JP6684307B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器に関し、詳しくは、飲料等を携帯するのに好適な容器に関する。
下記特許文献1には、例えば、飲料等を収容する容器として、略円筒状の開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉じるための栓とを含むものが記載されている。この栓は、容器本体に対して螺着脱可能に結合される栓本体と、栓本体に着脱可能な中栓(シール部材)とを含む。したがって、特許文献1の容器は、前記容器本体、前記栓本体及び前記中栓を互いに分解し、洗浄等のお手入れができる。
特開2015−223207号公報
しかしながら、特許文献1に記載された栓の構造は、栓本体と中栓とを分解する際に、ユーザーが、一方の手で栓本体の外周面に設けられた操作部を押し込みながら、他方の手で中栓を回転させる必要があった。したがって、特許文献1の容器は、栓の分解作業が煩雑であり、分解作業性について、更なる改善が求められていた。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、栓の分解作業を容易に行い得る容器を提供することを主たる目的としている。
本発明は、略円筒状の開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉じるための栓とを含む容器であって、前記栓は、前記容器本体に対して第1方向まわりに回転させて前記開口部に螺着脱可能な栓本体と、前記容器本体に対して気密に接触可能な中栓と、前記栓本体と前記中栓との取付け状態を保持するためのロック装置とを含み、前記中栓は、前記栓本体との前記第1方向まわりの相対回転により、前記取付け状態及び取外し状態が確立され、前記ロック装置は、前記取付け状態において、前記中栓の前記相対回転を拘束する一方、前記第1方向に直交する第2方向への前記中栓の移動により前記相対回転を許容することを特徴とする。
このような容器は、中栓を栓本体に対して第2方向に移動させることで両者の拘束を解除することができる。このため、中栓は、ユーザーが中栓を第2方向に移動させた動作の流れのまま、栓本体に対して相対回転させる操作を行うことで、栓本体から簡単に取り外される。したがって、ユーザーは、一方の手で栓本体を保持しつつ、他方の手で中栓に対する一連の操作を行うのみで、栓を容易に分解することができる。また、この容器は、栓本体の外周面に操作部等を設ける必要がなく、栓本体の外周面の構造の簡素化や円周方向に連続する一体感のあるデザインを提供できる。
本発明の容器において、前記中栓は、前記第1方向において、第1端側と、その反対側の第2端側とを含み、前記第1端側は、前記栓本体に取り付けられる取付部が設けられ、前記第2端側は、前記中栓の前記相対回転及び前記第2方向への移動を行うための操作部が設けられるのが望ましい。
このような容器は、取付部と操作部とが共に中栓に一体的に設けられているので、操作部の操作を、取付部と栓本体との取付け作業又は取外し作業に直接的な操作とすることができる。また、操作部は、取付部に対して、第1方向の反対側に設けられているので、操作部を把持した状態での取付け作業又は取外し作業が容易である。したがって、この容器は、栓の分解作業性をより向上させることができる。さらに、この容器は、取付部と操作部とを連携するための他の部材が不要であるので、その構造を簡素化することができ、また、その製造コストを低減することができる。
本発明の容器において、前記第2端側は、環状のパッキンが装着され、前記操作部は、前記パッキンが囲む空間内に配されたつまみ部を有するのが望ましい。
このような容器は、ユーザーが栓を容器本体から取り外した状態で栓の内側を見た際に、操作部が容易に視認可能な位置に配されているので、ユーザーが操作部を発見することが容易である。また、この操作部は、特定の形状を有するつまみ部であるので、ユーザーが操作部の機能を直感的に理解することができる。また、ユーザーは、つまみ部を指で挟んで操作することができるので、その操作性が良好である。したがって、栓の分解作業性は、より向上され得る。
