JP6679293B2 - 運行管理装置 - Google Patents

運行管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6679293B2
JP6679293B2 JP2015237436A JP2015237436A JP6679293B2 JP 6679293 B2 JP6679293 B2 JP 6679293B2 JP 2015237436 A JP2015237436 A JP 2015237436A JP 2015237436 A JP2015237436 A JP 2015237436A JP 6679293 B2 JP6679293 B2 JP 6679293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
operation management
uphill
management device
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015237436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017102820A (ja
Inventor
淳 坂野
淳 坂野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Energy System Corp
Original Assignee
Yazaki Energy System Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Energy System Corp filed Critical Yazaki Energy System Corp
Priority to JP2015237436A priority Critical patent/JP6679293B2/ja
Publication of JP2017102820A publication Critical patent/JP2017102820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6679293B2 publication Critical patent/JP6679293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、車両の運行管理を行う運行管理装置に関する。
従来から、商業用車両など(例えば、トラック及びタクシー)の運行管理を行うための運行管理装置が提案されている。例えば、従来の運行管理装置の一つ(以下「従来装置」という。)は、車両が走行している道路の種別(具体的には、一般道路であるか高速道路であるか)を検出するための各種センサを備え、車両が一般道路を走行しているときの運行管理条件と、車両が高速道路を走行しているときの運行管理条件と、を自動的に切り替えるようになっている。これにより、従来装置は、走行中の道路の種別に対応した適切な運行管理を行うことができる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2013−206419号公報
ところで、この種の運行管理装置は、安全運転および経済的運転などの観点から、車両のエンジン回転速度を管理する場合がある。例えば、運行管理装置は、エンジン回転速度が所定の閾値回転速度以上である場合、エンジン回転速度超過について乗務員の注意を喚起するべく、その旨を乗務員に通知するように運行管理を行う場合がある。
一方、車両のエンジン回転速度は、一般に、乗務員による車両の操作のみには依存せず、種々の要因によって変動する。例えば、車両が登坂路を走行する場合、車両が平坦路を走行する場合に比べ、エンジン回転速度が高くなる傾向がある。そこで、例えば、車両が登坂路を走行中であるか平坦路を走行中であるかを判定した上で、車両のエンジン回転速度を管理することが考えられる。
しかし、車両が登坂路上にあるか否かを検出するためのセンサ(いわゆる坂道センサ)を運行管理装置に追加すると、そのセンサに要するコスト分だけ運行管理装置の製造コストが高まることになる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両が登坂路上にあるか否かを考慮した運行管理を出来る限り低コストにて実行可能な運行管理装置を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る運行管理装置は、下記(1)〜(3)を特徴としている。
(1)
車両に搭載されると共に前記車両の運行管理を行う運行管理装置であって、
前記車両の位置に関する情報を取得する位置情報取得部と、前記車両の乗務員に前記車両のエンジン回転速度に関する通知を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記車両のエンジン回転速度が所定の閾値回転速度以上であると判定した場合であって、前記車両の位置が所定の登坂路エリアに属すると判定したときには前記通知を行わず、前記車両の位置が前記登坂路エリアに属しないと判定したときには前記通知を行う、
運行管理装置であること。
(2)
上記(1)に記載の運行管理装置であって、
前記制御部が、
