JP6681045B2 - スカート、衣服、及び、スカートの製造方法 - Google Patents

スカート、衣服、及び、スカートの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、スカート、衣服、テープ材、及び、スカートの製造方法に関するものである。
例えば、特許文献1にはセンタープリーツ内面に、熱融着性の接着剤を混在させた不織布テープを貼着してなるズボンが開示されている。
また、特許文献2には、所定幅で長尺の織布に熱融着性接着剤を点在させてなるプリーツ補強テープ、及び、所定幅で長尺の織布に熱融着性接着剤を点在させてなるプリーツ補強テープをプリーツ内面に貼着してなる衣類が開示されている。
特開平8−158117号公報 特開平8−291408号公報
本発明は、プリーツの耐久性を向上させたスカートを提供することを目的とする。
本発明に係るスカートは、スカートの長さ方向の筋目を備え、スカートの内側から外側の方向に突出したプリーツと、帯状に成形され、スカートの内側に位置する前記プリーツの壁面に固定されたテープ材とを有し、前記テープ材は、前記プリーツの前記筋目と近接した位置に、該筋目に沿って固定されている。
好適には、前記テープ材は、スカート生地の厚みと略同じ厚みの生地、又は、スカート生地の厚みより薄い生地で構成されている。
好適には、前記プリーツは、既定の幅で成形された第1のヒダと、前記第1のヒダの幅より幅狭に成形された第2のヒダとを含み、前記プリーツに設けられた筋目は、前記第1のヒダと前記第2のヒダとの境界部分であり、前記プリーツは、前記筋目によって前記第1のヒダと前記第2のヒダとを折り曲げた状態で、スカートの周方向に複数配列され、前記テープ材の幅は、前記第2のヒダの幅より小さい大きさであり、前記テープ材は、前記第2のヒダの壁面に配置されている。
好適には、前記テープ材は、織物、又は、不織布であり、前記テープ材は、少なくとも臀部の位置にあたるそれぞれの前記プリーツに配置されている。
好適には、前記テープ材は、該テープ材の一方の面に点状に配列され、熱によって溶融する合成樹脂で構成された接着剤をさらに含み、前記接着剤は、前記テープ材と前記プリーツとを接着している。
好適には、前記テープ材と前記プリーツとを糸で縫い合わせた縫合部をさらに有し、前記テープ材及び前記縫合部は、前記プリーツと略同色であり、前記縫合部は、前記接着剤により前記プリーツに接着された状態の前記テープ材の周縁に配置されている。
本発明に係る衣服は、衣服の長さ方向、又は、周方向に配置された筋目を備え、衣服の内側から外側の方向に突出したプリーツと、衣服の内側に位置する前記プリーツの壁面に配置され、帯状に成形されたテープ材とを有し、前記テープ材は、前記プリーツの前記筋目と近接した位置に、該筋目に沿って配置されている。
本発明に係るテープ材は、衣服のプリーツに配置するテープ材であって、衣服の生地の厚みと略同じ厚みの生地、又は、衣服の生地の厚みより薄い生地で帯状に成形された基材と、前記基材の一方の面に点状に配列され、熱によって溶融する合成樹脂で構成された接着剤とを有する。
本発明に係るスカートの製造方法は、スカートの内側から外側の方向に突出するプリーツに、スカートの長さ方向の筋目を成形する工程と、スカートの内側に位置する前記プリーツの壁面において、該プリーツの前記筋目と近接する位置に、該筋目に沿って、前記テープ材を固定する工程とを有する。
好適には、前記テープ材を固定する工程において、熱によって溶融する合成樹脂の接着剤を前記テープ材の一方の面に点状に配置し、熱を加えて溶融し固定する。
本発明によれば、プリーツの耐久性を向上させることができる。
本実施例におけるプリーツスカート1の構成を説明する図である。 図1に例示するプリーツスカート1のA−A線断面を説明する図である。 テープ材30を説明する図である。 テープ材30を配置したプリーツ21を折り畳む状態を例示する図である。 本実施例におけるプリーツスカート1の製造工程(S10)を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
