JP6678036B2 - ラミネート型蓄電素子の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明はラミネートフィルムからなる外装体内に発電素子を収納してなるラミネート型蓄電素子の製造方法と当該方法によって製造されたラミネート型蓄電素子に関する。
近年、例えば、ワンタイムパスワード機能やディスプレイを搭載したICカード、ディスプレイ付きのICカード、あるいはタグやトークン(ワンタイムパスワード生成機)など、電源を内蔵しながら極めて薄型の電子機器(以下、薄型電子機器)が実用化されてきている。そしてこれらの薄型電子機器の実現には電源となる蓄電素子(一次電池、二次電池、電気二重層コンデンサーなど)の小型薄型が必須の要件であり、その小型薄型化に適した蓄電素子としてラミネート型蓄電素子がある。
図1に一般的なラミネート型蓄電素子を示した。図1(A)はラミネート型蓄電素子101の外観図であり、図1(B)は当該蓄電素子101の内部構造の一例を示す分解斜視図である。ラミネート型蓄電素子101は、図1(A)に示したように平板状の外観形状を有し、ラミネートフィルムが扁平な矩形袋状に成形されてなる外装体11内に発電要素が密封されている。またここに示したラミネート型蓄電素子101では、矩形の外装体11の一辺13から正極端子板23および負極端子板33が外方に導出されている。
つぎに図1(B)を参照しつつラミネート型蓄電素子101の構造について説明する。なお図1(B)では一部の部材や部位にハッチングを施し、他の部材や部位と区別しやすいようにしている。この図1(B)に示したように、外装体11内には、シート状の正極20とシート状の負極30がセパレーター40を介して積層されてなる電極体10が電解液とともに封入されている。正極20は金属板や金属箔からなる正極集電体21の一主面に正極活物質を含んだ正極材料22を配置したものであり、負極30は金属板や金属箔などからなる負極集電体31の一主面に負極活物質を含んだ負極材料32を配置したものである。そして電極体10は、正極20と負極30をそれぞれの電極材料(22、32)が対面するように、セパレーター40を介して積層、圧着(あるいはセパレーター40に溶着)されたものである。
外装体11は、互いに重ね合わせた矩形状の二枚のアルミラミネートフィルム(11a、11b)において図中網掛けのハッチングまたは点線の枠で示した周縁領域12が熱圧着法により溶着されて内部が密閉されたものである。ラミネートフィルム(11a、11b)は、周知のごとく、基材となる金属箔(アルミ箔、ステンレス箔)の表裏に1層以上の樹脂層が積層された構造となっており、一般的には、一方の面に例えばポリアミド樹脂などからなる保護層が積層され、他方の面には例えばポリプロピレンなどの熱溶着性を有する接着層が積層された構造を有している。
2枚のラミネートフィルム(11a、11b)を扁平袋状の外装体11に成形しつつ、当該外装体11内に電極体10を収納する手順としては、例えば、矩形平面形状を有して互いに対面する2枚のラミネートフィルム(11a、11b)間に電極体10を配置するとともに、矩形の3辺同士を溶着して残りの一辺側が開口した袋状に形成する。また当該3辺の内の一辺13については正負両極(20、30)の端子板(23、33)を外装体11外に突出させた状態で溶着する。このようにして矩形の一辺が開口する袋状に形成されたラミネートフィルム(11a、11b)内に電解液を注入したならば、開口している一辺の周縁領域12を溶着し、図1(A)に示したラミネート型蓄電素子101を完成させる。
ところで正極材料22および負極材料32が積層されている正極集電体21および負極集電体31は、当然のことながら正極端子板23および負極端子板33に電気的に接続されており、その正極20および負極30の端子板(以下、電極端子板(23、33)とも言う)は密封状態にある外装体11外に導出されている。そのため外装体11において電極端子板(23、33)が導出されている縁辺13ではラミネートフィルム(11a、11b)の接着層同士を溶着させただけでは電極端子板(23、33)とラミネートフィルム(11a、11b)との密着強度を十分に確保できない場合がある。また電極端子板(23、33)が導出されている縁辺13では、その電極端子板(23、33)の厚さ方向に渡って接着層を溶融させた状態で介在させることが難しく、当該縁辺13が十分に封止されず防水性が低下する可能性がある。そのためラミネート型蓄電素子101では、外装体11において電極端子板(23、33)が導出される縁辺13を確実に封止するための構造を備えている。