JP2013101516A - 無線中継器、情報端末および安否確認システム - Google Patents

無線中継器、情報端末および安否確認システム Download PDF

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幸則 浅田
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Abstract

【課題】
ネットワークインフラが利用できない場合においても、被災者の安否の確認が可能な無線中継器、情報端末および安否確認システムを提供する。
【解決手段】
接続できる端末が制限されたローカルネットワークに属する無線中継器であって、緊急情報を受信する緊急情報受信部と、前記緊急情報受信部が前記緊急情報を受信した場合に、自器の動作状態を緊急モードに遷移させる制御部と、緊急モード中は、ネットワークを介さず他の端末と通信を行う直接通信を行う通信部と、安否情報を受信したかどうかを判定する安否情報判定部と、自器の位置情報を保持し、受信した安否情報に該位置情報と現在の日時情報を付加する位置情報管理部と、データを送信する宛先を示す経路情報を管理する経路情報管理部と、自器と直接通信可能な端末のリストを作成し管理する端末接続管理部と、を備える。
【選択図】 図11

Description

本発明は、無線中継器、情報端末および安否確認システムに関する。
本技術分野の背景技術として、特開2011−91720公報(特許文献1)がある。この公報には、「災害時における安否確認を自動的に行うシステムを提供する」と記載されている(要約参照)。
特開2011−91720号公報
しかしながら、前記特許文献1では、サーバおよびネットワークインフラが無事であることが大前提であり、大災害や大規模な停電時など、それらが利用できないような事態までは考慮されていなかった。実際の災害現場ではネットワークが常に正常であるとは限らず、停電の発生もありうる。例えば地震、津波の被害が広範囲にわたる場合、ネットワークおよび電力の復旧には数日を要することもありえる。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ネットワークインフラが利用できない場合においても、被災者の安否確認が可能な無線中継器、情報端末および安否確認システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明によれば、ネットワークインフラが利用できない環境においても、被災者の安否確認が可能な無線中継器、情報端末および安否確認システムを提供できる。
安否確認システムの構成の一例を示す図である。 学習者用端末10の構成例を示す図である。 指導者用端末20の構成例を示す図である。 指導者用端末10における、緊急モード移行シーケンスの一例である。 学習者用端末10あるいは指導者用端末20における、緊急モードへ移行時の避難処理シーケンスの一例である。 学習者用端末10あるいは指導者用端末20における、避難指示画面の例である。 学習者用端末10あるいは指導者用端末20における、現在地入力画面の例である。 学習者用端末10あるいは指導者用端末20における、身体状態入力画面の例である。 学習者用端末10あるいは指導者用端末20における、身体状態異常時の詳細入力画面の例である。 処理終了のメッセージ表示画面の例である。 学習者用端末10あるいは指導者用端末20における、処理遷移の状態関係図である。 学習者用端末10あるいは指導者用端末20における、安否情報送信処理シーケンスを示す図である。 学習者用端末10あるいは指導者用端末20における、安否情報受信処理シーケンスを示す図である。 学習者用端末10の記憶部1004に記録される収集安否情報の例である。 指導者用端末20の記憶部1004に記録される安否情報の例である。 安否確認システムの構成の一例を示す図である。 校内無線中継器80の構成例を示す図である。 校内無線中継器80の配置例を示す学校全体図である。 校内無線中継器80の配置例を示す校舎内図である。 校内無線中継器80における、緊急モード移行時の動作シーケンスの一例である。 安否情報に校内無線中継器80の位置情報と現在の日時情報を付加した一例である。 校内無線中継器80の直接通信時における中継器経路情報の一例を示す図である。 指導者用端末接続リストの一例を示すである。 校内無線中継器80の指導者用端末接続リストを作成、更新する方法を示すシーケンス図である。 指導者用端末20の接続通知を送信する一例を示したシーケンス図である。 校内無線中継器80の指導者用端末IDを削除する一例を示したシーケンス図である。 校内無線中継器80のデータ送信を説明するシーケンスの一例である。 安否情報に「宛先指導者用端末ID」を加えた一例である。 学習者用端末10の他の構成例を示す図である。
以下、実施例について図面を用いて説明する。なお、図面において、同一符号は、同一または相当部分を示す。また、本発明は、図示例に限定されるものではない。
本発明に係る実施例1を、図1〜10を用いて説明する。
多数の生徒が集まる学校では、地震、火災などの災害時に教師の役割が重要となる。しかし、例えば日本では1つのクラスに20〜40人もの生徒が在籍していることから、緊急時に教師が各生徒の安否を確認するのは容易ではない。加えて、災害時、災害後は、被害状況把握、避難指示、教師間の会議、保護者への連絡などに追われて教師が多忙になり、生徒の安否確認に十分な時間がとれないことが予想される。そこで、安否確認の効率的な実施が求められる。
本実施例では、停電などで学校サーバや校内ネットワークを使用できない場合に、端末のユーザの安否を確認するシステムについて説明する。
