JP2003127994A - 無人飛行物体の制御システム - Google Patents

無人飛行物体の制御システム

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JP2003127994A
JP2003127994A JP2001326642A JP2001326642A JP2003127994A JP 2003127994 A JP2003127994 A JP 2003127994A JP 2001326642 A JP2001326642 A JP 2001326642A JP 2001326642 A JP2001326642 A JP 2001326642A JP 2003127994 A JP2003127994 A JP 2003127994A
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flying object
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Yukitaka Komuro
幸隆 小室
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Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジコンヘリコプタなどの無線操縦飛行物体
を、地形の影響を受けることなく無視界操縦を可能にす
ると共に、障害物などへの衝突事故を防止する。 【解決手段】 ラジコンヘリ10及び地上局20にそれ
ぞれGPS信号受信装置11,21を設け、GPS衛星
30からのGPS信号を用いてラジコンヘリ10の位置
を正確に検出する。また、ラジコンヘリ10及び地上局
20にそれぞれデータ通信用衛星40との間で制御デー
タなどを送受信するための衛星通信装置12,22を設
ける。さらに、鉄塔や送電線などの障害物50の座標を
あらかじめ飛行ルートと共に入力しておき、ラジコンヘ
リ10が障害物50に接近しすぎると自動的に回避させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線操縦される無
人ヘリコプタなどの無人飛行物体の制御システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、農薬の散布や空中撮影などに
おいて、無線操縦による無人ヘリコプタ(以下、「ラジ
コンヘリ」と略称する)などが使用されている。従来の
ラジコンヘリの制御方法としては、熟練した操縦者が地
上から空中にあるラジコンヘリの位置を目視確認し、無
線操縦装置(プロポ)を操作して、ラジコンヘリの位置
制御及び農薬散布装置やカメラの操作を行っている。
【0003】しかしながら、地上にいる操縦者が目視で
空中のラジコンヘリの位置を正確に把握することは非常
に困難であるため、安全のために必要な範囲よりも広い
範囲に農薬を散布したり、あるいは広い範囲を空中撮影
しなければならず、所要時間が長くなると共に、散布す
る農薬、フィルム、ラジコンヘリの燃料などの無駄が多
くなるという問題点を有している。さらに、操縦者から
目視できる範囲でしか操縦できず、複雑な地形の場所で
の操縦は事実上不可能である。
【0004】上記従来例の問題点を解決するため、例え
ば特開2001-120151号公報に記載されているように、G
PS(Global Position System)を用いてラジコンヘリの
制御を行う方法が提案されている。このGPSを用いた
システムでは、GPS信号の受信装置をラジコンヘリに
搭載し、受信したGPS信号を公知の無線送受信装置を
用いて地上局に送信する。地上局では、コンピュータに
よりラジコンヘリから送信されたGPS信号を用いてラ
ジコンヘリの現在位置を把握すると共に、あらかじめ設
定されている飛行ルートとラジコンヘリの現在位置とを
比較し、飛行ルートに沿ってラジコンヘリを飛行させる
べく、上記無線送受信装置を用いてラジコンヘリの位置
制御信号(前進、後退、左旋回、右旋回、上昇、降下、
速度などの制御信号)を送信する。このGPSを用いた
システムによれば、ラジコンヘリをあらかじめ設定され
た飛行ルートに沿って飛行させることができ、所用時間
の短縮、農薬や燃料の節約などが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、本出願
人は発電用のダム湖を各地に所有しており、定期的にダ
ム湖周辺の状況を観察する必要がある。ところが、ダム
湖周辺は地形が複雑でかつ急斜面である。さらに、ダム
湖の最奥部まで数十kmにも及ぶ。従って、人が徒歩で
ダム湖周辺を観察することは事実上不可能であり、ヘリ
コプタを飛ばして上空から観察しているのが現状であ
る。
【0006】一般的に、ダム湖は川の上流の水源に近い
場所に建設されるため、最寄りの飛行場から目的のダム
湖までの飛行距離及び飛行時間が長く、ダム湖周辺の観
察に要する費用が高くならざるを得ない。また、ダム湖
周辺は地形が複雑でかつ気象の変化が激しいため、飛行
中に事故が起こる可能性が高い。そのため、有人ヘリコ
プタに代わるラジコンヘリの実用化が望まれている。
【0007】ところが、上記特開2001-120151号公報に
記載されたラジコンヘリの制御システムでは、地上局か
ら直接ラジコンヘリを制御しているため、ダム湖周辺の
観察に応用しようとしても、複雑な地形により、例えば
山の陰など電波が届かない領域が発生し、ラジコンヘリ
がその領域に入ると制御不可能になるという問題点を有
していた。
【0008】また、ダム湖周辺には、水力発電所からの
電力を供給するための送電線及び鉄塔などが設置されて
いるが、ラジコンヘリがこれら送電線や鉄塔に接触する
と、ラジコンヘリが破損して墜落するだけでなく、送電
線が切断されるなどの事故が発生する可能性が高い。そ
のため、ラジコンヘリによる送電線や鉄塔などへの接触
事故を未然に防止する必要がある。
【0009】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、複雑な地形の影響を受けず
に正確な位置制御が可能な無人飛行物体の制御システム
を提供すること、及び危険物又は危険地帯への接近を検
知して接触事故などを未然に防止しうる無人飛行物体の
制御システムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の無人飛行物体の制御システムは、無
人飛行物体に設けられ、GPS衛星からのGPS信号を
受信するGPS信号受信部と、前記無人飛行物体に設け
られ、受信したGPS信号を所定の位置データに変換
し、データ通信用衛星を介して地上局に送信する位置デ
ータ送信部と、地上局に設けられ、前記データ通信用衛
星を介して送信された位置データを受信する位置データ
受信部と、前記地上局に設けられ、受信した位置データ
を用いて前記無人飛行物体の位置を検出する物体位置検
出部と、前記地上局に設けられ、検出された前記無人飛
行物体の位置とあらかじめ設定されている飛行ルートと
を比較し、前記無人飛行物体の位置が前記飛行ルートか
ら外れている場合に、前記無人飛行物体の位置を前記飛
行ルートに戻すための制御データを演算する制御データ
演算部と、前記地上局に設けられ、演算された制御デー
タを前記データ通信用衛星を介して前記無人飛行物体に
送信する制御データ送信部と、前記無人飛行物体に設け
られ、前記データ通信用衛星を介して送信された制御デ
ータを受信する制御データ受信部と、前記無人飛行物体
に設けられ、前記受信した制御データを用いて前記無人
飛行物体の位置を制御する位置制御部とを具備する。
【0011】また、本発明の第2の無人飛行物体の制御
