JP2016038830A - 安否情報配信装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】個人情報の収集や管理に要するコストを削減しつつ、グループ間での安否確認を好適に実行可能な安否情報配信装置を提供する。【解決手段】サーバ装置3は、安否確認に関する事前登録を行う対象者が所持する媒体1から読み取られた媒体識別コードを取得する。また、サーバ装置3は、読み取られた一つ以上の媒体識別コードを対象者ごとに対応付けた媒体識別コードDB321を記憶部32に記憶する。また、サーバ装置3は、指定された複数の対象者をグループの構成員として関連付けたグループ情報DB322を記憶部32に記憶する。安否確認の必要が生じた後では、サーバ装置3は、対象者が所持する媒体1から媒体識別コードを取得することで、当該媒体識別コードに対応する対象者の生存を確認する。そして、サーバ装置3は、生存が確認された対象者が属するグループの構成員に当該対象者の生存を通知する。【選択図】図6

Description

本発明は、安否を確認するための技術分野に関する。
従来から、災害等の発生後における安否を確認するためのシステムが提案されている。例えば、特許文献1には、SNSがその会員および家族のために運営するシステムとして構成され、システム管理サーバは、被災地にいるユーザに安否確認サイトのURLを記載したメールを送信し、このサイトにアクセスがあった場合には当該ユーザは生存していると判断し、安否情報掲示板に掲載する技術が記載されている。他方で、非特許文献1には、地方公共団体が災害時要援護者情報を事前に登録しておく際の個人情報保護に関する課題が記載されている。具体的には、地方公共団体の個人情報保護条例において、保有個人情報の目的外利用・第三者提供をあらかじめ規定しておく方法や、要援護者登録制度を住民に周知し、自ら登録を希望した者を登録する等の対策が記載されている。その他にも、本発明に関連する技術が特許文献2乃至9に記載されている。
国際公開第2012/133886号公報 特開2011−19199号公報 特開2010−177755号公報 特開2010−57075号公報 特開2008−257711号公報 特開2008−140284号公報 特開2006−330821号公報 特開2006−72478号公報 特開2005−134969号公報
内閣府ホーム>防災情報のページ>災害時要援護者対策、"災害時要援護者の避難支援ガイドライン"、[online]、平成18年3月28日、内閣府、[平成25年5月30日検索]、インターネット<http://www.bousai.go.jp/hinan_kentou/060328/hinanguide.pdf>
しかしながら、上記したような従来技術では、安否確認の対象者を登録する際に対象者の個人情報を事前に収集する必要があったため、その実施主体者は、個人情報の収集やその収集したデータの管理に大きな手間とコストがかかる傾向にあった。
そこで、本発明は、個人情報の収集や管理に要するコストを削減しつつ、グループ間での安否確認を好適に実行可能な安否情報配信装置を提供することを主な目的とする。
本発明の1つの観点では、安否情報配信装置は、複数の対象者が所持する媒体から読み取られた媒体識別情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した媒体識別情報を前記対象者ごとに対応付けて記憶部に記憶する第1記憶制御手段と、前記対象者をグループの構成員として関連付けて前記記憶部に記憶する第2記憶制御手段と、安否確認の際に、前記対象者が所持する媒体から得られる媒体識別情報と対象者の安否情報を取得することで、当該媒体識別情報に対応する対象者の安否情報を前記記憶部に記憶する安否記憶手段と、安否情報が記憶された対象者が属するグループの構成員に当該対象者の安否情報を配信する配信手段と、を有する。
上記の安否情報配信装置は、取得手段と、第1記憶制御手段と、第2記憶制御手段と、安否記憶手段と、配信手段とを有する。取得手段は、複数の対象者が所持する媒体から読み取られた媒体識別情報を取得する。媒体は、所持もしくは所有できるものであれば、バーコード、二次元バーコード等でも良く、媒体が識別できるシステムとして構成されていれば良い。第1記憶制御手段は、前記取得手段が取得した媒体識別情報を対象者ごとに対応付けて記憶部に記憶する。第2記憶制御手段は、複数の対象者をグループの構成員として関連付けて記憶部に記憶する。安否記憶手段は、安否確認の際に、対象者が所持する媒体から得られる媒体識別情報と対象者の安否情報を取得することで、当該媒体識別情報を所持する対象者の生存を確認する。配信手段は、生存が確認された対象者が属するグループの構成員に、構成員の安否情報を配信する。
この態様によれば、安否情報配信装置は、災害等の発生前には各個人ごとの媒体識別情報のみを管理し、個人情報を扱うことなく、安否確認のグループの登録などを実行する。従って、安否情報配信装置は、安否確認に関するグループの事前登録を行う際に、個人情報の収集や管理などに要するコストや手間を好適に削減することが可能となる。
上記安否情報配信装置の一態様では、前記配信手段は、前記グループの構成員が使用する端末から安否確認に関する問い合わせがあった場合に、前記グループ内で無事が確認された構成員が無事である旨を前記端末に配信する。この態様により、安否情報配信装置は、各構成員が使用する端末のメールアドレスなどの通信アドレスを予め記憶することなく、無事が確認されたグループの構成員に安否情報を配信することができる。即ち、この態様では、安否情報配信装置は、グループの構成員に他の構成員の生存を配信するのに、メールアドレスなどの個人情報を予め管理又は、記憶する必要がないため、個人情報の取り扱いに要する管理コストを削減することができる。
上記安否情報配信装置の他の一態様では、前記配信手段は、前記安否記憶手段が既に無事を確認した対象者が使用する端末に対し、当該対象者が属するグループ内で無事が確認された構成員が無事である旨を配信する。この態様により、安否情報配信装置は、無事が確認されていない人に不要に生存情報を配信するのを好適に抑制することができる。
