JP7078601B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ウェイポイントを含む所定の飛行ルートに沿って飛行体を飛行させる方法等の技術分野に関する。
従来、ウェイポイントと呼ばれる位置の情報を用いて、飛行体を飛行させる飛行ルートを表現することがある。この場合、飛行ルートに従って飛行する飛行体は、次のウェイポイントへ向かうように制御される。特許文献1には、飛行体の飛行に伴って移動する作用範囲の軌跡が対象領域をなぞるように複数のウェイポイントを決定する技術が提案されている。
特開2019-082873号公報
ところで、飛行ルートに従って飛行体を飛行させている間に飛行体が飛行ルートから逸脱してしまうことがある。このような場合に、飛行体が飛行ルートから逸脱した時点の位置から次のウェイポイントへ向かうように復帰ルートを生成することが考えられる。しかし、復帰ルート上に飛行体の飛行が禁止される飛行禁止場所がある(例えば、飛行の障害となり得る物体が存在する)と、飛行体の飛行が困難または問題となってしまう恐れがある。
そこで、飛行体が飛行ルートから逸脱した場合であっても当該飛行体を次のウェイポイントへ適切に向かわせるための情報を生成することが可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、少なくとも1つのウェイポイントを含む所定の飛行ルートに沿って飛行する飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行体の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報とを取得する第1取得手段と、前記ウェイポイントへ向かっている前記飛行体が前記飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報を取得する第2取得手段と、前記飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成する生成手段と、前記第2取得手段により前記逸脱情報が取得された場合、前記飛行体をホバリングさせて当該飛行体がホバリングした状態で前記復帰情報の受信を当該飛行体に待機させ、前記復帰情報を当該飛行体へ送信することで、前記復帰情報により示される復帰ルートに沿って前記飛行体を飛行させる制御手段と、を備えることを特徴とする。これにより、飛行体が飛行ルートから逸脱した場合に、当該飛行体が復帰ルートに沿って飛行禁止場所を回避しながら次のウェイポイントへ飛行するように適切に制御することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記第1取得手段は、前記飛行体の位置情報を逐次取得し、前記生成手段は、前記飛行体の位置情報に基づいて前記飛行体の現在速度ベクトルを算出する第1算出部と、前記ウェイポイントの位置情報に基づいて前記飛行体の目標速度ベクトルを算出する第2算出部と、前記飛行体の位置情報及び前記飛行禁止場所の位置情報に基づいて前記飛行体から前記飛行禁止場所までの距離を算出する第3算出部と、前記飛行体の位置情報及び前記飛行禁止場所の位置情報に基づいて前記飛行禁止場所から前記飛行体への向きを算出する第4算出部と、前記飛行体の現在速度ベクトル及び前記飛行体の目標速度ベクトルをパラメータとして前記ウェイポイントに前記飛行体を引きつける引力を設定する第1設定部と、前記飛行禁止場所までの距離、及び前記飛行体への向きをパラメータとして前記飛行禁止場所から前記飛行体を遠ざける斥力を設定する第2設定部とを含み、前記設定された引力及び前記設定された斥力を用いて前記飛行体の時系列的な位置変化のシミュレーションを実行することで前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くための復帰ルートを示す復帰情報を生成することを特徴とする。これにより、復帰情報を生成するために要する計算量及び計算時間を低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記第1取得手段は、前記飛行体の位置情報を逐次取得し、前記生成手段は、前記飛行体の位置情報に基づいて前記飛行体の現在速度ベクトルを算出する第1算出部と、前記ウェイポイントの位置情報に基づいて前記飛行体の目標速度ベクトルを算出する第2算出部と、前記飛行体の位置情報及び前記飛行禁止場所の位置情報に基づいて前記飛行体から前記飛行禁止場所までの距離を算出する第3算出部と、前記飛行体の位置情報及び前記飛行禁止場所の位置情報に基づいて前記飛行禁止場所から前記飛行体への向きを算出する第4算出部と、前記飛行体の現在速度ベクトル及び前記飛行体の目標速度ベクトルをパラメータとして前記ウェイポイントに前記飛行体を引きつける引力を設定する第1設定部と、前記飛行禁止場所までの距離、及び前記飛行体への向きをパラメータとして前記飛行禁止場所から前記飛行体を遠ざける斥力を設定する第2設定部とを含み、前記設定された引力及び前記設定された斥力を用いて、前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くために進行する方向の速度ベクトルを示す復帰情報を逐次生成することを特徴とする。これにより、復帰情報を生成するために要する計算量及び計算時間を低減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項に記載の情報処理装置において、前記復帰情報により示される速度ベクトルに基づいて前記飛行体を飛行させる制御手段を更に備えることを特徴とする。これにより、飛行体が飛行ルートから逸脱した場合に、当該飛行体が飛行禁止場所を回避しながら次のウェイポイントへ飛行するように適切に制御することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至の何れか一項に記載の情報処理装置において、前記飛行禁止場所の位置情報を予め格納する記憶手段を更に備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、少なくとも1つのウェイポイントを含む所定の飛行ルートに沿って飛行する飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行体の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報とを取得するステップと、前記ウェイポイントへ向かっている前記飛行体が前記飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報を取得するステップと、前記飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成するステップと、前記逸脱情報が取得された場合、前記飛行体をホバリングさせて当該飛行体がホバリングした状態で前記復帰情報の受信を当該飛行体に待機させ、前記復帰情報を当該飛行体へ送信することで、前記復帰情報により示される復帰ルートに沿って前記飛行体を飛行させるステップと、
