JP6677357B2 - フィルムコンデンサ、及び、金属化フィルム - Google Patents

フィルムコンデンサ、及び、金属化フィルム Download PDF

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Description

本発明は、フィルムコンデンサ、及び、金属化フィルムに関する。
コンデンサの一種として、可撓性のある樹脂フィルムを誘電体として用いて、誘電体樹脂フィルムの一方の面に金属層が設けられた金属化フィルムを積層した構造のフィルムコンデンサがある。
フィルムコンデンサ用の誘電体樹脂フィルムとして、例えば、特許文献1には、熱硬化性樹脂からなる誘電体樹脂フィルムを用いることが記載されている。特許文献1に記載の誘電体樹脂フィルムを構成する樹脂組成物は、第1の有機材料及び第2の有機材料を含む少なくとも2種類の有機材料が反応して得られた硬化物であり、上記第1の有機材料がポリオールであり、上記第2の有機材料が、分子内に複数の官能基を持つ、イソシアネート化合物、エポキシ樹脂又はメラミン樹脂であり、メチレン基(CH基)、芳香環及びエーテル基(−O−基)から選ばれる、モル分極率の比較的小さい少なくとも1種の官能基を含む、第1の原子団と、水酸基(OH基)、アミノ基(NH基)及びカルボニル基(C=O基)から選ばれる、モル分極率の比較的大きい少なくとも1種の官能基を含む、第2の原子団とを備え、(第1の原子団の吸収帯強度の総和)/(第2の原子団の吸収帯強度の総和)で表わされる値が1.0以上であることを特徴としている。
特許第5794380号公報
近年、フィルムコンデンサには、125℃以上の高温域において使用可能な耐熱性が求められている。一方で、金属層と樹脂フィルムとでは熱膨張係数の差が大きいため、特に、フィルムコンデンサを高温域で繰り返し使用すると、両者の熱膨張差から樹脂フィルムへの負荷が高くなる。その結果、金属層が剥がれたり、金属層にクラックが発生したりする等、金属化フィルムの金属層が破損する虞がある。
特許文献1によれば、少なくとも2種類の有機材料が反応して硬化物を得ることにより、樹脂組成物のガラス転移点を130℃以上とすることができるため、誘電体樹脂フィルムの耐熱性が高くなり、フィルムコンデンサの保証温度を例えば125℃以上と高くすることができるとされている。
しかし、特許文献1においては、フィルムコンデンサを高温域で繰り返し使用する際の耐熱性については検討されていなかった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、高温域で繰り返し使用した際の耐熱性に優れ、金属化フィルムの金属層の破損が抑制されるフィルムコンデンサを提供することを目的とする。本発明はまた、上記フィルムコンデンサ用の金属化フィルムを提供することを目的とする。
本発明のフィルムコンデンサは、誘電体樹脂フィルムの一方の面に金属層が設けられた金属化フィルムを備えるフィルムコンデンサであって、上記金属化フィルムの熱膨張係数をα、上記金属層の熱膨張係数をαとしたとき、α/αの値が5.1以下であることを特徴とする。
本発明のフィルムコンデンサにおいては、上記α/αの値が1.1以上であることが好ましい。
本発明のフィルムコンデンサにおいては、上記α/αの値が4.3以下であることが好ましい。また、上記α/αの値が1.3以上であることがより好ましい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、上記誘電体樹脂フィルムの厚みは、0.5μmを超え、10μm未満であることが好ましく、2μm以上、6μm以下であることがより好ましい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、上記金属層の厚みは、5nm以上、40nm以下であることが好ましい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、上記金属層は、アルミニウム、チタン、亜鉛、マグネシウム、スズ及びニッケルからなる群より選ばれるいずれか1種を含むことが好ましい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、上記誘電体樹脂フィルムは、ウレタン結合及びユリア結合の少なくとも一方を有する樹脂を主成分として含むことが好ましい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、上記誘電体樹脂フィルムは、硬化性樹脂を主成分として含んでもよい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、上記誘電体樹脂フィルムは、イソシアネート基及び水酸基の少なくとも一方を含んでもよい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、上記誘電体樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂を主成分として含んでもよい。