まず、実施形態における背景を説明する。
スカートには、例えば、フリル、ギャザー、又は、プリーツ等を備えたスカートがある。これらスカートのうち、プリーツを備えたスカート(プリーツスカート)は、女子学生服に採用されている。女子学生服のプリーツスカートは、ウエストベルト部とスカート部とを含み構成され、スカート部にプリーツを複数配置されている。プリーツの型には、例えば、車ヒダ(サイドプリーツ)、アコーディオン(クリスタル)、又は、箱ヒダ(ボックスプリーツ)等がある。とくに、車ヒダを採用した女子学生服のプリーツスカートは、座る行為を繰り返し行うことにより、臀部の位置にあるプリーツが変形していた。
一方で、プリーツの形状記憶加工を施したプリーツスカートもある。しかしながら、形状記憶加工を施したプリーツであっても、座る行為を繰り返し行うことによりプリーツが変形してしまうため、プリーツの耐久性を向上させることができない。
そこで、図1に例示するように、本実施形態におけるプリーツスカート1は、スカートの内側から外側の方向に突出したプリーツ21の内壁面に帯状に成形されたテープ材30を配置する。テープ材30は、着用者の臀部にあたる位置のプリーツ21の筋目25と近接する位置に、筋目25に沿ってスカートの内側に位置に固定されている。これにより、プリーツスカート1は、椅子等に腰かけても臀部の位置にあたるそれぞれのプリーツ21の変形を防止し、プリーツの耐久性を向上させることができる。
なお、プリーツの変形とは、プリーツの丸まり、又は、プリーツの広がり、若しくは、1つのプリーツにおいて折り目(筋目)の位置が既存の位置から他の位置に移動すること、又は、1つのプリーツにおいて折り目(筋目)の位置が既存の位置に加えて他の位置にも成形されることを含む概念である。
次に、実施例におけるプリーツスカート1の構成を説明する。
図1は、実施例におけるプリーツスカート1を例示する図である。
図2は、図1に例示するプリーツスカート1のA−A線断面を説明する図である。
図1に例示するように、プリーツスカート1は、ウエストベルト部10と、スカート部20と、テープ材30と、縫合部40とを含み構成されている。
プリーツスカート1は、スカート部20に複数のプリーツ21を備えている。プリーツスカート1は、折り畳むようプリーツ21(折ヒダ)を繰り返し重ねたスカートであり、例えば、車ヒダ(サイドプリーツ)、アコーディオン(クリスタル)、又は、箱ヒダ(ボックスプリーツ)等の折ヒダを備えたスカートである。なお、本実施例のプリーツスカート1は、車ヒダである。
また、プリーツスカート1は、プリーツ21にテープ材30を固定されている。プリーツスカート1は、全てのプリーツ21にテープ材30を配置してもよいし、特定のプリーツ21にテープ材30を配置してもよい。なお、本実施例のプリーツスカート1は、スカート部20の臀部の位置にあたるそれぞれのプリーツ21にテープ材30を配置している。具体的には、プリーツスカート1は、臀部の位置にあたる4〜6ヒダの各プリーツ21にテープ材30をそれぞれ配置している。
また、プリーツスカート1は、スカート部20の長さ方向において、ウエストベルト部10からスカート部20の端部の方向に、ウエストベルト部10との離間距離寸法Hが15cm〜20cmとなる位置に、テープ材30を配置している。配置されたテープ材30のテープ長さ寸法Lは、スカート部20の端部までの長さ、又は、臀部の位置にあたる長さである。なお、本実施例のテープ材30の長さは、臀部の位置にあたる長さであり、例えば、15cm〜25cmであり、具体的には、20cmである。
このように、プリーツスカート1は、臀部の位置にあたるそれぞれのプリーツ21に配置されているため、椅子等に繰り返し腰かけてもプリーツ21の変形を防止すると共にプリーツの耐久性を向上させることができる。