を含むことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、少なくとも1つのウェイポイントを含む所定の飛行ルートに沿って飛行する飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行体の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報とを取得するステップと、前記ウェイポイントへ向かっている前記飛行体が前記飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報を取得するステップと、前記飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成するステップと、前記逸脱情報が取得された場合、前記飛行体をホバリングさせて当該飛行体がホバリングした状態で前記復帰情報の受信を当該飛行体に待機させ、前記復帰情報を当該飛行体へ送信することで、前記復帰情報により示される復帰ルートに沿って前記飛行体を飛行させるステップと、コンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、飛行体が飛行ルートから逸脱した場合であっても当該飛行体を次のウェイポイントへ適切に向かわせるための情報を生成することができる。
飛行システムSの概要構成例を示す図である。 UAV1の概要構成例を示す図である。 従来技術において、ウェイポイントP2へ向かっているUAV1が飛行ルートR1から逸脱したときの様子を示す概念図である。 本実施形態において、ウェイポイントP2へ向かっているUAV1が飛行ルートR1から逸脱したときの様子を示す概念図である。 制御サーバCSの概要構成例を示す図である。 制御部23における機能ブロック例を示す図である。 UAV1の時系列的な位置変化のシミュレーションにより得られた復帰ルートを示す概念図である。 制御サーバCSの制御部23により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 UAV1の制御部15により実行される処理の一例を示すフローチャートである。 飛行開始地点からウェイポイントに向けて復帰情報を用いて飛行制御シミュレーションを実行した場合の飛行ルートR1、復帰ルートR2、及びUAV1が受ける力Fの関係を表す概念図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、飛行システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
1.飛行システムSの構成及び動作概要
先ず、図1を参照して、無人で飛行可能な飛行体を所定の目的のために飛行させる飛行システムSの構成及び動作概要について説明する。所定の目的の例として、例えば、運搬、測量、撮影、点検、監視等が挙げられる。図1は、飛行システムSの概要構成例を示す図である。図1に示すように、飛行システムSは、大気中(空中)を飛行する無人航空機(以下、「UAV(Unmanned Aerial Vehicle)」と称する)1、運航管理システム(以下、「UTMS(UAV Traffic Management System)」と称する)2、及びポート管理システム(以下、「PMS(Port Management System)」と称する)3を含んで構成される。UAV1は、飛行体の一例である。UAV1、UTMS2、及びPMS3は、通信ネットワークNWを介して互いに通信可能になっている。通信ネットワークNWは、例えば、インターネット、移動体通信ネットワーク及びその無線基地局等から構成される。なお、UTMS2とPMS3とは、1つの管理システムとして構成されてもよい。
UAV1は、地上からオペレータによる遠隔操縦に従って飛行、または自律的に飛行することが可能になっている。UAV1は、ドローン、またはマルチコプタとも呼ばれる。UAV1は、GCS(Ground Control Station)により管理される。GCSは、例えば、アプリケーションとして通信ネットワークNWに接続可能な操縦端末に搭載される。この場合、オペレータは、例えば、操縦端末を操作してUAV1を遠隔操縦する人である。或いは、GCSは、サーバ等により構成されてもよい。この場合、オペレータは、例えば、GCSの管理者、またはサーバが備えるコントローラである。なお、UAV1の自律的な飛行は、当該UAV1が飛行制御を行うことによる自律飛行に限定されるものではなく、当該UAV1の自律的な飛行には、例えば飛行システムS全体として飛行制御を行うことによる自律飛行も含まれる。
UTMS2は、制御サーバCSを含む1以上のサーバ等を備えて構成される。制御サーバCSは、情報処理装置の一例である。UTMS2は、UAV1の運航を管理する。UAV1の運航管理には、UAV1の運航計画の管理、UAV1の飛行状況の管理、及びUAV1の制御が含まれる。UAV1の運航計画とは、UAV1の出発地点(飛行開始地点)から目的地点までの飛行ルート(飛行予定経路)の位置情報等を含む飛行計画である。かかる飛行計画は、例えばUAV1を管理するGCSにより作成されてUTMS2へ申請され、予め定められた基準を満たす場合に承認される。UAV1の飛行ルートは、少なくとも1つのウェイポイントを含む。ウェイポイントは、出発地点から目的地点までの間でUAV1が経由する経由地点として予め設定される。なお、ウェイポイントには目的地点が含まれてもよい。また、ウェイポイントは、高度を含んでよい(すなわち、3次元的に表されてもよい)。飛行ルートにおいてウェイポイントが複数設定されている場合、UAV1が各ウェイポイントを辿る順序情報が飛行計画に含まれる。飛行ルートの位置情報は、例えば、そのルート上の緯度及び経度で表され、高度を含んでもよい。UAV1の飛行状況の管理は、UAV1の航空機情報に基づいて行われる。UAV1の航空機情報には、少なくともUAV1の位置情報が含まれる。UAV1の位置情報は、UAV1の現在位置を示す。UAV1の現在位置とは、飛行中のUAV1の飛行位置である。UAV1の航空機情報には、UAV1の速度情報が含まれてもよい。UAV1の速度情報は、UAV1の速度を示す。