本発明の容器において、前記中栓は、前記容器本体に対して気密に接触可能なパッキンが装着されたシール部を有し、前記取付部は、前記シール部と前記栓本体との間に配され、前記シール部は、前記取付部と一体に回転するとともに、前記取付部に対して前記第2方向に移動自在であるのが望ましい。
このような容器は、取付部が栓本体に対して第2方向及び回転方向に拘束された状態で、シール部を第2方向に移動させることができる。したがって、この容器は、簡単な構造で中栓を第2方向に移動させることができるので、その製造コストを低減することができる。
本発明の容器において、前記ロック装置は、前記栓本体に設けられ、かつ、前記取付部と当接して前記取付部の回転を拘束する係合部を含み、前記シール部は、前記第2方向の移動により、前記係合部を前記取付部から離間させるカム部を含むのが望ましい。
このような容器は、ロック装置の係合部により、取付部の回転を確実に拘束することができる。また、この容器は、シール部のカム部により、ロック装置の係合部による拘束を確実に解除することができ、栓の分解作業性をより向上させ得る。
本発明の容器は、中栓を栓本体に対して第2方向に移動させることで両者の拘束を解除することができる。したがって、本発明の容器は、栓の分解作業が中栓の操作のみで行うことができるので、栓の分解作業が容易に行える。
本発明の容器の一実施形態を示す斜視図である。 栓の斜視図である。 分解した栓の斜視図である。 栓の断面図である。 栓本体の部分断面斜視図である。 中栓の分解斜視図である。 栓の平面図である。 栓本体と中栓との取外し位置での栓の断面図である。 栓本体と中栓との取付け状態の栓の断面図である。 栓本体と中栓との相対回転が許容された栓の断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき詳細に説明される。
<容器の全体構造>
図1は、本実施形態の容器1を示す斜視図である。図1に示されるように、本実施形態の容器1は、開口部4を有する容器本体2と、開口部4を閉じるための栓3とを含む。本実施形態の容器本体2及び栓3は、それぞれ、略円筒状に形成されている。
<容器本体>
容器本体2は、例えば、飲食物、とりわけ飲料を収容するのに適する。本実施形態の容器本体2は、ステンレス等の金属製の内びんと外びんとの間を真空状態にした真空二重構造を有する。このような容器本体2は、保温性及び保冷性に優れる。他の態様では、容器本体2は、例えば、一重構造や、電気的に保温又は保冷する構造が採用されてもよい。
容器本体2の開口部4は、略円筒状に形成される。本実施形態の開口部4の周縁は、容器本体2と同一のステンレス等の金属部材から形成されている。これにより、ユーザーが容器本体2から直飲みする際の耐腐食性を向上させる。他の態様では、開口部4の周縁は、例えば、樹脂部材によって被覆されていてもよい。
本実施形態の開口部4は、略円筒状の外周面に、栓3をねじ結合するためのねじ部4aを有する。このような開口部4は、栓3との螺着脱が容易であり、また、栓3との結合性が高く、容器本体2と栓3とを強固に固着することができる。
<栓>
図2は、栓3の斜視図であり、図3は、栓本体5と中栓6とを分解した栓3の斜視図である。図2及び図3は、ユーザーが容器本体2(図1に示す)から栓3を取り外した状態で栓3の内部を見た際のユーザーの視点であって、図1の下方から見た斜視図である。図2及び図3に示されるように、本実施形態の栓3は、容器本体2に対して第1方向aまわりに回転させて開口部4(図1に示す)に螺着脱可能な栓本体5と、容器本体2に対して気密に接触可能な中栓6とを含む。ここで、第1方向aとは、略円筒状の栓3の軸方向であり、図2及び図3の上下方向である。
