JP6678061B2 - 竪型ローラミル - Google Patents

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Description

本発明は、石炭やセメント原料等を回転テーブルとローラを用いて、圧縮作用および摩擦作用によって粉砕するための竪型ローラミルに関する。
石炭、石灰石、ケミカル、金属ケイ素、金属シリコン、電池材料などの各種原料を粉砕する粉砕機として、竪型ローラミルが従来より使用されている。
竪型ローラミルは、ケーシング内に配置されて水平面内で回転する回転テーブル(テーブルライナを含む)と、油圧シリンダ等を使用した加圧装置により駆動されるアームにより回転テーブル上の原料(被粉砕物)に押し付けられる複数のローラとを備え、回転テーブルが回転するのに伴い、ローラが回転しながら回転テーブル上の被粉砕物を圧縮作用および摩擦作用により粉砕する装置である。
竪型ローラミルは、起動の際に被粉砕物が回転テーブル上に存在しない場合や、あるいは粉砕の進行に伴い、回転テーブル上の被粉砕物の層厚が減少し途切れる部分が生じると、ローラが回転テーブルの表面と接触(メタルタッチ)する可能性がある。この状態で運転を継続すると、ローラや回転テーブルの表面に損傷が生じる可能性がある。
そこで、そのような損傷を防止するために、竪型ローラミルには、ローラが下降したとき、回転テーブルの表面に到達する前にローラの下降を停止させるためのストッパが備えられている(例えば特許文献1)。
ここで、竪型ローラミルの運転時間の経過と共に、ローラの表面および回転テーブルの表面は、粉砕処理により磨耗が徐々に進行していくため、ストッパによる停止位置を固定しておくと、ストッパによりローラの下降が停止したときのローラと回転テーブルとの間の間隔が徐々に大きくなり、粉砕性能が低下する。
そのため、ローラがその下降を停止したときの回転テーブルとの間隔が適正になるように、運転時間の経過に応じて、ローラやテーブル表面の摩耗状況等を把握しつつ、ローラの停止位置の調整(再設定)を行うことができるようになっている。
従来の竪型ローラミルにおけるストッパは、雄ねじを備えてケーシングを貫通するストッパ本体と、当該雄ねじと螺合する雌ねじを備えてケーシングに支持されている雌ねじ部材とを有し、設定された停止位置までローラが下降したときに、アームに取り付けられた受部がストッパの先端部(当接部)に当接することによりローラの下降を停止させるように構成されている。
ローラの停止位置の設定、設定の変更または調整は、ストッパ本体をケーシング外で駆動装置または手動により回転させてケーシング内のストッパの当接部の位置を進退させることにより行うこととしている(例えば特許文献1)。
従来の竪型ローラミルにおいては、先端部にローラを保持して上下に揺動動作するアーム、当該アームを駆動する加圧装置、およびローラを設定位置で停止させるストッパが、すべてケーシングに取り付けられて支持されていた。
しかしながら、竪型ローラミルでは、回転テーブルに対する押し付け力が非常に大きく、またそのように大きな押し付け力を受けたローラの下降を停止させるためのストッパの受ける荷重も非常に大きなものとなる。また、竪型ローラミルでは、原料の粉砕に伴って振動が発生する。そのため、ケーシングは、それらの大きな荷重を支持し、振動を抑える必要があり、本来の機能である粉体の格納に加えて、十分な剛性を有することが要求され、その製造コストも大きなものとなっていた。
そこで、振動の抑制やコストの削減などを目的として、基礎コンクリートと一体に連結されたコンクリート製の架台を設け、このコンクリート製架台によりアーム等を支持する構造を備えたローラミルが提案されている。
ところで、このコンクリート製架台を採用した竪型ローラミルにおいては、ケーシングの内部に配置されたローラを揺動可能に支持するアームが、ケーシングの外部に配置されたコンクリート製架台で支持されているため、従来のようにケーシング壁を貫通させたストッパ本体をケーシング壁で支持し、ケーシングの外側における空間的制約のない場所でストッパ本体の進退操作を行う構成を採用することが困難もしくは不可能である。ストッパ本体を挿通するためにコンクリート製架台に貫通穴を形成することは、架台の強度低下の問題や、十分な寸法精度の確保が難しい。
