JP6673124B2 - モータ駆動装置、コンピュータプログラム及びモータ駆動装置の動作方法 - Google Patents

モータ駆動装置、コンピュータプログラム及びモータ駆動装置の動作方法 Download PDF

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本発明は、モータ駆動装置、コンピュータプログラム及びモータ駆動装置の動作方法に関する。
工作機械などの生産設備には、一般的にモータが備えられている。また、工作機械には、ワークの切削時、あるいは工具の交換時に冷却液等を用いるものがあるが、冷却液等がモータに付着すると、モータの内部に侵入し、モータの巻線と接地レベルとの間の絶縁を徐々に劣化させる。そして、絶縁の劣化が進行すると、最終的に地絡事故となり生産設備に多大の損害を与える場合がある。
そこで、一対の半導体スイッチを直列に接続し、一対の半導体スイッチ同士の接続ラインをモータの巻線に接続したアーム回路を複数並列に接続したスイッチング部と、一対の半導体スイッチを駆動する駆動回路とを有するインバータ回路を備え、絶縁抵抗の検出対象のモータが接続されるインバータ回路の直流電源接続スイッチを閉にし、検出対象となるモータが接続される駆動回路にPWM信号を出力して、モータの絶縁抵抗を測定することができるモータ制御装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2014−33528号公報
しかし、特許文献1のようなモータ制御装置にあっては、一対の半導体スイッチのうち高圧側の半導体スイッチを駆動する駆動回路には、いわゆるブートストラップ回路が接続されているが、測定電流を検出してモータの絶縁抵抗を測定する場合に、ブートストラップ回路に流れる電流が測定電流に影響を及ぼし、精度良く絶縁抵抗を測定することができないおそれがある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、モータの絶縁抵抗を精度良く測定することができるモータ駆動装置、該モータ駆動装置を動作させるためのコンピュータプログラム及びモータ駆動装置の動作方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置は、電源遮断リレーを介して交流電源と接続するコンバータと、該コンバータと接続するインバータとを備え、該インバータは、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路と、前記高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスの接続点とモータとを接続するモータ駆動線と、一端が前記接続点に接続され、前記高圧側スイッチングデバイスの駆動電圧を生成する生成端子を有するブートストラップ回路と、所定電圧を出力し、前記接続点及び前記ブートストラップ回路の他端それぞれが接続される電源とを備え、前記モータ駆動線を介して前記モータの絶縁抵抗を測定する測定回路をさらに備えるモータ駆動装置であって、前記ブートストラップ回路の他端と前記電源との間の電路を開閉する第1開閉部と、前記接続点と前記電源との間の電路を開閉する第2開閉部と、前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記電源遮断リレーによって前記インバータと前記コンバータの電路を切断した後、前記第1開閉部を開とし、前記第2開閉部を閉とすべく制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置は、前記制御部は、前記モータを駆動する場合、前記第1開閉部を閉とし、前記第2開閉部を開とすべく制御することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置は、平滑コンデンサを有し、前記直列回路に直流を供給する整流回路と、前記直列回路の電圧を検出する電圧検出部と、前記高圧側スイッチングデバイスに逆並列に接続されたダイオードとを備え、前記電圧検出部で検出した電圧が、前記所定電圧から前記ダイオードの順方向電圧を減算した下限電圧以上である場合、前記モータの絶縁抵抗を測定することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置は、前記電圧検出部で検出した電圧が所定の上限電圧以下である場合、前記モータの絶縁抵抗を測定することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置は、前記平滑コンデンサに並列に接続され、抵抗及び第3開閉部が直列に接続された放電回路と、前記電圧検出部で検出した電圧が前記上限電圧より大きい場合、前記第3開閉部を所定時間だけ閉とする放電制御部とを備えることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置は、平滑コンデンサを有し、前記直列回路に直流を供給する整流回路と、前記整流回路と前記直列回路との間の電路を開閉する第4開閉部とを備え、前記制御部は、前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記第4開閉部を開とすべく制御することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、電源遮断リレーを介して交流電源と接続するコンバータと、該コンバータと接続するインバータとを備え、該インバータは、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路と、前記高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスの接続点とモータとを接続するモータ駆動線と、一端が前記接続点に接続され、前記高圧側スイッチングデバイスの駆動電圧を生成する生成端子を有するブートストラップ回路と、所定電圧を出力し、前記接続点及び前記ブートストラップ回路の他端それぞれが接続される電源とを備え、前記モータ駆動線を介して前記モータの絶縁抵抗を測定する測定回路をさらに備えるモータ駆動装置を動作させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記電源遮断リレーによって前記インバータと前記コンバータの電路を切断した後、前記ブートストラップ回路の他端と前記電源との間の電路を開閉する第1開閉部を開とする処理と、前記接続点と前記電源との間の電路を開閉する第2開閉部を閉とする処理とを実行させることを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るモータ駆動装置の動作方法は、電源遮断リレーを介して交流電源と接続するコンバータと、該コンバータと接続するインバータとを備え、該インバータは、