システムは、無人飛行物体に設けられ、GPS衛星から
の第1GPS信号を受信する第1GPS信号受信部と、
前記無人飛行物体に設けられ、受信した第1GPS信号
を所定の位置データに変換し、データ通信用衛星を介し
て地上局に送信する位置データ送信部と、地上局に設け
られ、前記データ通信用衛星を介して送信された位置デ
ータを受信する位置データ受信部と、前記地上局に設け
られ、前記GPS衛星からの第2GPS信号を受信する
第2GPS信号受信部と、前記地上局に設けられ、受信
した第2GPS信号及び前記データ通信用衛星を介して
受信した位置データを用いて前記無人飛行物体の位置を
検出する物体位置検出部と、前記地上局に設けられ、演
算された前記無人飛行物体の位置とあらかじめ設定され
ている飛行ルートとを比較し、前記無人飛行物体の位置
が前記飛行ルートから外れている場合に、前記無人飛行
物体の位置を前記飛行ルートに戻すための制御データを
演算する制御データ演算部と、前記地上局に設けられ、
演算された制御データを前記データ通信用衛星を介して
前記無人飛行物体に送信する制御データ送信部と、前記
無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を介し
て送信された制御データを受信する制御データ受信部
と、前記無人飛行物体に設けられ、前記受信した制御デ
ータを用いて前記無人飛行物体の位置を制御する位置制
御部とを具備する。
【0012】さらに、本発明の第3の無人飛行物体の制
御システムは、無人飛行物体に設けられ、GPS衛星か
らの第1GPS信号を受信する第1GPS信号受信部
と、地上局に設けられ、前記GPS衛星からの第2GP
S信号を受信する第2GPS信号受信部と、前記地上局
に設けられ、受信した第2GPS信号を用いて所定の補
正データを演算する補正データ演算部と、前記地上局に
設けられ、前記補正データをデータ通信用衛星を介して
前記無人飛行物体に送信する補正データ送信部と、前記
無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を介し
て送信された補正データを受信する補正データ受信部
と、前記無人飛行物体に設けられ、受信した第1GPS
信号及び前記データ通信用衛星を介して受信した補正デ
ータを用いて前記無人飛行物体の位置を検出する物体位
置検出部と、前記無人飛行物体に設けられ、演算された
前記無人飛行物体の位置とあらかじめ設定されている飛
行ルートとを比較し、前記無人飛行物体の位置が前記飛
行ルートから外れている場合に、前記無人飛行物体の位
置を前記飛行ルートに戻すための制御データを演算する
制御データ演算部と、前記無人飛行物体に設けられ、前
記演算した制御データを用いて前記無人飛行物体の位置
を制御する位置制御部とを具備する。
【0013】さらに、本発明の第4の無人飛行物体の制
御システムは、無人飛行物体に設けられ、GPS衛星か
らの第1GPS信号を受信する第1GPS信号受信部
と、前記無人飛行物体に設けられ、受信した第1GPS
信号を所定の位置データに変換し、データ通信用衛星を
介して地上局に送信する位置データ送信部と、地上局に
設けられ、前記データ通信用衛星を介して送信された位
置データを受信する位置データ受信部と、前記地上局に
設けられ、前記GPS衛星からの第2GPS信号を受信
する第2GPS信号受信部と、前記地上局に設けられ、
受信した第2GPS信号を用いて所定の補正データを演
算する補正データ演算部と、前記地上局に設けられ、前
記補正データをデータ通信用衛星を介して前記無人飛行
物体に送信する補正データ送信部と、前記無人飛行物体
に設けられ、前記データ通信用衛星を介して送信された
補正データを受信する補正データ受信部と、前記無人飛
行物体に設けられ、受信した第1GPS信号及び前記デ
ータ通信用衛星を介して受信した補正データを用いて前
記無人飛行物体の位置を検出する第1物体位置検出部
と、前記無人飛行物体に設けられ、演算された前記無人
飛行物体の位置とあらかじめ設定されている飛行ルート
とを比較し、前記無人飛行物体の位置が前記飛行ルート
から外れている場合に、前記無人飛行物体の位置を前記
飛行ルートに戻すための制御データを演算する第1制御
データ演算部と、前記地上局に設けられ、受信した第2
GPS信号及び前記データ通信用衛星を介して受信した
位置データを用いて前記無人飛行物体の位置を検出する
第2物体位置検出部と、前記地上局に設けられ、演算さ
れた前記無人飛行物体の位置とあらかじめ設定されてい
る飛行ルートとを比較し、前記無人飛行物体の位置が前
記飛行ルートから外れている場合に、前記無人飛行物体
の位置を前記飛行ルートに戻すための制御データを演算
する第2制御データ演算部と、前記地上局に設けられ、
演算された制御データを前記データ通信用衛星を介して
前記無人飛行物体に送信する制御データ送信部と、前記
無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を介し
て送信された制御データを受信する制御データ受信部
と、前記無人飛行物体に設けられ、前記受信した制御デ
ータを用いて前記無人飛行物体の位置を制御する位置制
御部とを具備する。
【0014】上記各構成において、前記制御データ演算
部は、前記飛行ルートの他に障害物の位置又は飛行禁止
領域のデータを記憶しており、前記無人飛行物体が前記
障害物又は前記飛行禁止領域に対して所定距離内に接近
した場合に、前記飛行ルートにかかわらず前記障害物又
は前記飛行禁止領域から離れるように前記制御データを
演算することが好ましい。
【0015】または、前記制御データ演算部は、前記飛
行ルートの他に障害物の位置又は飛行禁止領域のデータ
を記憶しており、前記無人飛行物体が前記障害物又は前
記飛行禁止領域に対して所定距離内に接近し、かつ前記
無人飛行物体の位置、速度及び移動方向から、前記障害
物又は飛行禁止領域を回避できない場合、前記無人飛行
物体を地上に降下させるように前記制御データを演算す
ることが好ましい。
【0016】または、前記無人飛行物体に設けられた位
置制御部は前記地上局から直接制御可能であり、前記制
御データ演算部は、前記飛行ルートの他に障害物の位置
又は飛行禁止領域のデータを記憶しており、前記無人飛
行物体が前記障害物又は前記飛行禁止領域に対して所定
距離内に接近した場合に、操縦者に対して所定の警報を
発生することが好ましい。
【0017】さらに、前記無人飛行物体に設けられ、所
定範囲の映像を撮影するカメラと、前記無人飛行物体に
設けられ、前記カメラで撮影した画像データを前記デー
タ通信用衛星を介して前記地上局に送信する画像データ
送信部と、前記地上局に設けられ、前記データ通信用衛
星を介して送信された画像データを受信する画像データ
受信部と、前記地上局に設けられ、受信した前記画像デ
ータを用いて映像を再生する画像再生部とをさらに具備
することが好ましい。
【0018】さらに、前記無人飛行物体はカメラ以外の
機能部を搭載可能であり、前記機能部の制御信号を前記
地上局から前記データ通信用衛星を介して送信すること
が好ましい。
【0019】さらに、前記無人飛行物体と前記地上局と
の間で、前記データ通信用衛星を介さずに直接所定のデ
ータを送受信する予備通信機能を具備することが好まし
い。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態における無人
飛行物体の制御システムついて説明する。なお、無人飛
行物体の一例としてラジコンヘリについて説明する。
【0021】本実施形態における無人飛行物体の制御シ
ステムの概念図を図1に示す。無人飛行物体であるラジ
コンヘリ10は、少なくとも3つ(好ましくは4つ以
上)のGPS衛星30からのGPS信号(第1GPS信
