JP6679008B1 - 管理システム、管理方法、情報送信方法、および、プログラム - Google Patents

管理システム、管理方法、情報送信方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】勤務中におけるユーザの位置情報を効果的に管理サーバにて把握することができる管理システム等を提供する。【解決手段】携帯端末100と管理サーバ200とを備える管理システム1であって、携帯端末は、表示部110と、入力受付部120と、「勤務中」か「休憩中」かの状態を指定させるUI111を表示部110に表示させる表示制御部130と、状態情報を保持する保持部170と、UI111への入力に応じて状態情報を切り替える切替部140と、携帯端末100の位置を第一頻度で検出する位置検出部150と、位置の送信許可を示す入力が入力受付部120により受け付けられた場合のみにおいて、検出された複数の位置を示す位置情報と、端末識別子とを、管理サーバ200へ送信する通信部180と、を備え、管理サーバ200は、受信された複数の位置情報を、位置情報と共に受信された端末識別子に予め紐付けられたユーザ識別子毎に記憶する。【選択図】図5

Description

本発明は、管理システムに関し、特にインターネット等のネットワーク上で情報の管理を行う管理システムにおけるユーザの在席管理に関する。
近年、インターネット上で情報の伝達を行う管理システム、例えばeラーニングシステムなどが広く普及している。また、自宅にパソコンを配備し、在宅にてソフトウェア開発等の業務を行うような在宅就労支援システムなどにおいて、管理サーバにて在宅就労者を管理するために、各ユーザのパソコンにて取得された情報を、インターネット等のネットワークを介して管理サーバに取り込むような情報伝達形態も考えられている。また、ユーザの中には、在宅での就労だけでなく、出張時などのように移動しながら就労している勤務形態のユーザもいる。
このような管理システムにおいてユーザを管理する技術として、特許文献1には、遠隔地ではたらく従業員の勤務状況を確認するためにユーザの位置情報を取得して出退勤の確認を行う勤務状況確認システムが開示されている。
特開2019−21251号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、社員(ユーザ)の就業が開始されると該当する社員のコンピュータまたは携帯型情報機器により取得された位置情報を、当該コンピュータまたは携帯型情報機器がサーバに送信する。このため、社員のコンピュータまたは携帯型情報機器は、勤務中であれば常に位置情報を送信しうる状態にあるため、コンピュータで作業中において、携帯端末が別の場所に移動する場合には、ユーザとは別の場所の位置情報が送信されてしまう。
例えば、ユーザが移動しながらラップトップコンピュータを用いて勤務しているときに、携帯端末を自宅に置き忘れてしまうとユーザが自宅の位置情報がサーバに送信されてしまう。また、ユーザがコンピュータを用いて自宅で勤務しているときに、別の人が携帯端末を持って移動すると、別の人の位置情報がサーバに送信されてしまう。
そこで、本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、勤務中におけるユーザの位置情報を効果的に管理サーバにて把握することができる管理システム等を提供する。
上記の問題点を解決するために、本発明に係る管理システムは、1以上の携帯端末と、前記1以上の携帯端末との間でネットワークを介して通信する管理サーバとを備える管理システムであって、1以上の携帯端末のそれぞれは、第一表示部と、第一入力受付部と、ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第一UI(User Interface)を前記第一表示部に表示させる第一表示制御部と、「勤務中」か「休憩中」かを示す第一状態情報を保持する第一保持部と、前記第一入力受付部により受け付けられた入力であって、前記ユーザからの前記第一UIへの入力に応じて、前記第一状態情報を切り替える第一切替部と、前記携帯端末の位置を検出する位置検出部と、位置の送信が許可されることを示す入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合のみにおいて、前記位置検出部において第一頻度で検出された複数の位置を示す位置情報と、前記携帯端末を識別する第一端末識別子とを、前記管理サーバへ送信する位置送信動作を開始する第一端末側通信部と、を備え、前記管理サーバは、前記1以上の携帯端末のそれぞれにより送信される前記位置情報および前記第一端末識別子を受信するサーバ側通信部と、受信された複数の前記位置情報を、前記位置情報と共に受信された前記第一端末識別子に予め紐付けられたユーザ識別子毎に当該ユーザ識別子と紐付けて記憶するサーバ側記憶部と、を備える。
これによれば、携帯端末において位置の送信が許可されることを示す入力がユーザにより受け付けられた場合のみにおいて、携帯端末は、携帯端末の位置を示す位置情報を管理サーバへ送信する。管理サーバに送信される位置情報は、ユーザが所持している携帯端末の位置情報であるため、勤務中におけるユーザの位置情報を効果的に管理サーバにて把握することができる。
また、前記第一端末側通信部は、前記第一状態情報の状態が「勤務中」から「休憩中」に遷移した場合、前記位置送信動作を停止してもよい。
このため、携帯端末は、第一状態情報の状態が「休憩中」に遷移したことで位置送信動作を停止することができる。これにより、ユーザが休憩中に、位置情報が携帯端末から管理サーバに送信されることを抑制することができ、休憩中のユーザのプライバシーを保護することができる。
また、前記第一切替部は、前記第一状態情報の状態を「勤務中」から「休憩中」に切り替える入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合、前記第一状態情報を前記「勤務中」から前記「休憩中」に切り替えてもよい。
このため、ユーザは、携帯端末で「勤務中」から「休憩中」に第一状態情報の状態を切り替える入力を行うことで、携帯端末による位置送信動作を停止させることができる。
また、前記管理システムは、さらに、1以上の情報処理端末を備え、前記1以上の情報処理端末のそれぞれは、第二表示部と、第二入力受付部と、ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第二UI(User Interface)を前記第二表示部に表示させる第二表示制御部と、「勤務中」か「休憩中」かを示す第二状態情報を保持する第二保持部と、前記第二入力受付部により受け付けられた入力であって、前記ユーザからの前記第二UIへの入力に応じて、前記第二保持部に保持されている前記第二状態情報を切り替える第二切替部と、ユーザにより「勤務中」および「休憩中」の一方から他方へ切り替える入力が前記第二入力受付部により受け付けられた場合、当該入力に応じて前記第二切替部が切り替えた後において前記第二保持部に保持されている前記第二状態情報と、前記情報処理端末を識別する第二端末識別子とを前記管理サーバに送信する第二端末側通信部とを備え、前記サーバ側記憶部において記憶されている前記ユーザ識別子は、さらに、前記第二端末識別子と予め紐付けられており、前記サーバ側通信部は、前記第二状態情報および前記第二端末識別子を受信し、前記サーバ側記憶部において、受信された前記第二端末識別子に予め紐付けられた前記ユーザ識別子に予め紐付けられている前記第一端末識別子で識別される携帯端末に、受信された前記第二状態情報を送信し、前記第一端末側通信部が前記第二状態情報を受信した場合、前記第一切替部は、前記第二状態情報で示される状態に、前記第一保持部に保持されている前記第一状態情報の状態を切り替えてもよい。
これにより、共通するユーザ識別子に紐付けられている情報処理端末におけるユーザの入力に応じて、携帯端末の第一状態情報の状態が「勤務中」から「休憩中」に切り替えられた場合であっても、携帯端末による位置送信動作を停止させることができる。
また、前記第二入力受付部は、前記位置送信動作を停止させる入力を示す第一停止入力を受け付け、前記第二端末側通信部は、前記第二入力受付部により前記第一停止入力が受け付けられると、前記位置送信動作を停止させる第一停止情報を前記管理サーバに送信し、前記サーバ側通信部は、前記第一停止情報を受信すると、前記第一停止情報を送信した情報処理端末の前記第二端末識別子と共通するユーザ識別子に紐付けられている第一端末識別子で識別される携帯端末に、前記第一停止情報を送信し、前記第一端末側通信部は、前記第一停止情報を受信すると、前記位置送信動作を停止してもよい。
このため、情報処理端末で位置送信動作を停止させる入力を行うことで、情報処理端末に対応する携帯端末による位置送信動作を停止させることができる。
また、前記管理サーバは、さらに、ユーザ識別子毎に前記サーバ側記憶部において記憶されている前記複数の位置情報に基づいて、当該複数の位置情報でそれぞれ示される複数の位置を示す第一マークが地図上の対応する複数の位置に配置されている第一地図画像をユーザ識別子毎に生成するサーバ側画像生成部と、を備え、前記サーバ側記憶部は、ユーザ識別子毎にユーザにより指定された指定位置を示す指定位置情報を記憶しており、前記サーバ側画像生成部は、前記複数の位置情報で示される前記複数の位置のうち、前記指定位置情報で示される前記指定位置を含む所定の範囲であって、前記指定位置を基準とした所定の範囲内に含まれる位置である1以上の範囲内位置が、前記地図上における前記所定の範囲の形状の第二マークにより示されている画像を前記第一地図画像として生成し、前記サーバ側通信部は、前記第一地図画像のみを閲覧できる権限を有する第一ユーザのユーザ識別子と予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末または情報処理端末から地図画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末または当該情報処理端末へ前記第一地図画像を送信してもよい。
これによれば、ユーザにより指定された指定位置周辺で検出された携帯端末の位置を示す位置情報が、第一地図画像において指定位置を含む所定の範囲の形状の第二マークで示されるため、例えばユーザの住所または居所周辺で検出された位置を隠すことができる。よって、権限を有さない第一ユーザへユーザの住所または居所周辺の位置が知られることを防ぐことができる。よって、ユーザのプライバシーを保護することができる。
一方で、権限を有さない第一ユーザにも、第一マークおよび第二マークが配置された第一地図情報を提示できるため、勤務中におけるユーザの移動履歴をチェックさせる作業を行わせることができる。このため、第一ユーザであっても、ユーザが勤務しているか否かのチェックを行うことができる。
また、前記サーバ側画像生成部は、さらに、ユーザ識別子毎に前記サーバ側記憶部において記憶されている前記複数の位置情報でそれぞれ示される全て複数の位置が、前記第一マークで地図上の対応する複数の位置に配置されている第二地図画像をユーザ識別子毎に生成し、前記サーバ側通信部は、前記第二地図画像を閲覧できる権限を有する第二ユーザのユーザ識別子と予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末または情報処理端末から地図画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末または当該情報処理端末へ前記第二地図画像を送信してもよい。
これによれば、第二ユーザへは所定の範囲内で検出された携帯端末の位置を示す位置情報も、第二地図画像において第一マークで示されるため、第二ユーザは、勤務中におけるユーザの移動履歴を全てチェックすることができる。
また、前記所定の範囲は、予め定められた面積の範囲であってもよい。
このため、ユーザは、所望の位置を指定するだけで、所定範囲を容易に設定することができる。
また、前記サーバ側画像生成部は、一のユーザ識別子に対応して記憶されているユーザ情報に応じて設定された大きさに前記所定の範囲を設定し、設定された前記所定の範囲で前記第一地図画像を生成し、前記ユーザ情報に応じて設定された大きさが上限を超えている場合、固定の大きさに前記所定の範囲を設定してもよい。
これにより、ユーザは、上限までの範囲の大きさで自由に所定の範囲を設定することができる。
また、前記サーバ側画像生成部は、前記所定の範囲として、複数の領域に前記地図上の領域が区切られた場合における前記複数の領域のうちの前記指定位置を含む領域を設定し、設定された前記領域である前記所定の範囲で前記第一地図画像を生成してもよい。
このため、ユーザは、所望の位置を指定するだけで、所定範囲を容易に設定することができる。
また、前記サーバ側画像生成部は、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記指定位置情報が異なる複数の前記指定位置を示す場合であって、前記1以上の範囲内位置が前記複数の指定位置毎に複数の前記所定の範囲に含まれる場合、前記1以上の範囲内位置が、前記地図上における複数の前記第二マークにより示されている画像を前記第一地図画像として生成し、前記サーバ側記憶部は、所定数以下の指定位置を示す複数の指定位置を記憶していてもよい。
これにより、ユーザは、複数の位置を指定位置として設定することができる。よって、ユーザがプライバシーを保護したい位置が複数ある場合であっても、複数の指定位置周辺の範囲を第二マークで隠すことができる。