[ウエストベルト部10]
図1に例示するように、ウエストベルト部10は、芯地を備えた生地を帯状に構成し、着用者のウエストの周方向に配置される部分である。ウエストベルト部10は、スカート部20と連続して一体的に構成されている。ウエストベルト部10は、既存のスカートにおけるウエストベルトと同様の構成を有している。
[スカート部20]
図1に例示するように、スカート部20は、着用者のウエストより下方に配置された筒状の生地部分であり、ウエストベルト部10と連続して一体的に構成されている。また、スカート部20は、プリーツスカート1の周方向に、複数のプリーツ21を備えている。スカート部20は、複数のプリーツ21を備えることにより蛇腹状に形成されている。スカート部20は、既存のスカートにおけるスカート部と同様の構成を有している。
(プリーツ21)
図1及び図2に例示するように、プリーツ21は、スカート部20に複数設けられ、スカート部20の生地を規則的に畳んだ折ヒダである。複数設けられたプリーツ21は、プリーツスカート1の内側から外側の方向に突出した折ヒダ(プリーツ21a)と、プリーツスカート1の外側から内側の方向に突出した折ヒダ(プリーツ21b)とをそれぞれ備えている。これにより、スカート部20は、蛇腹状に形成されている。
1つのプリーツ21に着目すると、プリーツ21は、表ヒダ22と、裏ヒダ24と、筋目25とにより構成されている。プリーツ21は、2つの筋目25(山折り筋目25a及び谷折り筋目25b)との間に、表ヒダ22と裏ヒダ24とが成形されている。言い換えると、プリーツ21は、表ヒダ22と裏ヒダ24とを分ける位置に筋目25を成形されている。具体的には、プリーツ21aは、プリーツスカート1の内側から外側の方向に突出するよう生地を折り曲げることによって筋目25(山折り筋目25a)を成形すると共に、山折り筋目25aによって表ヒダ22と裏ヒダ24とを分けている。また、プリーツ21bは、プリーツスカート1の外側から内側の方向に突出するよう生地を折り曲げることによって筋目25(谷折り筋目25b)を成形すると共に、谷折り筋目25bによって表ヒダ22と裏ヒダ24とを分けている。このように、プリーツ21は、筋目25を成形した状態で、プリーツスカート1の周方向に複数設けられている。
(表ヒダ22)
図1及び図2に例示するように、表ヒダ22は、スカート部20に設けられ、2つの筋目25(山折り筋目25a及び谷折り筋目25b)との間に成形されている。言い換えると、表ヒダ22は、裏ヒダ24と交互となる位置に成形され、筋目25によって裏ヒダ24と区切られた布地の領域である。また、表ヒダ22は、プリーツ21を折り畳んだ状態でプリーツスカート1の外側から見える部分を含んでいる。
また、表ヒダ22の長さは、プリーツスカート1の長さ方向において、裏ヒダ24と同じ長さである。また、表ヒダ22の幅寸法は、裏ヒダ24の幅寸法より幅広に成形されている。
なお、表ヒダ22は、本発明に係る第1のヒダの一例である。
(裏ヒダ24)
図1及び図2に例示するように、裏ヒダ24は、スカート部20に設けられ、2つの筋目25(山折り筋目25a及び谷折り筋目25b)との間に成形されている。言い換えると、裏ヒダ24は、表ヒダ22と交互となる位置に成形され、筋目25によって表ヒダ22と区切られた布地の領域である。また、裏ヒダ24は、プリーツ21を折り畳んだ状態でプリーツスカート1の表ヒダ22に隠れて外側から見えない部分である。
また、裏ヒダ24は、プリーツスカート1の内側の壁面(裏ヒダ内壁面24a)にテープ材30を固定されている。なお、本実施例の裏ヒダ24は、臀部側のプリーツ21の裏ヒダ内壁面24aにテープ材30を固定されている。
また、裏ヒダ24の長さは、プリーツスカート1の長さ方向において、表ヒダ22と同じ長さである。また、裏ヒダ24の幅寸法は、表ヒダ22の幅寸法より幅狭に成形されている。