号)を受信するためのGPS信号受信装置11と、デー
タ通信用衛星40との間で信号の送受信を行うための衛
星通信装置12と、ラジコンヘリ10の前方など所定方
向の状況を撮影するためのカメラ(ビデオカメラ)13
を搭載している。
【0022】一方、地上局20は、GPS衛星30から
のGPS信号(第2GPS信号)を受信するためのGP
S信号受信装置21と、データ通信用衛星40との間で
信号の送受信を行うための衛星通信装置22と、ラジコ
ンヘリ10に搭載されたカメラ13により撮影された画
像を表示するためのCRTやLCDなどの表示装置23
を具備している。ラジコンヘリ10と地上局20との間
での制御信号や画像データの送受信は、データ通信用衛
星40を介して行う。
【0023】なお、ラジコンヘリ10としては、市販の
ラジコンヘリにGPS信号受信装置等を取り付けても良
いし、新規に専用のものを製作しても良い。一般的に、
ラジコンヘリの航続距離は、エンジンの出力(燃料消費
量)と燃料タンクの容量で決定される。前述のようにダ
ム湖の観察など広範囲な用途の場合、1回の飛行で全範
囲を飛行することは困難であるので、複数回に分けて飛
行するように飛行ルートを設定すればよい。
【0024】次に、本実施形態における無人飛行物体の
制御システムのハードウエアのブロック構成を図2に示
す。
【0025】ラジコンヘリ10は、GPS衛星30から
のGPS信号を受信するためのGPS信号受信装置11
と、データ通信用衛星40との間で制御データや画像デ
ータなどを送受信するための衛星通信装置12と、ラジ
コンヘリ10の先頭部などに設けられ、ラジコンヘリ1
0の前方など所定の方向の画像を撮影するためのカメラ
13と、地上局20との間で直接制御データなどの送受
信を行う予備通信装置14と、地上局20から送信され
てくる制御データを用いてラジコンヘリの移動方向や移
動速度などを制御するための駆動装置15と、所定の制
御プログラムを記憶したROMと、所定の制御プログラ
ム及び制御データなどを一時的に記憶するためのRAM
と、所定の制御プログラム及び制御データなどを用いて
駆動装置15の制御量を演算するためのCPUなどで構
成され、ラジコンヘリ10全体の制御を行う主制御部1
6などで構成されている。
【0026】地上局20は、上記GPS信号受信装置2
1、衛星通信装置22及び表示装置23の他に、ラジコ
ンヘリ10との間で直接制御データなどの送受信を行う
予備通信装置24と、飛行ルート、鉄塔や送電線などの
障害物50の位置データを入力したり、非常時の手動操
作などを入力するための入力装置25と、所定のプログ
ラムに従って地上局20の全体の動作を制御したり、ラ
ジコンヘリ10が所定の飛行ルートから外れている場合
に飛行ルートに戻すための制御データを演算したりする
ための主制御装置26などで構成されている。
【0027】主制御装置26は、所定の制御プログラ
ム、飛行ルートや障害物50の座標データなどを記憶し
たROM、RAM、ハードディスクなどを含むメモリ
と、所定の制御プログラムを実行するためのCPUなど
で構成されている。入力装置25は、キーボードやマウ
スなどの一般的な入力装置の他、専用のハンドルやジョ
イスティックなどで構成されている。なお、表示装置2
3,入力装置25及び主制御装置26を公知のパーソナ
ルコンピュータで構成しても良いし、それぞれ専用のも
のを用意しても良い。
【0028】さらに、本実施形態における無人飛行物体
の制御システムの機能ブロック構成を図3に示す。な
お、図2と同じ符号を付した要素は、その名称が変わっ
ている場合であっても、実質的に同じものを意味するも
のとする。
【0029】ラジコンヘリ10側の第1GPS信号受信
部11及び地上局20側の第2GPS信号受信部21
は、それぞれGPS衛星からのGPS信号を同時に受信
する。第1GPS信号受信部11により受信された第1
GPS信号は、主制御装置16及び衛星通信装置12な
どで構成される位置データ送信部61により所定フォー
マットの位置データに変換され、データ通信用衛星40
に対して送信される。さらに、位置データはデータ通信
用衛星40から地上局20の衛星通信装置22などで構
成される位置データ受信部62に対して送信される。
【0030】第2GPS信号受信部21により受信され
た第2GPS信号及び位置データ受信部62により受信
された位置データは、それぞれ地上局20側の主制御装
置26などで構成される物体位置検出部60に入力され
る。物体位置検出部60では、ディファレンシャルGP
S処理が行われ、あらかじめ座標がわかっている地上局
20側の第2GPS信号受信部21による第2GPS信
号を参照して、ラジコンヘリ10側の第1GPS信号受
信部11による第1GPS信号又はそれに基づく位置デ
ータを補正し、ラジコンヘリ10の現在位置の座標を演
算する。ラジコンヘリの位置データには、地図上での緯
度及び経度の他に、地上からの高度も含まれる。4つの
GPS衛星からのGPS信号を使用することにより三次
元的な位置情報の検出も可能である。
【0031】ラジコンヘリ10の現在位置が検出される
と、主制御装置26などで構成される制御データ演算部
63は、あらかじめ設定されている飛行ルートとラジコ
ンヘリ10の現在位置を比較し、飛行ルートから外れて
いる場合にラジコンヘリ10の位置を飛行ルートに戻し
たり、障害物50や飛行禁止領域(以下、「障害物50
など」とする)に接近した場合に障害物50などを回避
するように、ラジコンヘリの制御データを演算する。制
御データには、ラジコンヘリ10の機体の回転方向を定
めるラダー、機体の上下方向を定めるエレベータ、機体
の横(左右)方向を定めるエルロン及び機体の速度を定
めるスロットル(エンジン出力)の各情報が含まれる。
【0032】制御データ演算部63には、さらに手動制
御部(入力装置)25が接続されており、障害物50な
どに接近しすぎた場合などに、手動操縦に切り替えてラ
ジコンヘリ10の制御を行うことができる。手動制御部
25から入力があった場合、制御データ演算部63は、
手動制御部25からの入力信号を優先し、その入力信号
に応じた制御データを演算する。
【0033】演算された制御データは、衛星通信装置2
2などで構成される制御データ送信部64によりデータ
通信用衛星40に対して送信される。さらに、制御デー
タはデータ通信用衛星40からラジコンヘリ10の衛星
通信装置12などで構成される制御データ受信部65に
対して送信される。これと並行して、データ通信用衛星
40との間での通信不能に備えて、予備制御データ送信
部(予備通信装置)24に出力され、予備制御データ受
信部(予備通信装置)14に送信される。
【0034】制御データ受信部65又は予備制御データ
受信部14は、受信した制御データを主制御装置16及
び駆動装置15などで構成される位置制御部66に入力
する。位置制御部66は、制御データを用いてラジコン
ヘリ10の移動方向、移動速度、高度などを制御する。
【0035】一方、カメラ13から出力される画像信号
(アナログ信号)は、主制御装置16及び衛星通信装置
12などで構成される画像データ送信部67により、所
定フォーマットの画像データ(ディジタル信号)に変換
された後、データ通信用衛星40に対して送信される。
さらに、画像データはデータ通信用衛星40から地上局
20の衛星通信装置22などで構成される画像データ受
信部68に対して送信される。画像データ受信部68に
より受信された画像データは、主制御装置26及び表示
装置23などで構成される画像再生部69によりNTS
Cなどのテレビ信号に変換され、表示装置23のモニタ
画面上に表示される。操縦者は、表示装置23のモニタ
画面を見ながら、ラジコンヘリ10の飛行ルートに沿っ
