JP6686173B2 - インク供給システムおよびインクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インク供給システムおよびインクジェットプリンタに関する。
従来から、送液ポンプを備えたインクジェットプリンタが知られている。上記インクジェットプリンタは、インクを貯留するインクカートリッジと、チューブ等の流路によってインクカートリッジに接続されたインクヘッドとを備える。送液ポンプは、流路の途中に設けられ、インクをインクヘッドに送給する。特許文献1には、上述したような、インクヘッドと、インクカートリッジと、インクの流路と、送液ポンプとを備えたプリンタが開示されている。送液ポンプは、典型的には、チューブポンプである。
特開2010−194915号公報
ところで、インクジェットプリンタのインク送液ポンプとして、チューブポンプを典型とする内部流路の開閉を切り替える方式のポンプを使用すると、問題が発生することがある。図7Aは、内部流路202が閉塞状態のときのチューブポンプ200を模式的に示した断面図である。図7Bは、内部流路202が開放状態のときのチューブポンプ200を模式的に示した断面図である。チューブポンプ200は、回転する回転軸206と、回転軸206に取り付けられた2個のローラ204を備え、ローラ204で内部流路202を押圧したり、開放したりする。そのために、内部流路202は、弾性を有するチューブで構成されている。チューブポンプ200が停止しているとき、ローラ204は回転軸206の半径の内側に位置し、内部流路202は開放されている。チューブポンプ200が駆動しているとき、ローラ204は回転軸206の半径の外側に移動し、内部流路202は、回転軸206の回転方向に進むローラ204によって押圧(閉塞)されている。このローラ204による内部流路202の押圧によって、チューブポンプ200は、液を送液する。
チューブポンプ200は、上記構成を備えているために、内部流路202を開放から閉塞、または、閉塞から開放に状態を変化させるたびに、内在している液を移動させる。内部流路202を開放から閉塞に変化させる場合とは、チューブポンプ200を停止状態から駆動する場合である。内部流路202を閉塞から開放に変化させる場合とは、チューブポンプ200を駆動状態から停止する場合である。チューブポンプ200内の内部流路202を開放状態から閉塞状態に変化させると、液は本来の送液方向(以下、順方向と称する。)に移動される。チューブポンプ200内の内部流路202を閉塞状態から開放状態に変化させると、液は本来の送液方向とは逆の方向(以下、逆方向と称する。)に移動される。インクジェットプリンタにおいては、液が順方向に移動されると、インクヘッドからのインクの沁み出しを発生させ、逆方向に移動されると、インクカートリッジへのインクの逆流を発生させる。この沁み出しおよび逆流が、インクジェットプリンタのインク送液ポンプとして、チューブポンプを典型とする内部流路の開閉を切り替える方式のポンプを使用した場合に発生する問題である。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであり、その目的は、内部流路の開閉を切り替える方式の送液ポンプを使用するインク供給システムであって、インクヘッドからのインクの沁み出し、およびインクカートリッジへのインクの逆流を抑制する機構を備えたインク供給システムを提案することである。また、上記インク供給システムを備えたインクジェットプリンタを提案することである。
本発明に係る第1のインク供給システムは、インクを吐出するインクヘッドと、前記インクを貯留するインク容器と、前記インク容器に接続された第1端部および前記インクヘッドに接続された第2端部を有するメイン流路と、前記メイン流路に設けられ、駆動時には前記インクヘッド側に向かって送液するポンプと、前記メイン流路の前記ポンプと前記第1端部との間の部分に接続された第1接続部、および前記メイン流路の前記ポンプと前記第2端部との間の部分に接続された第2接続部を有するバイパス流路と、前記バイパス流路に設けられたバルブと、制御装置と、を備える。前記ポンプは、開放および閉塞を切り替え可能な内部流路を有している。前記制御装置は、前記ポンプおよび前記バルブに通信可能に接続され、前記ポンプを停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際に、前記バルブを開放するように設定されている。
前記第1のインク供給システムによれば、ポンプを駆動/停止(閉塞/開放)させる際には、バイパス流路に設けられたバルブが開放されているため、メイン流路のうち第1接続部と第2接続部とに挟まれた部分と、バイパス流路とは、循環流路を形成する。そこで、ポンプが移動させた液は、上記循環流路を循環し、インクヘッドおよびインクカートリッジには液圧が印加されない。従って、インクヘッドからのインクの沁み出し、およびインクカートリッジへのインクの逆流が抑制される。
