JP6674177B2 - 遠隔操縦用画像取得装置と方法および遠隔操縦装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機械を遠隔操縦することに用いる画像を取得するための遠隔操縦用画像取得装置と方法、および、作業装置の遠隔操縦装置に関する。
図1は、作業装置60を遠隔操縦するための構成を示す。作業装置60は、地上を移動する移動機構(例えば車輪やクローラ)を有する本体60aと、本体60aに設けられ対象物体1に対して作業を行うアーム状構造体60bとを備える。作業装置60は、作業装置60から離れた遠隔操縦エリアRから遠隔操縦される。そのために、作業装置60は、カメラ61と通信装置63と制御装置65とを有し、遠隔操縦エリアRには、表示装置67と操作装置69と通信装置71とが設けられる。
作業装置60において、カメラ61は、作業装置60からその付近の領域を撮像する。例えば、作業装置60に設けられたアーム状構造体60bが所定の作業を行う場合に、カメラ61は、その作業対象となる対象物体1を含む領域を撮像する。これにより、カメラ61は、この領域の画像データを取得する。カメラ61により取得された画像データは、通信装置63により遠隔操縦エリアRの通信装置71へ無線で送信される。
遠隔操縦エリアRにおいて、通信装置71が受信した画像データによる画像は、表示装置67に表示される。人は、表示された画像を見ながら、操作装置69を操作することにより、この操作に応じて、操作装置69は、本体60aの移動機構に対する移動指令(例えば、移動方向や移動速度を示す移動指令)を生成する。または、人は、表示された画像を見ながら、操作装置69を操作することにより、この操作に応じて、操作装置69は、アーム状構造体60bに対する動作指令を生成する。生成された移動指令または動作指令は、通信装置71から作業装置60の通信装置63へ無線で送信される。
作業装置60において、制御装置65は、通信装置63により受信した移動指令に従って移動機構による本体60aの移動方向や移動速度を制御する。また、制御装置65は、通信装置63により受信した動作指令に従ってアーム状構造体60bの動作を制御する。
上述のような作業装置は、例えば下記の特許文献1に記載されている。
特開平11−132071号公報
しかし、アーム状構造体60bがカメラ61の視野内に入ることにより、カメラ61から見て対象物体1がアーム状構造体60bの背後に隠れてしまうことがある。または、作業装置60に設けたカメラ61で得た画像において、作業装置60(例えば、アーム状構造体60b)から対象物体1までの距離(画像の奥行き方向の距離)が把握しにくい場合がある。そのため、作業装置60に設けた1つ又は複数のカメラ61で得た画像からは、対象物体1を認識しにくい場合や、対象物体1と作業装置60(アーム状構造体60b)との位置関係を認識しにくい場合がある。
そこで、本発明の目的は、対象物体に対して作業を行う作業装置を遠隔操縦する場合に、対象物体を認識しやすい画像データ、または、対象物体と作業装置(アーム状構造体)との位置関係を認識しやすい画像データを取得する手段を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明によると、対象物体に対して作業を行う作業装置を遠隔操縦するために、作業装置付近の画像を取得する遠隔操縦用画像取得装置であって、
カメラと第1通信装置が搭載され、前記作業装置とは独立して移動する移動体を備え、
前記カメラは、前記作業装置の付近を撮像して該付近の画像データを生成し、
前記第1通信装置は前記画像データを送信することにより、該画像データが、遠隔操縦するための遠隔操縦エリアの第2通信装置に受信され、
前記移動体は、
該移動体の現在位置を計測する位置計測装置と、
該位置計測装置により計測された現在位置と、作業装置との衝突を避けるために設定された進入禁止範囲とを比較し、該現在位置が進入禁止範囲内であるかどうかを判断する比較装置とを備える、ことを特徴とする遠隔操縦用画像取得装置が提供される。
上述の遠隔操縦用画像取得装置は、例えば以下のように構成できる。
前記比較装置は、前記現在位置が進入禁止範囲内であると判断した場合には、その旨のアラーム信号を出力する。
遠隔操縦用画像取得装置は、前記現在位置が進入禁止範囲内であると前記比較装置により判断された場合に、前記移動体を進入禁止範囲外へ移動させるように前記移動体を制御する衝突回避制御装置を備える。
前記移動体は無人飛行装置である。
遠隔操縦用画像取得装置は、前記作業装置に設けられ、第1通信装置が送信した画像データを受けて、該画像データを前記第2通信装置へ無線で送信する第3通信装置を備える。
前記移動体は、該移動体の移動に使用される電力を蓄える蓄電装置と、前記作業装置に設けられた充電装置から電力を受けて前記蓄電装置へ送る受電機構と、を備える。
遠隔操縦用画像取得装置は、複数の前記移動体を備える。
前記移動体は、
該移動体の現在位置を計測する位置計測装置と、
該位置計測装置により計測された現在位置と、作業装置との衝突を避けるために設定された進入禁止範囲とを比較し、該現在位置が進入禁止範囲内であると判断したら、その旨のアラーム信号を出力する比較装置とを備える。
また、本発明によると、上述の遠隔操縦用画像取得装置と、
前記遠隔操縦エリアに設けられ、前記第1通信装置により送信された前記画像データを受信する第2通信装置と、
前記遠隔操縦エリアに設けられ、該第2通信装置が受信した画像データによる画像を表示する表示装置と、
前記遠隔操縦エリアに設けられ、人に操作されることにより前記作業装置を遠隔操縦するための操縦指令を生成する操作装置と、を備える、ことを特徴とする遠隔操縦装置が提供される。