前記登坂路エリアに関する情報を予め記憶していると共に、前記乗務員から収集した登坂路の位置に基づくエリア更新情報を外部から入力されたとき、前記登坂路エリアに関する情報を更新する、
運行管理装置であること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載の運行管理装置であって、
前記車両の積載物の重量に関する情報を取得する積載重量取得部を更に備え、
前記制御部が、
前記車両の積載物の重量及び前記車両の車体の重量を含む総重量を算出すると共に、
前記車両のエンジン回転速度が前記閾値回転速度以上であると判定した場合であって、前記車両の位置が前記登坂路エリアに属し且つ前記総重量が所定の閾値重量以上であると判定したときには前記通知を行わず、前記車両の位置が前記登坂路エリアに属しないと判定したとき又は前記総重量が前記閾値重量よりも小さいと判定したときには前記通知を行う、
運行管理装置であること。
上記(1)の構成の運行管理装置によれば、位置情報取得部(例えば、GPS装置)によって車両の位置に関する情報が取得されると共に、車両の位置が所定の登坂路エリアに属していれば、エンジン回転速度が閾値回転速度以上となっても、乗務員への通知(注意喚起)がなされない。換言すると、登坂路エリア内では乗務員への通知が抑制(免除)される。一方、車両の位置が登坂路エリアに属しなければ、エンジン回転速度が閾値回転速度以上である場合、乗務員への通知(例えば、エンジン回転速度超過を表すアラート音を鳴らすこと)がなされる。
更に、運行管理装置(例えば、デジタルタコグラフ)は通常は位置情報取得部(GPS装置等)を内蔵しており、仮に運行管理装置が位置情報取得部を内蔵していない場合であっても、車両の位置情報を取得するためのセンサ(GPS装置等)は、車両が登坂路上にあるか否かを検出するためのセンサ(坂道センサ)に比べて一般に安価である。そのため、前者のセンサ(GPS装置等)を用いれば、後者のセンサ(坂道センサ)を用いる場合に比べ、運行管理装置の製造コストを低減できる。
したがって、本構成の運行管理装置は、車両が登坂路上にあるか否かを考慮した適切な運行管理を出来る限り低コストにて実行できる。
ところで、上述した登坂路エリアは、登坂路の位置そのものであってもよく、登坂路の位置を含む所定範囲内の領域(例えば、登坂路の位置を中心とした所定半径の円の内側の領域)であってもよい。登坂路エリアは、例えば、位置情報取得部によって取得される位置情報の精度を考慮して設定され得る。
上記(2)の構成の運行管理装置によれば、実際に日々の業務等において車両を走行させる乗務員から登坂路の位置についての情報が収集され、その収集された情報に基づいて登坂路エリアに関する情報が更新される。換言すると、運行管理装置による乗務員の運行管理と、乗務員による運行管理装置のデータ更新と、が表裏一体となって行われる。そのため、車両の運行が繰り返されるにつれて、登坂路エリアに関する情報の精度が向上すると考えられる。よって、本構成の運行管理装置は、事前に登坂路エリアに関する完全な情報を準備する場合に比べ、高精度かつ低コストにて登坂路エリアに関する情報を取得できる。
上記(3)の構成の運行管理装置によれば、車両が登坂路エリアに属するか否かに加え、車両の総重量が閾値重量以上であるか否かを考慮した上で、車両の運行管理が行われる。よって、本構成の運行管理装置は、車両の運行管理をより厳密に実行できる。
本発明によれば、車両が登坂路上にあるか否かを考慮した運行管理を出来る限り低コストにて実行可能な運行管理装置を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る運行管理装置の基本構成を示す図である。 図2は、図1の運行管理装置が、エンジン回転速度に関する通知を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、本発明の実施形態の変形例において、運行管理装置がエンジン回転速度に関する通知を行う際の処理の流れを示すフローチャートである。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る運行管理装置(デジタルタコグラフ10)について説明する。本例において、デジタルタコグラフ10は、商業用車両(例えば、トラック及びタクシー)に搭載される。
(構成)
図1に示すように、デジタルタコグラフ10は、CPU(制御部)11と、電源12と、表示部13と、通知部14と、ボタン15と、入力I/F16と、GPS装置17と、を備える。なお、CPUは中央演算処理装置の略称であり、I/Fはインターフェイスの略称である。
CPU(制御部)11は、種々の処理を行うためのプログラムが格納されたROM11aと、車両の運行データ及び登坂路エリアの位置データ(詳細は後述される。)を含む種々のデータの記録・読み出しを行うRAM11bと、を含む。電源12は、CPU11が種々の処理を実行するために必要な電力をCPU11に供給するようになっている。表示部13は、乗務員に種々の情報を知らせるための表示画面を含む。通知部14は、乗務員に通知(注意喚起)を行うためのブザー及びランプ等を含む。表示部13及び通知部14は、CPU11の指示に基づいて動作するようになっている。なお、本例において、表示部13と通知部14とは独立した別々の構成要素として記載されているが、デジタルタコグラフ10は、表示部13と通知部14とを一つにまとめた構成要素を有してもよい。本例において、CPU11が本発明に係る「制御部」に対応する対応する。