このため、コンクリート製架台を採用した竪型ローラミルにおいては、架台の前方側(ケーシング側)において、架台とケーシングとの間の狭隘空間内にストッパを設けるとともに、当該狭隘空間においてストッパ本体の進退操作を行う必要があるが、従来のローラミルの構成によってはその実現が困難である。
また、コンクリート製架台を採用する竪型ローラミルは、多くの場合、大型のミルであるが、大型のミルにおいては、小型のミルに比べてローラの押し付け力が大きく、ローラ下降時にストッパ本体に加えられる力も大きなものとなる。
このため、コンクリート製架台を採用する大型の竪型ローラミルにおいては、ストッパ本体の先端部(当接部)と、これを受けるアームの受部との接触面積をなるべく大きくして、両者の接触箇所の損傷を防止する必要がある。例えば、ストッパ本体の当接部を他の部分とは別体に形成し、球面軸受等を介して取り付けて、当接部がストッパ本体の他の部分に対して傾動可能な構成として、アームの受部の傾斜角度に応じて当接部が傾動するようにすることが考えられる。
しかしながら、ストッパ本体の当接部を傾動可能にするために球面軸受等の傾動機構を採用すると、メンテナンス時に当該傾動機構のベアリングに給油を行う必要があり、作業者の負担が増加する。また、当該傾動機構の存在により、ストッパ本体の全長が長くなるので、コンクリート製架台を採用した竪型ローラミルのようにストッパの設置空間に制約がある場合、傾動機構を有するストッパの採用は困難である。
特開平11−342347号公報
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであって、基礎コンクリートと一体に連結されたコンクリート製架台にアームを設けた竪型ローラミルにおいて、ローラの下降時の停止位置を設定するためのストッパを、限られた設置空間内に支障なく設置できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様による竪型ローラミルは、基礎コンクリートに支持されたケーシングと、前記基礎コンクリートと一体に連結されたコンクリート製架台と、前記ケーシング内に配置された回転テーブルと、前記コンクリート製架台に支持されたアームにより前記回転テーブル上の被粉砕物に押し付けられて前記被粉砕物を粉砕するためのローラと、前記ローラの下降時の停止位置を設定するためのストッパと、を備え、前記ストッパは、前記アームに形成された受部に当接される当接部を先端に有するストッパ本体と、前記ストッパ本体の位置を調整して前記ローラの下降時の停止位置を調整するための位置調整手段と、を備え、前記当接部は凸状球面形状を有し、前記受部は前記凸状球面形状に対応する凹状球面形状を有する、ことを特徴とする。
本発明の第2の態様には、第1の態様において、前記位置調整手段は、前記ストッパ本体の外周面に形成された雄ねじと、前記雄ねじに螺合する雌ねじが形成され、前記コンクリート製架台に設けられた雌ねじ部材と、を有し、前記雌ねじ部材に螺合された前記ストッパ本体を回転させて前記ストッパ本体を進退移動させるように構成されている、ことを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記位置調整手段は、前記ストッパ本体から放射方向に延在するレバーを有し、前記レバーを操作して前記ストッパ本体を回転させるように構成されている、ことを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第1乃至第3のいずれかの態様において、前記ストッパは、1つの前記アームについて複数配設されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、基礎コンクリートと一体に連結されたコンクリート製架台にアームを設けた竪型ローラミルにおいて、ローラの下降時の停止位置を設定するためのストッパを、限られた設置空間内に支障なく設置することができる。