図1は、本実施例に係る安否確認システムの構成の一例を示した図である。ここでは、本実施例に係る安否確認システムを教育支援システムに適用した場合を例に説明する。教育支援システムとはデジタル化された教材を用いたり、教師間の指導案の共有化や、成績や学習履歴の管理により教育の質を高め、また、学校運営に関わる事務作業を支援し教師の雑務にかかる負担を軽減するものである。
本実施例に係る安否確認システムは、学習者用端末10、指導者用端末20、校内ネットワーク30、学校サーバ40、ISP(Internet Services Provider)50、緊急警報サーバ60、外部ネットワーク70を含む。
学習者用端末10は児童、生徒など学習者の使用を想定した端末である。平常時は児童、学習者の学習を支援する端末として動作し、緊急時は安否報告を支援する端末として動作する。
指導者用端末20は教師などの指導者の使用を想定した端末である。平常時は学習者を指導し、その学習を支援する端末として動作し、緊急時は学習者の安否確認を支援する端末として動作する。
校内ネットワーク30は接続可能な端末を制限したローカルネットワークである。学習者用端末10、指導者用端末20は事前に校内ネットワーク30へ接続可能なように事前に登録されており、登録情報は学校サーバ40に記録されている。正常時は学習者用端末10と指導者用端末20は、校内ネットワーク30を介して通信が可能である。しかし、停電またはネットワーク異常時は、校内ネットワーク30との接続が断たれるため、校内ネットワーク30を介した通信ができない。そのような事態の発生を考慮し、本実施例の学習者用端末10および指導者用端末20は、各端末の通信方式の設定を、ネットワークを介さずに各機器間で直接通信を行う直接通信に切り替え、端末間の直接通信を行う通信手段を備える。
学校サーバ40は校内ネットワーク30へ接続できる端末の登録を行うなど、校内ネットワーク30の管理情報や、教育支援システム、および、安否確認システムに関わる情報、外部ネットワーク70へアクセスできる端末の登録など、外部ネットワーク70に関する管理情報などを保持する。学校サーバ40への接続は校内ネットワーク30への接続が許可された端末にのみ許される。学習者用端末10と指導者用端末20では、例えば、学習者用端末10からは端末ユーザ自身の成績情報以外の成績情報にはアクセスできないなど、アクセスできる情報のレベルが異なる。また、端末毎にアクセスレベルを制限することも可能である。
緊急警報サーバ60は気象庁が配信する緊急地震速報や津波警報などの緊急警報を契約端末に配信するサーバである。指導者用端末20は緊急警報の配信契約がなされている。
外部ネットワーク70はインターネットなどである。学習者用端末10と指導者用端末20はISP50を介して外部ネットワーク70に接続できる。
尚、一の学習者用端末10と他の学習者用端末10とを区別する必要がある場合には、一方を学習者用端末10aとし、他方を学習者用端末10bとして表記する場合がある。これと同様に、指導者用端末20と他の指導者用端末20とを区別するときには、一方を指導者用端末20aとし、他方を指導者用端末20bとして表記する場合がある。
また、以下では学習者用端末10が5台、指導者用端末20が1台の例を説明するが、学習者用端末10と指導者用端末20がそれ以上に増えてもよい。
例えば、学校内のある1クラスにおいて、指導者用端末20を持つ指導者は1人につき、学習者用端末10を持つ学習者を20〜40名を担当するが、その状況においても本実施例の効果は得られる。
図2は、学習者用端末10の構成の一例を示す図である。
学習者用端末10は、表示部1001、入力部1002、電源供給部1003、記憶部1004、制御部1005、通信部1006、認証部1007、発電部1008、緊急情報受信部1009、安否情報交換部1010、およびバス1011を備える。
表示部1001は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、及び電子ペーパー等のパネル並びにドライバ回路等から構成され、制御部1005の制御下にて任意の情報(例えば、文字、静止画、及び動画等)を表示する。なお、表示部1001は、それぞれ異なる情報を表示可能な複数のパネルを有していても良い。
入力部1002は、キーボード、マウス、カーソルキー、及びテンキー等の一または複数を備え、ユーザの操作を受け付け、当該操作に基づいた入力信号を制御部1005に入力する。なお、音声認識、画像認識、またはジェスチャ認識等によって入力信号を生成し、制御部1005に入力するようにしても良い。なお、タッチパネルのように、表示部1001と入力部1002とが一体となった構成であっても良い。
電源供給部1003は、バッテリ、ACアダプタ、及び充電回路等から構成され、学習者用端末10の各部への電源供給や、バッテリへの充電を行う。電源供給部1003への電源供給源は家庭用電源、または、発電部1015が発電した電力である。また、学習者用端末10がバッテリ駆動されているか、ACアダプタ駆動されているかといった状態確認や、バッテリの残量確認を行う。
記憶部1004は、学習者用端末10に内蔵される揮発性メモリや不揮発メモリ、または取り外し可能な外部メモリや光ディスクなどの記録媒体から構成され、各種の情報を記憶する。例えば、制御部1005が実行する動作制御用プログラム、安否情報交換用のデータベースを記憶する。
制御部1005は、CPU(Central Processiong Unit)、MPU(Micro Processiong Unit)、及びDSP(Digital Signal Processor)等から構成され、所定の動作制御用プログラムを実行するなどして、学習者用端末10全体の動作を制御する。