栓3は、栓本体5と中栓6とが互いに組み合わされた取付け状態(図2)と、個別に分解された取外し状態(図3)とをとり得る。容器本体2に栓3が装着された容器1の使用状態では、栓3は、前記取付け状態とされる。一方、栓3の洗浄やお手入れをする際には、栓3は、前記取外し状態とされる。本実施形態の中栓6は、栓本体5との第1方向aまわりの相対回転により、取付け状態及び取外し状態が確立される。
図4は、栓3の断面図である。図4は、後で述べる図7のA−A線の断面図である。図4に示されるように、本実施形態の栓3は、栓本体5と中栓6との取付け状態を保持するためのロック装置8を含んでいる。ロック装置8は、取付け状態において、中栓6の相対回転を拘束する一方、中栓6の第2方向bへの移動により、中栓6の相対回転を許容する機能を提供するように構成されている。ここで、第2方向bとは、第1方向aに直交する方向であり、図4の左右方向である。ロック装置8の具体的構造の詳細は後で述べるが、上述の機能を提供できるものであれば、種々の構造が採用され得るのは言うまでもない。ここで、中栓6の第2方向bへの移動とは、中栓6の少なくとも一部が、栓本体5に対して第2方向bに移動することを意味する。
以上のように構成された栓3は、中栓6を栓本体5に対して第2方向bに移動させると、ロック装置8により、中栓6及び栓本体5の拘束が解除される。すなわち、中栓6を栓本体5に対して第2方向bに移動させた栓3は、栓本体5に対して中栓6の相対回転が許容される。その後、ユーザーが中栓6を第2方向bに移動させた動作の流れのまま、中栓6を栓本体5に対して相対回転させる一連の操作により、中栓6を栓本体5から簡単に取り外すことができる。
したがって、本実施形態では、ユーザーが、一方の手で栓本体5を保持しつつ、他方の手で中栓6に対する一連の操作を行うのみで、栓3を容易に分解することができる。また、上述の構成によれば、特許文献1のように、栓本体5の外周面に操作部等を別途設ける必要がないので、栓本体5の外周面の構造の簡素化や円周方向に連続する一体感のあるデザインを提供できる。
次に、栓本体5、中栓6及びロック装置8の好ましい具体的構造の一例について説明される。
<栓本体>
図5は、栓本体5の部分断面斜視図である。図4及び図5に示されるように、本実施形態の栓本体5は、略円筒状の環状部9と、環状部9の第1方向aの一端を閉じる天面部10とを含む。本実施形態の栓本体5は、環状部9の第1方向aの他端が開口している。栓本体5は、例えば、硬質の樹脂により形成されている。なお、以下の説明において、第1方向aに関し、天面部10側(図5の下方)を栓本体5の上部、その反対側(図5の上方)を下部という場合がある。
環状部9は、内周面と外周面とを含む。環状部9の内周面は、容器本体2と栓3との結合時、容器本体2の開口部4(図1に示す)の外周側に位置する。本実施形態の環状部9の内周面は、ねじ部9aと、突条部9bとを有する。
ねじ部9aは、容器本体2の開口部4のねじ部4a(図1に示す)にねじ結合可能に構成されている。したがって、環状部9のねじ部9aを、容器本体2のねじ部4aにねじ結合することにより、栓本体5は、簡単かつ強固に容器本体2に固着される。
突条部9bは、環状部9の内周側に突出する複数のフランジ片からなる。本実施形態の突条部9bは、ねじ部9aよりも上部側に配されている。図4に示されるように、取付け状態では、突条部9bは、中栓6の一部と当接し、中栓6の下部方向への移動を拘束することができる。なお、取付け状態において、中栓6の上部方向への移動は、天面部10により拘束されている。
図2に示されるように、栓本体5は、中栓6の取付け作業時の位置決めの目安となるマーク5aを有する。詳細は後で述べるが、栓3は、栓本体5へ中栓6を相対回転にて取り付ける際、両者を予め特定の相対回転位置に合わせておくと、無駄なく相対回転(ねじ込み)が開始できる。
