JP6680187B2 - 車体前部構造 - Google Patents

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本発明は、車体前部構造に関する。
特許文献1の車体前部構造は、車両の前後方向に延びるサイドメンバを備え、そのサイドメンバの車幅方向内側にパワーユニットが配置されている。また、サイドメンバには、マウント部材が取り付けられていて、このマウント部材を介してパワーユニットがサイドメンバに固定されている。
特開2014−113893号公報
特許文献1に記載の車体前部構造のようにサイドメンバにマウント部材を取り付けるにあたっては、車幅方向内側からボルトでマウント部材をサイドメンバに固定することが考えられる。そして、このような態様の場合、ボルトの頭部がマウント部材から車幅方向内側に突出することになる。
上記のような車体前部構造において、サイドメンバが車幅方向内側に湾曲するように変形した場合、マウント部材から車幅方向内側に突出するボルトの頭部がパワーユニットに当たってしまう可能性がある。仮に、ボルトの頭部における角部が、パワーユニットに点当たりすることになれば、パワーユニットに破損が生じる可能性が捨てきれない。
上記課題を解決するため、本発明は、車両の前後方向に延びるサイドメンバと、前記サイドメンバの車幅方向内側に配置されたパワーユニットを前記サイドメンバに固定するためのマウント部材とを備えた車体前部構造であって、前記マウント部材は、前記サイドメンバの車幅方向内側の面に沿って延びる板状の取付板を備え、前記取付板には、当該取付板を厚み方向に貫通するボルト孔が設けられているとともに、前記ボルト孔には、車幅方向内側に頭部が位置するようにボルトが挿通されており、前記取付板には、前記車幅方向内側に突出するとともに前記ボルト孔の周方向に延びるプロテクタ部が設けられ、前記プロテクタ部は、先端が前記ボルト孔の径方向いずれか側を向くように湾曲しており、前記ボルトの頭部における最も車幅方向内側の部位よりも、前記プロテクタ部における最も車幅方向内側の部位の方が、車幅方向内側に位置している。
上記構成によれば、サイドメンバが車幅方向内側に湾曲した場合であっても、ボルトの頭部よりもプロテクタ部がパワーユニットに当接する蓋然性が高い。そして、プロテクタ部は湾曲形状であるため、パワーユニットに対して点当たりするとは考えにくい。したがって、ボルトの頭部における角がパワーユニットに対して点当たりするような場合に比べて、パワーユニットの破損には繋がりにくい。
第1実施形態における車体前部構造の斜視図。 図1における2−2線断面図。 プロテクタ部がない場合におけるサイドメンバ湾曲時の説明図。 第1実施形態におけるサイドメンバ湾曲時の説明図。 第2実施形態における車体前部構造の斜視図。 図5における6−6線断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。なお、以下の説明で、右・左をいうときは、車室内から車両の前方側を向いたときの右・左であるものとする。
図1に示すように、本実施形態の車体前部構造は、車両の前後方向に延びる四角筒状のサイドメンバ10を備えている。サイドメンバ10には、エンジン・モータジェネレータ・トランスミッション(トランスアスクル)等で構成されるパワーユニットPUを当該サイドメンバ10に固定するためのマウント部材20が取り付けられている。なお、車体前部構造においては、一対のサイドメンバ10が車幅方向に離間して備えられているが、図1では、左側のサイドメンバ10について図示している。また、パワーユニットPUの図示を省略している。
マウント部材20は、車両前後方向から視たときに、略U状をなす本体部21を備えている。本体部21の底板部22は、サイドメンバ10の上面10aに沿う板状になっている。底板部22には、複数のボルト孔が設けられていてそのボルト孔に上側からボルトB1が挿通されている。このボルトB1によって底板部22がサイドメンバ10の上面10aに固定されている。
