JP3699762B2 - 走査型光学顕微鏡 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スポット光で標本を走査することにより標本像を得る走査型光学顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の走査型光学顕微鏡においては、標本の蛍光観察像のコントラストを最適なものとするために、励起波長の選択フィルタや吸収フィルタ、ダイクロイックミラーなどを標本に応じて適当に選択する必要がある。
【0003】
このフィルタ等の設定条件を見つける場合、モニターで観察標本画像を確認してコントラストの良くなる条件を決めるよりも、肉眼視によって蛍光の明るさと色とを確認しながら設定条件を決定する方が容易、かつ迅速である。
【0004】
このような理由から、従来の走査型光学顕微鏡は、肉眼視での蛍光観察が可能となっていた。しかし、このためにレーザによる励起光学系とは別の目視観察用の蛍光照明系が必要であり、また励起光と観察光とでは異なる分光特性を持っているために、肉眼では正確に蛍光観察像を認識することができないという欠点があった。
【0005】
このような問題を解決するためのものとして、特開平6−27386号公報には、スポット走査に使用する光源をそのまま目視観察に使用することのできる走査型光学顕微鏡が開示されている。
【0006】
図7は、従来の走査型光学顕微鏡の光学系の構成を示す図である。
同図に示すように、この走査型光学顕微鏡は、レーザ光源1から出射したレーザビームのビーム径を所定径に拡大するビームエクスパンダー2を備えており、このビームエクスパンダー2により所定径に拡大されたレーザビームは、コレクタレンズ3により平行光束に変換される。
【0007】
コレクタレンズ3は、光路に対して着脱自在に設けられた第1のスライダー4に保持されている。この第1のスライダー4には、コレクタレンズ3により平行光束とされたレーザビームを第1の光路側へ反射させる反射ミラー5が固定されている。
【0008】
また、スキャナー6に近接する光源側の光路上には、第2のスライダー7が光路に対して挿脱自在に設けられている。この第2のスライダー7には、反射ミラー8が固定されている。
【0009】
この反射ミラー8は、第2のスライダー7が光路に配置された状態のときに、第1のスライダー4からのレーザビームをスキャナー6側へ反射させるとともに、スキャナー6からの光を第1の光路側へ反射させている。すなわち、上記第1のスライダー4及び第2のスライダー7により光路選択手段が構成される。
【0010】
そして、光路上に配置された第1のスライダー4と第2のスライダー7とからのレーザビームを、第1の光路上に配置された固定ミラー9、10により光学的に結合する。また、固定ミラー9、10間の光路上には、ダイクロイックミラー11が配置されており、第2のスライダー7から入射する蛍光を取り出している。
【0011】
一方、レーザ光源1とスキャナー6との間の光路上であって、第1のスライダー挿入位置から所定距離だけ離れたところに、ビーム径が大きく拡大されたレーザビームを平行光束に変換するコレクタレンズ12が配置されている。
【0012】
このコレクタレンズ12は、第1のスライダー4が光路上に挿入されていないときに、上記ビームエクスパンダー2よりも倍率の大きなビームエクスパンダー2′の一部を構成している。
【0013】
また、コレクタレンズ12と同じ大きさの開口を有するコレクタレンズ13が同一光路上のスキャナー側に配置されており、コレクタレンズ13により大きなビーム径に拡大されたレーザビームをスキャナー6上に集光させている。
【0014】
さらに、瞳投影レンズ14と対物レンズ15との間の光路には、観察光路プリズム16が挿脱可能になっており、この観察光路プリズム16の反射面は、ダイクロイック面となっている。なお、この観察光路プリズム16の反射面は、第1の光路に配置されたダイクロイックミラー11と同一特性のものとする。
【0015】
観察光路プリズム16で分離された蛍光は、吸収フィルタ17を介して、蛍光観察像として取り出されるようになっている。この吸収フィルタ17は、光電子倍増管18の手前に配置された吸収フィルタ19と同一特性を有するものとなっている。
【0016】
