JP4876555B2 - スライド装置の防塵構造およびその防塵アダプタ - Google Patents

スライド装置の防塵構造およびその防塵アダプタ Download PDF

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Description

本発明は、工作機械や自動車製造ラインの溶接工程等において、工具台や溶接ロボット等の被移動体を設置する移動ステージを直線的に往復移動させるスライド装置に設置され、スライド装置への切粉や溶接スパッタ等の異物の侵入を防止するスライド装置の防塵構造およびその防塵アダプタに関する。
従来のスライド装置の防塵構造は、スライダを直線往復移動可能に支持するレールを基台に設置し、レールのスライダの移動方向(スライダ移動方向という。)の両端部に配置されたプレートに、レールの全長に渡って延在する上板とそのスライダ移動方向に直交する幅方向の両端に設けられたスライダを挟んで対向する側板とでコの字状断面形状を形成したカバープレートを設置し、カバープレートの上板の下方に配置されたスライダの上面に一体成形された移動ブラケットを固定し、この移動ブラケットに、その締結部と、締結部の幅方向の両端にそれぞれ設けられたU字状の袖部と、この袖部の外壁の間を接続し締結部に対向配置された天板とによりカバープレートを取り囲むコの字状断面の空間を形成し、移動対象となる被移動体を設置する移動ステージを天板の上面に取付けてスライド装置への異物の侵入を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−158639号公報(第2頁段落0006−第3頁段落0010、第3図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、移動ブラケットにカバープレートを取り囲むコの字状断面の空間を形成し、その移動ブラケットの全幅に渡って設けられた天板の上面に被移動体を設置する移動ステージを取付けているため、スライド装置の全高が天板の厚さに相当する分高くなり、スライド装置を設置した設備が大型化するという問題がある。
また、一体成形された移動ブラケットに設けられたコの字状断面の空間にカバープレートを挿通させているため、U字状の袖部の溝にカバープレートから落下した異物を除去するためには、移動ステージとカバープレートを取外した後に、特別な清掃用具を用いるか、移動ブラケットをスライダから取外してU字状の袖部の溝の端部の開口から異物を取出す必要があり、清掃作業が困難になるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、スライド装置の全高を低くすると共に清掃作業を容易にする手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、基台と、移動対象となる被移動体を設置する移動ステージと、前記基台に設置されたレールと、前記レールに直線往復移動可能に支持されたスライダと、前記スライダの移動方向に前記レールの全長に渡って延在し、前記スライダと前記移動ステージとの間に配置された上板と、前記上板の前記スライダの移動方向に直交する幅方向の両端に設けられ、前記スライダを挟んで対向する側板とでコの字状断面形状を形成したカバープレートとを備えたスライド装置の防塵構造において、前記スライダの上面に固定され、前記カバープレートの上板の下方に配置される締結部と、前記締結部の前記幅方向の両端に設けられ、前記スライダの側方に配置された袖部と、前記袖部に形成され、前記カバープレートの側板を挿通させるアダプタ溝とを有する防塵アダプタを設け、前記防塵アダプタの両側のアダプタ溝と、前記それぞれの袖部の幅方向の外側の側面との間の外壁の上端面を、前記スライダの上面と平行に形成して前記カバープレートの上板の上方に位置させ、前記移動ステージを取付けるステージ取付面とし、前記防塵アダプタのそれぞれの前記アダプタ溝の両側の側面を、溝底を狭くする方向に傾斜したテーパ面とし、かつ前記溝底を前記両側のテーパ面を一つの円弧で接続する円弧面とし、前記防塵アダプタのそれぞれの前記アダプタ溝の溝底の少なくとも1箇所に、堆積した異物を排出する排出穴を形成したことを特徴とする。