また、本発明に係る第2のインク供給システムは、インクを吐出するインクヘッドと、前記インクを貯留するインク容器と、メイン流路と、ポンプと、バイパス流路と、接続部材と、方向切換弁と、制御装置と、を備える。前記メイン流路は、前記インク容器に接続された第1上流端部および第1下流端部を含む第1流路と、第2上流端部および第2下流端部を含む第2流路と、第3上流端部および前記インクヘッドに接続された第3下流端部を含む第3流路とを有する。前記ポンプは、開放および閉塞を切り替え可能な内部流路を有し、前記第2流路に設けられ、駆動時には前記インクヘッド側に向かって送液する。前記バイパス流路は、第1接続部および第2接続部を有している。前記接続部材は、前記第2下流端部と前記第3上流端部と前記第2接続部とを接続する。前記方向切換弁は、前記第1下流端部に接続された第1ポートと、前記第1接続部に接続された第2ポートと、前記第2上流端部に接続された第3ポートとを有し、前記第1ポートと前記第3ポートとを連通させる第1状態と、前記第2ポートと前記第3ポートとを連通させる第2状態とに切替可能である。前記制御装置は、前記ポンプおよび前記方向切替弁に通信可能に接続され、前記ポンプおよび前記方向切替弁を制御する。前記制御装置は、前記ポンプを停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、前記方向切替弁を前記第2状態にするように設定されている。
上記第2のインク供給システムによれば、第1のインク供給システムと同様に、ポンプを駆動/停止させる際には、ポンプが移動させるインクを循環流路内で循環させることができる。インクを循環流路内で循環させるとき、方向切換弁の状態は、循環流路を形成する第2状態が選択される。さらに、第2のインク供給システムでは、方向切替弁は、メイン流路とバイパス流路との接続部のうち、インク容器側の接続部に設けられている。そこで、第2状態を選択したときには、インク容器とポンプとを繋ぐ流路は切断され、従って、インク容器側にインクが移動することはない。そこで、より確実にインク容器へのインクの逆流を抑制することができる。
さらに、本発明に係る第3のインク供給システムは、インクを吐出するインクヘッドと、前記インクを貯留するインク容器と、メイン流路と、ポンプと、バイパス流路と、接続部材と、方向切換弁と、制御装置と、を備える。前記メイン流路は、前記インク容器に接続された第1上流端部および第1下流端部を含む第1流路と、第2上流端部および第2下流端部を含む第2流路と、第3上流端部および前記インクヘッドに接続された第3下流端部を含む第3流路とを有する。前記ポンプは、開放および閉塞を切り替え可能な内部流路を有し、前記第2流路に設けられ、駆動時には前記インクヘッド側に向かって送液する。前記バイパス流路は、第1接続部および第2接続部を有している。前記接続部材は、前記第1下流端部と前記第2上流端部と前記第1接続部とを接続する。前記方向切換弁は、前記第2下流端部に接続された第1ポートと、前記第2接続部に接続された第2ポートと、前記第3上流端部に接続された第3ポートとを有し、前記第1ポートと前記第3ポートとを連通させる第1状態と、前記第1ポートと前記第2ポートとを連通させる第2状態とに切替可能である。前記制御装置は、前記ポンプおよび前記方向切替弁に通信可能に接続され、前記ポンプおよび前記方向切替弁を制御する。前記制御装置は、前記ポンプを停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、前記方向切替弁を前記第2状態にするように設定されている。
上記第3のインク供給システムによれば、第1、第2のインク供給システムと同様に、ポンプを駆動/停止させる際には、ポンプが移動させるインクを循環流路内で循環させることができる。インクを循環流路内で循環させるとき、方向切換弁の状態は、循環流路を形成する第2状態が選択される。さらに、第3のインク供給システムでは、方向切替弁は、メイン流路とバイパス流路との接続部のうち、インクヘッド側の接続部に設けられている。そこで、第2状態を選択したときには、インクヘッドとポンプとを繋ぐ流路は切断され、従って、インクヘッド側にインクが移動することはない。そこで、より確実にインクヘッドからのインクの染み出しを抑制することができる。
第1実施形態に係るプリンタの斜視図である。 インク供給システムを示す概念図である。 インク供給機構を示す模式図である。 プリンタに係るブロック図である。 第2実施形態に係るインク供給機構を示す模式図であって、第1の流路が選択された状態を示す図である。 第2実施形態に係るインク供給機構を示す模式図であって、第2の流路が選択された状態を示す図である。 内部流路が閉塞状態のときのチューブポンプを模式的に示した断面図である。 内部流路が開放状態のときのチューブポンプを模式的に示した断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るインク供給システム、および、インク供給システムを備えたインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという。)について説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るプリンタ10の斜視図である。図1において、プリンタ10を正面から見たときに、プリンタ10から遠ざかる方を前方、プリンタ10に近づく方を後方とする。左、右、上、下とは、プリンタ10を正面から見たときの左、右、上、下をそれぞれ意味するものとする。また、図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を意味するものとする。ただし、上記方向は説明の便宜上定めた方向に過ぎず、プリンタ10の設置態様を何ら限定するものではなく、本発明を何ら限定するものでもない。また、図面中の符号Yは主走査方向を示している。ここでは、主走査方向Yは左右方向である。符号Xは、副走査方向を示している。ここでは、副走査方向Xは前後方向である。主走査方向Yと副走査方向Xとは平面視において直交している。ただし、主走査方向Yおよび副走査方向Xは、特に限定されず、プリンタ10の形態に応じて適宜に設定可能である。