本発明の一実施形態による竪型ローラミルの主要部の構造を概略的に示す正面図。 図1の右側面図。 図1に示した竪型ローラミルにおけるストッパの構造を示す縦断面図。 図3の左側面図。 ストッパ本体の当接部がアームの受部に当接した状態を示す縦断面図。 当接部が平面である場合(参考例)においてローラの停止位置の設定を行うときの当接部と受部の接触状態(当初設定時)を示す図。 当接部が平面である場合(参考例)においてローラの停止位置の設定を行うときの当接部と受部の接触状態(再設定時)を示す図。 図1に示した竪型ローラミルにおけるストッパを使用して、ローラの停止位置の設定の変更を行うときの当接部と受部の接触状態を示す図。 図1に示した竪型ローラミルの一変形例において、ローラの停止位置の設定の変更を行うときの当接部と受部の接触状態を示す図。
本発明に係る竪型ローラミルの一実施形態について、以下、図面を参照して説明する。
本実施形態による竪型ローラミルは、図1に示されるように、ケーシング19の内部で鉛直中心軸まわりに回転する回転テーブル(テーブルライナを含む)17と、回転テーブル17上の原料(被粉砕物)に上方から押し付けられて原料を粉砕するローラ14と、ローラ14を回転テーブル17に向けて押し付けるアーム15と、アーム15を駆動してローラ14に押し付け力を発生させる加圧装置16と、ローラ14の下降時の停止位置を設定するためのストッパ9とを備えている。加圧装置は、例えば油圧シリンダにより構成されている。
回転テーブル17は、基礎コンクリート20上に連結して設置された減速機22により支持されている。
一方、ローラ14がその先端に連結されたアーム15は、中間部がケーシング19の壁を貫通し、減速機22と独立に基礎コンクリート20上に連結して設置されたコンクリート製の架台13により支持されている。
上記の通り、ローラ14は、アーム15の先端部に連結されているため、アーム15を介してコンクリート製架台13により支持されている。また、加圧装置16は、基礎コンクリート20により直接支持されている。
このように、破砕のための大きな押し付け力を作用させるローラ14およびアーム15が、高い強度および剛性を有するコンクリート製の架台13により支持されるため、振動の発生を抑制できる安定した支持が確保されるとともに、ケーシング19やその内部構造物の簡素化が実現でき、製作コストも低減する。
アーム15は、図2に示されるように、その左右両側に配設されて架台13の上部で支持された軸受21に嵌合した軸18により支持されるとともに、軸18を中心として揺動することができ、先端に連結したローラ14に押し付け力を発生させる。
コンクリート製の架台13は、図2に示されるように、アーム15が設置された位置(中央部)を中心として左右がほぼ対称となっており、中央部の下方には、加圧装置16の設置およびストッパ9の操作等のための空間として開口23が設けられている。
ストッパ9の詳細を、図3、図4、および図5に示す。ストッパ9は、架台13側の部分に雄ねじ(位置調整手段)11が形成されたストッパ本体1と、雄ねじ11と螺合する雌ねじ12が中央部に形成されている雌ねじ部材(位置調整手段)2と、を備えている。雌ねじ部材2は、架台13に備えられた板状の埋込金物10に溶接により連結された取付金物3に形成されたタップ穴にボルト6で締め込むことにより、架台13に取り付けられる。
ストッパ本体1の先端には、アーム15に形成された受部8に当接する当接部7が形成されている。また、ストッパ本体1の中間部には、ストッパ本体1を回転させるための複数のレバー(位置調整手段)5が、放射方向に延在して設けられている。
雄ねじ11と雌ねじ12との螺合により、レバー5を一方の方向に回転させると、ストッパ本体1がアーム15に向けて前進し、他方の方向に回転させると、ストッパ本体1がアーム15から離れる方向に後進する。
ストッパ本体1の雄ねじ11にはナット4が螺合されており、ナット4を締め付けることにより、ストッパ本体1を雌ねじ部材2に対して固定することができる。
当接部7の表面は、凸状球面形状に形成されており、受部8の表面は、当接部7の表面の凸状球面形状に対応する凹状球面形状に形成されている。図5に示した状態においては、当接部7の凸状球面と受部8の凹状球面とが面接触している。
ミル運転時間の経過により、ローラ14の表面および/または回転テーブル17の表面に磨耗が生じると、ストッパ9によりローラ14の下降が停止したときのローラ14と回転テーブル17の表面との間隔が、当初設定したときの間隔よりも大きくなり、粉砕性能が低下する可能性がある。このため、停止位置の設定の変更を行って、ローラ14の下降を停止させる位置を当初設定した位置より下の位置に下げる必要がある。
