JP6679356B2 - 電動リール - Google Patents

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Description

本発明は、電動リール、特にスプールを駆動可能なモータを有する電動リールに関する。
従来の電動リールでは、ダイヤル式の調整部材(操作部)によって、モータの回転速度が設定可能に構成されていた。調整部材は、リール本体に回動可能に設けられている。この場合、調整部材を回動することによって、釣人が、所望するモータの回転速度を、設定することができる。
特開2014−100079号公報
従来の電動リールでは、モータの回転速度が、ダイヤル式の調整部材によって、調整されていた。しかしながら、ダイヤル式の調整部材の回動操作では、モータの回転速度を、釣人が所望する値に設定することが難しい。例えば、この回動操作では、モータの回転速度を、微調整することが難しい。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、モータを容易に制御可能な電動リールを、提供することにある。
(1)本発明の一側面に係る電動リールは、スプールを駆動可能なモータを有する。電動リールは、リール本体と、フレキシブル基板と、第1回路基板とを、備える。フレキシブル基板は、リール本体に設けられる。フレキシブル基板は、指示手段がリール本体に接触した場合に、指示手段の接触位置を検知可能に構成されている。第1回路基板は、リール本体に設けられる。第1回路基板には、フレキシブル基板が接続される。第1回路基板は、指示手段の接触位置に基づいて、モータを制御するための第1制御信号を、出力可能に構成されている。
本電動リールでは、指示手段がリール本体に接触した場合に、フレキシブル基板が指示手段の接触位置を検知する。すると、フレキシブル基板に接続された第1回路基板が、指示手段の接触位置に基づいて、モータを制御するための第1制御信号を、出力する。すなわち、指示手段をリール本体に接触するだけで、モータを容易に制御することができる。
(2)本発明の別の側面に係る電動リールでは、リール本体が、フレーム本体と、フレーム本体に設けられるクラッチレバーとを、有している。フレキシブル基板は、フレーム本体及びクラッチレバーの少なくともいずれか一方に、設けられる。これにより、指示手段を、フレーム本体及びクラッチレバーの少なくともいずれか一方に接触するだけで、モータを容易に制御することができる。
(3)本発明のさらに別の側面に係る電動リールは、釣り情報を表示可能な表示部を、さらに備える。第1回路基板は、指示手段の接触位置に基づいて、表示部を制御するための第2制御信号を、さらに出力可能である。これにより、指示手段をリール本体に接触するだけで、表示部に各種情報を表示することができる。
(4)本発明のさらに別の側面に係る電動リールは、第2回路基板をさらに備える。第2回路基板は、リール本体に設けられる。第2回路基板は、モータの回転を検知可能に構成されている。フレキシブル基板は、第1回路基板及び第2回路基板を、連結する。第1回路基板は、第2回路基板の検知信号に基づいてモータの回転を監視し、モータの回転に応じて第1制御信号をモータに出力する。
この場合、モータの回転を第2回路基板によって検知しながら、リール本体に対する指示手段の接触によって、モータの回転を制御することができる。これにより、モータを精度よく制御することができる。
(5)本発明のさらに別の側面に係る電動リールでは、フレキシブル基板が、複数の接触位置を検知可能な検知部を、有する。第1回路基板は、複数の接触位置に基づいて指示手段の移動を認識し、指示手段の移動に応じてモータを制御するための第1制御信号を、出力する。これにより、指示手段をリール本体に接触し移動させることによって、モータを容易に制御することができる。また、指示手段をリール本体に接触し移動させることによって、表示部に各種情報を表示することができる。
(6)本発明のさらに別の側面に係る電動リールでは、フレキシブル基板が、無線通信部を、さらに有する。無線通信部は、釣り情報を無線によって外部装置と送受信可能に構成されている。これにより、無線通信部をリール本体に特別に設けることなく、釣り情報を外部装置に送信したり、釣り情報を外部装置から受信したりすることができる。
(7)本発明のさらに別の側面に係る電動リールでは、フレキシブル基板が、投影型静電容量式のパネルを、有している。このように、フレキシブル基板を投影型静電容量式のパネルによって構成することによって、指示手段の多点検出を精度良く行うことができる。
本発明では、電動リールのモータを容易に制御可能できる。
本発明の一実施形態による電動リールの斜視図。 図3の切断線II−IIにおける断面図。 第1側カバーを外した状態の電動リールの側面図。 フレキシブル基板を説明するための斜視図。 フレキシブル基板の電極パターンを説明するための概略外観図。 フレキシブル基板の電極パターンを説明するための概略断面図。 モータの制御を説明するためのブロック図。 モータの制御を説明するためのフロー。 他の実施形態による接触検知領域及びその周りの部分拡大図。