本実施形態に係るプリンタ10は、インクジェット方式のプリンタである。本実施形態において、「インクジェット方式」には、二値偏向方式または連続偏向方式などの各種の連続方式、および、サーマル方式または圧電素子方式などの各種のオンデマンド方式が含まれる。プリンタ10は、記録媒体5に印刷を行うものである。
記録媒体5は、例えば、記録紙である。ただし、記録媒体5は、記録紙に限定されない。例えば、記録媒体5は、シート状の記録媒体、例えば、PVC、ポリエステルなどの樹脂製のシートなどであってもよい。記録媒体5には、アルミ、鉄、木材、皮革などによって形成された媒体であってもよい。また、記録媒体5の可撓性や厚みの如何は問わない。すなわち、記録媒体5は、ガラス基板などの硬いものであってもよいし、段ボールなどの厚みのあるものであってもよい。
プリンタ10は、本体10Aと、脚12と、プラテン14と、ガイドレール16と、インク供給システム30(図2参照)を備えている。本体10Aは、脚12に支持されている。脚12は、本体10Aの下面に設けられている。プラテン14には、記録媒体5が載置される。図示は省略するが、プラテン14には、円筒状のグリットローラが設けられている。このグリットローラは、その上面部を露出させた状態でプラテン14に埋設されている。グリットローラは、副走査方向Xに回転するように設置され、フィードモータ22(図4参照)によって回転される。
ガイドレール16は、プラテン14の上方に配置されている。ガイドレール16は、プラテン14と平行に配置され、主走査方向Yに延びている。図示は省略するが、ガイドレール16の下方には、複数のピンチローラが略等間隔に配置されている。これらピンチローラは、上記グリットローラに対向している。上記ピンチローラは、記録媒体5の厚さに応じて上下方向の位置を設定可能に構成されている。上記グリットローラと上記ピンチローラとの間には、記録媒体5が挟み込まれる。上記グリットローラおよび上記ピンチローラは、記録媒体5を挟持した状態で、記録媒体5を副走査方向Xに搬送可能に構成されている。記録媒体5は、フィードモータ22によるグリットローラの回転によってプラテン14上を搬送される。
次に、インク供給システム30について説明する。図2は、インク供給システム30を示す概念図である。図3は、インク供給機構30aを示す模式図である。本実施形態では、図2に示すように、インク供給システム30は、複数のインク供給機構30aと、供給制御部106とを備えている。供給制御部106は、制御装置100(図4参照)の一部である。インク供給機構30aは、図3に示すように、後述するインクカートリッジ32から、インクヘッド34に向かってインクを供給する機構である。インク供給システム30は、インクヘッド34の数と同じ数のインク供給機構30aを備えている。本実施形態では、インクヘッド34の数は「8」であるため、図2に示すように、インク供給機構30aの数は「8」である。ただし、インクヘッド34の数、および、インク供給機構30aの数は特に限定されない。なお、複数のインク供給機構30aは、それぞれ同じ構成をしている。そのため、以下では、1つのインク供給機構30aの構成について詳述する。
図3に示すように、インク供給システム30におけるインク供給機構30aは、インクヘッド34と、インクカートリッジ32と、メイン流路40と、バイパス流路42と、ダンパ44と、圧力制御弁46と、ポンプ48と、バイパスバルブ50と、を備えている。
インクヘッド34は、プラテン14に載置された記録媒体5にインクを吐出する。インクヘッド34の底面には、インクを吐出するノズルが形成されている。図示は省略するが、インクヘッド34は、キャリッジ26に搭載されている。図1に示すように、このキャリッジ26は、ガイドレール16に係合している。キャリッジ26は、ガイドレール16に沿って摺動可能であり、主走査方向Yに移動可能である。従って、複数のインクヘッド34は、キャリッジ26を介してガイドレール16に沿って主走査方向Yに移動可能である。インクヘッド34には、インクヘッド34を主走査方向Yに移動させる移動機構が接続されている。移動機構の構成は特に限定されない。本実施形態では、図示は省略するが、キャリッジ26の背面上部に、主走査方向Yに延びる駆動ベルトの一部が固定されている。上記駆動ベルトは、スキャンモータ24(図4参照)に電気的に接続されている。このスキャンモータ24が駆動することによって、キャリッジ26およびキャリッジ26に搭載された複数のインクヘッド34は、主走査方向Yに移動する。
