JP6684023B2 - ヒューマンマシンインタフェース機器 - Google Patents

ヒューマンマシンインタフェース機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6684023B2
JP6684023B2 JP2016117163A JP2016117163A JP6684023B2 JP 6684023 B2 JP6684023 B2 JP 6684023B2 JP 2016117163 A JP2016117163 A JP 2016117163A JP 2016117163 A JP2016117163 A JP 2016117163A JP 6684023 B2 JP6684023 B2 JP 6684023B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
selection
display
hard switch
displayed
machine interface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016117163A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017223465A (ja
Inventor
大祐 小山田
大祐 小山田
悟 赤坂
悟 赤坂
雅裕 白石
雅裕 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016117163A priority Critical patent/JP6684023B2/ja
Priority to PCT/JP2017/014852 priority patent/WO2017217094A1/ja
Priority to EP17813000.1A priority patent/EP3471108B1/en
Priority to KR1020187034984A priority patent/KR102122606B1/ko
Priority to CN201780032388.5A priority patent/CN109313946B/zh
Publication of JP2017223465A publication Critical patent/JP2017223465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6684023B2 publication Critical patent/JP6684023B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21DNUCLEAR POWER PLANT
    • G21D3/00Control of nuclear power plant
    • G21D3/001Computer implemented control
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/04Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers
    • G05B19/042Programme control other than numerical control, i.e. in sequence controllers or logic controllers using digital processors
    • G05B19/0423Input/output
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B23/00Testing or monitoring of control systems or parts thereof
    • G05B23/02Electric testing or monitoring
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21DNUCLEAR POWER PLANT
    • G21D3/00Control of nuclear power plant
    • G21D3/008Man-machine interface, e.g. control room layout

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、原子力プラントの安全保護系に適用されるヒューマンマシンインタフェース機器に関するものである。
近年、プラント等の計装制御システムはデジタル化が進んでいる。運転員の操作コンソールについても、ワークステーションや操作機能付きのディスプレイ等を使用したソフトウェアベースの監視・操作コンソールが主流である。従来操作コンソールに配置していた多くの操作用スイッチやアナログの指示器・計器類に関しても、ディスプレイ上にデジタル表示されるようになった。これにより、適切な人間工学的設計とデジタル装置の故障評価に基づく適切なシステム設計により情報が集約され、運転員の負荷が軽減される。
上述したように、従来のヒューマンマシンインタフェースに使用されている機器には、一般的にワークステーションや操作機能付きのディスプレイ等の民生品が多く含まれている。これら民生品は、厳しい市場競争を勝ち抜くために、一般消費者の多様なニーズにタイムリーに応えることが重要であり、以下のような共通的な特徴を持っている。
第1の特徴は、スピード重視の開発であり、不具合等はアップグレードで対応することである。このアップグレードにおいては、Web経由でのソフトウェアの更新・修正などが行われることが多い。第2の特徴は、組み込みソフトウェアの使用による多機能化と機能の複雑化である。例えば、ソフトウェアによるディスプレイのタッチオペレーションなどが挙げられる。第3の特徴は、知的財産の厳密な管理による技術ノウハウのブラックボックス化である。
しかしながら一方で、プラントの事故時に公衆への影響が大きい原子力発電所のような施設に対しては、安全に対する規制がこれまで以上に厳しくなっているという現状もある。これに対応するため、原子力プラントの安全保護系に適用する装置には、民生品とは異なる特徴が求められる。
例えば特許文献1に記載された原子力プラントの安全系操作装置の発明では、系統図を表示するディスプレイと操作器を表示するディスプレイを別のディスプレイにして安全系ディスプレイ上に表示している系統図から個別の安全系プラント機器を選択したときに、対応する操作器をすでに表示している系統図とは別の場所に表示し、この系統図をそのまま表示させておくという発明が記載されている。
IEC規格(IEC61513)は、原子力プラントの安全上重要な役割を果たす計装制御装置に関わる。このIEC規格では、原子力発電所の計装制御システムの持つ機能に応じて、安全上の見地からそれらの重要度(クラス1〜3)が定められている。特に、最上位の重要度として分類されるクラス1(安全保護系)に該当するデジタル計装制御装置については、最も厳密な開発/設計プロセスやトレーサビリティ確保が求められる。各国の規制判断によっては、民生品の技術をベースとした原子力プラントの安全保護系に適用するヒューマンマシンインタフェース機器も、厳密な規格準拠が求められるケースがある。厳密な規格準拠とは、例えば、機能安全規格IEC61508のSIL要件相当の設計や、ソフトウェアの開発/設計プロセスの開示、および第三者による厳密な審査等をいう。
特許第5185864号公報