本体部21における底板部22の車幅方向内側の縁部には、板状の内板部23が立設されている。内板部23は、底板部22に対してほぼ直角に立設されている。内板部23には、その上縁から下側に向かって切欠部23aが設けられている。切欠部23aは四角形状になっている。本体部21における底板部22の車幅方向外側の縁部には、板状の外板部24が立設されている。外板部24は、底板部22に対してほぼ直角に立設されていて、内板部23と平行になっている。
外板部24の車幅方向外側の面には、車幅方向外側斜め上側に向かって延びる板状の外側取付板25が設けられている。外側取付板25は、外板部24に対して溶接で固定されている。外側取付板25には、その厚み方向に貫通する複数(この実施形態では2つ)のボルト孔25aが設けられている。外側取付板25は、ボルト孔25aに挿通される図示しないボルトにより、例えば、フェンダーエプロンに固定されている。なお、フェンダーエプロンは、エンジンルーム側と車輪側とを区画する板状の部材である。
本体部21における内板部23と外板部24との間には、板状のアーチ部26が設けられている。アーチ部26は、平坦な中央部26aと、中央部26aの両端部から下側へと向かって湾曲する端部26bとで構成されている。アーチ部26における2つの端部26bの間隔は、内板部23における切欠部23aの車両前後方向の寸法と略同じになっている。アーチ部26の中央部26aは、内板部23の上端及び外板部24の上端よりも上側に位置している。アーチ部26における各端部26bの車幅方向外側の側縁は、外板部24の車幅方向内側の面に溶接で固定されている。また、アーチ部26の各端部26bの車幅方向内側の側縁は、内板部23の車幅方向内側の面における切欠部23aの切欠縁に沿う位置に溶接で固定されている。
本体部21における内板部23と外板部24との間であってアーチ部26の中央部26aの下側には、車幅方向に延びる四角柱状の防振ゴム27が設けられている。防振ゴム27の車幅方向外側の端面は、外板部24の車幅方向内側の面に接着剤で固定されている。防振ゴム27の車幅方向内側の端面は、内板部23よりも車幅方向内側にまで至っている。防振ゴム27の車幅方向内側の端面には、パワーユニットPUをマウント部材20に固定するための固定部28が接着剤で固定されている。
固定部28は、全体として長方形柱状になっている。固定部28の下面には、下方側に向かってボルトB2が突出している。また、固定部28には、上下方向に貫通する複数(この実施形態では3つ)の貫通孔28aが設けられている。この貫通孔28aには、他の部材のボルトが上側から挿通され、そのボルトの先端側の一部が固定部28の下面から下側へ向かって突出する。そして、これらのボルト及び固定部28のボルトB2が、パワーユニットPUや当該パワーユニットPUに取り付けられたブラケットに固定される。
内板部23の車幅方向内側の面における下縁には、下側に向かって延びるとともにサイドメンバ10の内側面10bに沿う板状の内側取付板30が溶接で固定されている。内側取付板30は、本体部21における底板部22と直角になるように延びている。内側取付板30の後側には、当該内側取付板30を厚み方向に貫通するボルト孔が設けられていて、そのボルト孔に車幅方向内側からボルトB3が挿通されている。このボルトB3によって内側取付板30がサイドメンバ10の内側面10bに固定されている。
図1及び図2に示すように、内側取付板30の前側には、当該内側取付板30を厚み方向に貫通するボルト孔30aが設けられている。このボルト孔30aには、車幅方向内側からボルトB4が挿通されている。このボルトB4によって内側取付板30がサイドメンバ10の内側面10bに固定されている。
図1に示すように、内側取付板30の車幅方向内側の面には、車幅方向内側に突出するとともにボルト孔30aの周方向に延びるプロテクタ部31が設けられている。プロテクタ部31は、ボルト孔30aの下側においてボルト孔30aの周方向約180度の範囲に亘って延びている。なお、プロテクタ部31は、内側取付板30に対して溶接で固定されている。
図2に示すように、プロテクタ部31の基端側(内側取付板30側)は、内側取付板30に対して直角となるように突出している。そして、プロテクタ部31は、先端がボルト孔30aの径方向内側、すなわちボルト孔30a側を向くように湾曲している。この実施形態では、プロテクタ部31の先端側は、内側取付板30と平行になっている。なお、プロテクタ部31は湾曲した形状になっているため、その車幅方向内側の外面に角部が存在しない。