また、上記目的を達成するため、本発明によると、対象物体に対して作業を行う作業装置を、遠隔操縦するために作業装置の付近の画像を取得する遠隔操縦用画像取得方法であって、
カメラと第1通信装置が搭載され、前記作業装置とは独立して移動する移動体を用意し、
前記カメラは、前記作業装置の付近を撮像して該付近の画像データを生成し、
前記第1通信装置は前記画像データを送信することにより、該画像データが、遠隔操縦するための遠隔操縦エリアの第2通信装置に受信され、該画像データによる画像が遠隔操縦エリアにおける表示装置に表示され、
前記移動体において、該移動体の現在位置を計測するとともに、計測された該現在位置と、作業装置との衝突を避けるために設定された進入禁止範囲とを比較し、該現在位置が進入禁止範囲内であるかどうかを判断する、ことを特徴とする遠隔操縦用画像取得方法が提供される。
上述した本発明によると、作業装置の作業を遠隔操縦するための画像を取得するのに好ましい位置へ移動体が移動し、この位置から、移動体のカメラが撮像して画像データを取得できる。
したがって、対象物体を認識しやすい画像データ、または、対象物体と作業装置との位置関係を認識しやすい画像データを取得できる。
作業装置を遠隔操縦するための構成を示す。 本発明の対象となり得る作業装置と、本発明の実施形態による遠隔操縦用画像取得装置と遠隔操縦装置を示す。 作業装置と移動体と遠隔操縦エリア内の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態による遠隔操縦用画像取得方法を示すフローチャートである。 作業装置と移動体との衝突を防止する方法を示すフローチャートである。 作業装置と移動体との衝突を防止する方法を示す別のフローチャートである。 他の実施形態による、作業装置と移動体と遠隔操縦エリア内の構成を示すブロック図である。
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図2は、本発明の対象となり得る作業装置10と、本発明の実施形態による遠隔操縦用画像取得装置20と遠隔操縦装置30を示す。
作業装置10は、地上を移動するための移動機構を有する本体10aと、本体10aに設けられ作業を行うためのアーム状構造体10bとを備える。移動機構は、地面に接して回転駆動されることにより、地上を走行する走行用回転部材3(例えば、車輪やクローラベルトなど)を有するものであってよい。図2では、走行用回転部材3は、クローラベルトである。ただし、移動機構は、上記に限定されず、地上を移動できる機構であればよい。アーム状構造体10bは、その作業対象となる対象物体1に対して作業を行う。
作業装置10は、本実施形態では移動式作業機械である。例えば、移動式作業機械は、パワーショベル、ドラグショベルまたは他の建設機械である。作業装置10が、パワーショベルまたはドラグショベルである場合には、アーム状構造体10bは、互いに順次連結されたブームとアームとバケットとを有する。図2では、アーム状構造体10bは、ドラグショベルであり、ブーム5aとアーム5bとバケット5cとを有する。
代わりに、作業装置10は、解体用機械であってもよい。この場合、アーム状構造体10bは、互いに順次連結されたブームとアームと解体具(ブレーカ、解体用つかみ機、コンクリート圧搾機、鉄骨切断機など)とを有する。
作業装置10は、上述のものに限定されず、他のものであってもよい。
(遠隔操縦用画像取得装置の構成)
図2と図3に基づいて、遠隔操縦用画像取得装置20を説明する。図3は、作業装置10と移動体13と遠隔操縦エリアR内の構成を示すブロック図である。
遠隔操縦用画像取得装置20は、作業装置10を操作装置31の操作により遠隔操縦するために、作業装置10の付近の画像を取得する。作業装置10の付近の画像とは、作業装置10の一部(例えばアーム状構造体10b)と対象物体1とを含む画像であってよい。遠隔操縦用画像取得装置20は、カメラ7と第1通信装置9が搭載され作業装置10とは独立して移動する移動体13を備える。カメラ7は、作業装置10とは別の位置から作業装置10の付近を撮像して該付近の画像データ(すなわち、リアルタイムな画像データ。以下同様)を生成する。第1通信装置9は、カメラ7が得た画像データを送信することにより、この画像データが、操作装置31が設けられた遠隔操縦エリアRの第2通信装置11に受信される。
本実施形態では、移動体13は、無人飛行装置である。この場合において、本願において、移動体13の移動とは、無人飛行装置13の飛行を意味する。好ましい一例では、無人飛行装置13は、マルチコプター(いわゆるドローン(drone))である。移動体(無人飛行装置)13は、カメラ7が所望の画像データを取得できる位置へ移動することができる。ここで、所望の画像データとは、対象物体1を認識しやすい画像データ、または、対象物体1と作業装置10(アーム状構造体10b)との位置関係を認識しやすい画像データを意味する(以下、同様)。移動体13が無人飛行装置の場合、無人飛行装置13が、飛行中に、好ましくは、空中の一定位置に停止した状態で、または、一定の局所範囲内に位置した状態で、カメラ7は、作業装置10付近の領域を撮像して所望の画像データを取得する。
なお、移動体13は、無人車両であってもよいし、他のものであってもよい。
遠隔操縦用画像取得装置20は、作業装置10に設けられた第3通信装置15を備える。第3通信装置15は、第1通信装置9が低電力(例えば10mW程度)で送信した画像データを受けて、当該画像データを、上記低電力より高い電力(例えば10W程度)で第2通信装置11へ無線で送信する。これにより、移動体13の第1通信装置9が、画像データの送信に消費する電力を抑えることができる。すなわち、第1通信装置9は、近くの作業装置10の第3通信装置15へ画像データを送信できればよいので、画像データの送信電力を、遠隔の第2通信装置11へ直接送信する場合よりも小さくして当該画像データを送信できる。よって、第1通信装置9が画像データを送信するのに要する消費電力が抑えられる。