以上より、原子力プラントの安全保護系に適用するヒューマンマシンインタフェース機器に求められる主要な要求事項は、厳密な開発/設計プロセス管理、機能の単純性、第三者への説明性の三点である。厳密な開発/設計プロセス管理とは、検証と妥当性の確認や、トレーサビリティ確保や、設計変更管理等のことをいう。機能の単純性とは、共通要因故障を含む設計の複雑さに起因する不具合要因を、できるだけ排除することをいう。第三者への説明性とは、使用される機器に対する全ての設計情報をホワイトボックス化することをいう。設計情報とは、開発プロセス、内部プログラムのソースコード、試験報告書等をいう。
ここに挙げた三点の要求事項は、民生品の特徴とは全く相反する。しかし、要求事項を満足させるために、多くの操作用スイッチやアナログの指示器・計器類を配置した前時代的な操作コンソールに戻すことは、スペースの増大を招き、ひいては運転員の監視・操作負荷の増大につながる。
そこで、本発明は、原子力プラントの安全保護系に対して求められる各要求事項を満足し、かつ、運転員の監視・操作負荷を抑制するヒューマンマシンインタフェース機器を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明のヒューマンマシンインタフェース機器は、原子力プラントの安全保護系に適用されるロジックコントローラ(1)と、ハードスイッチ(38)を備えた表示装置(3)と、前記ロジックコントローラ(1)からの表示情報を画素に展開して前記表示装置(3)に出力するディスプレイコントローラ(2)と、を備える。前記表示装置(3)は、表示部(31)と、前記原子力プラントを構成する計装制御システムの各機器の選択に使用される機器選択用ハードスイッチ群(33)と、前記機器選択用ハードスイッチ群(33)により選択された機器の決定に使用される機器決定用ハードスイッチ(34)と、前記表示部(31)のいずれかの辺に沿って設けられ、前記機器決定用ハードスイッチ(34)により決定された機器に対する操作の選択に使用される操作選択用ハードスイッチ群(35)と、前記操作選択用ハードスイッチ群(35)により選択された機器に対する操作の決定に使用される操作指令用ハードスイッチ(37)と、を備える。
前記ロジックコントローラ(1)は、前記原子力プラントを構成する計装制御システムとのインタフェース(14)と、ハードウェアで制御演算を行うように構成されており、前記ハードスイッチ(38)からの信号を受け付けて、表示情報の切り替えを制御するロジックユニット(11)と、を備える。
前記ロジックユニット(11)は、前記ディスプレイコントローラ(2)により、前記操作選択用ハードスイッチ群(35)に沿った前記表示部(31)の辺に、前記機器決定用ハードスイッチ(34)により決定された機器に対する操作方向を示したボックスを、前記操作選択用ハードスイッチ群(35)と対応するように表示させる。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、原子力プラントの安全保護系に求められる要求事項を満足し、かつ、運転員の監視・操作負荷を抑制するヒューマンマシンインタフェース機器を提供することが可能となる。
ヒューマンマシンインタフェース機器の構成図である。 第1の実施形態の表示装置と、これに表示された監視画面を示す図である。 第1の実施形態の表示装置と、これに表示された機器選択前の操作画面を示す図である。 第1の実施形態の表示装置と、これに表示された機器選択後の操作画面を示す図である。 第1の実施形態の表示装置と、これに表示された機器決定後の操作画面を示す図である。 第1の実施形態の表示装置と、これに表示された操作方向の選択後の操作画面を示す図である。 第1の実施形態の表示装置と、これに表示された操作方向の決定後の操作画面を示す図である。 ヒューマンマシンインタフェース機器の操作方法を示したフローチャートである。 ヒューマンマシンインタフェース機器のモード遷移図である。 第2の実施形態の表示装置と、これに表示された機器選択前の操作画面を示す図である。 第2の実施形態の表示装置と、これに表示された機器選択後の操作画面を示す図である。 第2の実施形態の表示装置と、これに表示された機器決定後の操作画面を示す図である。 第2の実施形態の表示装置と、これに表示された操作方向の選択後の操作画面を示す図である。 第2の実施形態の表示装置と、これに表示された操作方向の決定後の操作画面を示す図である。 ヒューマンマシンインタフェースシステムの操作方法を示したフローチャートである。 ヒューマンマシンインタフェースシステムのモード遷移図である。
以降、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。
最初、原子力プラントの安全保護系に適用されるヒューマンマシンインタフェース機器の概要について、図1を用いて説明する。次いでテンキーを用いた第1実施形態について図2から図9を用いて説明する。更にカーソルキーを用いた第2実施形態について図10から図16を用いて説明する。
図1は、ヒューマンマシンインタフェース機器5の構成図である。
ロジックコントローラ1は、上位の計装制御システムに含まれるシステムコントローラ4とのインタフェースと、ハードスイッチ38による表示装置3の表示情報の切り替え制御とを行う。
ディスプレイコントローラ2は、ロジックコントローラ1からの表示情報を画素に展開して、展開した画素を表示装置3の液晶ディスプレイに表示出力する。
システムコントローラ4は、計装制御に関する上位のコントローラである。
ロジックコントローラ1は、ロジックユニット基板11、デジタル入力基板12とデジタル出力基板13、インタフェース基板14,15を含んで構成される。ロジックコントローラ1には、CPU(Central Processing Unit)や組み込みソフトウェアを使用していないため、安全保護系システムのソフトウェアに課せられる厳密な検証は不要である。
ロジックユニット基板11は、例えばFPGA(field-programmable gate array)などで作製され、ハードウェアで制御演算を行う。
デジタル入力基板12は、表示装置3のハードスイッチ38からの信号を受け付ける。ハードスイッチ38は、照光式押ボタンスイッチとして構成されており、不図示のランプを備えている。デジタル出力基板13は、ハードスイッチ38が備えるランプへの出力を行う。インタフェース基板14は、上位の計装制御システムに含まれるシステムコントローラ4との通信を行い、インタフェース基板15は、ディスプレイコントローラ2との通信を行う。
ディスプレイコントローラ2は、インタフェース基板21,23、描画エンジン22を含んで構成される。インタフェース基板21はロジックコントローラ1との通信を行い、表示情報を受信する。描画エンジン22は、ロジックコントローラ1から受信した表示情報を画素情報に展開する。インタフェース基板23は、表示装置3との通信を行い、展開された画素情報を表示出力する。
本実施形態のヒューマンマシンインタフェース機器5は、原子力プラントの監視制御を行っている上位のシステムコントローラ4と接続される。ヒューマンマシンインタフェース機器5は、運転員の要求に対して任意のプロセスの操作画面313a(図3参照)などを表示し、計装制御システムの各機器に対する操作を可能とする。
ロジックコントローラ1の主な機能は、以下三点が挙げられる。
第1の機能は、上位のシステムコントローラ4から送られるプラント情報を、ディスプレイコントローラ2経由で表示装置3に表示するものである。
第2の機能は、表示装置3のハードスイッチ38からの信号をデジタル入力基板12から取り込み、ディスプレイの表示情報の切り替えを制御するものである。