本発明の一実施形態による電動リール1は、釣り糸を前方に繰り出し可能である。
以下では、電動リール1の釣り糸の繰り出し方向が、前方方向(前)と定義される。左右方向(左右)は、電動リール1を後方から見て定義される。
<電動リール1の構成>
図1及び図2に示すように、電動リール1は、ハンドル10と、リール本体12と、表示部13と、スプール14と、モータ16と、フレキシブル基板51(図4を参照)と、制御ケース50(図3に示す第1回路基板61を含む)と、センサケース48(図3に示す第2回路基板71を含む)と、受電部20と、命令指示ボタン22とを、備える。
(ハンドル)
ハンドル10は、スプール14を回転させるためのものである。図1に示すように、ハンドル10は、リール本体12の右側に設けられる。なお、ハンドルがリール本体の左側に設けられてもよい。
(リール本体)
図1及び図2に示すように、リール本体12は、釣り竿RDに装着可能な竿装着脚部31と、フレーム本体34と、クラッチレバー36と、第1側カバー38、第2側カバー40、カウンタケース39と、前カバー41とを、有する。
竿装着脚部31は、フレーム本体34に設けられている。竿装着脚部31は、釣り竿RDに装着可能に前後方向に延びている。フレーム本体34は、第1側板34a及び第2側板34bと、複数の連結部34cと、含む。第1側板34a及び第2側板34bは、スプール14の回転軸芯X(図2を参照)が延びる軸方向に、互いに隔てて配置される。複数の連結部34cは、第1側板34a及び第2側板34bを連結する。
クラッチレバー36は、リール本体12の前部に設けられる。詳細には、クラッチレバー36は、スプール14の回転軸芯Xより前方において、リール本体12に設けられる。また、クラッチレバー36は、第1側板34a及び第2側板34bの間において、揺動自在に第1側板34a及び第2側板34bに設けられる。
第1側カバー38及び第2側カバー40は、第1側板34a及び第2側板34bに設けられる。第1側カバー38及び第2側カバー40は、第1側板34a及び第2側板34bを、軸方向外側から各別に覆う。第1側カバー38及び第1側板34aの間と、第2側カバー40及び第2側板34bの間とには、それぞれ各種の機構を装着するための空間が形成される。
カウンタケース39は、リール本体12の上部に設けられる。詳細には、カウンタケース39は、スプール14の回転軸芯Xより上方において、リール本体12に設けられる。また、カウンタケース39は、第1側カバー38及び第2側カバー40の間において、第1側板34a及び第2側板34bに設けられる。
前カバーは、リール本体12の前部に設けられる。詳細には、前カバーは、スプール14の回転軸芯Xより前方において、リール本体12に設けられる。また、前カバー41は、カウンタケース39の下部において、リール本体12に設けられる。
(表示部)
図1に示すように、表示部13は、釣り情報を表示可能である。表示部13は、リール本体12例えばフレーム本体34に設けられる。詳細には、表示部13は、フレーム本体34の上面例えばカウンタケース39の上面に露出するように、フレーム本体34に設けられる。表示部13は、制御ケース50に接続されている。表示部13は、制御ケース50の第1回路基板61(後述する)からの信号に基づいて、釣り情報を表示する。また、命令指示ボタン22が操作された場合には、表示部13は、命令指示ボタン22の操作に対応する情報を、表示する。
(スプール)
図1及び図2に示すように、スプール14は、第1側板34a及び第2側板34bの間において、第1側板34a及び第2側板34bに回転可能に支持される。スプール14は、リール本体12に設けられたスプール軸42に、一体回転可能に連結される。スプール14は、スプール軸42を介して、リール本体12に回転自在に支持される。ここで、スプール軸42は、軸受を介して、第1側板34a及び第2側カバー40に回転自在に支持される。
スプール14は、糸巻き胴部14aと、第1フランジ部14bと、第2フランジ部14cと、ボス部14dとを、有する。第1フランジ部14bは、糸巻き胴部14aの一端部に一体に形成される。第1フランジ部14bは、第1側板34aに対向して配置される。
第1フランジ部14bには、突起部14eが設けられる。詳細には、突起部14eは、第1フランジ部14bにおいて第1側板34aに対向する面に設けられる。突起部14eは、第1側板34aに向けて突出している。突起部14eは、周方向に間隔を隔てて配置される。各突起部14eには、磁石44が、装着される。磁石44は、後述する第2回路基板71のセンサ72(図3を参照)によって、検出可能である。
第2フランジ部14cは、糸巻き胴部14aの他端部に一体に形成される。第2フランジ部14cは、第2側板34bに対向して配置される。ボス部14dは、糸巻き胴部14aとスプール軸42との間において、糸巻き胴部14aに一体に形成される。ボス部14dは、スプール軸42に一体回転可能に装着される。
(モータ)