内側取付板30の車幅方向内側の面からプロテクタ部31における最も車幅方向内側の部位(図2において最も上側の部位)までの距離D1は、内側取付板30の車幅方向内側の面からボルトB4の頭部における最も車幅方向内側の部位までの距離D2よりも長くなっている。すなわち、プロテクタ部31における最も車幅方向内側の部位の方が、ボルトB4の頭部における最も車幅方向内側の部位よりも、車幅方向内側に位置している。
次に、上記実施形態の作用及び効果を図3及び図4にしたがって説明する。なお、図3及び図4では、マウント部材20のうちの内側取付板30及びそれに関連する構成を模式的に図示し、マウント部材20における本体部21等の図示を省略している。また、内側取付板30及びプロテクタ部31の大きさを誇張して描いている。
図3及び図4に示すように、車両に対して前側から衝撃力が作用した場合、図3及び図4において二点鎖線で示すような車両前後方向に延びるサイドメンバ10が、図3及び図4において実線で示すように車幅方向内側に湾曲することがある。このとき、図3に示すように、仮にマウント部材20における内側取付板30にプロテクタ部31が設けられていない場合、ボルトB4の頭部がパワーユニットPUに衝突することがある。そして、もし、ボルトB4の頭部における角部PがパワーユニットPUに対して点当たりするようなことがあれば、パワーユニットPUに窪みや穴等の破損が生じる可能性が捨てきれない。
この点、上記実施形態では、図4に示すように、マウント部材20における内側取付板30にプロテクタ部31が設けられている。そして、このプロテクタ部31の最も車幅方向内側の部位が、ボルトB4の頭部における最も車幅方向内側の部位よりも、車幅方向内側に位置している。したがって、仮に、サイドメンバ10が車幅方向内側に湾曲したとしても、ボルトB4よりもプロテクタ部31が先にパワーユニットPUに当接する蓋然性が高い。しかも、このプロテクタ部31は、湾曲した形状になっていて、その車幅方向内側の外面に角部が存在しない。そのため、プロテクタ部31がパワーユニットPUに当接したとしても、プロテクタ部31がパワーユニットPUに点当たりするといったことはなく、パワーユニットPUに窪みや穴等の破損が生じる可能性は低くなる。
また、マウント部材20におけるプロテクタ部31が変形しないと仮定した場合、図3及び図4に示すように、プロテクタ部31の最も車幅方向内側の部位が、ボルトB4の頭部における最も車幅方向内側の部位よりも、車幅方向内側に位置している分だけ、サイドメンバ10の内側への湾曲度合いが小さくできる。そのため、車両前側から衝撃力が作用した場合に、サイドメンバ10の後側の部分へと衝撃力を伝えることができ、サイドメンバ10の前後方向の全体で衝撃力を受け止めることができる。したがって、例えば、サイドメンバ10における特定の箇所で集中してサイドメンバ10が湾曲してしまうことは抑制できる。
さらに、車両前側からの衝撃力が相応に大きくて、マウント部材20におけるプロテクタ部31がパワーユニットPUに当接した後、パワーユニットPUとサイドメンバ10との間でプロテクタ部31が押しつぶされるようにして変形する可能性がある。この場合、プロテクタ部31の変形の仕方等によっては、ボルトB4がパワーユニットPUに当たる可能性がある。この場合でも、衝撃力の一部がプロテクタ部31の変形のために消費された後に、ボルトB4がパワーユニットPUに接触する。そのため、プロテクタ部31が存在しない場合に比べれば、ボルトB4がパワーユニットPUに当たることによるパワーユニットPUの破損にはつながり難い。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。なお、第2実施形態の車体前部構造において、第1実施形態の車体前部構造と同じ部分については、同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
図5に示すように、マウント部材20は、車両前後方向から視たときに、略U字状をなす本体部21を備えている。本体部21における車幅方向内側の内板部23の下縁には、下側に向かって延びるように内側取付体40が溶接で固定されている。内側取付体40は、本体部21における底板部22と直角になるように下側に延びるとともにサイドメンバ10の内側面10bに沿う板状部41を備えている。なお、この第2実施形態では、板状部41が取付板に相当する。