通信部1006は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、ICタグ機能、TransferJET(登録商標)、LTE、HSPA(High Speed Packet Access)、EV−DO(Evolution Data Only)、及びWiMAX等の無線通信機能、または、Ethernet(登録商標)等の有線通信機能を備え、各種の情報を送受信する。無線通信機能は、アンテナ、及び変復調回路等を含む。有線通信機能は、コネクタ、及び変復調回路等を含む。情報の送受信には、ネットワークを介して行うネットワーク通信と、ネットワークを介さずに各機器間で直接通信を行う直接通信を適宜切り替えて使用できる。通信部1006は、複数の通信方式に対応するよう構成されても良い。
認証部1007は、パスワード認証、指紋認証、指静脈認証、筆跡認証、顔認証、声紋認証、及び虹彩認証等の認証方式により、正規のユーザか否かを認証する。認証部1007は、認証方式に応じて、ユーザが認証用に入力した情報(パスワード、指紋データ、指静脈データ、筆跡データ、顔画像データ、声紋データ、または虹彩データ等)を取り込む機能を備える。認証方式によっては、入力部1002、またはカメラ若しくは音声入力部(図示せず)から認証情報を入力できるようにしても良い。また、認証部1007は、正規のユーザの認証情報を事前に記憶しておくために、記憶部1004とは別に、耐タンパ性の高い記憶領域を持つことが望ましい。
発電部1008は、太陽電池およびダイナモを備えた手回し発電機を備え、電源供給部1003に発電電力を伝える。なお、学習者用端末10は太陽電池あるいは手回し発電機のどちらかのみを備えていてもよい。太陽電池のみを備える場合、学習者用端末10が小型化できる利点があり、手回し発電機のみを備える場合、曇天下でも発電が可能という利点がある。
緊急情報受信部1009は、校内ネットワーク30および指導者用端末20から伝達される緊急通知(後述)や指示を受信する受信部である。
安否情報交換部1010は、指導者用端末20または学習者用端末10など他の端末を探索し、発見した端末に対して安否情報を送信し、また、他の端末から送信される安否情報を記憶部1004へ記録する処理部である。
バス1011は、各部が相互に信号を伝送するための伝送路である。
図3は、指導者用端末20の構成の一例を示す図である。
指導者用端末20の機能構成は、学習者用端末10とほぼ同様である。
指導者用端末20は、表示部1001、入力部1002、電源供給部1003、記憶部1004、制御部1005、通信部1006、認証部1007、発電部1008、緊急情報配信部2009、安否情報収集部2010及びバス1011を備える。
学習者用端末10と異なる点は、緊急情報受信部1009と安否情報交換部1010を備えない一方で、緊急情報配信部2009と安否情報収集部2010を備える点である。
緊急情報配信部2009は、大規模災害の発生を通知する緊急警報を受信し、校内ネットワーク30に属する他の端末に、緊急警報の受信を知らせる緊急通知を一斉配信する。緊急警報とは、気象庁が配信する緊急地震速報や大津波警報などである。
安否情報収集部2010は、他の指導者用端末20または学習者用端末10を探索し、発見した端末に対して安否情報の送信を要求し、取得した安否情報を記憶部1004へ記録する処理部である。
図4は、指導者用端末20の緊急モード移行シーケンスの一例である。
制御部1005は、通信部1006から緊急警報を受信すると(S901)、指導者用端末20を緊急モードへ遷移させる(S902)。制御部1005は、校内ネットワーク30を通じて学習者用端末10へ緊急モードに移行することを要求する(S903)。
図5は、緊急モードへ移行したときの学習者用端末10、あるいは、指導者用端末20における避難処理シーケンスの一例である。
各学習者端末10は、指導者用端末20からの校内ネットワーク30を介する、あるいは直接通信による緊急モード移行要求により、緊急モードへ移行する。
緊急モードでは、使用可能時間を最大限に延ばすために、表示部1001の輝度は最小に固定され、指導者用端末20、学習者用端末10の機能は制限される。また、安否確認処理およびそれに伴う通信処理が優先して実行される。
指導者用端末20の制御部1005、および学習者用端末10の制御部1005は、通信部1006から緊急警報、あるいは、緊急通知を受信すると、学習者用端末10/指導者用端末20を緊急モードへ遷移させ(S1001)、通信部1006の通信方式をネットワーク通信から直接通信に変更する。
制御部1005は、緊急モードに遷移したら「避難指示処理」1100を開始し、表示部1001へ生成した「避難指示画面」を表示し(S1002)、ユーザ(学習者/指導者)へ避難を促す。図6 (a)に避難指示画面600の一例を示す。避難指示画面600は避難を促すメッセージなどを表示する避難指示メッセージ領域601、ユーザの避難状況を入力するGUIボタン602、603で構成する。図6 (a)では避難指示メッセージ領域601に文字で避難指示メッセージを表示しているが、避難場所を示す地図や校内見取り図を表示した場合は、混乱なく避難させる効果を期待できる。図6(a)において、GUIボタン603は避難の完了を入力する「完了」ボタン603であり、GUIボタン602は救助を要請する「助けて」ボタンである。GUIボタン603の2重線はそのボタンにフォーカスが当たっていることを表現している。