PMS3は、1または複数のサーバ等により構成される。PMS3は、例えば、UAV1の目的地点に設置された離着陸施設(以下、「ポート」と称する)を管理する。ポートの管理は、ポートの位置情報及びポートの予約情報等に基づいて行われる。ここで、ポートの位置情報は、ポートの設置位置を示す。ポートの予約情報には、ポートを予約したUAV1の機体ID、及び到着予定時刻の情報等が含まれる。UAV1の機体IDは、UAV1を識別する識別情報である。
1-1.UAV1の構成及び機能概要
次に、図2を参照してUAV1の構成及び機能概要について説明する。図2は、UAV1の概要構成例を示す図である。図2に示すように、UAV1は、駆動部11、測位部12、無線通信部13、撮像部14、及び制御部15等を備える。なお、図示しないが、UAV1は、水平回転翼であるロータ(プロペラ)、各種センサ、及びUAV1の各部へ電力を供給するバッテリ等を備える。UAV1の飛行制御に用いられる各種センサには、気圧センサ、3軸角速度センサ、3軸加速度センサ、及び地磁気センサ等が含まれる。各種センサにより検出された検出情報は、制御部15へ出力される。
駆動部11は、モータ及び回転軸等を備える。駆動部11は、制御部15から出力された制御信号に従って駆動するモータ及び回転軸等により複数のロータを回転させる。測位部12は、電波受信機及び高度センサ等を備える。測位部12は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)の衛星から発信された電波を電波受信機により受信し、当該電波に基づいてUAV1の水平方向の現在位置(緯度及び経度)を検出する。なお、UAV1の水平方向の現在位置は、撮像部14により撮像された画像データや上記無線基地局から発信された電波に基づいて補正されてもよい。さらに、測位部12は、高度センサによりUAV1の垂直方向の現在位置(高度)を検出してもよい。測位部12により検出された現在位置を示す位置情報は、制御部15へ出力される。無線通信部13は、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御を担う。撮像部14は、カメラ等を備える。カメラは、UAV1の飛行制御に用いられる。撮像部14は、カメラの画角に収まる範囲内の実空間を連続的に撮像する。撮像部14により撮像された画像データは、制御部15へ出力される。
制御部15は、プロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及び不揮発性メモリ等を備える。制御部15は、例えばROMまたは不揮発性メモリに記憶された制御プログラムに従ってUAV1の飛行制御を実行する。飛行制御においては、測位部12から取得された位置情報、撮像部14から取得された画像データ、各種センサから取得された検出情報、及びUTMS2により承認された飛行計画を示す飛行計画情報が用いられて、ロータの回転数の制御、UAV1の位置、姿勢及び進行方向の制御が行われる。これにより、UAV1は飛行ルートに沿って飛行する。なお、UAV1の飛行中、制御部15は、UAV1の航空機情報をUAV1の機体IDとともに制御サーバCSへ逐次送信する。
ところで、飛行ルート上のウェイポイントへ向かっているUAV1が周囲の気象(突風など)や測位誤差等の影響により飛行ルートから逸脱する場合がある。図3は、従来技術において、ウェイポイントP2へ向かっているUAV1が飛行ルートR1から逸脱したときの様子を示す概念図である。従来技術では、図3に示すように、UAV1は飛行ルートR1を逸脱した位置P1からウェイポイントP2に向かおうとするので、その途中に飛行禁止場所P3が存在すると、UAV1の飛行が困難または問題となってしまう恐れがある。
一方、図4は、本実施形態において、ウェイポイントP2へ向かっているUAV1が飛行ルートR1から逸脱したときの様子を示す概念図である。本実施形態では、図4に示すように、UAV1は飛行ルートR1を逸脱した位置P1から飛行禁止場所P3を回避しながら復帰ルートR2に沿ってウェイポイントP2へ向かって飛行するように制御される。ここで、飛行禁止場所P3は、例えば、飛行の障害となり得る物体(障害物)が存在する場所であってもよいし、物体が存在するか否かに関わらず法令等により飛行禁止として定められた場所であってもよい。かかる場所は、所定の広さ(2次元または3次元的な広さ)を有するエリアであってもよいし、エリア内の1点であってもよい。飛行禁止場所P3がエリアである場合、飛行禁止場所P3の位置情報は、当該エリア内の所定部分(例えば中心部分または境界部分)の緯度及び経度で表され、高度を含んでもよい。
なお、図4の例では、飛行ルートR1において目的地点P4を除く1つのウェイポイントP2が設定されているが、飛行ルートR1においてウェイポイントが複数設定されている場合もある。かかる場合、ウェイポイントへ向かっているとは、上述の順序情報にしたがって次のウェイポイント(例えば、UAV1がこれから向かうウェイポイントのうち最も近いウェイポイント)へ向かっていることを意味する。
1-2.制御サーバCSの構成及び機能概要
次に、図5及び図6を参照して制御サーバCSの構成及び機能概要について説明する。図5は、制御サーバCSの概要構成例を示す図である。図5に示すように、制御サーバCSは、通信部21、記憶部22(記憶手段の一例)、制御部23等を備える。通信部21は、通信ネットワークNWを介して行われる通信の制御を担う。記憶部22は、例えば、ハードディスクドライブ等を備える。記憶部22には、承認された飛行計画を示す飛行計画情報がUAV1の機体IDに対応付けられて格納される。さらに、記憶部22には、UAV1の飛行が禁止される飛行禁止場所P3の位置情報が予め格納される。
制御部23は、プロセッサであるCPU、ROM、RAM、及び不揮発性メモリ等を備える。図6は、制御部23における機能ブロック例を示す図である。制御部23は、例えばROMまたは不揮発性メモリに記憶されたプログラムに従って、図6に示すように、位置情報取得部23a、逸脱情報取得部23b、復帰情報生成部23c、及び飛行制御部23d等として機能する。位置情報取得部23aは、第1取得手段の一例である。逸脱情報取得部23bは、第2取得手段の一例である。復帰情報生成部23cは、生成手段の一例である。復帰情報生成部23cは、第1算出部、第2算出部、第3算出部、第4算出部、第1設定部、及び第2設定部を含む。飛行制御部23dは、制御手段の一例である。