なお、裏ヒダ24は、本発明に係る第2のヒダの一例である。
(筋目25)
図1及び図2に例示するように、筋目25は、スカート部20に設けられ、表ヒダ22と裏ヒダ24との間に成形された折り目である。筋目25は、表ヒダ22と裏ヒダ24とを既定の方向に折り曲げることにより成形されている。筋目25とは、山折り筋目25aと谷折り筋目25bとであり、本実施例のスカート部20に交互に設けられている。山折り筋目25aは、プリーツスカート1の内側から外側の方向に折り曲げることにより成形された折り目である。また、谷折り筋目25bは、プリーツスカート1の外側から内側の方向に折り曲げることにより成形された折り目である。
[テープ材30]
図3は、テープ材30を説明する図である。図3(A)は、テープ材30を説明する斜視図であり、図3(B)は、図2のB部を拡大図である。
図3(A)に例示するように、テープ材30は、基材32と接着剤34とにより構成されている。
(基材32)
基材32は、帯状またはテーブ状の芯地材であり、例えば、織物、又は、不織布で構成されている。基材32が織物である場合、基材32は、ポリエステル、ウール、又は、これらの組み合わせにより構成されている。また、基材32は、織物組織としてスカート部20(プリーツ21)と同様の生地であってもよい。また、基材32が不織布である場合、基材32は、例えばポリエステル、ナイロン、又は、これらの組み合わせにより構成されている。さらに、基材32は、スカート部20(プリーツ21)の生地より伸縮性の少ない生地であることが望ましい。これにより、基材32は、テープ材30をスカート部20の内側に固定したプリーツ21の表面(スカート部20の外側の面)にシワ等を生じさせない。また、基材32は、プリーツ21と略同色である。
また、図3に例示するように、テープ材30(基材32)の厚み寸法Tは、スカート部20(プリーツ21)の生地の厚みと略同じ厚み、又は、スカート部20(プリーツ21)の生地の厚みより薄い厚みで構成されている。これにより、テープ材30は、スカート部20の内側に固定したプリーツ21の表面(スカート部20の外側の面)のシワを防止することができる。
一方、基材32は、スカート部20の生地より厚い生地(張りのある生地)である場合、基材32を固定したプリーツ21のみが突起し、他のプリーツ21と同様の方向に配列されない。
また、テープ材30(基材32)の幅寸法Wは、裏ヒダ24の裏ヒダ内壁面24aの幅寸法24aWより小さい幅に構成されている。基材32の幅寸法Wは、例えば、1cm以上であり、具体的には1cm以上5cm以下の幅寸法である。テープ材30の幅寸法は、プリーツ21の裏ヒダ24の幅寸法に合わせて適宜選択することができる。なお、本実施例のテープ材30は、一般的な学生服のプリーツスカート1に固定するものであるため、例えば、1cm〜3cmの幅であることが好ましい。具体的には、テープ材30は、冬用学生服のプリーツスカート1に固定する場合、例えば、1cm〜3cmの幅である。また、テープ材30は、夏用学生服のプリーツスカート1に固定する場合、例えば、1cm〜1.5cmの幅である。なお、基材32は、例えば、女子学生服のプリーツスカート1に幅寸法3cm以上のテープ材30を固定する場合、テープ材30を固定したプリーツ21の表面が波打つおそれがある。よって、学生服のプリーツスカート1に固定する基材32の幅寸法は、テープ材30を固定したプリーツ21の表面が波打たない幅である、1cm〜3cmの幅であることが好ましい。
(接着剤34)
接着剤34は、基材32の一方の面に規則的に点状に配列して設けられた、熱によって溶融する合成樹脂製の接着剤である。接着剤34は、例えばアイロンの熱で溶融する合成樹脂製の接着剤である。接着剤34は、規則的に点状に配列することにより、プリーツ21の裏ヒダ内壁面24aに強固に固定することができる。
