JP2017177978A - 遠隔操縦式回転翼機 - Google Patents

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Nobuaki Inoue
信秋 井上
雅至 中川
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Abstract

【課題】建物の屋外側部の撮影を行うことができる遠隔操縦式回転翼機を提供する。【解決手段】ビル100の屋外側部の撮影を行う遠隔操縦式回転翼機であって、本体部11を下方から支持し、屋外側部のパラペット部130に接地される車輪部14と、車輪部14によって本体部11をパラペット部130に走行させる駆動部13と、屋外側部を撮影する第二カメラ部16、第三カメラ部17及び第四カメラ部18と、を具備し、ビル100の屋上に着地した状態で、外壁110及び屋根120の画像の撮影を順次行う。【選択図】図3

Description

本発明は、遠隔操縦式回転翼機の技術に関する。
従来、建物の屋根(屋外側部)で所定の作業を行うロボットの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1には、建物の屋根を走行し、当該屋根を洗浄することができるロボットが開示されている。このような発明によれば、作業者が立ち入って作業を行うことが難しいような場所(例えば建物の屋根)であっても、当該場所の洗浄を行うことができる。
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、作業者が立ち入って作業を行うことが難しいような場所で洗浄を行うものであり、例えば当該場所の点検を行うために撮影を行うようなものでない。
特開平5−192283号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、建物の屋外側部の撮影を行うことができる遠隔操縦式回転翼機を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、建物の屋外側部の撮影を行う遠隔操縦式回転翼機であって、本体部を下方から支持し、前記屋外側部の走行面に接地される車輪部と、前記車輪部によって前記本体部を前記走行面に走行させる駆動部と、前記屋外側部を撮影する撮影部と、を具備するものである。
請求項2においては、前記撮影部は、前記屋外側部としての外壁を撮影する外壁撮影部を有し、前記本体部に対して近接離間する方向に伸縮可能なアーム部を具備し、前記外壁撮影部は、前記アーム部の一端側に設けられると共に、前記アーム部に対して昇降可能に構成されるものである。
請求項3においては、前記撮影部は、前記アーム部の他端側に設けられ、前記屋外側部としての屋根を撮影する屋根撮影部を有するものである。
請求項4においては、前記車輪部による前記本体部の走行を補助するための走行補助部を具備するものである。
請求項5においては、前記撮影された画像の前記建物に対する位置を特定する位置特定部を具備するものである。
請求項6においては、前記走行面は、前記屋外側部としての屋根におけるパラペット部であるものである。
請求項7においては、前記走行面は、前記屋外側部としての屋根における屋根葺材であるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、建物の屋外側部の撮影を行うことができる。
請求項2においては、建物の外壁の撮影を行うことができる。
請求項3においては、走行を安定させることができる。
請求項4においては、撮影された画像を用いる作業を行い易くすることができる。
請求項5においては、建物の屋根の撮影を行うことができる。
請求項6においては、パラペット部を有する建物の外壁の撮影を行うことができる。
請求項7においては、屋根葺材を有する建物の外壁の撮影を行うことができる。
本発明の第一実施形態に係るドローンの通常状態の構成を示した斜視図。 同じく、作業状態の構成を示した斜視図。 同じく、パラペット部に着地した作業状態の様子を示した斜視断面図。 同じく、ドローンの操作を行う構成を示したブロック図。 同じく、撮影作業の手順を示すフローチャート。 同じく、撮影作業を開始する様子を示した平面図。 同じく、撮影作業を開始する様子を示した側面図。 同じく、撮影作業を開始する様子を示した正面断面図。 同じく、図7の続きを示した側面図。 同じく、図8の続きを示した正面断面図。 同じく、撮影作業が終了した様子を示した平面図。 本発明の第二実施形態に係るドローンの屋根葺材に着地した作業状態の様子を示した斜視断面図。
以下の説明においては、図中に記した矢印に従って、上下方向、左右方向及び前後方向をそれぞれ定義する。
以下では、図1から図4を用いて、本発明の第一実施形態に係るドローン1の構成について説明する。
ドローン1は、作業者が搭乗せず、遠隔からの操縦によって飛行可能な遠隔操縦式回転翼機である。ドローン1は、複数(本実施形態においては、4個)のローター10(回転翼)を具備し、安定した飛行を行うことができる。本実施形態に係るドローン1は、ビル100の外壁110及び屋根120の点検を行うため、当該ビル100の外壁110及び屋根120の画像を撮影する撮影作業を行う。具体的には、後述するように、ドローン1は、まずビル100の屋上まで飛行し、その後屋上に着地する。そして、ドローン1は、ビル100の屋上に着地した状態(図3参照)で、外壁110及び屋根120の画像の撮影を順次行っていく。