これにより、本発明は、防塵アダプタの外壁のステージ取付面に直接移動ステージを取付けることができ、スライド装置の全高を低くすることができると共に、防塵アダプタのステージ取付面の間が開放されているので移動ステージとカバープレートを取外せば防塵アダプタのアダプタ溝に堆積した異物を容易に取除くことができ、異物の清掃作業を容易に行うことができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明によるスライド装置の防塵構造の実施例について説明する。
図1は実施例1のスライド装置の正面を示す説明図、図2は実施例1の防塵アダプタの上面を示す説明図である。
図1において、1はスライド装置であり、基台2上に設置され、移動ステージ3の上面3a上に設置された移動対象となる工具台や溶接ロボット等の被移動体を直線的に移動させる装置である。
4はリニアガイド装置であり、基台2の上面2aに設置された長尺のレール5と、レール5に図示しないボールを介して直線往復移動可能に支持されたスライダ6とで構成される。
7はカバープレートであり、図2に示すスライダ移動方向(図2において上下方向をいう。)にレール5の全長に渡って延在する長尺のカバー部材であって、スライダ6の上面6aと移動ステージ3の下面3bとの間にスライダ6の上面6aと平行に配置された上板8と、上板8のスライダ移動方向にスライダ6の上面6a上で直交する図2に示す幅方向(図2において左右方向をいう。)の両端に設けられ、スライダ6を挟んで対向する側板9とで形成されるコの字状断面形状を有しており、レール5のスライダ移動方向の両端部に配置された図示しないプレートにより基台2に固定されている。
11は防塵アダプタであり、鋳造や鍛造、ダイスを用いた引抜成形等で一体に形成されたW型の断面形状を有し、スライダ6のスライダ移動方向の長さと同等以上の長さを有するアダプタであって、カバープレート7の上板8の下方に位置する締結部12のスライダ6側の面に図2に示すようにスライダ移動方向に沿って形成された嵌合溝13にスライダ6の上端部を嵌合してスライダ6の上面6aにボルト等により固定される。
15は防塵アダプタ11の袖部であり、締結部12の幅方向の両端に設けられてスライダ6の側方に配置されており、そのスライダ6側の面とスライダ6との間には隙間Sが設けられている。
16はアダプタ溝であり、それぞれの袖部15の上面側に図2に示すようにスライダ移動方向に沿って形成された両端が開放されたU字状の溝であって、カバープレート7の側板9が挿通し、スライド装置1の作動中等に上板8上に落下し、側板9を伝って落下した切粉や溶接スパッタ等の異物が堆積する。
また、それぞれのアダプタ溝16の両側の側面17は、アダプタ溝16の溝底を狭くする方向に傾斜したテーパ面として形成され、その底面との隅部には隅Rが形成されている。
更に、それぞれのアダプタ溝16の溝底には、アダプタ溝16に堆積した異物を排出するためのアダプタ溝16の溝底から袖部15の下面15bに貫通する排出穴18が形成されている。
20はステージ取付面であり、防塵アダプタ11の両側のアダプタ溝16と、袖部15の幅方向の外側の両側面との間のそれぞれの外壁21の上端面を、カバープレート7の上板8の上面8aの上方の位置で、スライダ6の上面6aと平行に削り取って形成され、移動ステージ3が直接取付けられる。
また、それぞれのステージ取付面20には、移動ステージ3の下面3bに設けられた取付穴22に挿入され、移動ステージ3のズレを防止するための取付ピン23を圧入により嵌合するピン穴24が形成されている。
本実施例のピン穴24は、図2に示すように各ステージ取付面20に2箇所、合計4箇所形成されている。
26はサイドカバーであり、レール5の全長と同等の長さの鋼板等の薄板をL字状に曲折して形成され、その一方の辺の先端はレール5の上面5aの上方まで伸張し、他方の辺をボルト27により基台2に設置して防塵アダプタ11のそれぞれの袖部15のスライダ6側の面とスライダ6との隙間Sの間に配置される。
上記のように、本実施例の防塵アダプタ11は、特許文献1のような天板を廃止して防塵アダプタ11の外壁21のステージ取付面20に直接移動ステージ3を取付けるようにしたので、スライド装置1の全高(基台2の上面2aから移動ステージ3の下面3bまでの高さをいう。)を低くすることができ、スライド装置1を設置した設備の小型化を図ることができると共に、防塵アダプタ11のステージ取付面20の間が開放されているので防塵アダプタ11とスライダ6との着脱を上方からボルトを用いて容易に行うことができる。
更に、防塵アダプタ11のステージ取付面20の間が開放されているので、移動ステージ3とカバープレート7を取外せば、防塵アダプタ11をスライダ6に取付けたままであっても、通常の刷毛等の清掃用具を用いてアダプタ溝16に堆積した異物を容易に取除くことができ、異物の清掃作業を容易にしてスライド装置1を設置した設備の保守時間を短縮することができる。
