
いる。
【0014】上記手段を講じた結果、それぞれ以下のよ
うな作用を奏する。
【0015】(1)本発明のレーザ顕微鏡によれば、コ
ヒーレント光による標本からの光を検出するための検出
器の取付けや交換を容易に行なうことができる。また、
共焦点光学系との共有化が図れ、低コストで構成でき
る。
【0016】(2)本発明のレーザ顕微鏡によれば、走
査光学系と対物レンズとの間に介在された一つの光路分
割部材を介して検出器でコヒーレント光による標本から
の光を検出するようにしたので、標本からの光が検出器
まで導かれる際の反射、透過回数を最小限にすることが
でき、光の損失を最小限に止どめることができる。
【0017】(3)本発明のレーザ顕微鏡によれば、標
本からの光の光路上にある前記光路分割部材からの光を
反射し取得することで、共焦点レーザ顕微鏡観察、多光
子レーザ顕微鏡観察、及び落射照明観察が可能となり、
顕微鏡のステージ周りに標本操作のためのマニュピレー
ション装置等が取り付けられる場合、その取り付けや操
作を妨げることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1(a)
は、本発明の第1の実施の形態に係るレーザ顕微鏡の概
略構成を示す側断面図、図1(b)は、同レーザ顕微鏡
に用いられる落射照明装置の概略構成を示す上断面図で
ある。図1(a),図1(b)において同一な部分には
同符号を付してある。なお、同レーザ顕微鏡は、落射照
明観察を可能とした共焦点型レーザ顕微鏡である。
【0019】以下、第1の実施の形態に係るレーザ顕微
鏡の主要部の構成について説明する。レーザ光源1は、
通常のレーザ光を発する光源と、IR極短パルスレーザ
光(IR極短パルスコヒーレント光)を発する光源とか
らなる。なお、図1(a)では構成を簡略化するために
二つの光源を一つで示している。落射照明装置15はレ
ンズ14を有する照明系151を構成しており、後述す
るミラーユニットの設置部位であるターレット12の筐
体部121を近接している。さらに落射照明装置15
は、水銀ランプやキセノンランプからなる励起光源13
を設けていると共に、照明系151と直交する方向に蛍
光検出器30を設けている。この蛍光検出器30は、図
1(b)に示すように、レンズ26、測光フィルタ2
7、シャッタ28、及び光電変換素子29を有してい
る。なお蛍光検出器30は、図1(a)ではターレット
12の手前側に突出するよう、すなわち励起光源13と
レンズ14を有する照明系151と直交する方向に配置
されるため、便宜上図1(a)では図示を省略してい
る。
【0020】落射照明装置15のターレット12は、結
像レンズ7と対物レンズ16の間に配置されている。タ
ーレット12は、筐体部121内に軸122を中心とし
て回転する回転体123を有している。ターレット12
には、複数の落射照明観察用のミラーユニット8(図で
は2個)と少なくとも1個の蛍光観察用のミラーユニッ
ト25(図では1個)が収容されており、これらは回転
体123の周囲に装着されている。ターレット12の回
転体123は、操作者が図示しない駆動機構を操作する
ことにより、自在に回転するように構成されている。こ
の回転操作により、複数のミラーユニット8、25のう
ちいずれか一つが、結像レンズ7と対物レンズ16の間
の光路(一点鎖線で示す)上に選択的に位置される。ま
た、ターレット12の筐体部121の所定個所には、光
を通過させるための孔が設けられている。各ミラーユニ
ット8は、励起フィルタ9、ダイクロイックミラー1
0、及び吸収フィルタ11を有している。またミラーユ
ニット25は、IRカットフィルタ36とダイクロイッ
クミラー37を有している。
【0021】図2は、同レーザ顕微鏡に用いられる蛍光
検出器30の概略構成を示す側断面図(図1(a),図
1(b)の左方から見た断面図)である。図2におい
て、図1(a),図1(b)と同一な部分には同符号を
付してある。図2に示すように、ミラーユニット25
は、ダイクロイックミラー37とIRカットフィルタ3
6を有する。レーザ光源1からのIR極短パルスレーザ
光(IR極短パルスコヒーレント光)はダイクロイック