モータ16は、スプール14を駆動可能である。例えば、モータ16は、受電部20から受け取った電力によって作動し、スプール14を駆動する。図3に示すように、モータ16は、スプール14の前方において、筒状に形成された連結部34cの内部に、収納される。また、モータ16は、第1側カバー38と第2側カバー40とによって囲まれた空間内にも、部分的に配置される。
(フレキシブル基板)
図3及び図4に示すように、フレキシブル基板51は、制御ケース50の第1回路基板61(後述する)及びセンサケース48の第2回路基板71(後述する)を、連結する。また、フレキシブル基板51は、指示手段の接触位置を検知可能である。なお、ここでは、指示手段が、例えば、電動リール1に接触可能な手指である場合の例を示す。
詳細には、フレキシブル基板51の一端部は、制御ケース50の第1回路基板61に、接続される。また、フレキシブル基板51の他端部は、センサケース48の第2回路基板71に、接続される。
また、フレキシブル基板51は、フレーム本体34及びクラッチレバー36の少なくともいずれか一方に、設けられる。ここでは、フレキシブル基板51は、フレーム本体34に設けられる場合の例を、示す。
具体的には、図4に示すように、フレキシブル基板51は、基板本体52と、無線通信部53と、接触検知部54(検知部の一例)とを、有する。
基板本体52は、制御ケース50の第1回路基板61、及びセンサケース48の第2回路基板71の間で、信号を送受信可能に構成されている。例えば、基板本体52には、信号を伝達するための回路が、形成されている。
基板本体52は、制御ケース50の第1回路基板61、及びセンサケース48の第2回路基板71を、互いに接続する。例えば、基板本体52の一端部は、制御ケース50の第1回路基板61に接続される。基板本体52の他端部は、センサケース48の第2回路基板71に、接続される。
これにより、基板本体52は、第1回路基板61から出力された信号を、第2回路基板71に伝達する。また、基板本体52は、第2回路基板71から出力された信号を、第1回路基板61に伝達する。さらに、接触検知部54によって検知された信号を、第1回路基板61に伝達する。
また、フレキシブル基板51において一端部及び他端部を除く部分、すなわち基板本体52の中央部は、リール本体12に設けられる。詳細には、基板本体52の中央部は、カウンタケース39に沿って配置される。例えば、基板本体52の中央部において接触検知部54が設けられた部分が、少なくともカウンタケース39の内面に沿うように、カウンタケース39に装着される。より具体的には、基板本体52の中央部において接触検知部54が設けられた部分が、少なくともカウンタケース39の内面に沿うように、固定手段例えばボルト又は接着剤によって、カウンタケース39に固定される。
無線通信部53は、釣り情報を無線によって外部装置と送受信可能に構成されている。無線通信部53は、センサ72の検知情報を信号化し、この信号を無線により電動リール1の外部に発信する。
ここで、外部装置は、例えば、魚群探知機、携帯電話端末、及び/又はウェアラブル端末を、含んでいる。また、無線通信は、例えば、無線PAN(Personal Area Network)又は無線LAN(Local Area Network)を、含んでいる。
無線通信部53は、基板本体52に形成されている。無線通信部53は、例えばアンテナパターンであり、アンテナパターンが基板本体52に形成されている。
例えば、無線通信部53は、基板本体52の一端部及び中央部に形成されている。無線通信部53において基板本体52の中央部に含まれる部分は、カウンタケース39に沿うように、配置される。これにより、無線通信部53を、電動リール1の外面側に配置することができ、無線通信を安定的に行うことができる。
接触検知部54は、指示手段がカウンタケース39の外面に接触した複数の接触位置を、検知可能に構成されている。図1及び図4に示すように、接触検知部54は、カウンタケース39の内面に対向し且つカウンタケース39に接触している。ここで、接触検知部54が接触するカウンタケース39の外面の部分を、「接触検知領域SR(図1の破線を参照)」と定義する。また、接触検知領域SRの範囲を釣人に報知するための報知部39a、例えば線状の突起又は溝部等が、カウンタケース39の外面には設けられている。
接触検知部54は、基板本体52に形成されている。例えば、接触検知部54は、投影型静電容量式のパネルである。接触検知部54には、電極パターン55が形成されている。
図5A及び図5Bに示す電極パターン55は、後述するモータ16の段階を設定するために、用いられる。例えば、電極パターン55は、カウンタケース39の内面に接触し、カウンタケース39に沿って配置される。
電極パターン55は、受信用電極55aと、送信用電極55bとを、有している。受信用電極55aは、指示手段の接触を検知する。例えば、受信用電極55aは、カウンタケース39の内面と基板本体52との間に、配置されている。また、受信用電極55aは、カウンタケース39の内面、例えばカウンタケース39の接触検知領域SRの内面に、接触している。