制御部1005はユーザ入力を判定する(S1003)。制御部1005は、「完了」ボタン603の選択を検知したら、学習者用端末10/指導者用端末20のユーザ(学習者/指導者)の避難が完了したと判断する。そして、S1006に遷移し、「安否情報登録処理」1200を開始する(S1006)。一方、制御部1005は、「助けて」ボタン602の選択を検知した場合は、S1008に遷移し、「非常通報処理」1300を開始する。ユーザ入力が無い場合は、無入力の経過時間を判定する(S1004)。
制御部1005はユーザ入力が無い状態が継続している時間、すなわち無入力経過時間と、緊急モード移行からの経過時間(緊急継続時間)で処理を分岐する。継続時間と制御部1005による処理遷移の関係を図7に示す。
無入力時間<スリープ移行時間 で 緊急継続時間<避難完了予定時間 の場合は「避難指示画面」の表示を維持したまま、ユーザ入力判定(S1003)に戻る。
無入力時間≧スリープ移行時間 で 緊急継続時間<避難完了予定時間 の場合はのスリープ制御へ遷移する(S1005)。
無入力時間<スリープ移行時間 で 緊急継続時間≧避難完了予定時間 の場合、または、 無入力時間≧スリープ移行時間 で 緊急継続時間≧避難完了予定時間 の場合はS1008に遷移し、「非常通報処理」1300を開始する。
スリープ制御では画面表示を消し学習者用端末10/指導者用端末20の消費電力を抑える。GUIボタン入力や、キー入力や端末を持ち上げるなどの操作があった場合は、画面を再表示し、S1003に遷移する。
「安否情報登録処理」1200では、制御部1005は、ユーザに対して自身の安否情報を入力させる。より具体的には、制御部1005は、表示部1001へ現在の居場所や、身体状態を入力する画面を表示し、ユーザに入力を指示する。
図6(b)に現在地入力画面の一例を示す。現在地入力画面610は、避難場所選択領域611、避難場所を選択するGUIボタン612、613、164、615、616、617および次の画面への遷移を選択させるGUIボタン618で構成する。避難場所を選択するGUIボタンは、612、613、164、615、616、617の6つを例に示したが、場所が6つを超える場合、避難場所選択領域611の範囲をスクロールさせることで、6つ以上のデータであっても表示が可能である。
図6(c)に身体状態入力画面の一例を示す。身体状態入力画面620は、入力を促すメッセージなどを表示する身体状態入力指示メッセージ領域621、ユーザの身体状態を入力するGUIボタン622、623で構成する。図6(c)において、GUIボタン623が選択されると、身体状態に異常があることを意味し、図6(d)にて、異常の詳細を入力する画面に遷移する。GUIボタン622が選択されると、図6(e)にて、処理終了のメッセージ表示画面に遷移する。
図6(d)に身体状態異常時の詳細入力画面の一例を示す。身体状態詳細入力画面630は、症状を表示する症状選択領域631、GUIボタン632、633で構成する。GUIボタンは人体のイラスト表示であり、図6(d)では、右腕を選択すると、症状選択領域631を表示する。
図6(e)に処理終了のメッセージ表示画面の一例を示す。処理終了メッセージ表示画面640は、処理終了メッセージ表示領域641で構成する。
制御部1005は、指示学習者からの安否情報の入力を受け付けると、安否情報を記録部1004へ保存し(S1007)、処理を終了する。
ユーザからの救助依頼を検知した場合、あるいは、避難完了予定時間を過ぎてもユーザ入力が無い場合、制御部1005は「非常通報処理」1300を開始する。制御部1005は、直接通信を一旦解除し、ネットワーク通信、あるいは、携帯電話回線を用いて予め登録された緊急連絡用の指導者用端末20に救助要請を発信し、救助を待つ。また、ネットワーク通信も携帯電話回線も使用できなくなっている場合も想定し、大音量のアラーム音も発生させる。アラーム音は電力の消費を考慮し間欠的に出す。救助要請はネットワーク回線を使う場合はメール文書で、携帯電話回線を用いる場合はメールと自動音声の両方または、それらのいずれかで送信する。救助要請には、学習者用端末10/指導者用端末20に登録されているユーザの名前や学年、血液型などと位置情報を含む。位置情報は、校内ネットワーク30から取得できる場合はその情報を用いる。あるいは、学習者用端末10/指導者用端末20がGPSを持っている場合はその情報を使用する。
緊急連絡用の指導者用端末20は、例えば、担任教師や避難担当教師、校長先生など複数の指導者の指導者用端末20を登録しておく。複数登録することで早期救助の確率が高くなる効果を期待できる。
所定の時間経過しても非常通報処理の状態が解除されていない場合、制御部1005は、まだ救助されていないと判断し、S1008に遷移する。制御部1005は、非常通報処理の状態が解除されている場合は救助されたと判断し(S1009)、処理を終了する。
なお、制御部1005は、表示画面に表示する避難指示画面600、610、620、630、640などのGUI画面を、学習者用端末10に記録されている言語設定や、ユーザの学年などの情報を用いて表示言語や、メッセージの表現、使用する漢字、イラストの使用などを選択することも可能である。
引き続き、端末間で安否情報を交換する処理シーケンスを、図8(a)、図8(b)を用いて説明する。尚、以下では、学習者用端末10/指導者用端末20が2台の場合で説明するが、2台以上あっても本実施例は実行可能であるのは言うまでもない。
図8(a)は安否情報送信処理シーケンスを示す図である。
学習者用端末10/指導者用端末20は図5のシーケンス(S1007)で記憶部1004へ保存された安否情報メッセージを送信する(S1101)。このとき安否情報は、緊急モード時通信情報を用いて暗号化などの処理を施し送信する。そのため、校内ネットワーク30への接続を許可された端末だけが受信可能となる。
