JP6676471B2 - ケーブル保護管及びその連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電力線、通信線等のケーブルを保護するためのケーブル保護管およびその連結構造に関する。
従来電柱に架設されていた電力線、通信線等のケーブルを、景観の改善、防災、路上スペースの確保等を目的として、地中に埋設して道路上から電柱を無くす無電柱化が行われている。無電柱化の方式の一つとして、ケーブルをケーブル保護管に収容して地中に埋設するもの(電線共同溝)がある。近年、無電柱化は、比較的幅の狭い道路下のような狭小地域にも行われてきている。
電話線のような通信ケーブルは、例えば電話局間を結ぶ複数の幹線ケーブルと幹線ケーブルから分岐されて住宅や店舗に引き込まれる引き込みケーブルとによって構成されている。狭小地域に通信ケーブルを埋設する場合には、1つの保護管本体をセパレータで分割し、上部に引き込みケーブルを収容し、下部に収容されたさや管に幹線ケーブルを挿通して、地中に埋設している。これにより、管路構造をコンパクト化して、地中の空間に占める割合を減少させて、狭小地域における通信ケーブルの埋設に対応している。
特許文献1に開示されているように、通常では直管状の保護管本体と曲管状の保護管本体が直接連結され、その内部には、セパレータが相互に連結された状態で連なっている。特に曲管状の保護管内では、短い板材からなる多数のセパレータが相対回動可能に連結され、曲管状の保護管本体に対応した湾曲形状をなしている。
特許第5038942号
特許文献1では、セパレータ同士が回動可能に連結されるものの、曲管やロータス管が無ければセパレータは保護管本体の長手方向に相対移動できない。そのため、熱伸縮や地震等において過大な荷重を受け、破損する可能性があった。
上記課題を解決するために、本発明は、ケーブル保護管であって、ケーブルが収容される保護管本体と、上記保護管本体の長手方向に延び上記保護管本体の内部空間を分割するセパレータと、上記保護管本体の端部に配置され、一部が上記保護管本体の端部から突出する継手板と、上記継手板を上記セパレータに上記保護管本体の長手方向に移動可能に接続する接続手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、ケーブル保護管が熱伸縮や地震等により荷重を受けた場合に、保護管本体の端部において、セパレータと継手板の間に保護管本体の長手方向の相対移動が生じるため、セパレータに過大な負荷が作用せず、その破損を回避できる。
上記接続手段の一態様では、上記接続手段は、上記継手板及び上記セパレータのいずれか一方に設けられた接続板と、他方に設けられた摺動軸とを有し、上記接続板には上記保護管本体の長手方向に延びる摺動孔が形成され、この摺動孔に上記摺動軸が摺動可能に保持されている。
上記接続手段の他の態様では、上記継手板及び上記セパレータのいずれか一方に設けられた接続板と、この接続板に設けられた摺動軸とを有し、上記継手板及び上記セパレータの他方には、上記保護管本体の長手方向に延びる摺動孔が形成され、この摺動孔に上記摺動軸が摺動可能に保持されている。
上記構成によれば、摺動軸と摺動孔の簡単な構成で、継手板とセパレータの相対移動を実現できる。
好ましくは、上記摺動軸は、軸部とこの軸部が挿通される筒状のスペーサとを有することを特徴とする。
上記構成によれば、スペーサにより軸部の大きさに係わらず、摺動孔との接触した状態を保つことができ、摺動軸を安定して摺動させることができる。
好ましくは、上記摺動孔は、その中間部に位置し上記摺動軸を保持する保持部と、この保持部の両側から延びる一対のガイド部とを有し、上記ガイド部は、上記摺動軸の外径よりも小さい幅を有し、上記摺動軸及び上記ガイド部の何れか一方又は双方の弾性変形を伴って、上記摺動軸の摺動を許容する。
上記構成によれば、地震等の時に衝撃荷重が作用しても、摺動軸の移動に伴う弾性変形により、この衝撃荷重を緩和することができる。
好ましくは、上記保持部は、上記摺動軸の外周面に接する一対の円弧面を有する。この構成によれば、荷重が作用しない状態で、摺動軸を安定して支持することができる。
好ましくは、 上記保護管本体が直管からなり、上記セパレータが上記保護管本体に沿って直線的に長く延びている。この構成によれば、ケーブル保護管の製造コストを低減させることができる。
