JP6676471B2 - ケーブル保護管及びその連結構造 - Google Patents
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Description
上記接続手段の他の態様では、上記継手板及び上記セパレータのいずれか一方に設けられた接続板と、この接続板に設けられた摺動軸とを有し、上記継手板及び上記セパレータの他方には、上記保護管本体の長手方向に延びる摺動孔が形成され、この摺動孔に上記摺動軸が摺動可能に保持されている。
上記構成によれば、摺動軸と摺動孔の簡単な構成で、継手板とセパレータの相対移動を実現できる。
上記構成によれば、スペーサにより軸部の大きさに係わらず、摺動孔との接触した状態を保つことができ、摺動軸を安定して摺動させることができる。
上記構成によれば、地震等の時に衝撃荷重が作用しても、摺動軸の移動に伴う弾性変形により、この衝撃荷重を緩和することができる。
上記構成によれば、継手板と連結板を、第1軸線を中心に相対回動させることにより、2本のケーブル保護管の配管方向を変更することができる。
上記構成によれば、2本のケーブル保護管のセパレータは、第1軸線を中心とする相対回動のみならず、第2軸線を中心とする相対回動が可能であり、そのため、例えば配管方向を水平方向に変更できるばかりか、上下方向にも変更することができる。
上記構成によれば、規制軸の一対の拡径部により連結板と一方の継手板の厚み方向の離間を規制でき、一対の継手板のねじれ関係を所定範囲に抑制できるとともに、一方の継手板と他方の継手板が重なることを避けることができる。
上記構成によれば、2本のケーブル保護管の第2軸線を中心とする角度変更を所定範囲に規制することができる。
上記構成によれば、上記2本の保護管本体を角度調節可能に連結することができる。
図1〜図3に示すように、ケーブル保護管1は、保護管本体10と、セパレータ20と、継手板30と、継手板30をセパレータ20に接続する接続手段Sとを備えている。
接続板40は、セパレータ20および継手板30の下面(一方の面)に接し、セパレータ20の先端縁と継手板30の基端縁との間の間隙を塞いでいる。継手板30はセパレータ20の延長線上に配置されている。
継手板30と接続板40との間に保護管本体10の長手方向に所定値以上の荷重が作用した時には、摺動軸46は、保持部47aから外れ、ガイド部47bへと摺動可能である。この摺動は、摺動軸46及び/又はガイド部47bの弾性変形を伴う。
ケーブル保護管1,1のセパレータ20,20同士は、継手板30を介して連結手段Rにより連結される。
連結板50は、一対の継手板30の下面(一方の面)に接し、一対の継手板30の先端縁間の間隙を塞いでいる。
2本の保護管本体10,10の端部がそれぞれ筒状継手60の開口端部に挿入され、弾性シール部材65により支持されている。これにより、保護管本体10,10は、あらゆる方向に角度調節可能であり、また軸線方向に相対移動可能である。
さらに、接続板40を継手板30に移動不能に設けた場合、セパレータ20の先端部に摺動軸を設け、接続板40に摺動孔を形成してもよいし、これとは逆に、接続板40に摺動軸を設け、セパレータ20の先端部に摺動孔を形成してもよい。
上記接続板はセパレータ、継手板のいずれかと一体をなしていてもよい。
管路が曲げられるところであっても、保護管本体10は直管であり、筒状継手60で角度を付けるようにしているが、一部の保護管本体10は曲管であってもよい。
R 連結手段
1 ケーブル保護管
10 保護管本体
20 セパレータ
30 継手板
31a 丸孔(挿通孔)
32b 丸孔(貫通孔)
30x 傾斜部
40 接続板
46 摺動軸
46b スペーサ
46x 軸部
46y、46z 拡径部
47 摺動孔
47a 保持部
47b ガイド部
47x 円弧面
50 連結板
50b 第1当接面
50c 第2当接面
51a 丸孔(挿通孔)
52a 長孔(貫通孔)
55 回動軸
55x 軸部
55y、55z 拡径部
56 規制軸
56x 軸部
56y、56z 拡径部
60 筒状継手
65 弾性シール部材
Claims (12)
- ケーブルが収容される保護管本体と、上記保護管本体の長手方向に延び上記保護管本体の内部空間を分割するセパレータと、上記保護管本体の端部に配置され一部が上記保護管本体の端部から突出する継手板と、上記継手板を上記セパレータに上記保護管本体の長手方向に移動可能に接続する接続手段と、を備え、
上記接続手段は、上記継手板及び上記セパレータのいずれか一方に設けられた接続板と、他方に設けられた摺動軸とを有し、