そして電極端子板(23、33)を外装体11外に導出させつつ当該外装体11を密封する方法としては、概ねタブリード50を電極端子板(23、33)として用いる方法と、正極20および負極30の集電体(21、31)に帯状の金属箔や金属板(以下、端子リード)を取り付け、その端子リードをそのまま電極端子板(23、33)として用いる方法がある。なお図1(B)ではタブリード50を用いた方法が示されており、正極集電体21と負極集電体31のそれぞれにタブリード50からなる電極端子板(23、33)が接続されている。タブリード50は、以下の特許文献1にも記載されているように、実質的な電極端子板(23、33)である金属板や金属箔などからなる帯状の端子リード51の延長途上に、絶縁樹脂製のシール剤(以下、タブフィルム52)が当該端子リード51を狭持するように接着された構造を有している。端子リード51の一方の端部53は外装体11の外側に露出し、他方の端部は正極集電体21および負極集電体31の一部に超音波溶着などの方法によって接続されている。もちろん正極集電体21および負極集電体31に別体の帯状の金属板や金属箔を取り付け、その金属板や金属箔にさらにタブリード50を接続することもできる。そして互いに対面し合うラミネートフィルム(11 a、11b)の周縁領域12を熱圧着して扁平袋状の外装体11に成形する際、外装体11の周縁領域12において、電極端子板(23、33)が突出する側の縁辺13ではタブリード50のタブフィルム52をラミネートフィルム(11a、11b)とともに熱溶着する。それによって当該縁辺13では端子リード51に溶着されているタブフィルム52がラミネートフィルム(11a、11b)の接着層に溶着されている。
一方タブリードを用いず、端子リードのみをそのまま電極端子板として用いる方法もある。図2に当該方法によって作製されるラミネート型蓄電素子201の分解斜視図を示した。図2に示したように、外装体11の周縁領域12において、リード導体そのものからなる電極端子板(23、33)が導出されている縁辺13に、帯状のタブフィルム(14a、14b)をラミネートフィルム(11a、11b)の裏面にあらかじめ溶着した状態で熱圧着しておいた上で、ラミネートフィルム(11a、11b)の周縁領域12を熱圧着して外装体11を成形している。すなわち互いに対面するラミネートフィルム(11a、11b)において、電極端子板(23、33)が導出されている縁辺13ではこの帯状のタブフィルム(14a、14b)を介してラミネートフィルム同士(11a−11b)が接着されている。なおラミネート型蓄電素子の構造などについては、例えば以下の特許文献2に記載されている。また以下の非特許文献1には実際に市販されているラミネート型蓄電素子である薄型リチウム電池の特徴や放電性能などが記載されている。
特開2014−86139号公報 特開2006−281613号公報
FDK株式会社、"薄型リチウム一次電池"、[online]、[平成27年12月9日検索]、インターネット<URL:http://www.fdk.co.jp/battery/lithium/lithium_thin.html>
上述したように、ラミネート型蓄電素子では、対面するラミネートフィルム同士を熱圧着することで扁平袋状に成形された外装体から電極端子板を導出させた構造を有し、外装体を封止しつつ当該外装体から電極端子板を導出させるための方法としては、タブリードを用いた方法(以下、タブリード法とも言う)と、端子リードのみからなる電極端子板と裏面の一辺に帯状のタブフィルムが溶着されたラミネートフィルムとを用いる方法(以下、タブフィルム法とも言う)とがある。
まず後者のタブフィルム法は、ラミネートフィルムにおいて電極端子板が導出される縁辺(以下、端子側縁辺とも言う)にあらかじめ帯状のタブフィルムを溶着させておき、その帯状のタブフィルム間に金属製の電極端子板を介在させた状態で端子側縁辺を含むラミネートフィルムの周縁領域を熱圧着している。そのため端子側縁辺側の周縁領域では、ラミネートフィルムを熱圧着した際の熱が外装体の内方にまで十分に伝わらず、タブフィルムの溶融に必要な熱量が不足し、電極端子板とタブフィルムとの密着性が不十分になる可能性がある。また十分にタブフィルムを溶融させるために高い温度で熱圧着を行うと、ラミネートフィルムの保護層が損傷する可能性がある。保護層が損傷すればラミネートフィルムを構成する金属箔が空気中の水分などに触れて腐食し、漏液に至る場合もある。また高温での熱圧着は外装体内部の電極体を損傷させる原因にもなる。