本発明の他の態様は、上記2本のケーブル保護管を連結する構造であって、上記2本のケーブル保護管の継手板同士を連結する連結手段を備え、上記連結手段は、両側部が上記2枚の継手板に重ねられた連結板を有し、この連結板を介して上記2枚の継手板が連結され、少なくとも一方の継手板と上記連結板が、これら継手板および連結板を貫く第1軸線を中心に回動可能に連結されている。
上記構成によれば、継手板と連結板を、第1軸線を中心に相対回動させることにより、2本のケーブル保護管の配管方向を変更することができる。
好ましくは、上記2枚の継手板の互いに対向する先端縁は、その幅方向中央を頂点とする一対の傾斜部を有して山形をなし、これら継手板の傾斜部同士の当たりにより、相対回動が規制される。
好ましくは、上記連結手段は、上記第1軸線に沿って延びる回動軸を有し、この回動軸は、上記連結板と上記一方の継手板の挿通穴を挿通する軸部と、この軸部の両端に形成された抜け止め用の拡径部とを有し、上記回動軸の軸部は、上記連結板と上記一方の継手板の合計厚さより長く、これにより上記2枚の継手板は上記保護管本体の軸線および上記第1軸線と交差する第2軸線を中心に相対回動可能である。
上記構成によれば、2本のケーブル保護管のセパレータは、第1軸線を中心とする相対回動のみならず、第2軸線を中心とする相対回動が可能であり、そのため、例えば配管方向を水平方向に変更できるばかりか、上下方向にも変更することができる。
好ましくは、さらに、上記連結板と上記一方の継手板の厚み方向の離間を規制するための一対の規制軸を備え、これら規制軸は、上記回動軸から上記第2軸線方向に離れるとともに上記回動軸の両側に配置され、上記連結板と上記一方の継手板の貫通穴に挿通される軸部と、この軸部の両端に形成された抜け止め用の拡径部とを有し、上記規制軸の軸部は、上記連結板と上記一方の継手板の合計厚さより長く、上記連結板の貫通穴と上記一方の継手板の貫通穴の一方が、上記第1軸線を中心とする上記規制軸の回動軌跡に沿って延びる長穴をなしている。
上記構成によれば、規制軸の一対の拡径部により連結板と一方の継手板の厚み方向の離間を規制でき、一対の継手板のねじれ関係を所定範囲に抑制できるとともに、一方の継手板と他方の継手板が重なることを避けることができる。
好ましくは、上記連結板は、少なくとも上記一方の継手板に対応する部位に、傾斜した第1、第2当接面を有しており、上記第1当接面は、上記連結板の中央寄りに位置し、上記一方の継手板の先端方向に進むにしたがって上記一方の継手板から離れる方向に傾斜しており、上記第2当接面は、上記連結板の端部に位置し、上記一方の継手板の基端方向に進むにしたがって上記一方の継手板から離れる方向に傾斜しており、上記第1当接面には、上記一方の継手板が上記第2軸線を中心に一方向に回動したときに当接し、上記第2当接面には、上記継手板が上記第2軸線を中心に他方向に回動したときに当接する。
上記構成によれば、2本のケーブル保護管の第2軸線を中心とする角度変更を所定範囲に規制することができる。
好ましくは、さらに、両開口端部から中央に向かって内径が増大するようなテーパをなす筒状継手を備え、上記筒状継手の両開口端部には、環状の弾性シール部材がそれぞれ設けられており、上記2本の保護管本体の端部がそれぞれ上記筒状継手の両開口端部に挿入され、上記弾性シール部材により支持されている。
上記構成によれば、上記2本の保護管本体を角度調節可能に連結することができる。
本発明によれば、ケーブル保護管が熱伸縮や地震等により荷重を受けた場合に、セパレータへの負荷を低減させることができる。
本発明の一実施形態に係るケーブル保護管を概略的に示す平断面図であり、図を簡略化するためセパレータの両側の湾曲板部と継手板の両側の湾曲板部を省略して示す。 同ケーブル保護管の横断面図である。 同ケーブル保護管におけるセパレータと、継手板と、これらセパレータと継手板を接続する接続板を分解して示す平面図である。 同継手板の横断面図である。 同接続板の横断面図である。 (A)は同セパレータと継手板とを接続板を介して接続する構造を示す縦断面図であり、(B)は同接続板の摺動孔を示す平面図であり、(C)は摺動孔と摺動軸を示す平断面図である。 同実施形態における2本のケーブル保護管の連結構造を示す平断面図である。 同実施形態における2本のケーブル保護管と連結構造の連結板を分解して示す平断面図である。 同実施形態において、2本のケーブル保護管が水平方向に屈曲して連結された状態を示す平断面図である。 上記連結構造の連結板の、保護管本体長手方向に沿う縦断面図である。 2本のケーブル保護管の継手板同士を連結板で連結した状態を示す縦断面図であり、回動軸と規制軸とを同一断面上において示す。