遠隔操縦用画像取得装置20は、移動体13の移動を遠隔制御する操作装置27を備える。操作装置27は、人に操作されることにより、移動体13の移動に関する移動指令を生成し、この移動指令を無線で移動体13に送信する。この移動指令として、例えば、移動体13の移動方向を示す方向指令と、移動速度を示す速度指令とがある。移動体13は、操作装置27からの移動指令を受信して、受信した移動指令に従って移動するように構成されている。なお、この移動指令は、第3通信装置15に中継されて移動体13(すなわち第1通信装置9)に受信されてよい。移動体13が無人飛行装置である場合には、無人飛行装置13は、受信した移動指令に従って、飛行し、または着陸する。
操作装置27は、本実施形態によると遠隔操縦エリアRに設けられる。人は、移動体13に設けたカメラ7が得た画像データによる画像を見ながら操作装置27を操作してよい(以下、同様)。すなわち、カメラ7が得た画像データが、第1通信装置9から第3通信装置15を介して第2通信装置11へ送信されて、この画像データによる画像は、操作装置27の操作者が見られるように遠隔操縦エリアRの表示装置(例えば後述の表示装置25)に表示される。
また、操作装置27には、移動体13に固定された基準線に対してカメラ7の向きを調整するカメラ向き操作部27aが設けられていてもよい。人は、このカメラ向き操作部27aを操作して、上述の基準線に対するカメラ7の向きを調整できる。
移動体13は、移動体13の移動に使用される電力を蓄える蓄電装置17と、作業装置10に設けられた充電装置19から電力を受けて蓄電装置17へ送る受電機構18とを備える。
充電装置19は、電力を蓄えた蓄電装置19aと、この蓄電装置19aの電力を受電機構18に供給する給電機構19bとを有する。
図2の例では、受電機構18は受電コネクタであり、給電機構19bは、受電コネクタ18に接続可能な給電コネクタである。ただし、受電機構18は受電コイルであり、給電機構19bは、受電コイル18に非接触で電力を送る給電コイルであってもよい。
移動体13は、充電残量計測装置23を備える。充電残量計測装置23は、移動体13の蓄電装置17の蓄電量が下限値以下になったかどうかを判断する。この判断の結果が肯定である場合には、例えば、その旨が、第1通信装置9から送信されて、遠隔操縦エリアRの第2通信装置11に受信され、遠隔操縦エリアRにおいて、表示、音声、光の形態で出力装置から出力され、操作装置27を操作する人に認識される。したがって、人は、操作装置27を操作することにより、移動体13を、受電機構18が作業装置10の充電装置19から電力を受けられる受電可能位置へ移動させる。次いで、例えば遠隔操縦エリアRに設けた適宜の入力装置を用いて、人が充電開始指令を入力する。この充電開始指令が、第2通信装置11から作業装置10の第3通信装置15へ無線で送信される。これにより、充電装置19の適宜のスイッチがオンにされて、充電装置19から受電機構18へ電力が供給されて蓄電装置19aが充電される。なお、受電可能位置を示す指標が作業装置10に設けられるのがよい。この指標は、カメラ7で得た画像データによる画像において人が認識できるものである。受電可能位置が、作業装置10上の位置である場合には、指標は当該位置に設けられる。受電可能位置が、作業装置10の所定部位に隣接する位置である場合には、指標は当該所定部位に設けられる。
受電機構18が受電コネクタであり、給電機構19bが給電コネクタである場合には、移動体13が受電可能位置に移動させられた後、充電開始指令の入力前に、例えば、次のようにするのがよい。作業装置10に設けられ受電可能位置を撮像するカメラ24が撮像した画像データによる画像と、上述のカメラ7が撮像した画像データによる画像との一方または両方が、遠隔操縦エリアRに設けた表示装置(例えば表示装置25)に表示される。人は、表示された当該画像を見ながら、適宜の操作装置を操作して、作業装置10に設けたマニピュレータ(図示せず)を動作させる。これにより、このマニピュレータが、給電コネクタ19bを把持して受電コネクタ18に接続させる。なお、給電コネクタ19bには、変形自在な給電ケーブル29の一端部が接続されており、給電ケーブル29の他端部は、蓄電装置19aに接続されている。この給電ケーブル29は、上記マニピュレータにより給電コネクタ19bを受電コネクタ18まで移動されることを可能にする長さを有している。
受電機構18が受電コイルであり、給電機構19bが非接触給電用の給電コイルである場合には、移動体13が受電可能位置に移動させられた後、充電装置19により蓄電装置17に充電が上述の充電開始指令により又は自動的になされてよい。なお、充電開始前に、受電可能位置における移動体13の向きが、給電コイル19bが受電コイル18に非接触給電できる向きにされる。この向きの調整は、操作装置27の操作により、または、移動体13による自動制御によりなされる。
(遠隔操縦装置の構成)
本発明の実施形態による遠隔操縦装置30は、作業装置10を遠隔操縦するための装置であり、上述の遠隔操縦用画像取得装置20と、第2通信装置11と、表示装置25と、操作装置31とを備える。
第2通信装置11は、遠隔操縦エリアRに設けられ、第1通信装置9により送信された画像データを受信する。表示装置25は、遠隔操縦エリアRに設けられ、第2通信装置11が受信した画像データによる画像を表示する。操作装置31は、遠隔操縦エリアRに設けられ、人に操作されることにより作業装置10を遠隔操縦するための操縦指令を生成する。