標本を光走査して蛍光観察像を得る場合は、第1、第2のスライダー4、7を光路上に挿入するとともに、観察光路プリズム16を光路から脱して図8に示すような光学系とする。
【0017】
この場合、レーザ光源1から出射したレーザ光は、ビームエクスパンダー2を通り、励起フィルタ20、コレクタレンズ3によって、任意径ならびに任意波長の平行光束となる。
【0018】
そして、ミラー5、8、9、10によって、平行光束を保ちながら、スキャナー6に導光され、瞳レンズ4、及び対物レンズ15により走査用のスポット光となる。
【0019】
この走査用のスポット光により得られた蛍光像は、この光路を逆に進みダイクロイックミラー11から、スポット投影レンズ21、標本面上の走査スポットと共役な位置に設定されたピンホール22、吸収フィルタ19を介して、光電子像倍管9に出力され電気信号に変換された後に、画像として出力される。
【0020】
一方、蛍光観察像の最適なコントラストを得るための設定条件を見つけるために目視観察をする場合には、第1、第2のスライダー4、7を光路から脱し、観察光路プリズム16を光路内に挿入し、図9に示すような光学系とする。
【0021】
第1のスライダー4を光路から脱することにより、ビームエクスパンダー2′が構成される。このビームエクスパンダー2′は、第1の光路を選択した場合に比べて、拡大率が大きくなっている。
【0022】
したがって、レーザ光源1からのレーザビームは、太いビーム径に変換される。このレーザビームは、コレクタレンズ13によってスキャナー6の光軸上に集光してスポットを形成する。
【0023】
スキャナー6にて反射したレーザビームは、瞳投影レンズ14により、観察光路プリズム16のダイクロイック面を通った後、対物レンズ15の瞳面に収束する。
【0024】
対物レンズ15の瞳面に収束したレーザビームは、対物レンズ15で平行光束にされて標本Oに入射する。その結果、標本Oは観察視野の光束径に応じた領域が照明される。
【0025】
そして、標本Oが発する蛍光は、観察光路プリズム16のダイクロイックとなっている反射面によって分離され、吸収フィルタ17を透過した蛍光像が目視観察される。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような構成の走査型光学顕微鏡においては、スポット走査に使用するレーザ光源1を、そのまま目視観察にも利用するために、第1、第2のスライダー4、7、観察光路プリズム16を光路から挿脱することが必要である。そのため、光路選択時の操作箇所が多く、その操作が複雑になってしまうという問題があった。
【0027】
また、複数の光学機器を操作するために、光学機器の取付位置がずれる場合があり、精度上の問題が生ずる場合があった。さらに、第1、第2のスライダー4、7を光路上に挿脱し、且つ異なる光路を構成することから走査型光学顕微鏡の構成が複雑となりコストが高くなってしまうという問題もあった。
【0028】
さらに、対物レンズ15の照野を大きくするためには、瞳投影レンズ14の口径を大きくしなければならないので、走査型光学顕微鏡の構成が大型化、且つ高価になってしまうという問題もあった。
【0029】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、スポット光及び目視観察用の観察光を同一の光源で併用することにより操作箇所を少なくし、全体を小型化することのできる走査型光学顕微鏡を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
従って、まず、上記目的を達成するために請求項1に係る発明は、レーザ光源から出射した光からスポット光を形成し、このスポット光にて標本上を走査するための第1の光路を有する走査型光学顕微鏡において、前記第1の光路における光を光ファイバーにて導き、光ファイバーの出射端を対物レンズの瞳位置に投影させることにより前記標本を略並行光で照射するための第2の光路と、前記第1の光路と前記第2の光路とを切り替える光路切替手段とを具備したことを特徴とする。
【0031】
また、請求項2に係る発明は、レーザ光源から出射した光からスポット光を形成し、このスポット光にて標本上を走査するための第1の光路を有する走査型光学顕微鏡において、前記第1の光路における光のうち、所定の光量の光を光ファイバーにて導き、光ファイバーの出射端を対物レンズの瞳位置に投影させることにより前記標本を略平行光で照射するための第2の光路と、前記第2の光路に導かれる光の光量を決定する光量決定手段とを具備したことを特徴とする。