上記安否情報配信装置の他の一態様では、前記第2記憶制御手段は、前記グループの構成員の各々に対する前記グループ内で識別可能な仮名を前記記憶部に記憶し、前記配信手段は、前記仮名を用いて前記対象者が無事である旨を配信する。この態様により、安否情報配信装置は、氏名等の個人情報を扱うことなく、グループの構成員の無事を他の構成員に好適に認識させることができる。
上記安否情報配信装置の他の一態様では、前記安否記憶手段は、前記対象者が所持する媒体から媒体識別情報を取得すると共に、当該対象者が使用する端末から前記対象者の位置情報を取得し、前記配信手段は、当該対象者が属するグループの構成員に、前記位置情報に基づく前記対象者の位置を配信する。この態様により、安否情報配信装置は、無事が確認されたグループ構成員の居場所を、他の構成員に好適に認識させることができる。
上記安否情報配信装置の他の一態様では、前記配信手段は、前記無事が確認された対象者が属するグループの構成員に、前記端末から取得した位置情報に基づく前記対象者の移動軌跡を配信する。この態様により、安否情報配信装置は、無事が確認されたグループ構成員の移動軌跡を、他の構成員に好適に認識させることができる。
上記安否情報配信装置の他の一態様では、前記安否記憶手段は、前記対象者が所持する媒体から媒体識別情報を取得すると共に、当該対象者が入力したメッセージを取得し、前記配信手段は、当該対象者が属するグループの構成員に、前記メッセージを配信する。この態様により、安否情報配信装置は、グループの構成員が入力した現在地などの必要な情報を、グループの他の構成員に好適に伝えることができる。
上記安否情報配信装置の他の一態様では、前記第1記憶制御手段は、前記取得手段が取得した媒体識別情報の中に、既に特定の対象者に対応付けられた媒体識別情報が含まれている場合には、前記取得手段が取得した媒体識別情報を前記特定の対象者に対応付けて記憶する。これにより、同一人物についての媒体識別情報の塊を適切に管理することが可能となる。換言すると、同一人物が所持する媒体の固有の媒体識別情報の数を正しく増やし、管理することが可能となる。
本発明の別の観点では、プログラムは、上記いずれか記載の安否情報配信装置としてコンピュータを機能させる。このプログラムをコンピュータにインストールし、インターネット等に接続して機能させることで、本発明に係る安否情報配信装置を構成させることができる。
本発明によれば、安否情報配信装置は、グループ内での安否確認を好適に実行しつつ、個人情報の収集や管理などに要するコストや手間を削減することが可能となる。
本実施形態に係る安否確認システムの概略構成を示す。 媒体識別コードDBのデータ構造の一例である。 グループ情報DBのデータ構造の一例である。 同一人物の媒体識別コード固まりに寄せて管理する方法を説明するための図を示す。 媒体識別コードDBの更新処理を示すフローチャートである。 第1具体例に係るグループ情報DBの登録処理を示すフローチャートである。 第2具体例に係るグループ情報DBの登録処理を示すフローチャートである。 災害発生後に安否確認システムが実行するフローチャートである。 生存報告のために端末装置が媒体の媒体識別コードを読み取る際の表示例である。 グループの各構成員の安否を示した安否確認画面の表示例である。 特定の構成員の居場所を示した安否確認画面の表示例である。 特定の構成員の移動軌跡を示した安否確認画面の表示例である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
[構成]
(1)システム構成
図1は、本実施形態に係る安否確認システム10の概略構成を示す図である。図1に示す安否確認システム10は、主に、媒体1と、端末装置2と、サーバ装置3とを有する。安否確認システム10は、災害時における被災者の安否を、事前に登録したグループの構成員同士が確認するために好適に利用される。安否確認システム10は、災害時だけでなく、たとえば無差別爆破のようなテロ事件、トンネル崩落や脱線事故などの大規模事故の時においても用いても良い。
媒体1は、災害後の安否を確認するグループの各構成員が所有するカードなどの媒体である。具体的には、媒体1は、例えば、クレジットカード、ポイントカード、キャッシュカード、運転免許証、会員カード、又は社員証などのICカードや磁気カードである。なお、媒体1はカードに限定されず、ICタグを有するリストバンドなども媒体1として用いても良い。そして、媒体1には、内部のICチップなどに媒体識別コードが記憶されている。本実施形態では、各個人に対して1又は複数の媒体1が使用される。媒体識別コードは、媒体1自体を識別するためのコードであり、媒体1ごとに固有のコードが付与されており、個別の媒体を特定できるようになっている。この媒体識別コードは、媒体ごとにコード体系が異なっており、数字のみで構成されているとは限らない。
端末装置2は、グループの各構成員が所有するスマートフォンなどの携帯端末であり、媒体1から媒体識別コードを読み取り自在に構成される。そして、端末装置2は、災害発生前には安否確認についての事前登録を行うために利用され、災害発生後には安否報告やグループの各構成員の安否確認を行うために利用される。具体的には、端末装置2は、媒体1の媒体識別コードの読み取りや、必要な入力等の受け付けを行い、取得した媒体識別コードや入力情報をサーバ装置3へ送信する。
サーバ装置3は、端末装置2から受信する媒体識別コードや入力情報に基づき、災害発生前には安否確認についての個人及びグループの登録処理を行い、災害発生後には登録されたグループの各構成員の安否報告の受け付けや安否情報の配信を行う。サーバ装置3は、本発明における「安否情報配信装置」の一例である。
(2)端末装置の構成
次に、端末装置2の構成について説明する。端末装置2は、図1に示すように、主に、制御部21と、記憶部22と、通信部23と、読取り部24と、入力部25と、表示部26と、現在位置取得部27とを有する。
記憶部22は、図示しないROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)やハードディスクなどの各種のメモリを備えて構成され、端末装置2を制御するための種々の制御プログラムなどが格納されると共に、制御部21に対してワーキングエリアを提供する。