インクカートリッジ32は、インクを貯留する部材である。本実施形態では、インクカートリッジ32の数は、インクヘッド34の数と同じである。1つのインクカートリッジ32には、1つのインクヘッド34が接続されている。インクカートリッジ32に貯留されたインクは、インクヘッド34に供給される。複数のインクカートリッジ32には、通常、それぞれ異なる色のインクが貯留されている。ただし、複数のインクカートリッジ32のうち一部は、同じ色のインクであってもよい。各インクカートリッジ32に貯留されているインクの色の種類は特に限定されない。例えば、各インクカートリッジ32に貯留されているインクは、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインク、ライトシアンインク、ライトマゼンタインク、および、ライトブラックインクなどのプロセスカラーインクと、ホワイトインク、メタリックインク、および、クリアインクなどの特色インクのうちの何れかのインクである。
図3に示すように、メイン流路40は、インクカートリッジ32に貯留されたインクをインクヘッド34に供給する流路である。メイン流路40の種類および材質は特に限定されないが、メイン流路40は、例えば、可撓性を有するチューブである。
メイン流路40の途中には、ポンプ48が設けられている。ポンプ48は、インクカートリッジ32に貯留されたインクをインクヘッド34に供給するためのポンプである。ポンプ48は、駆動している時には、インクカートリッジ32側からインクヘッド34側に向かってインクを送液する。ポンプ48は、内部流路の開放/閉塞を切り替える方式のポンプである。ポンプ48は、駆動状態によって内部流路の開放/閉塞状態が変化する。詳しくは、ポンプ48においては、駆動時には内部流路が閉塞(押圧)され、停止時には内部流路が開放される。ポンプ48の種類はそれ以上限定されないが、本実施形態にあっては、チューブポンプである。
メイン流路40には、ポンプ48を挟んで、バイパス流路42の両端が接続されている。即ち、バイパス流路42は、一端がポンプ48よりもインクカートリッジ32側の第1接続部C1でメイン流路40と接続され、他端がポンプ48よりもインクヘッド34側の第2接続部C2でメイン流路40と接続されている。以下では適宜、流路におけるインクカートリッジ32側を上流と呼び、流路におけるインクヘッド34側を下流と呼ぶことにする。メイン流路40のうち第1接続部C1と第2接続部C2とに挟まれた部分と、バイパス流路42とは、循環流路42aを形成している。バイパス流路42の種類および材質もまた限定されないが、本実施形態にあっては、メイン流路40と同じく可撓性のチューブである。
バイパス流路42の途中には、バイパスバルブ50が設けられている。バイパスバルブ50の種類は特に限定されないが、バイパスバルブ50は、例えば、ソレノイドバルブである。バイパスバルブ50は、制御装置100から送信される駆動信号によって制御される。
インクヘッド34のすぐ上流には、ダンパ44設けられている。ダンパ44は、インクの圧力変動を緩和して、インクヘッド34の吐出動作を安定させる部材である。本実施形態に係るダンパ44は、インクを貯留する貯留室と、貯留室に貯留されているインクの圧力を検出するセンサ44aを備えている。印刷時、ダンパ44は、貯留室に貯留されるインクの圧力を一定範囲に保つことで、インクの圧力変動を緩和する。貯留室に貯留されるインクの圧力は、センサ44aが検知している。センサ44aは、例えば、位置検出用のフォトセンサである。貯留室は、壁面の一つが伸縮する膜になっており、貯留室に貯留されているインクの圧力に応じて、膜が凹凸する。センサ44aは、膜の凹凸位置によって、貯留室内のインクの圧力を検出する。センサ44aは、膜が一定の位置を超えて膨張すると、制御装置100に上限信号を送信する。また、センサ44aは、膜が一定の位置以下に収縮すると、制御装置100に下限信号を送信する。もちろん、上記ダンパの圧力検出機構は一実施形態によるものであって、貯留室内のインクの圧力を検出する手段は、上記機構に限定されない。
メイン流路40の、インクカートリッジ32とポンプ48の間には、圧力制御弁46が設けられている。圧力制御弁46は、インクを吐出していないときに、インクヘッド34内を負圧に保つ部材である。インクヘッド34内が負圧に保たれることによって、インクヘッド34内のインクがノズルから外部に垂れ落ちることを抑制できる。圧力制御弁46によって、インクヘッド34内のインクは−1kPa程度に維持されている。圧力制御弁46は、インクが流れる流路と、流路を開閉する弁機構とを備えている。弁機構は、弁機構よりも下流側の液圧に応じて開閉するようになっている。弁機構には、弁機構よりも上流側のインクの液圧と、弁機構よりも下流側のインクの液圧と、弁機構を閉塞しようとする機械的な力と、弁機構を開放しようとする機械的な力が加えられており、プリンタ不使用時には、これらの力が釣り合っている。この釣り合った状態においては、弁機構は流路を封止している。このときのインクの液圧が、約−1kPaに維持された、静止時のインクの液圧である。弁機構を閉塞または開放しようとする機械的な力は、例えば、スプリングの復元力である。ポンプ48が稼働し、弁機構より下流側からインクが吸い出されると、下流側のインクの液圧が減少して釣り合いが崩れ、弁機構は開放方向に動く。弁機構が開放されると、流路が開放され、下流方向に向かってインクが供給される。上記のような機構により、圧力制御弁46は、不使用時にはインクを負圧に保ちながら、使用時にはインクをインクヘッド34方向に送り出す。