第3の機能は、表示装置3のハードスイッチ38の信号を上位のシステムコントローラ4に出力し、上位のシステムコントローラ4の信号により表示装置3のハードスイッチ38のランプを点灯させるものである。機器操作時に、ロジックコントローラ1は、表示装置3のハードスイッチ38の機器選択信号およびモード選択信号をデジタル入力基板12を介して取り込んだ後、上位のシステムコントローラ4に出力する。そして、ロジックコントローラ1は、上位のシステムコントローラ4からの機器状態およびモード選択状態の打ち返し信号をデジタル出力基板13から出力し、表示装置3のハードスイッチ38のランプを点灯させる。このとき、機器状態およびモード選択状態は、ディスプレイコントローラ2を介して表示装置3のディスプレイ上でも認識可能とする。
ディスプレイコントローラ2は、ロジックコントローラ1からの表示情報をインタフェース基板21を介して入力して描画エンジン22で画素情報に展開する。このディスプレイコントローラ2は更に、展開した画素情報をインタフェース基板23を介して表示装置3に表示出力する。ここで、ロジックコントローラ1とディスプレイコントローラ2は、共にIEC規格(IEC61513)に準拠する厳密な開発/設計プロセスに従い作製されたものとする。
《第1の実施形態》
第1実施形態のヒューマンマシンインタフェース機器5に用いられる表示装置3の構成と動作とを、以下の図2から図7に示す。更にヒューマンマシンインタフェース機器5の動作を、以下の図8と図9に示す。
図2は、第1実施形態の表示装置3と、これに表示される監視画面310を示す図である。
表示装置3は、液晶ディスプレイパネル31と、ハードスイッチ38とを備えている。液晶ディスプレイパネル31は、表示調整用のプロセッサや組み込みソフトウェアを使用しない表示専用のディスクリート部品である。ハードスイッチ38は、画面管理用ハードスイッチ群32、テンキー33A、エンターキー34A、操作選択用ハードスイッチ群35、操作/監視モード切替用ハードスイッチ36、操作指令用ハードスイッチ37を含む。各ハードスイッチ38は、例えばLED(light emitting diode)などのランプを備えたディスクリート部品であり、このランプの発光により、自身が押下されたことなどを視認可能としている。
画面管理用ハードスイッチ群32は、ページ前進/後進などを指示するためのスイッチである。操作/監視モード切替用ハードスイッチ36は、監視モードと操作モードとを切り替えるためのスイッチである。
テンキー33Aは、機器選択用ハードスイッチ群33(図1参照)の一態様であり、操作対象の機器を選択するためのスイッチである。テンキー33Aは、‘0’から‘9’までの数字キーと、“DEL”と刻印された削除キーの計11個のハードスイッチで構成され、機器選択時に対象機器の一貫番号に対応した数字を入力する際に使用する。“ENT”と刻印されたエンターキー34Aは、機器決定用ハードスイッチ34(図1参照)の一態様であり、操作対象の機器を決定するためのスイッチである。
操作選択用ハードスイッチ群35は、選択した機器に対する操作を選択するためのスイッチであり、操作選択用ハードスイッチ351〜354を含んでいる。操作指令用ハードスイッチ37は、選択した機器に対して、操作選択用ハードスイッチ351〜354の押下によって選択された操作を指令するためのスイッチである。
操作選択用ハードスイッチ群35は、液晶ディスプレイパネル31の下側に沿って配置されている。画面管理用ハードスイッチ群32、テンキー33A、エンターキー34A、操作/監視モード切替用ハードスイッチ36は、液晶ディスプレイパネル31の右側に配置されている。
表示装置3は、液晶ディスプレイパネル31やハードスイッチ38などのディスクリート部品のみからなる構成であり、CPUや組み込みソフトウェアを使用していない。そのため表示装置3は、安全保護系システムのソフトウェアに課せられるような厳密な検証は不要である。
液晶ディスプレイパネル31には、監視画面310が表示されている。この監視画面310は、プラントの系統ごとの機器や計装配管を示した系統ペイン311を含んでいる。ヒューマンマシンインタフェース機器5は、機器の動作状態を色やシンボル形状の違いにより系統ペイン311に表示する。これにより運転員は、系統ペイン311に表示された機器の色やシンボル形状の違いにより、各機器の動作状態を判別可能である。
ヒューマンマシンインタフェース機器5は更に、パラメータを監視している機器・計器に対しては計測されるプロセス値を系統ペイン311に表示する。これにより運転員は、系統ペイン311に表示された機器のプロセス値により、この機器・計器に係るパラメータを監視可能である。
図2を用いて、画面切り替えについて説明する。画面管理用ハードスイッチ群32は、「画面テスト」、「表示ON/OFF」、「ページ前進」、「ページ後進」などの画面管理の用途で使用するスイッチからなる。また、システムの画面構成に合わせ、機器リストやプロセス値のパラメータ等の運転員に必要な任意の情報を表示させるための選択スイッチも、画面管理用ハードスイッチ群32に含まれる。
これら画面管理用ハードスイッチ群32のうちいずれかを押下することで、押下したスイッチからの信号がデジタル入力基板12を介してロジックコントローラ1へ入力される。選択された任意の画面情報は、表示装置3の液晶ディスプレイパネル31に表示される。
図3は、第1の実施形態の表示装置3と、機器選択前の操作画面313aとを示す図である。
図3において、液晶ディスプレイパネル31上には、機器選択前の操作画面313aが表示される。この操作画面313aには、系統ペイン311と操作端リストペイン312aとが表示される。
系統ペイン311は、図2で示した系統ペイン311と同様であり、更に操作可能な機器に対して2桁の機器番号が表示されている。
操作端リストペイン312aは、未だ空白であり、未だ機器が選択されていないことを示している。
図4は、第1の実施形態の表示装置3と、これに表示された機器選択後の操作画面313bを示す図である。
図4において、液晶ディスプレイパネル31上には、機器選択後の操作画面313bが表示される。この操作画面313bには、系統ペイン311と操作端リストペイン312bとが表示される。ここで機器選択後とは、運転員がテンキー33Aを操作して機器の番号を入力した後のことをいう。
系統ペイン311は、図3で示した系統ペイン311と同様である。
図4の操作端リストペイン312bは、選択された操作対象機器に対し、対象機器の機器番号、機器名称を示した選択ボックス319を表示している。これによりヒューマンマシンインタフェース機器5は、選択ボックス319に表示された機器が選択されていることを運転員に示している。
図5は、第1の実施形態の表示装置3と、これに表示された機器決定後の操作画面313cを示す図である。
図5において、液晶ディスプレイパネル31上には、機器決定後の操作画面313cが表示される。この操作画面313cには、系統ペイン311と操作端リストペイン312cとが表示される。ここで機器決定後とは、運転員がエンターキー34Aを押下して機器を決定した後のことをいう。
系統ペイン311は、図3で示した系統ペイン311と同様である。
図5の操作端リストペイン312cは、選択ボックス319に加えて、機器の操作方向である「切保持」「切」「自動」「入」を示した選択ボックス315〜318を表示している。選択ボックス315〜318は、それぞれ対応する操作選択用ハードスイッチ351〜354に隣接して表示される。選択ボックス315〜318の表示により、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作方向の入力が可能であることを運転員に示している。