て周囲の状況を観察することができる。あるいは、表示
装置23のモニタ画面を見ながら、ラジコンヘリ10を
手動操縦することも可能である。
【0036】次に、本実施形態におけるラジコンヘリの
飛行制御について、図3に示す機能ブロック図及び図4
及び図5に示すフローチャート参照しつつを説明する。
【0037】最初に、飛行ルート及び障害物50などの
座標データを、制御データ演算部63に入力する(ステ
ップS1)。飛行ルートや障害物50などの座標は、あ
らかじめハードディスクやCD−ROMなどの記録媒体
に記録しておき、飛行開始に先だって読み出す。
【0038】次に、ラジコンヘリ10の第1GPS信号
受信部11及び地上局20の第2GPS信号受信部21
により、それぞれGPS衛星30からのGPS信号の受
信を開始する(ステップS2)。第1GPR信号受信部
11により受信された第1GPS信号は所定フォーマッ
トの位置データに変換された後、データ通信用衛星40
を介して位置データ受信部62に送信される。
【0039】GPS信号の受信を開始すると、物体位置
検出部60は、第1GPS信号に基づく位置データを第
2GPS信号受信部21により受信された第2GPS信
号を参照して補正し、ラジコンヘリ10の現在位置を演
算する(ステップS3)。これと並行して、制御データ
演算部63は、初期設定されている制御データ又は操縦
者による手動制御部25からの制御データによりラジコ
ンヘリ10の飛行を開始する(ステップS4)。
【0040】ラジコンヘリ10が飛行を開始すると、画
像データ送信部67は、カメラ13により撮影された画
像データをデータ通信用衛星40を介して画像データ受
信部68に送信を開始し(ステップS5)、画像再生部
69は受信した画像データを用いて表示装置23のモニ
タ画面上に画像を表示し、必要に応じて記録媒体に記録
する(ステップS6)。
【0041】表示装置23のモニタ画面の表示例を図6
に示す。この表示例では、ラジコンヘリ10に3台のカ
メラを搭載しており、飛行ルートと共に各カメラによる
画像がモニタ画面上に同時に表示されている。各カメラ
画像の下の△印を操作することにより各カメラの方向を
制御することができる。また、飛行ルートの下には、飛
行開始からの時間及び燃料の残量が表示される。さら
に、モニタ画面の右側には、飛行ルート上の基準位置の
座標、ラジコンヘリ10の現在位置の座標、飛行ルート
上の所定の経由位置及び最終目的位置の座標などが表示
されている。さらに、モニタ画面の右下には、ラジコン
ヘリ10の制御モード、すなわち自動制御(オート)、
手動制御(マニュアル)及び障害物50などに接近しす
ぎた場合の自動回避モードなど、この制御システムにお
いて選択可能なモード及び現在選択されているモードが
表示されている。
【0042】ラジコンヘリ10が飛行を開始すると、ス
テップS3で演算される現在位置が刻々変化するので、
制御データ演算部63は飛行ルートとラジコンヘリ10
の現在位置を比較し(ステップS7)、現在位置と飛行
ルートとのずれが一定の誤差範囲内にあるかどうか、す
なわち、飛行ルートを外れているかどうかを判断する
(ステップS8)。飛行ルートから外れていない場合
(ステップS8でNO)、現在の移動方向及び移動速度
で飛行を継続する(ステップS9)。さらに、現在の移
動方向の前方付近に障害物50などが存在しているか否
かを判断する(ステップS10)。
【0043】障害物50などが存在している場合(ステ
ップS10でYES)、制御データ演算部63は自動制
御又は自動回避モードが選択されているか否かを判断す
る(ステップS11)。自動制御又は自動回避モードが
選択されている場合(ステップS11でYES)、制御
データ演算部63は、所定のプログラムに従って障害物
50などを回避するためのラジコンヘリ10の制御デー
タを演算し(ステップS12)、演算した回避用制御デ
ータを制御データ送信部64又は予備制御データ送信部
24を介して送信する(ステップS13)。
【0044】制御データ送信部64から送信された回避
制御データはデータ通信用衛星40を介して制御データ
受信部65により受信され、また予備制御データ送信部
24により送信された回避制御データは直接予備制御デ
ータ受信部14により受信される(ステップS14)。
回避制御データを受信すると、位置制御部66は、回避
制御データに従ってラジコンヘリ10の回避動作を行う
(ステップS15)。
【0045】ラジコンヘリ10の回避動作と並行して、
制御データ演算部63は障害物50などの位置とラジコ
ンヘリ10の現在位置とを比較し、ラジコンヘリ10が
障害物50などを回避する方向に飛行しているか否かを
判断する(ステップS16)。回避方向に飛行していな
い場合(ステップS16でNO)、ステップS12に戻
って新たな回避制御データを演算する。一方、回避方向
に飛行している場合(ステップS16でYES)、制御
データ演算部63は改めて本来の飛行ルートから外れて
いるか否かを判断する(ステップS17)。外れていな
い場合(ステップS17でNO)、そのまま飛行を継続
し(ステップS18)、目的地に到達したか否かを判断
する(ステップS19)。目的地に到達した場合は(ス
テップS19でYES)、出発点までの帰還飛行に移行
する(ステップ20)。
【0046】ステップS8又はステップS17で飛行ル
ートから外れている場合(ステップS8,S17でYE
S)、制御データ演算部63は、所定のプログラムに従
って、ラジコンヘリ10の位置を本来の飛行ルートに戻
すための制御データを演算し(ステップS21)、演算
した制御データを制御データ送信部64又は予備制御デ
ータ送信部24を介して送信する(ステップS22)。
制御データ送信部64から送信された制御データはデー
タ通信用衛星40を介して制御データ受信部65により
受信され、また予備制御データ送信部24により送信さ
れた制御データは直接予備制御データ受信部14により
受信される(ステップS23)。制御データを受信する
と、位置制御部66は、制御データに従ってラジコンヘ
リ10の位置制御動作を行う(ステップS24)。さら
に、位置制御動作後、制御データ演算部63は、ステッ
プS8に戻って、改めてラジコンヘリ10の位置が飛行
ルートから外れていないか否かを判断し、その後のフロ
ーを繰り返す。また、ステップS19で目的地に到達し
ていない場合は(ステップS19でNO)、ステップS
8に戻って上記フローを繰り返す。
【0047】ステップS11で手動制御が選択されてい
る場合(ステップS11でNO)、制御データ演算部6
3は画像再生部69などを介して表示装置23のモニタ
画面上に警告表示を行ったり警報音を発生し、操縦者に
対しラジコンヘリ10が障害物50などに接近しつつあ
ることを知らせる(ステップS25)。そして、手動制
御部25からの手動制御データの入力を待ち(ステップ
S26)、入力された手動制御データに所定の演算処理
を施した後、制御データ送信部64又は予備制御データ
送信部24を介して送信する(ステップS27)。
【0048】制御データ送信部64から送信された手動
制御データはデータ通信用衛星40を介して制御データ
受信部65により受信され、また予備制御データ送信部
24により送信された手動制御データは直接予備制御デ
ータ受信部14により受信される(ステップS28)。
手動制御データを受信すると、位置制御部66は、回避
制御データに従ってラジコンヘリ10の回避動作を行う
(ステップS29)。
【0049】さらに、制御データ演算部63は障害物5
0などの位置とラジコンヘリ10の現在位置とを比較
し、ラジコンヘリ10が障害物50などを回避する方向
に飛行しているか否かを判断する(ステップS30)。
回避方向に飛行していない場合(ステップS30でN