なお、ドローン1は、撮影作業を行わない時(例えば、飛行している時)と、撮影作業を行う時とで、その外観構成を変化させる。以下では、撮影作業を行わない時のドローン1の外観構成を「通常状態」(図1参照)と称し、撮影作業を行う時のドローン1の外観構成を「作業状態」(図2参照)と称する。
ドローン1は、上述の如きローター10の他、主として本体部11、第一カメラ部12、駆動部13、車輪部14、第一アーム部15、第二カメラ部16、第三カメラ部17、第四カメラ部18、第二アーム部19、走行補助部20、GPSユニット21、機体側通信部23及び機体側制御部24を具備する。
本体部11は、上下方向においてローター10の下方に配置される。本体部11は、中空の略箱状に形成される。
第一カメラ部12は、画像を撮影するものである。第一カメラ部12は、前方へ向いた状態で本体部11の前側面の上部に配置される。第一カメラ部12により撮影された画像は、ドローン1が飛行又は走行している際に、後述する作業側制御部73の表示部71に表示される。こうして、作業者は、表示部71に表示される画像を見ながら、ドローン1の操作を行うことができる。
駆動部13は、駆動力を発生させるものである。具体的には、駆動部13は、複数のモータ等により構成される。駆動部13は、本体部11の内部に収納される。駆動部13で発生された駆動力は、駆動力により動作する各種の部材(例えば、ローター10や後述する車輪部14等)へと伝達される。
車輪部14は、本体部11を下方から支持すると共に、回転することで当該本体部11を走行させるものである。具体的には、車輪部14は、左右方向に適宜間隔をあけた2個の前輪31と、駆動輪となる2個の後輪32と、により構成される。2個の前輪31及び2個の後輪32は、複数のパイプ状の部材により構成された支持フレーム33を介して本体部11の下方に配置される。車輪部14(より詳細には、2個の後輪32)には、図示せぬリンク機構を介して、駆動部13で発生された駆動力が伝達可能に構成される。
第一アーム部15は、長手方向を左右方向として配置されたアーム状の部材である。第一アーム部15は、左右中央部が本体部11に取り付けられる。第一アーム部15は、長手方向に沿って複数の部分に区分され、互いに隣り合う部分の一方が他方の内側に進退可能に連結されている(不図示)。こうして、第一アーム部15は、全体として長手方向(左右方向)に伸縮自在に構成される。このような第一アーム部15は、駆動部13からの駆動力を用いて長手方向に伸縮可能に構成される。なお、第一アーム部15は、最も伸張した状態で、左右中央部(本体部11)から両端部までの長さが約1メートルに設定される。
なお、第一アーム部15は、図1に示す通常状態において、両端部が左右方向においてローター10の内側に配置される。また、第一アーム部15は、図2に示す作業状態において両端部がローター10の外側に配置される。
第二カメラ部16は、画像を撮影するものである。第二カメラ部16は、複数(本実施形態においては、2個)設けられる。第二カメラ部16は、右方へ向いた状態で第一アーム部15の左端部に吊設される。第二カメラ部16は、駆動部13からの駆動力を用いて、滑車やワイヤW等を介して昇降可能に構成される。第二カメラ部16は、画角を変更可能に構成される。第二カメラ部16は、後述するようにビル100の外壁110の画像を撮影するために使用される。
なお、第二カメラ部16は、図1に示す通常状態において、第一アーム部15の左端部の近傍(最も上昇した位置)に配置される。また、第二カメラ部16は、図2に示す作業状態において、第一アーム部15の左端部から離間(下降)して配置される。なお、作業状態においては、2個の第二カメラ部16は、互いに上下方向に所定の間隔をあけて配置される。
第三カメラ部17は、画像を撮影するものである。第三カメラ部17は、右方へ向いた状態で第一アーム部15の右端部に取り付けられる。なお、第三カメラ部17は、焦点距離を変更可能な望遠機能を有している。
第四カメラ部18は、画像を撮影するものである。第四カメラ部18は、下方へ向いた状態で第一アーム部15の右端部に取り付けられる。
このように、第一アーム部15は、左端部に第二カメラ部16が設けられ、右端部に第三カメラ部17及び第四カメラ部18が設けられる。なお、ドローン1は、左右のバランスを維持するため、第二カメラ部16と、第三カメラ部17及び第四カメラ部18との重さ(第一アーム部15の両端部の重さ)は同一となるように設定される。また、第一アーム部15が伸張される場合、当該第一アーム部15の左端部と左右中心部との間の距離と、右端部と左右中心部との間の距離とは、互いに常に同一となるように設定される。
第二アーム部19は、正面視で下方が開口されたコ字状に延出されたアーム状の部材である。第二アーム部19は、左右中央部が本体部11に取り付けられる。第二アーム部19は、長手方向(左右方向及び上下方向)に沿って複数の部分に区分され、互いに隣り合う部分の一方が他方の内側に進退可能に連結されている(不図示)。こうして、第一アーム部15は、全体として長手方向(左右方向及び上下方向)に伸縮自在に構成される。このような第二アーム部19は、駆動部13からの駆動力を用いて長手方向(左右方向及び上下方向)に伸縮可能に構成される。