本発明の金属化フィルムは、誘電体樹脂フィルムと、上記誘電体樹脂フィルムの一方の面に設けられた金属層と、を備える金属化フィルムであって、上記金属化フィルムの熱膨張係数をα、上記金属層の熱膨張係数をαとしたとき、α/αの値が5.1以下であることを特徴とする。
本発明の金属化フィルムにおいては、上記α/αの値が1.1以上であることが好ましい。
本発明の金属化フィルムにおいて、上記誘電体樹脂フィルムの厚みは、0.5μmを超え、10μm未満であることが好ましい。
本発明によれば、高温域で繰り返し使用した際の耐熱性に優れ、金属化フィルムの金属層の破損が抑制されるフィルムコンデンサを提供することができる。
図1は、本発明のフィルムコンデンサの一例を模式的に示す断面図である。 図2は、図1に示すフィルムコンデンサに用いられる金属化フィルムの一例を模式的に示す斜視図である。
以下、本発明のフィルムコンデンサ、及び、金属化フィルムについて説明する。
しかしながら、本発明は、以下の構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。
以下において記載する本発明の個々の望ましい構成を2つ以上組み合わせたものもまた本発明である。
[フィルムコンデンサ]
本発明のフィルムコンデンサは、誘電体樹脂フィルムの一方の面に金属層が設けられた金属化フィルムを備えている。なお、本発明のフィルムコンデンサに用いられる金属化フィルムもまた、本発明の1つである。
以下、本発明のフィルムコンデンサの一実施形態として、第1の金属化フィルムと、第2の金属化フィルムとが積層された状態で巻回されてなる巻回型のフィルムコンデンサを例にとって説明する。
なお、本発明のフィルムコンデンサは、第1の金属化フィルムと、第2の金属化フィルムとが積層されてなる積層型のフィルムコンデンサであってもよい。
図1は、本発明のフィルムコンデンサの一例を模式的に示す断面図である。図2は、図1に示すフィルムコンデンサに用いられる金属化フィルムの一例を模式的に示す斜視図である。
図1に示すフィルムコンデンサ1は、巻回型のフィルムコンデンサであり、巻回状態の第1の金属化フィルム11及び第2の金属化フィルム12を備えている。図2に示すように、第1の金属化フィルム11は、第1の誘電体樹脂フィルム21と、第1の誘電体樹脂フィルム21の一方の面に設けられた第1の金属層(第1の対向電極)31とを備えている。同様に、第2の金属化フィルム12は、第2の誘電体樹脂フィルム22と、第2の誘電体樹脂フィルム22の一方の面に設けられた第2の金属層(第2の対向電極)32とを備えている。
図1に示すように、第1の金属層31及び第2の金属層32は、第1の誘電体樹脂フィルム21又は第2の誘電体樹脂フィルム22を挟んで互いに対向している。フィルムコンデンサ1は、さらに、第1の金属層31に電気的に接続される第1の外部端子電極41、及び、第2の金属層32に電気的に接続される第2の外部端子電極42を備えている。
第1の金属化フィルム11と第2の金属化フィルム12とが積層された状態で巻回されることによって、フィルムコンデンサ1が構成されている。第2の誘電体樹脂フィルム22は、第1の誘電体樹脂フィルム21と異なる構成を有していてもよいが、第1の誘電体樹脂フィルム21と同一の構成を有していることが好ましい。
第1の金属層31は、第1の誘電体樹脂フィルム21の一方の面において一方側縁にまで届くが、他方側縁にまで届かないように形成される。他方、第2の金属層32は、第2の誘電体樹脂フィルム22の一方の面において一方側縁にまで届かないが、他方側縁にまで届くように形成される。第1の金属層31及び第2の金属層32は、例えばアルミニウム層などから構成される。
図1に示すように、第1の金属層31における第1の誘電体樹脂フィルム21の側縁にまで届いている側の端部、及び、第2の金属層32における第2の誘電体樹脂フィルム22の側縁にまで届いている側の端部がともに積層されたフィルムから露出するように、第1の誘電体樹脂フィルム21と第2の誘電体樹脂フィルム22とが互いに幅方向(図2中、Wで示す方向)にずらされて積層される。第1の誘電体樹脂フィルム21及び第2の誘電体樹脂フィルム22は、積層された状態で巻回されることによって、第1の金属層31及び第2の金属層32が端部で露出した状態を保持して、積み重なった状態とされる。
