JP2016089757A - 車両のオイルキャッチタンク - Google Patents

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Abstract

【課題】排気部からの不純物質の排出を防止する。
【解決手段】フィルタ12は、筒状体24と圧力緩和材25とを有し、タンク本体11のタンク内空間22に配置される。仕切板13は、タンク内空間22のフィルタ12の下方に配置され、タンク内空間22をタンク内上部空間49とタンク内下部空間50とに仕切る。流入部からフィルタ内空間30に流入した混合物は、圧力緩和材25によって流れの勢いが緩和され、気体と不純物質とに分離されて貫通孔29から流出する。混合物から分離した不純物質は、タンク内下部空間50の底部46に貯留され、混合物から分離した気体は、排気部から外部へ排出される。仕切板13は、タンク内上部空間49とタンク内下部空間50とを連通する孔を有さず、タンク本体11の内面との間にタンク内上部空間49とタンク内下部空間50とを連通する間隙51を形成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、エアドライヤから噴出された混合物を不純物と吐出エアとに分離する車両のオイルキャッチタンクに関する。
特許文献1には、ケーシングと流入部と排気部と圧力緩和手段と仕切り板とを具備するオイルキャッチタンクが記載されている。流入部は、ケーシングの上方に設けられてエアドライヤに接続される。排気部は、煙突状であり、ケーシングの上方に設けられてエアドライヤから噴出される吐出エアを大気へ排気する。圧力緩和手段は、ケーシングに収納され、流入部から流入する不純物質と吐出エアとの混合体を流通させることにより流れの勢いを緩和させる。仕切り板は、ケーシングに収納され、ケーシング内部空間を上層部と下層部に仕切る。仕切り板には複数の通風孔が形成されている。圧力緩和手段の上層部は、流入部と不連続とならないように接続され、混合体が漏れることなく圧力緩和手段の内部へ流入する。
エアドライヤから噴出された不純物質と吐出エアとの混合体は、流入部を経由してオイルキャッチタンクの内部に入り、圧力緩和手段を上から下へ流下する。その際、圧力緩和手段により混合体の勢いは減速され、吐出エアは不純物質から分離されて圧力緩和手段の外に出て、オイルキャッチタンクの上層部を通って排気部から大気中へ排気される。一方、不純物質は、比重が大きいため圧力緩和手段の下方へ流下し、オイルキャッチタンクの下層部に蓄積される。
特許5557214号公報
特許文献1のオイルキャッチタンクでは、仕切り板に複数の通風孔が形成されている。このため、オイルキャッチタンク内の不純物質の蓄積量が増大し、不純物質の液面が上昇した場合、エアドライヤから流入する吐出エアの圧力や車両の振動等により、蓄積された不純物質が高く撥ね上がり、通風孔を通過して排気部から排出されるおそれがある。
そこで本発明は、排気部からの不純物質の排出を防止することが可能な車両のオイルキャッチタンクの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明は、加圧エアから捕捉した不純物質を吐出エアとの混合物として噴出するエアドライヤの下方に配置され、エアドライヤから噴出された混合物を不純物質と吐出エアとに分離する車両のオイルキャッチタンクであって、タンク本体とフィルタと仕切板と流入部と排気部とを備える。
タンク本体は、内部にタンク内空間を区画し、車体側に固定される。フィルタは、筒状体と圧力緩和材とを有し、タンク内空間に配置される。筒状体は、複数の貫通孔が形成された周面部によってフィルタ内空間を内側に区画する。圧力緩和材は、フィルタ内空間に収容される。仕切板は、タンク内空間のフィルタの下方に配置され、タンク内空間をタンク内上部空間とタンク内下部空間とに仕切る。流入部は、タンク本体に設けられてフィルタ内空間とタンク本体の外部とを連通し、エアドライヤが噴出した混合物をフィルタ内空間に流入させる。排気部は、タンク本体の上部に設けられ、タンク内上部空間とタンク本体の外部とを連通する。
