JP2553882Y2 - 撮影機を備えたラジコンヘリコプター - Google Patents

撮影機を備えたラジコンヘリコプター

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JP2553882Y2
JP2553882Y2 JP8270591U JP8270591U JP2553882Y2 JP 2553882 Y2 JP2553882 Y2 JP 2553882Y2 JP 8270591 U JP8270591 U JP 8270591U JP 8270591 U JP8270591 U JP 8270591U JP 2553882 Y2 JP2553882 Y2 JP 2553882Y2
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JP
Japan
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radio
camera
support frame
photographing
controlled helicopter
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JP8270591U
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JPH0573647U (ja
Inventor
精克 古市
Original Assignee
斎藤 弘恵
金子 紀子
株式会社こうべ技研
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電線の状況を調べた
り、建築現場の測量を行ったり、遺跡の測量を行った
り、災害地の現状を把握したりするときに使用される撮
影機を備えたラジコンヘリコプターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、山中等に配置された鉄塔間に掛け
渡された電線の状況を調べたり、山中や谷間等における
建築現場の測量を行ったり、人が入り込むのに困難な地
域に存する遺跡の測量を行ったり、災害地の現状を調べ
たりするには、操縦士と撮影要員等が乗ったヘリコプタ
ーを上記した各種現場まで飛ばして、操縦士がヘリコプ
ターを操縦する一方、同乗している撮影要員が各種現場
をカメラあるいはビデオカメラで撮影するようにしてい
た。
【0003】ところが、上記の各種現場は、非常に危険
な状態の地域に存することが多く、このために、ヘリコ
プターの操縦が困難であり、事故が生じて人命にかかわ
る場合もあり、またコストが高くつき、更に少なくとも
ヘリコプターの操縦士と各種現場を撮影する撮影要員の
2人の人員がいるので、人手を多く必要としていた。
【0004】そこで、近年、ラジコンヘリコプターに撮
影機を取付けて、前記した各種現場の撮影をすることが
行われるようになってきている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、従来はラジ
コンヘリコプターの機体に直接撮影機を取付けていたの
で、このラジコンヘリコプターに揺れが生じたときに、
撮影機も一体に揺れてしまい、各種現場の撮影を正確に
行うことができないといった問題があった。
【0006】この発明の目的は、上記従来の問題を解決
することにある。すなわち、人員が搭乗することなく各
種現場の撮影を行うことができ、しかもこの撮影に必要
とする人員は、主にラジコンヘリコプターを地上で操縦
する者だけでよくて、人手が少なくて済み、更に、機体
に揺れ等が生じても撮影機を常に安定した状態にするこ
とができて、正確な撮影を行うことができ、また、全体
の構造が極めて簡単であって、安価に製造することがで
きる撮影機を備えたラジコンヘリコプターを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記目的を
達成するために、機体の重心位置にユニバーサルジョイ
ントが配置され、このユニバーサルジョイントに支持枠
体の上部水平枠が支持されており、この支持枠体の下部
水平枠に撮影機が取付けられているものとした。
【0008】更に、前記支持枠体に、撮影機が上下左右
及び周方向に向きが換えられる向き変更手段が設けられ
ているものとした。
【0009】
【作用】上記したように、撮影機が取付けられた支持枠
体の上部水平枠が、機体の重心位置に取付けられたユニ
バーサルジョイントに支持されているので、機体に揺れ
等が生じたときにも、前記した支持枠体の下部水平枠に
取付けられた撮影機に揺れ等が生じることなく安定した
状態で撮影を続行することが可能である。
【0010】この撮影に必要な人員は、主にラジコンヘ
リコプターを地上で操縦する者だけでよい。各種撮影現
場に人が入り込む必要がないので安全である。
【0011】更に、向き変更手段が支持枠体に設けられ
ているものでは、撮影機の向きを撮影に必要な最良な向
きにできるので、最も良い撮影を行うことが可能であ
る。
【0012】
【実施例】以下、この考案に係る撮影機を備えたラジコ
ンヘリコプターの実施例について、図面に基づいて説明
する。
【0013】図1はこの考案に係る撮影機を備えたラジ
コンヘリコプターの一実施例を示す斜視図、図2は図1
のラジコンヘリコプターの側面図、図3は図1のラジコ
ンヘリコプターの正面図、図4は図1のラジコンヘリコ
プターの要部である支持枠体と撮影機の拡大斜視図、図
5はこの考案の別の実施例を示す正面図である。
【0014】この考案に係る撮影機を備えたラジコンヘ
リコプターは、図1乃至図3に示すように、機体1の重
心g位置にユニバーサルジョイント5が配置され、この
ユニバーサルジョイント5に支持枠体2の上部水平枠2
1が支持されており、この支持枠体2の下部水平枠26
に撮影機3が取付けられているものである。