ミラー37を透過し、対物レンズ16を介して標本18
上の断面18aに照射される。標本18の断面18aか
ら発せられる蛍光は、対物レンズ16を介してダイクロ
イックミラー37に入射し、ここで落射照明装置15の
照明系151の方向に対し90°の方向へ反射して、I
Rカットフィルタ36で励起光成分がカットされて蛍光
検出器30に入射される。
【0022】図3は、同レーザ顕微鏡に用いられるター
レット12と蛍光検出器30の落射照明装置15に対す
る組立て状態の概略構成を示す上断面図である。図3に
おいて、図1(a),図1(b),図2と同一な部分に
は同符号を付してある。図3に示すように、ミラーユニ
ット8、25を有するターレット12は、落射照明装置
15に対して着脱可能になっている。これにより、ミラ
ーユニット8、25を任意のミラーユニットに交換する
ことが可能である。また、同様に蛍光検出器30は、マ
ウント34を介して落射照明装置15に対して着脱可能
であるため、交換が可能である。
【0023】次に、以上のように構成されたレーザ顕微
鏡の動作を説明する。初めに、標本18の位置確認のた
めの落射照明観察が行なわれる。まず、操作者はターレ
ット12を回転操作して、図1(a)に示すように落射
照明観察用のミラーユニット8を光路上に配置する。こ
の状態で、落射照明装置15の励起光源13から発せら
れた励起光は、レンズ14を介してミラーユニット8の
励起フィルタ9に入射し、波長を選択された後、ダイク
ロイックミラー10で反射して、対物レンズ16を介し
て標本18の断面18aに集光される。
【0024】これにより標本18から蛍光または反射光
が発せられると、これら蛍光または反射光は、対物レン
ズ16を介してダイクロイックミラー10を透過し、吸
収フィルタ11により蛍光波長が選択され、図示しない
接眼レンズや撮像光学素子20に入射される。これによ
り、標本18の蛍光像が観察される。この場合、操作者
によりミラー6が光路から待避されているとともに、シ
ャッタ2が閉じられており、レーザ光源1からのレーザ
光がカットされている。
【0025】次に、通常のレーザ光を用いた共焦点型レ
ーザ走査顕微鏡として標本18の共焦点画像を得る。こ
の場合、操作者によりシャッタ2が開けられ、ダイクロ
イックミラー6が光路に挿入される。レーザ光源1から
発せられたレーザ光は、開放されたシャッタ2を通して
ダイクロイックミラー3にて反射され、走査光学ユニッ
ト4に入射される。走査光学ユニット4に入射した光
は、走査光学ユニット4に設けられ互いに直交する方向
に走査される走査ミラー4a、4bによって偏向され
る。偏向された光は、リレーレンズ5を透過した後、ミ
ラー6により光路を折り返されて結像レンズ7に導か
れ、結像レンズ7によって対物レンズ16の瞳径を満足
するよう対物レンズ16に入射される。この場合、操作
者によるターレット12の回転操作により、複数のミラ
ーユニット8、25はいずれも結像レンズ7と対物レン
ズ16の間の光路上に位置していない。
【0026】対物レンズ16を透過した光は、ステージ
17上の標本18の断面18aに集光される。標本18
内の蛍光指示薬はこの光によって励起され、蛍光を発す
る。標本18からの蛍光は、再び対物レンズ16、結像
レンズ7、ダイクロイックミラー6、リレーレンズ5、
走査ミラー4b、4aを介してダイクロイックミラー3
に入射する。次いで蛍光は、ダイクロイックミラー3を
透過し、レンズ21により共焦点ピンホール22面に結
像される。共焦点ピンホール22を貫いた蛍光は、測光
フィルタ23で蛍光波長が選択され、光電変換素子24
に取得される。
【0027】レーザ光源1に、IR極短パルスレーザ光
(IR極短パルスコヒーレント光)を用いた場合、多光
子レーザ走査顕微鏡として標本像を取得できる。この場
合、操作者によりシャッタ2が開けられ、ミラー6が光
路に挿入される。また、操作者はターレット12の回転
操作をして、図1(b)に示すように蛍光観察用のミラ
ーユニット25を光路上に配置する。この状態で、レー
ザ光源1から発せられたIR極短パルスレーザ光は、開
放されたシャッタ2を通ってダイクロイックミラー3に
入射されて反射光となり、走査光学ユニット4に入射さ