【0032】
さらに、請求項3に係る発明は、光源から出射した光からスポット光を形成し、このスポット光にて標本上を走査するための第1の光路を有する走査型光学顕微鏡において、前記第1の光路における光のうち、所定の波長を有する光を光ファイバーにて導き、光ファイバーの出射端を対物レンズの瞳位置に投影させることにより前記標本を略平行光で照射するための第2の光路と、前記第2の光路に導かれる光の波長を決定する波長決定手段とを具備したことを特徴とする。
【0034】
請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3いずれか1項に記載の発明において、前記第2の光路から前記標本に導かれる光は、前記対物レンズと結像レンズとの間に配置されたダイクロイックミラーで反射されることにより、前記標本に導かれることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。
【0037】
同図に示すように、レーザ光源31の出射光路上には、レーザ光源31から出射したレーザ光のビーム径を所定径に拡大するビームエクスパンダー32が設けられている。
【0038】
このビームエクスパンダー32は、コレクタレンズ32a、ピンホール32b、コレクタレンズ32cを備えている。
コレクタレンズ32aは、レーザ光源31から出射したレーザ光を集光するものであり、ピンホール32bは、コレクタレンズ32aの集光位置に配置されており、コレクタレンズ32aによって集光されたレーザ光を通過させる。また、コレクタレンズ32cは、ピンホール32bを通過したレーザ光を平行光束に変換する。
【0039】
ビームエクスパンダー32によって平行光束に変換されたレーザ光の光路上には、所定の分光特性を有するダイクロイックミラー33が配置されている。このダイクロイックミラー33にて反射したビームエクスパンダー32からのレーザ光の反射光路上には、ガルバノミラーからなる光偏向器34が配置されている。
【0040】
この光偏向器34は、コントローラ35によって、その偏向角度及び偏向速度が制御される。すなわち、レーザ光により標本Oを走査しない非走査時においては、光偏向器34は、コントローラ35によって、ダイクロイックミラー33からの反射光が、集光レンズ36を通して光ファイバー37の入射端37aに導かれるように、その角度が制御される。
【0041】
光ファイバー37の入射端37aは、集光レンズ36の略集光点位置に配置されており、集光レンズ36によって集光されたレーザ光は、光ファイバー37内を進み、出射端37bから出射する。
【0042】
光ファイバー37の出射端37bから出射したレーザ光の光路上には、スペックル等のノイズを除去するために、レーザ光のコヒーレンスを落とす位相拡散板38が配置されている。
【0043】
位相拡散板38を通過したレーザ光の光路上には、集光レンズ39が配置されている。集光レンズ39を通過したレーザ光の光路上には、光路に対して挿脱可能に構成されたダイクロイックミラー40が配置されている。
【0044】
このダイクロイックミラー40は、目視観察時、すなわち、光偏向器34によってレーザ光が光ファイバー37に導かれている場合には、光路上に挿入されている。
【0045】
集光レンズ39を通過し、ダイクロイックミラー40にて反射したレーザ光は、対物レンズ41の略瞳位置41aにて集光する。すなわち、光ファイバー37の出射端37bが対物レンズ41の略瞳位置41aに投影される。そして、瞳位置41aにて集光したレーザ光は、その後、対物レンズ41にて略平行光に変換された後に標本Oに照射される。
【0046】
標本Oからの蛍光は、対物レンズ41、ダイクロイックミラー40を通過する。ダイクロイックミラー40を通過したのちの光路上には、結像レンズ42、瞳投影レンズ44が配置されている。
【0047】
上記結像レンズ42と瞳投影レンズ44との間の光路上には、光路に対して挿脱可能に構成された目視観察用プリズム43が配置されており、結像レンズ42からの標本Oの蛍光は、この目視観察用プリズム43で反射されて結像されることにより標本Oの目視観察が可能となる構成となっている。
