JP7046858B2 - プリンタ - Google Patents
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このキャリッジに支持され、前記メディアへインクを吐出するインク吐出ユニットと、
前記メディアへ吐出される前記インクが充填されているインクカートリッジと、
このインクカートリッジから前記インク吐出ユニットまで接続される送液チューブと、
この送液チューブに設けられ、前記インクカートリッジから前記吐出ユニットへ前記インクを送るポンプと、
前記インクの流れる方向を基準として、前記送液チューブの前記ポンプよりも上流側に一端が接続されていると共に、前記送液チューブの前記ポンプよりも下流側に他端が接続され、前記キャリッジの位置に関わらず固定されているバイパス固定部を有するバイパス路と、
前記バイパス固定部上に設けられ、前記バイパス路内における前記インクの圧力が所定の圧力以上となった場合にのみ、前記下流側から前記上流側に向かって前記インクを戻すよう開放されるバルブと、を有することを特徴とするプリンタが提供される。
<実施例1>
メディアMeは、例えば、ロールに巻かれたロールメディアであり、メディアの材質としては、普通紙などの紙類であってもよく、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等の樹脂類であってもよく、アルミニウム材、鉄材等の金属類であってもよく、様々な材料で構成可能である。メディアMeは、搬送部11によって後方から前方に向かって送られる。
インク吐出ユニット15は、それぞれインクを吐出可能な吐出ユニット15C、15M、15Y、15Kを有する。
図1を参照する。インクカートリッジ16には、メディアMeへ吐出されるインクが充填されている。インクカートリッジ16は、シアンインクが充填されたシアンカートリッジ16Cと、マゼンダインクが充填されたマゼンダカートリッジ16Mと、イエローインクが充填されたイエローカートリッジ16Yと、ブラックインクが充填されたブラックカートリッジ16Kと、からなる。
図2を参照する。送液チューブ17は、キャリッジ14の位置に関わらず固定されている(変位しない)送液固定部17aと、キャリッジ14が変位することにより追従して変位する送液変位部17bと、を有している。
ポンプユニット20は、ダイヤフラム式のポンプ21と、このポンプ21のポンプハウジング21aに形成されポンプ21を避けてインクを流すことができるバイパス路22と、このバイパス路22上に設けられバイパス路22の他端22bにおけるインクの圧力が所定の圧力以上となった場合にのみ開放されるバルブ30と、を有する。
バイパス路22は、ポンプハウジング21aに一体的に形成されている。換言すると、バイパス路22は、ポンプ21に一体的に設けられている、ということができる。バイパス路22は、インクの流れる方向を基準として、ポンプ21よりも上流側に一端22aが接続されていると共に、ポンプ21よりも下流側に他端22bが接続されている。
バルブ30は、バイパス路22上に設けられている。つまり、バルブ30は、バイパス固定部22c上に設けられている。このバルブ30の弁箱31及び弁座32は、ポンプハウジング21aによって構成されている。バルブ30の弁体33は、ばね34によって弁座32に向かって付勢されている。バルブ30は、開閉に電力を要しない機械式のバルブである。
図1を参照する。制御部50は、処理部51、記憶部52及び通信部53を有する。処理部51、記憶部52及び通信部53は、例えばマイクロコンピュータ又はマイクロコントローラで構成される。処理部51、記憶部52及び通信部53は、例えばCPU(あるいはMPU又はMCU)、ROM、RAM、入出力インターフェースを含むことができる。例えば、ROMは、CPUに所定の動作を実行させるプログラムを記憶することができる。RAMは、CPUのワーク領域を形成することができる。なお、処理部51、記憶部52及び通信部53は、ASIC、FPGA等で構成されてもよい。
図3(A)を併せて参照する。図3(A)は、バイパス路22の他端22bにおけるインクの圧力P1が所定の圧力P0よりも小さい場合(P1<P0)における作用を説明する図である。バイパス路22の他端22bの圧力がP1であるとき、インク吐出ユニット15内の圧力もP1である。圧力がP1であるときには、インク吐出ユニット15に加わっている負荷が小さい。このため、バルブ30は、閉じている。つまり、バイパス路22には、インクが流れない。
レール13に支持されレール13上を移動可能に設けられたキャリッジ14と、
このキャリッジ14に支持され、メディアMeへインクを吐出するインク吐出ユニット15と、
メディアMeへ吐出されるインクが充填されているインクカートリッジ16と、
このインクカートリッジ16からインク吐出ユニット15まで接続される送液チューブ17と、
この送液チューブ17に設けられ、インクカートリッジ16からインク吐出ユニット15へインクを送るポンプ21と、
インクの流れる方向を基準として、送液チューブ17のポンプ21よりも上流側に一端22aが接続されていると共に、送液チューブ17のポンプ21よりも下流側に他端22bが接続され、キャリッジ14の位置に関わらず固定されているバイパス固定部22cを有するバイパス路22と、
バイパス固定部22c上に設けられ、バイパス路22内におけるインクの圧力が所定の圧力以上となった場合にのみ、下流側から上流側に向かってインクを戻すよう開放されるバルブ30と、を有する。
バルブ30の弁箱は、ポンプハウジング21aによって形成されている。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
11…搬送部
13…レール
14…キャリッジ
15…インク吐出ユニット
16…インクカートリッジ
17…送液チューブ
21…ポンプ
22、22A…バイパス路
22a、22aA…一端
22b、22bA…他端
22c、22cA…バイパス固定部
Me…メディア
Claims (5)
- レールに支持され前記レール上を移動可能に設けられたキャリッジと、
このキャリッジに支持され、インクを吐出するインク吐出ユニットと、
前記インク吐出ユニットから吐出される前記インクが充填されているインクカートリッジと、
このインクカートリッジから前記インク吐出ユニットまで接続される送液チューブと、
この送液チューブに設けられ、前記インクカートリッジから前記インク吐出ユニットへ前記インクを送るポンプと、
前記インクの流れる方向を基準として、前記送液チューブの前記ポンプよりも上流側に一端が接続されていると共に、前記送液チューブの前記ポンプよりも下流側に他端が接続され、前記キャリッジの位置に関わらず固定されているバイパス固定部を有するバイパス路と、
前記バイパス固定部上に設けられ、前記バイパス路内における前記インクの圧力が所定の圧力以上となった場合にのみ、前記下流側から前記上流側に向かって前記インクを戻すよう開放されるバルブと、を有し、
前記バイパス路の他端は、前記インク吐出ユニットに接続されていることを特徴とするプリンタ。 - 前記バイパス路及び前記バルブは、前記ポンプに一体的に設けられていることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
- 前記バイパス路は、前記ポンプのポンプハウジングに一体的に形成され、
前記バルブの弁箱は、前記ポンプハウジングによって形成されていることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。 - 前記バイパス路は、前記バイパス固定部のみからなることを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
- 前記バルブは、開閉に電力を要しない機械式のバルブであることを特徴とする請求項1~請求項4いずれか1項記載のプリンタ。
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JP2019033970A JP7046858B2 (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | プリンタ |
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JP2019033970A JP7046858B2 (ja) | 2019-02-27 | 2019-02-27 | プリンタ |
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