このように、テープ材30は、基材32と接着剤34とにより構成されている。テープ材30は、接着剤34によりプリーツ21に固定されることにより、ドライクリーニング等の洗濯方法であっても外れることなく固定することができる。
[縫合部40]
図3に例示するように、縫合部40は、テープ材30と、このテープ材30を固定されたプリーツ21とを縫い糸で縫合した部分である。縫合部40は、例えば、テープ材30の周縁に設けられている。縫合部40は、接着剤34に加えてテープ材30とプリーツ21とを縫合することより、テープ材30がプリーツ21から外れることを防止すると共に、テープ材30とプリーツ21とが突っ張らず馴染むよう設けられている。また、縫合部40は、テープ材30とプリーツ21と略同色である。
このように、プリーツスカート1は、ウエストベルト部10と、スカート部20と、テープ材30と、縫合部40とを含み構成されている。
図4は、テープ材30を配置したプリーツ21を折り畳む状態を例示する図である。図4(A)は、プリーツ21を折り畳む前を例示する拡大断面図であり、図4(B)は、プリーツ21を折り畳んだ後を例示する拡大断面図である。
図4(A)に例示するように、テープ材30は、谷折り筋目25bを含むプリーツ21bの裏ヒダ24の裏ヒダ内壁面24aに設けられている。言い換えると、テープ材30は、山折り筋目25aを含むプリーツ21aの裏ヒダ24の裏ヒダ内壁面24aに設けられている。テープ材30は、山折り筋目25aと近接した位置に、山折り筋目25aに沿って固定されている。なお、山折り筋目25aと近接した位置とは、テープ材30の長辺と山折り筋目25aとが略同じ位置、テープ材30と山折り筋目25aとが重ならない位置、又は、山折り筋目25aの位置でプリーツ21を折り畳むときにテープ材30が折り曲がらない位置を含む概念である。
これにより、テープ材30は、裏ヒダ24の生地厚さを表ヒダ22の生地厚さより厚くすることで裏ヒダ24の変形を防止することができる。
図4(B)に例示するように、テープ材30は、プリーツ21を折り畳まれることにより、プリーツ21aの表ヒダ22と裏ヒダ24との間に位置する。テープ材30は、表ヒダ22と裏ヒダ24との間に位置することにより、着用者の肌(臀部)に触れにくくなり、デリケートな肌にも好適である。また、テープ材30を固定された裏ヒダ24は、プリーツ21を折り畳まれることにより、表ヒダ22と重なるようプリーツスカート1の内側に配置される。これにより、表ヒダ22は、縫合部40を隠すことができる。
また、テープ材30は、着用者による座る行為を繰り返すことにより、テープ材30を固定したプリーツ21の裏ヒダ24の外側表面(裏ヒダ外壁面24b)にテープ材30の外縁形状の跡が形成される。この場合であっても、表ヒダ22は、縫合部40と同様に隠すことができる。よって、プリーツスカート1の外見に影響はない。
次に、実施例におけるプリーツスカート1の製造方法を説明する。
図5は、本実施例におけるプリーツスカート1の製造工程(S10)を説明するフローチャートである。
図5に例示するように、ステップ100(S100)において、作業者は、スカート部20を成形する。作業者は、長方形状の布生地を裁断し、蛇腹状に折り畳み複数のプリーツ21を成形する。作業者は、複数のプリーツ21を成形した布生地を筒状にし、スカート部20を成形する。作業者は、スカート部20とウエストベルト部10と縫い合わせプリーツスカート1を製作する。
ステップ105(S105)において、作業者は、製作したプリーツスカート1の背面側にあたる臀部の位置にテーブ材30を配置する。
作業者は、テーブ材30を既定の長さに切断する。具体的には、作業者は、帯状の基材32を臀部の位置にあたる長さ(例えば、15cm〜25cm)のうち、20cmの長さに切断する。作業者は、熱によって溶融する合成樹脂製の接着剤34を基材32の一方の面に規則的に点状に配列しテープ材30を製作する。