【0048】
一方、レーザ走査顕微鏡として標本Oからの蛍光を蛍光像として得る場合、光偏向器34は、コントローラ35によって、ダイクロイックミラー33からのレーザ光がリレーレンズ45に導かれるよう、その偏向角度が制御される。
【0049】
光偏向器34により偏向されたダイクロイックミラー33からのレーザ光の光路上には、リレーレンズ45,46が配置されている。そして、リレーレンズ46を通過したレーザ光路上には、光偏向器34による偏向方向と直交する方向にレーザ光の走査を行なう光偏向器47が配置されている。
【0050】
そして、この光偏向器47からのレーザ光の光路上には、上述の瞳投影レンズ44、結像レンズ42、対物レンズ41が配置されている。標本Oからの蛍光は、上記光路を逆に進み、ダイクロイックミラー33を通過した後、結像レンズ48、ピンホール49を通過した後に光検出器50にて検出される構成となっている。
【0051】
次に、上述の如く構成された走査型光学顕微鏡の動作について説明する。
まず、最初に標本Oの目視観察を行なう場合について説明する。
レーザ光源31から出射したレーザ光は、コレクタレンズ32aにて集光された後に、ピンホール32bを通過し、コレクタレンズ32cによって、平行光束に変換される。
【0052】
このビームエクスパンダー32のコレクタレンズ32cによって平行光束に変換されたレーザ光は、ダイクロイックミラー33にて反射した後に、光偏向器34に入射する。
【0053】
目視観察の場合、コントローラ35によって光偏向器34は、ダイクロイックミラー33からの反射光が、集光レンズ36を通して光ファイバー37の入射端37aに導かれるように制御されており、ダイクロイックミラー33にて反射したレーザ光は、集光レンズ36にて集光された後に、光ファイバー37の入射端37aに導かれる。
【0054】
光ファイバー37の入射端37aに導かれたレーザ光は、光ファイバー37の内部を進みながら、出射端37bから出射する。この光ファイバー37の出射端37bから出射したレーザ光は、位相拡散板38を通過することにより、そのコヒーレンスが落とされ後に、集光レンズ39を通過し、光路に挿入されたダイクロイックミラー40にて反射され、対物レンズ41の瞳位置41aに集光する。
【0055】
その後、対物レンズ41にて略平行光に変換された後に標本Oに照射される。標本Oからの蛍光は、対物レンズ41、ダイクロイックミラー40、結像レンズ42を通過した後に、光路に対して挿入された目視観察用プリズム43にて反射された後に、結像して蛍光像が目視観察される。
【0056】
次に、レーザ走査顕微鏡として標本Oからの蛍光を蛍光像として得る場合の動作について説明する。
レーザ光源31から出射したレーザ光は、ビームエクスパンダー32によって平行光に変換された後、ダイクロイックミラー33にて反射される。このダイクロイックミラー33にて反射したレーザ光は、コントローラ35によって、ダイクロイックミラー33からのレーザ光がリレーレンズ45に導かれるよう、その偏向角度が制御された光偏向器34によって、角度走査が行なわれる。
【0057】
この光偏向器34によって、角度走査が行なわれたレーザ光は、リレーレンズ45,46を通過した後、光偏向器47に入射する。光偏向器47は、入射したレーザ光を光偏向器34の走査方向と直交する方向にレーザ光を走査する。
【0058】
レーザ走査顕微鏡として用いる場合、目視観察用プリズム43及びダイクロイックミラー40は、光路上から外されており、光偏向器47にて走査されたレーザ光は、瞳投影レンズ44、結像レンズ42によって、対物レンズ41の略瞳位置41aに投影される。光偏向器34,47と、対物レンズ41の瞳位置41aとは光学的に共役なので、対物レンズ41にて集光されたスポット光は標本O上を二次元走査することになる。
【0059】
そして、標本Oからの蛍光は、上記光路を逆に進み、ダイクロイックミラー33を通過した後、結像レンズ48、ピンホール49を通過した後に光検出器50にて検出される。
【0060】
なお、上述の実施の形態の説明においては、レーザ走査及び目視観察に用いる場合に、コントローラ35により、光偏向器34を制御する場合について説明したが、他の制御を行なうこともできる。
【0061】