通信部23は、ネットワークを介して、サーバ装置3と通信可能に構成されている。読取り部24は、近距離無線通信(NFC:near field communication)などにより媒体1から媒体識別コードを読み取り、読み取った媒体識別コードを制御部21へ供給する。
入力部25は、各種コマンドやデータを入力するための、キー、スイッチ、ボタン、リモコン、音声入力装置などから構成されている。表示部26がタッチパネル方式に構成されている場合には、表示部26の表示画面上に設けられたタッチパネルも入力部25として機能する。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイなどにより構成され、ユーザに対して文字や画像などを表示する。現在位置取得部27は、例えばGPS受信機であり、緯度及び経度からなる位置情報を生成し、制御部21へ供給する。
制御部21は、図示しないCPU(Central Processing Unit)などを備えて構成され、端末装置2全体の制御を行う。本実施形態では、制御部21は、災害発生前には、読取り部24が読み取った媒体1の媒体識別コードや、グループの登録に必要な入力情報を、通信部23によりサーバ装置3に送信する。また、制御部21は、災害発生後には、読取り部24が読み取った媒体1の媒体識別コードや現在位置取得部27が生成した位置情報等をサーバ装置3に送信することで安否報告を行う。また、制御部21は、サーバ装置3の所定のURLにアクセスすることで、グループの各構成員の安否や居場所などの生存情報をサーバ装置3から受信し、後述する安否確認画面を表示する。
(3)サーバ装置の構成
サーバ装置3は、図1に示すように、主に、制御部31と、記憶部32と、端末装置2とネットワークを介して通信するための通信部33とを有する。
記憶部32は、図示しないROMやRAMやハードディスクなどの各種のメモリを備えて構成され、サーバ装置3を制御するための種々の制御プログラムなどを記憶する。また、記憶部32は、媒体識別コードを各個人に対応付けたデータベースである媒体識別コードDB321を記憶する。さらに、記憶部32は、個人ごとに、当該個人が所属するグループの情報を関連付けたデータベースであるグループ情報DB322を記憶する。また、記憶部32は、災害発生後の安否報告により端末装置2から受信した位置情報などの生存情報を、個人ごとに記憶する。
図2は、媒体識別コードDB321のデータ構造の一例を示す。図2に示すように、記憶部32は、媒体識別コードの取得時にサーバ装置3が生成するユーザIDを用いて、各個人ごとに、1又は複数の媒体識別コードを記憶する。図2に示す媒体識別コードDB321では、ユーザID「000001」に対して、3つの媒体1の媒体識別コードが対応付けられており、ユーザID「000002」に対して、4つの媒体1の媒体識別コードが対応付けられている。媒体識別コードDB321の具体的な更新方法については、図4を参照して後述する。
図3は、グループ情報DB322のデータ構造の一例を示す。図3に示すグループ情報DB322は、「グループ名」、「グループ識別コード」、「ユーザID」、及び「グループ内名称」の各項目を有する。ここで、「グループ名」は、グループの登録時に端末装置2への入力により指定されたグループ名を示す。また、「グループ識別コード」は、グループの登録時にサーバ装置3が生成したグループごとに固有の識別コードである。「グループ内名称」は、グループの代表者又は本人がグループの登録時又は参加時に指定したグループ内での個人の仮名(即ちニックネーム)を示す。図3の例では、グループ名が「○×ファミリー」のグループは、グループ内名称が「父」、「母」、「長男」、「次男」である4人の構成員を有し、グループ名が「×△会」のグループは、グループ内名称が「リーダ」、「副リーダ」、「てつ」、「たかし」の4人の構成員を有する。グループ情報DB322の具体的な更新方法については、図6及び図7を参照して後述する。
制御部31は、図示しないCPUなどを備えて構成され、サーバ装置3全体の制御を行う。本実施形態では、制御部31は、災害発生前には、端末装置2から送信される媒体識別コード及び入力情報に基づき、媒体識別コードDB321及びグループ情報DB322の更新処理などを行う。また、制御部31は、災害発生後に安否報告として端末装置2から媒体識別コード及び位置情報等を受信した場合、受信した位置情報等を、受信した媒体識別コードに対応するユーザIDに関連付けて記憶部32に記憶する。また、制御部31は、端末装置2からの要求に応じ、当該端末装置2の使用者が属するグループの構成員の生存情報を示す安否確認画面の表示情報を端末装置2に送信する。制御部31は、本発明における「取得手段」、「第1記憶制御手段」、「第2記憶制御手段」、「安否記憶手段」、「配信手段」、及びプログラムを実行するコンピュータの一例である。
[災害発生前の事前登録]
次に、災害発生前に実行される媒体識別コードDB321及びグループ情報DB322の更新処理について説明する。
(1)媒体識別コードDBの更新
まず、媒体識別コードDB321の更新方法について説明する。サーバ装置3は、同一人物が複数の媒体1の媒体識別コードを登録した場合、複数の媒体識別コードを一まとまりにして、当該人物のユーザIDに対応付けて管理する。これについて、図4を参照して具体的に説明する。
図4(a)は、グループ「○×ファミリー」にグループ内名称「父」として参加予定の人物(単に「父」と呼ぶ。)が最初に媒体1の媒体識別コードを登録する機会で3つの媒体1の媒体識別コードを登録した場合を例示している。この場合、サーバ装置3は、ユーザID「000001」を用意して、そのユーザID「000001」に対して、3つの媒体1の媒体識別コード「a859173」、「Jx328865721」、「T20618921526」を対応付けて登録する。図4(b)は、父が2回目に媒体1の媒体識別コードを登録する機会で2つの媒体1の媒体識別コードを登録する場合を例示している。なお、当該2つの媒体1のうちの1つの媒体1は、最初に媒体1の媒体識別コードを登録する機会で登録した媒体1と同一であるものとする。この場合、サーバ装置3は、ユーザID「003875」を用意して、そのユーザID「003875」に対して、2つの媒体1の媒体識別コード「a859173」、「30851747845」を対応付けて登録する。