また、前記1以上の情報処理端末のそれぞれは、さらに、前記情報処理端末が備える第二保持部で保持されている「勤務中」か「休憩中」かを示す第二状態情報が「勤務中」を示す場合に、前記情報処理端末が備える第二表示部に表示されている画像を第二頻度でキャプチャするキャプチャ動作を開始する画像キャプチャ部を備え、前記第二保持部は、前記画像キャプチャ部が前記第二頻度でキャプチャした複数の画像を保持し、前記情報処理端末が備える第二端末側通信部は、前記第二保持部に保持されている前記第二状態情報および前記複数の画像を前記管理サーバに送信し、前記サーバ側画像生成部は、前記複数の画像が縮小して配置された縮小画像を生成し、前記サーバ側通信部は、前記第一ユーザのユーザ識別子と予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末または情報処理端末から画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末または当該情報処理端末へ前記縮小画像のみを送信し、前記第二ユーザのユーザ識別子と予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末または情報処理端末から画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末または当該情報処理端末へ前記複数の画像を送信してもよい。
これにより、管理サーバには、ユーザの状態情報(「勤務中又は学習中」か「休憩中」か)に関する情報、及び、ユーザの情報端末において予め定められた頻度でキャプチャされた画像に関する情報が送られてくるので、ユーザが端末に向って作業(学習/勤務)していた細切れの作業時間を容易に管理サーバにて把握することができるとともに、その信憑性をも確認することができ、その仕組みを知るユーザのサボタージュが抑制される。
また、前記画像キャプチャ部は、前記第二状態情報が示す状態が「勤務中」から「休憩中」に遷移した場合、前記キャプチャ動作を停止し、前記第一端末側通信部は、ユーザにより「勤務中」および「休憩中」の一方から他方へ切り替える入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合、当該入力に応じて前記第一切替部が切り替えた後において前記第一保持部に保持されている前記第一状態情報と、前記第一端末識別子とを前記管理サーバに送信し、前記サーバ側通信部は、前記第一状態情報および前記第一端末識別子を受信し、前記サーバ側記憶部において、受信された前記第一端末識別子に予め紐付けられた前記ユーザ識別子に予め紐付けられている第二端末識別子で識別される情報処理端末に、受信された前記第一状態情報を送信し、前記第二端末側通信部が前記第一状態情報を受信した場合、前記情報処理端末が備える第二切替部は、前記第一状態情報で示される状態に、前記第二保持部に保持されている前記第二状態情報の状態を切り替えてもよい。
これにより、共通するユーザ識別子に紐付けられている携帯端末におけるユーザの入力に応じて、情報処理端末の第二状態情報の状態が「勤務中」から「休憩中」に切り替えられた場合であっても、情報処理端末におけるキャプチャ動作を停止させることができる。
また、前記第一入力受付部は、前記キャプチャ動作を停止させる入力を示す第二停止入力を受け付け、前記第一端末側通信部は、前記第一入力受付部により前記第二停止入力が受け付けられると、前記キャプチャ動作を停止させる第二停止情報を前記管理サーバに送信し、前記サーバ側通信部は、前記第二停止情報を受信すると、前記第二停止情報を送信した携帯端末の前記第一端末識別子と共通するユーザ識別子に紐付けられている第二端末識別子で識別される情報処理端末に、前記第二停止情報を送信し、前記画像キャプチャ部は、前記第二端末側通信部が前記第二停止情報を受信すると、前記キャプチャ動作を停止してもよい。
このため、携帯端末でキャプチャ動作を停止させる入力を行うことで、携帯端末に対応する情報処理端末によるキャプチャ動作を停止させることができる。
なお、本発明は、上記管理システムとして実現できるだけでなく、上記管理システムにおける携帯端末単体、情報処理端末単体、管理サーバ単体、携帯端末による処理方法、情報処理端末による処理方法、管理サーバによる処理方法、各処理方法をコンピュータに実行させるプログラム、そのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能なDVD等の記録媒体等として、実現することもできる。
本発明に係る管理システム等によれば、勤務中におけるユーザの位置情報を効果的に管理サーバにて把握することができる。
図1は、管理システムの全体システム構成の一例を示す図である。 図2は、携帯端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、携帯端末の機能ブロック図である。 図6は、携帯端末におけるUIの一例を示す図である。 図7は、携帯端末におけるUIの他の一例を示す図である。 図8は、位置情報の送信の許可を示す入力を受け付けるためのUIの一例を示す図である。 図8は、位置情報の送信の停止を示す入力を受け付けるためのUIの一例を示す図である。 図10は、情報処理端末の機能ブロック図である。 図11は、情報処理端末における第二UIの一例について説明するための図である。 図12は、第二UIへの入力により累積勤務時間が変化する様子を説明するための図である。 図13は、第二UIへの入力により累積勤務時間が変化する様子を説明するための図である。 図14は、保持部に保持される情報(勤務時間情報)の一例を示す図である。 図15は、管理サーバの機能ブロック図である。 図16は、複数のキャプチャ画像が配置された画像の一例を示す図である。 図17は、複数のキャプチャ画像のうちの少なくとも1つのキャプチャ画像が配置された画像の一例を示す図である。 図18は、第一地図画像の一例を示す図である。 図19は、第二地図画像の一例を示す図である。 図20は、勤務時間情報を含む勤務状態画像の一例を示す図である。 図21は、勤務時間情報を含む勤務状態画像の他の一例を示す図である。 図22は、携帯端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図23は、携帯端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図24は、情報処理端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図25は、情報処理端末の動作の一例を示すフローチャートである。 図26は、携帯端末、管理サーバおよび情報処理端末の間の通信シーケンスの一例を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1.概略構成]
図1は、管理システムの全体システム構成の一例を示す図である。本実施の形態では、本発明を、在宅就労支援システムに適用した場合について説明する。ただし、本発明をeラーニングシステムに適用することも可能である。その場合には、本実施の形態に係る「勤務」を「学習」と読み替えればよい。
同図に示されるように、本実施の形態では、管理サーバ200、1以上の携帯端末100および1以上の情報処理端末300が、インターネット等の通信ネットワーク400を介して互いに接続される。例えば、ユーザU1、U2のそれぞれは、1台の携帯端末100および1台の情報処理端末300のユーザである。
なお、本実施の形態では、管理サーバ200を利用する管理者及びチェック者(広義の管理者)と、携帯端末100および情報処理端末300を利用するユーザとが、管理システム1を利用することになる。ここで、「管理者」は、ユーザに関するユーザ情報やその他の情報などの全ての情報へのアクセス権限を有しているものであり、「広義の」と指定しない単なる管理者を指す。「チェック者」は、ユーザに関する一部の情報のみのアクセス権限を有しているものであり、広義の管理者とは管理者とチェック者とを含む。「ユーザ」は、本実施の形態ではいわゆる在宅就労者である。なお、本発明をeラーニングシステムに適用する場合には、「ユーザ」は在宅就学者である。
以下、各構成について具体的に説明する。
[1−1.携帯端末]
携帯端末100のハードウェア構成について図2を用いて説明する。
図2は、携帯端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、携帯端末100は、プロセッサ101、メインメモリ102、ストレージ103、通信IF(Interface)104、GPSモジュール105、入力IF(Interface)106、およびディスプレイ107を備える。携帯端末100は、例えば、スマートフォン、タブレット端末などの通信可能な情報端末である。
プロセッサ101は、携帯端末100を動作させるための制御プログラムをストレージ103から読み出して、読み出された制御プログラム実行する。
メインメモリ102は、プロセッサ101が制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる揮発性の記憶領域(主記憶装置)である。メインメモリ102は、例えば、RAM(Randdom Access Memory)である。
ストレージ103は、制御プログラム、コンテンツなどを記憶している不揮発性の記憶領域(補助記憶装置)である。ストレージ103は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などである。
通信IF104は、通信ネットワーク400を介して管理サーバ200と通信する通信インタフェースである。つまり、通信IF104は、通信ネットワーク400に通信接続できる通信インタフェースであればよい。具体的には、通信IF104は、移動通信システムの基地局との通信接続、または、図示しない無線LANルータとの通信接続により、通信ネットワーク400と通信接続する通信インタフェースである。通信IF104は、例えば、IEEE802.11a、b、g、n、ac規格に適合した無線LAN(Local Area Network)インタフェースであってもよいし、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)、LTE(登録商標)、第5世代移動通信システム(5G)などのような移動通信システムで利用される通信規格に適合した無線通信インタフェースであってもよい。
なお、通信IF104は、他の携帯端末との通信接続により、通信ネットワーク400と通信接続する通信インタフェースであってもよい。この場合、例えば、通信IF104は、無線LANインタフェースであってもよいし、Bluetooth(登録商標)規格に適合した無線通信インタフェースであってもよい。
GPSモジュール105は、GPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信することにより携帯端末100の位置を推定するモジュールである。
入力IF106は、例えば、ディスプレイ107の表面に配置され、ディスプレイ107に表示されるUI(User Interface)へのユーザからの入力を受け付けるタッチパネルである。入力IF106は、例えば、テンキーやキーボードなどの入力装置であってもよい。
ディスプレイ107は、プロセッサ101での処理結果を表示する表示装置である。ディスプレイ107は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイである。
[1−2.管理サーバ]
次に、管理サーバ200のハードウェア構成について図3を用いて説明する。
図3は、管理サーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、管理サーバ200は、プロセッサ201、メインメモリ202、ストレージ203および通信IF204を備える。管理サーバ200は、例えば、サーバである。管理サーバ200は、複数の装置で構成されていてもよい。
プロセッサ201は、管理サーバ200を動作させるための制御プログラムをストレージ203から読み出して、読み出された制御プログラム実行する。
メインメモリ202は、プロセッサ201が制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる揮発性の記憶領域(主記憶装置)である。メインメモリ202は、例えば、RAMである。
ストレージ203は、制御プログラム、各種データなどを記憶している不揮発性の記憶領域(補助記憶装置)である。ストレージ203は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、HDDなどである。なお、ストレージ203に記憶されている制御プログラムは、後述する管理方法に係る演算を行うプログラムを含む。
通信IF204は、通信ネットワーク400を介して複数の携帯端末100および複数の情報処理端末300と通信する通信インタフェースである。通信IF204は、例えば、有線LANインタフェースである。なお、通信IF204は、無線LANインタフェースであってもよい。また、通信IF204は、LANインタフェースに限らずに、通信ネットワーク400との通信接続を確立できる通信インタフェースであれば、どのような通信インタフェースであってもよい。
[1−3.情報処理装置]
情報処理端末300のハードウェア構成について図4を用いて説明する。
図4は、情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、情報処理端末300は、プロセッサ301、メインメモリ302、ストレージ303、通信IF(Interface)304、ディスプレイ305、および入力IF(Interface)306を備える。情報処理端末300は、例えば、スマートフォン、タブレット端末などの通信可能な情報端末である。
プロセッサ301は、情報処理端末300を動作させるための制御プログラムをストレージ303から読み出して、読み出された制御プログラム実行する。
メインメモリ302は、プロセッサ301が制御プログラムを実行するときに使用するワークエリアとして用いられる揮発性の記憶領域(主記憶装置)である。メインメモリ302は、例えば、RAM(Randdom Access Memory)である。
ストレージ303は、制御プログラム、コンテンツなどを記憶している不揮発性の記憶領域(補助記憶装置)である。ストレージ303は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などである。