れる。走査光学ユニット4に入射した光は、走査光学ユ
ニット4に設けられ互いに直交する方向に走査される走
査ミラー4a、4bによって偏向される。偏向された光
は、リレーレンズ5を透過した後、ミラー6により光路
を折り返されて結像レンズ7に導かれ、結像レンズ7に
よって対物レンズ16の瞳径を満足するよう、ミラーユ
ニット25のダイクロイックミラー37を介して対物レ
ンズ16に入射される。
【0028】対物レンズ16を透過した光は、ステージ
17上の標本18の断面18aに集光される。この場
合、標本18では、IR極短パルスレーザ光による多光
子励起により焦点面すなわち断面18aのみに多光子現
象が起こり、蛍光指示薬が励起される。標本18の断面
18aから発せられた蛍光は、再び、対物レンズ16を
介して、図2に示すようにミラーユニット25のダイク
ロイックミラー37に入射する。蛍光は、ダイクロイッ
クミラー37で落射照明装置15の照明系151の方向
に対し90°の方向へ反射して、IRカットフィルタ3
6でIR極短パルスレーザ光による励起光成分がカット
されて蛍光検出器30に入射される。さらに蛍光は、蛍
光検出器30内にてレンズ26を介して測光フィルタ2
7に入射されて蛍光波長が選択され、開けられたシャッ
ター28を介して光電変換素子29に取得される。
【0029】この場合、走査光学ユニット4によりIR
極短パルスレーザ光(IR極短パルスコヒーレント光)
が標本18の断面18aを走査すると、蛍光の光軸が傾
くようになるが、蛍光検出器30の光電変換素子29の
受光面を十分に大きくしておけば、標本18から発する
蛍光は損失することなく取得できる。
【0030】本第1の実施の形態によれば、落射照明装
置15のターレット12に近接させて蛍光検出器30を
設けるようにしたので、標本18から発する蛍光の光学
部材での反射、透過の回数を最小限にし、蛍光検出器3
0で取得される蛍光の損失を最小に止どめて、精度の高
い蛍光観察を行なうことができる。また、蛍光検出器3
0を落射照明装置15に対して着脱可能な構成としてい
るので、蛍光検出器の取付けや交換を簡単に行なうこと
ができる。
【0031】さらに、結像レンズ7と対物レンズ16の
間に配置されるターレット12は、落射照明観察用のミ
ラーユニット8と蛍光観察用のミラーユニット25を一
緒に収容しているので、蛍光検出器30を取付けるのに
必要なスペースを最小限の大きさにでき、レーザ顕微鏡
自体の小型化も実現できる。
【0032】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施の形態に係るレーザ顕微鏡に用いられる落射照
明装置15’の概略構成を示す上断面図である。図4に
おいて図1(b)と同一な部分には、同符号を付してあ
る。
【0033】上記第1の実施の形態では、IR極短パル
スレーザ光(IR極短パルスコヒーレント光)により標
本18から発する蛍光を1つの蛍光検出器30により取
得するようにしたが、本第2の実施の形態では、例えば
カルシウムイオン蛍光指示薬であるindo−1のよう
に2波長蛍光の比を取るような蛍光指示薬に対して、2
個の蛍光検出器を用意する。
【0034】図4に示すように、落射照明装置15’に
は、ダイクロイックミラー31を介して2つの蛍光検出
器30a、30bが設けられている。IR極短パルスレ
ーザ光(IR極短パルスコヒーレント光)により標本1
8から発せられる蛍光は、対物レンズ16、ダイクロイ
ックミラー37、IRカットフィルタ36を介してダイ
クロイックミラー31で分離され、蛍光検出器30a、
30b内の各レンズ26a,26bを介して各測光フィ
ルタ27a,27bで蛍光波長が選択されて、開けられ
たシャッター28a,28bを介して各光電変換素子2
9a,29bにより取得される。
【0035】このように構成すれば、蛍光検出器30
a、30b内の各光電変換素子29a,29bにより取
得した蛍光量の比を取ることで、レシオ画像を構築する
ことができる。
【0036】(第3の実施の形態)図5は、本発明の第
3の実施の形態に係るレーザ顕微鏡に用いられる落射照
明装置15”の概略構成を示す上断面図である。図5に