そこで、ローラ14の停止時の位置を下降させるために、アーム15に備えられた受部8の停止時の位置を、架台13に近づける方向に移動させる必要があり、そのためには、ストッパ本体1を後進させる必要がある。
ところで、ローラ14の停止位置の設定の変更を行う場合に、図6Aおよび図6Bに示した参考例のように当接部7Aの表面および受部8Aの表面が平面形状に形成されていると、停止位置の設定の変更後は、図6Bに示されるように、当接部7Aは、点接触により受部8Aと当接する。大荷重により粉砕を行うローラミルでは、ローラ14が、設定された停止位置まで下降したとき、ストッパも大きな荷重を受けることから、点接触により当接部7Aや受部8Aには非常に大きな圧力が作用して損傷を受ける可能性がある。
これに対して、本実施形態による竪型ローラミルにおいては、ストッパ本体1の当接部7の表面が凸状球面形状に形成されており、アーム15の受部8の表面が、当接部7の表面の凸状球面形状に対応する凹状球面形状に形成されているので、当接部7と受部8とが点接触により損傷することを防止できる。
本実施形態において停止位置の設定の変更を行った際の当接部7と受部8の当接の状態を図7に示す。
アーム15が回転すると、受部8の中心位置がストッパ本体1の中心軸線からずれるため、図7に示されるように、当接部7と受部8との接触部分が、ストッパ本体1の中心軸から下方側に移行する。したがって、受部8に形成される曲面は、ローラ14の停止位置として想定される最上ないし最下の範囲の位置に対応する当接部7の範囲のすべての位置において、当接部7の外周部を含む範囲に形成される。
なお、参考例として、当接部7の表面形状を球面形状ではなく平面形状にすると共に、当接部7を別体に形成して球面軸受を介してストッパ本体1に連結する構成とした場合、次のような問題が生じる可能性がある。
大荷重を受ける当接部に球面軸受を使用すると、当接部全体が大きくなり、また耐久性や信頼性が低下する。特に大きさの問題については、コンクリート製の架台13の前方側の制約された空間内において、ストッパ本体1の進退操作のためにレバー5を回転させる際の操作性を考慮すると、実現が困難となる。
また、竪型ローラミルの運転においては、通常、アーム15の一部である受部8は、当接部7から離れた位置にあり、破砕の進行によりローラ14が回転テーブル17に向けて下降していくのに従って、アーム15が傾斜し、受部8が当接部7に近づいていき、ローラ14が設定された停止位置に到達すると受部8が当接部7に当接する。
このように、ローラ14が設定された停止位置まで下降するまでは、当接部7は受部8に接触しておらず、拘束のない状態であるため、球面軸受を採用した構成の場合には、球面軸受に取り付けられた当接部7は、自重により球面軸受を中心に下方に傾斜し、その結果、受部8が当接部7に接近し当接する際に、両者が適切に当接できない可能性がある。
これに対して、本実施形態においては、球面軸受を不要とした非常に簡素な構成であり、小型であることから、架台13の前方側の狭隘空間においても、操作性が良好なストッパ9を実現できる。
また、本実施形態による竪型ローラミルにおいては、ローラ14の停止位置の設定、設定の変更のために当接部7を進退させるためのストッパ本体1の回転は、レバー7を回転させて行う。コンクリート製の架台13を備えていない従来のローラミルにおいては、ケーシングの外部の制約のない空間においてストッパ本体の回転等の操作が可能であったため、大きなレンチ等の工具によりそれらの操作が可能であったが、本実施形態においては、レバーを操作することにより、従来のローラミルの場合のような大きな工具を使用せずにストッパ本体1の回転操作が可能である。
具体的な操作方法の一例としては、作業者は、架台13の中央部下部の開口23からストッパ9の下方に立ち入り、必要に応じ、先端にY字形状の取っ手が備えられた長尺の棒状部材を使用してレバー5を回転させる。この場合、レバー5の回転方向は、正逆両方向がある一方、棒状部材は上方に向けて押すことにより回転させるので、レバー5は、少なくとも左右の対象位置に2つ設けることが好ましく、さらに、レバー5を押す位置に死角ができないように、3つ以上設けることが好ましい。