本実施形態では、中栓6の後で述べる突出部12c(図3に示す)をマーク5aに合わせることで、両者の位置合わせが簡単に行える。このような操作を考慮して、マーク5aは、栓本体5を下部側から見たときに、ユーザーが視認可能な位置に形成されている。本実施形態では、マーク5aは、環状部9の下部側の端面に形成されている。マーク5aは、環状部9の特定の周方向位置を明示するものであれば、あらゆる形状が採用できる。本実施形態のマーク5aは、略三角形状である。
<中栓>
図6は、中栓6の分解斜視図である。図4及び図6に示されるように、本実施形態の中栓6は、パッキン7が装着されたシール部11と、栓本体5に取り付けられる取付部12とを含む。中栓6は、第1方向aにおいて、第1端6a側と、その反対側の第2端6b側とを含む。第1端6aは、中栓6が栓本体5に取り付けられた取付け状態において、栓本体5の上部側の端部である。一方、第2端6bは、取付け状態において、栓本体5の下部側の端部である。本実施形態では、第1端6a側は、取付部12が設けられる。第2端6b側は、環状のパッキン7が装着されている。
パッキン7は、例えば、ゴム又はエラストマー等の弾性体からなる。パッキン7は、シール部11に装着される溝部7aと、容器本体2の内周面(図1に示す)に接触するための接触部7bとを含む。容器本体2と栓3とが固着されたときに、パッキン7の接触部7bは、容器本体2の内周面と気密に接触して弾性変形し、容器本体2内の飲食物の漏れを抑制する。
シール部11は、全体として、有底の筒状形状を有する。本実施形態のシール部11は、筒状形状の内周側に設けられたカム部11aと、筒状形状の外周側に設けられたパッキン装着部11b及び取付支持部11cとを含む。シール部11は、例えば、硬質の樹脂で形成されている。
本実施形態のカム部11aは、中栓6の第2方向bの移動により、ロック装置8に当接する。これにより、ロック装置8による栓本体5と中栓6との相対回転の拘束が解除される。カム部11aは、取付け状態において、ロック装置8に対向する位置で、第1方向aに延びる平面形状である。このようなカム部11aは、平面形状によりロック装置8に対して安定して当接するので、上述の相対回転の拘束を、確実に解除することができる。
パッキン装着部11bは、筒状形状のまわりに連続して延びるフランジ状に形成される。本実施形態のパッキン装着部11bは、パッキン7の弾性変形を利用して、パッキン7の溝部7aが装着される。このようなパッキン装着部11bは、装着されたパッキン7に剛性を付与し、パッキン7を容器本体2の内周面に均等に接触させることができる。
取付支持部11cは、取付部12を支持可能な凹形状に構成される。取付支持部11cは、第2方向bに延びる直線部11dを含む。本実施形態のシール部11は、この直線部11dにより、取付部12と一体に回転するとともに、取付部12に対して第2方向bに移動自在である。このようなシール部11は、簡単な構造で、第2方向bの移動を可能にしており、容器1の製造コストを低減することができる。
図7は、栓3の平面図である。図7は、栓本体5の下部側から見た状態であって、図4の上方から見た平面図である。図4及び図7に示されるように、本実施形態の取付部12は、シール部11と栓本体5との間に配される。取付部12の最大外形は、栓本体5の環状部9の内径よりもやや小さい。このような取付部12は、栓本体5に組み合わされたとき、取付部12の栓本体5に対する第2方向bの移動が抑制され、第1方向aまわりの回転が許容され得る。
図3、図4、図6及び図7に示されるように、取付部12は、全体として、略環状に形成される。本実施形態の取付部12は、取付本体部12a、複数のフランジ部12b及び1つの突出部12cを有する。取付部12は、例えば、硬質の樹脂で形成されている。取付部12は、取付部12の弾性変形により、シール部11の取付支持部11cに組み付けられる。本実施形態では、取付部12は、加熱されることで、弾性変形が許容され得る。他の態様では、取付部12は、例えば、2つ以上の部品を組み合わせることで、取付支持部11cに組み付けられてもよい。