一方タブリード法では、工場生産によって蓄電素子とは個別に製造されているタブリードを用いており、そのタブリードでは、電極端子板となる端子リードの一部にタブフィルムが強固に密着している。そのため外装体を封止する際には、ラミネートフィルムの接着層が溶融する程度の温度と圧力でタブフィルムがラミネートフィルムに容易に溶着される。すなわち高い密着強度で電極端子の導出領域を封止することができる。しかし電極集電体にタブリードの端子リードを超音波溶着するため、ラミネート型蓄電素子を組み立てる際の工数が増加する。高価な超音波溶着機も必要となる。もちろんタブリード自体が一つの製品として販売されている部材であるため、タブフィルム法に用いた端子リードとタブフィルムに係る部材コストよりも高くなることが多い。また極めて小型で薄型のラミネート型蓄電素子では電極集電体に端子リードを取り付ける際に高い位置精度が要求され、このこともコストアップの要因となる。なお位置精度に関してはタブフィルム法でも同じことが言える。
そこで本発明は、コストアップを伴わずに、ラミネートフィルムや電極体の損傷を防止しつつ、外装体において電極端子板が導出されている周縁領域を十分に高い密着強度で封止することができるラミネート型蓄電素子の製造方法と当該方法で製造されたラミネート型蓄電素子を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明は、扁平袋状に成形された外装体内にシート状の正極と負極がセパレーターを介して積層された電極体が電解液とともに密封されているとともに、前記外装体の所定の縁辺から電極端子板が導出されてなるラミネート型蓄電素子の製造方法であって、
矩形の一辺に当該一辺と直交する方向に帯状に延長する正極端子部を一体的に備えた平板状または箔状の金属からなる正極集電体を用い、当該正極集電体における前記矩形の領域の一主面に正極活物質を含む正極材料を配置して前記正極を組み立てる正極組立ステップと、
矩形の一辺に当該一辺と直交する方向に帯状に延長する負極端子部を一体的に備えた平板状または箔状の金属からなる負極集電体を用い、当該負極集電体における前記矩形の領域の一主面に負極活物質を含む負極材料を配置して前記負極を組み立てる負極組立ステップと、
前記正極材料と前記負極材料とが対面するように前記正極と前記負極を前記セパレーターを介して積層して前記電極体を組み立てる電極体組立ステップと、
前記電極体における前記正極端子部および前記負極端子部の延長方向に対して横断する方向に帯状に延長して配置させた熱溶着性を有する2枚のタブフィルムで前記正極端子部と前記負極端子部を狭持しつつ、当該2枚のタブフィルムを熱圧着する第1熱圧着ステップと、
前記第1熱圧着ステップを実行した上で、前記電極体を対面する2枚の矩形状のラミネートフィルム間に配置するとともに、当該ラミネートフィルムの平面領域を周回する枠状の周縁領域における前記所定の縁辺に沿う領域に前記タブフィルムを配置しつつ前記正極端子部と前記負極端子部を当該縁辺から導出させる電極体配置ステップと、
前記対面する矩形のラミネートフィルムの平面領域を周回する周縁領域において前記所定の縁辺を含む三方の縁辺側を熱圧着することで、当該ラミネートフィルムを開口を備えた袋状に成形する第2熱圧着ステップと、
前記開口より前記袋状のラミネートフィルム内に電解液を充填するとともに、当該開口を熱圧着することで封止する密封ステップと、
を含む、
ことを特徴とするラミネート型蓄電素子の製造方法としている。
より好適には、前記電極体組立ステップでは、前記正極端子と前記負極端子とが同方向に突出するように前記電極体を組み立て、
前記第1熱圧着ステップでは、前記2枚のタブフィルムで前記正極端子部と前記負極端子部を一括して狭持しつつ、当該2枚のタブフィルムを熱圧着し、
前記電極体配置ステップでは、前記正極端子部と前記負極端子部を前記対面するラミネートフィルムの特定の一つの縁辺から導出させる、
ことを特徴とするラミネート型蓄電素子の製造方法とすることである。前記正極集電体および前記負極集電体として金属箔を用いることを特徴とするラミネート型蓄電素子の製造方法としたり、前記ラミネート型蓄電素子は、電子回路と電源を内蔵したカード型電子機器の前記電源として使用されることを特徴とするラミネート型蓄電素子の製造方法としたりしてもよい。