上記接続板には上記保護管本体の長手方向に延びる摺動孔が形成され、この摺動孔に上記摺動軸が摺動可能に保持されていることを特徴とするケーブル保護管。 - ケーブルが収容される保護管本体と、上記保護管本体の長手方向に延び上記保護管本体の内部空間を分割するセパレータと、上記保護管本体の端部に配置され一部が上記保護管本体の端部から突出する継手板と、上記継手板を上記セパレータに上記保護管本体の長手方向に移動可能に接続する接続手段と、を備え、
上記接続手段は、上記継手板及び上記セパレータのいずれか一方に設けられた接続板と、この接続板に設けられた摺動軸とを有し、
上記継手板及び上記セパレータの他方には、上記保護管本体の長手方向に延びる摺動孔が形成され、この摺動孔に上記摺動軸が摺動可能に保持されていることを特徴とするケーブル保護管。 - 上記摺動軸は、軸部とこの軸部が挿通される筒状のスペーサとを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル保護管。
- 上記摺動孔は、その中間部に位置し上記摺動軸を保持する保持部と、この保持部の両側から延びる一対のガイド部とを有し、
上記ガイド部は、上記摺動軸の外径よりも小さい幅を有し、上記摺動軸及び上記ガイド部の何れか一方又は双方の弾性変形を伴って、上記摺動軸の摺動を許容することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のケーブル保護管。 - 上記保持部は、上記摺動軸の外周面に接する一対の円弧面を有することを特徴とする請求項4に記載のケーブル保護管。
- 上記保護管本体が直管からなり、上記セパレータが上記保護管本体に沿って直線的に長く延びていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のケーブル保護管。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載の2本のケーブル保護管を連結する構造であって、
上記2本のケーブル保護管の継手板同士を連結する連結手段を備え、
上記連結手段は、両側部が上記2枚の継手板に重ねられた連結板を有し、この連結板を介して上記2枚の継手板が連結され、少なくとも一方の継手板と上記連結板が、これら継手板および連結板を貫く第1軸線を中心に回動可能に連結されていることを特徴とするケーブル保護管の連結構造。 - 上記2枚の継手板の互いに対向する先端縁は、その幅方向中央を頂点とする一対の傾斜部を有して山形をなし、これら継手板の傾斜部同士の当たりにより、相対回動が規制されることを特徴とする請求項7に記載のケーブル保護管の連結構造。
- 上記連結手段は、上記第1軸線に沿って延びる回動軸を有し、この回動軸は、上記連結板と上記一方の継手板の挿通穴を挿通する軸部と、この軸部の両端に形成された抜け止め用の拡径部とを有し、
上記回動軸の軸部は、上記連結板と上記一方の継手板の合計厚さより長く、これにより上記2枚の継手板は上記保護管本体の軸線および上記第1軸線と交差する第2軸線を中心に相対回動可能であることを特徴とする請求項7又は8に記載のケーブル保護管の連結構造。 - さらに、上記連結板と上記一方の継手板の厚み方向の離間を規制するための一対の規制軸を備え、これら規制軸は、上記回動軸から上記第2軸線方向に離れるとともに上記回動軸の両側に配置され、上記連結板と上記一方の継手板の貫通穴に挿通される軸部と、この軸部の両端に形成された抜け止め用の拡径部とを有し、
上記規制軸の軸部は、上記連結板と上記一方の継手板の合計厚さより長く、上記連結板の貫通穴と上記一方の継手板の貫通穴の一方が、上記第1軸線を中心とする上記規制軸の回動軌跡に沿って延びる長穴をなしていることを特徴とする請求項9に記載のケーブル保護管の連結構造。 - 上記連結板は、少なくとも上記一方の継手板に対応する部位に、傾斜した第1、第2当接面を有しており、
上記第1当接面は、上記連結板の中央寄りに位置し、上記一方の継手板の先端方向に進むにしたがって上記一方の継手板から離れる方向に傾斜しており、
上記第2当接面は、上記連結板の端部に位置し、上記一方の継手板の基端方向に進むにしたがって上記一方の継手板から離れる方向に傾斜しており、
上記第1当接面には、上記一方の継手板が上記第2軸線を中心に一方向に回動したときに当接し、上記第2当接面には、上記継手板が上記第2軸線を中心に他方向に回動したときに当接することを特徴とする請求項10に記載のケーブル保護管の連結構造。 - さらに、両開口端部から中央に向かって内径が増大するようなテーパをなす筒状継手を備え、
上記筒状継手の両開口端部には、環状の弾性シール部材がそれぞれ設けられており、
上記2本の保護管本体の端部がそれぞれ上記筒状継手の両開口端部に挿入され、上記弾性シール部材により支持されていることを特徴とする請求項7〜11の何れか1項に記載のケーブル保護管の連結構造。
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