例えば、コントローラ35に、光偏向器34の角度を、レーザ光が光ファイバー37に入射しない位置であって、且つリレーレンズ45の有効径に入らない位置に制御する機能を持たせる。すなわち、レーザ光源31からのレーザ光を遮断するよう光偏向器34の制御を行なうモードを付加する。
【0062】
このような機能をコントローラ35に付加することにより、標本Oを目視観察が必要でなくなった場合に、このレーザ光を遮断するモードにすることで、レーザ光によって標本Oが遜色することを防止することができる。
【0063】
したがって、本実施の形態にかかる走査型光学顕微鏡によれば、切替機構に光偏向器34を共有し、切替のために新たな機構を設けていないので、走査型光学顕微鏡の全体を小型化することができ、且つコストを低減することができる。
【0064】
また、光偏向器34にガルバノミラーを使用していることから、高速に目視観察と走査レーザ顕微鏡観察を切り替えることができる。
<第2の実施の形態>
図2は、本発明の第2の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0065】
同図に示すように、本実施の形態にかかる走査型光学顕微鏡の特徴は、ミラー51aと目視観察用プリズム43とを一体的に構成したキューブ51を設けたことにある。
【0066】
このキューブ51は、瞳投影レンズ44と結像レンズ42との間の光路上に挿脱可能に構成されている。また、瞳投影レンズ44を通過し、ミラー51aにて反射したレーザ光の瞳投影レンズ44の集光位置には、光ファイバー37の入射端37aが配置されている。
【0067】
レーザ光の非走査時には、図2に示すように、光偏向器34の角度は、ダイクロイックミラー33からの反射光をリレーレンズ45に偏向するような角度、光偏向器47の角度は、リレーレンズ46からの光を瞳投影レンズ44に偏向するような角度に制御されている。
【0068】
このような構成を採用した走査型顕微鏡においては、目視観察時にキューブ51を光路上に挿入することにより、瞳投影レンズ44を通過したレーザ光は、キューブ51内のミラー51aにて反射し、その集光位置に配置された光ファイバー37の入射端37aより入射する。
【0069】
そして、この光ファイバー37内に入射したレーザ光は、出射端37bから出射し、位相拡散板38を通過することにより、そのコヒーレンスが落とされ後に、集光レンズ39を通過し、光路に挿入されたダイクロイックミラー40にて反射され、対物レンズ41の瞳位置41aに集光する。
【0070】
その後、対物レンズ41にて略平行光に変換された後に標本Oに照射される。標本Oからの蛍光は、対物レンズ41、ダイクロイックミラー40、結像レンズ42を通過した後に、光路に対して挿入された目視観察用プリズム43にて反射された後に、結像して蛍光像が目視観察される。
【0071】
したがって、本実施の形態の走査型光学顕微鏡によれば、上述の第1の実施の形態の走査型顕微鏡と同様の効果を得ることができる。
また、瞳投影レンズ44が光ファイバー37への集光レンズとして働くことから、特に、集光レンズを設ける必要がなく、その結果、走査型光学顕微鏡を安価に構成することができる。
<第3の実施の形態>
図3は、本発明の第3の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0072】
一般に、走査型光学顕微鏡においては、標本Oの最適な照明光を得るために、何枚かのNDフィルタを選択することができるように、フィルタターレットが設けられている。
【0073】
本実施の形態にかかる走査型光学顕微鏡の特徴は、光偏向器34によって、レーザ光の偏向角度を制御するのではなく、NDフィルタ等を備えたフィルタターレット61をコントローラ35によって回転制御することにより、レーザ光の偏向角度を制御することにある。
【0074】
同図に示すように、本実施の形態の走査型光学顕微鏡は、透過率の異なる複数の反射型NDフィルタ、ミラー、空穴等の光学素子62が光路に対して所定角度だけ傾くように、フィルタターレット61がビームエクスパンダー32とダイクロイックミラー33との間の光路上に配置されている。
【0075】
フィルタターレット61は、円状であって、周縁に所定間隔を存して、複数のNDフィルタ、ミラー、空穴が配置されており、コントローラ35からの回転制御信号によって、回転軸xを中心に回転制御される構成となっている。