ボタン15は、乗務員によって操作可能に配置されている。例えば、タクシーの場合、ボタン15として、「実車状態」(乗客を乗せて運行する状態)又は「空車状態」(乗客を乗せずに運行する状態)を選択するためのボタン等が挙げられる。ボタン15の操作情報は、CPU11に送信されるようになっている。
入力I/F16は、車両の運行状態を検出する各種センサからの情報、登坂路エリアの更新情報(詳細は後述される。)、及び、乗務員IDの情報などをCPU11に提供するようになっている。本例においては、入力I/F16は、車両の速度を検出する車速センサS1、車両のエンジン回転速度を検出するエンジン回転速度センサS2、及び、車両の積載物の重量を検出する積載重量センサS3と接続されると共に、登坂路エリアを更新するためのエリア更新情報が格納されたエリア更新用メモリカードM1を挿入可能となっている。入力I/F16は、これらセンサ等から得た情報をCPU11に供給するようになっている。
なお、入力I/F16は、乗務員IDを入力可能であるように構成されてもよい。乗務員IDの入力は、例えば、乗務員がIDカードの挿入口(図示省略)に自らのIDカードを挿入することにより行われる。乗務員IDの入力は、乗務員によるボタン15の操作によって行われてもよい。
GPS装置17は、車両の現在位置を検出すると共に、車両の現在位置に関する情報をCPU11に供給するようになっている。
(作動)
デジタルタコグラフ10を搭載した車両の乗務員は、業務を開始するために車両を事業所等から出庫する際、「出庫操作」として乗務員IDの入力(IDカードの挿入)を行い、業務を終えるために車両を事業所等に入庫する際、「入庫操作」として乗務員IDの入力の解除(IDカードの排出)を行う。
乗務員がデジタルタコグラフ10に自身のIDカードを挿入すると、運行データの記録が開始される。例えば、CPU11は、車両の運行状態を表す情報(例えば、車両の速度、エンジン回転速度、及び、車両の総重量など)をその運行時に入力されていた乗務員IDの情報と関連付けると共に、運行データとしてRAM11bに逐次(時系列的に)記録する。このような運行データの記録は、例えば、乗務員が自身のIDカードをデジタルタコグラフ10から排出したときに終了される。RAM11bに記録された運行データは、管理サーバ(図示省略)等において処理され、その後の乗務員の運行管理のために役立てられる。
RAM11bには、登坂路エリアを表す多数の位置データが予め格納されている。なお、本例において、登坂路とは、路面勾配が所定角度以上の登り坂を表す。RAM11bに格納される登坂路エリアの位置データは、登坂路エリアの更新情報が記憶されたエリア更新用メモリカードM1が入力I/F16に接続される毎に、逐次更新され得る。
デジタルタコグラフ10は、安全運転および経済的運転の観点から、車両のエンジン回転速度を管理するようになっている。具体的には、エンジン回転速度センサS2により検出される現在のエンジン回転速度NEが閾値回転速度NEth以上である場合、通知部14を通じてその旨(エンジン回転速度超過の注意喚起)が乗務員に通知されるようになっている。これにより、乗務員は、エンジン回転速度NEが閾値回転速度NEth以下の範囲内において車両を運転するよう促されることになる。
ところで、一般に、登坂路の走行中は、比較的大きな駆動力が要求されるため、平坦路の走行中と比べ、エンジン回転速度が相対的に高くなる傾向がある。そのため、登坂路の走行中は、乗務員が適正な操作(例えば、車速を維持する程度のアクセル操作)を行っていても、エンジン回転速度NEが不可避的に閾値回転速度NEth以上になる可能性がある。このような場合おいても一律に通知を行うと、かえって適切な運行管理の妨げとなる可能性がある。
そこで、デジタルタコグラフ10は、GPS装置17によって検出される車両の現在位置が、RAM11bに格納されている登坂路エリアに属する場合、エンジン回転速度NEが閾値回転速度NEth以上であっても乗務員への通知を行わない。換言すると、登坂路エリア内では乗務員への通知が抑制(免除)される。
以下、デジタルタコグラフ10(具体的には、CPU11)が行う具体的な処理について、図2に示すフローチャートを参照しながら説明する。CPU11は、車両の走行中において所定時間が経過する毎に、図2のフローチャートに示すルーチンを繰り返し実行する。なお、本ルーチンは、CPU11がROM11aに格納されている対応するプログラムを実行することによって行われる。
具体的には、CPU11は、所定のタイミングにてステップ200から本ルーチンの処理を開始すると、ステップ205に進み、現時点にて運行データの記録が行われているか否かを判定する。CPU11は、現時点が運行データの記録中ではない場合、「No」と判定してステップ295に進み、本ルーチンを一旦終了する。一方、CPU11は、現時点が運行データの記録中である場合、「Yes」と判定してステップ210に進む。以下、現時点が運行データの記録中であると仮定して説明を続ける。
運行データの記録中である場合、CPU11は、ステップ210にて、エンジン回転速度センサS2の出力値に基づいて現在のエンジン回転速度NEを取得する。次いで、CPU11は、ステップ215に進み、GPS装置17の出力値に基づいて車両の現在位置(具体的には、緯度、経度、及び、標高など)を取得する。