また、本実施形態では、インク供給機構30aは、キャップ60と、キャップ移動機構62と、吸引装置64を備えている。図示は省略するが、キャップ60および吸引装置64は、ガイドレール16の右端部に位置するホームポジションの下方に配置されている。ホームポジションは、印刷待機時に、インクヘッド34が待機する位置のことである。キャップ60は、インクヘッド34のノズルに付着したインクが硬化して、ノズルが詰まることを抑制するものである。図3に示すように、キャップ60は、印刷待機時、インクヘッド34のノズル面を覆うように、下方からインクヘッド34に装着される。キャップ移動機構62は、キャップ60に接続されている。キャップ移動機構62は、インクヘッド34の底面に向かって、または離間させるようにキャップ60を移動させる機構である。このキャップ移動機構62は、例えば、駆動モータとボールねじ機構である。
吸引装置64は、キャップ60内のインクおよび空気を吸引する部材である。吸引装置64は、例えば、吸引ポンプである。吸引装置64は、キャップ60に接続されている。キャップ60がインクヘッド34に装着された状態で、吸引装置64が駆動することで、キャップ60、インクヘッド34、メイン流路40のインクおよび空気を吸引する。
制御装置100は、上述した機構の一部を制御する。図4は、プリンタ10に係るブロック図である。制御装置100は、吐出制御部102、移動制御部104、供給制御部106、およびキャッピング制御部108を備えている。制御装置100の構成は特に限定されない。例えば、制御装置100は、コンピュータであり、中央演算処理装置(以下、CPUという)と、CPUが実行するプログラムなどを格納したROMと、RAMなどを備えていてもよい。
吐出制御部102は、インクヘッド34に接続されている。吐出制御部102は、インクヘッド34の吐出機構(例えば、圧電素子)を制御することで、インクが吐出されるタイミングを制御する。
移動制御部104は、フィードモータ22、スキャンモータ24に接続されている。移動制御部104は、フィードモータ22を制御することで、記録媒体5の副走査方向Xへの移動を制御する。また、スキャンモータ24を制御することで、インクヘッド34の主走査方向Yへの移動を制御する。
供給制御部106は、ダンパ44のセンサ44a、ポンプ48、バイパスバルブ50と接続され、インクヘッド34へのインクの供給を制御している。供給制御部106は、ダンパ44のセンサ44aから上限信号を受信すると、ポンプ48を制御して、ダンパ44への送液を停止させる。また、供給制御部106は、下限信号を受信すると、ポンプ48を制御して、ダンパ44への送液を開始させる。このようなフィードバック制御を繰り返すことにより、ポンプ48の送液が制御され、インクの圧力変動が抑制される。ポンプ48を駆動/停止させる際、供給制御部106は、バイパスバルブ50を開放する。ポンプ48が定常的に駆動されている間、供給制御部106は、バイパスバルブ50を閉塞する。また、本実施形態にあっては、ポンプ48が停止中、供給制御部106は、バイパスバルブ50を閉塞する。上記制御が基本の制御である。ただし、メンテナンス等のために、上記基本の制御以外の制御が実施されることを妨げるものではない。
キャッピング制御部108は、キャップ移動機構62、および吸引装置64に接続され、キャップ60および吸引装置64の動きを制御している。
制御装置100の各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。また、各部は、プロセッサによって行われるものであってもよいし、回路に組み込まれるものであってもよい。
本実施形態に係るプリンタ10は、吐出制御部102が各インクヘッド34からインクが吐出されるタイミングを制御しつつ、移動制御部104がスキャンモータ24を制御してキャリッジ26に搭載されたインクヘッド34を移動させることによって、記録媒体5に印刷を行う。ひとつの副走査方向X位置で印刷が終了すると、移動制御部104は、フィードモータ22を制御して記録媒体5を副走査方向Xに所定の距離だけ送る。このようにして、プリンタ10は、記録媒体5に印刷を行う。
ところで、先述したように、チューブポンプを典型とする、駆動時には内部流路が閉塞され停止時には内部流路が開放される送液ポンプを備えたインクジェットプリンタにおいては、ポンプ内の流路の状態を、開放から閉塞、または、閉塞から開放に状態を変化させるたびに、ポンプ内に内在しているインクが移動される。インクが順方向に移動されると、インクヘッドからのインクの沁み出しを発生させ、逆方向に移動されると、インクカートリッジへのインクの逆流を発生させる。
そこで、本実施形態に係るインク供給システム30は、図3に示されるように、一端がポンプ48よりも上流でメイン流路40に接続され、他端がポンプ48よりも下流でメイン流路40に接続されたバイパス流路42を備える。また、バイパス流路42にバイパスバルブ50を備える。制御装置100の供給制御部106は、ポンプ48およびバイパスバルブ50を制御し、ポンプ48を停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、バイパスバルブ50を開放するように設定されている。