図1に示すフィルムコンデンサ1では、第2の誘電体樹脂フィルム22が第1の誘電体樹脂フィルム21の外側になるように、かつ、第1の誘電体樹脂フィルム21及び第2の誘電体樹脂フィルム22の各々について、第1の金属層31及び第2の金属層32の各々が内方に向くように巻回されている。
第1の外部端子電極41及び第2の外部端子電極42は、上述のようにして得られたコンデンサ本体の各端面上に、例えば亜鉛などを溶射することによって形成される。第1の外部端子電極41は、第1の金属層31の露出端部と接触し、それによって第1の金属層31と電気的に接続される。他方、第2の外部端子電極42は、第2の金属層32の露出端部と接触し、それによって第2の金属層32と電気的に接続される。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、誘電体樹脂フィルムの巻回体は、断面形状が楕円又は長円のような扁平形状にプレスされ、よりコンパクトな形状とされることが好ましい。なお、本発明のフィルムコンデンサは、円柱状の巻回軸を備えていてもよい。巻回軸は、巻回状態の誘電体樹脂フィルムの中心軸線上に配置されるものであり、誘電体樹脂フィルムを巻回する際の巻軸となるものである。
本発明のフィルムコンデンサにおいては、金属化フィルムの熱膨張係数をα、金属層の熱膨張係数をαとしたとき、α/αの値が5.1以下であることを特徴とする。
本発明のフィルムコンデンサでは、金属層の熱膨張係数αに対する金属化フィルムの熱膨張係数αの比であるα/αの値を5.1以下とすることにより、高温域で繰り返し使用した際における金属化フィルムの金属層の破損が抑制される。具体的には、フィルムコンデンサに対して135℃への加熱と−55℃への冷却を繰り返すヒートサイクル試験を行った場合において、金属層へのクラックの発生、及び、金属層の剥がれが抑制される。
金属化フィルムの熱膨張係数αは、熱機械分析(TMA)法により、金属化フィルムの25℃から135℃における寸法変化率から算出することができる。
なお、上記熱膨張係数αは、金属化フィルムの幅方向(図2中、Wで示す方向)で測定することが好ましい。
金属層の熱膨張係数αは、「エンジニアズブック 技術データ集19版(兵進装備株式会社)」に記載されている各金属の熱膨張係数を用いることができる。
なお、金属層が2種類以上の金属の組み合わせからなる場合には、金属の組成を分析することにより、金属層の線膨張係数αを特定することができる。具体的には、以下の式で知られている複合則により、2種類以上の金属の組み合わせからなる複合金属の線膨張係数を算出することが可能である(例えば、http://www.gitc.pref.nagano.lg.jp/pdf/H18kenho/1−8−4.pdf参照)。
複合金属の熱膨張係数=(金属Aの熱膨張係数)×(金属Aの体積比率)+(金属Bの熱膨張係数)×(金属Bの体積比率)
金属層の破損を抑制する観点から、α/αの値は、4.3以下であることが好ましい。
α/αの値の下限は特に限定されないが、金属層の熱膨張係数αに対して金属化フィルムの熱膨張係数αが小さすぎると金属化フィルムが脆くなりやすくなる。そのため、α/αの値は、1.1以上であることが好ましく、1.3以上であることがより好ましい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、誘電体樹脂フィルムは、ウレタン結合及びユリア結合の少なくとも一方を有する樹脂を主成分として含むことが好ましい。このような樹脂としては、例えば、ウレタン結合を有するウレタン樹脂、ユリア結合(ウレア結合ともいう)を有するユリア樹脂(ウレア樹脂ともいう)等が挙げられる。また、ウレタン結合及びユリア結合の両方を有する樹脂であってもよい。具体的には、後述する硬化性樹脂、蒸着重合膜等が挙げられる。
なお、ウレタン結合及び/又はユリア結合の存在は、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)を用いて確認することができる。
本明細書において、「主成分」とは、存在割合(重量%)が最も大きい成分を意味し、好ましくは、存在割合が50重量%を超える成分を意味する。したがって、本発明のフィルムコンデンサ用フィルムは、主成分以外の成分として、例えば、シリコーン樹脂等の添加剤や、後述する第1有機材料及び第2有機材料等の出発材料の未硬化部分を含んでもよい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、誘電体樹脂フィルムは、硬化性樹脂を主成分として含んでもよい。硬化性樹脂は、熱硬化性樹脂であってもよいし、光硬化性樹脂であってもよい。硬化性樹脂は、ウレタン結合及びユリア結合の少なくとも一方を有していてもよいし、有していなくてもよい。