なお、第二アーム部19は、図1に示す通常状態において、両端部が左右方向においてローター10の内側、且つ上下方向において車輪部14よりも上側に配置される。また、第二アーム部19は、図2に示す作業状態において両端部が左右方向においてローター10の外側、且つ上下方向において車輪部14よりも下側に配置される。
走行補助部20は、車輪部14による本体部11の走行を補助するものである。走行補助部20は、いわゆるボールキャスターからなる。走行補助部20は、複数(本実施形態においては、2個)設けられる。2個の走行補助部20は、互いに内側を向いた状態で第二アーム部19の両端部にそれぞれ固定される。2個の走行補助部20は、図3に示すように、作業状態においてビル100のパラペット部130を左右から挟み込む。
図4に示すGPSユニット21は、GPS衛星から送信された信号を受信するものである。GPSユニット21は、受信した信号に基づいて現在位置を特定する。
図4に示す機体側通信部23は、後述する作業端末70(より詳細には、作業端末70の作業側通信部72)やコントローラ60との間で無線通信を行うものである。また、機体側通信部23は、後述する機体側制御部24と接続され、当該機体側制御部24との間で各種の信号が送受信可能に構成される。
図4に示す機体側制御部24は、ドローン1の動作を制御するものである。機体側制御部24は、RAMやROM等の記憶部や、CPU等の演算処理部、I/O等の入出力装置等により構成される。機体側制御部24は、所定の演算処理や記憶処理等を行うことができる。機体側制御部24は、ドローン1の動作を制御するための種々の情報やプログラム等が予め記憶される。
また、機体側制御部24は、GPSユニット21によって特定された現在位置(より詳細には、平面視における現在位置)を、第一カメラ部12、第二カメラ部16、第三カメラ部17又は第四カメラ部18により撮影された画像に、当該画像が撮影された位置を示す位置情報として紐付けることができる。
機体側制御部24は、機体側通信部23を介して、コントローラから送信された制御信号を受信する。機体側制御部24は、受信した制御信号に基づいて、ドローン1の動作を制御することができる。また、機体側制御部24は、機体側通信部23を介して、ドローン1の動作状態に関する情報(信号)を後述する作業側通信部72に送信する。また、機体側制御部24は、機体側通信部23を介して、撮影された各種の画像及び当該画像に紐付けられた位置情報を作業側通信部72に送信する。
このような構成のドローン1においては、撮影作業を行う場合、作業者が作業端末70(より詳細には、表示部71)を見て撮影作業の状況を把握しながら、コントローラ60を操作し、当該ドローン1を任意に動作させる。
図4に示すコントローラ60は、ドローン1の動作を操作するものである。コントローラ60は、ドローン1と無線で通信することができる。コントローラ60は、作業者によって操作される操作部と、当該操作部の操作に基づいて制御信号を生成する生成部と、当該生成部によって生成された制御信号をドローン1に送信する通信部と、を具備する(不図示)。
図4に示す作業端末70は、パーソナルコンピュータ(パソコン)である。作業端末70は、表示部71、作業側通信部72及び作業側制御部73を具備する。
表示部71は、ドローン1の動作状況を含む撮影作業に関する各種の情報を作業者に報知するものである。表示部71は、前記パソコンの液晶ディスプレイである。
作業側通信部72は、ドローン1(より詳細には、機体側通信部23)との間で無線通信を行うものである。また、作業側通信部72は、後述する作業側制御部73と接続され、当該作業側制御部73との間で各種の信号を送受信可能に構成される。
作業側制御部73は、ドローン1から受け取った情報に基づいて、表示部71に各種の情報を表示させるものである。作業側制御部73は、RAMやROM等の記憶部、CPU等の演算処理部、I/O等の入出力装置等により構成される。作業側制御部73は、所定の演算処理や記憶処理等を行うことができる。作業側制御部73は、機体側通信部23及び作業側通信部72を介して、ドローン1の動作状態を含む撮影作業に関する各種の信号(情報)を受信する。例えば、作業側制御部73は、前記撮影された各種の画像及び当該画像に紐付けられた位置情報を受信する。このように、前記各種の情報を受信すると、作業側制御部73は、当該各種の情報を表示部71に表示させる。
以下では、図5から図11を用いて、ドローン1による撮影作業の具体的な手順及び方法について詳細に説明する。
なお、以降の図面においては、説明の便宜上、必要に応じてドローン1の構成を簡素化している。
ステップS10において、作業者は、ドローン1の飛行及びビル100の屋上への着地を行う。すなわち、作業者は、まず表示部71に表示された第一カメラ部12の画像を見ながらコントローラ60を操作して、ドローン1を飛行させる。その後、作業者は、図6に示すように、ドローン1をビル100の屋上に着地させる。