以下、本発明の一実施形態をなすケーブル保護管を、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、ケーブル保護管1は、保護管本体10と、セパレータ20と、継手板30と、継手板30をセパレータ20に接続する接続手段Sとを備えている。
保護管本体10は、樹脂製の直管であり、端部に拡径部を有さず、長尺の直管素材を切断したプレーンエンド直管または先端の外周に先細のテーパ面を形成しただけの単純な形状を有している。
セパレータ20は、樹脂製の板材であり、保護管本体10の長手方向に直線的に長く延びて保護管本体10の内部空間を分割している。セパレータ20は、保護管本体10より若干短く、その長手方向両端は、保護管本体10の両端から後退した位置にある。
図2に示すように本実施形態のセパレータ20は特殊な横断面形状をなし、狭い中央帯部21と、この中央帯部21の両側から上方に向かって傾斜する傾斜板部22と、これら傾斜板部22の縁から下方に向かって延び保護管本体10の内周面に接する湾曲板部23とを有している。
図2に示すように、セパレータ20により分割された保護管本体10の下部空間10aには多数のさや管11が収容されている。このさや管11には幹線ケーブル(図示しない)が挿通されている。保護管本体10の上部空間10bには、引き込みケーブル(図示しない)が収容されている。
継手板30は、樹脂製の板材からなり、その断面形状はセパレータ20と同様であり、図4に示すように、中央帯部31と、一対の傾斜板部32と、一対の湾曲板部33とを有している。継手板30は、その基端部が接続手段Sによりセパレータ20の端部に接続された状態で、その先端部が保護官本体10の端部から突出している。
接続手段Sは、接続板40を有している。接続板40は、平面視長方形をなすとともに、セパレータ20および継手板30と同様の断面形状(ただし湾曲板部を除く)を有しており、図5に示すように、中央帯部41と一対の傾斜板部42を有している。
接続板40は、セパレータ20および継手板30の下面(一方の面)に接し、セパレータ20の先端縁と継手板30の基端縁との間の間隙を塞いでいる。継手板30はセパレータ20の延長線上に配置されている。
接続板40は、図1、図6(A)に示すように、2つのリベット45でセパレータ20の先端部に設けられている。すなわち、図3、図6(A)に示すように、セパレータ20の傾斜板部22の先端部には、丸孔22aが形成されており、接続板40の傾斜板部42におけるセパレータ20側の部位にも丸孔42aが形成されており、これら丸孔22a,42aに挿通されたリベット45により、接続板40がセパレータ20の先端部に移動不能に固定されている。
接続手段Sは、さらに2つ(複数)の摺動軸46を有している。この摺動軸46は、リベット46aと筒状のスペーサ46bにより構成されている。リベット46aは、軸部46xとこの軸部46xの一端側の頭部46y(拡径部)と軸部46xの他端側の先端拡径部46zとを有している。この軸部46xの下部がスペーサ46bに挿通されている。
上記摺動軸46は、継手板30の傾斜板部32の基端部に設けられている。すなわち、傾斜板部32には丸孔32aが形成されており、この丸孔32aに摺動軸46の軸部46xの上部が挿通されている。
図6(A)、(B)に示すように、接続板40の傾斜板部42における継手板30側の部位には、保護管本体10の長手方向に延びる摺動孔47が形成されている。この摺動孔47は、保持部47aと、この保持部47aの両側から保護管本体10の長手方向に延びる一対のガイド部47bとを有している。保持部47aは一対の円弧面47xを有している。これら円弧面47xに内接する円の径は上記スペーサ46bの外径と実質的に等しい。ガイド部47bの幅は、スペーサ46bの外径より小さい。
上記摺動軸46のスペーサ46bは上記摺動孔47に挿通されており、通常時には図6(C)に示すように保持部47aに保持されている。この状態で、スペーサ46bの外周面に保持部47aの円弧面47xが接している。
継手板30と接続板40との間に保護管本体10の長手方向に所定値以上の荷重が作用した時には、摺動軸46は、保持部47aから外れ、ガイド部47bへと摺動可能である。この摺動は、摺動軸46及び/又はガイド部47bの弾性変形を伴う。
次に、図7〜図10を参照しながら、上記構成をなすケーブル保護管1、1を連結する構造について説明する。