O)、ステップS25に戻って再度警報を発生し、操縦
者に新たな手動制御データの入力を促す。一方、回避方
向に飛行している場合(ステップS30でYES)、ス
テップS17にジャンプして、制御データ演算部63は
改めて本来の飛行ルートから外れているか否かを判断す
る(ステップS17)。外れていない場合(ステップS
17でNO)、そのまま飛行を継続する(ステップS1
8)。
【0050】さらに、本実施形態における無人飛行物体
の制御システムの機能ブロック構成の第1変形例を図7
に、第2変形例を図8に示す。なお、図3と同じ符号を
付した要素は、実質的に同じものを意味するものとし、
その説明を省略する。
【0051】図7に示す第1変形例では、ラジコンヘリ
10の現在位置を検出するための物体位置検出部60’
及びラジコンヘリ10の制御データを演算するための制
御データ演算部63’をラジコンヘリ10側に設けてい
る。
【0052】図8に示す第2変形例では、ラジコンヘリ
10の現在位置を検出するための物体位置検出部60、
60’及びラジコンヘリ10の制御データを演算するた
めの制御データ演算部63、63’を地上局20側とラ
ジコンヘリ10側の両方に設けている。
【0053】地上局20側の補正データ演算部70は主
制御装置26などで構成され、GPS衛星30からの第
2GPS信号を用いて地上局20の位置を演算し、あら
かじめわかっている地上局20の位置と演算による位置
とを比較し、GPS信号に基づく位置検出誤差を補正す
るための補正データを演算する。
【0054】演算された補正データは、主制御装置26
及び衛星通信装置22などで構成される補正データ送信
部71によりデータ通信用衛星40に対して送信され
る。さらに、補正データはデータ通信用衛星40からラ
ジコンヘリ10の衛星通信装置12などで構成される補
正データ受信部72に対して送信される。
【0055】補正データ受信部72により受信された補
正データは、主制御装置16などで構成される物体位置
検出部60’に入力される。物体位置検出部60’で
は、ディファレンシャルGPS処理が行われ、第1GP
S信号受信部11による第1GPS信号及び地上局20
から送信された補正データを用いてラジコンヘリ10の
現在位置の座標を演算する。
【0056】ラジコンヘリ10の現在位置が検出される
と、主制御装置16などで構成される制御データ演算部
63’は、あらかじめ設定されている飛行ルートとラジ
コンヘリ10の現在位置を比較し、飛行ルートから外れ
ている場合にラジコンヘリ10の位置を飛行ルートに戻
したり、障害物50や飛行禁止領域(以下、「障害物5
0など」とする)に接近した場合に障害物50などを回
避するように、ラジコンヘリの制御データを演算する。
【0057】一方、地上局20側の制御データ演算部6
3は、ラジコンヘリ10が障害物50などに接近しすぎ
た場合などに、手動制御部25からの入力信号を優先
し、その入力信号に応じた制御データを演算し、制御デ
ータ送信部64又は予備制御データ送信部24を介して
ラジコンヘリ10側の制御データ受信部65又は予備制
御データ受信部14に制御データを送信する。
【0058】位置制御部66は、制御データ演算部6
3’により演算された制御データ又は地上局20から送
信された手動操縦による制御データを用いてラジコンヘ
リ10の移動方向、移動速度、高度などを制御する。
【0059】このように、ラジコンヘリ10と地上局2
0との間の制御データや画像データなどの送受信をデー
タ通信用衛星40を介して行うことにより、地形の影響
を受けることなく、あらゆる場所でラジコンヘリ10の
制御が可能となる。その結果、操縦者の視界から遠く離
れた目的地に対しても、所定の飛行ルートに沿って正確
にラジコンヘリを飛行させることができ、有人ヘリコプ
タに代わって様々な用途に使用することができる。ま
た、送電線などの障害物50などをあらかじめ飛行ルー
トと共に入力しておくことにより、ラジコンヘリ10が
風に流されるなどしてこれら障害物50などに接近した
場合に、障害物50への接触や飛行禁止領域での飛行を
自動的に回避することができる。
【0060】なお、飛行禁止領域の例としては、例えば
発電所や変電所などの電力設備の他、有人飛行機用の飛
行場及び飛行機の離着陸コース、軍事施設、多数の人が
集まる観光・娯楽施設、オフィスビルなどの周辺などが
考えられる。
【0061】本発明の無人飛行物体の制御システムによ
り制御されるラジコンヘリの用途としては、例えば火山
の噴火口の観察のような有人ヘリコプタを飛行させた場
合に事故に遭遇する危険性が高い用途、土砂崩れなどの
災害が起こる可能性の高い場所や環境保護の必要がある
場所の定期的な観察のように繰り返し費用が発生する用
途、報道機関による事故や事件の現場の取材などのよう
に複数のヘリコプタの同時飛行による騒音など周辺住民
に迷惑を及ぼすような用途などが考えられる。
【0062】特に、ラジコンヘリは無人であるため、墜
落事故などが発生しても直接的な人的被害は発生しな
い。また、墜落時の巻き沿いによる二次的な人的被害の
発生の可能性は否定できないが、有人ヘリコプタに比べ
て大きさが非常に小さく、かつ燃料の搭載量も少ないの
で、発生する被害は比べるまでもなく小さい。さらに、
有人ヘリコプタに比べて価格が非常に安いので、事故に
よる被害をより小さくするために、躊躇せずにラジコン
ヘリを墜落させることができる。さらに、エンジンの出
力が小さくかつ排気が少ないので、騒音や排気ガスによ
る環境への影響を少なくすることができる。
【0063】なお、上記実施形態では無人飛行物体とし
てラジコンヘリを例にして説明したが、本発明はこれに
限定されず、ラジコン飛行機その他の無人飛行物体に応
用できることは言うまでもない。また、カメラの他に農
薬散布用のタンク及び散布用バルブなどの機能を搭載し
ても良い。
【0064】さらに、上記実施形態では、無人飛行物体
と地上局の2箇所でGPS信号を受信して無人飛行物体
の位置を検出するディファレンシャルGPSについて説
明したが、本発明はこれに限定されず、無人飛行物体の
みでGPS信号を受信するように構成しても良い。その
場合、無人飛行物体の位置検出精度は低下するが、制御
システムの構成及び演算処理が簡単になるという効果を
有する。従って、飛行ルートの周囲に障害物50などが
なく、若干飛行ルートを外れてもさほど問題がない場合
に有効である。
【0065】さらに、上記実施形態では、ラジコンヘリ
10と地上局20との間で直接制御データなどの通信を
行う予備通信装置(予備制御データ送信部及び受信部)
14,24を設けたが、これら予備通信装置は必ずしも
必要ではなく、ラジコンヘリ10の大きさや搭載可能重
量などによっては省略しても良い。
【0066】さらに、上記実施形態では、地上局20に
表示装置23及び入力装置25を設けたが、これに限定
されるものではなく、表示装置23及び入力装置25を
地上局20から分離して形態可能としても良い。
【0067】さらに、上記実施形態では、ラジコンヘリ
10に搭載されたカメラ13を用いてラジコンヘリ10
の前方を撮影し、その画像を表示装置23にモニタ表示
しながらラジコンヘリ10を遠隔操縦する場合について
説明したが、本発明を有視界飛行に応用することも可能
である。具体的には、ラジコンヘリ10の位置から送電
線などの障害物50までの距離を目測で正確に知ること
は非常に困難である。そこで、上記無人飛行物体の制御
システムを利用し、ラジコンヘリ10と障害物50との
距離が所定値以下になった場合、すなわちラジコンヘリ
10が障害物50に近づきすぎた場合に、警報音を発生
するなどして操縦者にその旨を知らせることができる。
その結果、ラジコンヘリ10は送電線などの障害物に接
