JP5957319B2 - 分岐継手 - Google Patents

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Description

この発明は、分岐継手に関するものである。
近年、図6に示すように、電力ケーブルや通信ケーブルなどのケーブル類1を地中2に埋設することが進められている。
このように、ケーブル類1を地中2に埋設することによって、地上から電線や電柱などをなくすことができるようになるため、歩行空間のバリアフリー化や、良好な住環境の整備や、歴史的街並みの保全などを図ることが可能となる。
そして、上記したケーブル類1は、ケーブル保護管3の内部に収容された状態で地中2に埋設されることになる。
このような、ケーブル保護管3は、後から接続先を増やすことができるようにするために、分岐できるものであることが必要とされる。ケーブル保護管3の分岐には、分岐継手4が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
従来の分岐継手4は、図7に示すように、ケーブル保護管3の側面に当接可能な部分円筒面状のサドル部5と、このサドル部5から斜め外方へ向けて突設された分岐管部6とを有するものとされる。
このような、分岐継手4は、サドル部5が、ケーブル保護管3の側面に接着固定されると共に、固定バンド7(図6参照)によってケーブル保護管3に固縛される。
そして、サドル部5の内面には、内方突出縁部9が突設されており、この内方突出縁部9は、分岐管部6のサドル部5側に形成されるサドル開口部の縁部に沿って設けられている。
この内方突出縁部9は、ケーブル保護管3に開削される分岐用開口部8内へ挿入配置可能なものとされる。この内方突出縁部9は、ケーブル保護管3の肉厚とほぼ同じか、または、それよりも大きい突出量を有しており、これによって、分岐用開口部8の縁部(の切断面)からケーブル類1を保護し得るものとされている。
特開2012−41954号公報
しかしながら、上記した分岐継手4には、以下のような問題があった。
即ち、サドル開口部の縁部に沿って形成される内方突出縁部9は、従来、サドル開口部の縁部に対し、半周以上、または、ほぼ全周に亘って設けられていたので、分岐継手の重量が重くなっており、取扱い難いものとなっていた。
また、上記したように、内方突出縁部9が、サドル部5の半周以上、または、ほぼ全周に亘って存在しているので、成形時にヒケなどが発生する原因となっていた。
更に、サドル開口部の鋭角側の縁部(図7の左側部分)に内方突出縁部9が存在すると、内方突出縁部9が邪魔になって、ケーブル保護管3にケーブル類1を引込むための導通器具が、内方突出縁部9に引掛るおそれが高かった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、ケーブル保護管の外側面に当接可能な部分円筒面状のサドル部と、該サドル部から斜め外方へ向けて突設された分岐管部とを有し、前記サドル部の内面に、前記分岐管部のサドル側開口部が形成された分岐継手において、前記サドル側開口部の鈍角側の縁部に、前記ケーブル保護管に形成される分岐用開口部内へ挿入配置可能な部分的内方突出縁部を突設すると共に、前記サドル側開口部の鋭角側の縁部の近傍に、前記ケーブル保護管に形成される分岐用開口部内へ挿入係止可能な位置決め用の突起部を設け、更に、前記サドル部を平面的に見た時に、前記分岐管部を、サドル部の幅中心線に対して傾斜するように設けたことを特徴とする。
請求項2に記載された発明は、上記において、前記位置決め用の突起部が、前記分岐管部のサドル側開口部の幅寸法の10%〜90%の幅方向長さを有することを特徴とする。
請求項3に記載された発明は、上記において、前記位置決め用の突起部が、サドル側開口部の幅方向のどちらか一方の端部の側へ片寄せて設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載された発明は、上記において、前記位置決め用の突起部が、ケーブル保護管にサドル部を取付けた状態で、サドル側開口部の下側となる位置に設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、サドル側開口部の鈍角側の縁部に、ケーブル保護管に形成される分岐用開口部内へ挿入配置可能な部分的内方突出縁部を突設すると共に、サドル側開口部の鋭角側の縁部の近傍に、ケーブル保護管に形成される分岐用開口部内へ挿入係止可能な位置決め用の突起部を設けたことにより、鈍角側の縁部に設けられた部分的内方突出縁部と、鋭角側の縁部の近傍に設けられた位置決め用の突起部とによって、分岐継手をケーブル保護管に対して軸線方向に位置決めすることが可能となる。これにより、分岐継手が軸線方向の両側に対して動かないように位置規制されるので、ケーブル保護管に対する分岐継手の施工を容易化することができる。