【0015】支持枠体2は、棒状の上部水平枠21とこ
の上部水平枠21の両側端から一体に垂下する上側左右
垂下枠22,23と、この左右垂下枠22,23の下端
部に取付けられた平板形状の下側左右垂直枠24,25
とこの下側左右垂直枠24,25の下端間に一体に掛け
渡された下部水平枠26とから構成されている。
【0016】撮影機3は上記した支持枠体2の下部水平
枠26の左右方向中央部の上面に載置されて取付けネジ
4で取り外し可能に取付けされている。撮影機3として
は、カメラやビデオカメラがある。
【0017】ユニバーサルジョイント5は、その上向き
突出部51が機体1内の上部寄り部分に掛け渡された支
持杆6の左右方向中央部に貫通状態で取付けられ、支持
枠体2を支持する部分(支点s)が機体1の重心gに位
置されている。
【0018】尚、この支持杆6は、機体1内の上部寄り
部分の前後に掛け渡されていてもよい。以下、上記実施
例の作用について説明する。
【0019】支持枠体2を支持するユニバーサルジョイ
ント5が機体1の重心g位置に配置され、この支持枠体
2の下部水平枠26に撮影機3が取付けられているの
で、機体1に揺れ等が生じたときにも、撮影機3に揺れ
等が生じることなく安定した状態で撮影を続行すること
が可能である。
【0020】この撮影に必要な人員は、主にラジコンヘ
リコプターを地上で操縦する者だけでよい。各種撮影現
場に人が入り込む必要がないので安全である。
【0021】次に、図5に示すのは、この考案の別の実
施例である。この図5の実施例においては、前記した支
持枠体2に、撮影機3の向きを上下左右及び周方向に変
えられる向き変更手段7A,7Bが設けられている。
【0022】支持枠体2の下側左右垂直枠24,25が
上側枠24A,25Aと下側枠24B,25Bとに上下
に分離して構成されていて、これらの上側枠24A,2
5Aと下側枠24B,25Bとに第1の向き変更手段7
Aの軸71,71がそれぞれ貫通されている。
【0023】この軸71,71は、下側枠24B,25
Bに固着され、上側枠24A,25Aに対しては、回動
自由に貫通されている。そして、一方の軸71の外側先
端に一方の傘歯車72が取付けられている。
【0024】また、一方の上側枠24Aには、ラジコン
で操作されるモータ73が取付けられており、このモー
タ73の下向き軸73aの先端に前記した傘歯車72に
噛み合う他方の傘歯車74が取付けられている。
【0025】第1の向き変更手段7Aは上記した各部品
で構成されている。更に、支持枠体2の下部水平枠26
の下面のほぼ中央部にラジコンで操作される第2の向き
変更手段7Bのモータ75が取付けられていて、このモ
ータ75の水平向き軸75aの先端に一方の傘歯車76
が取付けられている。
【0026】また、撮影機3の下部には、下部水平枠2
6を貫通する回動自由な軸77が下向きに突出して設け
られており、この軸77の先端に前記した一方の傘歯車
76に噛み合う他方の傘歯車78が取付けられている。
【0027】第2の向き変更手段7Bは上記した部品で
構成されている。上記の構成により、第1の向き変更手
段7Aのモータ75をラジコンで操作して駆動すると、
互いに噛み合う両傘歯車72,74と軸71を介して下
側枠24B,25B及び下部水平枠26が一体に上下周
方向(第5図において垂直周方向)に回動される。
【0028】また、第2の向き変更手段7Bのモータ7
5をラジコンで操作して駆動すると、互いに噛み合う両
傘歯車76,78と軸77を介して撮影機3が左右周方
向(図5において水平周方向)に回動される。
【0029】したがって、結果的には撮影機3が上下左
右前後いずれの向きでも向けることができるように構成
されていることとなる。このことによって、向き変更手
段7A,7Bによって、撮影機3の向きを撮影に必要な
最良な向きにできるので、最も良い撮影を行うことが可
能である。
【0030】この実施例の考案では、ラジコンヘリコプ
ターをラジコン操作する者が、この操作と同時に前記し
た向き変更手段7A,7Bの各モータ73,75をラジ
コン操作すればよいので、操作要員は一人でよい。
【0031】尚、この向き変更手段7A,7Bは上記し
た実施例のものに限定されるものではなく、例えばラジ
コンで操作されるエアーシリンダ等を用いてもよい。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、人員が搭乗することなく各種現場の撮影を行うこと
ができて、事故の発生による人命にかかわるような問題
が生じることがない。
【0033】しかもこの撮影に必要とする人員は、主に
ラジコンヘリコプターを地上で操縦する者だけでよく
て、人手が少なくて済む。更に、機体に揺れ等が生じて
も撮影機を常に安定した状態にすることができて、正確
な撮影を行うことができる。
【0034】また、全体の構造が極めて簡単であって、
安価に製造することができる等の効果を奏する。更に、
撮影機が取付けられる支持枠体に、撮影機が上下左右及
び周方向に向きが換えられる向き変更手段が設けられて
いるものでは、撮影機の向きを撮影に必要な最良な向き
にできるので、最も良い撮影を行うことができる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る撮影機を備えたラジコンヘリコ
プターの一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のラジコンヘリコプターの側面図である。
【図3】図1のラジコンヘリコプターの正面図である。
【図4】図1のラジコンヘリコプターの要部である支持
枠体と撮影機の拡大斜視図である。
【図5】この考案の別の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
g 重心 1 機体 2 支持枠体 21 上部水平枠 26 下部水平枠 3 撮影機 5 ユニバーサルジョイント 7A,7B 向き変更手段