安否情報を送信した学習者用端末10/指導者用端末20は応答メッセージを待つ(S1102)。制御部1005は、所定の時間経過しても応答を受信できなかった場合はS1101に戻り、応答を受信した場合は、通信部1006により受信され復号化された応答メッセージを解釈し、安否情報を抽出して、収集安否情報として記憶部1004へ記録する(S1103)。なお、同一人物の安否情報が含まれていた場合、制御部1005は、新しい情報で上書きする。そして、制御部1005は、安否情報メッセージの送信処理(S1101)を繰り返す。
図8(b)は安否情報受信処理シーケンスを示す図である。
学習者用端末10/指導者用端末20は図5のシーケンス(S1007)で保存された安否情報メッセージの受信を待つ(S1105)。
制御部1005は通信部1006により受信され復号化された安否情報メッセージを解釈し、安否情報を抽出して、収集安否情報として記憶部1004へ記録する(S1106)。なお、同一人物の安否情報が含まれていた場合は、新しい情報で上書きする。
次に、制御部1005は、記憶部1004へ記録している安否情報を含んだ応答メッセージを返信する(S1107)。このとき安否情報は、暗号化などの処理が施される。そして、安否情報メッセージの受信を待つ(S1105)。
尚、指導者用端末20が学習者用端末10から安否情報を入手した場合、報告受付完了を通知する。
端末間で安否情報を交換する処理として、図8(a)、図8(b)の処理のどちらかを実行するように端末に設定しておくことで、ネットワークインフラがない状態でも各端末が各々の端末が保持する安否情報を交換し、収集できる。
尚、図8(a)と図8(b)の処理シーケンスを交互に行うように設定してもよい。どちらかの処理しか実行しない場合は、端末が実行する処理が偏った場合に安否情報を収集できない恐れがあるが、両方を交互に実行する場合はそのような問題が発生しない。
図9は、学習者用端末10の記憶部1004に記録される収集安否情報の一例である。収集安否情報は、改変を防ぐためユーザ操作からは変更できないことが望ましい。また、個人情報の保護などを考慮し、学習者用端末10からは閲覧できないようにすることが望ましい。
安否情報は、「日時」、「端末ID」、「名前」、「場所」、「安否」、「備考」、「報告情報」などの情報を記録する。「端末ID」、「名前」、「場所」、「安否」、「備考」は安否情報メッセージ、あるいは、応答メッセージに含まれる安否情報から取得する。なお、安否情報は図5、図6で先に説明した安否情報の入力によって各端末の記憶部1004に記録された安否情報を用いて生成される。
「日時」は安否情報を交換した日時を表す。「端末ID」は取得した安否情報に関わる端末を一意に識別するIDであり、「名前」は誰の安否情報であるかを表す。「場所」は安否情報を入力した場所を示す。「安否」は安否状態を示す。この例では“○”は安否に問題がないことを示し、“△”は負傷など何らかの問題があることを示している。「備考」は「負傷」を補足する情報など、安否に関連する補足情報を示す。
「報告情報」は、収集安否情報を指導者用端末20が受信したかどうかを示す。「報告情報」は、収集安否情報を指導者用端末20に送信し、指導者用端末20より報告受付完了通知が来た場合、制御部1005により更新される。図8(b)の安否情報受信処理シーケンスのS1107にて、学習者用端末10が指導者用端末20から報告受付完了通知を受けた場合、「送信完了」、通知受け取りしてない場合は「未完了」と表す。
図10は、指導者用端末20の記憶部1004に記録される安否情報の一例である。学習者用端末10と異なり、ユーザは学習者を管理する役割を持つため、収集安否情報は、ユーザ操作に基づいて変更、閲覧が可能である。
安否情報は、「日時」、「端末ID」、「名前」、「場所」、「安否」、「備考」、「受信状況」などの情報を記録する。「端末ID」、「名前」、「場所」、「安否」、「備考」は学習者用端末10と同様である。
「受信状況」は、指導者用端末20が収集安否情報を学習者用端末10から受信したかどうかを示す。「受信状況」は、収集安否情報を学習者用端末10から受信した場合、制御部1005により更新される。図7(b)の安否情報受信処理シーケンスのS1107にて、指導者用端末20が学習者用端末10から安否情報を受信した場合、「受信完了」、通知受け取りしてない場合は「未完了」と表す。
以上のように、本実施例では、ネットワークインフラがなくても、端末同士が安否情報を交換して次々伝えていくことで、指導者用端末20を所持する教師が、特別な操作をすることなく安否情報を把握できる効果がある。
本発明に係る実施例2を、図11〜15を用いて説明する。
図11は、本実施例に係る安否確認システムの構成の一例を示した図である。ここでは、本実施例に係る安否確認システムを実施例1同様に教育支援システムに適用した場合を例に説明する。
なお、実施例1と同様の部位に関する説明は省略する。
本実施例に係る安否確認システムは、学習者用端末10、指導者用端末20、校内ネットワーク30、学校サーバ40、ISP50、緊急警報サーバ60、外部ネットワーク70、校内無線中継器80を含む。
校内無線中継器80は校内ネットワーク30に接続しており、学習者用端末10や指導者用端末20と無線通信を行う中継器である。
図12は、校内無線中継器80の構成の一例を示す図である。校内無線中継器80の構成は、学習者用端末10とほぼ同様である。
校内無線中継器80は、表示部1001、入力部1002、電源供給部1003、記憶部1004、制御部1005、通信部1006、認証部1007、発電部1008、緊急情報受信部1009、バス1011、安否情報判定部8001、位置情報管理部8002、経路情報管理部8003および指導者用端末接続管理部8004を備える。