操縦指令として、本体10aを移動させる上述の移動機構に対する移動指令(例えば、移動方向や移動速度を示す移動指令)と、アーム状構造体10bに対する動作指令とがある。生成された操縦指令は、第2通信装置11から無線で送信されて、作業装置10に設けられた第3通信装置15に受信される。これにより、この操縦指令に従って、作業装置10に設けられた制御装置33は、作業装置10を制御する。すなわち、制御装置33は、移動指令に従って上述した移動機構による本体10aの移動を制御し、動作指令に従ってアーム状構造体10bの動作を制御する。
(遠隔操縦用画像取得方法)
次に、上述した遠隔操縦用画像取得装置20を用いた遠隔操縦用画像取得方法について説明する。図4は、この遠隔操縦用画像取得方法を示すフローチャートである。
ステップS1において、人が操作装置27を操作することにより、移動体13のカメラ7が所望の画像データを取得できる撮像位置へ移動体13を移動させる。
なお、上述の撮像位置は、例えば、作業装置10を水平方向における側方から見る位置(図2において一点鎖線で示す移動体13の位置)であってよい。移動体13が無人飛行装置である場合には、上述の撮像位置は、作業装置10を上方から見る位置(図2において実線で示す移動体13の位置)であってもよい。
移動体13が無人飛行装置である場合には、ステップS1において、操作装置27の操作により、無人飛行装置13を、作業装置10の付近の画像を取得できる撮像位置(すなわち、所望の画像を撮像できる撮像位置)へ着陸させ、この状態で、無人飛行装置13のカメラ7は、作業装置10の付近を撮像する。したがって、無人飛行装置13の飛行で、蓄電装置17の蓄電量が消費されることを抑えることができる。
好ましくは、移動体13は作業装置10に載った状態で、作業装置10が作業を行う作業領域へ移動し、その後、ステップS1において、移動体13が作業装置10から移動して(例えば乗り出して)撮像位置へ移動する。特に、図2に示すように、移動体13が無人飛行装置である場合には、ステップS1において、無人飛行装置13は、作業装置10から飛び立って、撮像位置へ飛行する。
このステップS1により、移動体13(カメラ7)の位置が、所望の画像データを取得可能な撮像位置となる。このステップS1では、人は、上述のカメラ向き操作部27aを操作して、カメラ7の向きを調整してもよい。
ステップS2において、上述の撮像位置にあるカメラ7が所望の画像データを取得し、この画像データが、第1通信装置9から第3通信装置15を介して第2通信装置11へ送信される。これにより、この所望の画像データは、表示装置25に表示される。このステップS2において、移動体13と作業装置10(第3通信装置15)との距離は、小さく、例えば、3m〜50mの範囲内、3m〜30mの範囲内、または、10m〜20mの範囲内である。したがって、第1通信装置9が画像データを送信するのに消費する電力が抑えられる。
ステップS3において、人は、表示装置25に表示された、所望の画像データによる画像を見ながら、操作装置31を操作することにより、作業装置10による作業を行う。
ステップS1、S2またはS3が行われている時に、充電残量計測装置23が、移動体13の蓄電装置17の蓄電量が下限値以下になったと判断したら、当該ステップの処理を止めて、処理はステップS4へ進む。
ステップS4において、人は、操作装置27を操作して移動体13を上述の受電可能位置へ移動させる。次いで、ステップS4において、蓄電装置17は、充電装置19から電力を受けて蓄える。蓄電装置17に充電がなされたら、上述のステップS1に戻る。
一方、ステップS3が行われている間に、作業装置10の作業の進行に応じて、所望の画像データを得るための撮像位置を変える場合には(ステップS5でYES)、上述のステップS1へ戻る。この判断は、表示装置25に表示された画像を見ながら、操作装置31を操作している人になされてよい。ステップS5で撮像位置を変える場合には、戻ったステップS1において、人が操作装置27を操作することにより、移動体13を移動させて、移動体13(カメラ7)の位置を新たな撮像位置に変更する。
(作業装置と移動体との衝突防止)
好ましくは、作業装置10と移動体13との衝突を防止するために、作業装置10と移動体13は、さらに以下の構成を有する。
作業装置10は、位置計測装置35と範囲設定装置39と許可通知装置41を備える。位置計測装置35は、作業装置10の現在位置を計測する。例えば、位置計測装置35は、GPS(Global positioning system)衛星からGPS信号を受信し、このGPS信号に基づいて作業装置10の現在位置を求める。
範囲設定装置39は、位置計測装置35が計測した作業装置10の現在位置に基づいて、移動体13と作業装置10との衝突を避けるための進入禁止範囲を設定する。この進入禁止範囲は、位置計測装置35が計測した現在位置を含む範囲であって、この現在位置に作業装置10がある状態で、作業装置10の本体10aが占める本体範囲aと、アーム状構造体10bが動作可能な(動いて届く)その最大可動範囲bとを合わせた範囲である。作業装置10が移動してその現在位置が変われば、この現在位置に基づいて設定される進入禁止範囲も移動する。なお、進入禁止範囲は、本体範囲aと最大可動範囲bとを合わせた範囲よりも所定の大きさ(例えば、各方向に本体10aの寸法のオーダー)だけ拡大した範囲であってもよい。
範囲設定装置39は、本体10aの寸法(例えば、幅、長さおよび高さ)と、本体10aに対するアーム状構造体10bの最大可動範囲cとを記憶する記憶部39aを有していてよい。この場合、範囲設定装置39は、記憶部39aに記憶された本体10aの寸法および最大可動範囲cと、位置計測装置35が計測した作業装置10の現在位置とに基づいて、進入禁止範囲を設定する。