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体(1)の重心位置(g)にユニバーサルジ
    ョイント(5)が配置され、このユニバーサルジョイント
    (5)に支持枠体(2)の上部水平枠(21)が支持されており、
    この支持枠体(2)の下部水平枠(26)に撮影機(3)が取付け
    られていることを特徴とする撮影機を備えたラジコンヘ
    リコプター。
  2. 【請求項2】 前記支持枠体(2)に、撮影機(3)が上下左
    右及び周方向に向きが換えられる向き変更手段(7A),(7
    B)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の
    撮影機を備えたラジコンヘリコプター。
JP8270591U 1991-10-11 1991-10-11 撮影機を備えたラジコンヘリコプター Expired - Lifetime JP2553882Y2 (ja)

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JP2557212Y2 (ja) * 1992-04-27 1997-12-10 株式会社こうべ技研 空中監視用ヘリコプター
JP5438057B2 (ja) * 2011-03-28 2014-03-12 小林 行紘 カメラ付スキーロボット
JP6674177B2 (ja) * 2015-11-25 2020-04-01 株式会社Ihiエアロスペース 遠隔操縦用画像取得装置と方法および遠隔操縦装置
WO2019119204A1 (zh) * 2017-12-18 2019-06-27 深圳市大疆创新科技有限公司 农业无人机

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