流入部からフィルタ内空間に流入した混合物は、圧力緩和材によって流れの勢いが緩和され、気体と不純物質とに分離されて貫通孔から流出する。混合物から分離した不純物質は、タンク内下部空間の底部に貯留され、混合物から分離した気体は、排気部から外部へ排出される。
仕切板は、タンク内上部空間とタンク内下部空間とを連通する孔を有さず、タンク本体の内面との間にタンク内上部空間とタンク内下部空間とを連通する間隙を形成する。
上記構成では、仕切板はタンク内上部空間とタンク内下部空間とを連通する孔を有さない。このため、タンク内空間の不純物質の蓄積量が増大し、不純物質の液面が上昇した状態で、エアドライヤから流入する吐出エアの圧力や車両の振動等によって不純物質が高く撥ね上がった場合であっても、不純物質が仕切板を通過して排気部へ達することがない。また、タンク内下部空間で撥ね上がった不純物質が仕切板とタンク本体の内面との間隙を通過した場合であっても、排気部へ向かう不純物質の移動はタンク本体の内面等によって確実に阻止される。従って、排気部からの不純物質の排出を防止することができる。
また、フィルタを、タンク本体を車体側に固定した取付状態で筒状体の軸心が上下方向と交叉する姿勢でタンク本体に対して固定してもよい。
上記構成では、フィルタの軸心が上下方向と交叉する姿勢でタンク本体が車体側に固定される。このように、タンク本体を横長状の姿勢(所謂横置きの姿勢)で車体側に固定するので、タンク本体の高さは、フィルタの外径の大きさに応じて増減する。このため、フィルタの軸心が上下方向に沿った姿勢(所謂縦置きの姿勢)でタンク本体を車体側に固定する場合に比べて、高さ方向の制約に柔軟に対応することができる。従って、高さ方向の制約が厳しい車体側のタンク取付領域に対しても、オイルキャッチタンクの配置が可能となる。
本発明のオイルキャッチタンクによれば、排気部からの不純物質の排出を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るオイルキャッチタンクを備えるシステムを模式的に示す構成図である。 本実施形態のオイルキャッチタンクの側面図である。 図2のオイルキャッチタンクの正面図である。 図3のIV−IV矢視断面図である。 図2のオイルキャッチタンクの平面図である。 図4のVI−VI矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るオイルキャッチタンク10について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、オイルキャッチタンク10は、エアコンプレッサ1がエアタンク4へ供給する加圧エアから不純物質を除去するエアシステムを、エアドライヤ2とともに構成する。エアコンプレッサ1、エアタンク4、エアドライヤ2及びオイルキャッチタンク10は、車体側に固定される。エアコンプレッサ1は、エンジン(図示省略)によって駆動され、エア供給管3を介して加圧エアをエアタンク4に供給する。オイルキャッチタンク10は、連結管5によってエアドライヤ2に接続される。
エアドライヤ2は、エア供給管3の途中に設けられる。エアドライヤ2内には、オイルフィルタ、ドレンバルブ、ガバナ部及び乾燥剤等が設けられる(何れも図示省略)。エアコンプレッサ1からエアドライヤ2に流入した加圧エアは、オイルフィルタを通過することによってオイルミスト等の不純物質が除去され、乾燥剤を通過することによって水分が除去された後、エアタンク4に供給される。エアシステム或いはエアタンク4のエア圧が所定の高規定圧に達すると、ガバナ部が作動し、ドレンバルブが開弁し、オイルフィルタに一時的に捕捉されていた不純物質及び水分が吐出エアと一体渾然となった混合物として下流の連結管5へ流出する。このように、エアドライヤ2は、加圧エアから不純物資を除去してエアタンク4へ供給するとともに、加圧エアから捕捉した不純物質を吐出エアとの混合物として噴出する。
オイルキャッチタンク10は、エアドライヤ2の下方に配置され、エアドライヤ2から噴出された混合物を不純物質と吐出エア(気体)とに分離する。