次いで、CPUは、ステップ220に進み、現在のエンジン回転速度NEが所定の閾値回転速度NEth以上であるか否かを判定する。例えば、CPU11は、現在のエンジン回転速度NEが閾値回転速度NEth以上である場合、ステップ220にて「Yes」と判定し、ステップ225に進む。
ステップ225にて、CPU11は、車両の現在位置がRAM11bに格納されている多数の登坂路エリアのうちの何れかのエリアに属するか否かを判定する。本例において、登坂路エリアとして、登坂路の代表位置を中心とする所定半径の円の内側の領域が用いられる。
車両の現在位置が、登坂路エリアの何れにも属しない場合、CPU11は、ステップ225にて「No」と判定し、ステップ230に進む。CPU11は、ステップ230にて、エンジン回転速度超過の旨を通知部14を通じて乗務員に通知する。これにより、乗務員は、エンジン回転速度NEがNEth以下の範囲内にて車両を運転するよう促される。
これに対し、車両の現在位置が、登坂路エリアの何れかに属する場合、CPU11は、ステップ225にて「Yes」と判定し、ステップ235に進む。CPU11は、ステップ235にて、エンジン回転速度NEが閾値回転速度NEth以上であるにもかかわらず、乗務員への通知を行わない。換言すると、CPU11は、乗務員への通知を抑制(免除)する。これにより、乗務員の不適切な車両操作に起因しないエンジン回転速度超過については通知がなされないことになり、適切な運行管理が行われる。
以上のように、本発明の実施形態に係るデジタルタコグラフ10によれば、GPS装置17によって車両の現在位置に関する情報が取得される。車両の現在位置がRAM11bに格納されている登坂路エリアに属していれば、エンジン回転速度NEが閾値回転速度NEth以上となっても、乗務員への通知(注意喚起)がなされない。換言すると、登坂路エリア内では乗務員への通知が抑制(免除)される。よって、デジタルタコグラフ10によれば、デジタルタコグラフが一般に備えるGPS装置を利用することにより、車両が登坂路上にあるか否かを検出するためのセンサ(いわゆる坂道センサ)を用いることなく、同センサを用いた場合と同様の運行管理を実現できる。したがって、車両が登坂路上にあるか否かを考慮した適切な運行管理を出来る限り低コストにて実行できる。
更に、RAM11bに格納される登坂路エリアの位置データは、エリア更新用メモリカードM1を入力I/F16に接続する毎に、逐次更新され得る。よって、実際に日々の業務等において車両を走行させる乗務員から登坂路の位置についての情報を収集し、その収集された情報に基づくエリア更新情報をエリア更新用メモリカードM1を用いてデジタルタコグラフ10に入力すれば、登坂路エリアに関する情報が更新される。例えば、乗務員が新たに登坂路を発見した場合、その新たな登坂路を反映するように登坂路エリアに関する情報が更新される。そのため、車両の運行が繰り返されるにつれて、登坂路エリアに関する情報の精度が向上する。よって、事前に登坂路エリアに関する完全な情報を準備する場合に比べ、高精度かつ低コストにて登坂路エリアに関する情報を取得できる。
<変形例>
以下、上述した本発明の実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、エンジン回転速度NEが閾値回転速度NEth以上の場合、車両の現在位置が登坂路エリア内であれば通知が行われず、車両の現在位置が登坂路エリア外であれば通知が行われるようになっている(図2のステップ220及びステップ225を参照。)。ここで、本発明の運行管理装置は、登坂路エリアの内外に加え、車両の総重量を考慮して通知の可否を判定するように構成されてもよい。
具体的には、CPU11は、エンジン回転速度NEが閾値回転速度NEth以上の場合、車両の現在位置が登坂路エリア内であり且つ車両の総重量WTが閾値重量WTth以上のときには通知を行わず、車両の現在位置が登坂路エリア外であるとき又は車両の総重量WTが閾値重量WTth未満のときには通知を行うように構成され得る。
このような判定は、図3のフローチャートに示すルーチンによって実現される。図3のルーチンは、図2のルーチンに、ステップ305の処理(車両の総重量WTの取得)及びステップ310の処理(総重量WTが閾値重量WTth以上であるか否かの判定)を追加したルーチンである。
より具体的には、CPU11は、図3のステップ300から処理を開始し、ステップ205〜215を経てステップ305に進むと、積載重量センサS3の出力値に基づいて車両に積載している荷物等の重量(積載重量)を取得し、ROM11aに予め記憶されている車両の車体重量とその積載重量との合計値を総重量WTとして取得する。そして、CPU11は、ステップ220,225を経てステップ310に進むと、総重量WTが閾値重量WTth以上であれば「Yes」と判定してエンジン回転速度超過を通知せず(ステップ235)、総重量WTが閾値重量WTthよりも小さければ「No」と判定してエンジン回転速度超過を通知する(ステップ230)。その後、CPU11は、ステップ395に進んで本ルーチンを一旦終了する。この処理は、車両の総重量WTが大きいほどエンジン回転速度NEがより高まる傾向があるという事実に基づく。逆に言えば、車両の総重量WTが小さいにもかかわらずエンジン回転速度NEが高まっている場合、たとえ登坂路エリアに属していても乗務員に通知を行うと良いという考え方に基づく。