この後、サーバ装置3は、今回登録した媒体識別コード「a859173」、「30851747845」が、既に登録されているものであるか否かを調べる。その結果、サーバ装置3は、今回登録した媒体識別コード「a859173」が既に登録されていると判断する。言い換えると、サーバ装置3は、図4(b)中の符号110、111に示すように、媒体識別コード「a859173」が、2つのユーザID「000001」、「003875」について登録されていると判断する。この場合、サーバ装置3は、ユーザID「000001」の人物とユーザID「003875」の人物とが同一であると判断し、ユーザID「000001」及びユーザID「003875」についての登録内容を更新する。このとき、サーバ装置3は、符号111が示すレコードを消去してもよく、当該レコードを消去せずに残してもよい。
図4(c)は、そのような更新後の登録内容を例示している。図4(c)中の符号112に示すように、サーバ装置3は、今回登録した媒体識別コード「30851747845」をユーザID「000001」に新たに対応付ける。さらに、サーバ装置3は、「003875」に紐づけられた媒体識別コード「30851747845」を消去する。こうすることで、4つの媒体識別コード「a859173」、「Jx328865721」、「T20618921526」、「30851747845」が、同一人物(ユーザID「000001」)が所持する複数の媒体1の媒体識別コードとしてまとめて管理されることとなる。なお、上記したような更新を行うに当たって、ユーザID「003875」の登録内容については消去しなくても良い。
以上述べたことから分かるように、本実施形態では、災害発生前には、各個人ごとの媒体識別コードのみを管理し、個人情報については扱わない。従って、本実施形態によれば、個人情報をハンドリングしないため、個人情報の収集や管理などに要するコストや手間を大幅に削減することが可能となる。
図5は、図4で説明した媒体識別コードの登録処理の流れを示す処理フローを示している。この処理フローは、災害発生前において、安否確認に関する事前登録を行うために実行される。また、当該処理フローは、端末装置2及びサーバ装置3によって実行される。
まず、端末装置2は、媒体1の媒体識別コードの登録の開始を指示する入力があったか否かを判定する(ステップS11)。そして、登録開始の指示の入力を検知した場合(ステップS11:Yes)、端末装置2は、当該登録開始の指示があった旨をサーバ装置3に送信する(ステップS12)。この際、サーバ装置3は、新たなユーザIDを作成(用意)する(ステップS21)。他方で、登録開始の指示を検知しない場合(ステップS11:No)、端末装置2は、ステップS11の判定を繰り返し行う。
続いて、端末装置2は、読取り部24によって読み取られた媒体1の媒体識別コードを取得する(ステップS13)。そして、端末装置2は、ステップS13で取得した媒体識別コードを、サーバ装置3に送信する(ステップS14)。この際に、サーバ装置3は、ステップS21で作成したユーザIDに対して、端末装置2から受信した媒体識別コードを対応付けて登録する(ステップS22)。具体的には、制御部31は、ユーザIDに媒体識別コードを対応付けた情報を、媒体識別コードDB321に登録する。
続いて、端末装置2は、媒体1の媒体識別コードの登録の終了を指示する入力があったか否かを判定する(ステップS15)。そして、登録終了を指示する入力がない場合(ステップS15:No)、端末装置2は、ステップS13、S14の処理を再度行う。この場合、端末装置2は、登録終了を指示する入力があるまで、媒体識別コードを取得し(ステップS13)、取得した媒体識別コードをサーバ装置3に送信する(ステップS14)。この際、サーバ装置3は、端末装置2から次々に受信した媒体識別コードを、ステップS21で作成したユーザIDに対して順次対応付けた情報を媒体識別コードDB321に登録する(ステップS22)。
一方、登録終了を指示する入力があった場合(ステップS15:Yes)、端末装置2は、登録終了を指示する入力あった旨を、サーバ装置3に送信する(ステップS16)。この際、サーバ装置3は、媒体識別コードDB321を参照することで、ステップS22で登録した媒体識別コードと同一の媒体識別コードが既に登録済みであるか否かを判定する(ステップS23)。言い換えると、サーバ装置3は、以前に登録した媒体識別コードと同一のコードが、今回登録した媒体識別コードに含まれているか否かを判定する。
同一の媒体識別コードが登録済みである場合(ステップS23:Yes)、サーバ装置3は、今回取得した媒体識別コードを、同一人物の媒体識別コードであるとみなしてまとめて管理する(ステップS24)。具体的には、サーバ装置3は、今回取得した媒体識別コードと同一の媒体識別コードが以前に登録されたユーザIDに対して、当該今回取得した媒体識別コードを対応付けて、媒体識別コードDB321に登録する。他方で、同一の媒体識別コードが媒体識別コードDB321に登録済みでない場合(ステップS23:No)、サーバ装置3は、ステップS24の処理を行わない。
(2)グループ情報DBの更新
次に、グループ登録に伴うグループ情報DB232の更新処理の具体例(第1及び第2具体例)について説明する。
第1具体例では、グループの代表者は、グループの登録時に、当該グループの構成員となる各個人からサーバ装置3に登録済みの媒体1を少なくとも1つずつ借り、端末装置2に媒体識別コードを読み取らせることで、サーバ装置3に対してグループ登録を行う。
図6は、第1具体例に係るグループ情報DB322の登録処理の手順を示すフローチャートの一例である。図6は、父、母、長男、及び次男の4人からなる家族を、グループ名「○×ファミリー」(図3参照)として登録する例を示す。
まず、父が使用する端末装置2は、父の操作に基づき、父が所有する1又は複数の媒体1の媒体識別コードを読み取り(ステップS101)、サーバ装置3へ読み取った媒体識別コードを送信する(ステップS102)。そして、媒体識別コードを受信したサーバ装置3は、ユーザIDを生成し、受信した1又は複数の媒体識別コードを当該ユーザIDに関連付けて媒体識別コードDB321に登録する(ステップS103)。