本明細書において、熱硬化性樹脂とは、熱で硬化し得る樹脂を意味しており、硬化方法を限定するものではない。したがって、熱で硬化し得る樹脂である限り、熱以外の方法(例えば、光、電子ビームなど)で硬化した樹脂も熱硬化性樹脂に含まれる。また、材料によっては材料自体が持つ反応性によって反応が開始する場合があり、必ずしも外部から熱又は光等を与えずに硬化が進むものについても熱硬化性樹脂とする。光硬化性樹脂についても同様であり、硬化方法を限定するものではない。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、誘電体樹脂フィルムは、蒸着重合膜を主成分として含んでもよい。蒸着重合膜は、ウレタン結合及びユリア結合の少なくとも一方を有していてもよいし、有していなくてもよい。なお、蒸着重合膜は、基本的には、硬化性樹脂に含まれる。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、誘電体樹脂フィルムは、第1有機材料と第2有機材料との硬化物からなることが好ましい。例えば、第1有機材料が有する水酸基(OH基)と第2有機材料が有するイソシアネート基(NCO基)とが反応して得られる硬化物等が挙げられる。
上記の反応によって硬化物を得る場合、出発材料の未硬化部分がフィルム中に残留してもよい。例えば、誘電体樹脂フィルムは、イソシアネート基(NCO基)及び水酸基(OH基)の少なくとも一方を含んでもよい。この場合、誘電体樹脂フィルムは、イソシアネート基及び水酸基のいずれか一方を含んでもよいし、イソシアネート基及び水酸基の両方を含んでもよい。
なお、イソシアネート基及び/又は水酸基の存在は、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)を用いて確認することができる。
第1有機材料は、分子内に複数の水酸基(OH基)を有するポリオールであることが好ましい。ポリオールとしては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリビニルアセトアセタール等が挙げられる。第1有機材料として、2種以上の有機材料を併用してもよい。第1有機材料の中では、ポリエーテルポリオールに属するフェノキシ樹脂が好ましい。
第2有機材料は、分子内に複数の官能基を有する、イソシアネート化合物、エポキシ樹脂又はメラミン樹脂であることが好ましい。第2有機材料として、2種以上の有機材料を併用してもよい。
イソシアネート化合物としては、例えば、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)及びトリレンジイソシアネート(TDI)等の芳香族ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)等の脂肪族ポリイソシアネート等が挙げられる。これらのポリイソシアネートの変性体、例えば、カルボジイミド又はウレタン等を有する変性体であってもよい。中でも、芳香族ポリイソシアネートが好ましく、MDIがより好ましい。
エポキシ樹脂としては、エポキシ環を有する樹脂であれば特に限定されず、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビフェニル骨格エポキシ樹脂、シクロペンタジエン骨格エポキシ樹脂、ナフタレン骨格エポキシ樹脂等が挙げられる。
メラミン樹脂としては、構造の中心にトリアジン環、その周辺にアミノ基3個を有する有機窒素化合物であれば特に限定されず、例えば、アルキル化メラミン樹脂等が挙げられる。その他、メラミンの変性体であってもよい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、誘電体樹脂フィルムは、好ましくは、第1有機材料及び第2有機材料を含む樹脂溶液をフィルム状に成形し、次いで、熱処理して硬化させることによって得られる。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、誘電体樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂を主成分として含んでもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、高結晶性ポリプロピレン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルイミド、ポリアリルアリレート等が挙げられる。