作業者は、製作したテープ材30を臀部の位置にあるプリーツ21aの山折り筋目25aと近接する位置に、山折り筋目25aに沿って配置する。このとき、作業者は、テープ材30の接着剤34を設けられた面と、プリーツ21の裏ヒダ内壁面24aとを接触させて配置する。
ステップ110(S110)において、作業者は、プリーツ21に配置したテープ材30を固定する。作業者は、テープ材30に設けられた接着剤34が溶融する温度のアイロンを用いて、プリーツ21にテープ材30を固定する。
ステップ115(S115)において、作業者は、臀部の位置にある全てのプリーツ21にテープ材30を固定し終えたかを確認する。作業者は、臀部の位置にある全てのプリーツ21にテープ材30を固定した場合に、S115の工程を終了する。また、作業者は、臀部の位置にある全てのプリーツ21にテープ材30を固定していない場合に、S105の工程に移行する。
このように、実施例におけるプリーツスカート1は、製造される。
以上説明したように、本実施例におけるプリーツスカート1は、スカートの長さ方向の筋目25を備え、スカートの内側から外側の方向に突出したプリーツ21と、帯状に成形され、スカートの内側に位置する前記プリーツの壁面に固定されたテープ材30とを含み構成されている。プリーツスカート1は、テープ材30をプリーツ21の筋目25と近接する位置に、筋目25に沿って固定されている。これにより、プリーツスカート1は、椅子等に腰かけても臀部の位置にあたるそれぞれのプリーツ21の変形を防止し、プリーツの耐久性を向上させることができる。
また、プリーツスカート1は、スカート生地の厚みと略同じ厚みの生地、又は、スカート生地の厚みより薄い生地で構成されたテープ材30を固定されている。これにより、プリーツスカート1は、スカート部20の内側に固定したプリーツ21の表面(スカート部20の外側の面)のシワを防止することができる。
また、プリーツスカート1に設けられたプリーツ21は、既定の幅で成形された表ヒダ22と、表ヒダ22の幅より幅狭に成形された裏ヒダ24とを含み、プリーツスカート1は、表ヒダ22と裏ヒダ24との境である筋目25で折り曲げた状態のプリーツ21をスカート部20の周方向に複数配列されている。プリーツスカート1は、臀部の位置にあたるそれぞれのプリーツ21裏ヒダ24の内壁面(裏ヒダ内壁面24a)にテープ材30を固定されている。
これにより、プリーツスカート1は、プリーツ21を折り畳まれることにより、プリーツ21の表ヒダ22と裏ヒダ24との間に位置するため、表ヒダ22と重なるようプリーツスカート1の内側に配置される。よって、表ヒダ22は、テープ材30を隠すことができる。よって、プリーツスカート1の外見に影響はない。
また、プリーツスカート1は、織物、又は、不織布で構成されたテープ材30を臀部の位置にあたるそれぞれのプリーツ21に配置されている。プリーツスカート1は、テープ材30を臀部の位置に配置することにより、肌に接触する範囲を最小限とするとともに、より変形しやすい位置にあるプリーツ21の耐久性を向上することができる。また、プリーツスカート1は、織物、又は、不織布で構成されたテープ材30を配置しているため、肌に触れても安全である。
また、プリーツスカート1は、テープ材30の一方の面に点状に配列され、熱によって溶融する合成樹脂で構成された接着剤34によってテープ材30を固定されている。テープ材30は、接着剤34を点状に配列することにより、例えば、ドライクリーニングであっても取れにくい強度の接着力でプリーツ21に固定することができる。
また、プリーツスカート1は、接着剤34によって固定されたテープ材30とプリーツ21とを糸で縫い合わせた縫合部40をさらに含み構成されている。プリーツスカート1は、プリーツ21と略同色のテープ材30を、プリーツ21と略同色の縫い糸でテープ材30の周縁を縫合することにより、プリーツスカート1の外見から目立ちにくくすることができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、これらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、追加等が可能である。
