JP6674396B2 - まくらぎ移動用治具 - Google Patents

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Description

この発明は、まくらぎ移動用治具、特に、道床更換、新設線や軌道の改良工事等を行うに場合において、まくらぎをレールに沿って、板バネ式レール締結装置における場合と同程度の作業性で平行移動させることができるまくらぎ移動用治具に関するものである。
例えば、鉄道軌道における道床を更換するには、レール締結装置が図4に示すように板バネ11の場合、図5に示すように、締結ボルト12を緩めた後、道床15を掘削する。これによって、図6に示すように、レールパッド22上のレール13とまくらぎ14との間に隙間が形成され、まくらぎ14は、板バネ11を介してレール13に引っ掛かる。すなわち、板バネ11がレール13の下部フランジ13aの上面に当接することによって、まくらぎ14は、板バネ11を介してレール13に引っ掛かる。
この後、バックホー等の重機により、図7に示すように、まくらぎ14をレール13上をスライドさせてレール13に沿って、図中、矢印で示すように、平行移動させる。
このようにして、道床の更換が行なわれるが、近年、上記板バネ式レール締結装置に代えて、締結作業が板バネレール締結装置に比べて簡易に行える、例えば、線バネ式レール締結装置が普及し、今後も適用箇所の増加が見込まれている。
線バネ式レール締結装置を、図面を参照しながら説明する。
図8は、線バネ式レール締結装置によるレールの締結状態を示す断面図、図9は、図8のA方向矢視図である。
図8、図9に示すように、線バネ式レール締結装置は、ショルダー16とクリップ17とから構成されている。ショルダー16は、鋼製でまくらぎ14上に配されるショルダー本体18と、ショルダー本体18の下面に固定された状態でまくらぎ14内に埋め込まれる脚部19とからなっている。ショルダー本体18の上端部には、レール13と平行に支持孔18aが形成され、ショルダー本体18のレール13と反対側の端部には、クリップ支持部20が形成されている。
クリップ17は、特許文献1に開示されているように、平面形状が「e」字状をなす三次元曲線形状の太径の線バネからなっている。このような形状のクリップ17によれば、その基端部17aをクリップ支持孔18a内に挿入するとともに、中間部17bをクリップ支持部20上に乗せた状態で、先端部17cをインシュレーター21を介してレール13の下部フランジ13aの上面に弾性的に押し付けることによって、レール13がまくらぎ14に締結される。
この線バネ式レール締結装置によれば、ショルダー16がまくらぎ14に固定されているので、クリップ17の先端部17cの押し付け力の低下がほとんどない。従って、レール13の締結力を保持するためのメンテナンス費用がほとんどかからないといった利点を有している。
特開2007−146373号公報
しかしながら、上記線バネ式レール締結装置を使用した場合、線バネ式レール締結装置の構造上、道床更換等において行われる、まくらぎ14をレール13上をスライドさせてレール13に沿って平行移動させる作業が板バネ式レール締結装置に比べて困難であった。すなわち、図10に示すように、ショルダー16からクリップ17を取り外した後、まくらぎ14をレール13に沿って平行移動させる作業が板バネ式レール締結装置に比べて困難であった。
従って、図11に示すように、まくらぎ14をレール13の横から抜き取る必要があった。このために、板バネ式レール締結装置に比べて作業性が悪く、ひいては施工費用の増大が懸念される。
従って、この発明の目的は、道床更換、新設線や軌道の改良工事等を行うに場合において、まくらぎをレールに沿って、板バネ式レール締結装置における場合と同程度の作業性で平行移動させることができるまくらぎ移動用治具を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、まくらぎをレールに沿って平行移動させる際に使用するまくらぎ移動用治具において、線バネ式レール締結装置を構成する、前記まくらぎに固定されたショルダーに取り付けられる治具本体と、前記治具本体に前記レール側に突出して設けられたフックとから構成され、前記治具本体は、前記ショルダーに前記レールと平行に形成されたクリップ支持孔内に挿入される軸を介して前記ショルダーに取り付けられ、前記まくらぎの平行移動前、前記治具本体は、前記まくらぎ上に載置され、前記まくらぎの平行移動時、前記フックは、前記レールの下部フランジの上面に当接するとともに、前記治具本体は、前記軸を支点として、前記まくらぎの上面に当接し、前記軸は、前記治具本体に螺合するボルトからなっていることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記治具本体には、前記治具本体を平面コ字状に形成することによって、前記ショルダーが挿入される挿入部が形成され、前記フックは、前記挿入部の開放側の前記治具本体の上部に設けられていることに特徴を有するものである。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記フックは、平鋼板からなっていることに特徴を有するものである。
請求項に記載の発明は、請求項1からの何れか1つに記載の発明において、前記フックには、前記レールの下部フランジの上面を転動するローラが取り付けられていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、道床更換、新設線や軌道の改良工事等を行うに場合において、まくらぎをレールに沿って、板バネ式レール締結装置における場合と同程度の作業性で平行移動させることができる。
また、この発明によれば、フックにレールの下部フランジの上面を転動するローラを取り付けることによって、レールの平行移動がより円滑に行える。
この発明のまくらぎ移動用治具を示す平面図である。 この発明のまくらぎ移動用治具を線バネ式レール締結装置のショルダーに取り付けた状態を示す断面図である。 この発明のまくらぎ移動用治具によりまくらぎを平行移動させる状態を示す断面図である。 板バネ式レール締結装置によるレールの締結状態を示す断面図である。 板バネ式レール締結装置の締結ボルトを緩めた状態を示す断面図である。 板バネ式レール締結装置を使用した場合のレールの平行移動状態を示す断面図である。 まくらぎをレールと平行に移動させる状態を示す斜視図である。 線バネ式レール締結装置によるレールの締結状態を示す断面図である。 図8のA矢視図である。 線バネ式レール締結装置のショルダーからクリップを取り外した状態を示す断面図である。 まくらぎをレールの横から取り外す状態を示す斜視図である。
この発明のまくらぎ移動用治具の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明のまくらぎ移動用治具を示す平面図、図2は、この発明のまくらぎ移動用治具を線バネ式レール締結装置のショルダーに取り付けた状態を示す断面図、図3は、この発明のまくらぎ移動用治具によりまくらぎを平行移動させる状態を示す断面図である。
図1に示すように、この発明のまくらぎ移動用治具は、治具本体1とフック2とから構成されている。
治具本体1は、線バネ式レール締結装置を構成する、まくらぎ14に固定されたショルダー16(図8、図9参照)に取り付けられる。治具本体1には、治具本体1を平面コ字状に形成することにより挿入部3が形成され、挿入部3内にショルダー16が挿入される。
治具本体1は、ショルダー16にレールパッド22上のレール13と平行に形成されたクリップ支持孔18a(図10参照)内に挿入した軸を介してショルダー16に取り付けられている。
軸は、治具本体1に形成されたボルト孔5に螺合するボルト4、あるいは、治具本体1に形成されたボルト孔5内に挿通され、ナット止めされるボルト等により構成されている。
フック2は、平鋼板等からなり、挿入部3の開放側の治具本体1の上部に、レール13側に突出して設けられている。
このように構成されている、この発明のまくらぎ移動用治具によれば、以下のようにして、例えば、道床更換を行うに場合において、レールに沿って平行移動させることができる。
先ず、線バネ式レール締結装置を構成する、まくらぎ14に固定されたショルダー16からクリップ17を取り外す(図10参照)。
次に、図2に示すように、一対のレール13の各々の両側のまくらぎ14上に治具本体1を載置する。すなわち、治具本体1の挿入部3にショルダー16を挿入し、例えば、軸としてのボルト4をボルト孔5に螺合させる。
次に、図3に示すように、まくらぎ14の下部の道床15を掘削する。これによって、まくらぎ14は、この発明のまくらぎ移動用治具を介してレール13から吊り下げられる。すなわち、道床15が掘削されることによって、治具本体1がフック2とともに下降することによって、フック2がレール13の下部フランジ13aの上面に当接するとともに、治具本体1は、ボルト4を支点として、まくらぎ14の上面に当接する。
このようにして、まくらぎ14を、この発明のまくらぎ移動用治具を介してレール13から吊り下げることによって、まくらぎ14をレール13に沿って平行移動させることができる。この作業は、図11に示すように、まくらぎ14をレール13の横から抜き取る必要がないので、板バネ式レール締結装置における場合と同程度の作業性で済む。
まくらぎ14をレール13に沿って平行移動させる際に、レール13の下部フランジ13aの上面に油等の潤滑材を塗布することによって、レール13の平行移動がより円滑に行える。
また、フック13にレール13の下部フランジ13aの上面を転動するローラ等を取り付けることによっても、レール13の平行移動がより円滑に行える。
以上の説明は、道床更換を行うに場合であるが、この発明のまくらぎ移動用治具は、この作業以外に、新設線や軌道の改良工事等にも適用可能である。
以上説明したように、この発明によれば、道床更換、新設線や軌道の改良工事等を行うに場合において、まくらぎ14をレール13に沿って、板バネ式レール締結装置における場合と同程度の作業性で平行移動させることができる。
また、この発明によれば、まくらぎ14をレール13に沿って平行移動させる際に、レール13の下部フランジ13aの上面に油等の潤滑材を塗布することによって、レール13の平行移動がより円滑に行える。
また、この発明によれば、フック2にレール13の下部フランジ13aの上面を転動するローラを取り付けることによって、レール13の平行移動がより円滑に行える。
1:治具本体
2:フック
3:挿入部
4:ボルト
5:ボルト孔
11:板バネ
12:締結ボルト
13:レール
13a:下部フランジ
14:まくらぎ
15:道床
16:ショルダー
17:クリップ
17a:基端部
17b:中間部
17c:先端部
18:ショルダー本体
18a:クリップ支持孔
19:脚部
20:クリップ支持部
21:インシュレーター
22:レールパッド

