JP6678618B2 - デジタル放送受信装置およびデジタル放送受信プログラム - Google Patents

デジタル放送受信装置およびデジタル放送受信プログラム Download PDF

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Description

この発明は、デジタル放送波を受信するデジタル放送受信装置およびデジタル放送受信プログラムに関するものである。
従来のデジタル放送受信装置は、デジタル放送波の受信状態に応じて、複数あるアンテナのデジタル放送波受信用とチャンネルサーチ用とへ割り当てる本数を変更する(例えば、特許文献1参照)。ユーザが画面を注視している最中にデジタル放送波受信用のアンテナの本数が減少した場合、画質が劣化し、ユーザに不快感を与える。
また、従来のデジタル放送受信装置は、デジタル放送波の受信状態に応じて、フルセグメントデジタル放送(以下、フルセグ放送と称する。)とワンセグメントデジタル放送(以下、ワンセグ放送と称する)の映像表示を切り替える(例えば、特許文献2参照)。ユーザが画面を注視している最中にフルセグ放送からワンセグ放送へ映像が切り替わった場合、一瞬画面が停止することまたは時間が飛ぶことにより、ユーザに不快感を与える。
また、従来のデジタル放送受信装置は、デジタル放送波の受信状態に応じて、現在受信中のデジタル放送波を送信している放送局から同一系列の中継局または系列局へ切り替える(例えば、特許文献2参照)。ユーザが画面を注視している最中に放送局が切り替わった場合、ブランク時間が発生し、ユーザに不快感を与える。
特開2004−320406号公報 特開2011−87051号公報
従来のデジタル放送受信装置は以上のように構成されているので、ユーザが画面を注視ている最中にデジタル放送波受信用のアンテナの本数が減少すると、画面表示状態が変化するという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザが画面を注視している最中の画面表示状態の変化を起こりにくくすることを目的とする。
この発明に係るデジタル放送受信装置は、複数のアンテナと、複数のアンテナのそれぞれに対して設けられた複数のチューナと、ユーザの視線情報を用いてユーザがデジタル放送の表示画面を注視しているか否かを判定する注視判定部と、注視判定部の判定結果に基づき、ユーザが表示画面を注視している場合に複数のアンテナを重点的にデジタル放送波の受信に使用する第1モードへ切り替えるよう判定し、ユーザが表示画面を注視していない場合に複数のアンテナのうちの少なくとも1本をデジタル放送波の受信以外の用途に使用し残りをデジタル放送波の受信に使用する第2モードへ切り替えるよう判定する切替判定部と、切替判定部の判定結果に従い複数のチューナを制御するチューナ制御部とを備えるものである。
この発明によれば、ユーザが表示画面を注視している場合に複数のアンテナを重点的にデジタル放送波の受信に使用する第1モードへ切り替えるよう判定し、ユーザが表示画面を注視していない場合に複数のアンテナのうちの少なくとも1本をデジタル放送波の受信以外の用途に使用し残りをデジタル放送波の受信に使用する第2モードへ切り替えるようにしたので、ユーザが画面を注視している最中に画面表示状態の変化を起こりにくくすることができる。
この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置による、ユーザの注視状態を判定するフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置による、画面表示状態を切り替えるフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置による、ユーザの注視状態を判定するフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置の動作例を示すフローチャートである。 図8Aおよび図8Bは、この発明の各実施の形態に係るデジタル放送受信装置のハードウェア構成図である
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置1の構成例を示すブロック図である。このデジタル放送受信装置1は、4本のアンテナ2a〜2dと、4つのチューナ3a〜3dと、復調合成部4と、デコーダ5と、チューナ制御部6と、受信状態判定部7と、注視判定部8と、切替判定部9と、閾値記憶部10とを備える。また、デジタル放送受信装置1には、ディスプレイ101およびスピーカ102が接続されている。以下では、デジタル放送受信装置1が車両に搭載されている場合を想定して、実施の形態1を説明する。
チューナ3aは、チューナ制御部6により指定された放送局に対応する周波数帯域のデジタル放送波をアンテナ2aを介して受信し、受信信号を復調合成部4へ出力する。同様に、チューナ3b〜3cのそれぞれは、チューナ制御部6により指定された放送局に対応する周波数帯域のデジタル放送波をアンテナ2b〜2dを介して受信し、受信信号を復調合成部4へ出力する。
また、チューナ3a〜3dのそれぞれは、デジタル放送波の受信状態を示す受信電力強度またはCNR(Carrier to Noise Ratio)等の情報を、受信状態判定部7へ出力する。
なお、図1ではデジタル放送受信装置1が4組のアンテナとチューナを備える例を示したが、これに限定されるものではなく、2組以上のアンテナとチューナを備える構成であればよい。