学習者用端末10と異なる点は、安否情報交換部1010を備えない一方で、安否情報判定部8001、位置情報管理部8002、経路情報管理部8003および指導者用端末接続管理部8004を備える点である。
安否情報判定部8001は、受信したデータが安否情報かどうかを判定する。緊急モード移行時は安否情報およびこれに付加される情報以外の情報の送信を制限することで、迅速に安否情報を送信することができる効果がある。
位置情報管理部8002は、校内無線中継器80の設置位置を示す情報を管理する。位置情報は、人間が容易に理解できることが望ましい。例えば、「音楽室」、「1年1組教室」、「体育館倉庫」等である。これらの位置情報は、校内無線中継器80の設置時に学校サーバ40から設定したり、各校内無線中継器80を個別に設定してもよい。
経路情報管理部8003は、受信したデータを構成したネットワーク上でどの経路で送信するかを判断し経路選択をするものである。
指導者用端末接続管理部8004は、校内無線中継器80と通信可能な状態にある指導者用端末20のリストを作成、更新し、宛先に指定された指導者用端末20が存在するかを判定するものである。
図13(a)および図13(b)は、校内無線中継器80の校内配置の一例を示す図である。図13(a)は学校の全体像の一例であり、図13(b)は校舎の1Fを拡大した一例である。
図13(a)及び(b)において、95は運動場、90は校舎である。学校の構成は、これに限らずどのような構成であっても本実施例の効果は得られる。校内無線中継器80は、学習者用端末10および指導者用端末20が校内のどこにいても必ず接続できるような間隔で複数配置することが望ましい。また、校内無線中継器80が少なくとも一つの他の校内無線中継器80と直接通信できる距離に配置する。これにより、校内ネットワークが使えない状況においても通信ができるという効果がある。また、学習者用端末10あるいは指導者用端末20が他の端末を見つけられず端末間で安否情報の交換ができない状況であっても、校内無線中継器80を通じて安否情報を伝達することが可能となる効果がある。
図14は、校内無線中継器80が緊急モードへ移行したときのシーケンスの一例である。校内無線中継器80の制御部1005は、通信部1006から緊急警報あるいは、緊急通知を受信すると(S1401)、校内無線中継器80を緊急モードへ遷移させ(S1402)、通信部1006の通信方式をネットワーク通信から直接通信に変更する。
その後、制御部1005は、校内無線中継器80は緊急モードへ移行すると安否情報の受信を待つ(S1403)。制御部1005は、通信部1006で受信したデータは、安否情報判定部8002において解析し、安否情報かどうかを判定する。安否情報以外を受信した場合は、データは破棄される。緊急時は安否情報の伝達が最優先であり、他の情報が混入することによるネットワークトラフィック増加を防止しシステムの安定性を確保するとともに、なるべく迅速に安否情報を伝達することができるという効果がある。次に、制御部1005は、受信した安否データに位置情報が付加されているかどうかを位置情報管理部8002で判定し(S1404)、位置情報が付加されていれば、ルーター部8003の経路情報に従って、データを送信する(S1406)。位置情報が付加されていなければ、制御部1005は、安否情報に校内無線中継器80の位置情報と現在の日時情報を図15に示した一例のように付加し(S1405)、データを送信する(S1406)。位置情報が付加されていないということは、学習者用端末10あるいは指導者用端末20から受信した安否情報と解釈することができ、安否情報に校内無線中継器80の位置情報と日時情報を付加することにより、学習者あるいは指導者が、安否情報を送信した位置を把握することができる効果がある。
次にデータ送信処理(S1406)の詳細について、図16〜図21を用いて説明する。
図16は校内無線中継器80の直接通信時における中継器経路情報の一例である。中継器経路情報は、ネットワークが正常時に所定の手法を用いて決定する。例えば、「RIP(Routing Information Protocol)」「OSPF(Open Shortest Path First)」「BGP(Border Gateway Protocol)」などのルーティング・プロトコルを用いて動的に経路情報を算出する手法がある。中継器経路情報は校内無線中継器80の記憶部1004で保持し、経路情報管理部8003で処理を行うものであり、校内無線中継器80が受信したデータをどこに送信するかを示すものである。中継器経路情報は、「情報伝達経路」「校内無線中継器ID」「校内無線中継器名」などの情報を記録する。「情報伝達経路」は、受信したデータを、次にどの校内無線中継器80に送信するかを示す送信先である。「校内無線中継器ID」は、校内無線中継器を一意に識別するIDである。「校内無線中継器名」は校内無線中継器を一意に識別できかつ、人間が理解できる名称である。
また中継器経路情報は、学校サーバ40でも保持しており、学校サーバ40では、中継器経路情報の編集や校内無線中継器80への設定等を実施することが可能である。「情報伝達経路」は、例えば順序が判定できる数字を割り当てることで経路を設定することが可能となる。
図17は指導者用端末接続リストの一例である。指導者用端末接続リストは、校内無線中継器80の記憶部1004に保持し、校内無線中継器80からデータを送信可能な状態にある指導者用端末20のリストである。指導者用端末接続リストは、「接続した日時」「指導者用端末ID」などを記録する。指導者用端末接続管理部8004において指導者用端末接続リストの作成、更新を実施する。