Claims (4)

  1. まくらぎをレールに沿って平行移動させる際に使用するまくらぎ移動用治具において、
    線バネ式レール締結装置を構成する、前記まくらぎに固定されたショルダーに取り付けられる治具本体と、前記治具本体に前記レール側に突出して設けられたフックとから構成され、前記治具本体は、前記ショルダーに前記レールと平行に形成されたクリップ支持孔内に挿入される軸を介して前記ショルダーに取り付けられ、前記まくらぎの平行移動前、前記治具本体は、前記まくらぎ上に載置され、前記まくらぎの平行移動時、前記フックは、前記レールの下部フランジの上面に当接するとともに、前記治具本体は、前記軸を支点として、前記まくらぎの上面に当接し、前記軸は、前記治具本体に螺合するボルトからなっていることを特徴とするまくらぎ移動用治具。
  2. 前記治具本体には、前記治具本体を平面コ字状に形成することによって、前記ショルダーが挿入される挿入部が形成され、前記フックは、前記挿入部の開放側の前記治具本体の上部に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のまくらぎ移動用治具。
  3. 前記フックは、平鋼板からなっていることを特徴とする、請求項1または2に記載のまくらぎ移動用治具。
  4. 前記フックには、前記レールの下部フランジの上面を転動するローラが取り付けられていることを特徴とする、請求項1からの何れか1つに記載のまくらぎ移動用治具。
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