板状部41の後側には、当該板状部を厚み方向に貫通するボルト孔が設けられていて、そのボルト孔に車幅方向内側からボルトB3が挿通されている。このボルトB3によって板状部41(内側取付体40)がサイドメンバ10の内側面10bに固定されている。
図5及び図6に示すように、板状部41の前側には、当該板状部41を厚み方向に貫通するボルト孔41aが設けられている。このボルト孔41aには、車幅方向内側からボルトB4が挿通されている。このボルトB4によって板状部41(内側取付体40)がサイドメンバ10の内側面10bに固定されている。
図5に示すように、内側取付体40は、板状部41の車幅方向内側の面よりも車幅方向内側へと突出するプロテクタ部42を備えている。プロテクタ部42は、ボルト孔41aの下側においてボルト孔41aの周方向約180度の範囲に亘って延びる円弧部42aと、その円弧部42aの後端部から後側へと延びる後側部42bとで構成されている。
図6に示すように、プロテクタ部42における円弧部42aの基端側(板状部41側)は、板状部41に対して直角となるように突出している。そして、円弧部42aは、先端(縁部)がボルト孔41aの径方向外側、すなわちボルト孔41aとは反対側を向くように湾曲している。この実施形態では、円弧部42aの先端側は、板状部41と平行になっている。また、プロテクタ部42における後側部42bは、基端側が板状部41に対して直角となるように突出している。そして、後側部42bは、先端(下縁部)が下側を向くように湾曲している。なお、プロテクタ部42における円弧部42a及び後側部42bは湾曲した形状になっているため、プロテクタ部42は、その車幅方向内側の外面に角部が存在しない。
板状部41の車幅方向内側の面から円弧部42aにおける最も車幅方向内側の部位(図2において最も上側の部位)までの距離D3は、板状部41の車幅方向内側の面からボルトB4の頭部における最も車幅方向内側の部位までの距離D4よりも長くなっている。すなわち、プロテクタ部42(円弧部42a)における最も車幅方向内側の部位の方が、ボルトB4の頭部における最も車幅方向内側の部位よりも、車幅方向内側に位置している。また、図5に示すように、プロテクタ部42における後側部42bは、前端部においては円弧部42aの後端部における車幅方向内側への突出長と同じになっている。そして、後側部42bは、後側に向かうほど車幅方向内側への突出長が短くなっている。すなわち、後側部42bは、円弧部42aよりも車幅方向内側へは突出しないようになっている。
なお、上記のように構成された内側取付体40(板状部41及びプロテクタ部42)は、一枚の板材をプレス成形等によって湾曲させることにより形成されるものである。すなわち、この実施形態のプロテクタ部42は板状部41(取付板)と一体なものである。
上記第2実施形態の車体前部構造によれば、第1実施形態の車体前部構造と同様に、サイドメンバ10が車幅方向内側に湾曲したとしても、ボルトB4よりもマウント部材20におけるプロテクタ部42、特に円弧部42aが先にパワーユニットPUに当接する蓋然性が高い。そして、このプロテクタ部42は、湾曲した形状になっていて、その車幅方向内側の外面に角部が存在しない。そのため、プロテクタ部42がパワーユニットPUに当接したとしても、プロテクタ部42がパワーユニットPUに点当たりするといったことはなく、パワーユニットPUに窪みや穴等の破損が生じる可能性は低くなる。また、その他の点に関しても、第2実施形態の車体前部構造のプロテクタ部42によれば、第1実施形態の車体前部構造におけるプロテクタ部31と同様の作用及び効果を奏することができる。
上記第1及び第2実施形態は、次のように変更できる。
・各実施形態のマウント部材20における本体部21、外側取付板25、固定部28等の構成は、パワーユニットPUの形状や、サイドメンバ10の車幅方向内側におけるパワーユニットPUやその周辺構造のレイアウトに応じて適宜変更できる。少なくとも、サイドメンバ10の内側面10bに沿って延びる板状の取付板(内側取付板30や内側取付部40の板状部41)を有していて、その取付板にボルトが挿通されているマウント部材ならば、上記実施形態のプロテクタ部31に関する構成を適用でき得る。