図6は、第1の実施形態の表示装置3と、これに表示された操作方向の選択後の操作画面313dを示す図である。
図6において、液晶ディスプレイパネル31上には、操作方向の選択後の操作画面313dが表示される。この操作画面313dには、系統ペイン311と操作端リストペイン312dとが表示される。ここで操作方向の選択後とは、運転員が操作選択用ハードスイッチ351〜354のうちいずれかを押下して、操作方向を入力した後のことをいう。図6は、操作選択用ハードスイッチ353を押下した後を示している。
系統ペイン311は、図3で示した系統ペイン311と同様である。
図6の操作端リストペイン312dは、選択ボックス319と、選択ボックス315〜318を表示している。選択ボックス317は、枠色の変化などにより他の選択ボックス315,316,318よりも強調して表示される。これによりヒューマンマシンインタフェース機器5は、選択ボックス317に表示された「自動」の指示が選択されたことを運転員に示している。
図7は、第1の実施形態の表示装置3と、これに表示された操作方向の決定後の操作画面313eを示す図である。
図7において、液晶ディスプレイパネル31上には、操作方向の選択後の操作画面313eが表示される。この操作画面313eには、系統ペイン311と操作端リストペイン312eとが表示される。ここで操作方向の決定後とは、運転員が操作指令用ハードスイッチ37を押下した後のことをいう。
系統ペイン311は、図3で示した系統ペイン311と同様である。
図7の操作端リストペイン312eは、選択ボックス319と、選択ボックス315〜318を表示している。選択ボックス315,316,318は、その内部が空白である。選択ボックス317は、反転表示などにより他の選択ボックス315,316,318よりも更に強調して表示される。これによりヒューマンマシンインタフェース機器5は、選択ボックス317に表示された「自動」の指示が決定されたことと、他の選択ボックス315,316,318に係る指示ではないことを運転員に示している。
以下、各操作画面313a〜313eを特に区別しない場合には、単に操作画面313と記載する。
図8は、ヒューマンマシンインタフェース機器5の操作方法を示したフローチャートである。この図8では、テンキー33Aを使用して機器選択、および機器操作を実施する場合を例に説明する。
運転員は、表示装置3が操作画面313を表示しているならば(ステップS10:Yes)、ステップS12の処理に進む。運転員は、表示装置3が操作画面313以外を表示しているならば(ステップS10:No)、操作/監視モード切替用ハードスイッチ36を押下する(ステップS11)。これにより表示装置3は、操作画面313の表示に切り替わる。
ここで、表示装置3は、操作画面313を表示しているならば機器選択や機器操作が可能だが、表示装置3が操作画面313以外を表示しているならば、機器選択や機器操作はできない。なお、通常の表示装置3の表示は監視画面310であり、操作画面313のまま所定時間が経過すると、監視画面310へ切り替わる。これにより、意図しない機器選択や機器操作を防ぐことができる。
表示装置3が操作画面313を表示しているとき、系統ペイン311に表示されている機器のうち、操作可能な機器に対して機器シンボル近傍に一貫番号が表示される。ここで、表示される一貫番号は、各画面に固有な2桁以上の番号とする。
系統ペイン311に一貫番号が表示されている状態で、運転員は、操作したい機器の一貫番号に対応する数字をテンキー33Aより入力して(ステップS12)、機器を選択する。入力される数字や、選択された機器の名称等は、操作端リストペイン312の選択ボックス319に表示される。
なお運転員は、“DEL”と刻印された削除キーの押下で、入力した数字の修正も可能である。その後運転員は、エンターキー34Aを押下することで、選択された機器を決定する(ステップS13)。
ここまでの機器選択操作により、選択された機器の情報を示す操作端リストペイン312が液晶ディスプレイパネル31下部に表示される(ステップS14)。操作端リストペイン312には、操作方向を示した選択ボックス315〜319が、操作選択用ハードスイッチ群35の各スイッチに対応する形で表示される。運転員は、操作端リストペイン312の表示により、機器選択が正しいか否かを判断する(ステップS15)。運転員は、機器選択が誤っていたならば(ステップS15:No)、ステップS12の処理に戻り、再び機器選択を行う。
機器選択が正しいならば(ステップS15:Yes)、運転員は、操作選択用ハードスイッチ351〜354のうち、選択したい操作方向を示した選択ボックスの真下に実装されているスイッチを押下する(ステップS16)。これにより、操作端リストペイン312は選択された操作方向の選択ボックスの枠色が変わり、運転員は、液晶ディスプレイパネル31上で操作方向が判別可能となる。更に、操作選択用ハードスイッチ群35のうち選択(押下)されたスイッチが点灯することにより、運転員は、選択した操作方向が判別可能となる。つまり、運転員は、操作端リストペイン312の選択ボックスの枠色や、操作選択用ハードスイッチ群35の点灯状態により、選択した操作方向を判別可能である。
次いで運転員は、操作方向の選択が正しいか否かを判別する(ステップS17)。運転員は、操作方向の選択が正しくないならば(ステップS17:No)ステップS16の処理に戻る。運転員は、操作方向の選択が正しいならば(ステップS17:Yes)、操作指令用ハードスイッチ37を押下する(ステップS18)。これにより、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、上位のシステムコントローラ4に操作指令を送信する。これにより、操作端リストペイン312は選択された操作方向の選択ボックスが反転表示され、運転員は、液晶ディスプレイパネル31上で決定した操作方向を判別可能となる。ステップS18の処理が終了すると、図8の処理は終了する。
第1の実施形態のヒューマンマシンインタフェース機器5において、運転員の操作はダブルアクションとしている。これにより、運転員が意図せずハードスイッチ38に触れてしまうことによる誤操作を避けることができる。具体的にいうと、操作対象の機器を選択する際には、機器の選択操作と、選択した機器の決定操作のダブルアクションが必要である。更に、操作対象の機器を選択した際には、その機器を識別可能に表示装置3に表示している。これにより、選択した機器を確認した後に決定することができる。
同様に、操作方向を指令する際には、操作方向の選択操作と、選択した操作方向の決定動作のダブルアクションが必要である。更に、操作方向を選択した際には、その操作方向を識別可能に表示装置3に表示している。これにより、運転員は、選択した操作方向を確認した後に指令することができる。このような手順により、運転員の誤操作を抑止することができる。
図9は、ヒューマンマシンインタフェース機器5のモード遷移図である。
ヒューマンマシンインタフェース機器5は、起動後は監視モードM10で動作し、操作/監視モード切替用ハードスイッチ36の押下により、操作モードM20に遷移する。ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作モードM20のまま所定時間が経過すると、監視モードM10へ切り替わる。これにより、意図しない機器選択や機器操作を防ぐことができる。このとき、表示装置3には、例えば図2に示した監視画面310が表示されている。
ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作モードM20に遷移した当初は、機器が選択されていない状態を操作端リストペイン312に表示している。このとき、表示装置3には、例えば図3に示した操作画面313aが表示されている。この操作モードM21において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、テンキー33Aの操作により、操作モードM22に遷移する。
操作モードM22において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作端リストペイン312に機器選択中であることを表示する。このとき、表示装置3には、例えば図4に示した操作画面313bが表示されている。更にヒューマンマシンインタフェース機器5は、エンターキー34Aの押下により、操作モードM23に遷移する。
操作モードM23において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作端リストペイン312に機器選択が完了したことを表示する。このとき、表示装置3には、例えば図5に示した操作画面313cが表示されている。更にヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作選択用ハードスイッチ群35のうち操作方向に対応するものの押下により、操作モードM24に遷移する。
操作モードM24において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作端リストペイン312に操作方向が選択中であることを表示する。このとき、表示装置3には、例えば図6に示した操作画面313dが表示されている。更にヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作指令用ハードスイッチ37の押下により、操作モードM25に遷移する。
操作モードM25において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作端リストペイン312に、操作方向の選択が完了したことを表示する。このとき、表示装置3には、例えば図7に示した操作画面313eが表示されている。更にヒューマンマシンインタフェース機器5は、上位のシステムコントローラ4に操作指令を送信して(操作モードM26)、操作モードM23に戻り、操作方向の選択を繰り返す。
第1の実施形態のヒューマンマシンインタフェース機器5は、要素選択前と、要素選択後と、選択した要素の決定後を識別可能に表示装置3に表示している。これにより、ダブルアクションのいずれの状態であるかを容易に認識可能であり、誤操作を抑止することができる。
《第2の実施形態》
次に、カーソルキー33U,33D,33L,33Rを使用して機器選択する第2の実施形態について、図10から図16を用いて説明する。
図10は、第2の実施形態の表示装置3と、機器選択前の操作画面314aとを示す図である。
図10において、機器選択用ハードスイッチ群33に相当するカーソルキー33U,33D,33L,33Rは、それぞれハードスイッチで構成され、ポインタ39による機器選択に使用される。カーソルキー33Uは上方向を示し、カーソルキー33Dは下方向を示す。カーソルキー33Lは左方向を示し、カーソルキー33Rは右方向を示す。カーソルキー33U,33D,33L,33Rは、略十字に配置され、その中央には、機器決定用ハードスイッチ34に相当する決定キー34Bが配置されている。
カーソルキー33U,33D,33L,33Rと決定キー34B以外の構成は、図2から図7で示した第1の実施形態の構成と同様である。
図10において、液晶ディスプレイパネル31上には、機器選択前の操作画面314aが表示される。この操作画面314aには、系統ペイン311と操作端リストペイン312aとが表示される。
系統ペイン311は、図2で示した系統ペイン311と同様であり、更に操作可能な機器に対して機器シンボル近傍にポインタ選択用ボックス391が表示されている。
操作端リストペイン312aは、未だ空白であり、未だ機器が選択されていないことを示している。
図11は、第2の実施形態の表示装置3と、これに表示された機器選択後の操作画面314bを示す図である。
図11において、液晶ディスプレイパネル31上には、機器選択後の操作画面314bが表示される。この操作画面314bには、系統ペイン311と操作端リストペイン312bとが表示される。ここで機器選択後とは、運転員がカーソルキーを操作して、ポインタ39によりポインタ選択用ボックス391を指し示した後のことをいう。
系統ペイン311は、図3で示した系統ペイン311と同様である。
図11の操作端リストペイン312bは、選択された操作対象機器に対し、対象機器の機器番号、機器名称を示した選択ボックス319を表示している。これによりヒューマンマシンインタフェース機器5は、選択ボックス319に表示された機器が選択されていることを運転員に示している。
図12は、第2の実施形態の表示装置3と、これに表示された機器決定後の操作画面314cを示す図である。
図12において、液晶ディスプレイパネル31上には、機器決定後の操作画面314cが表示される。この操作画面314cには、系統ペイン311と操作端リストペイン312cとが表示される。ここで機器決定後とは、運転員が決定キー34Bを操作して機器を決定した後のことをいう。
系統ペイン311は、図3で示した系統ペイン311と同様である。
図12の操作端リストペイン312cは、選択された操作対象機器に対し、対象機器の機器番号、機器名称、機器の操作方向である「切保持」「切」「自動」「入」を示した選択ボックス315〜318を表示している。このうち、機器の操作方向を示した選択ボックス315〜318は、この選択ボックスに対応する操作選択用ハードスイッチ351〜354に隣接して表示される。選択ボックス315〜318の表示により、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作方向の入力が可能であることを運転員に示している。
図13は、第2の実施形態の表示装置3と、これに表示された操作方向の選択後の操作画面314dを示す図である。
図13において、液晶ディスプレイパネル31上には、操作方向の選択後の操作画面314dが表示される。この操作画面314dには、系統ペイン311と操作端リストペイン312dとが表示される。ここで操作方向の選択後とは、運転員が操作選択用ハードスイッチ351〜354のうちいずれかを押下して、操作方向を入力した後のことをいう。図13は、操作選択用ハードスイッチ353を押下した後を示している。
系統ペイン311は、図3で示した系統ペイン311と同様である。
図13の操作端リストペイン312dは、選択ボックス319と、選択ボックス315〜318を表示している。選択ボックス317は、枠色の変化などにより他の選択ボックス315,316,318よりも強調して表示される。これによりヒューマンマシンインタフェース機器5は、選択ボックス317に表示された「自動」の指示が選択されたことを運転員に示している。
図14は、第2の実施形態の表示装置3と、これに表示された操作方向の決定後の操作画面314eを示す図である。
図14において、液晶ディスプレイパネル31上には、操作方向の決定後の操作画面314eが表示される。この操作画面314eには、系統ペイン311と操作端リストペイン312eとが表示される。ここで操作方向の決定後とは、運転員が操作指令用ハードスイッチ37を押下した後のことをいう。
系統ペイン311は、図3で示した系統ペイン311と同様である。