取付本体部12aは、第1方向aまわりに連続して延びる略環状構造を有する。取付本体部12aは、第2方向bに延びる直線部12dを含む。本実施形態の取付本体部12aは、この直線部12dとシール部11の直線部11dとにより、シール部11の第2方向bの移動を許容するとともに、シール部11と一体に回転させることができる。
フランジ部12bは、取付本体部12aから第2方向bの外側へ向けて突出した板状である。本実施形態のフランジ部12bは、中栓6の相対回転により、栓本体5に設けられた突条部9bと係合し、中栓6の第1方向aの移動が拘束される。このような取付部12は、簡単な構造で、栓本体5と中栓6との取付け状態を確立することができる。
突出部12cは、取付本体部12aから第2方向bの外側へ向けて突出した略三角形状である。本実施形態の突出部12cは、栓本体5と中栓6との取付け作業の目安となる。突出部12cは、フランジ部12bと同様、中栓6の相対回転により、栓本体5に設けられた突条部9bと係合し、中栓6の第1方向aの移動を拘束する。
図6に示されるように、本実施形態の取付部12は、さらに、取付け状態でロック装置8(図5に示す)と係合する係合突部12e及び係合面12fを有する。
係合突部12eは、取付本体部12aから第2方向bの内側へ向けて突出した略三角形状である。係合突部12eは、栓本体5と中栓6との取付け方向の相対回転により、ロック装置8を押圧しながら回転を許容する斜面12gを有する。本実施形態の係合突部12eは、取付け状態において、ロック装置8と係合して取外し方向の回転を拘束する拘束面12hを有する。このような係合突部12eは、栓本体5と中栓6との取付け方向の相対回転を許容し、取付け状態では、取外し方向の相対回転を確実に拘束することができる。
係合面12fは、第1方向aに延びる平面形状である。本実施形態の係合面12fは、取付け状態において、ロック装置8と係合して取付け方向の回転を拘束している。このような取付部12は、取付け状態において、フランジ部12bにより、取付部12の栓本体5に対する第1方向aの移動が拘束され、係合突部12e及び係合面12fにより、取付部12の栓本体5に対する相対回転が拘束される。このため、栓3は、栓本体5と中栓6との取付け状態を確実に保持することができる。
図2、図4及び図7に示されるように、本実施形態の中栓6は、中栓6の相対回転及び第2方向bへの移動を行うための操作部13が設けられる。操作部13は、中栓6の第2端6b側に設けられている。このような中栓6は、取付部12と操作部13とが共に中栓6に一体的に設けられているので、操作部13の操作を、取付部12と栓本体5との取付け作業又は取外し作業に直接的な操作とすることができる。また、操作部13は、取付部12に対して、第1方向aの反対側に設けられているので、操作部13を把持した状態での取付け作業又は取外し作業が容易である。さらに、本実施形態の栓3は、特許文献1のような取付部12と操作部13とを連携するための他の部材が不要であるので、その構造を簡素化することができ、また、その製造コストを低減することができる。
本実施形態の操作部13は、パッキン7が囲む空間内に配されたつまみ部13Aを有する。つまみ部13Aは、第2方向bのうち、中栓6の移動方向に直交する方向に延びる板状である。このような操作部13は、ユーザーが栓3を容器本体2(図1に示す)から取り外した状態で栓3の内側を見た際に、容易に視認可能な位置に配されているので、ユーザーが操作部13を発見することが容易である。また、本実施形態の操作部13は、特定の形状を有するつまみ部13Aであるので、ユーザーが操作部13の機能を直感的に理解することができる。また、ユーザーは、つまみ部13Aを指で挟んで操作することができるので、その操作性が良好である。