復調合成部4は、チューナ3a〜3dからの受信信号を受け取る。復調合成部4は、切替判定部9により視聴用に指定された1つ以上のチューナから受け取った1つ以上の受信信号を復調および合成し、トランスポートストリーム(以下、TSと称する)信号をデコーダ5へ出力する。また、復調合成部4は、切替判定部9によりバックグラウンド動作用に指定された1つ以上のチューナから受け取った1つ以上の受信信号を復調し、復調した信号を切替判定部9へ出力する。バックグラウンド動作は、デジタル放送波受信以外の動作であり、例えば、中継局および系列局の検索、電子番組表の収集、データ放送の受信、ならびに緊急警報放送の検知等である。実施の形態1では、バックグラウンド動作として、中継局および系列局を検索する放送局検索動作を例に用いる。復調合成部4は、放送局検索動作を行ったチューナから受け取った受信信号を復調し、デジタル放送波を受信可能な中継局または系列局を示す情報を切替判定部9へ出力する。
また、復調合成部4は、デジタル放送波の受信状態を示す情報として、受信データのエラー率を示すPER(Packet Error Rate)等の情報を、受信状態判定部7へ出力する。
デコーダ5は、復調合成部4からのTS信号をデコードし、映像信号をディスプレイ101へ出力し、音声信号をスピーカ102へ出力する。このデコーダ5は、切替判定部9によりワンセグ放送が指定された場合、ワンセグ放送用の映像信号および音声信号をディスプレイ101およびスピーカ102へ出力する。一方、切替判定部9によりフルセグ放送が指定された場合、フルセグ放送用の映像信号および音声信号をディスプレイ101およびスピーカ102へ出力する。
チューナ制御部6は、切替判定部9からの判定結果に従い、チューナ3a〜3dを制御する。例えば、チューナ制御部6は、切替判定部9により視聴優先モードが指定された場合、チューナ3a〜3dに対してデジタル放送波を受信するよう指示する。また、チューナ制御部6は、切替判定部9により放送局検索モードが指定された場合、チューナ3a〜3cに対してデジタル放送波を受信するよう指示し、チューナ3dに対して放送局検索等のバックグラウンド動作を行うよう指示する。デジタル放送波を受信するアンテナの本数が多いほど、デジタル放送波の受信状態が向上する。そのため、視聴優先モードでは、デジタル放送受信装置1が備えるすべてのアンテナがデジタル放送波を受信する。なお、視聴優先モードにおいてデジタル放送受信装置1が備えるアンテナのすべてをデジタル放送波受信に割り当てる必要はなく、デジタル放送波受信に重点的にアンテナ本数を割り当てる構成であればよい。
受信状態判定部7は、チューナ3a〜3d、復調合成部4およびデコーダ5の少なくとも1つから受信状態を示す情報を受け取る。受信状態判定部7は、受信状態を示す情報に基づいてデジタル放送波の受信状態レベルを求め、求めた受信状態レベルを切替判定部9へ出力する。
注視判定部8は、ユーザの視線情報を用いて、ユーザの視線がディスプレイ101の画面に向いている場合にユーザが画面を注視している注視状態であると判定し、ユーザの視線がディスプレイ101の画面以外に向いている場合にユーザが画面を注視していない非注視状態であると判定する。注視判定部8は、判定結果を切替判定部9へ出力する。ディスプレイ101の画面の位置に関する情報は、注視判定部8に予め設定されているものとする。また、ユーザの視線情報は、不図示の外部装置から注視判定部8へ入力されるものとする。外部装置は、カメラによってユーザの顔を撮像し、撮像画像を解析して視線を検知する。この外部装置は、例えば、運転者のわき見運転および居眠り運転等を検知するドライバモニタリングシステムである。なお、外部装置は、車両に搭乗している各ユーザを認識する機能を備えてもよい。
切替判定部9は、注視判定部8から判定結果を受け取り、判定結果が注視状態である場合に視聴優先モードに切り替えるよう判定し、非注視状態である場合に放送局検索モードに切り替えるよう判定する。視聴優先モードは「第1モード」に相当し、放送局検索モードは「第2モード」に相当する。視聴優先モードでは、4本のアンテナ2a〜2dがデジタル放送波を受信するため、高品質な映像がディスプレイ101に表示される。一方、放送局検索モードでは、少なくとも1本のアンテナ2dが放送局検索動作を行うため、視聴優先モードに比べて品質の劣る映像がディスプレイ101に表示される。ここで、視聴優先モードと放送局検索モードとの切り替え時に画面表示状態が変化するが、この切り替えはユーザがディスプレイ101の画面を注視していないときに行われるため、ユーザに不快感を与えない。
また、切替判定部9は、受信状態判定部7からデジタル放送波の受信状態レベルの情報を受け取り、受信状態レベルと閾値記憶部10に記憶されている閾値とを比較することによりデジタル放送波の受信状態の良否を判定する。切替判定部9は、デジタル放送波の受信状態が悪くなった場合、フルセグ放送からワンセグ放送に切り替えるようデコーダ5に指示し、受信状態が良くなった場合、ワンセグ放送からフルセグ放送に切り替えるようデコーダ5に指示する。また、切替判定部9は、デジタル放送波の受信状態が悪くなった場合、現在受信中のデジタル放送波を送信している放送局から放送局検索モードにおいて検索された中継局または系列局へ切り替えるようチューナ制御部6に指示する。しかしながら、ユーザがディスプレイ101の画面を注視している最中に上記のような切り替えが行われると、ユーザは不快に感じる。そこで、切替判定部9は、注視状態と非注視状態とに応じて、画面表示状態の変化の起こりやすさを調整する。つまり、切替判定部9は、注視状態では画面表示状態の切り替えを起こりにくくし、非注視状態では画面表示状態の切り替えを起こりやすくすることによって、ユーザがディスプレイ101の画面を注視している最中の画面表示状態の変化を起こりにくくする。