図14の操作端リストペイン312eは、選択ボックス319と、選択ボックス315〜318を表示している。選択ボックス315,316,318は、その内部が空白である。選択ボックス317は、反転表示などにより他の選択ボックス315,316,318よりも更に強調して表示される。これによりヒューマンマシンインタフェース機器5は、選択ボックス317に表示された「自動」の指示が決定されたことと、他の選択ボックス315,316,318に係る指示ではないことを運転員に示している。
以下、各操作画面314a〜314eを特に区別しない場合には、単に操作画面314と記載する。
図15は、ヒューマンマシンインタフェース機器5の操作方法を示したフローチャートである。この図15では、カーソルキー33U,33D,33L,33Rを使用して機器選択、および機器操作を実施する場合を例に説明する。
運転員は、表示装置3が操作画面314を表示しているならば(ステップS20:Yes)、ステップS22の処理に進む。運転員は、表示装置3が操作画面314以外を表示しているならば(ステップS20:No)、操作/監視モード切替用ハードスイッチ36を押下する(ステップS21)。これにより表示装置3は、操作画面314の表示に切り替わる。
ここで、表示装置3は、操作画面314を表示しているならば機器選択や機器操作が可能だが、表示装置3が操作画面314以外を表示しているならば、機器選択や機器操作はできない。なお、通常の表示装置3の表示は監視画面310であり、操作画面314のまま所定時間が経過すると、監視画面310へ切り替わる。これにより、意図しない機器選択や機器操作を防ぐことができる。
表示装置3が操作画面314を表示しているとき、系統ペイン311に表示されている機器のうち、操作可能な機器に対して、その機器シンボル近傍にポインタ選択用ボックス391が表示される。
系統ペイン311にポインタ選択用ボックス391が表示されている状態で、運転員は、操作したい機器のポインタ選択用ボックス391にポインタ39を重ねて(ステップS22)、機器を選択する。選択された機器の名称等は、操作端リストペイン312の選択ボックス319に表示される。その後運転員は、決定キー34Bを押下することで、選択された機器を決定する(ステップS23)。
ここまでの機器選択操作により、選択された機器の情報を示す操作端リストペイン312が液晶ディスプレイパネル31下部に表示される(ステップS24)。操作端リストペイン312には、操作方向を示した選択ボックス315〜319が、操作選択用ハードスイッチ群35の各スイッチに対応する形で表示される。運転員は、操作端リストペイン312の表示により、機器選択が正しいか否かを判断する(ステップS25)。運転員は、機器選択が誤っていたならば(ステップS25:No)、ステップS22の処理に戻り、再び機器選択を行う。
機器選択が正しいならば(ステップS25:Yes)、運転員は、操作選択用ハードスイッチ351〜354のうち、選択したい操作方向を示した選択ボックスの真下に実装されているスイッチを押下する(ステップS26)。これにより、操作端リストペイン312は選択された操作方向の選択ボックスの枠色が変わり、運転員は、液晶ディスプレイパネル31上で操作方向が判別可能となる。更に、操作選択用ハードスイッチ群35のうち選択(押下)されたスイッチが点灯することにより、運転員は、選択した操作方向が判別可能となる。つまり、運転員は、操作端リストペイン312の選択ボックスの枠色や、操作選択用ハードスイッチ群35の点灯状態により、選択した操作方向を判別可能である。
次いで運転員は、操作方向の選択が正しいか否かを判別する(ステップS27)。運転員は、操作方向の選択が正しくないならば(ステップS27:No)ステップS26の処理に戻る。運転員は、操作方向の選択が正しいならば(ステップS27:Yes)、操作指令用ハードスイッチ37を押下する(ステップS28)。これにより、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、上位のシステムコントローラ4に操作指令を送信する。これにより、操作端リストペイン312は選択された操作方向の選択ボックスが反転表示され、運転員は、液晶ディスプレイパネル31上で決定した操作方向を判別可能となる。ステップS28の処理が終了すると、図15の処理は終了する。
第2の実施形態のヒューマンマシンインタフェース機器5においても、運転員の操作はダブルアクションとしている。これにより、運転員が意図せずハードスイッチ38に触れてしまうことによる誤操作を避けることができる。
図16は、ヒューマンマシンインタフェース機器5のモード遷移図である。
ヒューマンマシンインタフェース機器5は、起動後は監視モードM30で動作し、操作/監視モード切替用ハードスイッチ36の押下により、操作モードM40に遷移する。ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作モードM40のまま所定時間が経過すると、監視モードM30へ切り替わる。これにより、意図しない機器選択や機器操作を防ぐことができる。このとき表示装置3には、例えば図2に示した監視画面310と同様な画面が表示されている。
ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作モードM40に遷移した当初は、機器が選択されていない状態を操作端リストペイン312に表示している。このとき、表示装置3には、例えば図10に示した操作画面314aが表示されている。この操作モードM21において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、カーソルキー33U,33D,33L,33Rの操作によりポインタ39を操作して機器を選択し、操作モードM42に遷移する。
操作モードM42において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作端リストペイン312に機器選択中であることを表示する。このとき、表示装置3には、例えば図11に示した操作画面314bが表示されている。更にヒューマンマシンインタフェース機器5は、決定キー34Bの押下により、操作モードM43に遷移する。
操作モードM43において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作端リストペイン312に機器選択が完了したことを表示する。このとき、表示装置3には、例えば図12に示した操作画面314cが表示されている。更にヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作選択用ハードスイッチ群35のうち操作方向に対応するものの押下により、操作モードM44に遷移する。
操作モードM44において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作端リストペイン312に操作方向が選択中であることを表示する。このとき、表示装置3には、例えば図13に示した操作画面314dが表示されている。更にヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作指令用ハードスイッチ37の押下により、操作モードM45に遷移する。
操作モードM45において、ヒューマンマシンインタフェース機器5は、操作端リストペイン312に、操作方向の選択が完了したことを表示する。このとき、表示装置3には、例えば図14に示した操作画面314eが表示されている。更にヒューマンマシンインタフェース機器5は、上位のシステムコントローラ4に操作指令を送信して(操作モードM46)、操作モードM43に戻り、操作方向の選択を繰り返す。