操作部13は、つまみ部13Aのまわりに、操作方向を指示する表示部(図示省略)を有するのが望ましい。表示部は、例えば、中栓6の移動方向が、矢印で表記される。このような表示部は、ユーザーの理解を助け、栓3の分解作業性をより向上させ得る。
<ロック装置>
図5に示されるように、本実施形態のロック装置8は、栓本体5の天面部10に設けられる。ロック装置8は、ロック装置本体8Aと、ロック装置本体8Aから第2方向bの外側へ向けて突出し、かつ、中栓6の取付部12(図3に示す)と当接して取付部12の回転を拘束する係合部14とを含む。係合部14は、取付部12の取外し方向への回転を拘束する第1係合部15と、取付け方向への回転を拘束する第2係合部16とを含む。
第1係合部15は、弾性部材(図示省略)により、ロック装置本体8Aから第2方向bの外側へ向けて付勢される。第1係合部15は、第1拘束部15aと第1許容部15bとが第1方向aに積み重ねられた2段構造である。本実施形態の第1拘束部15aは、第1許容部15bよりも、第2方向bの外側にまで延びている。
本実施形態の第1拘束部15aは、取付け状態において、取付部12の係合突部12e(図3に示す)と当接して取付部12の回転を拘束する。第1許容部15bは、シール部11のカム部11a(図3に示す)の第2方向bの移動により、第1係合部15を取付部12から離間させることができる。このような第1係合部15は、1つの部材で2つの機能を有しているので、ロック装置8の部品点数を低減することができる。
第2係合部16は、弾性部材(図示省略)により、ロック装置本体8Aから第2方向bの外側へ向けて付勢される。第2係合部16は、第2拘束部16aと第2許容部16bとが第2方向bに離間して並べられた一体構造である。第2拘束部16aと第2許容部16bとの間には、中栓6の取付部12(図3に示す)が挿入される。本実施形態の第2許容部16bは、第2係合部16の第2方向bの最も外側に位置している。
本実施形態の第2拘束部16aは、取付け状態において、取付部12の係合面12f(図6に示す)と当接して取付部12の回転を拘束する。第2許容部16bは、中栓6を取り外したときに栓本体5が容器本体2(図1に示す)に結合されるのを阻止する。このような第2係合部16は、1つの部材で2つの機能を有しているので、ロック装置8の部品点数を低減することができる。
次に、図1〜図7を参酌しつつ、栓本体5と中栓6との取付け作業及び取外し作業を説明する。
<栓本体と中栓との取付け作業>
図8は、図4のB−B線の断面図であって、栓本体5と中栓6との取外し位置での断面図である。図8に示されるように、本実施形態の栓本体5と中栓6との取付け作業は、まず、栓本体5と中栓6とが取外し位置で組み合わされる。取外し位置は、中栓6の突出部12cと栓本体5のマーク5aとを回転方向で合わせることにより判断できる。
本実施形態の中栓6は、取外し位置において、フランジ部12bが、栓本体5の突条部9bに対して第1方向aについて重ならない位置に配される。このため、取外し位置の中栓6は、栓本体5に対して、第1方向aに移動自在である。したがって、中栓6は、突出部12cと栓本体5のマーク5aとを回転方向で合わせた状態で、第1方向aに移動させることで、栓本体5の取外し位置に組み合わされる。
ロック装置8は、取外し位置において、中栓6のシール部11及び取付部12に非接触である。これにより、ロック装置8の第1係合部15及び第2係合部16は、取外し位置において、それぞれ、第2方向bの最も外側に位置している。このため、取外し位置の第2係合部16の第2許容部16bは、容器本体2に栓3を装着する際に、容器本体2の開口部4と干渉する位置となることから、中栓6が取外し位置の状態で、容器本体2と栓3とが装着されるおそれをなくすことができる。
図9は、図4のB−B線の断面図であって、栓本体5と中栓6との取付け状態の断面図である。図9に示されるように、本実施形態の栓本体5と中栓6との取付け作業は、次に、中栓6を栓本体5に対して、取外し位置から第1回転方向r1に回転させることで、取付け状態が確立される。この取付け状態は、例えば、栓本体5を中栓6に対して、取外し位置から第2回転方向r2に回転させることでも確立することができる。ここで、中栓6の第1回転方向r1の回転、及び、栓本体5の第2回転方向r2の回転は、それぞれ、取付け方向の相対回転に相当する。