ただし、多数のレバー5を設けると、棒状部材の操作に対して、手前のレバー5が障害となるので、レバー5の数は5ないし6が好ましい。なお、図4に示した例では、レバーの数を6としている。なお、棒状部材の取っ手のY字形状の少なくとも一端に手前側に折り返した形状のフックを形成しておけば、当該フックによりレバー5を手前に引くことが可能であるため、レバーの数は1でも足りることがある。
これにより、架台13の前方側の狭隘空間においても操作が可能なストッパ9を実現できる。
なお、レバー操作方法の他の例としては、レバー5にパイプを差して操作するようにしても良い。
また、ローラ14は、破砕のために油圧シリンダ等の加圧装置16により大きな押し付け力により被粉砕物を押し付けているところ、設定された停止位置に到達すると、その押し付け力をストッパ9で受け止めることになる。そのため、狭隘空間で、大きな押し付け力を小型の構成で十分な剛性を確保して安定して受け止めるために、図4に示されるように、ストッパ9は、水平面内において隣接して2つ配設している。
以上述べたように、上記構成よりなる本実施形態の竪型ローラミルによれば、コンクリート製架台13でアーム15を支持する竪型ローラミル、とりわけ大型のミルにおいて、アーム15に対する最適のストッパ9を実現することができる。
すなわち、ストッパ9の当接部7が凸状球面形状を有し、アーム15の受部8が、当接部7の凸状球面形状に対応する凹状球面形状を有するため、当接部7を傾動可能とするための球面軸受を別途設けることなく、当接部7と受部8との接触領域を大きく確保することができる。これにより、ストッパ9の大型化や構造の複雑化を防止して、限られた設置空間内に支障なく設置することができる。
また、ストッパ本体1の位置を調整してローラ14の下降時の停止位置を調整するための位置調整手段を、コンクリート製架台13に設けた雌ねじ部材2の雌ねじ12にストッパ本体1の雄ねじ11を螺合すると共に、ストッパ本体1から放射方向にレバー5を延在させることで構成するようにしたので、ストッパ本体1の突出量が小さくなり、ストッパ本体1の突出部に生じる曲げモーメントを小さくすることができる。これにより、大型の竪型ローラミルにおいても、ストッパ本体1の破損を防止することができる。
1 ストッパ本体
2 雌ねじ部材(位置調整手段)
3 取付金物
4 ナット
5 レバー(位置調整手段)
6 ボルト
7 当接部
8 受部
9 ストッパ
10 埋込金物
11 雄ねじ(位置調整手段)
12 雌ねじ(位置調整手段)
13 コンクリート製架台
14 ローラ
15 アーム
16 加圧装置
17 回転テーブル(テーブルライナを含む)
18 揺動軸
19 ケーシング
20 基礎コンクリート
21 軸受
22 減速機
23 開口

Claims (2)

  1. 基礎コンクリートに支持されたケーシングと、前記基礎コンクリートと一体に連結されたコンクリート製架台と、前記ケーシング内に配置された回転テーブルと、前記コンクリート製架台に支持されたアームにより前記回転テーブル上の被粉砕物に押し付けられて前記被粉砕物を粉砕するためのローラと、前記ローラの下降時の停止位置を設定するためのストッパと、を備え、
    前記ストッパは、前記アームに形成された受部に当接される当接部を先端に有するストッパ本体と、前記ストッパ本体の位置を調整して前記ローラの下降時の停止位置を調整するための位置調整手段と、を備え、
    前記当接部は凸状球面形状を有し、前記受部は前記凸状球面形状に対応する凹状球面形状を有し、
    前記位置調整手段は、前記ストッパ本体の外周面に形成された雄ねじと、前記雄ねじに螺合する雌ねじが形成され、前記コンクリート製架台に設けられた雌ねじ部材と、を有し、前記雌ねじ部材に螺合された前記ストッパ本体を回転させて前記ストッパ本体を進退移動させるように構成されており、
    前記位置調整手段は、前記ストッパ本体から放射方向に延在するレバーを有し、前記レバーを操作して前記ストッパ本体を回転させるように構成されている、竪型ローラミル。
  2. 前記ストッパは、1つの前記アームについて複数配設されている、請求項記載の竪型ローラミル。
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