第2の実施形態のヒューマンマシンインタフェース機器5は、要素選択前と、要素選択後と、選択した要素の決定後を識別可能に表示装置3に表示している。これにより、ダブルアクションのいずれの状態であるかを容易に認識可能であり、誤操作を抑止することができる。
このように、略十字に配置されたカーソルキー33U,33D,33L,33Rを使用しても、テンキー33Aと同様に、誤操作なく機器を選択可能である。
(変形例)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば上記した実施形態は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
上記の各構成、機能、処理部、処理手段などは、それらの一部または全部を、例えば集積回路などのハードウェアで実現してもよい。上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈して実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイルなどの情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)などの記録装置、または、フラッシュメモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に置くことができる。
各実施形態において、制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a) 操作指令用ハードスイッチ37に代えて、鍵によってオンオフ可能なハードスイッチを設けてもよい。これにより最終的な機器操作を実施する際に、運転員は、操作方向が選択された状態で、鍵を鍵穴に挿入して操作指令方向へ回転させて、操作指令をロジックコントローラ1に送信させる。鍵によってのみ機器への操作指令が可能なので、機器の操作権限を有する者に限定して鍵を配布することにより、機器の操作権限を有さない者による不用意な操作指令を防ぐことができる。
(b) ロジックユニット基板11はFPGAによる作製に限定されず、例えばASIC(application specific integrated circuit)、PLD(programmable logic device)など、任意のハードウェア形式で作製されていてもよく、限定されない。
(c) ヒューマンマシンインタフェース機器5の動作モードは、監視モードと操作モードに限定されず、これら以外の任意のモードで動作してもよい。
1 ロジックコントローラ
11 ロジックユニット基板
12 デジタル入力基板
13 デジタル出力基板
14,15 インタフェース基板
2 ディスプレイコントローラ
21,23 インタフェース基板
22 描画エンジン
3 表示装置
31 液晶ディスプレイパネル
32 画面管理用ハードスイッチ群
33 機器選択用ハードスイッチ群
34 操作選択用ハードスイッチ群
35 操作/監視モード切替用ハードスイッチ
36 操作指令用ハードスイッチ
310 系統ペイン
313a〜313c,314a〜314c 操作端リストペイン
313 テンキー
321 カーソルキー
4 システムコントローラ
5 ヒューマンマシンインタフェース機器

Claims (4)

  1. 原子力プラントの安全保護系に適用されるロジックコントローラ(1)と、
    ハードスイッチ(38)を備えた表示装置(3)と、
    前記ロジックコントローラ(1)からの表示情報を画素に展開して前記表示装置(3)に出力するディスプレイコントローラ(2)と、
    を備え、
    前記表示装置(3)は、
    表示部(31)と、
    前記原子力プラントを構成する計装制御システムの各機器の選択に使用される機器選択用ハードスイッチ群(33)と、
    前記機器選択用ハードスイッチ群(33)により選択された機器の決定に使用される機器決定用ハードスイッチ(34)と、
    前記表示部(31)のいずれかの辺に沿って設けられ、前記機器決定用ハードスイッチ(34)により決定された機器に対する操作の選択に使用される操作選択用ハードスイッチ群(35)と、
    前記操作選択用ハードスイッチ群(35)により選択された機器に対する操作の決定に使用される操作指令用ハードスイッチ(37)と、
    を備え、
    前記ロジックコントローラ(1)は、
    前記原子力プラントを構成する計装制御システムとのインタフェース(14)と、
    ハードウェアで制御演算を行うように構成されており、前記ハードスイッチ(38)からの信号を受け付けて、表示情報の切り替えを制御するロジックユニット(11)と、
    を備え、
    前記ロジックユニット(11)は、前記ディスプレイコントローラ(2)により、前記操作選択用ハードスイッチ群(35)に沿った前記表示部(31)の辺に、前記機器決定用ハードスイッチ(34)により決定された機器に対する操作方向を示したボックスを、前記操作選択用ハードスイッチ群(35)と対応するように表示させる、
    とを特徴するヒューマンマシンインタフェース機器。
  2. 前記機器選択用ハードスイッチ群(33)は、前記表示部(31)に表示された機器の番号を入力して当該機器を選択するテンキーを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のヒューマンマシンインタフェース機器。
  3. 前記機器選択用ハードスイッチ群(33)は、前記表示部(31)に表示された機器と関連する領域に、当該表示部(31)に表示されたポインタ(39)を重ねることで当該機器を選択するカーソルキーを含む、
    ことを特徴とする請求項に記載のヒューマンマシンインタフェース機器。
  4. 前記ロジックユニット(11)は、前記表示装置(3)上の前記操作選択用ハードスイッチ群(35)のうちいずれかが押下されると、押下された前記表示装置(3)上のハードスイッチに対応する操作方向が選択されたことを、前記ディスプレイコントローラ(2)により、前記表示装置(3)上の当該ハードスイッチに対応したボックスに表示させる、
    ことを特徴とする請求項に記載のヒューマンマシンインタフェース機器。
JP2016117163A 2016-06-13 2016-06-13 ヒューマンマシンインタフェース機器 Active JP6684023B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117163A JP6684023B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 ヒューマンマシンインタフェース機器
PCT/JP2017/014852 WO2017217094A1 (ja) 2016-06-13 2017-04-11 ヒューマンマシンインタフェース機器
EP17813000.1A EP3471108B1 (en) 2016-06-13 2017-04-11 Human-machine interface device
KR1020187034984A KR102122606B1 (ko) 2016-06-13 2017-04-11 휴먼 머신 인터페이스 기기
CN201780032388.5A CN109313946B (zh) 2016-06-13 2017-04-11 人机接口设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016117163A JP6684023B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 ヒューマンマシンインタフェース機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017223465A JP2017223465A (ja) 2017-12-21