通信IF304は、通信ネットワーク400を介して管理サーバ200と通信する通信インタフェースである。つまり、通信IF304は、通信ネットワーク400に通信接続できる通信インタフェースであればよい。具体的には、通信IF304は、移動通信システムの基地局との通信接続、または、図示しない無線LANルータとの通信接続により、通信ネットワーク400と通信接続する通信インタフェースである。通信IF304は、例えば、IEEE802.11a、b、g、n、ac規格に適合した無線LAN(Local Area Network)インタフェースであってもよいし、第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)、LTE(登録商標)、第5世代移動通信システム(5G)などのような移動通信システムで利用される通信規格に適合した無線通信インタフェースであってもよい。
なお、通信IF304は、携帯端末100との通信接続により、通信ネットワーク400と通信接続する通信インタフェースであってもよい。この場合、例えば、通信IF304は、無線LANインタフェースであってもよいし、Bluetooth(登録商標)規格に適合した無線通信インタフェースであってもよい。
ディスプレイ305は、プロセッサ301での処理結果を表示する表示装置である。ディスプレイ305は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイである。
入力IF306は、例えば、ディスプレイ305の表面に配置され、ディスプレイ305に表示されるUI(User Interface)へのユーザからの入力を受け付けるタッチパネルである。入力IF306は、例えば、テンキーやキーボードなどの入力装置であってもよい。
[1−4.通信ネットワーク]
次に、図1を参照して通信ネットワークの構成について説明する。
通信ネットワーク400は、複数の携帯端末100、管理サーバ200、および複数の情報処理端末300が互いに通信するための通信ネットワークである。通信ネットワーク400は、インターネットのような汎用のネットワークであってもよいし、管理サーバ200との間で複数の携帯端末100または複数の情報処理端末300が通信するための専用のネットワークであってもよい。
[2.機能構成]
[2−1.携帯端末の機能構成]
次に、携帯端末100の機能構成について図5を用いて説明する。
図5は、携帯端末の機能ブロック図である。
携帯端末100は、機能構成として、表示部110と、入力受付部120と、表示制御部130と、切替部140と、位置検出部150と、ユーザID追加部160と、保持部170と、通信部180とを備える。表示部110は、例えば、ディスプレイ107により実現される。入力受付部120は、例えば、入力IF106により実現される。表示制御部130と、切替部140と、ユーザID追加部160とは、それぞれ、プロセッサ101、メインメモリ102およびストレージ103により実現される。位置検出部150は、GPSモジュール105により実現される。保持部170は、メインメモリ102、ストレージ103などにより実現される。通信部180は、通信IF104により実現される。
表示制御部130は、ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第一UI(User Interface)を生成し、生成された第一UIを表示部110に表示させる。表示部110は、第一表示部の一例である。また、表示制御部130は、第一表示制御部の一例である。
図6および図7は、本実施の形態に係る携帯端末100における第一UIの一例について説明するための図である。
本実施の形態では、ユーザの勤務状態が「休憩中」である場合、図6に示すように、表示制御部130は、表示部110の画面上に、第一UIの一例としてのUI111を表示する。UI111は、ユーザの勤務状態を「休憩中」から「勤務中」に切り替えるためのボタン画像「着席する」(勤務中指示領域111a)と、ユーザが「勤務中」であるか「休憩中」であるかを示す状態情報(ここでは、「休憩中」を示す「退席中」(状態表示111b))と、ユーザの本日の累積勤務時間111cとを含む。なお、本実施の形態では、「勤務中」は、eラーニングシステムにおける「学習中」に置き換えてもよい(以下の全ての「勤務中」について同様)。
また、ユーザの勤務状態が「勤務中」である場合、図7に示すように、表示制御部130より、表示部110の画面上に、第一UIの別の一例としてのUI112を表示する。UI112は、ユーザの勤務状態を「勤務中」から「休憩中」に切り替えるためのボタン画像「退席する」(休憩中指示領域112a)と、ユーザが「勤務中」であるか「休憩中」であるかを示す状態情報(ここでは、「勤務中」を示す「着席中」(状態表示112b))と、ユーザの本日の累積勤務時間112cとを含む。
ユーザは、自らが勤務中(eラーニングシステムにおいては学習中)である場合には、入力受付部120を用いて、勤務中指示領域111aを押下する。勤務中指示領域111aが押下されると、表示制御部130により、表示部110に表示されているUIがUI111からUI112に切り替えられる。これにより、「休憩中」を示す状態表示111bから「勤務中」を示す状態表示112bに切り替わるとともに、切替部140が、保持部170に保持される状態情報のうちで当該ユーザに対応する状態情報を「勤務中」を示す情報(例えば、「1」)に切り替える。なお、入力受付部120は、第一入力受付部の一例である。
なお、保持部170に保持される状態情報はユーザ毎(つまりユーザID毎)に管理されている。保持部170は、第一保持部の一例であり、保持部170に保持される状態情報は、第一状態情報の一例である。ユーザIDは、ユーザ識別子の一例である。切替部140はユーザID追加部160を介して保持部170に保持される状態情報の中から、ユーザにより入力されたユーザIDに基づいて、該当するユーザIDに対応する状態情報を切り替える。なお、ここでユーザにより入力されたユーザIDは、ユーザが携帯端末100のOS(Operating System)にログインする際に入力受付部120を操作することにより入力されたユーザIDである。
勤務中指示領域111aが押下されるとさらに、表示制御部130によって、「勤務中」を示すテーマにOSの表示形態が切り替えられる。具体的には、「勤務中」のテーマにおいて、表示制御部130は、ウィンドウの表示形態を青系統の色で表示させ、背景画像として青系統の画像(例えば青空などの写真)を表示部110に表示させる。本実施の形態では、保持部170は、メインメモリ102中に設けられてもよいし、ストレージ103中に設けられてもよい。状態情報が、「勤務中」を示す情報に切り替えられると、通信部180により「勤務中」を示す状態情報が管理サーバ200に送信され、さらに計測部141により、その切り替えたタイミングが記録されるとともに、時間の計測が開始される。計測部141としては、例えばプロセッサ101中のタイマを用いることができる。
一方、入力受付部120により、休憩中指示領域112aが押下されると、表示制御部130よって表示部110に表示されているUIがUI112からUI111に切り替えられる。これにより、「勤務中」を示す状態表示112bから「休憩中」を示す状態表示111bに切り替わるとともに、切替部140が、保持部170に保持される当該ユーザに対応する状態情報を「休憩中」を示す情報(例えば、「0」)に切り替える。
休憩中指示領域112aが押下されるとさらに、表示制御部130によって、「休憩中」を示すテーマにOSの表示形態が切り替えられる。具体的には、「休憩中」のテーマにおいて、表示制御部130は、ウィンドウの表示形態を赤系統の色で表示させ、背景画像として赤系統の画像(例えば夕焼け空などの写真)を表示部110に表示させる。本実施の形態では、保持部170に保持される状態情報が「勤務中」を示す情報である場合にだけ、位置検出部150は、携帯端末100の位置を予め定められた第一頻度で検出する。第一頻度は、頻度情報として、予め保持部170に保持されており、例えば、「1時間に6回」という頻度で携帯端末100の位置が検出されるように設定されている。また、管理サーバ200の管理者が、管理サーバ200側から位置情報を検出する第一頻度を設定するようにすることもできる。
このように、表示制御部130は、勤務中指示領域111aがユーザによりタッチされたことが入力受付部120により受け付けられると、UI111からUI112に切り替えて表示部110に表示する。一方で、表示制御部130は、休憩中指示領域112aがユーザによりタッチされたことが入力受付部120により受け付けられると、UI112からUI111に切り替えて表示部110に表示する。なお、図6および図7の例では、表示制御部130は、勤務中指示領域111aまたは休憩中指示領域112aに対する入力が為されることで、同じ領域において表示および機能が切り替わるトグルスイッチとしてのUI111、112を表示部110に表示するが、これに限らずに、勤務中指示領域111aおよび休憩中指示領域112aの両方を含むUIを表示部110に表示してもよい。
なお、本実施の形態では、位置検出における「頻度」とは、一定時間内に何回キャプチャを行うかであり、ランダムなタイミングで一定時間内に一定回数の位置検出を行うことを示している。例えば、「1時間に6回」という頻度である場合、位置検出部150は、乱数を用いることにより、7分後、18分後、21分後、33分後、42分後、55分後、というように、事前に、ランダムな6回分(1時間分)の位置検出時刻を決定し、その時刻になったら位置検出を行う。これによって、ユーザが推測しにくいタイミングで携帯端末100の位置が検出される。第一頻度は実際の位置検出の頻度と同じでなくてもよく、第一頻度で検出された位置情報が管理サーバ200に送信されればよい。つまり、一定の周期で検出された複数の位置情報のうち第一頻度で検出された複数の位置情報を管理サーバ200に送信すればよいため、位置検出のタイミングが限定されるものではない。ただし、管理システム1における位置検出の頻度は、ランダムなタイミングに限られず、一定時間間隔であってもよい。なお、位置情報には、当該位置情報の位置の位置検出時刻が含まれている。
位置検出部150により検出された位置を示す位置情報は、ユーザID追加部160によりユーザIDが追加された上で保持部170に保持される。保持部170に保持されたデータは、所定のタイミングで通信部180によって管理サーバ200へと送信される。送信のタイミングとしては、例えば、保持部170に保持される状態情報が「勤務中」から「休憩中」に切り替わったときに送信することができるが、本発明はこれに限定されない。例えば、一定のデータ容量あるいは一定個数の位置情報が蓄積されたとき、日付が更新されたとき、ユーザが指示したとき、管理サーバから要求されたとき等に送信してもよい。
状態情報が「勤務中」となって継続していた個々の時間(つまり、細切れの勤務時間、ただし、eラーニングシステムでは学習時間)は、計測部141により計測され、計測された勤務時間の情報は、ユーザID追加部160によってユーザIDが追加された上で保持部170に保持される。
なお、本実施の形態のように終了時刻の時点で勤務時間をも算出して保持するようにしておけば、後で行う集計(総勤務時間の算出)が迅速に行えるという利点があるが、このような方法以外に、保持部170では開始時刻及び終了時刻だけ保持しておき、個々の勤務時間については携帯端末100、管理サーバ200または情報処理端末300での集計時に算出するようにしてもよい。
ユーザID追加部160は、ユーザを識別するための識別子としてのユーザIDを、状態情報、計測部141により計測された勤務時間の情報、及び位置検出部150により得られた位置情報に追加する。つまり、保持部170に保持される状態情報、勤務時間の情報、および位置情報には、ユーザIDが含まれる。なお、ユーザIDは、上述のOSのログイン時に入力するものに限るものではなく、OSにログインするIDとは別に設けてもよく、例えばアプリケーション上においてユーザIDの入力を求めてもよいし、管理サーバ200を含むクラウドにおいてユーザIDの入力を求めてもよい。また、ユーザIDは、携帯端末100を識別する第一端末識別子であってもよく、この場合、第一端末識別子はユーザIDに予め紐付けられているものとする。
通信部180は、通信ネットワーク400を介して、管理サーバ200にデータを送信する。具体的には、通信部180は、保持部170に保持されている状態情報、勤務時間情報、および位置情報を管理サーバ200に送信する。通信部180は、状態情報が「休憩中」から「勤務中」に切り替わったときと、「勤務中」から「休憩中」に切り替わったときとにおいて、状態情報を管理サーバ200に送信する。
また、通信部180は、位置の送信が許可されることを示す入力が入力受付部120により受け付けられた場合のみにおいて、位置検出部150により第一頻度で検出された複数の位置が示される複数の位置情報を管理サーバ200へ送信する位置送信動作を開始する。つまり、通信部180は、携帯端末100の入力受付部120への入力に応じて、切替部140が保持部170に保持されている状態情報を「休憩中」から「勤務中」に切り替えたときに、位置送信動作を開始する。よって、位置の送信が許可されることを示す入力は、例えば、「勤務中」を指定させるための入力、つまり、UI111の勤務中指示領域111aがタッチされたことを示す入力であってもよい。ただし、後述するように、管理サーバ200から状態情報を受信して、受信された状態情報に応じて切替部140が保持部170に保持されている状態情報を「休憩中」から「勤務中」に切り替えたとしても、通信部180は、位置送信動作を開始しない。つまり、他の装置への入力に基づいて、状態情報が示す状態が「勤務中」に遷移したとしても、通信部180は、位置送信動作を開始しない。
また、例えば、表示制御部130は、図8に示されるように、位置情報の送信が許可されることを示す入力を受け付けるためのUI113を表示部110に表示してもよい。UI113は、ユーザから位置情報の送信を許可するためのボタン画像「位置情報送信オン」(送信開始指示領域113a)と、位置情報の送信が実行されているか停止されているかを示す状態情報(ここでは、停止されている状態を示す「位置送信停止中」(状態表示113b)とを含む。ユーザは、入力受付部120を用いて、送信開始指示領域113aを押下する。送信開始指示領域113aが押下されると、表示制御部130により、表示部110に表示されているUIがUI113からUI114(後述する図9参照)に切り替えられる。これにより、「位置送信停止中」を示す状態表示113bから「位置送信動作中」を示す状態表示114bに切り替わるとともに、通信部180は、位置情報の送信を開始する。