本実施形態の取付部12は、栓本体5と中栓6との取付け方向の相対回転において、係合突部12eの斜面12gが、第1係合部15の第1拘束部15aを押圧して、第1係合部15を押し込んでいる。このため、栓本体5と中栓6との取付け方向の相対回転は、取外し位置から取付け状態までの範囲で、自在に行うことができる。
本実施形態の中栓6は、取付け状態において、フランジ部12bが、栓本体5の突条部9bに対して第1方向aについて重なる位置に配される。このため、取付け状態の中栓6は、栓本体5に対して、第1方向aの移動が拘束される。
ロック装置8は、取付け状態において、第1係合部15及び第2係合部16が中栓6の取付部12に当接して、中栓6の回転を拘束する。このとき、第1係合部15の第1拘束部15aは、取付部12の係合突部12eの拘束面12hと当接して、中栓6の第2回転方向r2の回転を拘束している。また、第2係合部16の第2拘束部16aは、取付部12の係合面12fと当接して、中栓6の第1回転方向r1の回転を拘束している。
したがって、中栓6は、栓本体5に対して、第1方向aの移動と第1方向aまわりの回転とが拘束されるので、栓本体5との取付け状態が確実に保持され得る。このような中栓6は、容器本体2と栓3とがねじ結合されるとき、容器本体2の内周面に接触するパッキン7を介して回転方向の力が作用したとしても、栓本体5から外れるおそれがない。
ロック装置8は、取付け状態において、第2係合部16の第2拘束部16aが取付部12に押し込まれて、第2方向bの内側に移動している。このため、取付け状態の第2係合部16の第2許容部16bは、容器本体2と栓3とがねじ結合されるとき、容器本体2の開口部4と干渉することなく、当該ねじ結合を許容する。
<栓本体と中栓との取外し作業>
図10は、図4のB−B線の断面図であって、栓本体5と中栓6との相対回転が許容された断面図である。図10に示されるように、本実施形態の栓本体5と中栓6との取外し作業は、まず、中栓6が、栓本体5に対して、第2方向bに移動される。この第2方向bの移動は、シール部11の直線部11d及び取付部12の直線部12dに沿った方向に行われる。中栓6の移動は、好ましくは、ユーザーが操作部13のつまみ部13Aを第2方向bへ移動させることによって行われる。
このとき、中栓6のシール部11のカム部11aは、ロック装置8の第1係合部15の第1許容部15bを押圧して、第1係合部15を押し込んでいる。このため、取付部12の係合突部12eと第1係合部15の第1拘束部15aとは、第2方向bにおいて、離間した状態となる。したがって、栓本体5と中栓6とは、取付部12と第1係合部15との拘束が解除され、取外し方向の相対回転が許容される。
本実施形態の栓本体5と中栓6との取外し作業は、次に、中栓6を第2方向bに移動させた状態で、取外し位置まで中栓6を栓本体5に対して第2回転方向r2に回転される。この取外し作業は、例えば、中栓6を第2方向bに移動させた状態で、取外し位置まで栓本体5を中栓6に対して第1回転方向r1に回転させることでも行うことができる。ここで、中栓6の第2回転方向r2の回転、及び、栓本体5の第1回転方向r1の回転は、それぞれ、取外し方向の相対回転に相当する。なお、中栓6は、取外し位置において、第1方向aの移動が自在である。
してみれば、本実施形態の栓3は、中栓6を栓本体5に対して第2方向bに移動させることで、栓本体5と中栓6との拘束を解除することができる。このため、中栓6は、ユーザーが中栓6を第2方向bに移動させた動作の流れのまま、栓本体5に対して相対回転させる操作を行うことで、栓本体5から簡単に取り外される。したがって、ユーザーは、一方の手で栓本体5を保持しつつ、他方の手で中栓6に対する一連の操作を行うのみで、栓3を容易に分解することができる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