ここで、ビル100の屋上において、ドローン1を着地させる場所は、当該屋上に設けられたパラペット部130である。なお、パラペット部130とは、図6に示すように屋上の外周端を取り囲むように設けられた部分である。ドローン1は、パラペット部130の上面に、当該パラペット部130の長手方向(すなわち、屋上の外周端に沿った方向)の一方(本実施形態においては、ビル100の南側)を向いて着地する(車輪部14を接地させる)。
次に、ステップS20において、作業者は、走行補助部20をセットする。すなわち、作業者は、コントローラ60を操作して、第二アーム部19を長手方向(左右方向及び上下方向)に伸縮させ、2個の走行補助部20でパラペット部130を左右から挟み込む(図8参照)。
具体的には、まず第二アーム部19が、左右中央部(正面視で本体部11)を中心として外方(左外方及び右外方)に伸張される。こうして、第二アーム部19の両端部に設けられた走行補助部20が、それぞれ左右方向においてパラペット部130の両端部よりも外側に配置される。次に、第二アーム部19が、下方に伸張される。こうして、第二アーム部19の両端部に設けられた走行補助部20が、それぞれパラペット部130の上端部よりも下方に配置される。次に、第二アーム部19が、左右中央部(正面視で本体部11)を中心として内方(右内方及び左内方)に収縮される。こうして、第二アーム部19の両端部に設けられた走行補助部20が、それぞれパラペット部130の左右壁部に当接される。
こうして、ドローン1は、2個の走行補助部20でパラペット部130を左右から挟み込むことにより、当該パラペット部130に対しての左右方向の位置を特定することができる。すなわち、ドローン1が、前方へ移動(走行)した場合に、パラペット部130に対しての左右方向の位置がずれることを抑制することができる。
なお、走行補助部20がそれぞれパラペット部130の左右壁部に当接されると、ドローン1の機体側制御部24は、当該第二アーム部19が左右方向に伸張された長さに基づいて、左右方向における本体部11から走行補助部20までの距離(以下では「距離L1」と称する)を取得することができる(図8参照)。
次に、ステップS30において、作業者は、第一アーム部15の伸張を行う。すなわち、作業者は、コントローラ60を操作して、第一アーム部15を長手方向(左右方向)に伸張させる。こうして、第一アーム部15が長手方向に伸張されると、当該第一アーム部15の両端部に設けられた第二カメラ部16も左右方向に移動する。
なお、第一アーム部15が伸張されると、ドローン1の機体側制御部24は、当該第一アーム部15が左右方向に伸張された長さに基づいて、左右方向における本体部11から第一アーム部15の左端部までの距離(以下では「距離L2」と称する)を取得することができる(図8参照)。
次に、ステップS40において、作業者は、第二カメラ部16の移動及び外壁110の撮影を行う。すなわち、作業者は、コントローラ60を操作して、ビル100の外壁110を撮影するための所定位置へと、2個の第二カメラ部16をそれぞれ下降させる。そして、2個の第二カメラ部16が前記所定位置へと配置されると、当該2個の第二カメラ部16によって外壁110の画像を撮影する。
なお、本実施形態において、2個の第二カメラ部16が配置される所定位置は、ドローン1の機体側制御部24の処理によりそれぞれ設定される。
ここで、2個の第二カメラ部16が配置される所定位置を設定するための、機体側制御部24の処理について説明する。
なお、以下の説明では、2個の第二カメラ部16のうち、上側の第二カメラ部16を上側第二カメラ部41と称し、下側の第二カメラ部16を下側第二カメラ部42と称する。
まず、機体側制御部24は、本体部11から走行補助部20までの距離L1と、本体部11から第一アーム部15の左端部までの距離L2とに基づいて、左右方向における第二カメラ部16(上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42)と外壁110との間の距離(以下では「距離L3」と称する)を算出する(図8参照)。
次に、機体側制御部24は、算出した距離L3と、自身が有する第二カメラ部16の画角の情報とに基づいて、外壁110において第二カメラ部16(上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42)が撮影可能な最大範囲を算出する。なお、本実施形態においては、図7及び図8に示す縦方向の距離H1及び横方向の距離W1によって囲まれる範囲S1が、上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42がそれぞれ撮影可能な最大範囲であるとする。
そして、範囲S1を算出すると、機体側制御部24は、上側第二カメラ部41を下降させる所定位置として、パラペット部130の上端部から距離H1の半分の距離(以下では「距離H2」と称する)だけ下方の位置を設定する。
こうして、上側第二カメラ部41は、所定位置(すなわち、パラペット部130の上端部から距離H2だけ下降した位置)に配置されると、パラペット部130の上端部から上下方向において隙間をあけることなく、当該上側第二カメラ部41が撮影可能な最大範囲(範囲S1)の外壁110の画像を撮影することができる。