また、受信用電極55aは、指示手段のスライド方向Dにおいて、指示手段の複数(例えば31箇所)の位置を検知可能に、形成されている。ここでは、説明を容易にするために、受信用電極55aは、スライド方向Dに複数(例えば31個)の電極が並ぶように、基板本体52上に連続的に形成されている。
なお、スライド方向Dは、受信用電極55aを横切る方向に対応している。例えば、スライド方向Dは、指示手段がカウンタケース39上において移動した場合のフレキシブル基板51の長手方向の成分に、対応している。
送信用電極55bは、受信用電極55aが検知した信号を、第1回路基板61に出力する。例えば、送信用電極55bは、指示手段のスライド方向Dにおいて、受信用電極55aの間に配置されるように、形成されている。また、送信用電極55bは、カウンタケース39の内面と基板本体52との間に、配置されている。
このような構成を有する電極パターン55では、指示手段が、カウンタケース39の接触検知領域SR(図1を参照)においてカウンタケース39の外面に接触すると、受信用電極55aが、指示手段の接触を検知する。また、指示手段が、カウンタケース39の接触検知領域SRにおいてカウンタケース39の外面に接触した状態で移動すると、受信用電極55aが、初期接触位置から最終接触位置までの間において、指示手段の接触を連続的に検知する。すると、受信用電極55aが検知した位置を示す信号が、送信用電極55bから第1回路基板61に出力される。
(制御ケース)
図2及び図3に示すように、制御ケース50は、リール本体12に設けられる。制御ケース50は、第1側カバー38と第1側板34aとによって囲まれた空間内に、配置される。制御ケース50は、第1側板34aに固定される。制御ケース50には、第1回路基板61が収納される(図3を参照)。
図6に示すように、第1回路基板61は、第1制御部62と、第1記録部63と、を、有する。第1制御部62は、主に、モータ16の制御を統括し実行する。第1制御部62は、例えば、CPU(Central processing unit)を含むマイクロコンピュータから、構成される。
例えば、第1制御部62は、モータ制御部62aと、表示情報生成部62bと、命令認識部62cとを、有する。
モータ制御部62aは、モータ16の制御に関する各種処理を実行し、モータ16を制御可能である。例えば、モータ制御部62aは、フレキシブル基板51の接触検知部54が検知した接触位置の情報に基づいて、第1制御信号を出力可能である。
第1制御信号は、モータを制御するための信号である。詳細には、モータ制御部62aは、第2回路基板71のセンサ72(後述する)の検知信号に基づいて、モータ16の回転を監視する。
また、モータ制御部62aは、指示手段の接触位置を示す信号を、接触検知部54から受け取ると、指示手段の接触情報を認識する。これにより、モータ制御部62aは、例えば、指示手段の位置情報、指示手段の移動情報、及び/又は指示手段のスライド方向情報を、認識する。そして、モータ制御部62aは、これら情報に基づいて、モータ16を制御するための第1制御信号を、モータ16に出力する。
詳細には、モータ制御部62aは、第1制御信号の出力によって、モータ16を段階的に制御する。ここでは、モータ制御部62aは、所定のモータ16の制御モード、例えば速度一定モード又は張力一定モードにおいて、複数の段階(例えば31段階)で、モータ16を制御する。第1制御信号には、モータ16を複数の段階のいずれか1つに設定するための信号が、含まれている。
速度一定モードでは、各段階において、スプール14の回転速度が一定になるように、モータ16が制御される。速度一定モードでは、例えば、1段目の回転速度が最も小さく、31段目の回転速度が最も大きい。張力一定モードでは、各段階において、釣り糸に作用する張力が一定になるように、モータ16が制御される。張力一定モードでは、例えば、1段目の張力が最も小さく、31段目の張力が最も大きい。
なお、速度一定モード及び張力一定モードでは、各段階及びモータ16の回転速度の関係と、各段階及びモータ16のトルクの関係とは、第1制御部62が、第1記録部63に予め記録されたテーブル情報を参照することによって、管理される。
第1記録部63は、各種情報を記録可能である。各種情報には、第1制御部62がアクセス可能である。第1制御部62は、第1記録部63の各種情報を参照しながら、モータ16及び表示部13の制御を行う。
第1記録部63は、例えば、ROM(read only memory)及びRAM(random access memory)から、構成されている。ROMは、データを読み出し可能である。ROMには、制御に必要なプログラム及びデータ等が、記録される。デフォルト値は、ROMに記録される。RAMは、データを一時的に保存し、データを読み書き可能である。第1制御部62が処理中の情報は、RAMに記録される。
表示情報生成部62bは、第2回路基板71のセンサ72(後述する)の検出結果に基づいて、表示部13の表示情報を生成する。例えば、表示情報生成部62bは、センサ72によって検出された回転数に基づいて、スプール14から繰り出された糸の長さを、算出する。そして、表示情報生成部62bは、この糸の長さに基づいて、仕掛けの水深情報を、生成する。すると、表示情報生成部62bは、仕掛けの水深情報に対応する信号を、表示部13に出力する。