また、通信部180は、保持部170に保持されている状態情報の状態が「勤務中」から「休憩中」に遷移した場合、位置送信動作を停止する。このため、携帯端末100は、保持部170に保持されている状態情報の状態が「休憩中」に遷移したことで位置送信動作を停止することができる。これにより、ユーザが休憩中に、位置情報が携帯端末100から管理サーバ200に送信されることを抑制することができ、休憩中のユーザのプライバシーを保護することができる。
例えば、通信部180は、入力受付部120への入力に応じて、切替部140により状態情報の状態が「勤務中」から「休憩中」に切り替えられた場合、位置送信動作を停止する。このため、ユーザは、携帯端末100で「勤務中」から「休憩中」に保持部170に保持されている状態情報の状態を切り替える入力を行うことで、携帯端末100による位置送信動作を停止させることができる。
また、通信部180は、管理サーバ200から状態情報を受信し、受信された状態情報を切替部140に出力する。切替部140は、通信部180が状態情報を管理サーバ200から受信した場合、受信された状態情報で示される状態に、保持部170に保持されている状態情報の状態を切り替える。このとき、通信部180は、状態情報が更新されることで「勤務中」から「休憩中」に遷移した場合、位置送信動作を停止する。これにより、例えば、共通するユーザIDに紐付けられている情報処理端末300におけるユーザの入力に応じて、携帯端末100の状態情報の状態が「勤務中」から「休憩中」に切り替えられた場合であっても、携帯端末100による位置送信動作を停止させることができる。
また、例えば、表示制御部130は、図9に示されるように、位置情報の送信が停止されることを示す入力を受け付けるためのUI114を表示部110に表示してもよい。UI114は、ユーザから位置情報の送信を停止するためのボタン画像「位置情報送信オフ」(送信停止指示領域114a)と、位置情報の送信が実行されているか停止されているかを示す状態情報(ここでは、実行されている状態を示す「位置送信動作中」(状態表示114b)とを含む。ユーザは、入力受付部120を用いて、送信停止指示領域114aを押下する。送信停止指示領域114aが押下されると、表示制御部130により、表示部110に表示されているUIがUI114からUI113に切り替えられる。これにより、「位置送信動作中」を示す状態表示114bから「位置送信停止中」を示す状態表示113bに切り替わると共に、通信部180は、位置情報の送信を停止する。
なお、表示制御部130は、例えば、入力受付部120により、位置情報の設定画面へ遷移するための入力が受け付けられると、位置情報の送信が実行されているか停止されているかに応じてUI113またはUI114を表示部110に表示する。
なお、管理サーバ200への情報送信プロトコルは特に限定されず、HTTP、HTTPS等のプロトコルでの転送、SMTP等のプロトコルを用いてメール送信、あるいはメール添付の形式で送信するようにしてもよい。また、管理サーバ200の側からFTP、TELNET等のプロトコルで携帯端末100からデータを取得するような形態も可能である。
以上のような携帯端末100での管理機能は、携帯端末100で常駐して動作するコンピュータプログラムとして実現され得る。本実施の形態では、携帯端末100の電源がオンとされ、OSが起動する際に、本実施の形態のコンピュータプログラムも動作を開始する。プログラムの動作開始の際に、保持部170に保持された状態情報の値は、初期値として「休憩中」が設定され、表示画面では「休憩中」を示すUI111が表示される。その後、管理サーバ200と同期されて状態情報が更新されると、更新された状態情報で示される状態を示すUIが表示される。
[2−2.情報処理端末の機能構成]
次に、情報処理端末300の機能構成について図10を用いて説明する。
図10は、情報処理端末の機能ブロック図である。
情報処理端末300は、機能構成として、表示部310と、入力受付部320と、表示制御部330と、切替部340と、画像キャプチャ部350と、ユーザID追加部360、保持部370と、スクリーンセーバー動作検出部380と、通信部390とを備える。表示部310は、例えば、ディスプレイ305により実現される。入力受付部320は、例えば、入力IF306により実現される。表示制御部330と、切替部340と、ユーザID追加部360と、スクリーンセーバー動作検出部380とは、それぞれ、プロセッサ301、メインメモリ302およびストレージ303により実現される。保持部370は、メインメモリ302、ストレージ303などにより実現される。通信部390は、通信IF304により実現される。なお、情報処理端末300は、位置検出部を有しない端末である。つまり、情報処理端末300は、ハードウェアの構成要素としてのGPSモジュールを有しない端末である。
表示制御部330は、ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第二UI(User Interface)を生成し、生成された第二UIを表示部310に表示させる。表示部310は、第二表示部の一例である。また、表示制御部330は、第二表示制御部の一例である。
図11は、情報処理端末における第二UIの一例について説明するための図である。図12および図13は、第二UIへの入力により累積勤務時間が変化する様子を説明するための図である。
本実施の形態では、ユーザの勤務状態が「休憩中」である場合、図11などに示すように、表示制御部330は、表示部310の画面上に、第二UIの一例としてのUI511を表示する。UI511は、UI111と同様に、ユーザの勤務状態を「休憩中」から「勤務中」に切り替えるためのボタン画像「着席する」(勤務中指示領域511a)と、ユーザが「勤務中」であるか「休憩中」であるかを示す状態情報(ここでは、「休憩中」を示す「退席中」(状態表示511b))と、ユーザの本日の累積勤務時間511cとを含む。
また、ユーザの勤務状態が「勤務中」である場合、図12の(b)などに示すように、表示制御部330より、表示部310の画面上に、第二UIの別の一例としてのUI512を表示する。UI512は、ユーザの勤務状態を「勤務中」から「休憩中」に切り替えるためのボタン画像「退席する」(休憩中指示領域512a)と、ユーザが「勤務中」であるか「休憩中」であるかを示す状態情報(ここでは、「勤務中」を示す「着席中」(状態表示512b))と、ユーザの本日の累積勤務時間512cとを含む。
ユーザは、自らが勤務中(eラーニングシステムにおいては学習中)である場合には、入力受付部320(例えば、マウス)を用いて、勤務中指示領域511aを押下する。勤務中指示領域511aが押下されると、表示制御部330により、表示部310に表示されているUIがUI511からUI512に切り替えられる。これにより、「休憩中」を示す状態表示511bから「勤務中」を示す状態表示512bに切り替わるとともに、切替部340が、保持部370に保持される状態情報のうちで当該ユーザに対応する状態情報を「勤務中」を示す情報(例えば、「1」)に切り替える。なお、入力受付部320は、第二入力受付部の一例である。
なお、保持部370に保持される状態情報はユーザ毎(つまりユーザID毎)に管理されている。保持部370は、第二保持部の一例であり、保持部370に保持される状態情報は、第二状態情報の一例である。切替部340はユーザID追加部360を介して保持部370に保持される状態情報の中から、ユーザにより入力されたユーザIDに基づいて、該当するユーザIDに対応する状態情報を切り替える。なお、ここでユーザにより入力されたユーザIDは、ユーザが情報処理端末300のOS(Operating System)にログインする際に入力受付部320を操作することにより入力されたユーザIDである。
勤務中指示領域511aが押下されるとさらに、表示制御部330によって、「勤務中」を示すテーマにOSの表示形態が切り替えられる。具体的には、「勤務中」のテーマにおいて、表示制御部330は、ウィンドウの表示形態を青系統の色で表示させ、背景画像として青系統の画像(例えば青空などの写真)を表示部310に表示させる。本実施の形態では、保持部370は、メインメモリ302中に設けられてもよいし、ストレージ303中に設けられてもよい。状態情報が、「勤務中」を示す情報に切り替えられると、通信部390により「勤務中」を示す状態情報が管理サーバ200に送信され、さらに計測部341により、その切り替えたタイミングが記録されるとともに、時間の計測が開始される。計測部341としては、例えばプロセッサ301中のタイマを用いることができる。
一方、入力受付部320により、休憩中指示領域312aが押下されると、表示制御部330よって表示部310に表示されているUIがUI512からUI511に切り替えられる。これにより、「勤務中」を示す状態表示512bから「休憩中」を示す状態表示511bに切り替わるとともに、切替部340が、保持部370に保持される当該ユーザに対応する状態情報を「休憩中」を示す情報(例えば、「0」)に切り替える。
休憩中指示領域512aが押下されるとさらに、表示制御部330によって、「休憩中」を示すテーマにOSの表示形態が切り替えられる。具体的には、「休憩中」のテーマにおいて、表示制御部330は、ウィンドウの表示形態を赤系統の色で表示させ、背景画像として赤系統の画像(例えば夕焼け空などの写真)を表示部310に表示させる。本実施の形態では、保持部370に保持される状態情報が「勤務中」を示す情報である場合にだけ、画像キャプチャ部350は、表示部310の画面に表示されている画像データを予め定められた第二頻度でキャプチャする。第二頻度は、頻度情報として、予め保持部370に保持されており、例えば、「1時間に6回」という頻度でキャプチャするように設定されている。この保持部370は、メインメモリ302中に設けてユーザにより変更可能とすることもできるし、ストレージ303中に設けてもよい。また、管理サーバ200の管理者が、管理サーバ200の側から画像キャプチャの頻度を設定するようにすることもできる。
なお、本実施の形態では、画像キャプチャにおける「頻度」とは、一定時間内に何回キャプチャを行うかであり、ランダムなタイミングで一定時間内に一定回数のキャプチャを行うことを示している。例えば、「1時間に6回」という頻度である場合、画像キャプチャ部350は、乱数を用いることにより、7分後、18分後、21分後、33分後、42分後、55分後、というように、事前に、ランダムな6回分(1時間分)のキャプチャリング時刻を決定し、その時刻になったら画像キャプチャを行う。これによって、ユーザが推測しにくいタイミングで画像がキャプチャされる。ただし、管理システム1における画像キャプチャの頻度としては、このようなランダムなタイミングに限られず、一定時間間隔であってもよい。なお、キャプチャされた画像には、当該画像がキャプチャされた時刻が含まれている。
キャプチャされた画像はユーザID追加部360によりユーザIDが追加された上で保持部370に保持される。保持部370に保持されたデータは、所定のタイミングで通信部390によって管理サーバ200へと送信される。送信のタイミングとしては、例えば、保持部370に保持される状態情報が「勤務中」から「休憩中」に切り替わったときに送信することができるが、本発明はこれに限定されない。たとえば、一定のデータ容量あるいは一定個数の画像が蓄積されたとき、日付が更新されたとき、ユーザが指示したとき、管理サーバから要求されたとき等に送信してもよい。なお、保持部370に保持する情報としては、キャプチャされた画像だけに限られず、これに代えて、キャプチャされた画像を圧縮したもの、キャプチャされた画像の解像度を小さくした縮小画像等であってもよい。
情報処理端末300においても携帯端末100と同様に、状態情報が「勤務中」となって継続していた個々の時間(つまり、細切れの勤務時間、ただし、eラーニングシステムでは学習時間)は、計測部341により計測され、計測された勤務時間の情報は、ユーザID追加部360によってユーザIDが追加された上で保持部370に保持される。
例えば、図12の(a)に示されるように、午前9時に勤務中指示領域511aへの入力が受け付けられると、切替部340は、保持部370に保持されている状態情報を「休憩中」から「勤務中」に切り替えるとともに、計測部341は、勤務時間のカウントアップを開始する。
次に、図12の(b)に示されるように、午前12時に休憩中指示領域512aへの入力が受け付けられると、切替部340は、保持部370に保持されいてる状態情報を「勤務中」から「休憩中」に切り替えるとともに、計測部341は、勤務時間のカウントアップを停止する。図12の(a)の時刻から3時間が経過しているので、累積勤務時間512cには、計測部341によるカウントアップの結果である「03:00」が表示される。計測部341よるカウントアップの結果は、保持部370に保持される。
次に、図12の(c)に示されるように、午後1時に勤務中指示領域511aへの入力が受け付けられると、切替部340は、保持部370に保持されている状態情報を「休憩中」から「勤務中」に切り替えるとともに、計測部341は、勤務時間のカウントアップを保持部370に保持されている時間である3時間の続きから再開する。
次に、図12の(d)に示されるように、午後4時に休憩中指示領域512aへの入力が受け付けられると、切替部340は、保持部370に保持されいてる状態情報を「勤務中」から「休憩中」に切り替えるとともに、計測部341は、勤務時間のカウントアップを停止する。図12の(c)の時刻から3時間が経過しているので、累積勤務時間512cには、計測部341によるカウントアップの結果である「06:00」が表示される。計測部341よるカウントアップの結果は、保持部370に保持される。