閾値記憶部10は、ワンセグ放送とフルセグ放送との切り替え、および、中継局または系列局の切り替えの起こりやすさを調整するための閾値を記憶する。この閾値は、切替判定部9により読み出されて、受信状態レベルと比較される。
図2は、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置1による、ユーザの注視状態を判定するフローチャートである。デジタル放送受信装置1は、図2のフローチャートに示される動作を繰り返し実行する。
ステップST1において、注視判定部8は、ユーザの視線情報を用いてユーザがディスプレイ101の画面を注視しているか否かを判定し、判定結果を切替判定部9へ出力する。
ステップST2において、切替判定部9は、注視判定部8の判定結果に基づき、ユーザの状態が注視状態から非注視状態へ、または非注視状態から注視状態へ変化したか否かを判定する。切替判定部9は、ユーザの状態が注視状態のまま、または非注視状態のままであって変化がない場合(ステップST2“NO”)、図2の処理を終了する。一方、切替判定部9は、ユーザの状態が注視状態から非注視状態へ変化した場合、または非注視状態から注視状態へ変化した場合(ステップST2“YES”)、ステップST3へ進む。
ステップST3において、切替判定部9は、ユーザの状態が非注視状態から注視状態へ変化した場合(ステップST3“YES”)、ステップST4へ進み、注視状態から非注視状態へ変化した場合(ステップST3“NO”)、ステップST6へ進む。
ステップST4において、切替判定部9は、視聴優先モードに切り替える指示をチューナ制御部6へ出力する。
続くステップST5において、切替判定部9は、受信状態が悪くなっても画面表示状態の変化が起こりにくい閾値を決定する。
ステップST6において、切替判定部9は、放送局検索モードに切り替える指示をチューナ制御部6へ出力する。
続くステップST7において、切替判定部9は、受信状態が悪くなったら画面表示状態の変化が起こりやすい閾値を決定する。
ステップST8において、切替判定部9は、ステップST5またはステップST7で決定した閾値を閾値記憶部10に保存する。
例えば、受信状態レベルは、受信状態が良い場合に高いレベルとなり、受信状態が悪い場合に低いレベルになる特性を持つと仮定する。この場合、切替判定部9は、閾値を相対的に低い値にすることで(ステップST5)、受信状態が相当悪化しないと受信状態レベルが閾値以下にならないため、画面表示状態の変化が起こりにくい。一方、切替判定部9は、閾値を相対的に高い値にすることで(ステップST7)、受信状態が少しでも悪化すると受信状態レベルがすぐに閾値以下になるため、画面表示状態の変化が起こりやすい。
図3は、この発明の実施の形態1に係るデジタル放送受信装置1による、画面表示状態を切り替えるフローチャートである。デジタル放送受信装置1は、図3のフローチャートに示される動作を繰り返し実行する。また、デジタル放送受信装置1は、図3のフローチャートに示される動作と、図2のフローチャートに示される動作とを並行して行う。
ステップST11において、切替判定部9は、受信状態判定部7からデジタル放送波の受信状態レベルを取得する。
ステップST12において、切替判定部9は、今回のステップST11で取得した受信状態レベルが前回のステップST11で取得した受信状態レベルから変化したか否かを判定する。切替判定部9は、前回と今回とで受信状態レベルが変化した場合(ステップST12“YES”)、ステップST13へ進み、変化していない場合(ステップST12“NO”)、図3の処理を終了する。
ステップST13において、切替判定部9は、閾値記憶部10に記憶されている閾値を読み出し、今回のステップST11で取得した受信状態レベルと比較することによってデジタル放送波の受信状態の良否を判定する。この閾値は、図2のステップST8で切替判定部9が閾値記憶部10に保存した値であり、ユーザの注視状態または非注視状態に応じて調整された値である。
ステップST14において、切替判定部9は、ステップST13で判定した受信状態の良否に基づいて、画面表示状態を切り替えるか否かを判定する。
例えば、切替判定部9は、ステップST13で受信状態が良いと判定した場合、ワンセグ放送からフルセグ放送へ切り替えると判定し(ステップST14“YES”)、続くステップST15において、デコーダ5に対しワンセグ放送からフルセグ放送へ切り替えるよう指示する。一方、切替判定部9は、ステップST13で受信状態が悪いと判定した場合、フルセグ放送からワンセグ放送へ切り替えると判定し(ステップST14“YES”)、続くステップST15において、デコーダ5に対しフルセグ放送からワンセグ放送へ切り替えるよう指示する。これにより、ユーザがディスプレイ101の画面を注視している最中の、ワンセグ放送とフルセグ放送の切り替えが起こりにくくなる。
なお、現在の放送と切替後に予定される放送とが同じになる場合、つまり、現在の設定がフルセグ放送であってステップST13にて受信状態が良いと判定した場合、および現在の設定がワンセグ放送であってステップST13にて受信状態が悪いと判定した場合、切替判定部9は、切り替えを行わない(ステップST14“NO”)。