指導者用端末接続管理部8004が指導者用端末接続リストを作成、更新する方法について図18(a)、図18(b)、図19を用いて説明する。緊急モードに移行すると、直接通信のみの通信となるため、指導者用端末20は定期的に校内無線中継器80へ接続通知を送信することにより、指導者用端末20がどの校内無線中継器80と通信可能かを伝え、校内無線中継器80の記憶部1004に保持している指導者用端末接続リストを指導者用端末接続管理部8004が更新する。指導者用端末接続管理部8004は、指導者用端末接続リストにある指導者用端末20から所定期間接続通知がなければ、通信不能状態と判定し指導者用端末接続リストから削除する。
図18(a)は、校内無線中継器80の指導者用端末接続管理部8004が、指導者用端末接続リストを作成、更新するときのシーケンスの一例である。校内無線中継器80は、通信部1006から指導者用端末接続通知を受信すると(S1801)、指導者用端末接続管理部8004は指導者用端末接続リストの接続した日時と指導者用端末IDを更新する。指導者用端末接続管理部8004は指導者用端末接続リストに指導者用端末IDがなければ、新規に追加し、指導者用端末IDが既に記録されていれば接続した日時のみを更新すればよい。
図18(b)は、指導者用端末20が、所定の周期で校内無線中継器80に対して指導者用端末接続通知を送信する一例を示したシーケンスである。指導者用端末20は予め記憶部1004に設定してある周期βを制御部1005にて判定し、周期β毎に(S1803)、校内無線中継器80に対して指導者用端末接続通知を通信部1006にて送信する(S1804)。
図19は、校内無線中継80の指導者用端末接続管理部8004が指導者用端末接続リストから所定期間通知のない指導者用端末IDを削除する一例を示したシーケンスである。指導者用端末接続管理部8004は、指導者用端末接続リストに記録された「接続した日時」を確認し、予め記憶部1004に設定してある所定期間αを超過したものがあれば(S1901)、指導者用端末接続リストから、「接続した日時」および「指導者用端末ID」を削除する(S1902)。
周期βおよび所定期間αは任意に設定可能だが、α>βにする必要がある。
以上の図18(a)、図18(b)、図19により、校内無線中継器80は、指導者用端末接続リストを最新状態に保つことが可能となり、どの指導者用端末20と通信可能かを知ることが可能となる。
図20は、図14のデータ送信(S1406)を説明するシーケンスの一例である。
まず、校内無線中継器80は、指導者用端末接続管理部8004にて通信可能な指導者用端末20が存在するかを判定する(S2001)。具体的には、指導者用端末接続リストに指導者用端末IDがあるかを確認する。もし、通信可能な指導者用端末20が存在しなければ、経路情報管理部8003は中継器経路情報に従って送信先の校内無線中継器80を決定し、通信部1006によりデータを送信する(S2002)。もし、通信可能な指導者用端末20が存在するならば、校内無線中継器80の制御部1005は安否情報を解釈し「宛先指導者用端末ID」を確認する。
図21は、実施例1で示した安否情報に「宛先指導者用端末ID」を加えた一例である。宛先指導者用端末IDは、学習者用端末10が安否情報を送信する宛先の指導者用端末IDである。安否情報に、指導者用端末IDを加えることにより、安否情報を受信した校内無線中継器80は、どの指導者用端末20に安否情報を送信するかを判断することが可能となる。つまり、校内無線中継器80の制御部1005が解釈した「宛先指導者用端末ID」を指導者用端末接続管理部8004が受け取り、校内無線中継器80の制御部1005は指導者用端末接続リストに「宛先指導者用端末ID」が存在するかを判定し(S2003)、存在すれば宛先指導者用端末に対して通信部1006によりデータを送信する(S2005)。複数の「宛先指導者用端末ID」があれば、それぞれの宛先指導者用端末に対してデータを送信する。指導者用端末接続リストに「宛先指導者用端末ID」がなければ、指導者用端末接続リストに存在する指導者用端末のどれか一つあるいは複数にデータを送信し(S2004)、中継器経路情報に従って別の校内無線中継器80にデータを通信部1006により送信する(S2002)。
以上のように、本実施例では、学習者用端末10あるいは指導者用端末20が他の端末を見つけられず端末間で安否情報の交換ができない状況であっても、校内無線中継器80を通じて安否情報を伝達することが可能となり、さらには学習者あるいは指導者の位置を把握することができる効果がある。
なお、本発明は上記した各実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した各実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明されたものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。なお、図22に示すように、各機能を実現するプログラム等をサーバ等に複製し、学習者用端末10、指導者用端末20その他の端末、装置、機器等に有線または無線の通信回線等を介して提供するようにしても良い。この場合、ユーザは、端末等を操作して、サーバ等から必要なプログラム等をダウンロードし、端末等の記憶部にインストールさせることができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
10 学習者用端末
20 指導者用端末
30 校内ネットワーク
40 学校サーバ
50 ISP
60 緊急警報サーバ
70 外部ネットワーク
80 校内無線中継器
1001 表示部
1002 入力部
1003 電源供給部
1004 記憶部
1005 制御部
1006 通信部
1007 認証部
1008 発電部