許可通知装置41は、蓄電装置17への充電のために、作業装置10へ移動体13が接近することを許可する許可通知を、第3通信装置15から第1通信装置9へ無線で送信させる(詳しくは後述する)。
移動体13は、位置計測装置43と比較装置45と衝突回避制御装置46と許可要求装置47とをさらに備える。
位置計測装置43は、移動体13の現在位置を計測する。例えば、位置計測装置43は、GPS衛星からGPS信号を受信し、このGPS信号に基づいて移動体13の現在位置を求める。
比較装置45は、位置計測装置43が計測した移動体13の現在位置が、上述の進入禁止範囲内であるかどうかを判断する(詳しくは後述する)。
この判断の結果が肯定である場合に、衝突回避制御装置46は、移動体13を進入禁止範囲外へ移動させるように移動体13を制御する(詳しくは後述する)。
許可要求装置47は、移動体13の蓄電装置17の蓄電量が下限値以下になった場合に、移動体13が充電のために作業装置10へ接近することの許可を受ける旨の接近許可要求を第1通信装置9から送信させる。
図5と図6は、作業装置10と移動体13との衝突防止方法を示すフローチャートである。図5は、主に作業装置10側の処理を示し、図6は、主に移動体13側の処理を示す。
ステップS11で、作業装置10を作業領域へ移動させる。例えば、次のようにステップS11を行う。作業装置10の位置計測装置35は、作業装置10の現在位置を計測する。計測された作業装置10の現在位置は、例えば、第3通信装置15から第2通信装置11へ無線で送信され、表示装置25の画面に表示されている地図に表示される。この地図上には、上述の作業領域も表示されている。人は、同じ画面に互いに重ねて表示されている地図、作業装置10の現在位置、および上記作業領域を見て操作装置31を操作して、作業装置10を、上述の作業領域内へ移動させる。この時、好ましくは、移動体13は作業装置10に載っている。この場合、移動体13は、作業装置10が作業領域へ到達した後に、作業装置10が作業を開始する前に、作業装置10から上述の撮像位置へ移動する。
なお、ステップS11で、作業装置10に設けられ作業装置10の前方を撮像するカメラ26が取得した画像を見ながら、人は操作装置31を操作してもよい。すなわち、カメラ26で撮像した画像データが、第3通信装置15から第2通信装置11へ送信され、この画像データによる画像が、表示装置25に表示される。人は、この画像を見ながら操作装置31を操作して、上述の作業領域へ作業装置10を移動させる。
ステップS12で、位置計測装置35は、作業装置10の現在位置を計測し、作業装置10の範囲設定装置39は、上述したように、この現在位置に基づいて進入禁止範囲を設定する。
ステップS13で、範囲設定装置39は、設定された進入禁止範囲を示す進入禁止範囲情報を、第3通信装置15から、移動体13の第1通信装置9へ無線で送信させる。その後、ステップS14が行われる。
なお、進入禁止範囲は、ステップS12において、他の場所(例えば遠隔操縦エリアR)で設定されてもよい。この場合、範囲設定装置39は、位置計測装置35により計測された作業装置10の現在位置を、第3通信装置15を介して受け、または、他の手段で計測された作業装置10の現在位置を受け、受けた当該現在位置に基づいて進入禁止範囲を設定する。次いで、この進入禁止範囲を示す進入禁止範囲情報が、ステップS13において、適宜の通信装置(例えば第2通信装置11)から無線で送信され、第3通信装置15に中継されて又は直接、移動体13の第1通信装置9に受信されてもよい。
ステップS14で、作業装置10が、上述の作業領域内において作業を行う。このステップS14は、上述のステップS3と同じである。
なお、好ましくは、ステップS14の最中に、再び、上述のステップS12とステップS13を行う。
例えば、位置計測装置35は、作業装置10の現在位置を時々刻々と各時点で計測し、範囲設定装置39は、各時点で計測された当該現在位置に基づいて、前回のステップS12を行った時点の作業装置10の現在位置から作業装置10の位置が設定量だけ変化したと判断したら、再び、上述のステップS12とステップS13を行う。
あるいは、範囲設定装置39は、前回のステップS12を行った時点から経過時間を計測し、この経過時間が設定時間に達したと判断したら、再び、上述のステップS12とステップS13を行う。
作業装置10による作業中に、移動体13の許可要求装置47が、第1通信装置9から接近許可要求を送信させた場合には、移動体13が作業装置10に接近しようとしていると判断し(ステップS15でYES)、処理がステップS16へ移行する。そうでない場合には、移動体13が進入禁止範囲外に位置し続けるとして(ステップS15でNO)、ステップS14において作業装置10による作業が継続される。
第1の例では、第1通信装置9からの接近許可要求が、作業装置10の第3通信装置15に受信された場合に処理がステップS16へ移行する。第2の例では、第1通信装置9からの接近許可要求が(例えば第3通信装置15を介して)第2通信装置11に受信された場合に処理がステップS16へ移行する。
ステップS16で、作業装置10による作業を中断する。上述の第1の例の場合、上述の接近許可要求を作業装置10の第3通信装置15が受信することにより、制御装置33は、アーム状構造体10bの動作を停止させる。この場合、上述の接近許可要求を作業装置10の第3通信装置15が受信することにより、アーム状構造体10bの動作停止を示す信号が第3通信装置15から第2通信装置11へ無線で送信されて、遠隔操縦エリアRにおいて、表示、音声、光の形態で適宜の出力装置から出力され、操作装置31を操作する人に通知される。