また、例えば、切替判定部9は、ステップST13で受信状態が良いと判定した場合、現在受信中のデジタル放送波を送信している放送局から中継局または系列局への切り替えが不要であるため(ステップST14“NO”)、放送局を切り替えずに図3の処理を終了する。一方、切替判定部9は、ステップST13で受信状態が悪いと判定した場合、現在受信中のデジタル放送波を送信している放送局から中継局または系列局へ切り替えると判定し(ステップST14“YES”)、続くステップST15において、チューナ制御部6に対し受信する放送局を切り替えるよう指示する。これにより、ユーザがディスプレイ101の画面を注視している最中の、放送局の切り替えが起こりにくくなる。
以上のように、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置1は、アンテナ2a〜2dと、チューナ3a〜3dと、注視判定部8と、切替判定部9と、チューナ制御部6とを備える。注視判定部8は、ユーザの視線情報を用いてユーザがディスプレイ101の表示画面を注視しているか否かを判定する。切替判定部9は、注視判定部8の判定結果に基づき、ユーザが表示画面を注視している場合にアンテナ2a〜2dのすべてをデジタル放送波の受信に使用する第1モードへ切り替えるよう判定し、ユーザが表示画面を注視していない場合にアンテナ2a〜2dのうちの少なくとも1本をデジタル放送波の受信以外の用途に使用し残りをデジタル放送波の受信に使用する第2モードへ切り替えるよう判定する。チューナ制御部6は、切替判定部9の判定結果に従いチューナ3a〜3dを制御する。ユーザが画面を注視している最中は第1モードと第2モードとを切り替えないので、デジタル放送波を受信するアンテナの本数が減少することによる画質の劣化、つまり画面表示状態の変化が起こりにくくなる。なお、実施の形態1では、第1モードにおいてアンテナ2a〜2dのすべてをデジタル放送波受信に割り当てる構成例を示したが、アンテナすべてを割り当てる必要はなく、デジタル放送波受信に重点的にアンテナ本数を割り当てる構成であればよい。
また、実施の形態1に係るデジタル放送受信装置1は、デジタル放送波の受信状態レベルを判定する受信状態判定部7を備える。切替判定部9は、受信状態判定部7により判定される受信状態レベルに変化があり、かつ、注視判定部8によりユーザが表示画面を注視していないと判定された場合に、ワンセグ放送とフルセグ放送とを切り替えるように判定する。ユーザが画面を注視している最中はワンセグ放送とフルセグ放送とを切り替えないので、ワンセグ放送とフルセグ放送との切り替えにより発生する一瞬の画面停止または時間の飛び、つまり画面表示状態の変化が起こりにくくなる。
また、実施の形態1の切替判定部9は、注視判定部8によりユーザが表示画面を注視していると判定された場合にフルセグ放送からワンセグ放送への切り替えが起こりにくい閾値を決定し、ユーザが表示画面を注視していないと判定された場合に前記切り替えが起こりやすい閾値を決定する。そして、切替判定部9は、注視判定部8の判定結果に基づき決定した前記閾値と受信状態判定部7により判定される受信状態レベルとを比較して受信状態の良否を判定し、受信状態が悪いと判定した場合にフルセグ放送からワンセグ放送へ切り替えるよう判定する。これにより、ユーザが表示画面を注視していない場合は早めにワンセグ放送へ切り替えることができる。また、ユーザが表示画面を注視している場合には、ワンセグ放送へ切り替えるタイミングを遅らせることができる。
また、実施の形態1の切替判定部9は、受信状態判定部7により判定される受信状態レベルに変化があり、かつ、注視判定部8によりユーザが表示画面を注視していないと判定された場合に、現在受信中のデジタル放送波を送信している放送局から同一系列の別の放送局へ切り替えるよう判定する。ユーザが画面を注視している最中は放送局を切り替えないので、放送局切り替えにより発生するブランク時間、つまり画面表示状態の変化が起こりにくくなる。
また、実施の形態1の切替判定部9は、注視判定部8によりユーザが表示画面を注視していると判定された場合に現在受信中のデジタル放送波を送信している放送局から同一系列の別の放送局への切り替えが起こりにくい閾値を決定し、ユーザが表示画面を注視していないと判定された場合に前記切り替えが起こりやすい閾値を決定する。そして、切替判定部9は、注視判定部8の判定結果に基づき決定した前記閾値と受信状態判定部7により判定される受信状態レベルとを比較して受信状態の良否を判定し、受信状態が悪いと判定した場合に現在受信中のデジタル放送波を送信している放送局から同一系列の別の放送局へ切り替えるよう判定する。これにより、ユーザが表示画面を注視していない場合は早めに中継局または系列局へ切り替えることができる。また、ユーザが表示画面を注視している場合には、中継局または系列局へ切り替えるタイミングを遅らせることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ディスプレイ101の画面を注視するユーザが1人である場合について説明した。実施の形態2では、ディスプレイ101の画面を注視するユーザが複数いる場合について説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置1の構成例を示すブロック図である。図4において図1と同一または相当する部分は、同一の符号を付し説明を省略する。実施の形態2に係るデジタル放送受信装置1は、図1に示した実施の形態1に係るデジタル放送受信装置1に対してユーザ状態管理部20が追加された構成である。ディスプレイ101の画面を注視するユーザが複数いる場合、ユーザ状態管理部20は、主として、注視判定部8による判定結果に基づいて複数のユーザ間の優先順位を決定する。
注視判定部8には、ユーザごとの視線情報が入力される。注視判定部8に入力される視線情報が複数である場合、デジタル放送受信装置1は、ユーザが複数いると判断する。