同様に、母が使用する端末装置2は、母が所有する1又は複数の媒体1の媒体識別コードを読み取り(ステップS104)、サーバ装置3へ読み取った媒体識別コードを送信する(ステップS105)。そして、媒体識別コードを受信したサーバ装置3は、ユーザIDを生成し、受信した媒体識別コードを当該ユーザIDに関連付けて媒体識別コードDB321に登録する(ステップS106)。また、長男が使用する端末装置2は、長男が所有する1又は複数の媒体1の媒体識別コードを読み取り(ステップS107)、サーバ装置3へ読み取った媒体識別コードを送信する(ステップS108)。そして、媒体識別コードを受信したサーバ装置3は、ユーザIDを生成し、受信した媒体識別コードを当該ユーザIDに関連付けて媒体識別コードDB321に登録する(ステップS109)。また、次男が使用する端末装置2は、次男が所有する1又は複数の媒体1の媒体識別コードを読み取り(ステップS110)、サーバ装置3へ読み取った媒体識別コードを送信する(ステップS111)。そして、媒体識別コードを受信したサーバ装置3は、ユーザIDを生成し、受信した媒体識別コードを当該ユーザIDに関連付けて媒体識別コードDB321に登録する(ステップS112)。なお、図4で説明したように、グループの構成員となる各個人は、媒体識別コードを登録する操作を、複数回にわたって実行してもよい。
その後、父は、家族4人をグループ登録するため、サーバ装置3に登録済みの他の3人の媒体1を1つずつ借り、自己の登録済みの媒体1も含めて計4つの媒体1を端末装置2にかざして媒体識別コードを読み取らせる。この場合、父の端末装置2は、サーバ装置3に登録済みの各媒体1の媒体識別コードを読み取ると共に、グループ登録に必要な入力を受け付ける(ステップS113)。ここで、父の端末装置2は、グループ登録に必要な入力として、グループ名及び各構成員のグループ内名称等の入力を受け付ける。そして、端末装置2は、ステップS113で読み取った媒体識別コード及び入力情報を、サーバ装置3へ送信する(ステップS114)。
サーバ装置3は、ステップS114に基づく媒体識別コード及び入力情報の受信後、グループ情報DB322に登録済みのグループと重ならないグループ識別コードを生成し、グループ情報DB322を更新する(ステップS115)。具体的には、まず、サーバ装置3は、媒体識別コードDB321を参照することで受信した各媒体識別コードに対応するユーザIDを認識する。そして、サーバ装置3は、認識したユーザIDに対し、生成したグループ識別コードと、受信した入力情報に含まれるグループ名及びグループ内名称とを関連付けて、グループ情報DB322に登録する。
このように、第1具体例によれば、グループの代表者がグループの構成員となる各個人の登録済みの媒体1を借りて端末装置2に媒体識別コードを読み取らせることで、好適にグループ登録を行うことができる。
次に、第2具体例について説明する。第2具体例では、まず、グループの代表者は、端末装置2を用いてサーバ装置3に対してグループ登録を行い、サーバ装置3からグループ識別コードを取得する。そして、グループの構成員となる各個人は、媒体1の登録時に、代表者から伝えられたグループ識別コードを指定してグループへの参加手続を行う。
図7は、第2具体例に係るグループ情報DB322の登録処理の手順を示すフローチャートの一例である。図7の例では、第1具体例と同様、父、母、長男、及び次男の4人からなる家族を、グループ名「○×ファミリー」として登録する例を示す。
まず、父が使用する端末装置2は、父の操作に基づき、父が所有する1又は複数の媒体1の媒体識別コードを読み取ると共に、グループ登録に必要な入力を受け付ける(ステップS201)。例えば、この場合、父が使用する端末装置2は、グループ登録に必要な入力として、グループ名(図3では「○×ファミリー」)及び本人のグループ内名称(図3では「父」)等の入力を受け付ける。そして、父が使用する端末装置2は、媒体識別コード及び入力情報をサーバ装置3へ送信する(ステップS202)。この場合、サーバ装置3は、受信した媒体識別コードを媒体識別コードDB321に登録すると共に、グループ識別コードを生成してグループ情報DB322の更新を行う(ステップS203)。具体的には、サーバ装置3は、父のユーザIDを生成し、受信した媒体識別コードを当該ユーザIDに関連付けて媒体識別コードDB321に登録する。また、サーバ装置3は、父のユーザIDを、生成したグループ識別コードと、受信したグループ名及びグループ内名称等と関連付けてグループ情報DB322に登録する。そして、サーバ装置3は、生成したグループ識別コードを父の端末装置2へ送信する(ステップS204)。その後、父の端末装置2は、受信したグループ識別コードをユーザである父に通知し、父は、グループの構成員となる母、長男、及び次男に、通知されたグループ識別コードを知らせる。
その後、母が使用する端末装置2は、母が所有する1又は複数の媒体1の媒体識別コードを読み取ると共に、グループ識別コードや本人のグループ内名称(図3では「母」)等の入力を受け付ける(ステップS205)。そして、母が使用する端末装置2は、読み取った媒体識別コードとグループ識別コードなどの入力情報を、サーバ装置3へ送信する(ステップS206)。この場合、サーバ装置3は、受信した媒体識別コードを媒体識別コードDB321に登録すると共に、グループ情報DB322の更新を行う(ステップS207)。具体的には、サーバ装置3は、母のユーザIDを生成し、受信した媒体識別コードを当該ユーザIDに関連付けて媒体識別コードDB321に登録する。また、サーバ装置3は、母のユーザIDを、受信したグループ識別コード等と関連付けてグループ情報DB322に登録する。
同様に、長男が使用する端末装置2は、長男が所有する媒体1の媒体識別コードを読み取ると共に、グループ識別コードや本人のグループ内名称(図3では「長男」)等の入力を受け付ける(ステップS208)。そして、長男が使用する端末装置2は、読み取った媒体識別コードとグループ識別コードなどの入力情報を、サーバ装置3へ送信する(ステップS209)。この場合、サーバ装置3は、受信した媒体識別コードを媒体識別コードDB321に登録すると共に、グループ情報DB322の更新を行う(ステップS210)。また、次男が使用する端末装置2は、次男が所有する媒体1の媒体識別コードを読み取ると共に、グループ識別コードや本人のグループ内名称(図3では「次男」)等の入力を受け付ける(ステップS211)。そして、次男が使用する端末装置2は、読み取った媒体識別コードとグループ識別コードなどの入力情報を、サーバ装置3へ送信する(ステップS212)。この場合、サーバ装置3は、受信した媒体識別コードを媒体識別コードDB321に登録すると共に、グループ情報DB322の更新を行う(ステップS213)。