また、表示情報生成部62bは、フレキシブル基板51が検知した接触位置に基づいて、表示部13を制御するための第2制御信号を、出力可能である。詳細には、表示情報生成部62bは、接触検知部54が検知した少なくとも1つの接触位置に基づいて、現状のモータ16の段階情報を、生成する。すると、表示情報生成部62bは、モータ16の段階情報に対応する信号、すなわち第2制御信号を、表示部13に出力する。
命令認識部62cは、各種命令を認識する。例えば、命令認識部62cは、命令指示ボタン22による指示命令に対応する信号を、認識する。ここで、指示情報がモータ16の制御に関する信号である場合は、この信号は、命令認識部62cからモータ制御部62aへと伝達される。
(センサケース)
図3に示すように、センサケース48は、リール本体12に設けられる。詳細には、センサケース48は、第1側カバー38と第1側板34aとによって囲まれた空間内に、配置される。センサケース48は、第1側板34aに固定される。センサケース48には、第2回路基板71が収納される。
第2回路基板71は、モータの回転を検知可能である。図6に示すように、第2回路基板71は、センサ72と、第2制御部73と、第2記録部74とを、有する。
センサ72は、スプール14に装着された複数の磁石44の磁力を、検知する。詳細には、スプール14の回転時に、センサ72は、磁石44の磁力を検知することによって、磁石44の通過を認識する。センサ72は、例えばホール素子である。なお、センサ72は、ホール素子に限定されず、ロータリエンコーダ又は光センサでもよい。
第2制御部73は、主に、センサ72の制御を統括し実行する。第2制御部73は、例えば、CPU(Central processing unit)を含むマイクロコンピュータから、構成される。第2制御部73は、センサ情報処理部73aを、有する。センサ情報処理部73aは、センサ72の検知結果に基づいて、各種処理を実行する。例えば、センサ情報処理部73aは、センサ72の検知結果に基づいて、スプール14の回転方向、及びスプール14の回転位置の変化を、算出する。スプール14の回転位置の変化には、例えば、スプール14の回転速度、及びスプール14が何回転したかを示す回転数が、含まれる。
第2記録部74は、各種情報を記録可能である。各種情報には、第2制御部73がアクセス可能である。第2制御部73は、各種情報を参照しながら、センサに関する処理を、実行する。第2記録部74の構成は、上述した第1記録部63の構成と実質的に同じであるので、ここでは説明を省略する。
(受電部)
受電部20は、モータ16を駆動する電力をリール外部から受ける。例えば、受電部20は、図示しない給電装置から電力を受ける。受電部20からの電力は、第1回路基板61(例えば第1制御部62)によって制御される。受電部20は、第1側カバー38と第1側板34aとの間に設けられるコネクタ20aを有する。コネクタ20aは、雄コネクタであり、内部に図示しない複数の端子ピンが設けられる。雄コネクタは、例えば給電装置に連結されたケーブルを、着脱可能かつ電気的に接続可能である。
(命令指示ボタン)
命令指示ボタン22は、各種命令を第1回路基板61(例えば第1制御部62)に指示するために用いられる。命令指示ボタン22は、リール本体12例えばカウンタケース39に、設けられる。
例えば、命令指示ボタン22は、表示部13の表示情報を切り換え可能であり、且つ表示部13の表示情報を設定可能である。また、命令指示ボタン22は、モータ16の制御モードを、速度一定モード又は張力一定モードに、設定可能である。さらに、命令指示ボタン22は、フレキシブル基板51の接触検知部54を用いてモータ16の制御を行うか否かを、設定可能である。すなわち、命令指示ボタン22によって、フレキシブル基板51の接触検知部54によるモータ16のオンオフ制御が、可能である。
<電動リール1の動作及びモータの制御>
まず、電動リール1の動作について説明する。
上記の電動リール1では、釣人は、竿装着脚部31に装着された釣り竿RDを、リール本体12とともに握る。このとき、釣人は、釣り竿RDを握る手(例えば左手)の親指を、クラッチレバー36に載置し、釣り竿RDとともに電動リール1を保持する。また、釣人は、握り手とは反対の手(例えば右手)で、ハンドル10の操作を行う。
一方で、釣人がリール本体12上における指示手段のスライド操作を行うことによって、モータ16が駆動する。このモータ16の駆動によって、スプール14に釣り糸が巻き取られる。
例えば、リール本体12上において指示手段がスライド操作された場合、スライド量に応じて、モータ16が回転する。これにより、釣り糸が、スプール14に糸巻き取られる。このように、指示手段によるスライド操作によって、釣り糸はスプール14に巻き取られる。