触して墜落する事故を回避することが可能となる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の無
人飛行物体の制御システムによれば、無人飛行物体に設
けられ、GPS衛星からのGPS信号を受信するGPS
信号受信部と、前記無人飛行物体に設けられ、受信した
GPS信号を所定の位置データに変換し、データ通信用
衛星を介して地上局に送信する位置データ送信部と、地
上局に設けられ、前記データ通信用衛星を介して送信さ
れた位置データを受信する位置データ受信部と、前記地
上局に設けられ、受信した位置データを用いて前記無人
飛行物体の位置を検出する物体位置検出部と、前記地上
局に設けられ、検出された前記無人飛行物体の位置とあ
らかじめ設定されている飛行ルートとを比較し、前記無
人飛行物体の位置が前記飛行ルートから外れている場合
に、前記無人飛行物体の位置を前記飛行ルートに戻すた
めの制御データを演算する制御データ演算部と、前記地
上局に設けられ、演算された制御データを前記データ通
信用衛星を介して前記無人飛行物体に送信する制御デー
タ送信部と、前記無人飛行物体に設けられ、前記データ
通信用衛星を介して送信された制御データを受信する制
御データ受信部と、前記無人飛行物体に設けられ、前記
受信した制御データを用いて前記無人飛行物体の位置を
制御する位置制御部とを具備するので、地上局と無人飛
行物体との間の制御データなどの送受信をデータ通信用
衛星を介して行うことができ、地形の影響を受けること
なく、無人飛行物体がいかなる場所にあっても、地上局
からその位置制御を行うことができる。
【0069】また、本発明の第2の無人飛行物体の制御
システムによれば、無人飛行物体に設けられ、GPS衛
星からの第1GPS信号を受信する第1GPS信号受信
部と、前記無人飛行物体に設けられ、受信した第1GP
S信号を所定の位置データに変換し、データ通信用衛星
を介して地上局に送信する位置データ送信部と、地上局
に設けられ、前記データ通信用衛星を介して送信された
位置データを受信する位置データ受信部と、前記地上局
に設けられ、前記GPS衛星からの第2GPS信号を受
信する第2GPS信号受信部と、前記地上局に設けら
れ、受信した第2GPS信号及び前記データ通信用衛星
を介して受信した位置データを用いて前記無人飛行物体
の位置を検出する物体位置検出部と、前記地上局に設け
られ、演算された前記無人飛行物体の位置とあらかじめ
設定されている飛行ルートとを比較し、前記無人飛行物
体の位置が前記飛行ルートから外れている場合に、前記
無人飛行物体の位置を前記飛行ルートに戻すための制御
データを演算する制御データ演算部と、前記地上局に設
けられ、演算された制御データを前記データ通信用衛星
を介して前記無人飛行物体に送信する制御データ送信部
と、前記無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛
星を介して送信された制御データを受信する制御データ
受信部と、前記無人飛行物体に設けられ、前記受信した
制御データを用いて前記無人飛行物体の位置を制御する
位置制御部とを具備する。すなわち、上記第1のシステ
ムの構成に加えて、いわゆるディファレンシャルGPS
を採用するので、上記効果に加えて、無人飛行物体の位
置検出精度を向上させることができる。
【0070】本発明の第3の無人飛行物体の制御システ
ムによれば、無人飛行物体に設けられ、GPS衛星から
の第1GPS信号を受信する第1GPS信号受信部と、
地上局に設けられ、前記GPS衛星からの第2GPS信
号を受信する第2GPS信号受信部と、前記地上局に設
けられ、受信した第2GPS信号を用いて所定の補正デ
ータを演算する補正データ演算部と、前記地上局に設け
られ、前記補正データをデータ通信用衛星を介して前記
無人飛行物体に送信する補正データ送信部と、前記無人
飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を介して送
信された補正データを受信する補正データ受信部と、前
記無人飛行物体に設けられ、受信した第1GPS信号及
び前記データ通信用衛星を介して受信した補正データを
用いて前記無人飛行物体の位置を検出する物体位置検出
部と、前記無人飛行物体に設けられ、演算された前記無
人飛行物体の位置とあらかじめ設定されている飛行ルー
トとを比較し、前記無人飛行物体の位置が前記飛行ルー
トから外れている場合に、前記無人飛行物体の位置を前
記飛行ルートに戻すための制御データを演算する制御デ
ータ演算部と、前記無人飛行物体に設けられ、前記演算
した制御データを用いて前記無人飛行物体の位置を制御
する位置制御部とを具備する。すなわち、上記第2のシ
ステムと比較して、物体位置演算部及び制御データ演算
部を無人飛行物体側に設けた点が異なるが、同様の効果
を得ることができる。
【0071】さらに、本発明の第4の無人飛行物体の制
御システムによれば、無人飛行物体に設けられ、GPS
衛星からの第1GPS信号を受信する第1GPS信号受
信部と、前記無人飛行物体に設けられ、受信した第1G
PS信号を所定の位置データに変換し、データ通信用衛
星を介して地上局に送信する位置データ送信部と、地上
局に設けられ、前記データ通信用衛星を介して送信され
た位置データを受信する位置データ受信部と、前記地上
局に設けられ、前記GPS衛星からの第2GPS信号を
受信する第2GPS信号受信部と、前記地上局に設けら
れ、受信した第2GPS信号を用いて所定の補正データ
を演算する補正データ演算部と、前記地上局に設けら
れ、前記補正データをデータ通信用衛星を介して前記無
人飛行物体に送信する補正データ送信部と、前記無人飛
行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を介して送信
された補正データを受信する補正データ受信部と、前記
無人飛行物体に設けられ、受信した第1GPS信号及び
前記データ通信用衛星を介して受信した補正データを用
いて前記無人飛行物体の位置を検出する第1物体位置検
出部と、前記無人飛行物体に設けられ、演算された前記
無人飛行物体の位置とあらかじめ設定されている飛行ル
ートとを比較し、前記無人飛行物体の位置が前記飛行ル
ートから外れている場合に、前記無人飛行物体の位置を
前記飛行ルートに戻すための制御データを演算する第1
制御データ演算部と、前記地上局に設けられ、受信した
第2GPS信号及び前記データ通信用衛星を介して受信
した位置データを用いて前記無人飛行物体の位置を検出
する第2物体位置検出部と、前記地上局に設けられ、演
算された前記無人飛行物体の位置とあらかじめ設定され
ている飛行ルートとを比較し、前記無人飛行物体の位置
が前記飛行ルートから外れている場合に、前記無人飛行
物体の位置を前記飛行ルートに戻すための制御データを
演算する第2制御データ演算部と、前記地上局に設けら
れ、演算された制御データを前記データ通信用衛星を介
して前記無人飛行物体に送信する制御データ送信部と、
前記無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を
介して送信された制御データを受信する制御データ受信
部と、前記無人飛行物体に設けられ、前記受信した制御
データを用いて前記無人飛行物体の位置を制御する位置
制御部とを具備する。すなわち、物体位置演算部及び制
御データ演算部を地上局側と無人飛行物体側の両方に設
けたので、無人飛行物体の制御の信頼性が向上し、制御
不能になる可能性を非常に小さくすることができる。
【0072】さらに、前記制御データ演算部は、前記飛
行ルートの他に障害物の位置又は飛行禁止領域のデータ
を記憶しており、前記無人飛行物体が前記障害物又は前