本発明のラミネート型蓄電素子によれば、ラミネートフィルムや電極体に損傷がなく、電極端子板の導出領域が十分に高い密着強度で封止されて、高い信頼性を有している。またより安価に提供することも可能である。また本発明のラミネート型蓄電素子の製造方法によれば、安価で信頼性の高いラミネート型蓄電素子を効率的に製造することができる。
一般的なラミネート型蓄電素子の一つの例を示す図である。 一般的なラミネート型蓄電素子のその他の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るラミネート型蓄電素子を示す図である。 本発明の実施例に係るラミネート型蓄電素子の製造方法を示す図である。 本発明の比較例に係るラミネート型蓄電素子の製造方法を示す図である。 本発明の実施例および比較例に係るラミネート型蓄電素子に対する接着強度試験の実施方法を示す図である。 本発明の実施例および比較例に係る方法で作製されたラミネート型蓄電素子に対する保存試験の結果を示す図である。
本発明の実施例について、以下に添付図面を参照しつつ説明する。なお以下の説明に用いた図面において、同一または類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。ある図面において符号を付した部分について、不要であれば他の図面ではその部分に符号を付さない場合もある。
===実施形態===
本発明の一実施形態として、本発明の実施例に係る方法によって製造されたラミネート型蓄電素子を挙げる。図3に当該実施形態に係るラミネート型蓄電素子(以下、蓄電素子1aとも言う)を示した。図3(A)は蓄電素子1aの外観図であり、図3(B)は蓄電素子の分解斜視図である。図3(A)に示したように、蓄電素子1aの外観は図1(A)に示した一般的なラミネート型蓄電素子101と同様である。しかし内部の構造や構成が異なっている。具体的には、図3(B)に示したように正極集電体21および負極集電体31において、正極材料22および負極材料32が積層される矩形領域(以下、集電領域とも言う)に帯状の凸部(24、34)が一体的に形成された平面形状を有し、その凸部(24、24)の先端側の領域(25、35)が電極端子板として外装体11外に露出している。すなわち電極材料(22、34)が積層される集電体(21、31)そのもの(以下、芯体とも言う)が電極端子板を兼ねている。2枚のラミネートフィルム(11a、11b)において、外装体11の内方となる面(以下、裏面とも言う)には、電極端子板として機能する上記の凸部(以下、端子部(24、34)とも言う)が導出される縁辺(以下、端子側縁辺13とも言う)に沿って帯状のタブフィルム(14a、14b)が配置されている。そして2枚のラミネートフィルム(11a、11b)は、上記端子側縁辺13では、帯状の2枚のタブフィルム(14a、14b)が端子部(24、34)を狭持しつつ互いに溶着され、その溶着された状態の2枚のタブフィルム(14a、14b)がラミネートフィルム(11a、11b)の裏面に溶着されている。このように本発明の実施形態における蓄電素子1aでは、電極集電体(21、31)の構造や端子側縁辺13における外装体11の封止構造に特徴を有している。そして本発明の実施例は、これらの特徴を有する蓄電素子1aの製造方法であり、実施形態に係る蓄電素子1aは、本実施例に係る製造方法によって作製されることで、外装体11の端子側縁辺13が十分に高い密着強度で封止されているとともに、ラミネートフィルム(11a、11b)や電極体10の損傷もなく、極めて高い信頼性を有するものとなっている。また実施例に係る製造方法により蓄電素子1aをより安価に提供することも期待される。以下に本発明の実施例に係る蓄電素子の製造方法について説明する。
===実施例に係る製造方法===
本発明の実施例に係る蓄電素子の製造方法は、概略的には、電極体における正極と負極の電極端子部に帯状のタブフィルムを熱圧着により溶着させる工程と、この工程によってタブフィルムが端子部に溶着された状態の電極体を対面するラミネートフィルム間に配置して、そのラミネートフィルムの周縁領域を熱圧着により溶着する工程とが含まれている。そして以下では図3(B)にて示したように、電極体10の積層方向を上下方向とするとともに、セパレーター40に対して正極20が下方にあるものとして上下の各方向を規定することとして、本発明の実施例に係る蓄電素子の製造方法を説明する。図4は本発明に係る蓄電素子の製造方法の実施例の一つを示す図であり、図4(A)〜(F)にその製造手順を示した。まず図4(A)に示したように正極20における端子部24の基端側下面に帯状のタブフィルム14aを当該端子部24を横断する方向に位置合わせしつつ積層する。なおタブフィルム14aの位置は、最終的に外装体11の周縁領域12において、端子側縁辺13に沿う位置である。またここではその後の工程でタブフィルム14aの位置がずれないように、正極20の端子部(以下、正極端子部24とも言う)の上面の一部に半田ごて当てるなどしてタブフィルム14aを当該正極端子部24に仮溶着している。