また、上記実施形態では、プリーツを備えたスカートである場合を説明したが、プリーツを備えた衣服(例えば、ズボン、上着、又は、着物等)であるならば同様の構成を適応することができる。プリーツを備えた衣服とは、衣服の長さ方向、又は、周方向に配置された筋目を備え、衣服の内側から外側の方向に突出したプリーツを備えた衣服である。
1 プリーツスカート
10 ウエストベルト部
20 スカート部
21、21a、21b プリーツ
22 表ヒダ
24 裏ヒダ
25 筋目
25a 山折り筋目
25b 谷折り筋目
30 テープ材
32 基材
34 接着剤
40 縫合部

Claims (9)

  1. スカートの長さ方向の筋目を備え、スカートの内側から外側の方向に突出したプリーツと、
    帯状に成形され、スカートの内側に位置する前記プリーツの壁面に固定されたテープ材と
    を有し、
    前記テープ材は、前記プリーツの前記筋目と近接し、かつ、該テープ材と該筋目とが重ならない位置に、該筋目に沿って固定されている
    スカート。
  2. 前記テープ材は、スカート生地の厚みと略同じ厚みの生地、又は、スカート生地の厚みより薄い生地で構成されている
    請求項1に記載のスカート。
  3. 前記プリーツは、
    既定の幅で成形された第1のヒダと、
    前記第1のヒダの幅より幅狭に成形された第2のヒダと
    を含み、
    前記プリーツに設けられた筋目は、前記第1のヒダと前記第2のヒダとの境界部分であり、
    前記プリーツは、前記筋目によって前記第1のヒダと前記第2のヒダとを折り曲げた状態で、スカートの周方向に複数配列され、
    前記テープ材の幅は、前記第2のヒダの幅より小さい大きさであり、
    前記テープ材は、前記第2のヒダの壁面に配置されている
    請求項2に記載のスカート。
  4. 前記テープ材は、織物、又は、不織布であり、
    前記テープ材は、少なくとも臀部の位置にあたるそれぞれの前記プリーツに配置されている
    請求項3に記載のスカート。
  5. 前記テープ材は、該テープ材の一方の面に点状に配列され、熱によって溶融する合成樹脂で構成された接着剤
    をさらに含み、
    前記接着剤は、前記テープ材と前記プリーツとを接着している
    請求項4に記載のスカート。
  6. 前記テープ材と前記プリーツとを糸で縫い合わせた縫合部
    をさらに有し、
    前記テープ材及び前記縫合部は、前記プリーツと略同色であり、
    前記縫合部は、前記接着剤により前記プリーツに接着された状態の前記テープ材の周縁に配置されている
    請求項5に記載のスカート。
  7. 衣服の長さ方向、又は、周方向に配置された筋目を備え、衣服の内側から外側の方向に突出したプリーツと、
    衣服の内側に位置する前記プリーツの壁面に配置され、帯状に成形されたテープ材と
    を有し、
    前記テープ材は、前記プリーツの前記筋目と近接し、かつ、該テープ材と該筋目とが重ならない位置に、該筋目に沿って配置されている
    衣服。
  8. スカートの内側から外側の方向に突出するプリーツに、スカートの長さ方向の筋目を成形する工程と、
    スカートの内側に位置する前記プリーツの壁面において、該プリーツの前記筋目と近接し、かつ、該筋目と重ならない位置に、該筋目に沿って、テープ材を固定する工程と
    を有するスカートの製造方法。
  9. 前記テープ材を固定する工程において、
    熱によって溶融する合成樹脂の接着剤を前記テープ材の一方の面に点状に配置し、熱を加えて溶融し固定する
    請求項8に記載のスカートの製造方法。
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