位置情報取得部23aは、UAV1の位置情報を含む航空機情報を例えばUAV1から逐次取得する。ここで、逐次取得するとは、予め設定された時間間隔で定期的に取得すること、ランダムな時間間隔など不定期で取得すること、UAV1の位置が所定量変化したことに応じて取得すること、の何れであってもよい。また、位置情報取得部23aは、UAV1の飛行ルートの位置情報(飛行ルートに含まれるウェイポイントの位置情報を含む)と、UAV1の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報とを記憶部22から取得する。
逸脱情報取得部23bは、ウェイポイントへ向かっているUAV1が飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報を取得する。例えば、逸脱情報取得部23bは、UAV1の位置情報とUAV1の飛行ルートの位置情報とに基づいて、UAV1が飛行ルートから所定距離以上離れたか否かを判定し、所定距離(例えば、10m~50m)以上離れたと判定したときにUAV1が飛行ルートから逸脱したことを検知する。こうして、逸脱情報取得部23bは、ウェイポイントへ向かっているUAV1が飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報を取得する。なお、UAV1が飛行ルートから逸脱したことはUAV1により検知されてもよい。この場合、UAV1が飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報は例えばUAV1から取得される。
復帰情報生成部23cは、逸脱情報取得部23bにより逸脱情報が取得された場合に、UAV1の位置情報と、ウェイポイントの位置情報と、飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成する。
例えば、復帰情報生成部23cは、UAV1の位置情報に基づいて、UAV1の現在速度ベクトルVtを算出する。ここで、UAV1の現在速度ベクトルVtは、単位時間あたりのUAV1の速度(大きさ)及び方向を示す。例えば、UAV1の現在位置が3次元(x,y,z)で表わされる場合、UAV1の現在速度ベクトルVtは、x,y,zのそれぞれの方向の変化量を時間で微分することにより算出される。また、復帰情報生成部23cは、ウェイポイントの位置情報に基づいて、UAV1の目標速度ベクトルV0を算出する。UAV1の目標速度ベクトルV0は、単位時間あたりのUAV1の目標速度及び方向を示す。ここで、目標速度は、予め任意に設定され、方向は、UAV1の現在位置からウェイポイントへの向きである。なお、UAV1の現在速度ベクトルVt及び目標速度ベクトルV0は、多変数の場合の勾配(接線の傾き)に相当するヤコビ行列として計算することができる。
また、復帰情報生成部23cは、UAV1の位置情報及び飛行禁止場所の位置情報に基づいて、UAV1から飛行禁止場所までの距離rを算出する。なお、飛行禁止場所がエリアである場合、UAV1から飛行禁止場所までの最短距離rが算出されるとよい。さらに、復帰情報生成部23cは、UAV1の位置情報及び飛行禁止場所の位置情報に基づいて、飛行禁止場所からUAV1への向きを含むベクトルVを算出する。そして、復帰情報生成部23cは、UAV1の現在速度ベクトルVt及びUAV1の目標速度ベクトルV0をパラメータとしてウェイポイントにUAV1を引きつける引力Fを設定する。つまり、UAV1が存在する仮想空間におけるUAV1の位置からウェイポイントの位置へ向かう方向に引力Fが設定される。さらに、復帰情報生成部23cは、飛行禁止場所までの距離r、及びUAV1への向きを含むベクトルVをパラメータとして飛行禁止場所からUAV1を遠ざける斥力Fを設定する。つまり、UAV1が存在する仮想空間におけるUAV1の位置から飛行禁止場所の位置へ向かう方向に斥力Fが設定される。これにより、仮想空間におけるUAV1が受ける力Fは、ウェイポイントの引力Fと飛行禁止場所の斥力Fとの和となり、例えば下記(1)式で算出される。なお、引力Fと斥力Fは、それぞれ、ベクトルで表される。
Figure 0007078601000001
ここで、“ΣF”としたのは、飛行禁止場所が複数ある場合(この場合、各飛行禁止場所の斥力Fの和となる)、または飛行禁止場所が所定の広さを有するエリアである場合(この場合、当該エリアを複数の小エリアに分割したときの各エリアの斥力Fの和となる)を考慮したものであり、飛行禁止場所が1つである場合、“ΣF”は“F”に置き換えられればよい。また、ウェイポイントの引力Fは、例えば下記(2)式または(3)式で算出され、飛行禁止場所の斥力Fは、例えば下記(4)式で算出される。
Figure 0007078601000002
Figure 0007078601000003
Figure 0007078601000004
上記(2)式または(3)式によれば、ウェイポイントの引力Fは、UAV1が目標速度に近づくにつれて弱くなる。なお、ウェイポイントの引力Fは、UAV1の重量やUAV1から飛行禁止場所までの距離rに依存せず、UAV1を一定の力で引きつけるようになっている。上記(2)式に示す“K”、及び上記(3)式に示す“K”は、それぞれ、ゲイン(係数)であり、これにより、引力Fの大きさ(つまり、どれだけ迅速にウェイポイントに引きつけるのか)を制御することができる。一方、上記(4)式によれば、飛行禁止場所の斥力Fは、UAV1が飛行禁止場所に近づくほど強くなる。なお、上記(4)式に示す“V”は“Pt-Pi”(Pt(ベクトル)はUAV1の現在位置を、Pi(ベクトル)は飛行禁止場所をそれぞれ表す)で定まる。“V”は“Pt-Pi”の定数倍であってもよい。また、上記(3)式及び(4)式に示す“n”は任意の値(例えば2または3)に設定され、“R”は、UAV1から飛行禁止場所までの安全距離を示す。これにより、UAV1が飛行禁止場所に到達した(つまり、距離r=0)ときに斥力Fが無限大にならないようにしている(換言すると、当該距離が0にならないように制御している)。