以下、本発明の他の実施形態に関して説明される。
(1)上述の容器本体2及び栓3は、略円筒状であったが、容器本体2及び栓3は、例えば、多面体形状、部分的に平面部を有する形状又は凹部を有する形状であってもよい。このような容器1は、回転方向の操作性が良好であるので、容器本体2と栓3とのねじ結合が容易に行われ得る。なお、栓3が略円筒状でない場合の第1方向aは、上述の実施形態に準じて適宜規定され得る。
(2)上述の容器本体2と栓3とは、ねじ結合されていたが、容器本体2を気密状態に保持できるものであれば、例えば、弾性変形による弾性結合、留め具による結合、内部減圧による結合等であってもよい。このような容器1は、栓3や開口部4、パッキン7の形状を自由に選択することができる。なお、栓3が略円筒状でない場合の第1方向aは、上述の実施形態に準じて適宜規定され得る。
(3)上述の中栓6は、パッキン7が装着されていたが、中栓6は、例えば、パッキン7の機能を有する部位を含んでいてもよい。この場合、パッキン7の装着は、省略され得る。中栓6は、例えば、シール部11を軟質の樹脂や薄い金属板により構成することで、パッキン7の機能を有することができる。
(4)上述のパッキン7は、中栓6に装着されていたが、パッキン7は、例えば、容器本体2の開口部4に装着されてもよい。
(5)上述のロック装置8は、栓本体5に設けられていたが、ロック装置8は、例えば、中栓6に設けられていてもよい。この場合、ロック装置8の第1拘束部15aと第1許容部15bとは、互いに第2方向bの反対側に設けられるのが望ましい。このような栓3は、栓本体5の構造を単純化できるので、栓本体5の洗浄等のお手入れがより容易になり得る。
1 容器
2 容器本体
3 栓
4 開口部
5 栓本体
6 中栓
8 ロック装置

Claims (5)

  1. 略円筒状の開口部を有する容器本体と、前記開口部を閉じるための栓とを含む容器であって、
    前記栓は、前記容器本体に対して第1方向まわりに回転させて前記開口部に螺着脱可能な栓本体と、前記容器本体に対して気密に接触可能な中栓と、前記栓本体と前記中栓との取付け状態を保持するためのロック装置とを含み、
    前記中栓は、前記栓本体との前記第1方向まわりの相対回転により、前記取付け状態及び取外し状態が確立され、
    前記ロック装置は、前記取付け状態において、前記中栓の前記相対回転を拘束する一方、前記第1方向に直交する第2方向への前記中栓の移動により前記相対回転を許容する、
    容器。
  2. 前記中栓は、前記第1方向において、第1端側と、その反対側の第2端側とを含み、
    前記第1端側は、前記栓本体に取り付けられる取付部が設けられ、
    前記第2端側は、前記中栓の前記相対回転及び前記第2方向への移動を行うための操作部が設けられる、請求項1に記載の容器。
  3. 前記第2端側は、環状のパッキンが装着され、
    前記操作部は、前記パッキンが囲む空間内に配されたつまみ部を有する、請求項2に記載の容器。
  4. 前記中栓は、前記容器本体に対して気密に接触可能なパッキンが装着されたシール部を有し、
    前記取付部は、前記シール部と前記栓本体との間に配され、
    前記シール部は、前記取付部と一体に回転するとともに、前記取付部に対して前記第2方向に移動自在である、請求項2又は3に記載の容器。
  5. 前記ロック装置は、前記栓本体に設けられ、かつ、前記取付部と当接して前記取付部の回転を拘束する係合部を含み、
    前記シール部は、前記第2方向の移動により、前記係合部を前記取付部から離間させるカム部を含む、請求項4に記載の容器。
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