また、位置決め用の突起部が、鋭角側の縁部の近傍に縁部から僅かに離して設けられるようにすることにより、ケーブル保護管にケーブル類を引込むための導通器具の、位置決め用の突起部への引掛りが生じ難くなるようにすることができる。
更に、サドル部の内面には、上記した部分的内方突出縁部と位置決め用の突起部とが、局所的にのみ存在しているので、その分、分岐継手を軽量化して取扱いを容易化することができる。
加えて、ケーブル保護管は、押出成形時の残留応力によって、分岐用開口部を開削した時に縮径する方向に変形する傾向にあるが、上記した分岐継手は、サドル部の内面に、鈍角側の縁部の部分的内方突出縁部と、鋭角側の縁部の近傍に設けられた位置決め用の突起部としか有していないので、例えば、サドル側開口部に対して、縁部のほぼ全周に連続して延びる内方突出縁部を設けた場合と比べて、サドル部の弾性変形能力が高くなり、以って、ケーブル保護管の上記した変形にも、サドル部を容易に追随させて(変形させて)取付けることができるようになる。
サドル部を平面的に見た時に、分岐管部を、サドル部の幅中心線に対して傾斜するように設けた。これにより、分岐管部をサドル部の幅中心線に対して傾斜させないように設けた場合と比べて、ケーブル保護管の支管を、より低い位置に敷設することが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、位置決め用の突起部が、分岐管部のサドル側開口部の幅寸法の10%〜90%の幅方向長さを有することにより、位置決め用の突起部を必要最小限の大きさに抑えることができるので、成形によるヒケを一層生じ難くすることができるようになり、分岐継手の品質向上を図ることができる。また、位置決め用の突起部が、分岐管部のサドル側開口部の幅寸法の10%〜90%の幅方向長さを有していることにより、ケーブル類を保護する機能や、ケーブル保護管に分岐継手を位置決めさせる機能については、十分に確保することができる。
請求項3の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、位置決め用の突起部が、サドル側開口部の幅方向のどちらか一方の端部の側へ片寄せて設けられたことにより、位置決め用の突起部を、ケーブル類の保護に最適な位置に配置することができる。
請求項4の発明によれば、上記構成によって、以下のような作用効果を得ることができる。即ち、位置決め用の突起部が、ケーブル保護管にサドル部を取付けた状態で、サドル側開口部の下側となる位置に設けられたことにより、ケーブル類が自重で垂れ下がったような場合でも、サドル側開口部の下側に位置する位置決め用の突起部がケーブル類を受けて、ケーブル類を保護することができる。
本発明の実施例にかかる分岐継手をケーブル保護管にサドル部を取付けた状態を示す端面図である。 図1の拡大図である。 図2のサドル部の裏面側から見た図である。 図3を僅かに傾けた状態の斜視図である。 図3の斜視図である。 ケーブル類を地中に埋設する状態を示す斜視図である。 従来の分岐継手を側方から見た縦断面図である。
電力ケーブルや通信ケーブルなどのケーブル類が、ケーブル保護管の内部に収容された状態で地中に埋設される。そして、このケーブル保護管を分岐するのに、分岐継手が用いられる。
以下、本実施の形態を具体化した実施例を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図5は、この実施例およびその変形例を示すものである。
<構成>以下、構成について説明する。
図1(図2)に示すように、この実施例にかかる分岐継手21は、ケーブル保護管22の外側面に当接可能な部分円筒面状のサドル部23と、このサドル部23から斜め外方へ向けて突設された分岐管部24とを有するものとされる。
そして、図3(〜図5)に示すように、上記サドル部23の内面には、上記分岐管部24のサドル側開口部25が形成される。
ここで、上記した「分岐継手21」は、塩化ビニールなどの硬質樹脂によって構成される。