なお、図3に示したルーチンは、ステップ305及びステップ310が追加されている点のみにおいて図2に示したルーチンと相違している。そこで、図3において図2に示したステップと同一の処理を行うためのステップには、図2のそのようなステップに付された符号と同一の符号が付し、これらステップについての詳細な説明を省略する。
以上のように、発明の実施形態の変形例に係るデジタルタコグラフによれば、車両が登坂路エリアに属するか否かに加え、車両の総重量WTが閾値重量WTth以上であるか否かを考慮した上で、車両の運行管理を行う。よって、車両の運行管理をより厳密に実行できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、エリア更新用メモリカードM1を用いて登坂路エリアに関する情報が更新されるようになっている。しかし、エリア更新用メモリカードM1に代えて、デジタルタコグラフ10と管理サーバ等との間の無線通信によって登坂路エリアに関する情報が更新されるように、デジタルタコグラフ10が構成されてもよい。
ここで、上述した本発明に係る運行管理装置の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(3)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
車両に搭載されると共に前記車両の運行管理を行う運行管理装置(10)であって、
前記車両の位置に関する情報を取得する位置情報取得部(17)と、前記車両の乗務員に前記車両のエンジン回転速度に関する通知を行う制御部(11)と、を備え、
前記制御部(11)は、
前記車両のエンジン回転速度(NE)が所定の閾値回転速度(NEth)以上である場合(ステップ220にてYes判定の場合)、前記車両の位置が所定の登坂路エリアに属するとき(ステップ225にてYes判定のとき)には前記通知を行わず、前記車両の位置が前記登坂路エリアに属しないとき(ステップ225にてNo判定のとき)には前記通知を行う、
運行管理装置(10)。
(2)
上記(1)に記載の運行管理装置において、
前記制御部(11)が、
前記登坂路エリアに関する情報を予め記憶している(RAM11b)と共に、前記乗務員から収集した登坂路の位置に基づくエリア更新情報(エリア更新用メモリカードM1内の情報)を外部から入力されたとき、前記登坂路エリアに関する情報を更新する、
運行管理装置(10)。
(3)
上記(1)又は(2)に記載の運行管理装置であって、
前記車両の積載物の重量に関する情報を取得する積載重量取得部(S3)を更に備え、
前記制御部が、
前記車両の積載物の重量及び前記車両の車体の重量を含む総重量(WT)を算出すると共に、
前記車両のエンジン回転速度(NE)が前記閾値回転速度(NEth)以上である場合(ステップ220にてYes判定の場合)、前記車両の位置が前記登坂路エリアに属し(ステップ225にてYes判定であり)且つ前記総重量(WT)が所定の閾値重量(WTth)以上であるとき(ステップ310にてYes判定であるとき)には前記通知を行わず、前記車両の位置が前記登坂路エリアに属しないとき(ステップ225にてNo判定のとき)又は前記総重量(WT)が前記閾値重量(WTth)よりも小さいとき(ステップ310にてNo判定のとき)には前記通知を行う(図3のステップ230)、
運行管理装置(10)。
10 デジタルタコグラフ(運行管理装置)
11 CPU(制御部)
14 通知部
17 GPS装置(位置情報取得部)
M1 エリア更新用メモリカード
S3 積載重量センサ(積載重量取得部)

Claims (3)

  1. 車両に搭載されると共に前記車両の運行管理を行う運行管理装置であって、
    前記車両の位置に関する情報を取得する位置情報取得部と、前記車両の乗務員に前記車両のエンジン回転速度に関する通知を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記車両のエンジン回転速度が所定の閾値回転速度以上であると判定した場合であって、前記車両の位置が所定の登坂路エリアに属すると判定したときには前記通知を行わず、前記車両の位置が前記登坂路エリアに属しないと判定したときには前記通知を行う、
    運行管理装置。
  2. 請求項1に記載の運行管理装置であって、
    前記制御部が、
    前記登坂路エリアに関する情報を予め記憶していると共に、前記乗務員から収集した登坂路の位置に基づくエリア更新情報を外部から入力されたとき、前記登坂路エリアに関する情報を更新する、
    運行管理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の運行管理装置であって、
    前記車両の積載物の重量に関する情報を取得する積載重量取得部を更に備え、
    前記制御部が、
    前記車両の積載物の重量及び前記車両の車体の重量を含む総重量を算出すると共に、
    前記車両のエンジン回転速度が前記閾値回転速度以上であると判定した場合であって、前記車両の位置が前記登坂路エリアに属し且つ前記総重量が所定の閾値重量以上であると判定したときには前記通知を行わず、前記車両の位置が前記登坂路エリアに属しないと判定したとき又は前記総重量が前記閾値重量よりも小さいと判定したときには前記通知を行う、