次に図4(B)に示したように、電極体10を構成する各部材(セパレーター40、負極30)を正極20の上方に順次積層して電極体10を形成する。ここでは各部材(40、30)を順次積層するそれぞれの工程で、その都度、各部材(40、30)の上面にブロック状のヒーターなどを押し当てるなどして部材同士(40−20、20−40)を仮溶着する。なおこのような電極体10の形成手順は従来の蓄電素子の製造方法でも採用されている。さらに図4(C)に示したように、最下層のタブフィルム14aと対面させるように、負極30の端子部(以下、負極端子部34とも言う)の上面にもタブフィルム14bを配置し、正極端子部24と負極端子部34を一括して2枚のタブフィルム(14a、14b)によって狭持する。そして正極端子部24と負極端子部34を介して積層されている2枚のタブフィルム(14a、14b)の上下両側からヒーターを内蔵したブロック状の治具などを用いて熱圧着する。ここでは150℃の温度と0.2MPaの圧力で熱圧着している。それによって正極端子部24と負極端子部34にタブフィルム(14a、14b)が強固に接着されるとともに、2枚のタブフィルム同士(14a―14b)も溶着して正極端子部24と負極端子部34を横断する当該タブフィルム(14a、14b)の介在領域の全域が確実に封止される。
つぎに図4(D)に示したように、正極端子部24と負極端子部34にタブフィルム(14a、14b)が接着された状態の電極体10を、互いに対面する2枚のラミネートフィルム(11a、11b)で狭持する。ここではまず負極30の上面にラミネートフィルム11bを貼り付けたのち、このラミネートフィルム11bに対面させるように正極20の下面にラミネートフィルム11aを貼り付ける。さらに図4(E)に示したように、互いに対面する矩形のラミネートフィルム(11a、11b)の周縁領域12において、端子側縁辺13を含む三つの縁辺(13、15)側を熱圧着することで一辺16に開口17を有する袋状の外装体11に成形する。ここでは端子側縁辺13に対向する縁辺16側に開口17を設ける。そしてこの開口17から袋状の外装体11内に電解液を注入するとともに、開口17が設けられていた縁辺16を減圧環境化で熱溶着して図4(F)に示した蓄電素子1aを完成させる。
このように実施例に係る蓄電素子の製造方法では、あらかじめ芯体(21、31)の一部である端子部(24、34)を2枚のタブフィルム(14a、14b)で狭持しつつ2枚のタブフィルム同士(14a−14b)を熱圧着により溶着し、その上でラミネートフィルム(11a、11b)の周縁領域12を熱圧着により溶着している。そのためタブフィルム(14a、14b)と端子部(24、34)およびタブフィルム同士(14a−14b)が高い強度で密着し、かつタブフィルム(14a、14b)とラミネートフィルム(11a、11b)も高い強度で密着する。したがって外装体11の端子側縁辺13の周縁領域12が確実に封止される。また従来の蓄電素子の製造方法とは異なり、電極集電体の芯体が電極端子板を兼ねているので、電極端子板を電極集電体の芯体に超音波溶接などの方法によって取り付ける工程を必要としない。そのため複雑な工程や電極端子板に要する部材コストを低減させることができる。とくに電極端子板をタブリードで構成する場合には部材コストの低減効果が高い。超音波溶接機などの電極端子板を集電体の芯体に溶着するための設備も不要となる。電極端子板として機能する端子部は芯体と一体成形されるため、電極端子板を芯体に取り付ける際に生じる位置ずれが原理的に発生しない。すなわち、電極端子部を外装体に対して高い位置精度で外方に導出させることができる。とくにICカードなどのカード型電子機器に内蔵される極めて小型薄型の蓄電素子の場合、カード型電子機器内の電子回路と蓄電素子の電極端子板との接続には僅かな位置ずれも許容されないため、本実施例の方法で製造される蓄電素子は、外装体に対する電極端子板の相対的な位置ずれが発生し難く、カード型電子機器の電源として極めて好適なものとなっている。
===信頼性===