上記した「サドル部23」は、ケーブル保護管22の外径とほぼ等しい内径を有する、ほぼ均一肉厚のものなどとされる。
上記した「分岐管部24」は、サドル部23とほほ等しい厚さの、ほぼ均一肉厚のものなどとされる。そして、この分岐管部24は、通常の場合、図1に仮想線で示すように、サドル部23の幅中心位置を通り、ケーブル保護管22の半径方向へ延びる面内にその中心が位置するように分岐される。サドル部23と分岐管部24との分岐角度は、ケーブル類を引込み易い角度とされる。より具体的には、25°〜50°などとされる。分岐管部24には、その先端側の開口部に、図示しないケーブル保護管22の支管(枝管)が接続される。
サドル部23と分岐管部24とは、射出成形などによって一体に形成される。
このような分岐継手21は、ケーブル保護管22の外側面に接着固定されると共に、図示しない固定バンドを用いて固縛される。
そのために、サドル部23の内面には、所要幅寸法の接着代26が確保される。
また、サドル部23の外面には、固定バンドを設置するための凹溝部27や、固定バンドの取付位置の指標と成る標線28が突設される。
更に、サドル部23の外面には、ケーブル保護管22の周方向に対する取付位置の指標と成る標線29が突設される。
そして、以上のような基本構成に対し、この実施例のものでは、以下のような構成を備えるようにしている。
(構成1)
上記サドル側開口部25の鈍角側の縁部に、上記ケーブル保護管22に形成される分岐用開口部内へ挿入配置可能な部分的内方突出縁部31を突設する。
また、上記サドル側開口部25の鋭角側の縁部の近傍に、上記ケーブル保護管22に形成される分岐用開口部内へ挿入係止可能な位置決め用の突起部32を設ける。
(補足説明1)
ここで、上記した「鈍角側の縁部」は、文字通り、サドル部23と分岐管部24との分岐部分における、鈍角側となる縁部のことである。
上記した「鋭角側の縁部」は、文字通り、サドル部23と分岐管部24との分岐部分における、鋭角側となる縁部のことである。
上記した「部分的内方突出縁部31」は、ケーブル保護管22の肉厚とほぼ同じか、または、それよりも大きい突出量を有するものとされて、ケーブル保護管22に形成される分岐用開口部の縁部(の切断面)からケーブル類を保護し得るものとされている。
上記した「位置決め用の突起部32」は、所要の長さを有してケーブル保護管22の周方向へ延びるものなどとされる。この位置決め用の突起部32は、ケーブル保護管22の肉厚とほぼ同じか、または、それよりも大きい突出量を有するものとされて、ケーブル保護管22に形成される分岐用開口部の縁部(の切断面)からケーブル類を保護し得るものとされている。
また、「縁部の近傍」は、縁部を含まないものとされる。この場合には、位置決め用の突起部32は、サドル側開口部25の縁部から僅かな距離33を有して離れた位置に設けられる。
(構成2)
図3に示すように、上記位置決め用の突起部32が、上記分岐管部24のサドル側開口部25の幅寸法34の10%〜90%の幅方向長さ35を有するものとされる。
(補足説明2)
ここで、サドル側開口部25の幅方向とは、図3中上下方向である。上記した「10%〜90%の幅方向長さ35」は、より好ましくは、30%〜70%、更に好ましくは、半分の幅方向長さ35とする。なお、半分は、正確に半分(50%)ではなく、約半分の意味である。即ち、半分よりも僅かに長い場合や、半分よりも僅かに短い場合も含まれる。
なお、この場合には、位置決め用の突起部32は、サドル側開口部25の幅方向のどの位置に設けても良い。
(構成3)
図4に示すように、上記位置決め用の突起部32が、サドル側開口部25の幅方向のどちらか一方の端部の側へ片寄せて設けられるようにする。
(補足説明3)
ここで、上記分岐管部24は、上記サドル部23を平面的に見て、サドル部23の幅中心線36に対し傾斜させて設けられるようにしている(傾斜角度37)。
この場合には、図1に示すように、上記分岐管部24は、ケーブル保護管22の左半部の上側に設置されると共に、図4に示すように、分岐管部24は、サドル部23の幅中心線36に対して先端部が下側へ向くように左下がりに傾斜(偏向)させるようにしている。これにより、例えば、分岐管部24をサドル部23の幅中心線36に対して傾斜させないように設けた場合と比べて、ケーブル保護管22の支管を、より低い位置に敷設することが可能となる。