    運行管理装置。
JP2015237436A 2015-12-04 2015-12-04 運行管理装置 Active JP6679293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015237436A JP6679293B2 (ja) 2015-12-04 2015-12-04 運行管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015237436A JP6679293B2 (ja) 2015-12-04 2015-12-04 運行管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017102820A JP2017102820A (ja) 2017-06-08
JP6679293B2 true JP6679293B2 (ja) 2020-04-15

Family

ID=59018180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015237436A Active JP6679293B2 (ja) 2015-12-04 2015-12-04 運行管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6679293B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4707106B2 (ja) * 2005-12-02 2011-06-22 Udトラックス株式会社 省燃費運転システム
JP4869148B2 (ja) * 2007-01-25 2012-02-08 日野自動車株式会社 車両質量推定装置
JP2009220762A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Denso Corp 車両走行状況警告装置および車両走行状況警告装置用のプログラム
JP5561847B2 (ja) * 2008-06-19 2014-07-30 ローム株式会社 ドライブレコーダ
JP5648322B2 (ja) * 2010-05-31 2015-01-07 株式会社デンソー 省燃費運転支援システム
JP6023447B2 (ja) * 2012-03-29 2016-11-09 矢崎エナジーシステム株式会社 車載情報記録装置
CN104737182B (zh) * 2014-03-12 2022-02-11 株式会社小松制作所 搬运车辆的驾驶分析装置及驾驶分析方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017102820A (ja) 2017-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9586598B2 (en) Information providing apparatus
US10350949B2 (en) Smart tire pressure monitoring system
JP6545175B2 (ja) チュートリアルを伴う運転後の総括
JP6583394B2 (ja) 運転支援装置
JP5306719B2 (ja) 運転支援装置および方法
EP1914690A1 (en) Driving recorder
JP2007284049A (ja) エコドライブ支援装置、カーナビゲーションシステム及びエコドライブ支援プログラム
JP2017194398A (ja) メンテナンス報知装置
JP2007011907A (ja) ドライビングレコーダ
JP2009220762A (ja) 車両走行状況警告装置および車両走行状況警告装置用のプログラム
JP2016218824A (ja) 車載器、車載システム、車載器の制御方法および車載器の制御プログラム
JP2012190398A (ja) 車両用ハザードマップ作成方法
JP2014075035A (ja) 運転支援システム、及び、当該システムに用いられる車載機
JP2014071621A (ja) 運転診断管理システム
JP2010209834A (ja) 省燃費運転支援装置、プログラム
JP2016091056A (ja) ドライバ状態診断装置
JP6679293B2 (ja) 運行管理装置
CN109177983B (zh) 车辆运行状态监测方法、装置及设备
JP2006347232A (ja) ナビゲーション装置
JP5544886B2 (ja) 車載情報蓄積装置
JP6600044B2 (ja) 車載装置、及び、サーバ装置
US20110309840A1 (en) Battery anomaly determination apparatus and battery anomaly warning apparatus
JP6691099B2 (ja) 車載器
JP6357939B2 (ja) 車両用制御装置
JP7211279B2 (ja) ドライブレコーダ、データ記録方法およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6679293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250