おいて図1(b)と同一な部分には、同符号を付してあ
る。
【0037】本第3の実施の形態では、ターレット12
の内部にて、ミラーユニット25のダイクロイックミラ
ー37で反射された蛍光がミラー40で反射され、IR
カットフィルタ36を透過した後、ミラー42で反射さ
れるよう構成されている。さらに蛍光は、着脱可能なタ
ーレット12側に設けられた蛍光検出器30にて、レン
ズ26を介して測光フィルタ27に入射されて蛍光波長
が選択され、光電変換素子29に導入される。この場
合、ミラー40とIRカットフィルタ36は、ミラーユ
ニット25と一体に設けられるので、ターレット12内
のミラーユニット25の回転に支障をきたすことがな
い。
【0038】このように構成すれば、落射照明装置がレ
ーザ顕微鏡に組み込まれていて、落射照明装置を改造す
るために取外すことが困難である場合でも、ターレット
12の取外しが可能なので、ターレット12とともに蛍
光検出器30を取り外すことができる。すなわち、上記
第1,2の実施の形態の構成に対して比較的簡単な改造
を行なうことで、蛍光検出器30の取り外し、取付けを
容易に行なうことができる。
【0039】(第4の実施の形態)図6(a)は、本発
明の第4の実施の形態に係るレーザ顕微鏡の概略構成を
示す側断面図、図6(b)は、同レーザ顕微鏡に用いら
れる落射照明装置の概略構成を示す上断面図である。ま
た、図7(a)は、同レーザ顕微鏡の概略構成を示す側
断面図、図7(b)は、同レーザ顕微鏡に用いられる落
射照明装置の概略構成を示す上断面図である。図6
(a),図6(b),図7(a),図7(b)におい
て、図1(a),図1(b),図2〜図5と同一な部分
には同符号を付してある。なお、同レーザ顕微鏡は、落
射照明観察を可能とした共焦点型レーザ顕微鏡である。
【0040】以下、第4の実施の形態に係るレーザ顕微
鏡の主要部の構成について説明する。同レーザ顕微鏡に
おいても、標本の位置確認のために落射照明によりその
蛍光像を観察する。このため、落射照明装置50は、水
銀ランプやキセノンランプからなる励起光源13を設け
ており、さまざまな波長で標本18を励起することがで
きる。また、標本18内の蛍光指示薬の特性に合わせ
て、励起フィルター、励起ダイクロイックミラー、及び
吸収フィルターを適切に選ぶ必要が有る。このために、
波長特性の異なる励起フィルター41、励起ダイクロイ
ックミラー42、及び吸収フィルター43をセットにし
たミラーユニット51を複数種(図では2種)用意して
ターレット12に保持し、蛍光指示薬の波長特性の違い
によってこれらミラーユニット51を簡単に切り替えら
れるようにしている。
【0041】またターレット12には、IRカットフィ
ルター44及び励起ダイクロイックミラー45をセット
にしたミラーユニット52が保持されている。後述する
ように、標本18からの蛍光はミラーユニット52によ
り蛍光検出器30a,30bの方向に導かれる。さら
に、ターレット12は落射照明装置50に対して着脱可
能であるため、ミラーユニット12を容易に取り外し交
換することができる。
【0042】さらに落射照明装置50には、レンズ6
1、シャッター66、ミラー62を備えたミラーユニッ
ト63、及びダイクロイックミラー64を備えたミラー
ユニット65が設けられている。ミラーユニット63
は、操作者が図示しない駆動機構を操作することによ
り、光路上に自在に挿脱される。また、本第4の実施の
形態では、例えばカルシウムイオン蛍光指示薬であるi
ndo−1のように2波長蛍光の比を取るような蛍光指
示薬に対して、2個の蛍光検出器30a,30bを用意
しており、これらは落射照明装置50に設けられてい
る。
【0043】次に、以上のように構成されたレーザ顕微
鏡の動作を説明する。初めに、標本18の位置確認のた
めの落射蛍光観察が行なわれる。この場合、図6
(a),図6(b)に示すように、操作者によりミラー
ユニット63が光路上から退避され、シャッター66が
開けられる。操作者はターレット12の回転操作をし
て、図6(a),図6(b)に示すように落射照明観察
用のミラーユニット51を光路上に配置する。この状態