次に、上記のように、モータ16が回転駆動する際の制御を、図7を用いて説明する。まず、命令指示ボタン22の操作によって、モータ16の制御モード(速度一定モード又は張力一定モード)が選択されると、第1回路基板61における第1制御部62の命令認識部62cは、モータ16の制御モードを認識する(S1)。すると、命令認識部62cは、モータ16の制御モードを、第1回路基板61における第1制御部62のモータ制御部62aに伝達する。
次に、モータ制御部62aは、モータ16の状態情報を示す信号を、モータ16から受け取り、モータ16の状態を監視し認識する(S2)。モータ16の状態情報には、例えば、モータ16の回転速度及びモータ16に発生するトルクが、含まれる。速度一定モードが選択された場合は、モータ制御部62aは、モータ16の回転速度を制御する。一方で、張力一定モードが選択された場合は、モータ制御部62aは、モータ16のトルクを制御する。モータ16のトルクは、モータ16に発生する抵抗電流に基づいて、算出される。
なお、モータ16の状態情報は、モータ制御部62aが、スプール14の情報に基づいて予測してもよい。この場合、例えば、モータ制御部62aは、フレキシブル基板51を介して、スプール14の情報を、第2回路基板71における第2制御部73のセンサ情報処理部73aから取得する。そして、このスプール14の情報に基づいて、モータ制御部62aは、モータ16の状態を認識する。
次に、モータ制御部62aは、指示手段がカウンタケース39の接触検知領域SRに接触したか否かを、監視する(S3)。ここで、指示手段が接触検知領域SRに接触していない場合(S3でNo)、モータ制御部62aは、接触検知部54からの信号を待機する。
一方で、指示手段が接触検知領域SRに接触した場合(S3でYes)、モータ制御部62aは、接触検知部54からの信号に基づいて、指示手段の接触情報を、認識する(S4)。接触情報には、指示手段の位置情報、指示手段の移動情報、及び指示手段のスライド方向情報が、含まれる。
ここでは、まず、モータ制御部62aは、指示手段の位置情報及び移動情報を認識する。より具体的には、モータ制御部62aは、接触検知部54の電極パターン55からの信号を受けた後、初期接触位置から最終接触位置までの間の指示手段の移動情報、すなわち指示手段が通過した受信用電極55aの電極数Nを、認識する。ここで、電極数Nは、支持手段が、図5Bに示した受信用電極55aを通過した個数に、対応している。
次に、モータ制御部62aは、接触検知部54からの信号に基づいて、指示手段のスライド方向情報を、認識する。具体的には、モータ制御部62aは、接触検知部54の電極パターン55からの信号を受けた後、指示手段のスライド方向Dが正方向であるか否かを判断する。ここで、指示手段のスライド方向Dが正方向である場合、モータ制御部62aは、最新の電極数を、例えば「+N」として、第1記録部63に記録する。一方で、指示手段のスライド方向Dが負方向である場合、モータ制御部62aは、最新の電極数を、例えば「−N」として、第1記録部63に記録する。
ここで、正方向とは、スライド方向Dにおいて隣接する受信用電極55aのベクトルが、第1方向例えば前方(表示部13側)の成分を含んでいると、モータ制御部62aが認識した場合の方向である。負方向とは、スライド方向Dにおいて隣接する受信用電極55aのベクトルが、第2方向例えば後方(クラッチレバー36側)を含んでいると、モータ制御部62aが認識した場合の方向である。
続いて、モータ制御部62aは、ステップ2(S2)で監視中のモータ16の状態、及び指示手段の接触情報に基づいて、モータ16の段階Dを設定する(S5)。具体的には、モータ制御部62aは、ステップ2(S2)で監視中のモータ16の状態に基づいて、現状のモータ16の段階Mを、認識する。なお、モータ16の段階Mの初期条件は、ゼロ(0)である。
そして、モータ制御部62aは、指示手段の接触情報例えば最新の電極数Nに基づいて、現状のモータ16の段階Mを修正する。例えば、モータ制御部62aは、現状のモータ16の段階Mに、最新の電極数N(+N又は−N)を加算する処理を、実行する。この処理によって、モータ16の段階D(=M+N)が、設定される。
ここで、モータ16の段階Dは、「0以上且つ31以下」の範囲のいずれか1つの値である。例えば、上記の加算処理の結果が、正であり、1以上且つ31以下の範囲内であれば、この結果がモータ16の段階Dとして設定される。また、上記の加算処理の結果が32以上であれば、モータ16の段階Dは「31」に設定される。
また、上記の加算処理の結果がゼロである場合、モータ16の段階Dは「0」に設定される。さらに、上記の加算処理の結果が負である場合、モータ16の段階Dは「0」に設定される。
続いて、上記のようにモータ16の段階Dが設定されると、モータ制御部62aは、モータ16に対して第1制御信号を出力する(S6)。すると、第1制御信号に基づいて、モータ16は、上記の段階Dで、スプール14を回転駆動する(S7)。これにより、スプール14に釣り糸が巻き取られる。なお、モータ16の段階Dが「0」である場合は、回転中のモータ16は停止しているので、モータ16の駆動によるスプール14の巻き取りは、行われない。