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、誘電体樹脂フィルムは、他の機能を付加するための添加剤を含むこともできる。例えば、レベリング剤を添加することで平滑性を付与することができる。添加剤は、水酸基及び/又はイソシアネート基と反応する官能基を有し、硬化物の架橋構造の一部を形成する材料であることがより好ましい。このような材料としては、例えば、エポキシ基、シラノール基及びカルボキシル基からなる群より選択される少なくとも1種の官能基を有する樹脂等が挙げられる。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、誘電体樹脂フィルムの厚みは特に限定されないが、フィルムが薄すぎると脆くなりやすくなる。そのため、誘電体樹脂フィルムの厚みは、0.5μmを超えることが好ましく、2μm以上であることがより好ましい。一方、フィルムが厚すぎると、成膜時にクラック等の欠陥が発生しやすくなる。そのため、誘電体樹脂フィルムの厚みは、10μm未満であることが好ましく、6μm以下であることがより好ましい。
なお、誘電体樹脂フィルムの厚みは、光学式膜厚計を用いて測定することができる。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、金属層に含まれる金属の種類は特に限定されないが、金属層は、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、スズ(Sn)及びニッケル(Ni)からなる群より選ばれるいずれか1種を含むことが好ましい。
本発明のフィルムコンデンサにおいて、金属層の厚みは特に限定されないが、金属層の破損を抑制する観点から、金属層の厚みは、5nm以上、40nm以下であることが好ましい。
なお、金属層の厚みは、金属化フィルムを厚み方向に切断した断面を、電界放出型走査電子顕微鏡(FE−SEM)等の電子顕微鏡を用いて観察することにより特定することができる。
本発明のフィルムコンデンサは、公知の用途に適用することができるが、高温での温度変化が大きい環境で使用される機器の長寿命化が図れるため、自動車や産業機器に搭載される、電動コンプレッサー/ポンプ、チャージャー、DC−DCコンバータ、駆動用インバータ等のパワーエレクトロニクス機器に好適に用いられる。
以下、本発明のフィルムコンデンサをより具体的に開示した実施例を示す。なお、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
表1に示す条件で試料1〜6を作製した。
第1有機材料(表1中、有機材料1と示す)として、フェノキシ樹脂を用意し、第2有機材料(表1中、有機材料2と示す)として、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)を用意した。フェノキシ樹脂としては、末端にエポキシ基を持つ高分子量のビスフェノールA型エポキシ樹脂であるフェノキシ樹脂を用いた。MDIとしては、ジフェニルメタンジイソシアネートを用いた。
次に、上記第1有機材料と上記第2有機材料とを混合して得られた樹脂溶液を、ドクターブレードコーターにより、PETフィルム上で成形し、未硬化フィルムを得た。表1に示す条件で熱処理して硬化することにより、誘電体樹脂フィルム(以下、単にフィルムともいう)を得た。試料1では、180℃、2時間で熱処理を行い、試料2〜6では、180℃、10時間で熱処理を行った。
硬化後のフィルムは、ウレタン結合を有するウレタン樹脂であり、ユリア結合を有するユリア樹脂でもあった。また、硬化後のフィルム厚みは、3μmであった。なお、フィルム厚みを求める際には、長さ10cmのフィルムを2cm毎に離隔された位置にて3箇所を測定し、その平均を算出した。
フィルム表面に対向電極(金属層)となるアルミニウムを厚み20nmとなるように蒸着し、PET基材から剥離することで、金属化フィルムを得た。金属化フィルムを巻回した後、溶射金属により外部電極を形成し、20μFのフィルムコンデンサを作製した。
表1に、金属層の熱膨張係数α、金属化フィルムの熱膨張係数α、及び、α/αの値を示す。
金属層の熱膨張係数αは、「エンジニアズブック 技術データ集19版」に記載されている各金属の熱膨張係数を用いた。