そして、この分岐管部24の傾斜に合わせて、位置決め用の突起部32は、サドル側開口部25の左側に位置すると共に下側に片寄せて設けるようにしている。或いは、分岐管部24の傾斜とは反対に、位置決め用の突起部32を、サドル側開口部25の左側に位置すると共に上側に片寄せて設けるようにしても良い。
反対に、分岐管部24は、サドル部23の幅中心線36に対して先端部が上側へ向くように左上がりに傾斜(偏向)させるようにすることもできる。これによって、ケーブル保護管22の支管を、より短い距離で地上へ引出すことが可能となる。そして、この場合には、位置決め用の突起部32は、サドル側開口部25の左側に位置すると共に上側となる位置に設けることができる。或いは、分岐管部24の傾斜とは反対に、位置決め用の突起部32を、サドル側開口部25の左側に位置すると共に下側に片寄せて設けるようにしても良い。
(構成4)
或いは、上記位置決め用の突起部32が、ケーブル保護管22にサドル部23を取付けた状態で、サドル側開口部25の下側となる位置に設けられるようにする。
(補足説明4)
例えば、上記したように、分岐管部24は、サドル部23の幅中心線36に対して上側へ傾斜(偏向)させるようにすることもできるが、この場合においても、位置決め用の突起部32は、上記とは反対に、サドル側開口部25の下側となる位置に設けられるようにする。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
ケーブル保護管22に対して分岐継手21を取付ける場合には、以下のようにする。
先ず、ケーブル保護管22に分岐用開口部を形成する。この分岐用開口部は、現場で手作業によって加工される。
より具体的には、ケーブル保護管22の外側面に、分岐継手21の部分的内方突出縁部31、および、位置決め用の突起部32が入る大きさの開口予定部をケガキ線によって描き、このケガキ線の内側を専用工具、または、ホールソーなどの一般的な工具を用いて開削することによって、分岐用開口部を形成する(開削工程)。なお、現場で加工された分岐用開口部は、縁部に細かい凹凸状のバリなどができるので、このようなバリなどによってケーブル類を損傷しないようにするために、必要に応じてバリ取りなどの仕上加工を行なうようにする。
次に、分岐継手21のサドル部23内面やケーブル保護管22の分岐用開口部の周囲に手塗りで接着剤を塗布する。接着剤には、塩化ビニール系やエポキシ樹脂系のものを使用することができる。
そして、接着剤を塗布した分岐継手21を、部分的内方突出縁部31、および、位置決め用の突起部32が分岐用開口部へ挿入され、サドル部23の内面がケーブル保護管22の外側面へ当接されるようにして、ケーブル保護管22へ取付ける(接着工程)。この際、部分的内方突出縁部31、および、位置決め用の突起部32を、サドル側開口部25における軸線方向の両端部またはその近傍に形成することにより、ケーブル保護管22の分岐用開口部に対して分岐継手21を軸線方向に正確に位置決めすることが可能となる。
最後に、図示しない固定バンドを用いて、分岐継手21をケーブル保護管22の外周に固縛する(バンド固定工程)。
以上により、ケーブル保護管22に対して分岐継手21が取付けられる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(作用効果1)
サドル側開口部25の鈍角側の縁部に、ケーブル保護管22に形成される分岐用開口部内へ挿入配置可能な部分的内方突出縁部31を突設すると共に、サドル側開口部25の鋭角側の縁部の近傍に、ケーブル保護管22に形成される分岐用開口部内へ挿入係止可能な位置決め用の突起部32を設けたことにより、以下のような効果を得ることができる。
即ち、鈍角側の縁部に設けられた部分的内方突出縁部31と、鋭角側の縁部の近傍に設けられた位置決め用の突起部32とによって、分岐継手21をケーブル保護管22に対して軸線方向に位置決めすることが可能となる。これにより、分岐継手21が軸線方向の両側に対して動かないように位置規制されるので、ケーブル保護管22に対する分岐継手21の施工を容易化することができる。
また、位置決め用の突起部32が、鋭角側の縁部の近傍に縁部から僅かに離して設けられるようにすることにより、ケーブル保護管22にケーブル類を引込むための導通器具の、位置決め用の突起部32への引掛りが生じ難くなるようにすることができる。