本発明の実施例に係る方法で製造された蓄電素子の信頼性を確認するために、図3に示した構造を有するリチウム二次電池を実施例の方法、および実施例とは異なる方法(比較例に係る方法)で作製した。そして実施例に係る方法と比較例に係る方法でそれぞれ作製した2種類のリチウム二次電池をサンプルとして、これらサンプルに対して信頼性試験を行った。以下では、まずサンプルとして作製したリチウム二次電池の具体的な構成と比較例に係る製造方法について説明し、その上で作製した2種類のサンプルに対する信頼性試験の内容とその試験結果について説明する。
<リチウム二次電池の構成>
図3(B)を参照しつつサンプルとなるリチウム二次電池の構造について説明する。電極体10を構成する正極20は、10〜50μm厚みを持つアルミ箔からなる正極集電体21の片面にスラリー状の正極材料22を50〜200μmの厚さで塗布した後に、真空中130℃で乾燥して作製したものである。そして正極材料22は、正極活物質であるコバルト酸リチウム(LiCoO)と炭素系導電剤(アセチレンブラック、グラファイトなど)と、結着剤となるポリビニリデンフルオライド(PVdF)とが固形分の質量比で90:5:5となるように混合するとともに、その混合物を有機溶剤(NMPなど)に分解または溶解させながら混練することで調製されたものである。
負極30は、厚さ10〜50μmの銅箔からなる負極集電体31の片面にスラリー状の負極材料32を、正極20と同様にして50〜200μmの厚さで塗布した後に、真空中130℃で乾燥して作製したものである。負極材料32は、難黒鉛化炭素を負極活物質として、正極と同様の炭素系導電剤と結着剤を固形分の質量比で90:5:5となるように混合するとともに、その混合物を有機溶剤(NMPなど)に分解または溶解させながら混練することで調製されたものである。なお電解液にはプロピレンカーボネートに溶質としてLiPFを溶解させたものを用いている。このようにサンプルとして作製したリチウム二次電池は、集電体の構造と外装体における端子側縁辺の封止構造が異なるだけで、充放電反応に関わる構成については、従来のラミネート型リチウム二次電池と同様である。
<比較例に係る製造方法>
図5は比較例に係る製造方法を示しており、図5(A)〜(E)にその製造手順を示した。まず図5(A)に示したように、2枚のラミネートフィルム(11a、11b)のそれぞれの端子側縁辺13にタブフィルム(14a、14b)を溶着しておき、図5(B)に示すように、下方(正極20側)のラミネートフィルム11aの上面に組み立て済みの正極20を積層しつつ正極端子部24とタブフィルム14aとの積層領域を熱圧着して正極端子部24とタブフィルム14aとを溶着する。上方(負極30側)のラミネートフィルム11bについては、当該負極30側のラミネートフィルム11bの下方に組み立て済みの負極30を積層しつつ負極端子部34とラミネートフィルム11bの積層領域を熱圧着してタブフィルム14bを負極端子部34に溶着する。それによって負極30側の組立済み部品(以下、負極組立品とも言う)が完成する。正極20側については、図5(C)に示したように、正極20の上面にセパレーター40を溶着して正極20側の組み立て済み部品(以下、正極組立品とも言う)を完成させる。もちろん負極30の下面にセパレーター40を溶着しておいてもよい。そして図5(D)に示したように、正極組立品と負極組立品を積層し、互いに対面する矩形のラミネートフィルム(11a、11b)の周縁領域12において、端子側縁辺13を含む三つの縁辺(13、15)側を熱圧着することで互いに一辺16に開口を有する袋状の外装体11に成形する。そしてこの開口17から袋状の外装体内に電解液を注入するとともに、外装体11の周縁領域12において当該開口17がある縁辺15側を熱圧着して外装体11を密封する。それによって図5(E)に示したリチウム二次電池1bが完成する。
<信頼性試験>
つぎに上述した実施例に係る方法で作製したサンプル(以下、サンプルA)と比較例に係る方法で作製したサンプル(以下、サンプルB)を3個ずつ作製し、各個体について、正極側および負極側のそれぞれのラミネートフィルム(図3〜図5、符号11aおよび11b)の端子側縁辺(図3〜図5、符号13)側の周縁領域(図3〜図5、符号12)に対して引張試験機を用いた接着強度試験を行った。図6に接着強度試験の実施方法の概略を示した。なお図6は正極側のラミネートフィルム11aの接着強度を測定する例を示している。まず接着強度試験の実施に先立って蓄電素子(図3、符号1a)を負極端子部34の幅に裁断し、負極端子部34の基端側も負極集電体(図3(B)、符号31)の集電領域から切り離しておく。そして負極端子部34の導出方向を鉛直方向、すなわち電極体(図3(b)、符号10)の積層方向に対応する上下方向ではなく、重力の方向に一致させるとともに、負極端子部34の先端側を鉛直上方に向ける。