【0076】
上記NDフィルタは、反射型のものであって、フィルタターレット61は、
の4段階で構成されている。
【0077】
これらが、コントローラ35によって回転制御されて、光路中に挿入されると、光ファイバー37へ入射する光量は、
となる。
【0078】
光路上に挿入された光学素子62にて反射したレーザ光の反射光路上には、集光レンズ36が配置されており、この集光レンズ36にて集光されたレーザ光の略集光点には、光ファイバー37の入射端37aが配置されている。
【0079】
いま、コントローラ35によって、フィルタターレット61を回転制御して10%透過NDフィルタを光路上に挿入した場合、ビームエクスパンダー32にて平行光束に変換されたレーザ光のうち、90%のレーザ光がNDフィルタにて反射する。このNDフィルタにて反射したレーザ光は、集光レンズ36によって集光された後に、光ファイバー37の入射端37aに導かれる。
【0080】
光ファイバー37の入射端37aに導かれたレーザ光は、光ファイバー37の内部を進みながら、出射端37bから出射する。この光ファイバー37の出射端37bから出射したレーザ光は、位相拡散板38を通過することにより、そのコヒーレンスが落とされ後に、集光レンズ39を通過し、光路に挿入されたダイクロイックミラー40にて反射され、対物レンズ41の瞳位置41aに集光する。
【0081】
その後、対物レンズ41にて略平行光に変換された後に標本Oに照射される。標本Oからの蛍光は、対物レンズ41、ダイクロイックミラー40、結像レンズ42を通過した後に、光路に対して挿入された目視観察用プリズム43にて反射された後に、結像して蛍光像が目視観察される。
【0082】
したがって、本実施の形態の走査型光学顕微鏡によれば、コントローラ35によって、フィルタターレット61を回転制御することにより、目視観察の場合の蛍光像の光量を変化させることができる。
【0083】
また、フィルタターレット61を切替装置として共有しているので、切り替えのために新たな機構を設けることなく、装置全体を小型、且つ安価にすることができる。
<第4の実施の形態>
図4は、本発明の第4の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。なお、図3と同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0084】
レーザ光源31は、クリプトンアルゴンレーザのようなマルチラインレーザ(発振波長488,568,647[nm])であって、フィルタターレット61は、以下に示す波長の光を通すような複数のレーザラインフィルタ(干渉フィルタ)72で構成されている。
【0085】
1. 488 [nm]
2. 568 [nm]
3. 647 [nm]
4. 488/568 [nm]
5. 488/647 [nm]
6. 568/647 [nm]
従って、レーザラインフィルタ72にて反射し、光ファイバー37の入射端37bに導かれるレーザ光の波長は、以下のようになる。
【0086】
1. 568/647 [nm]
2. 488/647 [nm]
3. 488/568 [nm]
4. 647 [nm]
5. 568 [nm]
6. 488 [nm]
例えば、488[nm]の波長のレーザ光にて標本Oを励起して目視観察を行ないたい場合、6番のレーザラインフィルタ72が光路上に配置されるように、コントローラ35によって、フィルタターレット61の回転制御を行えば良い。
【0087】
また、2番又は3番のレーザラインフィルタ72を光路中に挿入するとともに、
図4に示すように、488[nm]の波長のみを通過させる波長選択フィルタ71を集光レンズ39とダイクロイックミラー40との間の光路上に挿入しても、488[nm]の波長のレーザ光にて標本Oを励起することができる。
【0088】
さらに、フィルタターレット61にミラーを加え、すべての波長のレーザ光(488,568,647[nm])を光ファイバー37に入射させて、波長選択フィルタ71によって波長を選択するような構成であっても良い。
【0089】
なお、本実施の形態の走査型光学顕微鏡は、マルチラインレーザを使用した場合にのみ限定されるものではなく、発振波長の異なる複数のレーザ光を合成した場合にも適用することができることは言うまでもない。