このように、第2具体例によれば、グループの代表者がサーバ装置3から取得したグループ識別コードを他の構成員に通知することで、各構成員の媒体1を代表者が借りることなく、グループ登録を好適に行うことができる。即ち、第2具体例では、グループの構成員となる各個人が離れた場所にいる場合であっても、グループの代表者が他者の媒体1を借りる必要がないため、グループ登録を円滑に行うことができる。
なお、グループ登録方法は、上述した第1及び第2具体例に限定されない。他の例として、グループの代表者は、まず、第2具体例の図7のステップS201〜S204に従い、サーバ装置3からグループ識別コードを取得する。その後、グループの代表者は、他の構成員をグループ登録する場合、グループ識別コードによりグループを指定した上で、グループの他の構成員となる各個人から借りた媒体1の媒体識別コードの読取り操作を行う。この方法によっても、グループ登録を好適に行うことができる。
[災害発生後の処理]
次に、災害発生後の安否確認システム10の処理について説明する。概略的には、災害発生後、サーバ装置3に登録されたグループの各構成員は、サーバ装置3に登録済みの媒体1の媒体識別コードを端末装置2に読み取らせる。これにより、端末装置2は、読み取った媒体識別コードを、現在位置取得部27が生成した位置情報と共にサーバ装置3へ送信し、サーバ装置3に生存者及びその現在位置等を認識させる。また、サーバ装置3は、端末装置2からの要求に基づき、安否報告により認識したグループの構成員の生存情報を反映した安否確認画面の表示情報を生成し、要求元の端末装置2に送信する。
(1)処理フロー
図8は、災害発生後の安否確認システム10の処理手順を示すフローチャートの一例である。図8は、災害発生後、グループ情報DB322に登録された「○×ファミリー」の父、次男、長男が自己の端末装置2により安否報告を行った後、父が自己の端末装置2により安否確認画面を表示する例を示す。
災害発生後、まず、父は、安否報告のため、サーバ装置3に登録済みの媒体1を端末装置2にかざす。この場合、父が使用する端末装置2は、当該媒体1の媒体識別コードを読み取ると共に、現在位置取得部27から位置情報を取得する(ステップS301)。そして、父が使用する端末装置2は、媒体識別コード及び位置情報をサーバ装置3へ送信する(ステップS302)。なお、後述する図9で説明するように、端末装置2は、安否確認画面に表示する簡易的なメッセージの入力をさらに受け付け、当該入力情報をサーバ装置3へ送信してもよい。なお、サーバ装置3に登録済みの媒体1が複数存在する場合、父は、登録済みの任意の媒体1を端末装置2にかざせばよい。この場合、使用する媒体1によらず、同様の処理が実行される。
次に、媒体識別コード及び位置情報等を受信したサーバ装置3は、受信した媒体識別コードに基づき、媒体識別コードDB321を参照することで、父のユーザIDを認識し、受信した位置情報を、父の生存情報として父のユーザIDと関連付けて記憶する(ステップS303)。
その後、次男が安否報告のため、サーバ装置3に登録済みの媒体1を端末装置2にかざした場合、次男が使用する端末装置2は、当該媒体1の媒体識別コードを読み取ると共に、現在位置取得部27から位置情報を取得する(ステップS304)。そして、次男が使用する端末装置2は、媒体識別コード及び位置情報をサーバ装置3へ送信する(ステップS305)。この場合、サーバ装置3は、受信した媒体識別コードに基づき次男のユーザIDを認識すると共に、受信した位置情報を、次男の生存情報として次男のユーザIDと関連付けて記憶する(ステップS306)。同様に、長男が安否報告のためにサーバ装置3に登録済みの媒体1を端末装置2にかざした場合、長男が使用する端末装置2は、当該媒体1の媒体識別コードを読み取ると共に、現在位置取得部27から位置情報を取得する(ステップS307)。そして、長男が使用する端末装置2は、媒体識別コード及び位置情報をサーバ装置3へ送信する(ステップS308)。この場合、サーバ装置3は、受信した媒体識別コードに基づき長男のユーザIDを認識すると共に、受信した位置情報を、長男の生存情報として長男のユーザIDと関連付けて記憶する(ステップS309)。
次に、父は、家族の安否を確認するため、父が使用する端末装置2に安否確認画面を表示させる操作を行う。例えば、父は、安否確認画面を表示するためのサーバ装置3のURLに端末装置2がアクセスするための操作を行う。この場合、父が使用する端末装置2は、安否確認画面を表示するための表示情報の要求信号をサーバ装置3へ送信する(ステップS310)。この要求信号には、グループを特定するためのグループ識別コードなどが含まれる。上述の要求信号を受信したサーバ装置3は、要求信号に含まれるグループ識別コードに対応するグループの構成員のユーザIDをグループ情報DB322を参照することで認識し、当該ユーザIDに関連付けられている生存情報(即ち、ステップS303、S306、S309で取得した生存情報)に基づき、安否確認画面の表示情報を生成する(ステップS311)。
そして、サーバ装置3は、生成した表示情報を、要求元である父の端末装置2へ送信する(ステップS312)。そして、父が使用する端末装置2は、受信した表示情報に基づき、安否確認画面を表示する(ステップS313)。安否確認画面の具体例については、図10及び図11を参照して後述する。これにより、父は、端末装置2上で、長男及び次男が生存していること及び居場所を好適に把握することができる。
なお、サーバ装置3は、新たな安否報告に基づく生存情報を生成した場合、当該生存情報を反映した安否確認画面が表示されるように端末装置2の表示を自動更新させてもよい。例えば、サーバ装置3は、父の端末装置2が安否確認画面を表示中に、母の生存情報の登録があった場合、母の居場所を反映した安否確認画面の表示情報を生成し、当該更新用の表示情報を父の端末装置2に送信することで安否確認画面を自動更新させてもよい。