以下では、デジタル放送受信装置1が搭載された車両に搭乗している搭乗者全員がユーザであるものとする。この場合、注視判定部8には、運転者、助手席搭乗者、後部左側座席搭乗者および後部右側座席搭乗者等、ユーザごとの視線情報が入力される。注視判定部8は、ユーザごとに、ディスプレイ101の画面を注視しているか否かを判定し、判定結果をユーザ状態管理部20へ出力する。
ユーザ状態管理部20は、デジタル放送受信装置1に対してユーザが行った操作情報、およびデジタル放送受信装置1が搭載された車両の走行情報を受け取る。操作情報は、例えばデジタル放送受信装置1が備えるリモートコントローラまたはタッチパネル等の不図示の入力装置が受け付けたユーザの操作内容を示す情報であり、入力装置からユーザ状態管理部20へ入力される。操作情報としては、例えば受信する放送局の切り替え操作等がある。走行情報は、例えば車両に搭載された不図示の車速センサが検出する走行速度を示す情報であり、車速センサからユーザ状態管理部20へ入力される。
ユーザ状態管理部20は、操作情報、走行情報および注視判定部8の判定結果のうちの少なくとも1つを用いて、複数のユーザの優先順位を決定する。そして、ユーザ状態管理部20は、注視判定部8による各ユーザの判定結果および優先順位を示す情報を切替判定部9へ出力する。切替判定部9は、優先順位の高いユーザの注視状態と非注視状態とに基づいて、視聴優先モードと放送局検索モードとの切り替え、ワンセグ放送とフルセグ放送との切り替え、および放送局の切り替えを判定する。
例えば、ユーザ状態管理部20は、デジタル放送受信装置1に対する操作が行われたときに、ディスプレイ101の画面を注視していたユーザを、その操作を行ったユーザとして特定する。そして、ユーザ状態管理部20は、特定したユーザの優先順位を、他のユーザの優先順位より高くする。
また、例えば、ユーザ状態管理部20は、注視判定部8による各ユーザの判定結果を用いて、ユーザごとにディスプレイ101の画面を注視する時間を積算する。そして、ユーザ状態管理部20は、積算時間が長いユーザほど優先順位を高くし、積算時間が短いユーザほど優先順位を低くする。つまり、ユーザ状態管理部20は、積算時間が長いユーザほどディスプレイ101に表示中の番組に興味があって画面を注視しやすい傾向があり、積算時間が短いユーザほどディスプレイ101に表示中の番組に興味がなく画面を注視しない傾向があると想定する。なお、ユーザ状態管理部20は、番組ごとに積算時間をリセットすることによって優先順位をリセットしてもよい。
また、例えば、ユーザ状態管理部20は、走行情報に基づいて、デジタル放送受信装置1が搭載された車両が走行中か停止中かを判定する。そして、ユーザ状態管理部20は、車両走行中、運転者がディスプレイ101の画面を注視しているか否かの判定結果を切替判定部9へ出力せず、無効にする。または、ユーザ状態管理部20は、車両走行中、運転者の優先順位を最下位にしてもよい。運転者が走行中にディスプレイ101の画面を注視することは好ましくなく、また、走行中はディスプレイ101の画面表示が制限される場合もあるため、ユーザ状態管理部20は、切替判定部9が切り替えを判定する際に運転者の注視状態と非注視状態を考慮しないようにさせる。
図5は、この発明の実施の形態2に係るデジタル放送受信装置1による、ユーザの注視状態を判定するフローチャートである。デジタル放送受信装置1は、図5のフローチャートに示される動作を繰り返し実行する。なお、図5のステップST1,ST4〜ST8は、図1のステップST1,ST4〜ST8と同じ処理であるため、説明を省略する。
ステップST1において注視判定部8がユーザごとの注視判定を行った後、ステップST21において、ユーザ状態管理部20は、各ユーザの優先順位を決定し、優先順位と注視判定部8の判定結果とを切替判定部9へ出力する。ユーザ状態管理部20は、上述した操作者の優先順位を高くする処理、画面注視の積算時間が長いユーザの優先順位を高くする処理、および運転者の注視判定の結果を除外する処理のうちの少なくとも1つの処理を行う。
ステップST22において、切替判定部9は、ユーザ状態管理部20により決定された優先順位の高いユーザの状態が注視状態から非注視状態へ、または非注視状態から注視状態へ変化したか否かを判定する。判定対象とするユーザの選択方法は問わない。例えば、切替判定部9は、優先順位が最も高いユーザの状態が変化したか否かを判定してもよい。また、切替判定部9は、優先順位が上位である複数のユーザのうちの過半数のユーザの状態が変化したか否かを判定してもよい。切替判定部9は、優先順位の高いユーザの状態が注視状態のまま、または非注視状態のままであって変化がない場合(ステップST22“NO”)、図5の処理を終了する。一方、切替判定部9は、優先順位の高いユーザの状態が注視状態から非注視状態へ変化した場合、または非注視状態から注視状態へ変化した場合(ステップST22“YES”)、ステップST23へ進む。
ステップST23において、切替判定部9は、優先順位の高いユーザの状態が非注視状態から注視状態へ変化した場合(ステップST23“YES”)、ステップST4へ進み、注視状態から非注視状態へ変化した場合(ステップST23“NO”)、ステップST6へ進む。
以上のように、実施の形態2に係るデジタル放送受信装置1は、ユーザ状態管理部20を備える。ユーザ状態管理部20は、ディスプレイ101の表示画面を注視するユーザが複数いる場合に、注視判定部8による判定結果に基づいて複数のユーザ間の優先順位を決定する。切替判定部9は、ユーザ状態管理部20により決定される優先順位の高いユーザについての注視判定部8の判定結果を優先的に用いて切り替えを判定する。これにより、優先順位の高いユーザが表示画面を注視している最中の画面表示状態の変化を起こりにくくできる。