復帰情報生成部23cは、上述のように設定された引力F及び斥力Fを用いてUAV1の時系列的な位置変化のシミュレーション(つまり、引力F及び斥力Fを用いたモデルによるシミュレーション)を実行することでUAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くための復帰ルートを示す復帰情報を生成する。これにより、復帰情報を生成するために要する計算量及び計算時間を低減することができる。図7は、UAV1の時系列的な位置変化のシミュレーションにより得られた復帰ルートR2を示す概念図である。図7に示すようにウェイポイントの引力F及び飛行禁止場所の斥力FがUAV1に働くことによって、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着く復帰ルートR2が形成されることになる。
別の例として、復帰情報生成部23cは、上述のように設定された引力F及び斥力Fを用いて、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くために進行する方向の速度ベクトルを示す復帰情報をUAV1の移動にしたがって逐次生成してもよい。これによっても、復帰情報を生成するために要する計算量及び計算時間を低減することができる。なお、逐次生成するとは、予め設定された時間間隔で定期的に生成すること、ランダムな時間間隔など不定期で生成すること、UAV1の位置が所定量変化したことに応じて生成すること、の何れであってもよい。ウェイポイントへたどり着くために進行する方向の速度ベクトルは、例えば引力Fが示すベクトルと斥力Fが示すベクトルとのベクトル合成に基づき算出することができる。
飛行制御部23dは、復帰情報生成部23cにより生成された復帰情報を例えばUAV1へ送信することで当該復帰情報により示される復帰ルートに沿ってUAV1を飛行させる。これにより、UAV1が飛行ルートから逸脱した場合に、UAV1が復帰ルートに沿って飛行禁止場所を回避しながら次のウェイポイントへ飛行するように適切に制御することができる。或いは、飛行制御部23dは、復帰情報生成部23cにより生成された復帰情報を例えばUAV1へ逐次送信することで当該復帰情報により示される速度ベクトルに基づいてUAV1を飛行させる。これにより、UAV1が飛行ルートから逸脱した場合に、UAV1が飛行禁止場所を回避しながら次のウェイポイントへ飛行するように適切に制御することができ、さらに、かかる制御中に周囲の気象(突風など)の変化が発生しても、その影響を受けることを低減することができる。なお、復帰情報は、UAV1により生成されてもよい。この場合、復帰情報の生成前に、飛行禁止場所の位置情報が制御サーバCSから例えばUAV1へ送信される。
2.飛行システムSの動作
次に、飛行システムSの動作について、実施例1と実施例2に分けて説明する。
(実施例1)
先ず、図8を参照して、飛行システムSの動作の実施例1について説明する。実施例1は、上述した復帰情報が制御サーバCSにより生成される場合の例である。図8は、制御サーバCSの制御部23により実行される処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す処理は、例えば、飛行計画が承認されたUAV1の飛行開始を示す情報が受信された場合に開始される。
図8に示す処理が開始されると、制御部23は、UAV1の飛行ルートの位置情報をUAV1の機体IDとともに記憶部22から取得する(ステップS1)。このとき、UAV1が次に向かうべきウェイポイントの位置情報がセットされる。次いで、制御部23は、UAV1の位置情報をUAV1の機体IDとともにUAV1(または当該UAV1を管理するGCS)から取得する(ステップS2)。次いで、制御部23は、UAV1の位置情報とウェイポイント(つまり、次に向かうべきウェイポイント)の位置情報とに基づいて、UAV1がウェイポイントに到達したか否かを判定する(ステップS3)。制御部23は、UAV1がウェイポイントに到達していないと判定した場合(ステップS3:NO)、ステップS4へ進む。一方、制御部23は、UAV1がウェイポイントに到達したと判定した場合(ステップS3:YES)、ステップS5へ進む。
ステップS4では、制御部23は、ウェイポイントへ向かっているUAV1が飛行ルートから逸脱したことが検知されたか否かを判定する。例えば、制御部23は、UAV1の位置情報とUAV1の飛行ルートの位置情報とを比較することでUAV1が飛行ルートから所定距離以上離れたと判断した場合、UAV1が飛行ルートから逸脱したことが検知(つまり、逸脱情報が取得)されたと判定し(ステップS4:YES)、ステップS6へ進む。なお、UAV1が飛行ルートから逸脱したことはUAV1により検知されてもよい。この場合、制御部23は、上記逸脱情報をUAV1(または当該UAV1を管理するGCS)から取得した場合に、UAV1が飛行ルートから逸脱したことを検知したと判定してもよい。一方、制御部23は、UAV1が飛行ルートから逸脱したことを検知していないと判定した場合(ステップS4:NO)、ステップS2に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。
ステップS5では、制御部23は、UAV1の飛行計画に基づいて、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがまだあるか否かを判定する。制御部23は、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがあると判定した場合(ステップS5:YES)、次に向かうべきウェイポイントの位置情報をセットして、ステップS2に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。一方、制御部23は、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがないと判定した場合(ステップS5:NO)、図8に示す処理を終了する。ステップS6では、制御部23は、UAV1の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報を記憶部22から取得する。例えば、UAV1の現在位置とUAV1が次に向かうべきウェイポイントの位置を含むエリア内に存在する飛行禁止場所の位置情報が取得されるとよい。
次いで、制御部23は、UAV1の位置情報と、ウェイポイントの位置情報と、飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成する(ステップS7)。例えば、上述したように、復帰情報生成部23cは、ウェイポイントにUAV1を引きつける引力Fを設定し、飛行禁止場所からUAV1を遠ざける斥力Fを設定し、設定された引力F及び斥力Fを用いてUAV1の時系列的な位置変化のシミュレーションを実行することで復帰ルートを示す復帰情報を生成する。なお、制御部23は、かかるシミュレーションを実行する前に、UAV1を一時飛行停止させる停止指令をUAV1へ送信してもよい。これにより、UAV1は、当該停止指令に応じてホバリングし、ホバリングした状態で制御サーバCSからの復帰情報の受信を待機する。