【0090】
したがって、本実施の形態に係る走査型光学顕微鏡においては、レーザラインフィルタ72を選択的に光路上に挿入することにより、最適な波長域のレーザ光で標本Oを目視観察をすることができる。
<第5の実施の形態>
図5は、本発明の第5の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0091】
本実施の形態の走査型光学顕微鏡の特徴は、ビームエクスパンダー32とダイクロイックミラー33との間の光路上に、回転軸Xを中心に回転可能なシャッター81を設けたことにある。
【0092】
このシャッター81は、コントローラ35により回転軸Xを中心に回転可能に制御されるような構成となっており、レーザ光の走査時には、光路をOPEN、非走査時には光路をCLOSEするような制御が行なわれる。
【0093】
シャッター81のレーザ光源31側の表面の一部分81aには、部材に高反射率の表面処理が施されており、シャッター81が光路に挿入されている場合、すなわち、シャッター81がCLOSEの状態の場合には、ビームエクスパンダー32からの平行光は、この表面処理が施されている部分81aにて反射し、この反射光は集光レンズ36にて集光された後に、光ファイバー37の入射端37aに導かれる。
【0094】
光ファイバー37の入射端37aに導かれたレーザ光は、光ファイバー37の内部を進みながら、出射端37bから出射する。この光ファイバー37の出射端37bから出射したレーザ光は、位相拡散板38を通過することにより、そのコヒーレンスが落とされ後に、集光レンズ39を通過し、光路に挿入されたダイクロイックミラー40にて反射され、対物レンズ41の瞳位置41aに集光する。
【0095】
その後、対物レンズ41にて略平行光に変換された後に標本Oに照射される。標本Oからの蛍光は、対物レンズ41、ダイクロイックミラー40、結像レンズ42を通過した後に、光路に対して挿入された目視観察用プリズム43にて反射された後に、結像して蛍光像が目視観察される。
【0096】
なお、上述の実施の形態の説明においては、シャッター81のレーザ光源31側の表面部材に高反射率の表面処理を施す場合について説明したが、シャッター81は、ミラーを装着するようにして構成してもよい。
【0097】
また、シャッター81は、新たに設ける必要はなく、既に、走査型顕微鏡において使用されているシャッターを使用してもよい。
従って、本実施の形態の走査型光学顕微鏡によれば、コントローラ35によって、レーザ走査時、非走査時に同期して、シャッター81をOPEN、CLOSEするだけなので、走査型顕微鏡の構成を簡素化することができる。
<第6の実施の形態>
上述の第1〜第5の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡においては、目視観察のために落射照明光を利用しているが、透過照明光を利用しても良い。
【0098】
図6は、本発明の第6の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。なお、図1及び図3と同一部分には、同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0099】
同図に示すように、本実施の形態の走査型光学顕微鏡は、上述の第1の実施の形態において述べた落射照明による目視観察系と、透過照明による目視観察系とを備えている。
【0100】
ビームエクスパンダー32とダイクロイックミラー33との間の光路上には、上述の第3の実施の形態において述べたコントローラ35によって制御され、透過率の異なる複数の光学素子62を備えたフィルタターレット61が設けられている。
【0101】
光路上に挿入された反射型のNDフィルタ、ミラーにて反射したレーザ光の反射光路上には、集光レンズ90が配置されており、この集光レンズ90にて集光されたレーザ光の略集光点には、光ファイバー91の入射端91aが配置されている。
【0102】
光ファイバー91の入射端91aに導かれたレーザ光は、光ファイバー91の内部を進みながら、出射端91bから出射する。この光ファイバー91の出射端91bは、コンデンサーレンズ92の略焦点位置に配置されており、出射端91bから出射したレーザ光は、コンデンサーレンズ92によって平行光に変換された後、標本Oに照射される。