1009 緊急情報受信部
1010 安否情報交換部
2009 緊急情報受信部
2010 安否情報収集部
8001 安否情報判定部
8002 位置情報管理部
8003 経路情報管理部
8004 指導者用端末接続管理部

Claims (6)

  1. 接続できる端末が制限されたローカルネットワークに属する無線中継器であって、
    緊急情報を受信する緊急情報受信部と、
    前記緊急情報受信部が前記緊急情報を受信した場合に、自器の動作状態を緊急モードに遷移させる制御部と、
    緊急モード中は、ネットワークを介さず他の端末と通信を行う直接通信を行う通信部と、
    安否情報を受信したかどうかを判定する安否情報判定部と、
    自器の位置情報を保持し、受信した安否情報に該位置情報と現在の日時情報を付加する位置情報管理部と、
    データを送信する宛先を示す経路情報を管理する経路情報管理部と、
    自器と直接通信可能な端末のリストを作成し管理する端末接続管理部と、
    を備えることを特徴とする無線中継器。
  2. 請求項1に記載の無線中継器であって、
    緊急モード中は安否情報以外を送信しない
    ことを特徴とする無線中継器
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線中継器であって、
    前記制御部は、前記ローカルネットワークに一斉配信された緊急解除通知を受信した場合に、自器の動作状態を緊急モードから通常モードに遷移させ、
    さらに、前記通信手段の通信方式を前記直接通信から、ネットワークを介して通信を行うネットワーク通信に切り替える
    ことを特徴とする無線中継器。
  4. 接続できる端末が制限されたローカルネットワークに属する情報端末であって、
    災害の発生を通知する緊急警報を受信し、前記ローカルネットワークに属する他の端末に、前記緊急警報の受信を知らせる緊急通知を一斉配信する緊急通知配信部と、
    前記緊急通知配信部が前記緊急警報を受信した場合に自器の動作状態を緊急モードに遷移させる制御部と、
    緊急モード中は、ネットワークを介さず他の端末と通信を行う直接通信を行う通信手段と、
    緊急モード中で、かつ、通信方式が直接通信のときは他の端末を探索し、発見した他の端末に対し安否情報の送信を要求し、取得した前記安否情報を記録する安否情報収集部と、
    を備えることを特徴とする情報端末。
  5. 接続できる端末が制限されたローカルネットワークに属する情報端末であって、
    前記ローカルネットワークに一斉配信された緊急通知を受信する緊急情報受信部と、
    前記緊急情報受信部が前記緊急通知を受信した場合に、自器の動作状態を緊急モードに遷移させる制御部と、
    緊急モード中は、ネットワークを介さず他の端末と通信を行う直接通信を行う通信手段と、
    緊急モード中で、かつ、通信方式が直接通信のときは他の端末を探索し、発見した他の端末に対し安否情報を送信する安否情報交換部と、
    を備えることを特徴とする情報端末。
  6. 第1の情報端末と第2の情報端末と無線中継器とを含む安否確認システムであって、
    前記第1の情報端末は、
    災害の発生を通知する緊急警報を受信し、前記ローカルネットワークに属する他の端末に、前記緊急警報の受信を知らせる緊急通知を一斉配信する緊急通知配信部と、
    前記緊急通知配信部が前記緊急警報を受信した場合に自器の動作状態を緊急モードに遷移させる制御部と、
    緊急モード中は、ネットワークを介さず他の端末と通信を行う直接通信を行う通信手段と、
    緊急モード中で、かつ、通信方式が直接通信のときは他の端末を探索し、発見した他の端末に対し安否情報の送信を要求し、取得した前記安否情報を記録する安否情報収集部と、を備え、
    前記第2の情報端末は、
    前記ローカルネットワークに一斉配信された緊急通知を受信する緊急情報受信部と、
    前記緊急情報受信部が前記緊急通知を受信した場合に、自器の動作状態を緊急モードに遷移させる制御部と、
    緊急モード中は、ネットワークを介さず他の端末と通信を行う直接通信を行う通信手段と、
    緊急モード中で、かつ、通信方式が直接通信のときは他の端末を探索し、発見した他の端末に対し安否情報を送信する安否情報交換部と、を備え、
    前記無線中継器は、
    前記ローカルネットワークに一斉配信された緊急通知を受信する緊急情報受信部と、
    前記緊急情報受信部が前記緊急通知を受信した場合に、自器の動作状態を緊急モードに遷移させる制御部と、
    緊急モード中は、ネットワークを介さず他の端末と通信を行う直接通信を行う通信部と、
    安否情報を受信したかどうかを判定する安否情報判定部と
    自器の位置情報を保持し、受信した安否情報に該位置情報と現在の日時情報を付加する位置情報管理部と、
    データを送信する宛先を示す経路情報を管理する経路情報管理部と、
    自器と直接通信可能な端末のリストを作成し管理する端末接続管理部と、
    を備えることを特徴とする安否確認システム
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015007533A (ja) * 2013-06-24 2015-01-15 ミサワホーム株式会社 地震計の停電時通信システム
JP2017138864A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 三菱電機株式会社 通信装置及び緊急信号送信システム

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