次に、機体側制御部24は、下側第二カメラ部42を下降させる所定位置として、上側第二カメラ部41により撮影される部分の最下端の位置から距離H2だけ下降した位置、すなわちパラペット部130の上端部から距離H1と距離H2とを合算した距離(以下では「距離H3」と称する)だけ下方の位置を設定する。
こうして、下側第二カメラ部42は、所定位置に配置されると、当該下側第二カメラ部42が撮影可能な最大の範囲(範囲S1)の外壁110の画像を、上下方向において上側第二カメラ部41が撮影した外壁110の部分と重複せず、且つ隙間をあけずに、撮影することができる。
このような機体側制御部24の処理により、上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42はビル100の外壁110の画像を無駄なく、且つ効率的に撮影することができる。
なお、下側第二カメラ部42が撮影した部分よりも下方にまだ外壁110が続いている場合、作業者は、図10に示すように、コントローラ60を操作して、上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42をさらに下降させる。
この場合、図10に示すように、機体側制御部24は、上側第二カメラ部41を下降させる所定位置として、先ほど下側第二カメラ部42により撮影された部分の最下端の位置(以下では「位置P1」と称する)から距離H2だけ下降した位置を設定する。
こうして、上側第二カメラ部41は、所定位置に配置されると、当該上側第二カメラ部41が撮影可能な最大の範囲(範囲S1)の外壁110の画像を、上下方向において先ほど下側第二カメラ部42が撮影した外壁110の部分と重複せず、且つ隙間をあけずに、撮影することができる。
また、同様に、機体側制御部24は、下側第二カメラ部42を下降させる所定位置として、上側第二カメラ部41により撮影される部分の最下端の位置から距離H2だけ下降した位置を設定する。
こうして、下側第二カメラ部42は、所定位置に配置されると、当該下側第二カメラ部42が撮影可能な最大の範囲(範囲S1)の外壁110の画像を、上下方向において上側第二カメラ部41が撮影した外壁110の部分と重複せず、且つ隙間をあけずに、撮影することができる。
このように、作業者は、コントローラ60を操作して、機体側制御部24により設定された所定位置へと上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42を繰り返し下降させることによって、ビル100の外壁110の画像を上端部から下端部までに亘って、重複せず、且つ隙間をあけずに撮影することができる。
また、機体側制御部24は、上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42が撮影を行う場合に配置された上下方向位置を、前記ワイヤW等の長さにより取得することができる。こうして、機体側制御部24は、取得した上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42の上下方向位置を、撮影された画像に当該画像が撮影された位置を示す位置情報として紐付けることができる。
こうして、機体側制御部24は、撮影された画像に対して、GPSユニット21によって特定された平面視における位置と、前記ワイヤW等の長さによって特定された上下方向位置(側面視における位置)とを、当該画像が撮影された位置を示す位置情報として紐付けることができる。すなわち、機体側制御部24は、上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42によって撮影された画像が、ビル100の外壁110のどの部分であるかについての情報を取得することができる。
これによれば、例えば、撮影された画像を寸法入り連続写真として順番に表示部71に表示することができ、作業者は、当該撮影された画像が外壁110のどの部分であるかについての情報を容易に把握することができる。
次に、ステップS50において、作業者は、ドローン1の走行を行う。すなわち、作業者は、表示部71に表示された第一カメラ部12の画像を見ながらコントローラ60を操作して、ドローン1を走行させる。ドローン1は、車輪部14に伝達された駆動力によりパラペット部130の上面を走行する。
なお、図9に示すように、ドローン1は、(上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42がそれぞれ撮影可能な最大範囲である)範囲S1の横方向の長さ分(すなわち、距離W1)だけ走行すると、その走行を停止する。こうして、ドローン1が走行を停止すると、作業者は、ステップS40の手順を行う。すなわち、作業者は、第二カメラ部16の移動及び外壁110の撮影を行う。
このように、図9に示すように、ドローン1が距離W1だけ走行した後に、第二カメラ部16(上側第二カメラ部41及び下側第二カメラ部42)が外壁110の画像の撮影を行うことによって、第二カメラ部16が撮影可能な最大の範囲(範囲S1)の画像を、左右方向において走行前に第二カメラ部16が撮影した外壁110の部分と重複せず、且つ隙間をあけずに、撮影することができる。
こうして、作業者は、ステップS40及びステップS50の手順を、繰り返し交互に行う。そして、図11に示すように、ドローン1がパラペット部130を一周すると、ビル100の全ての外壁(具体的には、東側、西側、南側及び北側の外壁)110の画像が撮影されたこととなる。