で、落射照明装置50の励起光源13から発せられた励
起光は、レンズ14とレンズ61を介してミラーユニッ
ト51の励起フィルタ41に入射し、波長を選択された
後、ダイクロイックミラー42で反射して、対物レンズ
16を介して標本18の断面18aに集光される。
【0044】これにより標本18から蛍光または反射光
が発せられると、これら蛍光または反射光は、対物レン
ズ16を介してダイクロイックミラー42を透過し、吸
収フィルター43により蛍光波長が選択され、結像レン
ズ7に入射する。このとき、操作者により光路上にミラ
ー71が挿入されていれば接眼レンズ72に、また操作
者により光路上からミラー6,71が退避されていれば
撮像光学素子20に、標本18の蛍光像が入射される。
これにより、標本18の蛍光像が観察される。この場
合、操作者によりシャッター2が閉じられており、レー
ザ光源1からのレーザ光はカットされている。
【0045】なお、通常のレーザ光を用いた共焦点型レ
ーザ走査顕微鏡としての動作は第1の実施の形態で説明
したものと同じであるため、説明を省略する。
【0046】次に、IR極短パルスレーザ光(IR極短
パルスコヒーレント光)を用いた多光子レーザ走査顕微
鏡として標本像を取得する。この場合、操作者によりシ
ャッタ2が開けられ、シャッタ66が閉じられている。
さらに操作者は、ターレット12の回転操作をし、各ミ
ラーユニットを図6(b)の状態から図7(b)の状態
になるように回転する。すなわち操作者は、蛍光を蛍光
検出器30a,30bに導くためのミラーユニット52
を光路上に配置する。この状態で、図7(a)に示すよ
うに、レーザ光源1から発せられたIR極短パルスレー
ザ光は、開放されたシャッタ2を通ってダイクロイック
ミラー3で反射され、走査光学ユニット4に入射され
る。走査光学ユニット4に入射した光は、走査光学ユニ
ット4に設けられ互いに直交する方向に走査される走査
ミラー4a,4bによって偏向される。偏向された光
は、リレーレンズ5を透過した後、光路上に挿入された
ミラー6により光路を折り返されて結像レンズ7に導か
れ、結像レンズ7によって対物レンズ16の瞳径を満足
するよう、ミラーユニット52のダイクロイックミラー
45を介して対物レンズ16に入射される。
【0047】対物レンズ16を透過した光は、ステージ
17上の標本18の断面18aに集光される。この場
合、標本18では、IR極短パルスレーザ光による多光
子励起により焦点面すなわち断面18aのみに多光子現
象が起こり、蛍光指示薬が励起される。標本18の断面
18aから発せられた蛍光は、再び、対物レンズ16を
介して、ミラーユニット52のダイクロイックミラー4
5に入射する。蛍光は、ダイクロイックミラー45によ
って反射され、IRカットフィルター44でIR極短パ
ルスレーザ光による励起光成分がカットされ、レンズ6
1を介して、図7(b)に示すようにミラーユニット6
3に設けられたミラー62で反射される。さらに蛍光
は、ミラーユニット65のダイクロイックミラー64で
分離され、蛍光検出器30a,30bに導かれる。蛍光
は蛍光検出器30a,30bにおいて、各測光フィルタ
27a,27bで蛍光波長が選択され、開けられたシャ
ッタ28a,28bを介して各光電変換素子29a,2
9bにより取得される。
【0048】なお、走査光学ユニット4によりレーザが
断面18aを走査したとき、蛍光の光軸も傾くが、蛍光
検出器30a,30bにおける光電変換素子29a,2
9bの受光面を十分大きくしておくことによって、標本
18から発する蛍光を損失することなく取得できる。
【0049】本第4の実施の形態では、例えばカルシウ
ムイオン蛍光指示薬であるindo−1のように2波長
蛍光の比を取るような蛍光指示薬に対応できるよう、ダ
イクロイックミラー64で波長を分離して、各々蛍光検
出器30a,30bの光電変換素子29a,29bで測
光することができるよう構成している。また、1波長測
光のための蛍光指示薬を使用する場合には、操作者が光
路上からミラーユニット65を外し、蛍光を蛍光検出器
30aのみに導入させればよい。
【0050】(第5の実施の形態)図8(a)は、本発