そして負極端子部24の基端側と負極側のラミネートフィルム11bとをクランプ60dで狭持するとともに、この狭持した状態でクランプ60dを固定する。正極側のラミネートフィルム11aについては外装体11における端子側縁辺13に対して内方側、すなわちタブフィルム14aに接着されている周縁領域12に対して鉛直下方の端部61側を鉛直上方へ反転させ、その反転させた端部61をクランプ60uで挟むとともに、その鉛直上方側のクランプuを引張試験機に取り付ける。そして当該クランプを図中白抜き矢印で示したように引張試験機により鉛直上方に引っ張る。そして正極側のタブフィルム14aとラミネートフィルム11aとが剥離したときの接着強度(N)を正極側の接着強度とした。負極側のラミネートフィルム11bの接着強度については、試験前に蓄電素子から正極端子部(図3(b)、符号24)に対応する領域を切り出しておき、正極側のラミネートフィルム11aと正極端子部の基端側を鉛直下方のクランプ60dで狭持して固定し、負極側のラミネートフィルム11bを狭持した鉛直上方のクランプ60uを引張試験機により鉛直上方に引っ張って接着強度を測定すればよい。
以下の表1に接着強度試験の結果を示した。
Figure 0006678036
表1ではサンプルAとサンプルBに属する各個体の正極側および負極側の接着強度の平均値と接着強度(N)のバラツキを示す標準偏差σが示されている。そしてこの表1に示したように、実施例の方法で作製したサンプルAは比較例の方法で作製したサンプルBに対して正極側と負極側の双方で接続強度の平均値が2N程度高く、外装体における端子側縁辺側の周縁領域が強固に封止されていることが分かった。また標準偏差σはサンプルBの1.7〜2.1に対してサンプルAは0.3〜0.6であり、極めて均一な接着強度で封止されていることも確認された。
つぎに接続強度試験とは別に各サンプルを3個ずつ作製し、各個体を60℃90%RHの高温高湿度環境下に保存する試験(以下、保存試験)を行った。そして保存開始から所定の日数が経過する毎に、各個体の内部抵抗を周知の交流定電流方式(1KHz、10mA)によって調べた。
図7と以下の表2に当該保存試験の結果を示した。
Figure 0006678036
図7および表2では、保存日数毎の内部抵抗を保存開始時点での内部抵抗を1としたときの比(倍)によって示している。そして図7および表2に示したように、実施例に対応するサンプルAでは保存後70日が経過した時点での内部抵抗か当初の20.5倍であったが、比較例に対応するサンプルBでは内部抵抗が108倍にもなったことから、実施例に係る方法によって製造された蓄電素子は高い保存性能を備えていることが分かった。
===その他の実施例===
本発明の実施例では、電極端子板を兼ねる電極集電体として20μm〜50μm程度の厚さを有する金属箔を用いていたが、それ以上の厚さを有する金属板を用いてもよい。しかし電極端子板の厚さが薄いほど密着強度が高くなることは明らかなので、空気中の水分などに対する防水性を考慮すれば電極端子板を兼ねた電極集電体には金属箔を用いることがより望ましい。
本発明の実施例に係る製造方法は、図4に示した手順に限らず、適宜に変更可能である。例えば、最初に電極体を組み立てておき、その上で正極と負極の端子部を横断する方向に延長する2枚のタブフィルムを、それぞれ正極端子部の下面および負極端子部の上面に接触させた状態で対面させて、その互いに対面するタブフィルムを熱圧着して、タブフィルム同士、および正極と負極の端子部とタブフィルムを溶着させてもよい。いずれにしてもタブリードを正極と負極の端子部が2枚のタブフィルムによって狭持された状態で、そのタブフィルムを溶着し、その上で電極体を2枚のラミネートフィルムで狭持してそのラミネートフィルム同士を熱溶着させればよい。すなわちタブフィルムとラミネートフィルムに対して個別に熱圧着工程を設ければよい。なお当然のことながら、本発明は積層構造を有する平板状の電極体をラミネートフィルムからなる外装体内に密封した構造であれば、リチウム二次電池限らず、様々な種類のラミネート型蓄電素子(リチウム二次電池、電気二重層コンデンサーなど)に適用することができる。