記飛行禁止領域に対して所定距離内に接近した場合に、
前記飛行ルートにかかわらず前記障害物又は前記飛行禁
止領域から離れるように前記制御データを演算すること
により、無人飛行物体が障害物に接触したり、飛行禁止
領域を飛行することを自動的に回避することができる。
【0073】また、前記制御データ演算部は、前記飛行
ルートの他に障害物の位置又は飛行禁止領域のデータを
記憶しており、前記無人飛行物体が前記障害物又は前記
飛行禁止領域に対して所定距離内に接近し、かつ前記無
人飛行物体の位置、速度及び移動方向から、前記障害物
又は飛行禁止領域を回避できない場合、前記無人飛行物
体を地上に降下させるように前記制御データを演算する
ことにより、無人飛行物体が障害物に接触したり、飛行
禁止領域を飛行することを自動的に回避することができ
る。また、最悪の場合、無人飛行物体を墜落させること
により、障害物の損傷、例えば送電線の切断などを回避
することができる。また、飛行物体は無人であるため、
基本的に人的被害が発生する可能性は低い。
【0074】または、前記無人飛行物体に設けられた位
置制御部は前記地上局から直接制御可能であり、前記制
御データ演算部は、前記飛行ルートの他に障害物の位置
又は飛行禁止領域のデータを記憶しており、前記無人飛
行物体が前記障害物又は前記飛行禁止領域に対して所定
距離内に接近した場合に、操縦者に対して所定の警報を
発生することにより、障害物などへの異常接近の場合、
手動操作に切り替えて無人飛行物体が障害物に接触した
り、飛行禁止領域を飛行することを回避することができ
る。
【0075】さらに、前記無人飛行物体に設けられ、所
定範囲の映像を撮影するカメラと、前記無人飛行物体に
設けられ、前記カメラで撮影した画像データを前記デー
タ通信用衛星を介して前記地上局に送信する画像データ
送信部と、前記地上局に設けられ、前記データ通信用衛
星を介して送信された画像データを受信する画像データ
受信部と、前記地上局に設けられ、受信した前記画像デ
ータを用いて映像を再生する画像再生部とをさらに具備
することにより、例えば無人飛行物体の前方の映像を地
上局側でモニタしながら無人飛行物体を所定ルートで飛
行させることができる。また、撮影した画像を記録する
ことにより、空中撮影などの用途を同時に処理すること
ができる。
【0076】さらに、前記無人飛行物体はカメラ以外の
機能部を搭載可能であり、前記機能部の制御信号を前記
地上局から前記データ通信用衛星を介して送信すること
により、この無人飛行物体により農薬散布などの他の機
能を実行することができる。
【0077】さらに、前記無人飛行物体と前記地上局と
の間で、前記データ通信用衛星を介さずに直接所定のデ
ータを送受信する予備通信機能を具備することにより、
データ通信用衛星を介した送受信システムが故障した場
合でも、制御不能の無人飛行物体の墜落などの事故を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における無人飛行物体の
制御システムの概念を示す図である。
【図2】 上記実施形態における無人飛行物体の制御シ
ステムのハードウエアのブロック構成を示す図である。
【図3】 上記実施形態における無人飛行物体の制御シ
ステムの機能ブロック構成を示す図である。
【図4】 上記実施形態におけるラジコンヘリの飛行制
御手順を示すフローチャートを示す図である。
【図5】 図4のフローチャートの続きを示す図であ
る。
【図6】 上記実施形態における表示装置のモニタ画面
の表示例を示す図である。
【図7】 上記実施形態における無人飛行物体の制御シ
ステムの機能ブロック構成の第1変形例を示す図であ
る。
【図8】 上記実施形態における無人飛行物体の制御シ
ステムの機能ブロック構成の第2変形例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 :ラジコンヘリ 11 :GPS信号受信装置(第1GPS信号受信部) 12 :衛星通信装置 13 :カメラ 14 :予備通信装置(予備制御データ受信部) 15 :駆動装置 16 :主制御装置(主制御部) 20 :地上局 21 :GPS信号受信装置(第2GPS信号受信部) 22 :衛星通信装置 23 :表示装置 24 :予備通信装置(予備制御データ送信部) 25 :入力装置(手動制御部) 26 :主制御装置 30 :移動衛星 40 :データ通信用衛星 50 :障害物 60 :物体位置検出部 60’:物体位置検出部 61 :位置データ送信部 62 :位置データ受信部 63 :制御データ演算部 63’:制御データ演算部 64 :制御データ送信部 65 :制御データ受信部 66 :位置制御部 67 :画像データ送信部 68 :画像データ受信部 69 :画像再生部 70 :補正データ演算部 71 :補正データ送信部 72 :補正データ受信部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無人飛行物体に設けられ、GPS衛星か
    らのGPS信号を受信するGPS信号受信部と、 前記無人飛行物体に設けられ、受信したGPS信号を所
    定の位置データに変換し、データ通信用衛星を介して地
    上局に送信する位置データ送信部と、 地上局に設けられ、前記データ通信用衛星を介して送信
    された位置データを受信する位置データ受信部と、 前記地上局に設けられ、受信した位置データを用いて前
    記無人飛行物体の位置を検出する物体位置検出部と、 前記地上局に設けられ、検出された前記無人飛行物体の
    位置とあらかじめ設定されている飛行ルートとを比較
    し、前記無人飛行物体の位置が前記飛行ルートから外れ
    ている場合に、前記無人飛行物体の位置を前記飛行ルー
    トに戻すための制御データを演算する制御データ演算部
    と、 前記地上局に設けられ、演算された制御データを前記デ
    ータ通信用衛星を介して前記無人飛行物体に送信する制
    御データ送信部と、 前記無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を
    介して送信された制御データを受信する制御データ受信
    部と、 前記無人飛行物体に設けられ、前記受信した制御データ
    を用いて前記無人飛行物体の位置を制御する位置制御部
    とを具備する無人飛行物体の制御システム。
  2. 【請求項2】 無人飛行物体に設けられ、GPS衛星か
    らの第1GPS信号を受信する第1GPS信号受信部
    と、 前記無人飛行物体に設けられ、受信した第1GPS信号
    を所定の位置データに変換し、データ通信用衛星を介し
    て地上局に送信する位置データ送信部と、 地上局に設けられ、前記データ通信用衛星を介して送信
    された位置データを受信する位置データ受信部と、 前記地上局に設けられ、前記GPS衛星からの第2GP
    S信号を受信する第2GPS信号受信部と、 前記地上局に設けられ、受信した第2GPS信号及び前
    記データ通信用衛星を介して受信した位置データを用い
    て前記無人飛行物体の位置を検出する物体位置検出部
    と、 前記地上局に設けられ、演算された前記無人飛行物体の
    位置とあらかじめ設定されている飛行ルートとを比較
    し、前記無人飛行物体の位置が前記飛行ルートから外れ
    ている場合に、前記無人飛行物体の位置を前記飛行ルー
    トに戻すための制御データを演算する制御データ演算部
    と、 前記地上局に設けられ、演算された制御データを前記デ
    ータ通信用衛星を介して前記無人飛行物体に送信する制
    御データ送信部と、 前記無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を