次いで、制御部23は、ステップS7で生成された復帰情報を含む飛行制御指令をUAV1(または当該UAV1を管理するGCS)へ送信する(ステップS8)。これにより、UAV1は、当該飛行制御指令に応じて、例えば、復帰情報により示される復帰ルートに沿ってウェイポイントへ向かって飛行することになる。この飛行中、制御部23は、UAV1の位置情報をUAV1の機体IDとともにUAV1(または当該UAV1を管理するGCS)から取得する(ステップS9)。
次いで、制御部23は、UAV1の位置情報とウェイポイントの位置情報とに基づいて、UAV1がウェイポイントに到達したか否かを判定する(ステップS10)。制御部23は、UAV1がウェイポイントに到達していないと判定した場合(ステップS10:NO)、ステップS9に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。一方、制御部23は、UAV1がウェイポイントに到達したと判定した場合(ステップS10:YES)、ステップS11へ進む。
ステップS11では、制御部23は、UAV1の飛行計画に基づいて、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがまだあるか否かを判定する。制御部23は、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがあると判定した場合(ステップS11:YES)、次に向かうべきウェイポイントの位置情報をセットして、ステップS2に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。一方、制御部23は、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがないと判定した場合(ステップS11:NO)、図8に示す処理を終了する。
なお、ステップS7で生成される復帰情報は、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くために進行する方向の速度ベクトルを示すものであってもよい。この場合、ステップS10でUAV1がウェイポイントに到達していないと判定された場合(ステップS10:NO)、ステップS9ではなくステップS7に戻ることになる。これにより、UAV1は、飛行制御指令に応じて、復帰情報により示される速度ベクトルに基づいてウェイポイントへ向かって飛行することになる。
(実施例2)
次に、図9を参照して、飛行システムSの動作の実施例2について説明する。実施例2は、上述した復帰情報がUAV1の制御部15により生成される場合の例である。図9は、UAV1の制御部15により実行される処理の一例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、例えば、UTMS2により承認された飛行計画にしたがってUAV1が飛行を開始した場合に開始される。
図9に示す処理が開始されると、制御部15は、UAV1の飛行ルートの位置情報を飛行計画情報から取得する(ステップS21)。このとき、UAV1が次に向かうべきウェイポイントの位置情報がセットされる。次いで、制御部15は、UAV1の位置情報を測位部12から取得する(ステップS22)。次いで、制御部15は、UAV1を飛行ルートに沿ってウェイポイントへ向かって飛行させる飛行制御を行う(ステップS23)。次いで、制御部23は、UAV1の位置情報とウェイポイント(つまり、次に向かうべきウェイポイント)の位置情報とに基づいて、UAV1がウェイポイントに到達したか否かを判定する(ステップS24)。制御部15は、UAV1がウェイポイントに到達していないと判定した場合(ステップS24:NO)、ステップS25へ進む。一方、制御部15は、UAV1がウェイポイントに到達したと判定した場合(ステップS24:YES)、ステップS26へ進む。
ステップS25では、制御部15は、ウェイポイントへ向かっているUAV1が飛行ルートから逸脱したことが検知されたか否かを判定する。例えば、制御部15は、UAV1の位置情報とUAV1の飛行ルートの位置情報とを比較することでUAV1が飛行ルートから所定距離以上離れたと判断した場合、UAV1が飛行ルートから逸脱したことが検知(つまり、逸脱情報が取得)されたと判定し(ステップS25:YES)、ステップS27へ進む。一方、制御部15は、UAV1が飛行ルートから逸脱したことを検知していないと判定した場合(ステップS25:NO)、ステップS22に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。
ステップS26では、制御部15は、UAV1の飛行計画に基づいて、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがまだあるか否かを判定する。制御部15は、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがあると判定した場合(ステップS26:YES)、次に向かうべきウェイポイントの位置情報をセットして、ステップS22に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。一方、制御部15は、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがないと判定した場合(ステップS26:NO)、図9に示す処理を終了する。ステップS27では、制御部15は、UAV1の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報を制御サーバCSから取得する。
次いで、制御部15は、UAV1の位置情報と、ウェイポイントの位置情報と、飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成する(ステップS28)。例えば、制御部15は、ウェイポイントにUAV1を引きつける引力Fを設定し、飛行禁止場所からUAV1を遠ざける斥力Fを設定し、設定された引力F及び斥力Fを用いてUAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くために進行する方向の速度ベクトルを示す復帰情報を生成する。