更に、サドル部23の内面には、上記した部分的内方突出縁部31と位置決め用の突起部32とが、局所的にのみ存在しているので、その分、分岐継手21を軽量化して取扱いを容易化することができる。
加えて、ケーブル保護管22は、押出成形時の残留応力によって、分岐用開口部を開削した時に縮径する方向に変形する傾向にあるが、上記した分岐継手21は、サドル部23の内面に、鈍角側の縁部の部分的内方突出縁部31と、鋭角側の縁部の近傍に設けられた位置決め用の突起部32としか有していないので、例えば、サドル側開口部25に対して、縁部のほぼ全周に連続して延びる内方突出縁部を設けた場合と比べて、サドル部23の弾性変形能力が高くなり、以って、ケーブル保護管22の上記した変形にも、サドル部23を容易に追随させて(変形させて)取付けることができるようになる。
(作用効果2)
位置決め用の突起部32が、分岐管部24のサドル側開口部25の幅寸法34の10%〜90%の幅方向長さ35を有することにより、位置決め用の突起部32を必要最小限の大きさに抑えることができるので、成形によるヒケを一層生じ難くすることができるようになり、分岐継手21の品質向上を図ることができる。また、位置決め用の突起部32が、分岐管部24のサドル側開口部25の幅寸法34の10%〜90%の幅方向長さ35を有していることにより、ケーブル類を保護する機能や、ケーブル保護管22に分岐継手21を位置決めさせる機能については、十分に確保することができる。
(作用効果3)
位置決め用の突起部32が、サドル側開口部25の幅方向のどちらか一方の端部の側へ片寄せて設けられたことにより、位置決め用の突起部32を、ケーブル類の保護に最適な位置に配置することができる。
(作用効果4)
位置決め用の突起部32が、ケーブル保護管22にサドル部23を取付けた状態で、サドル側開口部25の下側となる位置に設けられたことにより、ケーブル類が自重で垂れ下がったような場合でも、サドル側開口部25の下側に位置する位置決め用の突起部32がケーブル類を受けて、ケーブル類を保護することができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、例えば、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、特に記載がなくとも、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。また、図面に描かれている構成については、特に記載がなくとも、含まれることは勿論である。更に、「等」の用語がある場合には、同等のものを含むという意味で用いられている。また、「ほぼ」「約」「程度」などの用語がある場合には、常識的に認められる範囲や精度のものを含むという意味で用いられている。
21 分岐継手
22 ケーブル保護管
23 サドル部
24 分岐管部
25 サドル側開口部
31 部分的内方突出縁部
32 突起部
34 幅寸法
35 幅方向長さ
36 幅中心線

Claims (4)

  1. ケーブル保護管の外側面に当接可能な部分円筒面状のサドル部と、
    該サドル部から斜め外方へ向けて突設された分岐管部とを有し、
    前記サドル部の内面に、前記分岐管部のサドル側開口部が形成された分岐継手において、
    前記サドル側開口部の鈍角側の縁部に、前記ケーブル保護管に形成される分岐用開口部内へ挿入配置可能な部分的内方突出縁部を突設すると共に、
    前記サドル側開口部の鋭角側の縁部の近傍に、前記ケーブル保護管に形成される分岐用開口部内へ挿入係止可能な位置決め用の突起部を設け
    更に、前記サドル部を平面的に見た時に、前記分岐管部を、サドル部の幅中心線に対して傾斜するように設けたことを特徴とする分岐継手。
  2. 前記位置決め用の突起部が、前記分岐管部のサドル側開口部の幅寸法の10%〜90%の幅方向長さを有することを特徴とする請求項1記載の分岐継手。
  3. 前記位置決め用の突起部が、サドル側開口部の幅方向のどちらか一方の端部の側へ片寄せて設けられたことを特徴とする請求項2に記載の分岐継手。
  4. 前記位置決め用の突起部が、ケーブル保護管にサドル部を取付けた状態で、サドル側開口部の下側となる位置に設けられたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の分岐継手。
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