その後、図13の(a)〜(d)に示されるように、同様に、午後5時に勤務中指示領域511aへの入力が受け付けられ、午後6時に休憩中指示領域512aへの入力が受け付けられ、午後9時に勤務中指示領域511aへの入力が受け付けられ、午後10時に休憩中指示領域512aへの入力が受け付けられると、細切れの勤務時間が計測部341により計測されることとなる。
なお、上記は、情報処理端末300において入力が受け付けられた場合について説明したが、携帯端末100において入力が受け付けられた場合についても同様に行われる。また、情報処理端末300は、保持部370に保持されている状態情報が切り替わると、切り替わった状態情報を管理サーバ200に送信する。同様に、携帯端末100は、保持部170に保持されている状態情報が切り替わると、切り替わった状態情報を管理サーバ200に送信する。管理サーバ200は、情報処理端末300および携帯端末100の一方の端末から状態情報を受信すると、他方の端末に受信された状態情報を送信する。他方の端末の切替部は、管理サーバ200から受信された状態情報に、保持部に保持している状態情報を更新すると共に、更新された状態情報に応じて勤務時間のカウントアップを開始と停止とを選択的に切り替える。つまり、更新された状態情報が「勤務中」であれば、他方の端末の計測部は、勤務時間のカウントアップを開始または再開し、更新された状態情報が「休憩中」であれば、他方の端末の計測部は、勤務時間のカウントアップを停止する。このように、情報処理端末300に保持されている状態情報と、携帯端末100に保持されている状態情報とは、管理サーバ200を介して同期される。また、同様に、情報処理端末300に保持されている累積勤務時間と、携帯端末100に保持されている累積勤務時間とは、管理サーバ200を介して同期される。
図14は、保持部170、370に保持される情報(勤務時間情報)の一例を示す図である。同図の例では、状態情報が「勤務中」に切り替わった時刻(「開始時刻」)、「勤務中」から「休憩中」に切り替わった時刻(「終了時刻」)、及び、「勤務中」として継続していた時間(「勤務時間」)が、その事象ごとに、保持されている。
なお、本実施の形態のように終了時刻の時点で勤務時間をも算出して保持するようにしておけば、後で行う集計(総勤務時間の算出)が迅速に行えるという利点があるが、このような方法以外に、保持部170、370では開始時刻及び終了時刻だけ保持しておき、個々の勤務時間については携帯端末100、管理サーバ200または情報処理端末300での集計時に算出するようにしてもよい。
また、計測部141、341により、状態情報が「勤務中」となったタイミングから「勤務中」が継続している時間(つまり、連続勤務時間)が予め携帯端末100、管理サーバ200または情報処理端末300によって設定された所定の時間(例えば1時間30分)を超えた場合に、表示部110、310に休憩を促すメッセージを表示するような構成とすると、在宅就労者(ユーザ)の健康維持に有効である。つまり、この携帯端末100または情報処理端末300に、保持部170、370に保持されている状態情報が「勤務中」となったタイミングから「勤務中」が継続している時間である連続勤務時間を計測する連続勤務時間計測部と、連続勤務時間が所定の時間を超えた場合に、その旨を示す情報を当該携帯端末100の表示部110、または、当該情報処理端末300の表示部310に表示させる連続勤務画像表示部とを設けてもよい。
ユーザID追加部360は、ユーザIDを、状態情報、計測部341により計測された勤務時間の情報、及び画像キャプチャ部350がキャプチャしたキャプチャ画像に追加する。ここでは、キャプチャ画像は、キャプチャされた画像、あるいは、その縮小画像等を含む。つまり、保持部370に保持される状態情報、勤務時間の情報、及びキャプチャ画像には、ユーザIDが含まれる。なお、ユーザIDは、上述のOSのログイン時に入力するものに限るものではなく、OSにログインするIDとは別に設けてもよく、例えばアプリケーション上においてユーザIDの入力を求めてもよいし、管理サーバ200を含むクラウドにおいてユーザIDの入力を求めてもよい。また、ユーザIDは、情報処理端末300を識別する第二端末識別子であってもよく、この場合、第二端末識別子はユーザIDに予め紐付けられているものとする。
通信部390は、通信ネットワーク400を介して、管理サーバ200にデータを送信する。具体的には、通信部390は、保持部370に保持されている状態情報、勤務時間情報、及びキャプチャ画像を管理サーバ200に送信する。通信部390は、状態情報が「休憩中」から「勤務中」に切り替わったときと、「勤務中」から「休憩中」に切り替わったときとにおいて、状態情報を管理サーバ200に送信する。
また、通信部390は、管理サーバ200から状態情報を受信し、受信された状態情報を切替部340に出力する。切替部340は、通信部390が状態情報を管理サーバ200から受信した場合、受信された状態情報で示される状態に、保持部370に保持されている状態情報の状態を切り替える。このとき、画像キャプチャ部350は、状態情報が更新されることで「勤務中」から「休憩中」に遷移した場合、キャプチャ動作を停止する。これにより、例えば、共通するユーザIDに紐付けられている携帯端末100におけるユーザの入力に応じて、情報処理端末300の状態情報の状態が「勤務中」から「休憩中」に切り替えられた場合であっても、情報処理端末300におけるキャプチャ動作を停止させることができる。
なお、管理サーバ200への情報送信プロトコルは特に限定されず、HTTP、HTTPS等のプロトコルでの転送、SMTP等のプロトコルを用いてメール送信、あるいはメール添付の形式で送信するようにしてもよい。また、管理サーバ200の側からFTP、TELNET等のプロトコルで携帯端末100からデータを取得するような形態も可能である。
以上のような情報処理端末300での管理機能は、情報処理端末300で常駐して動作するコンピュータプログラムとして実現され得る。本実施の形態では、情報処理端末300の電源がオンとされ、OSが起動する際に、本実施の形態のコンピュータプログラムも動作を開始する。プログラムの動作開始の際に、保持部370に保持された状態情報の値は、初期値として「休憩中」が設定され、表示画面では「休憩中」を示すUI511が表示される。その後、管理サーバ200と同期されて状態情報が更新されると、更新された状態情報で示される状態を示すUIが表示される。
[2−3.管理サーバの機能構成]
次に、管理サーバ200の機能構成について図15を用いて説明する。
図15は、管理サーバの機能ブロック図である。
管理サーバ200は、機能構成として、通信部210と、記憶部220と、画像生成部230とを備える。通信部210は、例えば、通信IF204により実現される。記憶部220は、例えば、メインメモリ202、ストレージ203などにより実現される。画像生成部230は、例えば、プロセッサ201、メインメモリ202およびストレージ203により実現される。
通信部210は、1以上の携帯端末100および1以上の情報処理端末300のそれぞれとの間で通信ネットワーク400を介して情報のやり取りを行う。具体的には、通信部210は、1以上の携帯端末100のそれぞれにより送信される状態情報、勤務時間情報、および位置情報を受信する。また、通信部210は、携帯端末100から状態情報を受信し、記憶部220において状態情報に含まれるユーザIDに紐付けられている端末識別子で識別される情報処理端末300に、受信された状態情報を送信する。また、通信部210は、情報処理端末300から状態情報を受信し、記憶部220において状態情報に含まれるユーザIDに紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末100に、受信された状態情報を送信する。
通信部210は、1以上の情報処理端末300のそれぞれにより送信される状態情報、勤務時間情報、およびキャプチャ画像を受信する。通信部210は、受信された状態情報、勤務時間情報、位置情報およびキャプチャ画像を記憶部220に出力する。通信部210は、特定のユーザの勤務状態を閲覧するための閲覧要求を、携帯端末100または情報処理端末300から受信した場合、閲覧要求に応じて、画像生成部230により生成された勤務状態画像(後述参照)を、閲覧要求を送信した携帯端末100または情報処理端末300に送信する。
記憶部220は、通信部210において受信された状態情報、勤務時間情報、位置情報およびキャプチャ画像を記憶する。状態情報、勤務時間情報、位置情報およびキャプチャ画像には、ユーザIDが紐付けられているため、記憶部220は、状態情報、勤務時間情報、位置情報およびキャプチャ画像をユーザID毎にユーザIDと紐付けて記憶する。記憶部220は、ユーザIDと、ユーザIDにより識別されるユーザが所持していることが登録されている携帯端末100および情報処理端末300それぞれの端末識別子とが紐付けられた情報が記憶されていてもよい。記憶部220により記憶されている状態情報は、第三状態情報の一例である。記憶部220は、状態情報を受信された順に記憶していてもよいし、受信された状態情報のうちの最新の状態情報のみを記憶していてもよい。
画像生成部230は、記憶部220にユーザID毎に記憶されている状態情報、勤務時間情報、位置情報及びキャプチャ画像に基づいて、ユーザの勤務状態が示される勤務状態画像を生成する。勤務状態画像は、特定のユーザIDで識別されるユーザの勤務状態をユーザ、チェック者、管理者などが確認するための画像である。勤務状態画像は、特定のユーザIDで識別されるユーザの勤務状態の閲覧要求を通信部210が受信した場合に、閲覧要求を送信した携帯端末100または情報処理端末300に送信される。これにより、ユーザ、チェック者、管理者などは、携帯端末100または情報処理端末300を用いて、特定のユーザの勤務状態を確認することができる。
勤務状態画像は、例えば、ユーザID毎に、記憶部220に記憶されている複数のキャプチャ画像に基づいて生成される画像であり、図16に示されるように、複数のキャプチャ画像521が配置された画像520である。複数のキャプチャ画像521のそれぞれは、縮小された画像であり、当該画像内における文字を確認することができないほどの低解像度の画像である。例えば、通信部210は、第一ユーザのユーザIDと予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末100または情報処理端末300から特定のユーザのキャプチャ画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末100または情報処理端末300へ特定のユーザのユーザIDに紐付けられている画像520を送信する。これにより、第一ユーザは、画像520を第一ユーザの携帯端末100または情報処理端末300で確認することができる。ここで、第一ユーザとは、特定のユーザとは異なるユーザであり、かつ、管理者とは異なるユーザである。第一ユーザは、特定のユーザとは異なるユーザであり、かつ、チェック者であってもよい。
勤務状態画像は、例えば、ユーザID毎に、記憶部220に記憶されている複数のキャプチャ画像に基づいて生成される画像であり、図17に示されるように、複数のキャプチャ画像のうちの少なくとも1つのキャプチャ画像531が配置された画像530である。キャプチャ画像531は、当該画像ないにおける文字を確認することができるほどの高解像度の画像である。例えば、通信部210は、第二ユーザのユーザIDと予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末100または情報処理端末300からキャプチャ画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末100または情報処理端末300へ画像530を送信する。これにより、第二ユーザは、画像530を第二ユーザの携帯端末100または情報処理端末300で確認することができる。ここで、第二ユーザとは、特定のユーザと同じユーザであってもよいし、管理者であってもよい。
なお、通信部210は、第一ユーザの携帯端末100または情報処理端末300へは、複数のキャプチャ画像を送信しない。つまり、通信部210は、閲覧要求を受信しても、第一ユーザの携帯端末100または情報処理端末300へは、縮小画像が配置されている画像520のみを送信する。
なお、画像生成部230は、画像520を生成するとしたが、画像520を生成しなくてもよい。この場合、通信部210は、第一ユーザのユーザIDと予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末100または情報処理端末300から特定のユーザの勤務状態画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末100または情報処理端末300へ特定のユーザのユーザIDに紐付けられている複数のキャプチャ画像が縮小された縮小画像を送信してもよい。縮小画像は、当該画像内における文字を確認することができないほどの低解像度の画像である。また、画像生成部230は、画像530を生成するとしたが、画像530を生成しなくてもよい。この場合、通信部210は、第二ユーザのユーザIDと予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末100または情報処理端末300から勤務状態画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末100または情報処理端末300へ複数のキャプチャ画像を送信してもよい。
また、勤務状態画像は、例えば、ユーザID毎に、記憶部220に記憶されている複数の位置情報に基づいて生成される画像であり、図18に示されるように、当該複数の位置情報でそれぞれ示される複数の位置を示す複数の第一マーク541が地図上の対応する複数の位置に配置されている地図画像540である。地図画像540には、複数の位置情報で示される複数の位置のうち、所定の範囲内に含まれる位置である1以上の範囲内の位置が、地図上における所定の範囲の形状の第二マーク542により示されている。