続いて、第1回路基板61における第1制御部62の表示情報生成部62bが、モータ16の状態(現状のモータ16の段階D)を報知する第2制御信号を、表示部13に出力する(S8)。すると、表示部13は、現状のモータ16の段階Dの情報を、表示する(S9)。
このように、モータ16の設定が行われ、モータ16が回転駆動している間において、電動リール1の電源がオフになったか否かを、モータ制御部62aは常に監視している(S10)。このため、電動リール1の電源がオンである限り(S10でNo)、上記の処理が繰り返し実行される。なお、ステップ1(S1)では、命令指示ボタン22による再選択が行われた場合に処理が実行されるが、この再選択が行われない限り、ステップ2(S2)の処理が実行される。最後に、電動リール1の電源がオフになった場合(S10でYes)は、上記の処理は終了する。
<まとめ>
上記実施形態は、下記のように表現可能である。
(1)本電動リール1は、スプール14を駆動可能なモータ16を有する。電動リール1は、リール本体12と、フレキシブル基板51と、第1回路基板61とを、備える。フレキシブル基板51は、リール本体12に設けられる。フレキシブル基板51は、指示手段がリール本体12に接触した場合に、指示手段の接触位置を検知可能に構成されている。第1回路基板61は、リール本体12に設けられる。第1回路基板61には、フレキシブル基板51が接続される。第1回路基板61は、指示手段の接触位置に基づいて、モータ16を制御するための第1制御信号を、出力可能に構成されている。
本電動リール1では、指示手段がリール本体12に接触した場合に、フレキシブル基板51が指示手段の接触位置を検知する。すると、フレキシブル基板51に接続された第1回路基板61が、指示手段の接触位置に基づいて、モータ16を制御するための第1制御信号を、出力する。すなわち、指示手段をリール本体12に接触するだけで、モータ16を容易に制御することができる。
(2)本電動リール1では、リール本体12が、フレーム本体34と、フレーム本体34に設けられるクラッチレバー36とを、有している。フレキシブル基板51は、フレーム本体34に設けられる。これにより、指示手段を、フレーム本体34に接触するだけで、モータ16を容易に制御することができる。
(3)本電動リール1は、釣り情報を表示可能な表示部13を、さらに備える。第1回路基板61は、指示手段の接触位置に基づいて、表示部13を制御するための第2制御信号を、さらに出力可能である。これにより、指示手段をリール本体12に接触するだけで、表示部13に各種情報を表示することができる。
(4)本電動リール1は、第2回路基板71をさらに備える。第2回路基板71は、リール本体12に設けられる。第2回路基板71は、モータ16の回転を検知可能に構成されている。フレキシブル基板51は、第1回路基板61及び第2回路基板71を、連結する。第1回路基板61は、第2回路基板71の検知信号に基づいてモータ16の回転を監視し、モータ16の回転に応じて第1制御信号をモータ16に出力する。
この場合、モータ16の回転を第2回路基板71によって検知しながら、リール本体12に対する指示手段の接触によって、モータ16の回転を制御することができる。これにより、モータ16を精度よく制御することができる。
(5)本電動リール1では、フレキシブル基板51が、複数の接触位置を検知可能な検知部を、有する。第1回路基板61は、複数の接触位置に基づいて指示手段の移動を検知し、指示手段の移動に応じてモータ16を制御するための第1制御信号を、出力する。これにより、指示手段をリール本体12に接触し移動させることによって、モータ16を容易に制御することができる。また、指示手段をリール本体12に接触し移動させることによって、表示部13に各種情報を表示することができる。
(6)本電動リール1では、フレキシブル基板51が、無線通信部53を、さらに有する。無線通信部53は、釣り情報を無線によって外部装置と送受信可能に構成されている。これにより、無線通信部53をリール本体12に特別に設けることなく、釣り情報を外部装置に送信したり、釣り情報を外部装置から受信したりすることができる。
(7)本電動リール1では、フレキシブル基板51が、投影型静電容量式のパネルを、有している。このように、フレキシブル基板51を投影型静電容量式のパネルによって構成することによって、指示手段の多点検出を精度良く行うことができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)前記実施形態では、フレキシブル基板51(接触検知部54)が検知した指示手段の接触位置に基づいて、モータ16の制御を行う場合の例を示したが、次のように構成してもよい。
例えば、フレキシブル基板51(接触検知部54)が検知した指示手段の接触位置に基づいて、表示部13を制御するように構成してもよい。例えば、指示手段によるスライド操作によって、表示部13のメニューの切り換えを行い、指示手段のタップ操作によってメニュー項目を選択したり決定したりしてもよい。なお、この構成は、命令指示ボタン22によって、モータ16の制御又は表示部13の制御に切り換えることによって、機能させることができる。