金属化フィルムの熱膨張係数αは、熱機械分析(TMA)法により、金属化フィルムの25℃から135℃における寸法変化率から算出した。なお、上記熱膨張係数αは、金属化フィルムの幅方向で測定した。
[判定方法]
試料1〜6のフィルムコンデンサについて、判定1及び2の試験を実施した。
判定1では、各フィルムコンデンサに対して135℃への加熱と−55℃への冷却を繰り返すヒートサイクル試験を行った。昇温速度及び降温速度は、温度下限から温度上限への変化、及び、温度上限から温度下限への変化がそれぞれ5分以内となるような条件で試験を行った。また、各温度での保持時間は30分間とした。2000サイクル後のフィルムコンデンサを分解した後、金属化フィルムを長さ方向に1m採取し、金属層の蒸着面を観察した。金属層に発生しているクラックが0個の場合を○(良)、1個以上の場合を×(不良)とした。
判定2では、各フィルムコンデンサを構成する金属化フィルムの折曲試験を行った。1cm×5cmの短冊状の試験片を10個作製し、それぞれ10回の折曲試験を実施して、破断するか否かを確認した。破断数が0個の場合を○(良)、1〜3個の場合を△(可)、4個以上の場合を×(不良)とした。
Figure 0006677357
表1において、試料番号に*を付したものは、本発明の範囲外の比較例である。
判定1の結果から、金属層の熱膨張係数αに対して金属化フィルムの熱膨張係数αを小さくすることにより、金属層の破損を抑制することができると考えられる。
α/αの値が0.8である試料2、及び、α/αの値が1.0である試料3では、判定2の結果が×となった。これは、金属層の熱膨張係数αに対して金属化フィルムの熱膨張係数αが小さすぎると、金属化フィルムが脆くなるためと考えられる。
(実施例2)
[フィルムコンデンサの作製]
表2に示す条件で試料11〜24を作製した。
実施例2では、金属層の金属種、金属層の熱膨張係数α、及び、金属化フィルムの熱膨張係数αを変更したことを除いて、実施例1と同様にフィルムコンデンサを作製した。フィルム厚みは3μm、金属層の厚みは20nmとした。
[判定方法]
試料11〜24のフィルムコンデンサについて、判定1の試験を実施した。判定1の方法は、実施例1と同様である。
Figure 0006677357
表2において、試料番号に*を付したものは、本発明の範囲外の比較例である。
判定1の結果から、金属層の金属種に関わらず、金属層の熱膨張係数αに対して金属化フィルムの熱膨張係数αを小さくすることにより、金属層の破損を抑制することができると考えられる。
(実施例3)
[フィルムコンデンサの作製]
表3に示す条件で試料31〜38を作製した。
実施例3では、誘電体樹脂フィルムの厚み、金属層の厚み、金属層の金属種、及び、金属層の熱膨張係数αを変更したことを除いて、実施例1と同様にフィルムコンデンサを作製した。金属化フィルムの熱膨張係数αは75ppm/℃とした。
[判定方法]
試料31〜38のフィルムコンデンサについて、判定1、2及び3の試験を実施した。判定1及び2の方法は、実施例1と同様である。
判定3では、10cm×10cmの未蒸着フィルムを作製し、光学顕微鏡観察により塗膜欠陥(クラック)の個数を計測した。欠陥の個数が0個の場合を○(良)、1〜2個の場合を△(可)、3個以上の場合を×(不良)とした。
Figure 0006677357
表3において、試料番号に*を付したものは、本発明の範囲外の比較例である。
判定1の結果から、誘電体樹脂フィルムの厚み、及び、金属層の厚みに関わらず、金属層の熱膨張係数αに対して金属化フィルムの熱膨張係数αを小さくすることにより、金属層の破損を抑制することができると考えられる。
誘電体樹脂フィルムの厚みが0.5μmである試料37では、判定2の結果が△となった。これは、フィルムが薄すぎると脆くなるためと考えられる。
一方、誘電体樹脂フィルムの厚みが10μmである試料38では、判定3の結果が△となった。これは、フィルムが厚すぎると、未硬化フィルムに含まれる溶剤の量が多くなり、硬化時にクラックが発生しやすくなるためと考えられる。
(実施例4)
[フィルムコンデンサの作製]
表4に示す条件で試料41〜43を作製した。
実施例4では、誘電体樹脂フィルムの材料を変更したことを除いて、実施例1と同様にフィルムコンデンサを作製した。フィルム厚みは3μm、金属層の厚みは20nmとした。
試料41では、第1有機材料(表4中、有機材料1と示す)として、ポリビニルアセトアセタール(PVAA)を使用し、第2有機材料(表4中、有機材料2と示す)として、トリレンジイソシアネート(TDI)を使用した。TDIとしては、トリメチルプロパノール変性トリレンジイソシアネートを用いた。