上記実施形態に係る蓄電素子では正極端子部と負極端子部が外装体の同じ端子側縁辺から同方向に導出されていたが、正極端子部と負極端子部は、外装体において互いに対向する二つの縁辺から反対方向に向かって導出されていてもよい。しかし正極端子部と負極端子部が一つの縁辺から同方向に導出されている蓄電素子では、電極体の厚さによってこれら端子部同士が上下方向に離間している。そのため実施形態として図3に示したような蓄電素子では、二つの縁辺のそれぞれから端子部が一つずつ導出されている蓄電素子と比較すると、実質的には実際の厚さよりも厚い電極端子部が一つの縁辺から導出されていることになる。したがって本実施例の製造法では、正極と負極の端子部が同方向に導出されている蓄電素子を製造する際により高い効果を奏する。
1a,1b,101,201 ラミネート型蓄電素子、11 外装体、
11a,11b ラミネートフィルム、12 周縁領域、13 端子側縁辺、
14a,14b タブフィルム、16 開口側の縁辺、17 開口、20 正極、
21 正極集電体、22 正極材料、23 正極端子板、24 正極端子部、
25 正極端子部の先端領域、30 負極、31 負極集電体、32 負極材料、
33 負極端子板、34 負極端子部、35 負極端子部の先端領域、
40 セパレーター、50 タブリード、51 タブリードの端子リード、
52 タブリードのタブフィルム

Claims (4)

  1. 扁平袋状に成形された外装体内にシート状の正極と負極がセパレーターを介して積層された電極体が電解液とともに密封されているとともに、前記外装体の所定の縁辺から電極端子板が導出されてなるラミネート型蓄電素子の製造方法であって、
    矩形の一辺に当該一辺と直交する方向に帯状に延長する正極端子部を一体的に備えた平板状または箔状の金属からなる正極集電体を用い、当該正極集電体における前記矩形の領域の一主面に正極活物質を含む正極材料を配置して前記正極を組み立てる正極組立ステップと、
    矩形の一辺に当該一辺と直交する方向に帯状に延長する負極端子部を一体的に備えた平板状または箔状の金属からなる負極集電体を用い、当該負極集電体における前記矩形の領域の一主面に負極活物質を含む負極材料を配置して前記負極を組み立てる負極組立ステップと、
    前記正極材料と前記負極材料とが対面するように前記正極と前記負極を前記セパレーターを介して積層して前記電極体を組み立てる電極体組立ステップと、
    前記電極体における前記正極端子部および前記負極端子部の延長方向に対して横断する方向に帯状に延長して配置させた熱溶着性を有する2枚のタブフィルムで前記正極端子部と前記負極端子部を狭持しつつ、当該2枚のタブフィルムを熱圧着する第1熱圧着ステップと、
    前記第1熱圧着ステップを実行した上で、前記電極体を対面する2枚の矩形状のラミネートフィルム間に配置するとともに、当該ラミネートフィルムの平面領域を周回する枠状の周縁領域における前記所定の縁辺に沿う領域に前記タブフィルムを配置しつつ前記正極端子部と前記負極端子部を当該縁辺から導出させる電極体配置ステップと、
    前記対面する矩形のラミネートフィルムの平面領域を周回する周縁領域において前記所定の縁辺を含む三方の縁辺側を熱圧着することで、当該ラミネートフィルムを開口を備えた袋状に成形する第2熱圧着ステップと、
    前記開口より前記袋状のラミネートフィルム内に電解液を充填するとともに、当該開口を熱圧着することで封止する密封ステップと、
    を含む、
    ことを特徴とするラミネート型蓄電素子の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記電極体組立ステップでは、前記正極端子と前記負極端子とが同方向に突出するように前記電極体を組み立て、
    前記第1熱圧着ステップでは、前記2枚のタブフィルムで前記正極端子部と前記負極端子部を一括して狭持しつつ、当該2枚のタブフィルムを熱圧着し、
    前記電極体配置ステップでは、前記正極端子部と前記負極端子部を前記対面するラミネートフィルムの特定の一つの縁辺から導出させる、
    ことを特徴とするラミネート型蓄電素子の製造方法。
  3. 請求項1または2において、前記正極集電体および前記負極集電体として金属箔を用いることを特徴とするラミネート型蓄電素子の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記ラミネート型蓄電素子は、電子回路と電源を内蔵したカード型電子機器の前記電源として使用されることを特徴とするラミネート型蓄電素子の製造方法。
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