上述の第2の例の場合、移動体13の第1通信装置9から送信された接近許可要求は、第2通信装置11に受信されて、遠隔操縦エリアRにおいて、表示、音声、光の形態で適宜の出力装置から出力されることにより、操作装置31を操作する人に通知される。この場合、この通知を受けた人は、ステップS16で、操作装置31を操作することにより、作業を停止する旨の動作指令(停止指令)が操作装置31により生成され、第2通信装置11と第1通信装置9を介して制御装置33に受信される。これにより、制御装置33は、作業装置10(アーム状構造体10b)による作業を中断させる。すなわち、本体10aの移動とアーム状構造体10bの動作を停止させる。
ステップS17で、移動体13が作業装置10に接近することを許可する。上述の第1および第2の例のいずれにおいても、ステップS17において、制御装置33がステップS16で作業装置10による作業を中断させることに反応して、許可通知装置41が、許可通知を生成する。なお、上述の第2の例の場合には、作業を停止する旨の動作指令(停止指令)が、ステップS16で遠隔操縦エリアRの操作装置31により生成されることに反応して、許可通知装置41が、許可通知を生成してもよい。この場合、許可通知装置41は遠隔操縦エリアRに設けられる。
一方、移動体13においては、以下のように図6に示す処理を行う。
ステップS21で、移動体13の第1通信装置9は、上述のステップS13で送信された進入禁止範囲情報を受信する。
ステップS22で、移動体13の移動と、カメラ7による撮像と、作業装置10による作業を行う。すなわち、ステップS22で、上述のステップS1、S2、S3が行われ、必要に応じて上述のステップS5も行われる。ステップS22で、上述のステップS5も行う場合、再びステップS1、S2が行われる。このようなステップS22(特に上述のステップS2とS3)は、作業装置10による作業が終了されるまで継続される。
ステップS22の最中に、ステップS23で、移動体13において、位置計測装置43は、移動体13の現在位置を計測する。
ステップS22の最中に、ステップS24で、衝突回避判断が行われる。この衝突回避判断では、比較装置45は、ステップS21で受信した進入禁止範囲情報と、ステップS23で計測した現在位置とを比較することにより、移動体13が進入禁止範囲内に位置しているかを判断する。この判断の結果が肯定である場合には、処理はステップS25へ進む。そうでない場合には、ステップS22を継続させる。
ステップS25で、衝突回避動作が行われる。衝突回避動作として、下記の動作Aと動作Bの一方または両方が行われる。
(動作A)
移動体13の比較装置45は、アラーム信号を出力する。本実施形態では、移動体13の比較装置45は、アラーム信号を第1通信装置9から無線で送信させる。このアラーム信号は、(例えば第3通信装置15を介して)第2通信装置11に受信される。第2通信装置11に受信されたアラーム信号は、遠隔操縦エリアRにおいて、表示、音声、光の形態で出力装置から出力される。さらに、出力されたアラーム信号を認識した人が、操作装置27を操作することにより、移動体13を進入禁止範囲外へ移動させる。これにより、移動体13と作業装置10との衝突が回避される。その後、ステップS22に戻る。
この動作Aで、移動体13の現在位置が、時々刻々と位置計測装置43により計測されて、第1通信装置9から(例えば第3通信装置15を介して)第2通信装置11へ送信され、表示装置25または遠隔操縦エリアRの別の表示装置の画面に表示されている地図上に表示されるのがよい。この地図上には、第1通信装置9から(例えば第3通信装置15を介して)第2通信装置11へ送信された上述の進入禁止範囲も表示されている。動作Aで、人は、このように表示された移動体13の現在位置と進入禁止範囲を見て操作装置27を操作して、移動体13を、上述の進入禁止範囲外へ移動させる。
(動作B)
衝突回避制御装置46は、ステップS21で受信した進入禁止範囲情報と、ステップS23で計測した現在位置とに基づいて、移動体13を進入禁止範囲外へ移動させるように移動体13を制御する。これにより、移動体13と作業装置10との衝突を回避できる。その後、ステップS22に戻る。
動作Aと動作Bの両方が行われる場合には、好ましくは、移動体13は、動作Aにおいて操作装置27により生成される移動指令に影響されずに、動作Bにより強制的に進入禁止範囲外へ移動させられる。ただし、この場合に、衝突回避制御装置46が故障したときには、動作Aにより移動体13が進入禁止範囲外へ移動させられるようにするのがよい。
なお、ステップS21で、複数回、進入禁止範囲情報を受信した場合には、最後に受信した進入禁止範囲情報に基づいて衝突回避判断と衝突回避動作が行われる。また、衝突回避判断は、時間間隔をおいて繰り返し行われるのがよい。
ステップS22を行っている時に、移動体13の充電残量計測装置23は、移動体13の蓄電装置17の蓄電量が下限値以下になったことを検出したら(ステップS26でYES)、処理はステップS27へ進む。そうでない場合には、ステップS22を継続させる。
ステップS27で、移動体13の許可要求装置47は、移動体13が作業装置10に接近することの許可を求める接近許可要求を移動体13の第1通信装置9から無線で送信させる。これにより、上述のステップS15における判断の結果が肯定になり、上述のステップS16で作業装置10による作業が中断され、上述のステップS17で許可通知が生成される。
ステップS28で、ステップS17で生成された許可通知が、操作装置27の操作者に伝えられる。許可通知が作業装置10に設けた許可通知装置41により生成された場合には、この許可通知は、第3通信装置15から第2通信装置11へ送信され、遠隔操縦エリアRにおいて、表示、音声、光の形態で出力装置から出力され、操作装置27を操作する人に認識される。一方、許可通知が遠隔操縦エリアRに設けた許可通知装置41により生成された場合には、この許可通知は、表示、音声、光の形態で許可通知装置41から出力され、操作装置27を操作する人に認識される。人は、許可通知により、移動体13の蓄電装置17に充電が必要であることを知る。