明の第5の実施の形態に係るレーザ顕微鏡の概略構成を
示す側断面図、図8(b)は、同レーザ顕微鏡に用いら
れる落射照明装置15の概略構成を示す上断面図であ
る。図8(a),図8(b)において図6(a),図6
(b),図7(a),図7(b)と同一な部分には、同
符号を付してある。
【0051】本レーザ顕微鏡では、落射照明装置50’
の光路上に励起フィルター81及びダイクロイックミラ
ー62を有するミラーユニット63’を配置し、上記第
4の実施の形態に示した光電変換素子29a,29bを
有する蛍光検出器30a,30bの代わりに蛍光検出用
CCDカメラ80a,80bを設置している。
【0052】以下、第5の実施の形態に係るレーザ顕微
鏡の動作について説明する。光源13から発した光は、
レンズ14を通ってミラーユニット63’に設置された
励起フィルター81に入射し、波長を選択された後、ダ
イクロイックミラー62及びレンズ61を透過し、ダイ
クロイックミラー42で反射して、対物レンズ16によ
って標本18の断面18aに集光される。
【0053】この照明によって標本18から蛍光が発せ
られる。標本18からの蛍光は、再び対物レンズ16を
介してダイクロイックミラー42で反射し、レンズ61
を介してミラーユニット63’に設けられたダイクロイ
ックミラー62で反射される。さらに蛍光は、ミラーユ
ニット65のダイクロイックミラー64で分離され、各
測光フィルタ27a,27bで蛍光波長が選択され、蛍
光検出用CCDカメラ80a,80bに取得される。
【0054】本第5の実施の形態では、例えばカルシウ
ムイオン蛍光指示薬であるindo−1のように2波長
蛍光の比を取るような蛍光指示薬に対応できるよう、ダ
イクロイックミラー64で波長を分離して各々蛍光検出
用CCDカメラ80a,80bで画像取得するよう構成
している。これにより、レシオ画像を計算することがで
きる。また1波長測光の蛍光指示薬を使用する場合に
は、操作者が光路上からミラーユニット65を外し、蛍
光を蛍光検出用CCDカメラ80aのみに導入させ、画
像を取得すればよい。
【0055】(第6の実施の形態)図9は、本発明の第
6の実施の形態に係るレーザ顕微鏡の概略構成を示す上
断面図である。図9において図6(b),図7(b),
図8(b)と同一な部分には、同符号を付してある。
【0056】本レーザ顕微鏡では、落射照明装置50”
に、シャッタ28と光電変換素子29を有する蛍光検出
器30と蛍光検出用CCDカメラ80を設置している。
またミラーユニット65’にはミラー64’を設置して
いる。これにより、光路上へミラーユニット65’を挿
脱することによって、蛍光を光電変換素子29とCCD
カメラ80とへ簡単に切換えて導くことができる。
【0057】すなわち、操作者が光路上へミラーユニッ
ト65’を挿入することで、蛍光をミラーユニット6
5’のミラー64’で反射させ、蛍光検出器30のみに
導くことができる。また、操作者が光路上からミラーユ
ニット65’を外すことで、蛍光を蛍光検出用CCDカ
メラ80のみに導入させ、画像を取得することができ
る。
【0058】以上のように、本発明によれば、極短パル
スコヒーレント光による標本からの光を検出するための
検出器の取付けや交換を容易に行なうことができる。ま
た、、走査光学系と対物レンズとの間に介在された一つ
の光路分割部材を介して検出器で極短パルスコヒーレン
ト光による標本からの光を検出するようにしたので、標
本からの光が検出器まで導かれる際の反射、透過回数を
最小限にすることができ、光の損失を最小限に止どめる
ことができる。
【0059】また、本発明の構成によれば、共焦点レー
ザ顕微鏡観察、多光子レーザ顕微鏡観察、及び落射照明
観察が可能となる。さらに、共焦点光学系との共有化が
図れ、低コストで構成できる。また、顕微鏡のステージ
周りに標本操作のためのマニュピレーション装置等が取
り付けられる場合、その取り付けや操作を妨げることが
ない。
【0060】本発明によれば、以下のようなレーザー顕
微鏡が構成される。
【0061】[1] コヒーレント光を発するレーザ光
源(1)と、前記レーザ光源(1)からの光を走査する
走査光学系(4)と、前記走査光学系(4)からの光を