更に、天板を廃止しても、防塵アダプタ11のステージ取付面20設けたピン穴24に取付けた取付ピン23を移動ステージ3の取付穴22に嵌合させて防塵アダプタ11に移動ステージ3を取付けるので、防塵アダプタ11と移動ステージ3とのズレを防止することができると共に、防塵アダプタ11の構造体としての結合力を高めることができ、外壁21間の開きを防止して、アダプタ溝16の溝底等への応力集中を軽減することができる。
更に、アダプタ溝16の側面17と底面との隅部に隅Rを設けてあるので、袖部15の強度を高めることができると共に、アダプタ溝16に落下する異物を溝底の幅方向の中央部に集めることができ、排出穴18による異物の排出を容易なものとすることができる。
更に、防塵アダプタ11のそれぞれの袖部15のスライダ6側の面とスライダ6との隙間Sの間に、先端がレール5の上面5aの上方まで伸張するサイドカバー26を設置したので、防塵アダプタ11がレール5を移動して防塵アダプタ11が存在しない部位でカバープレート7から基板2の上面2aに落下した異物や排出穴18から基板2の上面2aに排出された異物のリニアガイド装置4への侵入を防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、基台に設置されたレールに直線往復移動可能に支持されたスライダの上面に、コの字状断面形状のカバープレートの側板を挿通させるアダプタ溝を形成した袖部を有する防塵アダプタを取付け、この防塵アダプタの外壁の上端面をスライダの上面と平行に形成してカバープレートの上板の上方に位置させ、これを移動ステージを取付けるステージ取付面としたことによって、天板を廃止して防塵アダプタの外壁のステージ取付面に直接移動ステージを取付けることができ、スライド装置の全高を低くすることができると共に、防塵アダプタのステージ取付面の間が開放されているので移動ステージとカバープレートを取外せば防塵アダプタのアダプタ溝に堆積した異物を容易に取除くことができ、異物の清掃作業を容易に行うことができる。
また、防塵アダプタのそれぞれのステージ取付面に、移動ステージの取付穴に挿入される取付ピンを嵌合するピン穴を形成したことによって、防塵アダプタと移動ステージとのズレを防止することができると共に、防塵アダプタの構造体としての結合力を高めてアダプタ溝の溝底等への応力集中を軽減することができる。
更に、防塵アダプタのそれぞれのアダプタ溝の底面と両側の側面との隅部に隅Rを形成したことによって、袖部の強度を高めることができる。
更に、防塵アダプタのそれぞれのアダプタ溝の溝底に、堆積した異物を排出する排出穴を形成したことによって、スライド装置の作動中においてもアダプタ溝に堆積した異物を排出することができ、アダプタ溝の溝底への異物の堆積によるカバープレートの側板の下端部への異物の噛み込みを防止することができる。
更に、防塵アダプタのそれぞれのアダプタ溝の両側の側面をテーパ面にしたことによって、アダプタ溝の溝底の反対側の開口部を広くすることができ、アダプタ溝の溝底に堆積した異物の排出を容易に行うことができると共に、清掃作業を更に容易に行うことができる。
更に、防塵アダプタのそれぞれの袖部のスライダ側の面とスライダとの隙間Sの間に伸張し、レールの全長に渡って延在するサイドカバーを基板に設置するようにしたことによって、防塵アダプタがレールを移動して防塵アダプタが存在しない部位でカバープレートから基板上に落下した異物のリニアガイド装置への侵入を防止することができる。
図3は実施例2のスライド装置の正面を示す説明図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例の防塵アダプタ11は、上記実施例1と同様に形成されているが、その締結部12のスライダ6側の面にスライダ移動方向に沿って形成された嵌合溝30はスライダ6の幅より幅広に形成されており、その一方の側面31がスライダ6に防塵アダプタ11を固定する際の基準面として機能する。このとき嵌合溝30の他方の側面31とその側面31に対向するスライダ6の上端部の面との間には図3にAで示す間隔が形成される。
本実施例の間隔Aは、5mm以下の寸法となるように形成されている。
また、締結部12の上面12aには段付ボルト穴32が形成されており、段付ボルト穴32の大径部に頭部を収納したボルト33により、嵌合溝30に基準面に当接させてその上端部を嵌合させたスライダ6の上面6aに固定される。