(b)前記実施形態では、フレキシブル基板(接触検知部54)がリール本体12に設けられる場合の例を示した。これに代えて、フレキシブル基板(接触検知部54)をクラッチレバー36に設けてもよい。この場合、例えば、クラッチレバー36に載置した親指によって、容易にスライド操作を行うことができる。
(c)前記実施形態では、モータ16が31段階で調整される場合の例を示したが、モータ16の段階数は、複数の段階であれば、どのように設定してもよい。
(d)前記実施形態では、受信用電極55aが、モータ16の31段階と同じ数の31箇所で指示手段の位置を検知する場合の例を示したが、指示手段の位置を検知する箇所数はどのようにしてもよい。例えば、受信用電極55aの検知箇所数が31個未満である場合、受信用電極55aによって検知不能なモータ16の段階は、一次式又は多項式を用いることによって、補間され設定される。また、受信用電極55aの検知箇所数が32個以上である場合は、モータ16の段階数の検知に用いられない電極は、指示手段の通過(方向)を検知する電極として用いられる。
(e)前記実施形態では、フレキシブル基板51の接触検知部54を操作することによって、モータ制御を行う場合の例を示した。これに加えて、レバー形態又はダイヤル形態の操作部を、リール本体12に設けて、接触検知部54とともに、モータ制御を行うようにしてもよい。例えば、操作部がダイヤル形態である場合、操作部は、リール本体12に回動自在に配置される。この操作部の回動位置を、図示しない位置検出部によって検出することによって、モータ制御が行われる。
(f)前記実施形態では、指示手段のスライド操作によって、モータ16等の制御を行う場合の例を示した。これに代えて、指示手段のタッチ操作によって、モータ16等の制御を行ってもよい。
この場合、図8に示すように、リール本体12の接触検知領域SR、例えばカウンタケース39の外面の接触検知領域SRに、モータ16の段数を示す記号が、設けられる。モータ16の段数を示す記号は、例えば段数字及び三角文字であり、報知部39aに含まれる。
この記号を釣人が参照し、指示手段が接触検知領域SRの所望の位置でタッチされると、このタッチ位置に基づいて、タッチ位置のモータ16の段数がダイレクトに設定され、モータが制御される。すなわち、この構成では、指示手段のタッチ位置に応じて、モータ16の制御が行われる。このように構成しても、上記と同様の効果を得ることができる。
1 電動リール
12 リール本体
13 表示部
14 スプール
16 モータ
34 フレーム本体
36 クラッチレバー
39 カウンタケース
51 フレキシブル基板
53 無線通信部
54 接触検知部
61 第1回路基板
71 第2回路基板
SR 接触検知領域

Claims (5)

  1. スプールを駆動可能なモータを有する電動リールであって、
    リール本体と、
    前記リール本体に設けられ、指示手段が前記リール本体に接触した場合に、前記指示手段の接触位置を検知可能に構成されるフレキシブル基板と、
    前記リール本体に設けられる第1ケースに収容され、前記フレキシブル基板が接続され、且つ前記接触位置に基づいて、前記モータを制御するための第1制御信号を、出力可能に構成される第1回路基板と、
    釣り情報を表示可能な表示部と、
    前記リール本体に設けられ前記第1ケースとは異なる第2ケースに収容され、且つ前記モータの回転を検知可能な第2回路基板と、
    を備え、
    前記リール本体は、フレーム本体と、前記フレーム本体に設けられるクラッチレバーとを、有し、
    前記フレキシブル基板は、前記第1ケースから外側に延び前記フレーム本体及び前記クラッチレバーの少なくともいずれか一方に設けられ、前記第1回路基板及び前記第2回路基板を連結し、
    前記第1回路基板は、前記接触位置に基づいて、前記表示部を制御するための第2制御信号をさらに出力可能であり、前記第2回路基板の検知信号に基づいて前記モータの回転を監視し、前記モータの回転に応じて前記第1制御信号を前記モータに出力する、
    電動リール。
  2. 前記フレキシブル基板は、複数の前記接触位置を検知可能な検知部を、有し、
    前記第1回路基板は、複数の前記接触位置に基づいて前記指示手段の移動を検知し、前記指示手段の移動に応じて前記モータを制御するための前記第1制御信号を、出力する、
    請求項1に記載の電動リール。
  3. 前記フレキシブル基板は、釣り情報を無線によって外部装置と送受信可能に構成される無線通信部を、さらに有する、
    請求項に記載の電動リール。
  4. 前記フレキシブル基板は、投影型静電容量式のパネルを、有している、
    請求項1からのいずれか1項に記載の電動リール。
  5. 前記第1ケース及び前記第2ケースは、前記リール本体の側方に配置される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電動リール。
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