標本(18)に対して集光する対物レンズ(16)と、
前記走査光学系(4)と前記対物レンズ(16)との間
に介在され、前記標本(18)からの光の光路を分割す
る複数の光路分割部材(10,37)と、前記複数の光
路分割部材(10,37)をそれぞれ前記光路上へ切換
え可能に保持する切換え機構(12)と、落射照明光を
発する落射照明用光源(13)と、前記落射照明用光源
(13)から発せられた光が前記切換え機構(12)で
切換えられたいずれかの前記光路分割部材(10,3
7)を介して前記標本(18)に照射されることにより
前記標本(18)から発した光を、前記光路分割部材
(10,37)を介して観察する観察部(20)と、前
記レーザ光源(1)から発せられたコヒーレント光が前
記切換え機構(12)で切換えられたいずれかの前記光
路分割部材(10,37)を介して前記標本(18)に
照射されることにより前記標本(18)から発した光
を、前記光路分割部材(10,37)を介して検出する
検出器(30)と、を具備したレーザ顕微鏡。
【0062】[2] 前記光路分割部材(10,37)
は、前記標本(18)からの光の光路に対してほぼ直交
し且つ前記落射照明用光源(13)からの光の光路にほ
ぼ直交する方向へ、前記コヒーレント光により発した前
記標本(18)からの光を導くよう配置された反射部材
である上記[1]記載のレーザ顕微鏡。
【0063】[3] 前記コヒーレント光は、IR極短
パルスコヒーレント光である上記[1]記載のレーザ顕
微鏡。
【0064】[4] 前記検出器(30)は着脱可能で
ある上記[1]記載のレーザ顕微鏡。
【0065】[5] 前記切換え機構(12)は、前記
複数の光路分割部材(10,37)を備えた着脱可能な
ユニットからなる上記[1]記載のレーザ顕微鏡。
【0066】[6] 前記標本(18)からの光の光路
上にある前記光路分割部材(10,37)からの光を分
割する光路分割素子(31)と、前記光路分割素子(3
1)で分割された各光をそれぞれ検出する二つの検出器
(30a,30b)を備えた上記[1]記載のレーザ顕
微鏡。
【0067】[7] 前記切換え機構(12)内部に、
前記標本(18)からの光の光路上にある前記光路分割
部材(10,37)からの光を反射する反射部材(4
0)を備え、前記検出器(30)を、前記反射部材(4
0)からの光を検出するよう前記切換え機構(12)に
設けた上記[1]記載のレーザ顕微鏡。
【0068】[8] 前記落射照明光の光路上に、前記
標本(18)からの光の光路上にある前記光路分割部材
(10,37)からの光を反射するミラーユニット(6
3)を備えた上記[1]記載のレーザ顕微鏡。
【0069】[9] 前記ミラーユニット(63)は、
前記落射照明光の光路上に挿脱可能である上記[8]記
載のレーザ顕微鏡。
【0070】[10] 前記ミラーユニット(63)か
らの光を分割する光路分割ユニット(65)と、前記光
路分割ユニット(65)で分割された各光をそれぞれ検
出する二つの検出器(30a,30b)を備えた上記
[8]記載のレーザ顕微鏡。
【0071】[11] 前記二つの検出器は、CCDカ
メラ(80a,80b)からなる上記[10]記載のレ
ーザ顕微鏡。
【0072】[12] 前記二つの検出器は、蛍光検出
器(30)とCCDカメラ(80)からなる上記[1
0]記載のレーザ顕微鏡。
【0073】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施で
きる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、コヒーレント光により
標本から発する光を検出するための検出器の取付けや交
換を容易に行なえるレーザ顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例に係るレーザ顕微
鏡の概略構成を示す側断面図、(b)は同レーザ顕微鏡
に用いられる落射照明装置の概略構成を示す上断面図。
【図2】本発明の第1実施例に係るレーザ顕微鏡に用い
られる蛍光検出器の概略構成を示す側断面図。
【図3】本発明の第1実施例に係るレーザ顕微鏡に用い