・第1実施形態において、内側取付板30の前側のボルト孔30aの周方向に延びるようにプロテクタ部31を設けるのに加えて、又は代えて、内側取付板30における後側のボルト孔(ボルトB3)の周方向に延びるようにプロテクタ部を設けてもよい。例えば、サイドメンバ10が車幅方向内側に湾曲したときに、パワーユニットPUに当接しやすいボルトのボルト孔に対応してプロテクタ部31を設ければよい。この点、第2実施形態においても同様で、内側取付体40における板状部41の後側のボルト孔(ボルトB3)の周方向に延びるようにプロテクタ部を設けてもよい。
・上記各実施形態において、プロテクタ部31、42における周方向の延設範囲は約180度に限らない。例えば、360度全体に亘って環状にプロテクタ部31、42を設けてもよい。また、例えば、ボルトB4とパワーユニットPUとが当接することを適切に抑制できるのであれば、プロテクタ部31、42における周方向の延設範囲を90度や45度といったように小さくしてもよい。
・プロテクタ部31をボルト孔30aの周方向の一部の範囲に延設する場合において、上記実施形態のようにプロテクタ部31、42をボルト孔30a、41aの下側に設ける態様に限らない。プロテクタ部31、42を、ボルト孔30a、41aの上側に設けてもよいし、前側、後側に設けてもよい。サイドメンバ10において生じると予測される湾曲の態様やパワーユニットPUの位置等に応じて適宜設定すればよい。
・第1実施形態において、プロテクタ部31は、先端がボルト孔30aの径方向外側、すなわちボルト孔30aとは反対側を向くように湾曲していてもよい。また、第2実施形態において、プロテクタ部42は、先端がボルト孔41aの径方向内側、すなわちボルト孔41a側を向くように湾曲していてもよい。また、必ずしも、プロテクタ部31の先端側の一部が内側取付板30と平行になっていなくてもよいし、プロテクタ部42の先端側の一部が板状部41と平行になっていなくてもよい。
・上記第1実施形態では、一対のサイドメンバ10のうち左側のサイドメンバ10及びこれに取り付けられたマウント部材20について例示したが、右側のサイドメンバ10及びマウント部材20について上記プロテクタ部31に関する構成を採用してもよい。また、左右のサイドメンバ10のいずれか一方のマウント部材20についてのみ、上記プロテクタ部31に関する構成を採用してもよい。この点、第2実施形態についても同様である。
10…サイドメンバ、10a…上面、10b…内側面、20…マウント部材、21…本体部、22…底板部、23…内板部、23a…切欠部、24…外板部、25…外側取付板、25a…ボルト孔、26…アーチ部、26a…中央部、26b…端部、27…防振ゴム、28…固定部、28a…貫通孔、30…内側取付板、30a…ボルト孔、31…プロテクタ部、40…内側取付部、41…板状部、41a…ボルト孔、42…プロテクタ部、42a…円弧部、42b…後側部。

Claims (1)

  1. 車両の前後方向に延びるサイドメンバと、前記サイドメンバの車幅方向内側に配置されたパワーユニットを前記サイドメンバに固定するためのマウント部材とを備えた車体前部構造であって、
    前記マウント部材は、前記サイドメンバの車幅方向内側の面に沿って延びる板状の取付板を備え、
    前記取付板には、当該取付板を厚み方向に貫通するボルト孔が設けられているとともに、前記ボルト孔には、車幅方向内側に頭部が位置するようにボルトが挿通されており、
    前記取付板には、前記車幅方向内側に突出するとともに前記ボルト孔の周方向に延びるプロテクタ部が設けられ、
    前記プロテクタ部は、先端が前記ボルト孔の径方向のいずれか側を向くように湾曲しており、
    前記ボルトの頭部における最も車幅方向内側の部位よりも、前記プロテクタ部における最も車幅方向内側の部位の方が、車幅方向内側に位置しており、
    前記プロテクタ部は、前記取付板との一体成形物である
    ことを特徴とする車体前部構造。
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