更に、袖部15に形成されたアダプタ溝16に挿通するカバープレート7の側板9の下端の基板2の上面2aからの高さBは、レール5の上面5aの基板2の上面2aからの高さHより低い位置となるように形成されており、アダプタ溝16の溝底の基板2の上面2aからの高さCはレール5の高さHより更に低く形成されている。
また、図3への図示は省略したが、防塵アダプタ11のそれぞれの袖部15のスライダ6側の面とスライダ6との隙間Sの間には、実施例1と同様のサイドカバー26が設置される。
上記のように構成すれば、嵌合溝30の基準面とした一方の側面31にスライダ6の上端部の面を当接させてスライダ6に防塵アダプタ11を固定することができるので、スライダ6と防塵アダプタ11とのスライダ移動方向の平行度の精度を保ちながらスライダ6に防塵アダプタ11を容易に組付けることができる。
また、嵌合溝30の他方の側面31とその側面31に対向するスライダ6の上端部の面との間隔Aを5mm以下として狭くしてあるので、ステージ取付面20に作用する外力による締結部12の変形をスライダ6のバックアップ効果により防止することができ、締結部12の厚さを厚くすることなく締結部12に生ずる応力集中を軽減することができる。
更に、防塵アダプタ11のステージ取付面20の間が開放されているので、防塵アダプタ11とスライダ6との着脱を上方からボルトを用いて容易に行うことができ、段付ボルト穴32の大径部にボルト33の頭部を収納して締結部12の厚さを薄くすることが可能になり、カバープレート7の取付高さを低く設定してスライド装置1の全高を更に低くすることができる。
更に、カバープレート7の側板9の下端の高さBを、レール5の上面5aの高さHより低くなるように形成したので、防塵アダプタ11がレール5を移動して防塵アダプタ11が存在しない部位のレール5の上面5aをカバープレート7で覆って側方からレール5の上面5aに侵入する異物を防止することができる。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、防塵アダプタの締結部のスライダ側の面に設けた嵌合溝の一方の側面を、スライダに防塵アダプタを固定する際の基準面としたことによって、嵌合溝の基準面とした一方の側面にスライダの上端部の面を当接させてスライダと防塵アダプタとのスライダ移動方向の平行度の精度を保ちながらスライダに防塵アダプタを容易に組付けることができる。
また、嵌合溝の他方の側面と、この側面に対向するスライダの面との間の間隔Aを5mm以下にしたことによって、ステージ取付面に作用する外力による締結部の変形をスライダのバックアップ効果により防止することができる。
更にカバープレートの側板の下端をレールの上面より下方に位置させたことによって、防塵アダプタがレールを移動して防塵アダプタが存在しない部位におけるレールの上面への側方からの異物の侵入を防止することができる。
なお、上記各実施例においては、防塵アダプタの各ステージ取付面にそれぞれの2箇所のピン穴を設けるとして説明したが、ピン穴は各ステージ取付面に少なくとも1箇所あれば足り、3箇所以上であってもよい。
また、上記各実施例においては、防塵アダプタのそれぞれのアダプタ溝の溝底の1箇所に排出穴を形成するとして説明したが、排出穴の数は2箇所以上であってもよく、各アダプタ溝に異なった数の排出穴を形成するようにしてもよい。
更に、上記各実施例においては、防塵アダプタのそれぞれのアダプタ溝の両側の側面をテーパ面にするとして説明したが、各アダプタ溝の両側の側面の少なくとも一方をテーパ面にすれば足りる。
更に、上記各実施例においては、転動体としてボールを用いたリニアガイド装置を例に説明したが、転動体としてころを用いたリニアガイド装置においても同様である。
実施例1のスライド装置の正面を示す説明図 実施例1の防塵アダプタに上面を示す説明図 実施例2のスライド装置の正面を示す説明図
符号の説明
1 スライド装置
2 基台
2a、3a、5a、6a、8a、12a 上面
2b、3b、6b、15b 下面
3 移動ステージ
4 リニアガイド装置
5 レール
6 スライダ
7 カバープレート
8 上板
9 側板
11 防塵アダプタ
12 締結部
13、30 嵌合溝
15 袖部
16 アダプタ溝
17、31 側面
18 排出穴
20 ステージ取付面
21 外壁
22 取付穴
23 取付ピン
24 ピン穴
26 サイドカバー
32 段付ボルト穴
33 ボルト

Claims (10)