なお、ドローン1がパラペット部130の上面を走行する場合には、第三カメラ部17によって屋根120の広範囲に亘る画像が撮影されている。こうして、第三カメラ部17により撮影された画像により、屋根120の全体的な状況を点検することができる。また、ドローン1がパラペット部130の上面を走行する場合には、第四カメラ部18によって屋根120のコーナー部(例えば、パラペット部130の下端部近傍)の画像が撮影されている。こうして、第四カメラ部18により撮影された画像により、屋根120の部分的な状況(例えば、防水シートの劣化状況)を点検することができる。
以上のように、本発明の第一実施形態に係るドローン1は、
ビル100(建物)の屋外側部の撮影を行う遠隔操縦式回転翼機であって、
本体部11を下方から支持し、前記屋外側部のパラペット部130(走行面)に接地される車輪部14と、
前記車輪部14によって前記本体部11を前記パラペット部130(走行面)に走行させる駆動部13と、
前記屋外側部を撮影する撮影部(第二カメラ部16、第三カメラ部17及び第四カメラ部18)と、を具備するものである。
このような構成により、ビル100(建物)の屋外側部の撮影を行うことができる。
より詳細には、屋外側部が、作業者が立ち入って作業を行うことが難しいような場所(例えばビルの屋根や外壁)であっても、ドローン1をパラペット部130に走行させることによって、当該屋外側部の撮影を行うことができる。こうして、例えば屋外側部の点検作業を行うような場合には、作業者の目視でなくとも、撮影された画像を用いて点検作業を容易に行うことができる。
また、ドローン1において、
前記撮影部は、前記屋外側部としての外壁110を撮影する第二カメラ部16(外壁撮影部)を有し、
前記本体部11に対して近接離間する方向に伸縮可能な第一アーム部15を具備し、
前記外壁撮影部は、前記第一アーム部15の一端側に設けられると共に、前記第一アーム部15に対して昇降可能に構成されるものである。
このような構成により、ビル100の外壁110の撮影を行うことができる。
こうして、例えば外壁110の点検作業を行うような場合には、作業者の目視でなくとも、撮影された画像を用いて点検作業を容易に行うことができる。
また、ドローン1においては、
前記撮影部は、前記アーム部の他端側に設けられ、前記屋外側部としての屋根120を撮影する屋根撮影部を有するものである。
このような構成により、ビル100の屋根120の撮影を行うことができる。
また、ドローン1においては、
前記車輪部14による前記本体部11の走行を補助するための走行補助部20を具備するものである。
このような構成により、走行を安定させることができる。
なお、本実施形態においては、走行補助部20は、パラペット部130を左右から挟みこむことで、車輪部14による走行を補助している。こうして、ドローン1が、前方へ走行した場合に、パラペット部130に対しての左右方向の位置がずれることを抑制している。
また、ドローン1においては、
前記撮影された画像の前記ビル100(建物)に対する位置を特定するGPSユニット21(位置特定部)を具備するものである。
このような構成により、撮影された画像を用いる作業を行い易くすることができる。
なお、本実施形態においては、機体側制御部24は、例えば外壁110の点検作業を行うような場合に、撮影された画像に対して、GPSユニット21によって特定された平面視における位置と、ワイヤWの長さによって特定された上下方向位置(側面視における位置)とを、当該画像が撮影された位置を示す位置情報として紐付ける。こうして、機体側制御部24は、撮影された画像のビル100に対する位置を特定する。これにより、例えば外壁110の点検作業を行うような場合には、撮影された画像を用いる点検作業を行い易くすることができる。
また、ドローン1において、
前記走行面は、前記屋外側部としての屋根120におけるパラペット部130であるものである。
このような構成により、パラペット部130を有するビル100の外壁110の撮影を行うことができる。
なお、ドローン1は、遠隔操縦式回転翼機の実施の一形態である。
また、ビル100は、建物の実施の一形態である。
また、外壁110及び屋根120は、屋外側部の実施の一形態である。
また、パラペット部130は、走行面の実施の一形態である。
また、第二カメラ部16、第三カメラ部17及び第四カメラ部18は、撮影部の実施の一形態である。
また、第二カメラ部16は、外壁撮影部の実施の一形態である。
また、第三カメラ部17及び第四カメラ部18は、屋根撮影部の実施の一形態である。
また、GPSユニット21は、位置特定部の実施の一形態である。
以上、一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
なお、本実施形態において、パラペット部130は、ビル100の屋上の外周端を取り囲むように設けられた部分としたが、これに限定するものではない。パラペット部130とは、建物の外壁が垂直に立ち上げられた部分を総称したものであり、例えばバルコニーの腰壁の上部のような部分も含んでいる。
