JP6675833B2 - オイルセパレータ - Google Patents
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Description
上記課題を解決するオイルセパレータは、圧縮空気が流入する吸気ポートと、清浄空気が排出される排気ポートと、圧縮空気を気液分離するフィルタ部と、圧縮空気から分離したドレン液を溜めるドレン溜め部と、前記ドレン溜め部の内部を視認できる透光部と、前記透光部を保護する保護カバーと、を備えることをその要旨としている。
上記構成によれば、ドレン溜め部に排出バルブが設けられているので、ドレン溜め部を取り外すことなく、排出バルブを介してドレン溜め部の中のドレン液を外部に排出することができる。
以下、図1〜図4を参照して、オイルセパレータを、車両に搭載された圧縮空気乾燥システムに適用した第1の実施形態について説明する。
図2及び図3に示すように、オイルセパレータ5の筐体5aは、円筒状のボディ10と、ボディ10に取り付けられるドレン溜め部であるドレンボウル30とを備えている。ボディ10の外周には、取付対象である車両に取り付けるための取付部材70が取り付けられている。ボディ10の外周には、取付部材70を取り付けるための取付溝15が設けられている。取付部材70は、ボディ10に回転可能に取り付けられる取付部71と、車両に固定する固定部76とを有している。取付部71は、円環状に形成されている円環部72と、円環部72をボルト74とナット75とによって締め付ける締付部73とを有している。固定部76は、図示しないボルトによって車両に固定される。よって、ボディ10は、取付部71において360°位置を変更可能である。
ドレンボウル30は、透光可能な材料によって円筒状に形成されている。特にドレンボウル30は、内部に溜まったドレン液の量を視認できるように透明な材質、例えばポリカーボネート等の樹脂が好ましい。なお、このドレンボウル30は、全体が透光部である。ドレンボウル30の一方の端部は底部を有する。ドレンボウル30の他方の端部には開口部31を有している。ドレンボウル30の内側には、ドレン液を貯留する空間である貯留部32が設けられている。ドレンボウル30の開口部31の外周面には、雄螺子33が設けられている。ボディ10の雌螺子12とドレンボウル30の雄螺子33とが螺合することによって、ドレンボウル30がボディ10に固定される。保護カバー80のカバー部材81は、ボディ10の取付部25からドレンボウル30の底部までを含む長さに設定されている。
まず、ボディ10の雌螺子14に対してフィルタ部40の雄螺子52を螺合させることにより、フィルタ部40をボディ10に取り付ける。続いて、ボディ10の雌螺子12に対してドレンボウル30の雄螺子33を螺合させることにより、ドレンボウル30をボディ10に取り付ける。
オイルセパレータ5を車両に取り付ける前に、オイルセパレータ5に取り付けられる保護カバー80の位置を、オイルセパレータ5の車両に取り付けられる位置に合わせて変更する。3個の取付ボルト82を各取付部25から外して、カバー部材81の貫通孔81aを取り付けたい取付部25に合わせて、3個の取付ボルト82を各取付部25に螺合させる。例えば、オイルセパレータ5の車両の進行方向側を覆うように保護カバー80がオイルセパレータ5に取り付けられる。なお、オイルセパレータ5を車両に取り付けてからオイルセパレータ5に対する保護カバー80の位置を変更してもよい。これにより、オイルセパレータ5は、取付部材70によって周方向において車両に対する位置が変更されたとしても、保護カバー80を90°間隔で変更させることができる。
エアドライヤ2のエキゾストバルブ2bが開放されてアンロード運転が行われると、圧縮空気とともに油分及び水分を含むドレン液がオイルセパレータ5に送られる。圧縮空気に含まれるドレン液は、ミスト状又は液状である。ドレン液を含む圧縮空気は、吸気ポート16からオイルセパレータ5内に流入する。
(1)全体が透光部であるドレンボウル30によってドレンボウル30の内部を見ることができるので溜まったドレン液の量を容易に確認することができる。また、このドレンボウル30は保護カバー80によって保護されるので、金属製に替えて透光可能な材質である樹脂等を採用するためにドレンボウル30の強度が低下したとしても、路面等から飛んでくる石等によるドレンボウル30の破損を防ぐことができる。
以下、図5〜図7を参照して、オイルセパレータの第2の実施形態について説明する。この実施形態のオイルセパレータは、保護カバーがドレンボウルの全体を覆う点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
(4)ドレンボウル30の全体を覆う保護カバー90によってドレンボウル30を確実に保護することができ、保護カバー90に設けられた窓91から全体が透光部であるドレンボウル30の中のドレン液の量を確認することができる。
・上記第1の実施形態において、保護カバー80の貫通孔81aと取付部25とを90°の間隔をおいて設けたが、保護カバー80のボディ10に対する位置を細かく変更したいならば、取付部25を90°よりも狭い間隔をおいて設けてもよい。また、貫通孔81aの数量と取付部25の数量との組み合わせはそれぞれ任意に変更可能である。
Claims (5)
- 圧縮空気が流入する吸気ポートと、
清浄空気が排出される排気ポートと、
圧縮空気を気液分離するフィルタ部と、
圧縮空気から分離したドレン液を溜めるドレン溜め部と、
前記ドレン溜め部の内部を視認できる透光部と、
前記透光部を覆い、前記透光部を保護する保護カバーと、を備え、
前記保護カバーは、前記ドレン溜め部の全周に対して一部が開口し、前記ドレン溜め部の周方向において回転させる回転部材を備える
オイルセパレータ。 - 圧縮空気が流入する吸気ポートと、
清浄空気が排出される排気ポートと、
圧縮空気を気液分離するフィルタ部と、
圧縮空気から分離したドレン液を溜めるドレン溜め部と、
前記ドレン溜め部の内部を視認できる透光部と、
前記透光部を覆い、前記透光部を保護する保護カバーと、を備え、
前記ドレン溜め部の全体が透光部であって、
前記保護カバーは、前記ドレン溜め部の全周を覆い、窓が設けられ、前記ドレン溜め部に取り付けられる
オイルセパレータ。 - 前記ドレン溜め部の底部と前記保護カバーの底部とに同一中心軸の貫通孔が設けられ、
前記貫通孔に嵌挿される嵌挿部材と、当該嵌挿部材に螺合して、前記ドレン溜め部と前記保護カバーとを固定する固定部材と、を備える
請求項2に記載のオイルセパレータ。 - 前記ドレン溜め部の底部と前記保護カバーの底部とに貫通孔が設けられ、
前記ドレン溜め部の貫通孔に雌螺子が設けられ、
前記貫通孔に嵌挿されるとともに、前記雌螺子に螺合して前記ドレン溜め部と前記保護カバーとを固定する固定部材を備える
請求項2に記載のオイルセパレータ。 - 前記固定部材には、前記ドレン溜め部に溜まったドレン液を排出する排出バルブが設けられる
請求項3又は4に記載のオイルセパレータ。
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