次いで、制御部15は、ステップS28で生成された復帰情報により示される速度ベクトルに基づいて、UAV1をウェイポイントへ向かって飛行させる飛行制御を行う(ステップS29)。次いで、制御部15は、UAV1の位置情報を測位部12から取得する(ステップS30)。次いで、制御部15は、UAV1の位置情報とウェイポイントの位置情報とに基づいて、UAV1がウェイポイントに到達したか否かを判定する(ステップS31)。制御部15は、UAV1がウェイポイントに到達していないと判定した場合(ステップS31:NO)、ステップS28に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。一方、制御部15は、UAV1がウェイポイントに到達したと判定した場合(ステップS31:YES)、ステップS32へ進む。
ステップS32では、制御部15は、UAV1の飛行計画に基づいて、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがまだあるか否かを判定する。制御部15は、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがあると判定した場合(ステップS32:YES)、次に向かうべきウェイポイントの位置情報をセットして、ステップS22に戻り、上記と同様の処理を繰り返す。一方、制御部15は、UAV1が次に向かうべきウェイポイントがないと判定した場合(ステップS32:NO)、図9に示す処理を終了する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、少なくとも1つのウェイポイントを含む所定の飛行ルートに沿って飛行するUAV1の位置情報と、ウェイポイントの位置情報と、UAV1の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報とを取得し、ウェイポイントへ向かっているUAV1が飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報が取得された場合に、UAV1の位置情報と、ウェイポイントの位置情報と、飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成するように構成したので、UAV1が飛行ルートから逸脱した場合にUAV1を次のウェイポイントへ適切に向かわせるための情報を生成することができる。
なお、上記実施形態は本発明の一実施形態であり、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態から種々構成等に変更を加えてもよく、その場合も本発明の技術的範囲に含まれる。例えば、上記実施形態においては、引力及び斥力を用いたモデルによるシミュレーション(物理演算)により復帰情報を生成する例を示したが、別の例として、UAV1がウェイポイントに近づき飛行禁止場所から遠ざかるような様々なモデルを用いて復帰情報を生成してもよい。このようなモデルとして、例えば、仮想的三次元空間において、飛行禁止場所を山、ウェイポイントを谷と設定し、それ以外の場所については飛行禁止場所及びウェイポイントとの距離に基づいて等高線状に高度を設定し、そのように設定された仮想的三次元空間内のUAV1の現在位置にセットされた球体(或いは、流体)が移動するときの軌道を測定するシミュレーションを行うようなモデルが挙げられる。或いは、そのようなモデルを用いることなく、UAV1の現在位置(つまり、逸脱後の位置)と、ウェイポイントの位置と、飛行禁止場所の位置との間の位置関係に基づいて、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くため復帰ルートの候補を複数抽出し、抽出された複数の復帰ルートの中から最適な復帰ルート(例えば、所要時間が最も短い復帰ルート)を決定することで復帰情報を生成してもよい。
また、上記実施形態においては、ウェイポイントへ向かっているUAV1が飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報が取得された場合に、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成するように構成したが、UAV1が飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報が取得されない場合であっても、UAV1の位置情報と、ウェイポイントの位置情報と、飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、UAV1が飛行禁止場所を回避しながらウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成するように構成してもよい。この場合、制御サーバCSまたはUAV1は、例えば飛行開始地点から復帰情報の生成を継続的に行い、当該生成された復帰情報を用いて飛行制御を行う(つまり、飛行ルートまたはウェイポイントに対してUAV1のサーボ制御が行われる)。これにより、UAV1が飛行ルートから逸脱したか否かに関わらず、UAV1を次のウェイポイントへ適切に向かわせるための情報を生成することができる。図10は、飛行開始地点からウェイポイントに向けて復帰情報を用いて飛行制御シミュレーションを実行した場合の飛行ルートR1、復帰ルートR2、及びUAV1が受ける力Fの関係を表す概念図(シュミュレーションの出力結果)である。なお、図10に示す力F(復帰ルートR2を示す太線から出ている多数の細線)は、引力Fと斥力Fとの合成力である。図10の例では、UAV1は、飛行開始後、飛行ルートR1に沿って飛行するが、障害物α(飛行禁止場所の一例)に近づくにつれて当該障害物αを回避しながら飛行し、障害物αを通過すると飛行ルートR1に戻るように飛行し、その後、障害物βを回避しながらウェイポイントへたどり着くように飛行する。なお、本発明は、UAV1内に操縦者(パイロット)が存在しなくても飛行することができる有人航空機に対しても適用可能である。
1 UAV
2 UTMS
3 PMS
11 駆動部
12 測位部
13 無線通信部
14 撮像部
15 制御部
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
23a 位置情報取得部
23b 逸脱情報取得部
23c 復帰情報生成部
23d 飛行制御部
CS 制御サーバ
S 飛行システム

Claims (7)