また、本実施形態において、屋外側部として外壁110及び屋根120を例示したが、これに限定するものではない。屋外側部は、建物において外側に露出した部分であればよい。
また、本実施形態において、ドローン1は、遠隔操縦式回転翼機の一例であり、遠隔操縦式回転翼機は、ドローン1に限定するものではない。
また、本実施形態において、ビル100の外壁110を撮影するための第二カメラ部16の所定位置は、機体側制御部24の処理によって設定されるものとしたが、これに限定するものではない。前記所定位置は、例えば作業側制御部73の処理によって設定されるものであってもよい。
また、本実施形態において、ドローン1の走行は、作業者がコントローラ60を操作して行うものとしたが、機体側制御部24の制御により自動的に行うものとしてもよい。その場合、機体側制御部24は、第一カメラ部12により撮影された画像を用いて、ドローン1の走行ルート上に障害物があるか否かの判断を行うことができる。そして、機体側制御部24は、ドローン1の走行ルート上に障害物があると判断した場合には、表示部71に警告を表示させたり、ブザーを鳴らしたり等の、所定のアラートを行うことができる。
また、本実施形態においては、第三カメラ部17によって屋根120の広範囲に亘る画像が撮影されているが、第一カメラ部12を用いることも可能である。このように、第一カメラ部12を用いる場合、前方向を向いていた当該第一カメラ部12が右方向へ向くように本体部11の一部が回転される。なお、当該回転と共に本体部11の一部が上方へ突出するような構成とすれば、第一カメラ部12の高さが高くなるため、屋根120の広範囲に亘る画像をより撮影し易くすることができる。
また、本実施形態において、ドローン1(本体部11)の走行は、車輪部14に駆動力を伝達することにより行われたが、これに限定するものではない。ドローン1の走行は、車輪部14に駆動力が伝達されるものではなく、例えば飛行用の4個のローター10とは異なる走行用のローターにより行われてもよい。
また、本実施形態において、撮影された各種の画像は、GPSユニット21によって位置情報が特定されるものであったが、これに限定するものではない。例えば、機体側制御部24が、基点(例えば、玄関)を設定し、当該基点から平面視で時計回りにどれだけ走行したかに基づいて、撮影された各種の画像の位置情報を特定してもよい。
また、本実施形態において、走行補助部20はパラペット部130を左右から挟み込むことにより、ドローン1(本体部11)の走行を補助しているが、走行補助部20による補助はこれに限定するものではない。例えば、走行補助部として機体側制御部24が、第一カメラ部12により撮影された画像に基づいて、ドローン1(本体部11)が前方へ走行した場合に、パラペット部130に対しての左右方向の位置がずれることを抑制するように制御してもよい。
また、本実施形態において、ドローン1が建物としてビル100の外壁110及び屋根120を撮影するものとしたが、ドローン1が撮影する建物は、ビル100に限定するものではない。例えば、ドローン1が撮影する建物は、戸建住宅、マンション、デパートや映画館等の商業施設、病院等の公共施設等の建築物であってもよい。
以下では、図12を用いて、第二実施形態に係るドローン300の構成について説明する。
第二実施形態に係るドローン300は、第一実施形態に係るドローン1と異なり、戸建住宅400の外壁410の画像を撮影するものである。なお、第二実施形態に係るドローン300においては、主として、支持フレーム333及び走行補助部320の構成が、第一実施形態に係るドローン1と異なっている。
なお、戸建住宅400の屋上において、ドローン300を着地させる場所は、当該屋上に設けられた屋根葺材430である。ここで、屋根葺材430とは、図12に示すように屋根420の最も上側に取り付けられる仕上げ材である。屋根葺材430は、複数枚が屋根420の傾斜方向に沿って並べられる。
このように傾斜方向に沿って並べられた屋根葺材430においては、傾斜方向上側の屋根葺材430の下端部は、傾斜方向下側の屋根葺材430の上端部に上方から重なるように配置される。こうして、傾斜方向上側の屋根葺材430の下端部の端面により、傾斜方向下側の屋根葺材430の上端部から上方に凸となる段差部440が形成される。段差部440は、屋根420の外終端に沿った方向に延びるように形成される。
このような屋根葺材430において、ドローン300は、車輪部14の左右の車輪の側面をそれぞれ屋根葺材430の段差部440と当接させた状態で配置される。こうして、ドローン300は、撮影作業を行う場合、車輪部14の左右の車輪の側面をそれぞれ屋根葺材430の段差部440と当接させた状態のまま、当該段差部440が延びる方向へ走行する。
次に、ドローン300の、支持フレーム333及び走行補助部320の構成について説明する。
支持フレーム333は、複数のパイプ状の部材により構成される。支持フレーム333は、長手方向に沿って複数の部分に区分され、互いに隣り合う部分の一方が他方の内側に進退可能に連結されている(不図示)。こうして、支持フレーム333は、全体として長手方向(左右方向及び上下方向)に伸縮自在に構成される。このような支持フレーム333は、駆動部13からの駆動力を用いて長手方向に伸縮可能に構成される。