ステップS29で、人は、操作装置27を操作することにより、移動体13を受電可能位置へ移動させる。これにより、上述のステップS4のように、作業装置10の充電装置19から移動体13の蓄電装置17へ給電されて、蓄電装置17に充電がなされる。その後、処理はステップS22に戻る。
ステップS29で、例えば、人は、カメラ7が得た画像だけでなく、遠隔操縦エリアRの表示装置(例えば表示装置25)に表示された地図上における作業装置10の現在位置と移動体13の現在位置を見ながら操作装置27を操作する。作業装置10の現在位置は、位置計測装置35で計測され、第3通信装置15から第2通信装置11へ送信されて当該地図上に表示される。移動体13の現在位置は、位置計測装置43で計測され、第1通信装置9から第2通信装置11へ送信されて当該地図上に表示される。
または、ステップS29で、カメラ24により撮像され遠隔操縦エリアRの表示装置(例えば表示装置25)に表示された画像データも見ながら人が操作装置27を操作することにより、移動体13をカメラ24の視野内に移動させてもよい。次いで、移動体13が、自律的に移動することにより、カメラ24の視野内の位置から移動して作業装置10に設けた給電コネクタ19b(給電口)に、受電コネクタ18を接続してもよい。これにより、蓄電装置17に充電がなされる。
あるいは、上述の許可通知を移動体13が受信することにより、ステップS29で、移動体13が、例えば受電可能位置に設けたマーカを頼りに、受電可能位置に自律移動してもよい。その後、充電装置19により蓄電装置17に充電がなされてよい。
上述した実施形態によると、作業装置10の作業を遠隔操縦するための画像を取得するのに好ましい撮像位置へ移動体13が移動し、この位置から、移動体13のカメラ7が撮像して画像データを取得できる。
したがって、対象物体1を認識しやすい画像データ、または、対象物体1と作業装置10(アーム状構造体10b)との位置関係を認識しやすい画像データを取得できる。
本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、以下の他の実施形態1〜3のいずれかを採用してもよいし、他の実施形態1〜3の複数を任意に組み合わせて採用してもよい。この場合、以下で説明しない点は、上述と同じであってよい。
(他の実施形態1)
遠隔操縦用画像取得装置20は、図7のように、遠隔操縦エリアRにおいて撮像位置を指定可能な入力装置49を備えていてもよい。人は、入力装置49を操作することにより撮像位置を指定可能である。このように入力装置49で指定された撮像位置が、第2通信装置11から送信されて移動体13の第1通信装置9に受信される。この場合、移動体13は、受信した撮像位置へ自律移動する。
この場合、操作装置27を省略してよいが、上述のカメラ向き操作部27aは、(例えば遠隔操縦エリアRに)設けられてよい。
(他の実施形態2)
上述の移動体13が複数設けられてもよい。この場合、各移動体13に対して操作装置27が設けられる。これにより、複数の移動体13にそれぞれ設けられた複数のカメラ7が得た複数の画像データによる画像が、表示装置25に表示される。したがって、複数の撮像位置から得た画像を見ながら、操作装置31を操作できる。
(他の実施形態3)
なお、操作装置27は、遠隔操縦エリアRに設けられていなくてもよい。例えば、操作装置27は、人が携帯可能であってもよい。この場合、操作装置27の操作のために、遠隔操縦エリアRへ送信されるデータや信号(例えば、カメラ7が得た画像データ、アラーム信号、許可通知)は、操作装置27に併設(例えば操作装置27に一体化)された通信装置に受信され、操作装置27に併設(例えば操作装置27に一体化)された適宜の出力装置により、人が認識できるようにデータや信号の種類に応じた形態(表示、音声、光)で出力される。
1 対象物体、3 走行用回転部材、5a ブーム、5b アーム、5c バケット、7 カメラ、9 第1通信装置、10 作業装置、10a 本体、10b アーム状構造体、11 第2通信装置、13 移動体(無人飛行装置)、15 第3通信装置、17 蓄電装置、18 受電機構(受電コネクタ)、19 充電装置、19a 蓄電装置、19b 給電機構(給電コネクタ)、20 遠隔操縦用画像取得装置、23 充電残量計測装置、24 カメラ、25 表示装置、26 カメラ、27 操作装置、27a カメラ向き操作部、29 給電ケーブル、30 遠隔操縦装置、31 操作装置、33 制御装置、35 位置計測装置、39 範囲設定装置、39a 記憶部、41 許可通知装置、43 位置計測装置、45 比較装置、46 衝突回避制御装置、47 許可要求装置、49 入力装置、R 遠隔操縦エリア

Claims (11)

  1. 対象物体に対して作業を行う作業装置を遠隔操縦するために、作業装置付近の画像を取得する遠隔操縦用画像取得装置であって、
    カメラと第1通信装置が搭載され、前記作業装置とは独立して移動する移動体を備え、
    前記移動体は、無人飛行装置であり、
    前記カメラは、前記作業装置の付近を撮像して該付近の画像データを生成し、
    前記第1通信装置は前記画像データを送信することにより、該画像データが、遠隔操縦するための遠隔操縦エリアの第2通信装置に受信され、
    前記作業装置に設けた範囲設定装置は、前記作業装置の現在位置に基づいて、前記移動体と前記作業装置との衝突を避けるための進入禁止範囲を設定し、
    前記移動体は、
    該移動体の現在位置を計測する位置計測装置と、