    介して送信された制御データを受信する制御データ受信
    部と、 前記無人飛行物体に設けられ、前記受信した制御データ
    を用いて前記無人飛行物体の位置を制御する位置制御部
    とを具備する無人飛行物体の制御システム。
  3. 【請求項3】 無人飛行物体に設けられ、GPS衛星か
    らの第1GPS信号を受信する第1GPS信号受信部
    と、 地上局に設けられ、前記GPS衛星からの第2GPS信
    号を受信する第2GPS信号受信部と、 前記地上局に設けられ、受信した第2GPS信号を用い
    て所定の補正データを演算する補正データ演算部と、 前記地上局に設けられ、前記補正データをデータ通信用
    衛星を介して前記無人飛行物体に送信する補正データ送
    信部と、 前記無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を
    介して送信された補正データを受信する補正データ受信
    部と、 前記無人飛行物体に設けられ、受信した第1GPS信号
    及び前記データ通信用衛星を介して受信した補正データ
    を用いて前記無人飛行物体の位置を検出する物体位置検
    出部と、 前記無人飛行物体に設けられ、演算された前記無人飛行
    物体の位置とあらかじめ設定されている飛行ルートとを
    比較し、前記無人飛行物体の位置が前記飛行ルートから
    外れている場合に、前記無人飛行物体の位置を前記飛行
    ルートに戻すための制御データを演算する制御データ演
    算部と、 前記無人飛行物体に設けられ、前記演算した制御データ
    を用いて前記無人飛行物体の位置を制御する位置制御部
    とを具備する無人飛行物体の制御システム。
  4. 【請求項4】 無人飛行物体に設けられ、GPS衛星か
    らの第1GPS信号を受信する第1GPS信号受信部
    と、 前記無人飛行物体に設けられ、受信した第1GPS信号
    を所定の位置データに変換し、データ通信用衛星を介し
    て地上局に送信する位置データ送信部と、 地上局に設けられ、前記データ通信用衛星を介して送信
    された位置データを受信する位置データ受信部と、 前記地上局に設けられ、前記GPS衛星からの第2GP
    S信号を受信する第2GPS信号受信部と、 前記地上局に設けられ、受信した第2GPS信号を用い
    て所定の補正データを演算する補正データ演算部と、 前記地上局に設けられ、前記補正データをデータ通信用
    衛星を介して前記無人飛行物体に送信する補正データ送
    信部と、 前記無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を
    介して送信された補正データを受信する補正データ受信
    部と、 前記無人飛行物体に設けられ、受信した第1GPS信号
    及び前記データ通信用衛星を介して受信した補正データ
    を用いて前記無人飛行物体の位置を検出する第1物体位
    置検出部と、 前記無人飛行物体に設けられ、演算された前記無人飛行
    物体の位置とあらかじめ設定されている飛行ルートとを
    比較し、前記無人飛行物体の位置が前記飛行ルートから
    外れている場合に、前記無人飛行物体の位置を前記飛行
    ルートに戻すための制御データを演算する第1制御デー
    タ演算部と、 前記地上局に設けられ、受信した第2GPS信号及び前
    記データ通信用衛星を介して受信した位置データを用い
    て前記無人飛行物体の位置を検出する第2物体位置検出
    部と、 前記地上局に設けられ、演算された前記無人飛行物体の
    位置とあらかじめ設定されている飛行ルートとを比較
    し、前記無人飛行物体の位置が前記飛行ルートから外れ
    ている場合に、前記無人飛行物体の位置を前記飛行ルー
    トに戻すための制御データを演算する第2制御データ演
    算部と、 前記地上局に設けられ、演算された制御データを前記デ
    ータ通信用衛星を介して前記無人飛行物体に送信する制
    御データ送信部と、 前記無人飛行物体に設けられ、前記データ通信用衛星を
    介して送信された制御データを受信する制御データ受信
    部と、 前記無人飛行物体に設けられ、前記受信した制御データ
    を用いて前記無人飛行物体の位置を制御する位置制御部
    とを具備する無人飛行物体の制御システム。
  5. 【請求項5】 前記制御データ演算部は、前記飛行ルー
    トの他に障害物の位置又は飛行禁止領域のデータを記憶
    しており、前記無人飛行物体が前記障害物又は前記飛行
    禁止領域に対して所定距離内に接近した場合に、前記飛
    行ルートにかかわらず前記障害物又は前記飛行禁止領域
    から離れるように前記制御データを演算することを特徴
    とする請求項1から4のいずれかに記載の無人飛行物体
    の制御システム。
  6. 【請求項6】 前記制御データ演算部は、前記飛行ルー
    トの他に障害物の位置又は飛行禁止領域のデータを記憶
    しており、前記無人飛行物体が前記障害物又は前記飛行
    禁止領域に対して所定距離内に接近し、かつ前記無人飛
    行物体の位置、速度及び移動方向から、前記障害物又は
    飛行禁止領域を回避できない場合、前記無人飛行物体を
    地上に降下させるように前記制御データを演算すること
    を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の無人飛
    行物体の制御システム。
  7. 【請求項7】 前記無人飛行物体に設けられた位置制御
    部は前記地上局から直接制御可能であり、前記制御デー
    タ演算部は、前記飛行ルートの他に障害物の位置又は飛
    行禁止領域のデータを記憶しており、前記無人飛行物体
    が前記障害物又は前記飛行禁止領域に対して所定距離内
    に接近した場合に、操縦者に対して所定の警報を発生す
    ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
    無人飛行物体の制御システム。
  8. 【請求項8】 前記無人飛行物体に設けられ、所定範囲
    の映像を撮影するカメラと、前記無人飛行物体に設けら
    れ、前記カメラで撮影した画像データを前記データ通信
    用衛星を介して前記地上局に送信する画像データ送信部
    と、前記地上局に設けられ、前記データ通信用衛星を介
    して送信された画像データを受信する画像データ受信部
    と、前記地上局に設けられ、受信した前記画像データを
    用いて映像を再生する画像再生部とをさらに具備するこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の無人
    飛行物体の制御システム。
  9. 【請求項9】 前記無人飛行物体はカメラ以外の機能部
    を搭載可能であり、前記機能部の制御信号を前記地上局
    から前記データ通信用衛星を介して送信することを特徴
    とする請求項1から8のいずれかに記載の無人飛行物体
    の制御システム。
  10. 【請求項10】 前記無人飛行物体と前記地上局との間
    で、前記データ通信用衛星を介さずに直接所定のデータ
    を送受信する予備通信機能を具備することを特徴とする
    請求項1から9のいずれかに記載の無人飛行物体の制御
    システム。
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