ここで、図12においては、支持フレーム333のうち、車輪部14の左側の車輪を支持する部分が長手方向(上下方向)に伸張している。すなわち、支持フレーム333のうち、車輪部14の左側の車輪を支持する部分が、右側の車輪を支持する部分よりも長手方向の長さが長くなるように変更されている。これによって、傾斜面である屋根葺材430の上であっても、ドローン300は、傾斜方向下側へ向けて傾くことを防止している。
なお、車輪部14の左右の車輪と屋根葺材430の段差部440とが当接していな場合には、支持フレーム333のうち、左右方向に延びている部分を当該左右方向へ向けて適宜伸縮させる。こうして、左右方向における車輪部14の左右の車輪の位置を、それぞれ調整することができる。こうして、ドローン300は、車輪部14の左右の車輪の側面をそれぞれ屋根葺材430の段差部440に、適切に当接させることができる。
走行補助部320は、車輪部14による本体部11の走行を補助するものである。走行補助部320は、いわゆるローターからなる。走行補助部320は、駆動部13で発生された駆動力によって駆動する。走行補助部320は、右方向への揚力が発生するように構成される。
こうして、走行補助部320が駆動すると、右方向への揚力により、車輪部14の左右の車輪がそれぞれ屋根葺材430の段差部440に左方向から押し付けられる。これによって、傾斜面である屋根葺材430の上であっても、ドローン300は、傾斜方向下側へずり落ちることを防止している。
このように、第二実施形態に係るドローン300は、第一実施形態に係るドローン1と異なり、傾斜している走行面(屋根葺材430)を走行するものであるが、支持フレーム333及び走行補助部320の構成により、傾斜方向下側へ向けて傾くこと、及び、傾斜方向下側へずり落ちることを防止することができる。すなわち、ドローン300は、安定した姿勢で走行することができ、戸建住宅400の外壁410の画像を適切に撮影することができる。
以上のように、本発明の第二実施形態に係るドローン300において、
前記走行面は、前記屋外側部としての屋根420における屋根葺材430であるものである。
このような構成により、屋根葺材430を有する戸建住宅400の外壁410の撮影を行うことができる。
なお、第二実施形態に係るドローン300においては、傾斜している走行面(屋根葺材430)を走行するものであるため、第一アーム部15の右側部分を左側部分よりも伸張させることができない。そのため、ドローン300は、左右のバランスを維持するため、第一アーム部15の右側端部にバッテリー等を配置している。
また、第二実施形態に係るドローン300においては、傾斜している走行面(屋根葺材430)を走行するものであるため、第一アーム部15の右端部に、カメラ部を配置することが困難である。そこで、屋根420の広範囲に亘る画像を撮影するための第三カメラ部17は、本体部11の右側面の上部に配置される。なお、このような場合、本体部11の一部が上方へ突出するような構成とすれば、第三カメラ部17の高さが高くなるため、屋根420の広範囲に亘る画像をより撮影し易くすることができる。
なお、本実施形態に係る屋根葺材430には、瓦、コンクリート瓦、カラーベスト等の各種のものが含まれる。
1 ドローン
11 本体部
16 第二カメラ部
17 第三カメラ部
18 第四カメラ部
100 ビル
130 パラペット部

Claims (7)

  1. 建物の屋外側部の撮影を行う遠隔操縦式回転翼機であって、
    本体部を下方から支持し、前記屋外側部の走行面に接地される車輪部と、
    前記車輪部によって前記本体部を前記走行面に走行させる駆動部と、
    前記屋外側部を撮影する撮影部と、を具備する、
    遠隔操縦式回転翼機。
  2. 前記撮影部は、前記屋外側部としての外壁を撮影する外壁撮影部を有し、
    前記本体部に対して近接離間する方向に伸縮可能なアーム部を具備し、
    前記外壁撮影部は、前記アーム部の一端側に設けられると共に、前記アーム部に対して昇降可能に構成される、
    請求項1に記載の遠隔操縦式回転翼機。
  3. 前記撮影部は、前記アーム部の他端側に設けられ、前記屋外側部としての屋根を撮影する屋根撮影部を有する、
    請求項2に記載の遠隔操縦式回転翼機。
  4. 前記車輪部による前記本体部の走行を補助するための走行補助部を具備する、
    請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の遠隔操縦式回転翼機。
  5. 前記撮影された画像の前記建物に対する位置を特定する位置特定部を具備する、
    請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の遠隔操縦式回転翼機。
  6. 前記走行面は、前記屋外側部としての屋根におけるパラペット部である、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の遠隔操縦式回転翼機。
  7. 前記走行面は、前記屋外側部としての屋根における屋根葺材である、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の遠隔操縦式回転翼機。
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