上記形態によれば、ポンプ48を駆動/停止させる際、バイパスバルブ50が開放されているため、ポンプ48によって移動されたインクは、循環流路42a内を循環する。循環流路42aをインクが循環することによって、インクヘッド34からのインクの沁み出し、およびインクカートリッジ32へのインクの逆流が抑制される。
また、本実施形態に係るインク供給システム30においては、ポンプ48を停止状態から駆動させた後にはバイパスバルブ50を閉塞するように設定されている。つまり、ポンプ48が定常的に駆動しているときには、バイパスバルブ50を閉塞するように設定されている。ポンプ48の定常的な駆動中には、バイパス流路42は切断されており、循環流路42aは形成されない。従って、インクは、循環することなくインクヘッド34に供給される。
図3において、ポンプ48を駆動/停止させる際のインクの流れは、方向D2で示されている。方向D2によって示されるように、ポンプ48が駆動/停止される際、インクは循環流路42a内を循環する。また、図3において、方向D1で表されている方向は、ポンプ48が定常的に駆動しているときのインクの流れ方向である。ポンプ48が定常的に駆動しているとき、インクは方向D1に示されるように、インクカートリッジ32からインクヘッド34に向かって直線的に流れている。
本実施形態では、メイン流路40は可撓性を有するチューブで構成されており、ポンプ48はチューブポンプである。可撓性を有するチューブは、インク供給システム30にあっては、取り回しが便利であり、コストも安価である。チューブポンプは、サイズがコンパクトなので、インク供給システム30内での設置が容易である。メイン流路40に可撓性を有するチューブを使用し、ポンプ48にチューブポンプを使用することで、インク供給システム30の設計・製作が容易になり、また、コストも削減できる。ポンプ48としてチューブポンプを使用する場合、本願発明は効果を発揮する。
なお、供給制御部106は、ポンプ48を停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、バイパスバルブ50をポンプ48の駆動/停止に先立って開放するように設定されていてもよい。上記制御によれば、ポンプ48が駆動/停止されるタイミングでは確実にバイパスバルブ50が開放されている。それに対し、ポンプ48の駆動/停止のタイミングとバイパスバルブ開放のタイミングが同時になるように制御されていたとすれば、一瞬ではあるが、循環流路42aの形成が遅れ、インクヘッド34からのインクの沁み出し、またはインクカートリッジ32へのインクの逆流を引き起こす虞がある。つまり、ポンプ48およびバイパスバルブ50を上記のように制御することによって、より確実に、インクヘッド34からのインクの沁み出し、およびインクカートリッジへのインクの逆流を抑制することができる。
バイパスバルブ50の開放をポンプ48の駆動/停止に先行させる時間は、バイパスバルブ50がソレノイドバルブである場合、例えば、1秒程度である。ソレノイドバルブは、全開までに要する時間が短いため、1秒程度の時間をおけば十分に対応できる。バイパスバルブ50が、他の種類のバルブ、例えば、回転式のボールバルブ等である場合には、全開までに要する時間を考慮して、バイパスバルブ50の開放を先行させる時間を決定する。
また、ポンプ48を駆動させてからバイパスバルブ50を閉塞するまでの時間は、ポンプ48が安定して順方向に送液できる状態になるまでである。この時間は、ポンプ48がチューブポンプである場合、少なくともポンプ48内の回転軸が1回転するのに要する時間以上であり、それよりも長く取るのが望ましい。
(第2実施形態)
第2実施形態は、メイン流路とバイパス流路との接続部に方向切替弁(三方弁)が設けられた実施形態である。第2実施形態は、三方弁が接続部に配置されていることと、三方弁の制御方法とを除いて、第1の実施形態と同様である。従って、第2実施形態の説明においても、同じ部材には第1実施形態と同じ符号を付すものとし、また、重複する説明は省略する。
図5は、本実施形態に係るインク供給機構30aを表す模式図である。本実施形態において、三方弁52は、メイン流路40とバイパス流路42の接続部のうち上流側、つまりインクカートリッジ32側の接続部である第1接続部C1に配置されている。メイン流路40とバイパス流路42との接続部のうち下流側の接続部は、第2接続部C2である。三方弁52は、ポンプ48側に共通ポート52c、インクカートリッジ32側に第1のポート52a、およびバイパス流路42側に第2のポート52bを備えている。三方弁52は、例えば、ソレノイド式の三方弁であって、共通ポート52cと第1のポート52aを連通させるか、それとも、共通ポート52cと第2のポート52bを連通させるかを択一的に切り替えられるように構成されている。三方弁52の駆動部分は供給制御部106と電気的に接続され、上記切り替えを指令する信号は供給制御部106から送信される。共通ポート52cと第1のポート52aを連通させる第1の流路R1側に流路選択されると、インクカートリッジ32とインクヘッド34とが、メイン流路40を介して連通する。共通ポート52cと第2のポート52bを連通させる第2の流路R2(図6参照)側に流路選択されると、メイン流路40とバイパス流路42とが連通し、循環流路42aが形成される。図5は、第1の流路R1が選択された状態でのインク供給機構30aを表し、第1の流路R1は、図5中にR1の符号を付した矢印で示されている。一方、図6は、第2の流路R2が選択された状態でのインク供給機構30aを表し、第2の流路R2は、図6中にR2の符号を付した矢印で示されている。