JP6684023B2 true JP6684023B2 (ja) 2020-04-22

Family

ID=60664459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016117163A Active JP6684023B2 (ja) 2016-06-13 2016-06-13 ヒューマンマシンインタフェース機器

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3471108B1 (ja)
JP (1) JP6684023B2 (ja)
KR (1) KR102122606B1 (ja)
CN (1) CN109313946B (ja)
WO (1) WO2017217094A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110400646A (zh) * 2019-04-28 2019-11-01 北京广利核系统工程有限公司 应用于核电站安全级dcs的人机交互装置、系统及方法
CN112863719B (zh) * 2021-01-12 2023-12-22 中国核电工程有限公司 一种核电厂数字化运行规程中连续步的设计方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6486698A (en) * 1987-09-29 1989-03-31 Toshiba Corp Portable operation type controller
US4957690A (en) * 1988-12-07 1990-09-18 General Electric Company System and method for monitoring and control of safety-related components of a nuclear power plant
JPH1039923A (ja) * 1996-07-19 1998-02-13 Hitachi Ltd 制御操作表示システム
JPH11327633A (ja) * 1998-05-11 1999-11-26 Toshiba Corp プラントオペレーション装置及びその装置の処理プログラムを記録する記録媒体
JP3666248B2 (ja) * 1998-05-29 2005-06-29 豊田工機株式会社 工作機械制御システム
JP2001141869A (ja) * 1999-11-10 2001-05-25 Toshiba Corp プラント操作装置およびそのシステム
CN101770826B (zh) * 2008-12-30 2013-01-02 中广核工程有限公司 核电站计算机化事故工况下进行计算与显示的方法及系统
JP5185864B2 (ja) 2009-03-25 2013-04-17 三菱電機株式会社 原子力プラントの安全系操作装置
KR101179080B1 (ko) * 2010-11-22 2012-09-03 두산중공업 주식회사 원자력발전소의 연료취급설비 원격제어 시스템
JP2015203649A (ja) * 2014-04-15 2015-11-16 株式会社東芝 運転切替装置、運転切替方法、および緊急時プラント制御システム
CN104409123B (zh) * 2014-11-15 2017-06-16 北京广利核系统工程有限公司 一种核电站优先级管理系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017223465A (ja) 2017-12-21
KR102122606B1 (ko) 2020-06-15
CN109313946B (zh) 2022-09-23
CN109313946A (zh) 2019-02-05
KR20190002668A (ko) 2019-01-08
EP3471108B1 (en) 2021-01-20
EP3471108A1 (en) 2019-04-17
EP3471108A4 (en) 2020-01-22
WO2017217094A1 (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6684023B2 (ja) ヒューマンマシンインタフェース機器
US20130338815A1 (en) Numerical controller for displaying virtual control panel
JP2008097550A (ja) 画面表示用コンピュータ、制御プログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体
JP6351906B1 (ja) デバッグ装置
JP4944808B2 (ja) 表示装置
JP5116906B1 (ja) Plc設計装置
JP5398808B2 (ja) 表示装置
US20090071729A1 (en) Electronic scales and method for the operation thereof
KR101772355B1 (ko) 작화 소프트웨어를 기록한 컴퓨터로 판독 가능한 매체
JP6222430B2 (ja) 制御システム及びそのエンジニアリングに用いるプログラム
JP2021082031A (ja) プログラム作成支援装置
EP2838015A1 (en) Dependency tool for use in graphical programming
JP4952824B2 (ja) グラフ表示装置およびプログラム
JP6995919B2 (ja) 灯火制御操作装置、灯火制御システム、灯火制御方法、およびプログラム
KR101730289B1 (ko) 프로그래머블 표시기
US20220253582A1 (en) Verification processing device, verification method, and program
JP5911739B2 (ja) 制御インターロック設定装置及び監視制御システム
JP3978619B2 (ja) グラフィカルユーザインタフェース装置
JP2009043257A (ja) 工作機械、生産機械、又はロボットとして形成された機械の操作装置
JP2018128919A (ja) 作業計画作成システム、作業計画作成方法および作業計画作成プログラム
JP2008293392A (ja) ラダープログラミングエディタ
JP2007272382A (ja) プロセス制御システム
JP6638441B2 (ja) 監視制御システム
JP2020067735A (ja) タッチパネル装置、タッチパネル装置の制御方法、プログラムおよびプログラムを記憶する記憶媒体
EP3299950A1 (en) Display screen generating device, display screen generating method, and display screen generating program

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6684023

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150