ケーブル保護管1,1のセパレータ20,20同士は、継手板30を介して連結手段Rにより連結される。
連結手段Rは連結板50を有している。連結板50は平面視長方形をなすとともに、接続板40と同様の横断面形状(保護管本体10の長手方向と直交する方向の断面形状)を有しており、中央帯部51と一対の傾斜板部52を有している。
連結板50は、一対の継手板30の下面(一方の面)に接し、一対の継手板30の先端縁間の間隙を塞いでいる。
図10に示すように、連結板50は保護管本体10の長手方向の断面形状にも特徴がある。すなわち、連結板50は、保護管本体10の長手方向中央を挟んで離間した一対の中間当接面50aと、これら中間当接面50aから中央に向かって延びる一対の第1当接面50bと、これら中間当接面50aから両端に向かって延びる一対の第2当接面50cを有している。
図11に示すように、上記連結板50の第1当接面50bは、中央に向かって進むにしたがって、すなわち継手板30の先端方向に進むにしたがって、継手板30から離れる方向に傾斜している。第2当接面50cは、両端に向かって進むにしたがって、すなわち継手板30の基端方向に進むにしたがって、継手板30から離れる方向に傾斜している。
図7に示すように、上記一対の継手板30の先端部は、その幅方向中央において回動軸55により連結板50に、垂直軸線(継手板30と連結板50を貫く第1軸線)を中心に回動可能(すなわち水平回動可能)に連結されている。
上記一対の継手板30の互いに対向する先端縁は、その幅方向中央を頂点とする一対の傾斜部30xを有して山形をなしている。図9に示すように、これら継手板30の傾斜部30x同士の当たりにより、相対回動が規制される。これによりケーブル保護管1,1の水平方向の方向変更を所定角度範囲に規制することができる。
図8、図11に示すように、継手板30の中央帯部31の先端部には丸孔31a(挿通孔)が形成されており、連結板50の中央帯部51にも、継手板30に対応して丸孔51a(挿通孔)が形成されている。図11に示すように、回動軸55は、リベット55aと筒状のスペーサ55bにより構成されている。リベット55aは、軸部55xとこの軸部55xの一端側の頭部55y(拡径部)と軸部55xの他端側の先端拡径部55zとを有している。この軸部55xの下部がスペーサ55bに挿通されている。
回動軸55の軸部55xの上部が上記継手30の丸孔31aに挿通され、上記スペーサ55bが上記丸孔51aに遊びを有して挿通されている。上記回動軸55の軸部55xの長さは、継手板30と連結板50の合計厚さより長い。したがって、継手板30と連結板50は頭部55yと先端拡径部55zにより規制されつつ厚み方向に相対移動が可能である。
上述したように、継手板30と連結板50は厚み方向(上下方向)に相対移動可能であるため、保護管本体10の軸線と略直交する水平軸線(第2軸線)、すなわち図11において紙面と直交する軸線を中心として相対回動可能である。継手板30が図11の矢印A方向に回動する場合、継手板30の先端部が連結板50の第1当接面50bに当たることにより、この回動が規制される。継手板30が図11の矢印B方向に回動する場合、継手板30の先端部が連結板50の第2当接面50cに当たることにより、この回動が規制される。その結果、ケーブル保護管1,1の上下方向の方向変更を所定角度範囲に規制することができる。
上記のように回動軸55が継手30と連結板50を厚み方向の相対移動を可能にして連結するため、一対の継手板30が保護管本体10の軸線方向を中心として相対回動し、いわゆるねじれ関係になる可能性がある。そこで、このねじれを規制するために一対の規制軸56が用いられる。この規制軸56は、回動軸55に対して上記第2軸線方向に離れて回動軸55の両側に配置されている。以下、詳述する。
図8、図11に示すように、継手板30の傾斜板部32の先端部には丸孔32b(貫通孔)が形成されており、連結板50の傾斜板部52には、継手板30の丸孔32bに対応して長孔52a(貫通孔)が形成されている。図11に示すように、上記規制軸56は、リベット56aと筒状のスペーサ56bにより構成されている。リベット56aは、軸部56xとこの軸部56xの一端側の頭部56y(拡径部)と軸部56xの他端側の先端拡径部56zとを有している。この軸部56xの下部がスペーサ56bに挿通されている。