図2〜図6に示すように、オイルキャッチタンク10は、タンク本体11とフィルタ12と仕切板13と流入部14と排気部15とインジケータ部16とドレン排出部17とを備え、車体側の所定位置に固定される。なお、以下では、車体側に固定された取付状態のオイルキャッチタンク10について説明する。
タンク本体11は、一側(図4中の右側)が開口する有底円筒状のケース体18と、ケース体18の開口を閉止する蓋体19とを有する。ケース体18は複数のボルト20及びナット21によって蓋体19に固定され、ケース体18と蓋体19とは、タンク本体11の内部にタンク内空間22を区画する。ケース体18の上部には、タンク取付片23が突設され、車体フレーム6のブラケット7にタンク取付片23を締結固定することによって、オイルキャッチタンク10が車体側に固定される。
図4に示すように、流入部14は、連結管5(図1参照)が接続される接続管部33と、接続管部33と連通してタンク内空間22へ突出する導入管部34とを有し、蓋体19の縦壁部(タンク本体11の一側の側壁部)35に一体形成される。接続管部33と導入管部34とによって、タンク本体11の外部とタンク内空間22とを連通する混合物流入路58が形成される。
フィルタ12は、筒状体24と圧力緩和材25と一側閉止板26と他側閉止板27とを有し、タンク内空間22に配置される。筒状体24は、一側及び他側(図4中の左側)の両端が開口する円筒形状である。筒状体24の周面部28には、複数の貫通孔29が形成され、筒状体24の内側には、周面部28によってフィルタ内空間30が区画される。圧力緩和材25は、フィルタ内空間30に収容される。圧力緩和材25は、高圧で流入する混合物の流れの勢いを緩和させることが可能なものであればよく、例えば、繊維状の金属素材や合成樹脂素材を丸めて微細な通気孔を形成したウール構造体や、メッシュ構造を有するシート状の素材を重ねた積層体や、連続気孔を有する樹脂製のスポンジ体などが用いられる。
一側閉止板26及び他側閉止板27は、被支持孔31,32が形成された円板形状であり、筒状体24の一端及び他端の開口をそれぞれ閉止する。一側閉止板26の被支持孔31には、流入部14の導入管部33が一側から挿入され、導入管部33によって一側閉止板26が支持される。他側閉止板27の被支持孔32には、ケース体18の縦壁部(タンク本体11の他側の側壁部)36に締結固定されるフィルタ支持部材37が他側から挿入され、フィルタ支持部材37によって他側閉止板27が支持される。フィルタ支持部材37をケース体18に締結固定することによって、筒状体24が一側閉止板26と他側閉止板27と間に挟持され、フィルタ12が所定の姿勢でタンク本体11に固定される。この所定の姿勢において、筒状体24の軸心(円筒形状の軸心)70は鉛直方向と略直交して略水平に延びる。
流入部14の混合物流入路58は、一側閉止板26を挿通してフィルタ内空間30とタンク本体11の外部とを連通し、エアドライヤ2に接続される。エアドライヤ2から噴出された混合物は、混合物流入路58からフィルタ内空間30に流入し(図4中矢印71参照)、圧力緩和材25によって流れの勢いが緩和され、吐出エアと不純物質とに分離されて貫通孔29から流出する。貫通孔29から流出した不純物質は、タンク内空間22の底部46に貯留され(図4中矢印72参照)、貫通孔29から流出した吐出エアは、排気部15から外部(大気)へ排出される(図4中矢印73参照)。
タンク内空間22の他側には、フィルタ12の他側を覆うフィルタカバー38が設けられる。フィルタカバー38には、フィルタ12の下方でタンク内空間22の一側と他側との間を略水平に直線状に延びる延長板39が一体的に設けられる。延長板39は鉛直方向と略直交する細幅の平板状であり、延長板39の一部はフィルタカバー38とともにフィルタ12の他側を覆う。延長板39の一端は下方へ曲折し、蓋体19に締結固定される。フィルタカバー38は、フィルタ12(筒状体24)の外周面を覆う周面部40と、フィルタ12の他端面(他側閉止板27)を覆う側面部41とを有する。側面部41には被支持孔42が形成され、被支持孔42にはフィルタ支持部材37が他側から挿入される。フィルタ支持部材37は、被支持孔32,42が挿通する小径部43と、小径部43の他端から段差状に拡径する大径部44と、大径部44の他端から突出するボルト部45とを一体的に有する。ケース体18の縦壁部36には、ボルト部45が挿通するボルト挿通孔47が形成される。