本実施形態における供給制御部106は、ポンプ48の駆動状況に応じて、三方弁52の流路方向を切り替える制御を行う。供給制御部106は、ポンプ48を停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、第1の流路R1を閉鎖しかつ第2の流路R2を連通させるように設定されている。即ち、ポンプ48を駆動/停止させる際には図6に示した流路状態を選択する。
また、供給制御部106は、ポンプ48を停止状態から駆動させた後には、第2の流路R2を閉鎖しかつ第1の流路R1を連通させるように設定されている。即ち、ポンプ48が定常的に駆動されているときには、図5に示した流路状態を選択する。
図6における状態のように、三方弁52によって第2の流路R2が連通している状態では、ポンプ48の開閉動作によって移動されたインクは、方向D4のように、循環流路42a内を循環する。このように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に循環流路42aを構成することができ、従って、第1実施形態と同様にインクヘッド34からのインクの沁み出し、およびインクカートリッジ32へのインクの逆流を抑制することができる。さらに、本実施形態に係るインク供給機構30aでは、三方弁52は、第1接続部C1に設けられている。そこで、第2の流路R2方向を選択したときには、インクカートリッジ32側とポンプ48とを繋ぐ流路は切断され、従って、インクカートリッジ32側にインクが移動することはない。つまり、より確実にインクカートリッジ32へのインクの逆流を抑制することができる。
一方、図5における状態のように、三方弁52によって第1の流路R1が連通され、ポンプ48が定常的に駆動している状態では、インクは、方向D3のように、メイン流路40を通ってインクヘッド34に供給されている。このように、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に循環流路42aを切断することができ、従って、第1実施形態と同様、直線的にインクヘッド34にインクを供給することができる。
本実施形態においても、メイン流路40は可撓性を有するチューブで構成されていてよいし、また、ポンプ48はチューブポンプであってもよい。メイン流路40をチューブで構成し、ポンプ48をチューブポンプで構成する利点は、第1実施形態における場合と同様である。
また、第2実施形態においても、ポンプ48の駆動/停止のタイミングと、三方弁52の切り替えタイミングは調整されてよい。即ち、供給制御部106は、ポンプ48を停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、ポンプ48の駆動または停止に先立って、第1の流路R1を閉鎖しかつ第2の流路R2を連通させるように設定されていてもよい。上記制御による利点は、第1実施形態における場合と同様である。
以上、2つの実施形態について説明したが、本発明に係るインク供給システム、および、インク供給システムを備えたインクジェットプリンタは、上述した実施形態に限られるものではない。
例えば、第2実施形態において、三方弁52は第1接続部C1に設けられていたが、第2接続部C2に設けられていてもよい。上記実施形態によれば、インクヘッド34からのインクの沁み出しをより確実に抑制できる。三方弁52は、第1接続部C1、第2接続部C2の両方に設けられていてもよい。
あるいはまた、本願発明に係るインク供給機構では、メイン流路が複数のインクカートリッジに接続されていてもよい。上記複数のインクカートリッジには、同種のインクが貯留される。
また、上述した実施形態においては、本願発明に係るインク供給システムはインクジェットプリンタに適用されていたが、本願発明に係るインク供給システムの適用は、インクジェットプリンタに限られない。例えば、本願発明に係るインク供給システムは、インクヘッドを備えた、粉体硬化方式の3Dプリンタ等にも適用可能である。
5 記録媒体
10 プリンタ(インクジェットプリンタ)
30 インク供給システム
30a インク供給機構
32 インクカートリッジ(インク容器)
34 インクヘッド
40 メイン流路
42 バイパス流路
44 ダンパ
46 圧力制御弁
48 ポンプ
50 バイパスバルブ(バルブ)
52 三方弁(方向切替弁)
100 制御装置
106 供給制御部

Claims (10)

  1. インクを吐出するインクヘッドと、
    前記インクを貯留するインク容器と、
    前記インク容器に接続された第1端部と前記インクヘッドに接続された第2端部とを有するメイン流路と、
    開放および閉塞を切り替え可能な内部流路を有し、前記メイン流路に設けられ、駆動時には前記インクヘッド側に向かって送液するポンプと、