規制軸56の軸部56xの上部が上記継手30の丸孔32bに挿通され、上記スペーサ56bが上記長孔52aに挿通されている。上記規制軸56の軸部56xの長さは、継手板30と連結板50の合計厚さより長い。したがって、一対の規制軸56は、一対の継手板30のねじれ関係を許容しつつ、そのねじれを所定角度範囲に規制することができる。その結果、2つの継手板30重なるのも避けることができる。
上記長孔52aは、回動軸55を中心とする規制軸56の回動軌跡に沿って延びている。これにより、上述した継手板30が同士の水平方向の相対回動を許容している。
図7、図9に示すように、上記ケーブル保護管1,1の保護管本体10,10同士は、筒状継手60を介して連結される。この筒状継手60は、両開口端部から中央に向かって内径が増大するようなテーパをなしている。筒状継手60の開口端部に形成された環状溝61には、環状の弾性シール部材65が保持されている。
2本の保護管本体10,10の端部がそれぞれ筒状継手60の開口端部に挿入され、弾性シール部材65により支持されている。これにより、保護管本体10,10は、あらゆる方向に角度調節可能であり、また軸線方向に相対移動可能である。
上記構成をなすケーブル保護管1,1の連結構造において、ケーブル保護管1が熱伸縮や地震等により荷重を受けた場合に、摺動軸46が摺動孔47に沿って移動するので、セパレータ20と継手板30の間に保護管本体10の長手方向の相対移動が生じる。その結果、曲管やロータス管が無くてもセパレータに過大な負荷が作用せず、その破損を回避できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において各種の変形例を採用することができる。上記実施形態では、摺動軸46を継手板30に移動不能に設け、接続板40に摺動孔47を形成したが、これとは逆に接続板40に摺動軸を移動不能に設け、継手板30に摺動孔を形成してもよい。
さらに、接続板40を継手板30に移動不能に設けた場合、セパレータ20の先端部に摺動軸を設け、接続板40に摺動孔を形成してもよいし、これとは逆に、接続板40に摺動軸を設け、セパレータ20の先端部に摺動孔を形成してもよい。
上記接続板はセパレータ、継手板のいずれかと一体をなしていてもよい。
管路が曲げられるところであっても、保護管本体10は直管であり、筒状継手60で角度を付けるようにしているが、一部の保護管本体10は曲管であってもよい。
ケーブル保護管の連結構造において、上記実施形態では、連結板50と2枚の継手板30が回動可能に連結されているが、一方の継手板が連結板50に固定され、他方の継手板だけが、連結板50に回動可能に連結されていてもよい。
本発明は、地中に埋設されるケーブル保護管に適用することができる。
S 接続手段
R 連結手段
1 ケーブル保護管
10 保護管本体
20 セパレータ
30 継手板
31a 丸孔(挿通孔)
32b 丸孔(貫通孔)
30x 傾斜部
40 接続板
46 摺動軸
46b スペーサ
46x 軸部
46y、46z 拡径部
47 摺動孔
47a 保持部
47b ガイド部
47x 円弧面
50 連結板
50b 第1当接面
50c 第2当接面
51a 丸孔(挿通孔)
52a 長孔(貫通孔)
55 回動軸
55x 軸部
55y、55z 拡径部
56 規制軸
56x 軸部
56y、56z 拡径部
60 筒状継手
65 弾性シール部材

Claims (12)

  1. ケーブルが収容される保護管本体と、上記保護管本体の長手方向に延び上記保護管本体の内部空間を分割するセパレータと、上記保護管本体の端部に配置され一部が上記保護管本体の端部から突出する継手板と、上記継手板を上記セパレータに上記保護管本体の長手方向に移動可能に接続する接続手段と、を備え
    上記接続手段は、上記継手板及び上記セパレータのいずれか一方に設けられた接続板と、他方に設けられた摺動軸とを有し、
    上記接続板には上記保護管本体の長手方向に延びる摺動孔が形成され、この摺動孔に上記摺動軸が摺動可能に保持されていることを特徴とするケーブル保護管。
  2. ケーブルが収容される保護管本体と、上記保護管本体の長手方向に延び上記保護管本体の内部空間を分割するセパレータと、上記保護管本体の端部に配置され一部が上記保護管本体の端部から突出する継手板と、上記継手板を上記セパレータに上記保護管本体の長手方向に移動可能に接続する接続手段と、を備え、
    上記接続手段は、上記継手板及び上記セパレータのいずれか一方に設けられた接続板と、この接続板に設けられた摺動軸とを有し、