られるターレットと蛍光検出器の落射照明装置に対する
組立て状態の概略構成を示す上断面図。
【図4】本発明の第2実施例に係るレーザ顕微鏡に用い
られる落射照明装置の概略構成を示す上断面図。
【図5】本発明の第3実施例に係るレーザ顕微鏡に用い
られる落射照明装置の概略構成を示す上断面図。
【図6】(a)は本発明の第4実施例に係るレーザ顕微
鏡の概略構成を示す側断面図、(b)は同レーザ顕微鏡
に用いられる落射照明装置の概略構成を示す上断面図。
【図7】(a)は本発明の第4実施例に係るレーザ顕微
鏡の概略構成を示す側断面図、(b)は同レーザ顕微鏡
に用いられる落射照明装置の概略構成を示す上断面図。
【図8】(a)は本発明の第5実施例に係るレーザ顕微
鏡の概略構成を示す側断面図、(b)は同レーザ顕微鏡
に用いられる落射照明装置の概略構成を示す上断面図。
【図9】本発明の第6実施例に係るレーザ顕微鏡の概略
構成を示す上断面図。
【符号の説明】
1…レーザ光源 2…シャッター 3…ダイクロイックミラー 4…走査光学ユニット 4a、4b…走査ミラー 5…リレーレンズ 6…ミラー 7…結像レンズ 8…ミラーユニット 9…励起フィルタ 10…ダイクロイックミラー 11…吸収フィルタ 12…ターレット 13…励起光源 14…レンズ 15…落射照明装置 16…対物レンズ 17…ステージ 18…標本 19…励起フィルタ 20…撮像光学素子 21…レンズ 22…共焦点ピンホール 23…測光フィルタ 24…光電変換素子 25…ミラーユニット 26…レンズ 27…測光フィルタ 28…シャッター 29…光電変換素子 30…蛍光検出器 31…ダイクロイックミラー 34…マウント 36…IRカットフィルタ 37…ダイクロイックミラー 40…ミラー 41…励起フィルター 42…励起ダイクロイックミラー 43…吸収フィルター 44…IRカットフィルター 45…励起ダイクロイックミラー 50…落射照明装置 51…ミラーユニット 52…ミラーユニット 61…レンズ 62…ミラー 63…ミラーユニット 64…ダイクロイックミラー 65…ミラーユニット 66…シャッター 71…ダイクロイックミラー 72…接眼レンズ 80…CCDカメラ 81…励起フィルター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コヒーレント光を発するレーザ光源と、 前記レーザ光源からの光を走査する走査光学系と、 前記走査光学系からの光を標本に対して集光する対物レ
    ンズと、 前記走査光学系と前記対物レンズとの間に介在され、前
    記標本からの光の光路を分割する複数の光路分割部材
    と、 前記複数の光路分割部材をそれぞれ前記光路上へ切換え
    可能に保持する切換え機構と、 落射照明光を発する落射照明用光源と、 前記落射照明用光源から発せられた光が前記切換え機構
    で切換えられたいずれかの前記光路分割部材を介して前
    記標本に照射されることにより前記標本から発した光
    を、前記光路分割部材を介して観察する観察部と、 前記レーザ光源から発せられたコヒーレント光が前記切
    換え機構で切換えられたいずれかの前記光路分割部材を
    介して前記標本に照射されることにより前記標本から発
    した光を、前記光路分割部材を介して検出する検出器
    と、 を具備したことを特徴とするレーザ顕微鏡。
  2. 【請求項2】前記光路分割部材は、前記標本からの光の
    光路に対してほぼ直交し且つ前記落射照明用光源からの
    光の光路にほぼ直交する方向へ、前記コヒーレント光に
    より発した前記標本からの光を導くよう配置された反射
    部材であることを特徴とする請求項1に記載のレーザ顕
    微鏡。
  3. 【請求項3】前記落射照明光の光路上に、前記標本から
    の光の光路上にある前記光路分割部材からの光を反射す
    るミラーユニットを備えたことを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載のレーザ顕微鏡。
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