ここで、所定の範囲は、指定位置情報で示される指定位置を含む範囲であって、指定位置を基準とした範囲である。例えば、所定の範囲は、指定位置を中心とする矩形の範囲である。なお、所定の範囲は、指定位置を中心としなくてもよく指定位置を含む範囲であればよい。また、所定の範囲は、矩形の範囲に限らずに円形、楕円形の範囲であってもよい。所定の範囲は、予め定められた面積の範囲であってもよい。また、所定の範囲、ユーザにより予め設定された可変の面積の範囲であってもよい。所定の範囲が可変の面積の範囲である場合、画像生成部230は、一のユーザIDに対応して記憶されているユーザ情報に応じて設定された大きさに所定の範囲を設定し、設定された所定の範囲の第二マーク542を用いて地図画像540を生成し、ユーザ情報に応じて設定された大きさが上限を超えている場合、固定の大きさに所定の範囲を設定する。つまり、所定の範囲には、大きさの上限が定められていてもよい。所定の範囲に上限がないと、ユーザが移動してもユーザの位置の全てまたは大部分が第二マークにより隠されてしまい、ユーザの移動中の位置を把握するという目的を達成できなくなるからである。これにより、ユーザは、上限までの範囲の大きさで自由に所定の範囲を設定することができる。
なお、ユーザ情報は、例えば、ユーザにより携帯端末100または情報処理端末300に対して入力されることで生成された情報であり、携帯端末100または情報処理端末300から管理サーバ200が取得した情報である。
指定位置情報は、記憶部220に記憶されている情報であり、ユーザID毎にユーザにより指定された指定位置を示す情報である。ユーザにより指定された指定位置とは、例えば、ユーザの住所または居所である。つまり、地図画像540では、ユーザの住所または居所周辺の所定の範囲内で検出された位置が第二マーク542で示されているため、ユーザの住所または居所周辺の位置が検出されても当該位置そのものを隠すことができる。
また、地図画像540は、複数の第一マーク541および第二マーク542の位置が検出された順において隣接する第一マーク541および第二マーク542を結ぶ線分である移動経路543を含んでいてもよい。移動経路543は、検出順において後の方を指す矢印であってもよい。地図画像540は、第一地図画像の一例である。
例えば、通信部210は、第一ユーザのユーザIDと予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末100または情報処理端末300から特定のユーザの地図画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末100または情報処理端末300へ特定のユーザのユーザIDに紐付けられている地図画像540を送信する。これにより、第一ユーザは、地図画像540を第一ユーザの携帯端末100または情報処理端末300で確認することができる。地図画像540では、上述したとおり、ユーザの住所または居所周辺で検出された位置が所定の範囲を示す第二マーク542で隠されるため、第一ユーザにユーザの住所または居所が知られることを防ぐことができる。よって、ユーザのプライバシーを保護することができる。
また、勤務状態画像は、例えば、ユーザID毎に、記憶部220に記憶されている複数の位置情報に基づいて生成される画像であり、図19に示されるように、当該複数の位置情報のそれぞれで示される全ての複数の位置が、第一マーク541、552で地図上の対応する複数の位置に配置されている地図画像550である。地図画像550では、所定の範囲は、例えば、破線の枠551で示されてもよい。地図画像550では、所定の範囲において検出された位置であっても第一マーク552で示されている。地図画像550は、第二地図画像の一例である。
例えば、通信部210は、第二ユーザのユーザIDと予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末100または情報処理端末300からキャプチャ画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末100または情報処理端末300へ地図画像550を送信する。これによれば、第二ユーザへは所定の範囲内で検出された携帯端末100の位置を示す位置情報も、第二地図画像において第一マーク552で示されるため、第二ユーザは、勤務中におけるユーザの移動履歴を全てチェックすることができる。第二ユーザは、特定のユーザ本人または管理者であり、特定のユーザの住所または居所を既に知っているユーザである。このため、第二ユーザには、全ての位置情報を示す地図画像550を提示しても、プライバシーの侵害にはならないと考えられる。
なお、図17〜図19で例示した画像520〜540には、画面タブと位置情報タブとが示されている。ユーザは、携帯端末100または情報処理端末300を操作することで、画面タブを選択すると、ユーザのユーザIDおよび閲覧要求に応じて、画像520または画像530が提示される。また、ユーザは、位置情報タブを選択すると、ユーザのユーザIDおよび閲覧要求に応じて、地図画像540または地図画像550が提示される。
また、勤務状態画像は、例えば、ユーザID毎に、記憶部220に記憶されている状態情報、勤務時間情報、位置情報およびキャプチャ画像に基づいて生成される画像であり、図20に示されるように、特定のユーザAの勤務時間、位置検出のタイミング、およびキャプチャのタイミングを示す画像560である。また、勤務状態画像は、図21に示されるように、複数のユーザの勤務時間、位置検出のタイミング、およびキャプチャのタイミングを示す画像570であってもよい。画像560、570は、第一ユーザおよび第二ユーザの両方が閲覧できてもよいし、チェック者、管理者および特定のユーザA本人が閲覧でき、その他のユーザが閲覧できないように管理されてもよい。
[3.動作]
次に、管理システム1の動作について説明する。
携帯端末100の動作を図22および図23を用いて説明する。
図22および図23は、携帯端末の動作の一例を示すフローチャートである。
ユーザにより勤務中指示領域111aが押下された場合、または、「勤務中」を示す状態情報を管理サーバ200から受信した場合に、「勤務中処理」が開始される。
勤務中処理では、まず、切替部140が、保持部170に保持された状態情報の値を、「勤務中」を表す情報に書き替える(S11)。これにより、表示制御部130によって表示部110に表示されるUIはUI112に切り替わる。
次に、通信部180は、保持部170に保持された状態情報を管理サーバ200に送信する(S12)。その後、計測部141は、勤務時間の計測を開始する(S13)。
次に、ユーザにより、休憩中指示領域112aが押下された場合、または、管理サーバ200から「休憩中」を示す状態情報を通信部180が受信した場合(S14:Yes)には、後述する「休憩中処理」が開始される(S15)。なお、ここで、「休憩中処理」は、休憩中指示領域112aが押下される代わりに、送信停止指示領域114aが押下された場合に開始されてもよい。
さらにそれ以外の場合(S14:No)であって、位置送信許可を示す入力が為された場合(S16でYes)であって、保持部170に保持される頻度情報で定まる時刻が到来した場合(S17:Yes)には、通信部180は、位置検出部150により検出されている位置情報を管理サーバ200に送信する(S18)。位置送信許可を示す入力とは、勤務中指示領域111aが押下されたことであってもよいし、送信開始指示領域113aが押下されたことであってもよい。なお、ここで、位置送信許可を示す入力が勤務中指示領域111aが押下されたことである場合、ステップS16を行わなくてもよい。
ステップS16で位置送信許可を示す入力が為されていない場合(S16でNo)、または、ステップS17で位置検出を行うべき時刻が到来していない場合(S17:No)にはステップS14へと戻る。勤務中の状態が所定時間以上継続した場合には(S19:Yes)、表示制御部130は、その旨のメッセージを表示部110に表示し(S20)、ステップS14へと戻る。所定時間は、企業によって予め定められた1日当たりの労働時間であり、例えば、7時間、8時間などの時間である。
休憩中処理では、まず、切替部140は、保持部170に保持された状態情報の値を、「休憩中」を表す情報に書き替える(S21)。これにより、表示制御部130によって表示部110に表示されるUIはUI111に切り替わる。
次に、計測部141は、勤務時間の計測を終了し(S22)、保持部170に、勤務時間情報の書き込みを行う(S23)。本実施の形態では、休憩中指示領域112aが押下された場合に、通信部180は、その時の状態情報と、その1回の勤務(状態情報が「勤務中」になってから「休憩中」になるまでの期間)に関する勤務時間情報とを管理サーバ200に送信する(S24)。
図26は、携帯端末100、管理サーバ200および情報処理端末300の間の通信シーケンスの一例を示す図であり、本実施の形態では、勤務の開始前に、あるいは、任意のタイミングで、管理サーバ200から携帯端末100に対して、位置の検出を行う頻度を指定する(S51)。そして、状態情報が「勤務中」を示す情報である場合に、携帯端末100において位置検出を行い位置検出の度に位置情報が管理サーバ200に送信される(S52)。また、休憩中指示領域112aが押下される度に、その1回の勤務に関わる勤務時間情報が管理サーバ200に送信される(S53)。なお、ステップS51、S52、S53の順は、この限りではない。ステップS51、S52、S53は、それぞれが繰り返し行われることとなるが、これらのステップが行われる割合もこの限りではなく異なる頻度で行われてもよい。
再び図23のフローチャートを参照して、ユーザにより勤務中指示領域111aが押下された場合、または、管理サーバ200から「勤務中」を示す状態情報を通信部180が受信した場合(S25:Yes)には、図22に例示した勤務中処理へと戻る(S26)。
情報処理端末300の動作を図24および図25を用いて説明する。
図24および図25は、情報処理端末の動作の一例を示すフローチャートである。
ユーザにより勤務中指示領域511aが押下された場合、または、「勤務中」を示す状態情報を管理サーバ200から受信した場合に、「勤務中処理」が開始される。
勤務中処理では、まず、切替部340が、保持部370に保持された状態情報の値を、「勤務中」を表す情報に書き替える(S31)。これにより、表示制御部330によって表示部310に表示されるUIはUI512に切り替わる。
次に、通信部390は、保持部370に保持された状態情報を管理サーバ200に送信する(S32)。その後、計測部341は、勤務時間の計測を開始する(S33)。
次に、ユーザにより、休憩中指示領域512aが押下された場合、または、管理サーバ200から「休憩中」を示す状態情報を通信部390が受信した場合(S34:Yes)には、後述する「休憩中処理」が開始される(S35)。なお、ここで、「休憩中処理」は、休憩中指示領域512aが押下される代わりに、図示しない送信停止指示領域が押下された場合に開始されてもよい。
さらにそれ以外の場合(S34:No)であって、保持部370に保持される頻度情報で定まる時刻が到来した場合(S36:Yes)には、画像キャプチャ部350は、表示部310に表示されている画像をキャプチャする(S37)。
ステップS36で画像キャプチャを行うべき時刻が到来していない場合(S36:No)にはステップS34へと戻る。勤務中の状態が所定時間以上継続した場合には(S38:Yes)、表示制御部130は、その旨のメッセージを表示部110に表示し(S39)、ステップS34へと戻る。
休憩中処理では、まず、切替部340は、保持部370に保持された状態情報の値を、「休憩中」を表す情報に書き替える(S41)。これにより、表示制御部330によって表示部310に表示されるUIはUI511に切り替わる。
次に、計測部341は、勤務時間の計測を終了し(S42)、保持部370に、勤務時間情報の書き込みを行う(S43)。本実施の形態では、休憩中指示領域512aが押下された場合に、通信部390は、その時の状態情報と、その1回の勤務(状態情報が「勤務中」になってから「休憩中」になるまでの期間)に関する勤務時間情報とを管理サーバ200に送信する(S44)。
再び図26に戻り、勤務の開始前に、あるいは、任意のタイミングで、管理サーバ200から携帯端末100に対して、画像のキャプチャを行う頻度を指定する(S61)。そして、状態情報が「勤務中」を示す情報である場合に、情報処理端末300において画像キャプチャを行い、休憩中指示領域512aが押下される度に、その1回の勤務に関わる勤務時間情報と、その勤務中に蓄積された画像データとが管理サーバ200に送信される(S62、S63)。
再び図25のフローチャートを参照して、ユーザにより勤務中指示領域511aが押下された場合、または、管理サーバ200から「勤務中」を示す状態情報を通信部390が受信した場合(S45:Yes)には、図24に例示した勤務中処理へと戻る(S46)。
[4.効果など]
本実施の形態に係る管理システム1によれば、携帯端末100において位置の送信が許可されることを示す入力がユーザにより受け付けられた場合のみにおいて、携帯端末100は、携帯端末の位置を示す位置情報を管理サーバ200へ送信する。管理サーバ200に送信される位置情報は、ユーザが所持している携帯端末100の位置情報であるため、勤務中におけるユーザの位置情報を効果的に管理サーバ200にて把握することができる。
また、管理サーバ200には、ユーザの状態情報(「勤務中又は学習中」か「休憩中」か)に関する情報、及び、ユーザの情報端末において予め定められた頻度でキャプチャされた画像に関する情報が送られてくるので、ユーザが端末に向って作業(学習/勤務)していた細切れの作業時間を容易に管理サーバにて把握することができるとともに、その信憑性をも確認することができ、その仕組みを知るユーザのサボタージュが抑制される。
[5.変形例]
以上、本発明に係る管理システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲で実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明に含まれる。
[5−1.変形例1]