    上記継手板及び上記セパレータの他方には、上記保護管本体の長手方向に延びる摺動孔が形成され、この摺動孔に上記摺動軸が摺動可能に保持されていることを特徴とするケーブル保護管。
  3. 上記摺動軸は、軸部とこの軸部が挿通される筒状のスペーサとを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル保護管。
  4. 上記摺動孔は、その中間部に位置し上記摺動軸を保持する保持部と、この保持部の両側から延びる一対のガイド部とを有し、
    上記ガイド部は、上記摺動軸の外径よりも小さい幅を有し、上記摺動軸及び上記ガイド部の何れか一方又は双方の弾性変形を伴って、上記摺動軸の摺動を許容することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のケーブル保護管。
  5. 上記保持部は、上記摺動軸の外周面に接する一対の円弧面を有することを特徴とする請求項に記載のケーブル保護管。
  6. 上記保護管本体が直管からなり、上記セパレータが上記保護管本体に沿って直線的に長く延びていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のケーブル保護管。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の2本のケーブル保護管を連結する構造であって、
    上記2本のケーブル保護管の継手板同士を連結する連結手段を備え、
    上記連結手段は、両側部が上記2枚の継手板に重ねられた連結板を有し、この連結板を介して上記2枚の継手板が連結され、少なくとも一方の継手板と上記連結板が、これら継手板および連結板を貫く第1軸線を中心に回動可能に連結されていることを特徴とするケーブル保護管の連結構造。
  8. 上記2枚の継手板の互いに対向する先端縁は、その幅方向中央を頂点とする一対の傾斜部を有して山形をなし、これら継手板の傾斜部同士の当たりにより、相対回動が規制されることを特徴とする請求項に記載のケーブル保護管の連結構造。
  9. 上記連結手段は、上記第1軸線に沿って延びる回動軸を有し、この回動軸は、上記連結板と上記一方の継手板の挿通穴を挿通する軸部と、この軸部の両端に形成された抜け止め用の拡径部とを有し、
    上記回動軸の軸部は、上記連結板と上記一方の継手板の合計厚さより長く、これにより上記2枚の継手板は上記保護管本体の軸線および上記第1軸線と交差する第2軸線を中心に相対回動可能であることを特徴とする請求項7又は8に記載のケーブル保護管の連結構造。
  10. さらに、上記連結板と上記一方の継手板の厚み方向の離間を規制するための一対の規制軸を備え、これら規制軸は、上記回動軸から上記第2軸線方向に離れるとともに上記回動軸の両側に配置され、上記連結板と上記一方の継手板の貫通穴に挿通される軸部と、この軸部の両端に形成された抜け止め用の拡径部とを有し、
    上記規制軸の軸部は、上記連結板と上記一方の継手板の合計厚さより長く、上記連結板の貫通穴と上記一方の継手板の貫通穴の一方が、上記第1軸線を中心とする上記規制軸の回動軌跡に沿って延びる長穴をなしていることを特徴とする請求項に記載のケーブル保護管の連結構造。
  11. 上記連結板は、少なくとも上記一方の継手板に対応する部位に、傾斜した第1、第2当接面を有しており、
    上記第1当接面は、上記連結板の中央寄りに位置し、上記一方の継手板の先端方向に進むにしたがって上記一方の継手板から離れる方向に傾斜しており、
    上記第2当接面は、上記連結板の端部に位置し、上記一方の継手板の基端方向に進むにしたがって上記一方の継手板から離れる方向に傾斜しており、
    上記第1当接面には、上記一方の継手板が上記第2軸線を中心に一方向に回動したときに当接し、上記第2当接面には、上記継手板が上記第2軸線を中心に他方向に回動したときに当接することを特徴とする請求項10に記載のケーブル保護管の連結構造。
  12. さらに、両開口端部から中央に向かって内径が増大するようなテーパをなす筒状継手を備え、
    上記筒状継手の両開口端部には、環状の弾性シール部材がそれぞれ設けられており、
    上記2本の保護管本体の端部がそれぞれ上記筒状継手の両開口端部に挿入され、上記弾性シール部材により支持されていることを特徴とする請求項7〜11の何れか1項に記載のケーブル保護管の連結構造。
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