    前記メイン流路の前記ポンプと前記第1端部との間の部分に接続された第1接続部と、前記メイン流路の前記ポンプと前記第2端部との間の部分に接続された第2接続部とを有するバイパス流路と、
    前記バイパス流路に設けられたバルブと、
    前記ポンプおよび前記バルブに通信可能に接続され、前記ポンプを停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際に、前記バルブを開放するように設定された制御装置と、
    を備え
    前記制御装置は、前記ポンプを停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、前記ポンプの駆動または停止に先立って前記バルブを開放するように設定されている、
    非循環型インク供給システム。
  2. 前記制御装置は、前記ポンプを停止状態から駆動させた後には前記バルブを閉塞するように設定された、
    請求項1に記載の非循環型インク供給システム。
  3. 前記メイン流路は、可撓性を有するチューブで構成され、
    前記ポンプは、チューブポンプである、
    請求項1または2に記載の非循環型インク供給システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の非循環型インク供給システムを備えた、
    インクジェットプリンタ。
  5. インクを吐出するインクヘッドと、
    前記インクを貯留するインク容器と、
    前記インク容器に接続された第1上流端部および第1下流端部を含む第1流路と、第2上流端部および第2下流端部を含む第2流路と、第3上流端部および前記インクヘッドに接続された第3下流端部を含む第3流路と、を有するメイン流路と、
    開放および閉塞を切り替え可能な内部流路を有し、前記第2流路に設けられ、駆動時には前記インクヘッド側に向かって送液するポンプと、
    第1接続部および第2接続部を有するバイパス流路と、
    前記第2下流端部と前記第3上流端部と前記第2接続部とを接続する接続部材と、
    前記第1下流端部に接続された第1ポートと、前記第1接続部に接続された第2ポートと、前記第2上流端部に接続された第3ポートとを有し、前記第1ポートと前記第3ポートとを連通させる第1状態と、前記第2ポートと前記第3ポートとを連通させる第2状態とに切替可能な方向切替弁と、
    前記ポンプおよび前記方向切替弁に通信可能に接続され、前記ポンプおよび前記方向切替弁を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記ポンプを停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、前記方向切替弁を前記第2状態にするように設定されている、
    インク供給システム。
  6. インクを吐出するインクヘッドと、
    前記インクを貯留するインク容器と、
    前記インク容器に接続された第1上流端部および第1下流端部を含む第1流路と、第2上流端部および第2下流端部を含む第2流路と、第3上流端部および前記インクヘッドに接続された第3下流端部を含む第3流路と、を有するメイン流路と、
    開放および閉塞を切り替え可能な内部流路を有し、前記第2流路に設けられ、駆動時には前記インクヘッド側に向かって送液するポンプと、
    第1接続部および第2接続部を有するバイパス流路と、
    前記第1下流端部と前記第2上流端部と前記第1接続部とを接続する接続部材と、
    前記第2下流端部に接続された第1ポートと、前記第2接続部に接続された第2ポートと、前記第3上流端部に接続された第3ポートとを有し、前記第1ポートと前記第3ポートとを連通させる第1状態と、前記第1ポートと前記第2ポートとを連通させる第2状態とに切替可能な方向切替弁と、
    前記ポンプおよび前記方向切替弁に通信可能に接続され、前記ポンプおよび前記方向切替弁を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記ポンプを停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、前記方向切替弁を前記第2状態にするように設定されている、
    インク供給システム。
  7. 前記制御装置は、前記ポンプを停止状態から駆動させた後には、前記方向切替弁を前記第1状態にするように設定されている、
    請求項5または6に記載のインク供給システム。
  8. 前記制御装置は、前記ポンプを停止状態から駆動させる際および駆動状態から停止させる際には、前記ポンプの駆動または停止に先立って、前記方向切替弁を前記第2状態にするように設定されている、
    請求項5〜7のいずれか一つに記載のインク供給システム。
  9. 前記メイン流路は、可撓性を有するチューブで構成され、
    前記ポンプは、チューブポンプである、
    請求項5〜8のいずれか一つに記載のインク供給システム。
  10. 請求項5〜9のいずれか一つに記載のインク供給システムを備えた、
    インクジェットプリンタ。
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