  1. 基台と、
    移動対象となる被移動体を設置する移動ステージと、
    前記基台に設置されたレールと、
    前記レールに直線往復移動可能に支持されたスライダと、
    前記スライダの移動方向に前記レールの全長に渡って延在し、前記スライダと前記移動ステージとの間に配置された上板と、前記上板の前記スライダの移動方向に直交する幅方向の両端に設けられ、前記スライダを挟んで対向する側板とでコの字状断面形状を形成したカバープレートとを備えたスライド装置の防塵構造において、
    前記スライダの上面に固定され、前記カバープレートの上板の下方に配置される締結部と、
    前記締結部の前記幅方向の両端に設けられ、前記スライダの側方に配置された袖部と、
    前記袖部に形成され、前記カバープレートの側板を挿通させるアダプタ溝とを有する防塵アダプタを設け、
    前記防塵アダプタの両側のアダプタ溝と、前記それぞれの袖部の幅方向の外側の側面との間の外壁の上端面を、前記スライダの上面と平行に形成して前記カバープレートの上板の上方に位置させ、前記移動ステージを取付けるステージ取付面とし
    前記防塵アダプタのそれぞれの前記アダプタ溝の両側の側面を、溝底を狭くする方向に傾斜したテーパ面とし、かつ前記溝底を前記両側のテーパ面を一つの円弧で接続する円弧面とし、
    前記防塵アダプタのそれぞれの前記アダプタ溝の溝底の少なくとも1箇所に、堆積した異物を排出する排出穴を形成したことを特徴とするスライド装置の防塵構造。
  2. 請求項1において、
    前記防塵アダプタのそれぞれの前記ステージ取付面の少なくとも1箇所に、前記移動ステージの取付穴に挿入される取付ピンを嵌合するピン穴を形成したことを特徴とするスライド装置の防塵構造。
  3. 請求項1または請求項において、
    前記防塵アダプタの締結部の前記スライダ側の面に、前記スライダの上端部を嵌合する嵌合溝を形成し、前記嵌合溝の一方の側面を、前記スライダに前記防塵アダプタを固定する際の基準面としたことを特徴とするスライド装置の防塵構造。
  4. 請求項3において、
    前記嵌合溝の他方の側面と、その側面に対向する前記スライダの面との間の間隔を5mm以下にしたことを特徴とするスライド装置の防塵構造。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記カバープレートの側板の下端を、前記レールの上面より下方に位置させたことを特徴とするスライド装置の防塵構造。
  6. 請求項1ないし請求項のいずれか一項において、
    前記防塵アダプタのそれぞれの前記袖部の前記スライダ側の面と、前記スライダとの間に伸張し、前記レールの全長に渡って延在する前記基台に設置されたサイドカバーを設けたことを特徴とするスライド装置の防塵構造。
  7. レールと、前記レールに直線往復移動可能に支持されたスライダとを備えたリニアガイド装置に設置される防塵アダプタにおいて、
    前記スライダの上面に固定される締結部と、
    前記締結部の前記スライダの移動方向に直交する幅方向の両端に設けられ、前記スライダの側方に配置された袖部と、
    前記袖部に形成されたアダプタ溝と、
    前記両側のアダプタ溝と、前記それぞれの袖部の幅方向の外側の側面との間の外壁に設けられ、前記スライダの上面より上方に位置し、かつ前記スライダの上面と平行に形成されたステージ取付面とを備え
    それぞれの前記アダプタ溝の両側の側面を、溝底を狭くする方向に傾斜したテーパ面とし、かつ前記溝底を前記両側のテーパ面を一つの円弧で接続する円弧面とし、
    それぞれの前記アダプタ溝の溝底の少なくとも1箇所に、堆積した異物を排出する排出穴を形成したことを特徴とする防塵アダプタ。
  8. 請求項において、
    前記それぞれのステージ取付面の少なくとも1箇所に、取付ピンを嵌合するピン穴を形成したことを特徴とする防塵アダプタ。
  9. 請求項7または請求項において、
    前記防塵アダプタの締結部の前記スライダ側の面に、前記スライダの上端部を嵌合する嵌合溝を形成し、前記嵌合溝の一方の側面を、前記スライダに固定する際の基準面としたことを特徴とする防塵アダプタ。
  10. 請求項9において、
    前記嵌合溝の他方の側面と、その側面に対向する前記スライダの面との間の間隔を5mm以下にしたことを特徴とする防塵アダプタ。
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