情報処理端末300では、入力受付部320は、さらに、当該情報処理端末300に対応する携帯端末100での位置送信動作を停止させる入力を示す第一停止入力を受け付けてもよい。この場合、通信部390は、入力受付部320により第一停止入力が受け付けられると、携帯端末100での位置送信動作を停止させる第一停止情報を管理サーバ200に送信する。管理サーバ200では、通信部210は、第一停止情報を情報処理端末300から受信すると、第一停止情報を送信した情報処理端末300の端末識別子と共通するユーザIDに紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末100に、第一停止情報を送信する。携帯端末100では、通信部180は、第一停止情報を受信すると、位置送信動作を停止する。このため、情報処理端末300で位置送信動作を停止させる入力を行うことで、情報処理端末300に対応する携帯端末100による位置送信動作を停止させることができる。
[5−2.変形例2]
携帯端末100では、入力受付部120は、さらに、当該携帯端末100に対応する情報処理端末300でのキャプチャ動作を停止させる入力を示す第二停止入力を受け付けてもよい。この場合、通信部180は、入力受付部120により第二停止入力が付け付けられると、情報処理端末300でのキャプチャ動作を停止させる第二停止情報を管理サーバ200に送信する。管理サーバ200では、通信部210は、第二停止情報を受信すると、第二停止情報を送信した携帯端末100の端末識別子と共通するユーザIDに紐付けられている端末識別子で識別される情報処理端末300に、第二停止情報を送信する。情報処理端末300では、画像キャプチャ部350は、通信部390が第二停止情報を受信すると、キャプチャ動作を停止する。このため、携帯端末100でキャプチャ動作を停止させる入力を行うことで、携帯端末100に対応する情報処理端末300によるキャプチャ動作を停止させることができる。
[5−3.変形例3]
管理サーバ200において第一地図画像が生成される場合に用いられる所定の範囲としては、複数の領域に地図上の領域が区切られた場合における複数の領域のうちの指定位置を含む領域が設定されてもよい。例えば、指定位置を含む市区町村などの行政区画の一単位の範囲が設定されてもよい。このため、ユーザは、所望の位置を指定するだけで、所定範囲を容易に設定することができる。
[5−4.変形例4]
ユーザは、指定位置を複数指定できてもよい。つまり、画像生成部230は、記憶部220に記憶されている指定位置情報が異なる複数の指定位置を示す場合であって、1以上の範囲内位置が複数の指定位置毎に複数の所定の範囲に含まれる場合、1以上の範囲内位置が、地図上における複数の第二マークにより示されている画像を第一地図画像として生成する。この場合、管理サーバ200において、記憶部220は、ユーザに予め入力された情報に基づいて、所定数以下の指定位置を示す複数の指定位置を記憶しているものとする。これにより、ユーザは、複数の位置を指定位置として設定することができる。よって、ユーザがプライバシーを保護したい位置が複数ある場合であっても、複数の指定位置周辺の範囲を第二マークで隠すことができる。
[5−5.変形例5]
携帯端末100では、情報処理端末300と同様に、表示部110の画面に表示されている画像データを予め定められた頻度でキャプチャをしてもよい。つまり、携帯端末100は、さらに、情報処理端末300が備える画像キャプチャ部350と同様の機能を有していてもよい。この場合、携帯端末100では、情報処理端末300と同様のキャプチャ動作が行われる。
[5−6.変形例6]
上記実施の形態では、ユーザID追加部160、360は、保持部170、370に勤務情報が保存される前にユーザIDを勤務情報に追加し、保持部170に位置情報が保存される前に位置情報にユーザIDを追加し、または、保持部370に画像が保持される前にユーザIDを画像に追加しているが、ユーザIDを追加するタイミングはこれに限らない。
例えば、通信部180、390が勤務情報、位置情報または画像を管理サーバ200に送信する時に、ユーザID追加部160、360がユーザIDを追加してもよい。なお、この場合には、上記実施の形態と異なり、携帯端末100または情報処理端末300が一人のユーザに専用の場合のみに有効である。したがって、複数のユーザが1台の携帯端末100または情報処理端末300を利用するような場合においては上記実施の形態の方が、複数のユーザに応じてユーザIDを変更できるため望ましい。
[5−7.変形例7]
上記実施の形態では、第二ユーザであれば、第二地図画像を閲覧できるとしたが、これに限らずに、全てのユーザは、第二地図画像を閲覧できずに、第一地図画像のみを閲覧できるように、管理サーバ200は、第一地図画像のみを各ユーザの携帯端末100または情報処理端末300に送信してもよい。なお、この場合、管理サーバ200は、第二地図画像を生成しなくてもよい。
本発明は、例えば、インターネットなどを介して情報を管理する管理システムとして、特に、ユーザが携帯端末または情報処理端末で勤務または学習した時間等を管理する管理システムとして、例えば、在宅就労支援システム、eラーニングシステムとして、利用することができる。
1 管理システム
100 携帯端末
101、201、301 プロセッサ
102、202、302 メインメモリ
103、203、303 ストレージ
104、204、304 通信IF
105 GPSモジュール
106、306 入力IF
107、305 ディスプレイ
110、310 表示部
111、112、113、114、511、512 UI
111a、511a 勤務中指示領域
111b、112b、113b、114b、511b、512b 状態表示
111c、112c、511c、512c 累積勤務時間
112a、512a 休憩中指示領域
113a 送信開始指示領域
114a 送信停止指示領域
120、320 入力受付部
130、330 表示制御部
140、340 切替部
141、341 計測部
150 位置検出部
160、360 ユーザID追加部
170、370 保持部
180、390 通信部
200 管理サーバ
210 通信部
220 記憶部
230 画像生成部
300 情報処理端末
350 画像キャプチャ部
380 スクリーンセーバー動作検出部
400 通信ネットワーク
520、530、560、570 画像
521、531 キャプチャ画像
540、550 地図画像
541、552 第一マーク
542 第二マーク
543 移動経路
551 破線の枠

Claims (18)

  1. 1以上の携帯端末と、前記1以上の携帯端末との間でネットワークを介して通信する管理サーバとを備える管理システムであって、
    1以上の携帯端末のそれぞれは、
    第一表示部と、
    第一入力受付部と、
    ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第一UI(User Interface)を前記第一表示部に表示させる第一表示制御部と、
    「勤務中」か「休憩中」かを示す第一状態情報を保持する第一保持部と、
    前記第一入力受付部により受け付けられた入力であって、前記ユーザからの前記第一UIへの入力に応じて、前記第一状態情報を切り替える第一切替部と、
    前記携帯端末の位置を検出する位置検出部と、
    記位置検出部において第一頻度で検出された複数の位置を示す位置情報と、前記携帯端末を識別する第一端末識別子とを、前記管理サーバへ送信する位置送信動作を行う第一端末側通信部と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記1以上の携帯端末のそれぞれにより送信される前記位置情報および前記第一端末識別子を受信するサーバ側通信部と、
    受信された複数の前記位置情報を、前記位置情報と共に受信された前記第一端末識別子に予め紐付けられたユーザ識別子毎に当該ユーザ識別子と紐付けて記憶するサーバ側記憶部と、を備え
    前記第一切替部は、前記第一保持部が保持している前記第一状態情報が「休憩中」を示しているときに、前記管理サーバにより送信された第二状態情報であって、前記ユーザが「勤務中」を示す第二状態情報を前記第一端末側通信部が受信した場合、前記第一保持部に保持されている前記第一状態情報の状態を「休憩中」から「勤務中」に切り替え、
    前記第一端末側通信部は、
    (i)前記第一状態情報が「勤務中」を示す場合に位置の送信が許可されることを示す入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合、または、(ii)前記第一入力受付部に受け付けられた入力に応じて前記第一切替部が前記第一状態情報の状態を「休憩中」から「勤務中」に切り替えた場合に、前記位置送信動作を開始し、
    前記第一端末側通信部が前記第二状態情報を受信することで前記第一切替部が前記第一状態情報の状態を「休憩中」から「勤務中」に切り替えた場合に前記位置送信動作を開始しない
    管理システム。
  2. 前記第一端末側通信部は、前記第一状態情報の状態が「勤務中」から「休憩中」に遷移した場合、前記位置送信動作を停止する
    請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記第一切替部は、前記第一状態情報の状態を「勤務中」から「休憩中」に切り替える入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合、前記第一状態情報を前記「勤務中」から前記「休憩中」に切り替える
    請求項2に記載の管理システム。
  4. 前記管理システムは、さらに、1以上の情報処理端末を備え、
    前記1以上の情報処理端末のそれぞれは、
    第二表示部と、
    第二入力受付部と、
    ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第二UI(User Interface)を前記第二表示部に表示させる第二表示制御部と、
    「勤務中」か「休憩中」かを示す第二状態情報を保持する第二保持部と、
    前記第二入力受付部により受け付けられた入力であって、前記ユーザからの前記第二UIへの入力に応じて、前記第二保持部に保持されている前記第二状態情報を切り替える第二切替部と、
    ユーザにより「勤務中」および「休憩中」の一方から他方へ切り替える入力が前記第二入力受付部により受け付けられた場合、当該入力に応じて前記第二切替部が切り替えた後において前記第二保持部に保持されている前記第二状態情報と、前記情報処理端末を識別する第二端末識別子とを前記管理サーバに送信する第二端末側通信部とを備え、
    前記サーバ側記憶部において記憶されている前記ユーザ識別子は、さらに、前記第二端末識別子と予め紐付けられており、
    前記サーバ側通信部は、前記第二状態情報および前記第二端末識別子を受信し、前記サーバ側記憶部において、受信された前記第二端末識別子に予め紐付けられた前記ユーザ識別子に予め紐付けられている前記第一端末識別子で識別される携帯端末に、受信された前記第二状態情報を送信し、
    前記第一端末側通信部が前記第二状態情報を受信した場合、前記第一切替部は、前記第二状態情報で示される状態に、前記第一保持部に保持されている前記第一状態情報の状態を切り替える
    請求項2に記載の管理システム。
  5. 前記第二入力受付部は、前記位置送信動作を停止させる入力を示す第一停止入力を受け付け、
    前記第二端末側通信部は、前記第二入力受付部により前記第一停止入力が受け付けられると、前記位置送信動作を停止させる第一停止情報を前記管理サーバに送信し、
    前記サーバ側通信部は、前記第一停止情報を受信すると、前記第一停止情報を送信した情報処理端末の前記第二端末識別子と共通するユーザ識別子に紐付けられている第一端末識別子で識別される携帯端末に、前記第一停止情報を送信し、
    前記第一端末側通信部は、前記第一停止情報を受信すると、前記位置送信動作を停止する
    請求項4に記載の管理システム。
  6. 1以上の携帯端末と、前記1以上の携帯端末との間でネットワークを介して通信する管理サーバとを備える管理システムであって、
    1以上の携帯端末のそれぞれは、
    第一表示部と、
    第一入力受付部と、
    ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第一UI(User Interface)を前記第一表示部に表示させる第一表示制御部と、
    「勤務中」か「休憩中」かを示す第一状態情報を保持する第一保持部と、
    前記第一入力受付部により受け付けられた入力であって、前記ユーザからの前記第一UIへの入力に応じて、前記第一状態情報を切り替える第一切替部と、
    前記携帯端末の位置を検出する位置検出部と、
    (i)前記第一状態情報が「勤務中」を示す場合に位置の送信が許可されることを示す入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合、または、(ii)前記第一状態情報を「休憩中」から「勤務中」に切り替える入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合において、前記位置検出部において第一頻度で検出された複数の位置を示す位置情報と、前記携帯端末を識別する第一端末識別子とを、前記管理サーバへ送信する位置送信動作を開始する第一端末側通信部と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記1以上の携帯端末のそれぞれにより送信される前記位置情報および前記第一端末識別子を受信するサーバ側通信部と、
    受信された複数の前記位置情報を、前記位置情報と共に受信された前記第一端末識別子に予め紐付けられたユーザ識別子毎に当該ユーザ識別子と紐付けて記憶するサーバ側記憶部と、
    ユーザ識別子毎に前記サーバ側記憶部において記憶されている前記複数の位置情報に基づいて、当該複数の位置情報でそれぞれ示される複数の位置を示す第一マークが地図上の対応する複数の位置に配置されている第一地図画像をユーザ識別子毎に生成するサーバ側画像生成部と、を備え、
    前記サーバ側記憶部は、ユーザ識別子毎にユーザにより指定された指定位置を示す指定位置情報を記憶しており、