また、実施の形態2のユーザ状態管理部20は、複数のユーザのうちの表示画面を操作するユーザの優先順位を上げる。これにより、デジタル放送受信装置1を主体的に操作したユーザが表示画面を注視している場合に良い画面状態を保つことができる。また、デジタル放送に興味がないユーザが表示画面を注視しているために画面表示状態を切り替えできない事態を防止できる。
また、実施の形態2のユーザ状態管理部20は、複数のユーザのそれぞれについて表示画面を注視する時間を積算し、積算時間が長いユーザほど優先順位を上げる。これにより、表示内容への興味が高いユーザが表示画面を注視している最中は切り替えを行わず、表示内容に興味がないユーザが表示画面を注視している最中は画面表示状態の切り替えを行う等、興味の有無に応じてユーザに優先順位をつけることができる。そして、表示内容に興味がないユーザが表示画面を注視しているために画面表示状態を切り替えできない事態を防止できる。
また、実施の形態2のユーザ状態管理部20は、車両の走行中、複数のユーザのうちの運転者についての注視判定部8の判定結果が切替判定部9による切り替え判定に使用されないようにする。これにより、車両走行中の運転者の注視判定結果を切替判定部9による切り替え判定の対象から外すことができ、より正確に表示画面を注視しているユーザの注視判定結果に基づいて切り替えを判定できる。
実施の形態3.
実施の形態1,2では、ユーザがディスプレイ101の画面を注視しているか否かの状態に基づいて画面表示状態を切り替える構成を説明した。実施の形態3では、ユーザがディスプレイ101の画面を注視しているか否かの状態に加えて、デジタル放送受信装置1の位置情報およびデジタル放送波の受信エリア情報に基づいて画面表示状態を切り替える構成を説明する。
図6は、この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置1の構成例を示すブロック図である。実施の形態3に係るデジタル放送受信装置1は、図1に示した実施の形態1に係るデジタル放送受信装置1と図面上の構成が同じであるが、切替判定部9に対して位置情報および受信エリア情報が入力される点が異なる。
切替判定部9に入力される位置情報は、デジタル放送受信装置1の現在位置を示す情報である。ここでは、デジタル放送受信装置1の位置と、このデジタル放送受信装置1が搭載された車両の位置とが同じであるものとし、切替判定部9は、車両に搭載されたGPS(Global Positioning System)受信機の位置情報を使用する。なお、GPS受信機等の位置情報を取得可能な装置を、デジタル放送受信装置1が備えてもよい。
切替判定部9に入力される受信エリア情報は、放送局が送信するデジタル放送波を受信可能なエリアを示す情報である。例えば、車両に搭載された不図示の通信機器が、インターネット上に公開されている受信エリア情報を取得して切替判定部9に入力する。なお、受信エリア情報は、デジタル放送受信装置1が予め保持していてもよい。受信エリアの端部は受信状態が悪いため、ワンセグ放送とフルセグ放送との切り替え、および放送局の切り替えが起こりやすい。
切替判定部9は、位置情報、受信エリア情報および注視判定部8の判定結果に基づいて、視聴優先モードと放送局検索モードとの切り替え、ワンセグ放送とフルセグ放送との切り替え、および放送局の切り替えのうちの少なくとも1つの切り替えを判定する。具体的には、切替判定部9は、現在受信中のデジタル放送波を送信している放送局の受信エリア内の端部に車両が位置し、かつ、ユーザがディスプレイ101の画面を注視していない場合に画面表示状態を切り替えるよう判定する。受信エリアにおける端部の位置を規定する情報は、予め切替判定部9に設定されているものとする。
図7は、この発明の実施の形態3に係るデジタル放送受信装置1の動作例を示すフローチャートである。図7では、ワンセグ放送とフルセグ放送との切り替え、および放送局の切り替えに用いられる閾値を、位置情報および受信エリア情報に基づいて決定する例を示す。デジタル放送受信装置1は、図7のフローチャートに示される動作を繰り返し実行する。また、デジタル放送受信装置1は、図7のフローチャートに示される動作と、図2および図3のフローチャートに示される動作とを並行して行う。
ステップST31において、切替判定部9は、位置情報および受信エリア情報に基づいて、現在位置が現在受信中のデジタル放送波を送信している放送局の受信エリアの端部にあるか否かを判定する。切替判定部9は、現在位置が受信エリアの端部にある場合(ステップST31“YES”)、ステップST33へ進み、端部にない場合(ステップST31“NO”)、ステップST32へ進む。
ステップST32において、切替判定部9は、受信状態が悪くなっても画面表示状態の変化が起こりにくいエリア閾値を決定する。
他方、ステップST33において、切替判定部9は、受信状態が悪くなったら画面表示状態の変化が起こりやすいエリア閾値を決定する。
ステップST32,ST33におけるエリア閾値は、図2のステップST5,TST7,ST8における閾値とは別のものである。
ステップST34において、切替判定部9は、ステップST32またはステップST33で決定したエリア閾値を、閾値記憶部10に記憶されている閾値に合成することにより、この閾値を更新する。
ステップST35において、切替判定部9は、ステップST34で合成した閾値を閾値記憶部10に保存する。