試料42では、第1有機材料として、フェノキシ樹脂を使用し、第2有機材料として、メラミン樹脂を使用した。フェノキシ樹脂としては、末端にエポキシ基を持つ高分子量のビスフェノールA型エポキシ樹脂であるフェノキシ樹脂を用いた。メラミン樹脂としては、アルキル化メラミン樹脂を用いた。
試料43では、第1有機材料として、フェノキシ樹脂を使用し、第2有機材料として、エポキシ樹脂を使用した。フェノキシ樹脂としては、末端にエポキシ基を持つ高分子量のビスフェノールA型エポキシ樹脂であるフェノキシ樹脂を用いた。エポキシ樹脂としては、ノボラック型エポキシ樹脂を用いた。硬化反応を進めるため、触媒として0.1%のイミダゾール触媒を添加した。
[判定方法]
試料41〜43のフィルムコンデンサについて、判定1、2及び3の試験を実施した。判定1及び2の方法は、実施例1と同様であり、判定3の方法は、実施例3と同様である。
Figure 0006677357
表4より、誘電体樹脂フィルムの材料を変更した場合においても、実施例1及び実施例3と同様の結果が得られることが確認された。
(実施例5)
[フィルムコンデンサの作製]
表5に示す条件で試料51〜55を作製した。
実施例5では、誘電体樹脂フィルムの材料及び厚みを変更したことを除いて、実施例1と同様にフィルムコンデンサを作製した。試料51〜55では、誘電体樹脂フィルムの材料として熱可塑性樹脂を用いた。金属層の厚みは20nmとした。
[判定方法]
試料51〜55のフィルムコンデンサについて、判定1の試験を実施した。判定1の方法は、実施例1と同様である。
Figure 0006677357
表5において、試料番号に*を付したものは、本発明の範囲外の比較例である。
表5より、誘電体樹脂フィルムの材料として熱可塑性樹脂を用いた場合においても、実施例1と同様の結果が得られることが確認された。
1 フィルムコンデンサ
11 第1の金属化フィルム
12 第2の金属化フィルム
21 第1の誘電体樹脂フィルム
22 第2の誘電体樹脂フィルム
31 第1の対向電極(第1の金属層)
32 第2の対向電極(第2の金属層)
41 第1の外部端子電極
42 第2の外部端子電極

Claims (15)

  1. 誘電体樹脂フィルムの一方の面に金属層が設けられた金属化フィルムを備えるフィルムコンデンサであって、
    前記金属化フィルムの熱膨張係数をα、前記金属層の熱膨張係数をαとしたとき、α/αの値が5.1以下であることを特徴とするフィルムコンデンサ。
  2. 前記α/αの値が1.1以上である請求項1に記載のフィルムコンデンサ。
  3. 前記α/αの値が4.3以下である請求項1に記載のフィルムコンデンサ。
  4. 前記α/αの値が1.3以上である請求項3に記載のフィルムコンデンサ。
  5. 前記誘電体樹脂フィルムの厚みは、0.5μmを超え、10μm未満である請求項1又は2に記載のフィルムコンデンサ。
  6. 前記誘電体樹脂フィルムの厚みは、2μm以上、6μm以下である請求項3又は4に記載のフィルムコンデンサ。
  7. 前記金属層の厚みは、5nm以上、40nm以下である請求項5又は6に記載のフィルムコンデンサ。
  8. 前記金属層は、アルミニウム、チタン、亜鉛、マグネシウム、スズ及びニッケルからなる群より選ばれるいずれか1種を含む請求項1〜7のいずれか1項に記載のフィルムコンデンサ。
  9. 前記誘電体樹脂フィルムは、ウレタン結合及びユリア結合の少なくとも一方を有する樹脂を主成分として含む請求項8に記載のフィルムコンデンサ。
  10. 前記誘電体樹脂フィルムは、硬化性樹脂を主成分として含む請求項8又は9に記載のフィルムコンデンサ。
  11. 前記誘電体樹脂フィルムは、イソシアネート基及び水酸基の少なくとも一方を含む請求項8〜10のいずれか1項に記載のフィルムコンデンサ。
  12. 前記誘電体樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂を主成分として含む請求項8に記載のフィルムコンデンサ。
  13. 誘電体樹脂フィルムと、
    前記誘電体樹脂フィルムの一方の面に設けられた金属層と、を備える金属化フィルムであって、
    前記金属化フィルムの熱膨張係数をα、前記金属層の熱膨張係数をαとしたとき、α/αの値が5.1以下であることを特徴とする金属化フィルム。
  14. 前記α/αの値が1.1以上である請求項13に記載の金属化フィルム。
  15. 前記誘電体樹脂フィルムの厚みは、0.5μmを超え、10μm未満である請求項13又は14に記載の金属化フィルム。
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