    前記サーバ側画像生成部は、前記複数の位置情報で示される前記複数の位置のうち、前記指定位置情報で示される前記指定位置を含む所定の範囲であって、前記指定位置を基準とした所定の範囲内に含まれる位置である1以上の範囲内位置が、前記地図上における前記所定の範囲の形状の第二マークにより示されている画像を前記第一地図画像として生成し、
    前記サーバ側通信部は、前記第一地図画像のみを閲覧できる権限を有する第一ユーザのユーザ識別子と予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末または情報処理端末から地図画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末または当該情報処理端末へ前記第一地図画像を送信する
    理システム。
  7. 前記サーバ側画像生成部は、さらに、ユーザ識別子毎に前記サーバ側記憶部において記憶されている前記複数の位置情報でそれぞれ示される全て複数の位置が、前記第一マークで地図上の対応する複数の位置に配置されている第二地図画像をユーザ識別子毎に生成し、
    前記サーバ側通信部は、前記第二地図画像を閲覧できる権限を有する第二ユーザのユーザ識別子と予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末または情報処理端末から地図画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末または当該情報処理端末へ前記第二地図画像を送信する
    請求項6に記載の管理システム。
  8. 前記所定の範囲は、予め定められた面積の範囲である
    請求項7に記載の管理システム。
  9. 前記サーバ側画像生成部は、一のユーザ識別子に対応して記憶されているユーザ情報に応じて設定された大きさに前記所定の範囲を設定し、設定された前記所定の範囲で前記第一地図画像を生成し、前記ユーザ情報に応じて設定された大きさが上限を超えている場合、固定の大きさに前記所定の範囲を設定する
    請求項7または8に記載の管理システム。
  10. 前記サーバ側画像生成部は、前記所定の範囲として、複数の領域に前記地図上の領域が区切られた場合における前記複数の領域のうちの前記指定位置を含む領域を設定し、設定された前記領域である前記所定の範囲で前記第一地図画像を生成する
    請求項7または8に記載の管理システム。
  11. 前記サーバ側画像生成部は、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記指定位置情報が異なる複数の前記指定位置を示す場合であって、前記1以上の範囲内位置が前記複数の指定位置毎に複数の前記所定の範囲に含まれる場合、前記1以上の範囲内位置が、前記地図上における複数の前記第二マークにより示されている画像を前記第一地図画像として生成し、
    前記サーバ側記憶部は、所定数以下の指定位置を示す複数の指定位置を記憶している
    請求項7から10のいずれか1項に記載の管理システム。
  12. 前記1以上の情報処理端末のそれぞれは、さらに、前記情報処理端末が備える第二保持部で保持されている「勤務中」か「休憩中」かを示す第二状態情報が「勤務中」を示す場合に、前記情報処理端末が備える第二表示部に表示されている画像を第二頻度でキャプチャするキャプチャ動作を開始する画像キャプチャ部を備え、
    前記第二保持部は、前記画像キャプチャ部が前記第二頻度でキャプチャした複数の画像を保持し、
    前記情報処理端末が備える第二端末側通信部は、前記第二保持部に保持されている前記第二状態情報および前記複数の画像を前記管理サーバに送信し、
    前記サーバ側画像生成部は、前記複数の画像が縮小して配置された縮小画像を生成し、
    前記サーバ側通信部は、
    前記第一ユーザのユーザ識別子と予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末または情報処理端末から画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末または当該情報処理端末へ前記縮小画像のみを送信し、
    前記第二ユーザのユーザ識別子と予め紐付けられている端末識別子で識別される携帯端末または情報処理端末から画像の閲覧要求を受信した場合、当該携帯端末または当該情報処理端末へ前記複数の画像を送信する
    請求項7から11のいずれか1項に記載の管理システム。
  13. 前記画像キャプチャ部は、前記第二状態情報が示す状態が「勤務中」から「休憩中」に遷移した場合、前記キャプチャ動作を停止し、
    前記第一端末側通信部は、ユーザにより「勤務中」および「休憩中」の一方から他方へ切り替える入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合、当該入力に応じて前記第一切替部が切り替えた後において前記第一保持部に保持されている前記第一状態情報と、前記第一端末識別子とを前記管理サーバに送信し、
    前記サーバ側通信部は、前記第一状態情報および前記第一端末識別子を受信し、前記サーバ側記憶部において、受信された前記第一端末識別子に予め紐付けられた前記ユーザ識別子に予め紐付けられている第二端末識別子で識別される情報処理端末に、受信された前記第一状態情報を送信し、
    前記第二端末側通信部が前記第一状態情報を受信した場合、前記情報処理端末が備える第二切替部は、前記第一状態情報で示される状態に、前記第二保持部に保持されている前
    記第二状態情報の状態を切り替える
    請求項12に記載の管理システム。
  14. 前記第一入力受付部は、前記キャプチャ動作を停止させる入力を示す第二停止入力を受け付け、
    前記第一端末側通信部は、前記第一入力受付部により前記第二停止入力が受け付けられると、前記キャプチャ動作を停止させる第二停止情報を前記管理サーバに送信し、
    前記サーバ側通信部は、前記第二停止情報を受信すると、前記第二停止情報を送信した携帯端末の前記第一端末識別子と共通するユーザ識別子に紐付けられている第二端末識別子で識別される情報処理端末に、前記第二停止情報を送信し、
    前記画像キャプチャ部は、前記第二端末側通信部が前記第二停止情報を受信すると、前記キャプチャ動作を停止する
    請求項12または13に記載の管理システム。
  15. 1以上の携帯端末と、前記1以上の携帯端末との間でネットワークを介して通信する管理サーバと、1以上の情報処理端末と、を備え、
    1以上の携帯端末のそれぞれは、
    第一表示部と、
    第一入力受付部と、
    ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第一UI(User Interface)を前記第一表示部に表示させる第一表示制御部と、
    「勤務中」か「休憩中」かを示す第一状態情報を保持する第一保持部と、
    前記第一入力受付部により受け付けられた入力であって、前記ユーザからの前記第一UIへの入力に応じて、前記第一状態情報を切り替える第一切替部と、
    前記携帯端末の位置を検出する位置検出部と、
    (i)前記第一状態情報が「勤務中」を示す場合に位置の送信が許可されることを示す入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合、または、(ii)前記第一状態情報を「休憩中」から「勤務中」に切り替える入力が前記第一入力受付部により受け付けられた場合において、前記位置検出部において第一頻度で検出された複数の位置を示す位置情報と、前記携帯端末を識別する第一端末識別子とを、前記管理サーバへ送信する位置送信動作を開始し、前記第一状態情報の状態が「勤務中」から「休憩中」に遷移した場合、前記位置送信動作を停止する第一端末側通信部と、を備え、
    前記管理サーバは、
    前記1以上の携帯端末のそれぞれにより送信される前記位置情報および前記第一端末識別子を受信するサーバ側通信部と、
    受信された複数の前記位置情報を、前記位置情報と共に受信された前記第一端末識別子に予め紐付けられたユーザ識別子毎に当該ユーザ識別子と紐付けて記憶するサーバ側記憶部と、を備え、
    前記1以上の情報処理端末のそれぞれは、
    第二表示部と、
    第二入力受付部と、
    ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第二UI(User Interface)を前記第二表示部に表示させる第二表示制御部と、
    「勤務中」か「休憩中」かを示す第二状態情報を保持する第二保持部と、
    前記第二入力受付部により受け付けられた入力であって、前記ユーザからの前記第二UIへの入力に応じて、前記第二保持部に保持されている前記第二状態情報を切り替える第二切替部と、
    ユーザにより「勤務中」および「休憩中」の一方から他方へ切り替える入力が前記第二入力受付部により受け付けられた場合、当該入力に応じて前記第二切替部が切り替えた後において前記第二保持部に保持されている前記第二状態情報と、前記情報処理端末を識別する第二端末識別子とを前記管理サーバに送信する第二端末側通信部とを備え、
    前記サーバ側記憶部において記憶されている前記ユーザ識別子は、さらに、前記第二端末識別子と予め紐付けられており、
    前記サーバ側通信部は、前記第二状態情報および前記第二端末識別子を受信し、前記サーバ側記憶部において、受信された前記第二端末識別子に予め紐付けられた前記ユーザ識別子に予め紐付けられている前記第一端末識別子で識別される携帯端末に、受信された前記第二状態情報を送信し、
    前記第一端末側通信部が前記第二状態情報を受信した場合、前記第一切替部は、前記第二状態情報で示される状態に、前記第一保持部に保持されている前記第一状態情報の状態を切り替える
    管理システム。
  16. 1以上の携帯端末と、前記1以上の携帯端末との間でネットワークを介して通信する管理サーバとを備える管理システムにより行われる管理方法であって、
    ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第一UI(User Interface)を前記携帯端末の第一表示部に表示させる表示ステップと、
    「勤務中」か「休憩中」かを示す第一状態情報を前記携帯端末の保持部に保持する保持ステップと、
    前記携帯端末が備える第一入力受付部により受け付けられた入力であって、前記ユーザからの前記第一UIへの入力に応じて、前記第一状態情報を切り替える切替ステップと、
    前記携帯端末の位置を第一頻度で検出する位置検出ステップと、
    記位置検出ステップにおいて前記第一頻度で検出された複数の位置を示す位置情報と、前記携帯端末を識別する第一端末識別子とを、前記管理サーバへ送信する位置送信動作を行う送信ステップと、
    前記管理サーバが前記1以上の携帯端末のそれぞれにより送信される前記位置情報および前記第一端末識別子を受信する受信ステップと、
    前記管理サーバが、受信された複数の前記位置情報を、前記位置情報と共に受信された前記第一端末識別子に予め紐付けられたユーザ識別子毎に当該ユーザ識別子と紐付けて記憶する記憶ステップとを含み、
    前記切替ステップでは、前記保持部が保持している前記第一状態情報が「休憩中」を示しているときに、前記管理サーバにより送信された第二状態情報であって、前記ユーザが「勤務中」を示す第二状態情報を前記携帯端末が受信した場合、前記保持部に保持されている前記第一状態情報の状態を「休憩中」から「勤務中」に切り替え、
    前記送信ステップでは、(i)前記第一入力受付部に受け付けられた入力に応じて前記切替ステップにおいて前記第一状態情報の状態が「休憩中」から「勤務中」に切り替えられた場合に前記位置送信動作を開始し、(ii)前記携帯端末が前記第二状態情報を受信することで前記切替ステップにおいて前記第一状態情報の状態が「休憩中」から「勤務中」に切り替えられた場合に前記位置送信動作を開始しない
    管理方法。
  17. 1以上の携帯端末と、前記1以上の携帯端末との間でネットワークを介して通信する管理サーバとを備える管理システムにおける前記1以上の携帯端末のそれぞれによる情報送信方法であって、
    ユーザにより「勤務中」か「休憩中」かを指定させるための第一UI(User Interface)を前記携帯端末の第一表示部に表示させる表示ステップと、
    「勤務中」か「休憩中」かを示す第一状態情報を前記携帯端末の保持部に保持する保持ステップと、
    前記携帯端末が備える第一入力受付部により受け付けられた入力であって、前記ユーザからの前記第一UIへの入力に応じて、前記第一状態情報を切り替える切替ステップと、
    前記携帯端末の位置を第一頻度で検出する位置検出ステップと、
    記位置検出ステップにおいて前記第一頻度で検出された複数の位置を示す位置情報と、前記携帯端末を識別する第一端末識別子とを、前記管理サーバへ送信する位置送信動作を行う送信ステップと、を含み、
    前記切替ステップでは、前記保持部が保持している前記第一状態情報が「休憩中」を示しているときに、前記管理サーバにより送信された第二状態情報であって、前記ユーザが「勤務中」を示す第二状態情報を前記携帯端末が受信した場合、前記保持部に保持されている前記第一状態情報の状態を「休憩中」から「勤務中」に切り替え、
    前記送信ステップでは、(i)前記第一入力受付部に受け付けられた入力に応じて前記切替ステップにおいて前記第一状態情報の状態が「休憩中」から「勤務中」に切り替えられた場合に前記位置送信動作を開始し、(ii)前記携帯端末が前記第二状態情報を受信することで前記切替ステップにおいて前記第一状態情報の状態が「休憩中」から「勤務中」に切り替えられた場合に前記位置送信動作を開始しない
    情報送信方法。
  18. 請求項17に記載の情報送信方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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