  1. 少なくとも1つのウェイポイントを含む所定の飛行ルートに沿って飛行する飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行体の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報とを取得する第1取得手段と、
    前記ウェイポイントへ向かっている前記飛行体が前記飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報を取得する第2取得手段と、
    前記飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成する生成手段と、
    前記第2取得手段により前記逸脱情報が取得された場合、前記飛行体をホバリングさせて当該飛行体がホバリングした状態で前記復帰情報の受信を当該飛行体に待機させ、前記復帰情報を当該飛行体へ送信することで、前記復帰情報により示される復帰ルートに沿って前記飛行体を飛行させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1取得手段は、前記飛行体の位置情報を逐次取得し、
    前記生成手段は、
    前記飛行体の位置情報に基づいて前記飛行体の現在速度ベクトルを算出する第1算出部と、
    前記ウェイポイントの位置情報に基づいて前記飛行体の目標速度ベクトルを算出する第2算出部と、
    前記飛行体の位置情報及び前記飛行禁止場所の位置情報に基づいて前記飛行体から前記飛行禁止場所までの距離を算出する第3算出部と、
    前記飛行体の位置情報及び前記飛行禁止場所の位置情報に基づいて前記飛行禁止場所から前記飛行体への向きを算出する第4算出部と、
    前記飛行体の現在速度ベクトル及び前記飛行体の目標速度ベクトルをパラメータとして前記ウェイポイントに前記飛行体を引きつける引力を設定する第1設定部と、
    前記飛行禁止場所までの距離、及び前記飛行体への向きをパラメータとして前記飛行禁止場所から前記飛行体を遠ざける斥力を設定する第2設定部とを含み、
    前記設定された引力及び前記設定された斥力を用いて前記飛行体の時系列的な位置変化のシミュレーションを実行することで前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くための復帰ルートを示す復帰情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1取得手段は、前記飛行体の位置情報を逐次取得し、
    前記生成手段は、
    前記飛行体の位置情報に基づいて前記飛行体の現在速度ベクトルを算出する第1算出部と、
    前記ウェイポイントの位置情報に基づいて前記飛行体の目標速度ベクトルを算出する第2算出部と、
    前記飛行体の位置情報及び前記飛行禁止場所の位置情報に基づいて前記飛行体から前記飛行禁止場所までの距離を算出する第3算出部と、
    前記飛行体の位置情報及び前記飛行禁止場所の位置情報に基づいて前記飛行禁止場所から前記飛行体への向きを算出する第4算出部と、
    前記飛行体の現在速度ベクトル及び前記飛行体の目標速度ベクトルをパラメータとして前記ウェイポイントに前記飛行体を引きつける引力を設定する第1設定部と、
    前記飛行禁止場所までの距離、及び前記飛行体への向きをパラメータとして前記飛行禁止場所から前記飛行体を遠ざける斥力を設定する第2設定部とを含み、
    前記設定された引力及び前記設定された斥力を用いて、前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くために進行する方向の速度ベクトルを示す復帰情報を逐次生成することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記復帰情報により示される速度ベクトルに基づいて前記飛行体を飛行させる制御手段を更に備えることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記飛行禁止場所の位置情報を予め格納する記憶手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 少なくとも1つのウェイポイントを含む所定の飛行ルートに沿って飛行する飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行体の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報とを取得するステップと、
    前記ウェイポイントへ向かっている前記飛行体が前記飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報を取得するステップと、
    前記飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成するステップと、
    前記逸脱情報が取得された場合、前記飛行体をホバリングさせて当該飛行体がホバリングした状態で前記復帰情報の受信を当該飛行体に待機させ、前記復帰情報を当該飛行体へ送信することで、前記復帰情報により示される復帰ルートに沿って前記飛行体を飛行させるステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  7. 少なくとも1つのウェイポイントを含む所定の飛行ルートに沿って飛行する飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行体の飛行が禁止される飛行禁止場所の位置情報とを取得するステップと、
    前記ウェイポイントへ向かっている前記飛行体が前記飛行ルートから逸脱したことを示す逸脱情報を取得するステップと、
    前記飛行体の位置情報と、前記ウェイポイントの位置情報と、前記飛行禁止場所の位置情報とに基づいて、前記飛行体が前記飛行禁止場所を回避しながら前記ウェイポイントへたどり着くための復帰情報を生成するステップと、
    前記逸脱情報が取得された場合、前記飛行体をホバリングさせて当該飛行体がホバリングした状態で前記復帰情報の受信を当該飛行体に待機させ、前記復帰情報を当該飛行体へ送信することで、前記復帰情報により示される復帰ルートに沿って前記飛行体を飛行させるステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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