このように、図8のフローチャートによれば、サーバ装置3は、生存者の端末装置2にのみグループの構成員の生存情報を配信する。これにより、サーバ装置3は、グループの構成員全員に一斉配信する場合と比較して、災害時における安否確認のための通信量を好適に抑制することができる。また、サーバ装置3は、端末装置2からの要求に応じて通信を確立した後に安否確認画面の表示情報を送信する。これにより、サーバ装置3は、グループの各構成員が使用する端末装置2の通信アドレス(例えばメールアドレス)を予め記憶する必要がない。
(2)表示例
次に、図8のフローチャートに基づく父が使用する端末装置2の表示例を図9〜図11を参照して説明する。
図9は、図8のステップS301で父の端末装置2が媒体1の媒体識別コードを読み取る際の端末装置2の表示画面例である。図9の例では、父の端末装置2は、媒体1の媒体識別コードを読み取る際に居場所報告画面を表示している。ここで、居場所報告画面では、父の端末装置2は、サーバ装置3に登録済みの媒体1の読み取り操作を行うべき旨を表示すると共に、メッセージ入力欄70と、安否確認ボタン71とを表示している。
ここで、メッセージ入力欄70は、安否確認画面で表示させる簡易的なメッセージを入力する欄であり、例えば現在地を簡易的に表した情報(図9では「××にある○○会社のオフィス内」)などが入力される。メッセージ入力欄70への入力情報は、媒体1の媒体識別コードの読み取り時に位置情報と共にサーバ装置3へ送信され、生存情報としてサーバ装置3に記憶される。
また、安否確認ボタン71は、安否確認画面を表示するためのボタンである。安否確認ボタン71が選択されたことを検知した場合、端末装置2は、図8のステップS310に基づき、グループ識別コードを含む安否確認画面の要求信号をサーバ装置3に送信することで、安否確認画面の表示情報をサーバ装置3から受信する。なお、端末装置2は、安否確認ボタン71を、媒体1の媒体識別コードの読み取り操作が完了した後(即ち安否報告後)にのみ選択可能に表示するとよい。これにより、端末装置2は、サーバ装置3への安否報告を確実に実行させる。
図10は、長男及び次男による安否報告後に安否確認ボタン71を選択した場合に表示される安否確認画面の表示例である。図10に示す安否確認画面では、端末装置2は、使用者である父が所属するグループの各構成員の安否情報を表示している。
この場合、サーバ装置3は、まず、端末装置2から送信された要求信号に含まれるグループ識別コードに基づき、生存情報を表示すべきグループの各構成員のユーザIDを認識する。そして、サーバ装置3は、認識した各ユーザIDに対応する生存情報が登録されているか否か判定する。図10では、サーバ装置3は、要求元の端末装置2の使用者(即ち、父)が属するグループの各構成員のうち、父、長男及び次男の生存情報が登録されていることを認識し、当該生存情報に基づく表示を行う。
図10の例では、サーバ装置3は、生存情報が登録されていた父、長男及び次男については、生存が確認された旨を端末装置2に表示させると共に、図9のメッセージ入力欄70に入力されたメッセージと居場所詳細確認ボタン72A〜72Cとを表示させている。ここで、居場所詳細確認ボタン72A〜72Cのいずれかが選択された場合、サーバ装置3は、対応する構成員の居場所を地図上に示した安否確認画面(後述の図11参照)を端末装置2に表示させる。一方、サーバ装置3は、グループの構成員である「母」の生存情報については登録されていないことから、安否登録がない旨を図10の安否確認画面で端末装置2に表示させている。
なお、図10では、端末装置2は、端末装置2の使用者である父の生存情報を他の構成員の生存情報と同様に表示しているが、これに代えて、端末装置2の使用者(即ち、父)の生存情報については表示しなくともよい。
図11は、図10の安否確認画面で居場所詳細確認ボタン72Cが選択された後の端末装置2の表示面例を示す。図11の例では、端末装置2は、次男の位置周辺の地図80を表示すると共に、次男の位置を吹き出し82により示している。この場合、サーバ装置3は、次男の生存情報として記憶部32に記憶した位置情報に基づき、地図80及び吹き出し82を端末装置2に表示させる。なお、この場合、サーバ装置3は、自己が記憶する地図データに基づき地図80及び吹き出し82を表示してもよく、Google Map(登録商標)等をマッシュアップする(即ちウェブ上に公開されている情報を加工、編集する)ことで地図80及び吹き出し82を表示してもよい。
[本実施形態の作用・効果]
以上説明した実施形態によれば、災害発生前に安否確認が必要なグループの登録を行う場合に、グループに属する個人ごとの媒体識別コードや仮名であるグループ内名称等のみを登録し、個人情報を扱わない。よって、個人情報の収集や管理などに要するコスト(個人情報漏洩対策費も含む)や手間(メールアドレスや端末情報の維持管理を含む)を大幅に削減することが可能となる。
また、災害発生後では、グループの各構成員は、所持している媒体1を端末装置2に読み取らせる作業のみを行えばサーバ装置3に生存情報を登録することができる。また、本実施形態では、サーバ装置3は、登録された生存情報を一斉配信する代わりに、安否確認画面の取得要求を行った端末装置2に対してのみ、登録された生存情報を示した安否確認画面の表示情報を送信する。これにより、生存確認がとれていない者への生存情報の送信を抑制し、災害発生直後の通信量を好適に削減することができる。また、この場合、サーバ装置3は、グループの各構成員が使用する端末装置2の通信アドレス(例えばメールアドレス)を管理する必要がないため、個人情報の管理に要するコストや手間を削減することが可能となる。
[変形例]
以下では、上記した実施形態の変形例について説明する。なお、下記の変形例は、任意に組み合わせて実施形態に適用することができる。
(変形例1)
端末装置2は、各個人が有する携帯端末に限らず、災害発生前にはイベント会場などに設置され、災害発生後には避難所などに設置される共用の端末であってもよい。この場合、端末装置2は、読取り部24を有する代わりに、媒体1の媒体識別コードを読み取り可能な読取り装置と電気的に接続し、読取り装置が読み取った媒体識別コードを受信するものであってもよい。この場合、読取り装置は、例えば、ICカードリーダや磁気カードリーダ、無線リーダ、光学リーダなどである。