ケース体18を蓋体19に組み付ける前に、一側閉止板26の被支持孔31に導入管部33を挿入し、一側閉止板26と他側閉止板27との間に筒状体24を挟み、他側閉止板27にフィルタカバー38の側面部41を重ね、延長板39の一端部を蓋体19に締結固定することにより、フィルタ12及びフィルタカバー38が蓋体19に仮保持される。係る状態で、フィルタカバー38及び他側閉止板27の被支持孔32,42にフィルタ支持部材37の小径部43を挿入し、蓋体19にケース体18を組み付け、ケース体18のボルト挿通孔47にフィルタ支持部材37のボルト部45を挿通し、ケース体18の外側に突出するボルト部45にナット48を螺合して締め付けることにより、フィルタ12及びフィルタカバー38がタンク本体11に固定される。係る状態で、フィルタカバー38は、ケース体18の内面及びフィルタ12の外面から離間する。
仕切板13は、フィルタカバー38の延長板39の下面に固定され、タンク内空間22を上方のタンク内上部空間49と下方のタンク内下部空間50とに仕切る。仕切板13は、タンク内上部空間49とタンク内下部空間50とを連通する孔を有さない無孔板であり、タンク本体11の内面との間にタンク内上部空間49とタンク内下部空間50とを連通する間隙51を形成する(図6参照)。本実施形態の仕切板13は、鉛直方向と略直交するように略水平に配置される金属製平板であり、フィルタ12(筒状体24)の外径よりも長い横幅を有する。仕切板13の上方のフィルタ12(貫通孔29)から流出した不純物質は、仕切板13に滴下し、間隙51からタンク内下部空間50へ流下して、タンク内空間22(タンク内下部空間50)の底部46に溜まる。なお、仕切板13を水平方向に対して傾斜させてもよく、また中央よりも周縁が低くなるように曲折又は湾曲させてもよい。また、仕切板13の横幅を、フィルタ12の外径とほぼ等しい長さに設定してもよい。
排気部15は、タンク本体11の他側(ケース体18の他側)の上部に設けられ、タンク内上部空間49とタンク本体11の外部とを連通する。排気部15は、ケース体18に形成されて上方へ開口する排気口52と、排気口52から逆U状に曲折して下方へ開口する排気通路53を形成するダクト部54とを有する。フィルタカバー38はフィルタ12と排気口52との間に配置され、排気口52はフィルタカバー38によってフィルタ12から遮蔽される。ダクト部54は、ケース体18の他端の上角部に沿って設けられ、ケース体18との間に排気通路53を形成するとともに、ケース体18の縦壁部36との間に下方へ開口する吹出口55を形成する。吹出口55は、排気口52よりも低い位置に設定される。
ドレン排出部17は、蓋体19の下部でタンク内下部空間50とタンク本体11の外部とを連通するドレン排出路56と、ドレン排出路56を開閉可能なドレンコック57とを有する。保守点検時等に、ドレンコック57を開くことによって、タンク内空間22の底部46に堆積した不純物質をドレン排出路56から容器等に排出させて処理することができる。
図2及び図3に示すように、インジケータ部16は、蓋体19の外側で上下方向に延び、タンク内空間22の底部46(図4参照)と上部とを連通するインジケータ管部59を有する。インジケータ管部59は、外側から内部の液面を視認可能な透明又は半透明の樹脂等によって形成され、インジケータ管部59内の液面を視認することによって、タンク内空間22の底部46に堆積した不純物質の蓄積量を把握することができる。
本実施形態によれば、仕切板13として、タンク内上部空間49とタンク内下部空間50とを連通する孔を有さない無孔板を用いているので、タンク内下部空間50の不純物質の貯留量が増大し、不純物質の液面が上昇した状態で、エアドライヤ2から流入する吐出エアの圧力や車両の振動等によって不純物質が高く撥ね上がった場合であっても、不純物質が仕切板13を通過して排気部15(排気口52)へ達することがない。また、タンク内下部空間50で撥ね上がった不純物質が仕切板13とタンク本体11の内面との間隙51を通過した場合であっても、排気部15へ向かう不純物質の移動はタンク本体11の内面等によって確実に阻止される。従って、排気部15からの不純物質の排出を防止することができる。