    前記位置計測装置により計測された前記移動体の現在位置と、前記進入禁止範囲とを比較し、該現在位置が前記進入禁止範囲内であるかどうかを判断する衝突回避判断を行う比較装置とを備え、
    前記範囲設定装置は、変化した前記作業装置の現在位置に基づいて前記進入禁止範囲を再び設定し、前記第1通信装置は、前記作業装置から送信され該進入禁止範囲を示す進入禁止範囲情報を受信し、
    前記比較装置は、前記衝突回避判断を繰り返し行い、前記第1通信装置が、複数回、進入禁止範囲情報を受信した場合には、前記比較装置は、最後に受信した進入禁止範囲情報に基づいて衝突回避判断を行う、ことを特徴とする遠隔操縦用画像取得装置。
  2. 対象物体に対して作業を行う作業装置を遠隔操縦するために、作業装置付近の画像を取得する遠隔操縦用画像取得装置であって、
    カメラと第1通信装置が搭載され、前記作業装置とは独立して移動する移動体を備え、
    前記カメラは、前記作業装置の付近を撮像して該付近の画像データを生成し、
    前記第1通信装置は前記画像データを送信することにより、該画像データが、遠隔操縦するための遠隔操縦エリアの第2通信装置に受信され、
    前記移動体は移動可能であり、且つ、前記移動体の向きが調整可能であり
    前記移動体は、
    該移動体の現在位置を計測する位置計測装置と、
    該位置計測装置により計測された現在位置と、作業装置との衝突を避けるために設定された進入禁止範囲とを比較し、該現在位置が進入禁止範囲内であるかどうかを判断する比較装置とを備える、ことを特徴とする遠隔操縦用画像取得装置。
  3. 対象物体に対して作業を行う作業装置を遠隔操縦するために、作業装置付近の画像を取得する遠隔操縦用画像取得装置であって、
    カメラと第1通信装置が搭載され、前記作業装置とは独立して移動する移動体を備え、
    前記カメラは、前記作業装置の付近を撮像して該付近の画像データを生成し、
    前記第1通信装置は前記画像データを送信することにより、該画像データが、遠隔操縦するための遠隔操縦エリアの第2通信装置に受信され、
    前記移動体は、
    該移動体の現在位置を計測する位置計測装置と、
    該位置計測装置により計測された現在位置と、作業装置との衝突を避けるために設定された進入禁止範囲とを比較し、該現在位置が進入禁止範囲内であるかどうかを判断する比較装置と、
    前記移動体の移動に使用される電力を蓄える蓄電装置と、
    前記作業装置に設けられた充電装置から電力を受けて前記蓄電装置へ送る受電機構と、を備える、ことを特徴とする遠隔操縦用画像取得装置。
  4. 前記比較装置は、前記現在位置が進入禁止範囲内であると判断した場合には、その旨のアラーム信号を出力する、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の遠隔操縦用画像取得装置。
  5. 前記現在位置が進入禁止範囲内であると前記比較装置により判断された場合に、前記移動体を進入禁止範囲外へ移動させるように前記移動体を制御する衝突回避制御装置を備える、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の遠隔操縦用画像取得装置。
  6. 前記移動体は無人飛行装置である、ことを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の遠隔操縦用画像取得装置。
  7. 前記作業装置に設けられ、前記第1通信装置が送信した画像データを受けて、該画像データを前記第2通信装置へ無線で送信する第3通信装置を備える、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の遠隔操縦用画像取得装置。
  8. 複数の前記移動体を備える、ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の遠隔操縦用画像取得装置。
  9. 遠隔操縦装置のカメラ向き操作部の操作により、前記カメラの向きが前記移動体に固定された基準線に対して調整可能になっている、請求項2に記載の遠隔操縦用画像取得装置。
  10. 請求項1〜のいずれか一項に記載の遠隔操縦用画像取得装置と、
    前記遠隔操縦エリアに設けられ、前記第1通信装置により送信された前記画像データを受信する第2通信装置と、
    前記遠隔操縦エリアに設けられ、該第2通信装置が受信した画像データによる画像を表示する表示装置と、
    前記遠隔操縦エリアに設けられ、人に操作されることにより前記作業装置を遠隔操縦するための操縦指令を生成する操作装置と、を備える、ことを特徴とする遠隔操縦装置。
  11. 対象物体に対して作業を行う作業装置を遠隔操縦するために作業装置の付近の画像を取得する請求項1〜9のいずれか一項に記載の遠隔操縦用画像取得装置を用いた遠隔操縦用画像取得方法であって、
    前記カメラと前記第1通信装置が搭載され、前記作業装置とは独立して移動する前記移動体を用意し、
    前記カメラは、前記作業装置の付近を撮像して該付近の画像データを生成し、
    前記第1通信装置は前記画像データを送信することにより、該画像データが、遠隔操縦するための遠隔操縦エリアの前記第2通信装置に受信され、該画像データによる画像が遠隔操縦エリアにおける表示装置に表示され、
    前記移動体において、該移動体の現在位置を計測するとともに、計測された該現在位置と、作業装置との衝突を避けるために設定された進入禁止範囲とを比較し、該現在位置が進入禁止範囲内であるかどうかを判断する、ことを特徴とする遠隔操縦用画像取得方法。
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