なお、エリア閾値と閾値の合成方法は問わない。切替判定部9は、例えば、エリア閾値と閾値の加重平均値を算出し、この加重平均値を閾値記憶部10に保存する。図3のフローチャートにおけるステップST13において、切替判定部9は、閾値記憶部10に記憶されている加重平均値を用いて、デジタル放送波の受信状態の良否を判定する。この加重平均値は、ユーザの注視状態または非注視状態、および、現在位置と受信エリアの位置関係に応じて調整された値である。
以上のように、実施の形態3の切替判定部9は、注視判定部8の判定結果、デジタル放送受信装置1の位置を示す位置情報、およびデジタル放送波の受信エリア情報を用いて切り替えを判定する。これにより、デジタル放送受信装置1が受信エリアの端部に位置する場合、ユーザが表示画面を注視していないタイミングで画面表示状態を切り替えることができる。
なお、上記説明では、実施の形態3を実施の形態1に組み合わせた構成を例示したが、実施の形態3を実施の形態2に組み合わせてもよい。
最後に、この発明の各実施の形態に係るデジタル放送受信装置1のハードウェア構成例を説明する。図8Aおよび図8Bは、この発明の各実施の形態に係るデジタル放送受信装置1のハードウェア構成図である。図8Aおよび図8Bでは、デジタル放送受信装置1における複数のアンテナ2a〜2dおよび複数のチューナ3a〜3dを、簡単にアンテナ2およびチューナ3として示す。
デジタル放送受信装置1における復調合成部4、デコーダ5、チューナ制御部6、受信状態判定部7、注視判定部8、切替判定部9、およびユーザ状態管理部20の各機能は、処理回路により実現される。即ち、デジタル放送受信装置1は、上記各機能を実現するための処理回路を備える。処理回路は、専用のハードウェアとしての処理回路103であってもよいし、メモリ105に格納されるプログラムを実行するプロセッサ104であってもよい。
図8Aに示すように、処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路103は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。復調合成部4、デコーダ5、チューナ制御部6、受信状態判定部7、注視判定部8、切替判定部9、およびユーザ状態管理部20の機能を複数の処理回路103で実現してもよいし、各部の機能をまとめて1つの処理回路103で実現してもよい。また、この処理回路103は閾値を格納するためのメモリが内蔵された構成であり、このメモリは閾値記憶部10として機能する。
図8Bに示すように、処理回路がプロセッサ104である場合、復調合成部4、デコーダ5、チューナ制御部6、受信状態判定部7、注視判定部8、切替判定部9、およびユーザ状態管理部20の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアまたはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ105に格納される。プロセッサ104は、メモリ105に格納されたプログラムを読みだして実行することにより、各部の機能を実現する。即ち、デジタル放送受信装置1は、プロセッサ104により実行されるときに、図2および図3等のフローチャートで示されるステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ105を備える。また、このプログラムは、復調合成部4、デコーダ5、チューナ制御部6、受信状態判定部7、注視判定部8、切替判定部9、およびユーザ状態管理部20の手順または方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、プロセッサ104とは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、またはマイクロコンピュータ等のことである。
メモリ105は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、またはフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスクまたはフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)またはDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクであってもよい。また、メモリ105は閾値記憶部10を構成する。
なお、復調合成部4、デコーダ5、チューナ制御部6、受信状態判定部7、注視判定部8、切替判定部9、およびユーザ状態管理部20の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、デジタル放送受信装置1における処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
また、この発明の各実施の形態において説明したデジタル放送受信装置1は、車両、鉄道、船舶または航空機等を含む移動体に搭載されるものであってもよいし、スマートフォンまたはタブレット等を含む携帯情報端末に適用されるものであってもよい。
1 デジタル放送受信装置、2,2a〜2d アンテナ、3,3a〜3d チューナ、4 復調合成部、5 デコーダ、6 チューナ制御部、7 受信状態判定部、8 注視判定部、9 切替判定部、10 閾値記憶部、20 ユーザ状態管理部、101 ディスプレイ、102 スピーカ、103 処理回路、104 プロセッサ、105 メモリ。

Claims (11)

  1. 複数のアンテナと、
    前記複数のアンテナのそれぞれに対して設けられた複数のチューナと、