(変形例2)
図3に示すグループ情報DB322のデータ構造は一例であり、本発明が適用可能なデータ構造は、これに限定されない。
例えば、サーバ装置3は、グループ情報DB322にグループ名を記憶しなくともよい。この場合、図6のステップS113や図7のステップS201において、端末装置2は、グループ登録に必要な入力として、グループ名の入力を受け付ける必要がない。
他の例では、サーバ装置3は、グループごとに固有のグループ識別コードを生成し管理する代わりに、端末装置2に入力されるグループ名がグループ間で重複しないように管理してもよい。例えば、サーバ装置3は、グループ登録時に端末装置2に入力されたグループ名が既にグループ情報DB322に登録されたグループ名と同一である場合に、グループ名の再入力を促すことで、グループ名がグループごとに固有になるようにする。そして、この場合、サーバ装置3は、グループごとに固有のグループ名を、実施形態におけるグループ識別コードと同様に取り扱う。
さらに別の例では、サーバ装置3は、グループ情報DB322に登録するグループ内名称を、端末装置2に入力された名称に設定する代わりに、サーバ装置3が自動的に生成した識別コード(識別番号)に設定してもよい。この場合、サーバ装置3は、自動生成した識別コードを端末装置2に送信することで、サーバ装置3が自動生成したグループ内名称をグループの構成員に通知する。
(変形例3)
サーバ装置3は、図11の個人の居場所を詳細に示した安否確認画面において、対象となる個人の災害発生後の移動軌跡をさらに表示してもよい。図12は、本変形例に係る次男の居場所を詳細に示した安否確認画面である。図12では、端末装置2は、災害発生後の次男の移動軌跡を示すルート81を表示させている。
この場合、サーバ装置3は、災害発生後に、次男が使用する端末装置2から受信した位置情報に基づき、地図中における次男の移動軌跡であるルート81を認識する。なお、この場合、サーバ装置3は、図9に示す居場所報告画面での媒体1のスキャン後の所定期間において、次男の端末装置2から位置情報を所定間隔ごとに受信してもよい。
(変形例4)
上記した実施形態では、本発明を災害時に適用する例を示したが、本発明は、災害時だけでなく、たとえば無差別爆破のようなテロ事件や、トンネル崩落や脱線事故などの大規模事故などの発生時にも適用可能である。
1 媒体
2 端末装置
3 サーバ装置
10 安否確認システム
21、31 制御部
22、32 記憶部
23、33 通信部
24 読取り部
25 入力部
26 表示部
27 現在位置取得部

Claims (9)

  1. 複数の対象者が所持する媒体から読み取られた媒体識別情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した媒体識別情報を前記対象者ごとに対応付けて記憶部に記憶する第1記憶制御手段と、
    前記対象者をグループの構成員として関連付けて前記記憶部に記憶する第2記憶制御手段と、
    安否確認の際に、前記対象者が所持する媒体から得られる媒体識別情報と対象者の安否情報を取得することで、当該媒体識別情報に対応する対象者の安否情報を前記記憶部に記憶する安否記憶手段と、
    安否情報が記憶された対象者が属するグループの構成員に当該対象者の安否情報を配信する配信手段と、
    を有することを特徴とする安否情報配信装置。
  2. 前記配信手段は、前記グループの構成員が使用する端末から安否確認に関する問い合わせがあった場合に、前記グループ内で無事が確認された構成員が無事である旨を前記端末に配信することを特徴とする請求項2に記載の安否情報配信装置。
  3. 前記配信手段は、前記安否記憶手段が既に無事を確認した対象者が使用する端末に対し、当該対象者が属するグループ内で無事が確認された構成員が無事である旨を配信することを特徴とする請求項1または2に記載の安否情報配信装置。
  4. 前記第2記憶制御手段は、前記グループの構成員の各々に対する前記グループ内で識別可能な仮名を前記記憶部に記憶し、
    前記配信手段は、前記仮名を用いて前記対象者が無事である旨を配信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の安否情報配信装置。
  5. 前記安否記憶手段は、前記対象者が所持する媒体から媒体識別情報を取得すると共に、当該対象者が使用する端末から前記対象者の位置情報を取得し、
    前記配信手段は、当該対象者が属するグループの構成員に、前記位置情報に基づく前記対象者の位置を配信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の安否情報配信装置。
  6. 前記配信手段は、前記無事が確認された対象者が属するグループの構成員に、前記端末から取得した位置情報に基づく前記対象者の移動軌跡を配信することを特徴とする請求項5に記載の安否情報配信装置。
  7. 前記安否記憶手段は、前記対象者が所持する媒体から得られる媒体識別情報と前記安否情報を取得すると共に、当該対象者が入力したメッセージを取得し、
    前記配信手段は、当該対象者が属するグループの構成員に、前記メッセージを配信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の安否情報配信装置。
  8. 前記第1記憶制御手段は、前記取得手段が取得した媒体識別情報の中に、既に特定の対象者に対応付けられた媒体識別情報が含まれている場合には、前記取得手段が取得した媒体識別情報を前記特定の対象者に対応付けて記憶することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の安否情報配信装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の安否情報配信装置としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
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