また、フィルタカバー38がフィルタ12と排気口52との間に配置され、排気口52がフィルタカバー38によってフィルタ12から遮蔽されるので、不純物質がフィルタ12から排気部15(排気口52)に向かって飛び出した場合であっても、フィルタカバー38が不純物質の移動を阻止するので、不純物質が排気部15から外部へ排出されることがない。
また、フィルタ12(筒状体24)の軸心70が鉛直方向と略直交する姿勢でタンク本体11が車体側に固定される。このように、タンク本体11を横長状の姿勢(所謂横置きの姿勢)で車体側に固定するので、タンク本体11の高さは、フィルタ12の長さでなく、フィルタ12の外径の大きさに応じて増減する。このため、フィルタ12の軸心70が上下方向に沿った姿勢(所謂縦置きの姿勢)でタンク本体を車体側に固定する場合に比べて、高さ方向の制約に柔軟に対応することができる。従って、高さ方向の制約が厳しい車体側のタンク取付領域に対しても、オイルキャッチタンク10の配置が可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、フィルタ12の軸心70が鉛直方向と略直交する姿勢でタンク本体11が車体側に固定される所謂横置きタイプのオイルキャッチタンク10について説明したが、フィルタの軸心が鉛直方向に沿う姿勢でタンク本体が車体側に固定される所謂縦置きタイプのオイルキャッチタンクであってもよい。
本発明のオイルキャッチタンクは、エアドライヤを備えた車両に広く適用可能である。
1 エアコンプレッサ
2 エアドライヤ
5 連結管
6 車体フレーム
7 ブラケット
10 オイルキャッチタンク
11 タンク本体
12 フィルタ
13 仕切板
14 流入部
15 排気部
16 インジケータ部
17 ドレン排出部
18 ケース体
19 蓋体
22 タンク内空間
24 筒状体
25 圧力緩和材
26 一側閉止板
27 他側閉止板
28 周面部
29 貫通孔
30 フィルタ内空間
38 フィルタカバー
39 延長板
46 タンク内下部空間の底部
49 タンク内上部空間
50 タンク内下部空間
51 間隙
52 排気口
53 排気通路
54 ダクト部
55 吹出口
58 混合物流入路
70 軸心

Claims (1)

  1. 加圧エアから捕捉した不純物質を吐出エアとの混合物として噴出するエアドライヤに接続され、前記エアドライヤから噴出された混合物を不純物質と吐出エアとに分離する車両のオイルキャッチタンクであって、
    内部にタンク内空間を区画し、車体側に固定されるタンク本体と、
    複数の貫通孔が形成された周面部によってフィルタ内空間を内側に区画する筒状体と、前記フィルタ内空間に収容される圧力緩和材とを有し、前記タンク内空間に配置されるフィルタと、
    前記タンク内空間の前記フィルタの下方に配置され、前記タンク内空間をタンク内上部空間とタンク内下部空間とに仕切る仕切板と、
    前記タンク本体に設けられて前記フィルタ内空間と前記タンク本体の外部とを連通し、前記エアドライヤが噴出した混合物を前記フィルタ内空間に流入させる流入部と、
    前記タンク本体の上部に設けられ、前記タンク内上部空間と前記タンク本体の外部とを連通する排気部と、を備え、
    前記流入部から前記フィルタ内空間に流入した混合物は、前記圧力緩和材によって流れの勢いが緩和され、吐出エアと不純物質とに分離されて前記貫通孔から流出し、
    混合物から分離した不純物質は、前記タンク内下部空間の底部に貯留され、
    混合物から分離した吐出エアは、前記排気部から外部へ排出され、
    前記仕切板は、前記タンク内上部空間と前記タンク内下部空間とを連通する孔を有さず、前記タンク本体の内面との間に前記タンク内上部空間と前記タンク内下部空間とを連通する間隙を形成する
    ことを特徴とする車両のオイルキャッチタンク。
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