【0103】
標本Oからの蛍光は、対物レンズ41、ダイクロイックミラー40、結像レンズ42を通過した後に、光路に対して挿入された目視観察用プリズム43にて反射された後に、結像して蛍光像が目視観察される。
【0104】
なお、本実施の形態においては、上述の第1の実施の形態の目視観察系と第3の実施の形態のNDフィルタ、ミラー、空穴を備えたフィルタターレット61との組み合わせについて説明したが、この組み合わせに限定されず他の組み合わせも可能であることはいうまでもない。
【0105】
したがって、本実施の形態の走査型光学顕微鏡によれば、上述の第1の実施の形態の走査型光学顕微鏡の効果に加え、コントローラ35によって、光偏向器34及びフィルタターレット61を制御することにより、目視観察において、透過・落射照明のいずれか一方、又は透過・落射の同時照明を行なうことができる。
【0106】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、スポット光及び目視観察用の観察光を同一の光源で併用することにより操作箇所を少なくし、走査型光学顕微鏡の全体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態に係る走査型光学顕微鏡の構成を示す図である。
【図7】従来の走査型光学顕微鏡の光学系の構成を示す図である。
【図8】レーザ光走査時の走査型光学顕微鏡の光学系の構成を示す図である。
【図9】目視観察時の走査型光学顕微鏡の光学系の構成を示す図である。
【符号の説明】
31…レーザ光源、32…ビームエクスパンダー、33…ダイクロイックミラー、34…光偏向器、35…コントローラ、36…集光レンズ、37…光ファイバー、37a…入射端、37b…出射端、38…位相拡散板、39…集光レンズ、40…ダイクロイックミラー、41…対物レンズ、41a…瞳位置、42…結像レンズ、43…目視観察用プリズム、44…瞳投影レンズ、45…リレーレンズ、46…リレーレンズ、47…光偏向器、48…結像レンズ、49…ピンホール、50…光検出器、51…キューブ、51a…ミラー、61…フィルタターレット、62…光学素子、71…波長選択フィルタ、72…レーザラインフィルタ、81…シャッター、90…集光レンズ、91…光ファイバー、92…コンデンサーレンズ。
Claims (4)
- レーザ光源から出射した光からスポット光を形成し、このスポット光にて標本上を走査するための第1の光路を有する走査型光学顕微鏡において、
前記第1の光路における光を光ファイバーにて導き、光ファイバーの出射端を対物レンズの瞳位置に投影させることにより前記標本を略並行光で照射するための第2の光路と、
前記第1の光路と前記第2の光路とを切り替える光路切替手段と
を具備したことを特徴とする走査型光学顕微鏡。 - レーザ光源から出射した光からスポット光を形成し、このスポット光にて標本上を走査するための第1の光路を有する走査型光学顕微鏡において、
前記第1の光路における光のうち、所定の光量の光を光ファイバーにて導き、光ファイバーの出射端を対物レンズの瞳位置に投影させることにより前記標本を略並行光で照射するための第2の光路と、
前記第2の光路に導かれる光の光量を決定する光量決定手段とを具備したことを特徴とする走査型光学顕微鏡。 - レーザ光源から出射した光からスポット光を形成し、このスポット光にて標本上を走査するための第1の光路を有する走査型光学顕微鏡において、
前記第1の光路における光のうち、所定の波長を有する光を光ファイバーにて導き、光ファイバーの出射端を対物レンズの瞳位置に投影させることにより前記標本を略並行光で照射するための第2の光路と、
前記第2の光路に導かれる光の波長を決定する波長決定手段とを具備したことを特徴とする走査型光学顕微鏡。 - 前記第2の光路から前記標本に導かれる光は、前記対物レンズと結像レンズとの間に配置されたダイクロイックミラーで反射されることにより、前記標本に導かれることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか1項に記載の走査型光学顕微鏡。
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