    ユーザの視線情報を用いて前記ユーザがデジタル放送の表示画面を注視しているか否かを判定する注視判定部と、
    前記注視判定部の判定結果に基づき、前記ユーザが前記表示画面を注視している場合に前記複数のアンテナを重点的にデジタル放送波の受信に使用する第1モードへ切り替えるよう判定し、前記ユーザが前記表示画面を注視していない場合に前記複数のアンテナのうちの少なくとも1本をデジタル放送波の受信以外の用途に使用し残りをデジタル放送波の受信に使用する第2モードへ切り替えるよう判定する切替判定部と、
    前記切替判定部の判定結果に従い前記複数のチューナを制御するチューナ制御部とを備えるデジタル放送受信装置。
  2. 前記デジタル放送波の受信状態レベルを判定する受信状態判定部を備え、
    前記切替判定部は、前記受信状態判定部により判定される受信状態レベルに変化があり、かつ、前記注視判定部により前記ユーザが前記表示画面を注視していないと判定された場合に、ワンセグメントデジタル放送とフルセグメントデジタル放送とを切り替えるよう判定することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  3. 前記切替判定部は、
    前記注視判定部により前記ユーザが前記表示画面を注視していると判定された場合にフルセグメント放送からワンセグメント放送への切り替えが起こりにくい閾値を決定し、前記ユーザが前記表示画面を注視していないと判定された場合に前記切り替えが起こりやすい閾値を決定し、
    前記注視判定部の判定結果に基づき決定した前記閾値と前記受信状態判定部により判定される受信状態レベルとを比較して受信状態の良否を判定し、受信状態が悪いと判定した場合にフルセグメント放送からワンセグメント放送へ切り替えるよう判定することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信装置。
  4. 前記デジタル放送波の受信状態レベルを判定する受信状態判定部を備え、
    前記切替判定部は、前記受信状態判定部により判定される受信状態レベルに変化があり、かつ、前記注視判定部により前記ユーザが前記表示画面を注視していないと判定された場合に、現在受信中の前記デジタル放送波を送信している放送局から同一系列の別の放送局へ切り替えるよう判定することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  5. 前記切替判定部は、
    前記注視判定部により前記ユーザが前記表示画面を注視していると判定された場合に現在受信中の前記デジタル放送波を送信している放送局から同一系列の別の放送局への切り替えが起こりにくい閾値を決定し、前記ユーザが前記表示画面を注視していないと判定された場合に前記切り替えが起こりやすい閾値を決定し、
    前記注視判定部の判定結果に基づき決定した前記閾値と前記受信状態判定部により判定される受信状態レベルとを比較して受信状態の良否を判定し、受信状態が悪いと判定した場合に現在受信中の前記デジタル放送波を送信している放送局から同一系列の別の放送局へ切り替えるよう判定することを特徴とする請求項4記載のデジタル放送受信装置。
  6. 前記表示画面を注視するユーザが複数いる場合に、前記注視判定部による判定結果に基づいて複数のユーザ間の優先順位を決定するユーザ状態管理部を備え、
    前記切替判定部は、前記ユーザ状態管理部により決定される優先順位の高いユーザについての前記注視判定部の判定結果を優先的に用いて切り替えを判定することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
  7. 前記ユーザ状態管理部は、前記複数のユーザのうちの前記表示画面を操作するユーザの優先順位を上げることを特徴とする請求項6記載のデジタル放送受信装置。
  8. 前記ユーザ状態管理部は、前記複数のユーザのそれぞれについて前記表示画面を注視する時間を積算し、積算時間が長いユーザほど優先順位を上げることを特徴とする請求項6記載のデジタル放送受信装置。
  9. 前記デジタル放送受信装置は車両に搭載されるものであって、
    前記ユーザ状態管理部は、前記車両の走行中、前記複数のユーザのうちの運転者についての前記注視判定部の判定結果が前記切替判定部による切り替え判定に使用されないようにすることを特徴とする請求項6記載のデジタル放送受信装置。
  10. 前記切替判定部は、前記注視判定部の判定結果、前記デジタル放送受信装置の位置を示す位置情報、および前記デジタル放送波の受信エリア情報を用いて切り替えを判定することを特徴とする請求項1から請求項9のうちのいずれか1項記載のデジタル放送受信装置。
  11. ユーザの視線情報を用いて前記ユーザがデジタル放送の表示画面を注視しているか否かを判定する注視判定手順と、
    前記注視判定手順の判定結果に基づき、前記ユーザが前記表示画面を注視している場合に複数のアンテナを重点的にデジタル放送波の受信に使用する第1モードへ切り替えるよう判定し、前記ユーザが前記表示画面を注視していない場合に前記複数のアンテナのうちの少なくとも1本をデジタル放送波の受信以外の用途に使用し残りをデジタル放送波の受信に使用する第2モードへ切り替えるよう判定する切替判定手順と、
    前記切替判定手順の判定結果に従い、前記複数のアンテナのそれぞれに対して設けられた複数のチューナを制御するチューナ制御手順とを、
    コンピュータに実行させるためのデジタル放送受信プログラム。
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