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路と、前記高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスの接続点とモータとを接続するモータ駆動線と、一端が前記接続点に接続され、前記高圧側スイッチングデバイスの駆動電圧を生成する生成端子を有するブートストラップ回路と、所定電圧を出力し、前記接続点及び前記ブートストラップ回路の他端それぞれが接続される電源とを備え、前記モータ駆動線を介して前記モータの絶縁抵抗を測定する測定回路をさらに備えるモータ駆動装置の動作方法であって、前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記電源遮断リレーによって前記インバータと前記コンバータの電路を切断した後、前記ブートストラップ回路の他端と前記電源との間の電路を開閉する第1開閉部を開とし、前記接続点と前記電源との間の電路を開閉する第2開閉部を閉とすることを特徴とする。
本発明によれば、モータの絶縁抵抗を精度良く測定することができる。
本実施の形態のモータ駆動装置の回路構成の一例を示す説明図である。 本実施の形態のモータ駆動装置によるモータの絶縁抵抗測定時の動作状態の一例を示す説明図である。 本実施の形態のモータ駆動装置によるモータの絶縁抵抗測定時の動作状態の他の例を示す説明図である。 本実施の形態のモータ駆動装置の動作方法に係る処理手順の一例を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
以下、本発明を実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態のモータ駆動装置100の回路構成の一例を示す説明図である。図1に示すように、モータ駆動装置100は、コンバータとも称する主回路10、及びアンプとも称するインバータ回路40などを備える。主回路10は、電源遮断リレー2を介して交流電源1(例えば、三相交流電源)に接続される。インバータ回路40には、3本のモータ駆動線58(例えば、U相、V相、W相)を介してモータ3(例えば、3相交流モータ)が接続される。主回路10とインバータ回路40とは、正側の電源線31及び負側(接地レベル)の接地線32により接続されている。なお、図1には、主回路10に一つのインバータ回路40が接続された構成を示すが、インバータ回路40は一つに限定されるものではなく、一つの主回路10に複数のインバータ回路40が接続される構成であってもよい。これにより、複数のモータを駆動することが可能となる。
主回路10は、ダイオードブリッジを構成する6個のダイオード11及び平滑コンデンサ12を有する整流回路、平滑コンデンサ12の電圧を検出するための抵抗13、14の直列回路及びA/D変換器15、平滑コンデンサ12に並列に接続されたスイッチS3と抵抗16との直列回路、NCとも称するCPU21、並びに通信回路22などを備える。なお、スイッチS3と抵抗16との直列回路は、放電回路を構成する。
整流回路は、6個のダイオード11によって交流電源1からの交流を整流し、平滑コンデンサ12で平滑した直流をインバータ回路40へ供給する。
A/D変換器15は、平滑コンデンサ12の両端の電圧、すなわち、インバータ回路40へ供給される電圧を検出し、検出した電圧VcをCPU21へ出力する。
通信回路22は、CPU21の制御の下、インバータ回路40内の通信回路92との間で無線通信又は有線通信を行うことができる。
CPU21は、主回路の電源監視機能、及び放電制御部としの機能を有する。CPU21は、電源遮断リレー2の開閉の制御、スイッチS3の開閉の制御を行う。CPU21は、スイッチS3の開閉の制御を行うことにより、平滑コンデンサ12の両端の電圧を下げることができる。また、CPU21は、電源遮断リレー2の開閉の制御を行うことにより、平滑コンデンサ12の両端の電圧を上げることができる。
インバータ回路40は、電源線31及び接地線32の間に接続される、高圧側スイッチングデバイス51及び低圧側スイッチングデバイス52の直列回路(請求項に記載の直列回路に相当)、高圧側スイッチングデバイス53及び低圧側スイッチングデバイス54の直列回路(請求項に記載の直列回路に相当)、及び高圧側スイッチングデバイス55及び低圧側スイッチングデバイス56の直列回路(請求項に記載の直列回路に相当)を備える。高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスは、双方向に電流を流すことができ、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)又はMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などを用いることができる。
本実施の形態では、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスは、IGBT(トランジスタ)として説明する。また、各トランジスタ51〜56は、コレクタ・エミッタ間に逆並列に接続されたダイオード511、521、531、541、551、561を有する。なお、ダイオード511〜561は、スイッチングデバイスに内蔵のものでもよく、あるいは外付けのものでもよい。なお、高圧側を上アームとも称し、低圧側を下アームとも称する。
各トランジスタ51〜56は、CPU91の制御の下、所定の順番及び周期でオン/オフ動作を繰り返すことにより、モータ3へ三相交流を供給する。
トランジスタ51のエミッタとトランジスタ52のコレクタとの接続点には、モータ駆動線58(例えば、U相)が接続され、トランジスタ53のエミッタとトランジスタ54のコレクタとの接続点には、モータ駆動線58(例えば、V相)が接続され、トランジスタ55のエミッタとトランジスタ56のコレクタとの接続点には、モータ駆動線58(例えば、W相)が接続されている。3本のモータ駆動線58は、モータ3のU相の巻線、V相の巻線、及びW相の巻線に接続される。
トランジスタ51〜56のベース(ゲート)には、駆動用IC81、82、83、84、85、86が接続されている。
駆動用IC81には、ブートストラップ回路61が接続されている。ブートストラップ回路61は、抵抗611、ダイオード612及びキャパシタ613の直列回路で構成され、キャパシタ613の一端(ブートストラップ回路61の一端)は、トランジスタ51のエミッタとトランジスタ52のコレクタとの接続点に接続されている。
トランジスタ51のエミッタとトランジスタ52のコレクタとの接続点は、第2開閉部としてのスイッチS2を介して、モータ3の絶縁抵抗を測定するための測定用電源(電源)70の正側に接続されている。また、ブートストラップ回路61の他端(抵抗611の一端)は、第1開閉部としてのスイッチS1を介して、測定用電源(電源)70の正側に接続されている。
すなわち、スイッチS1は、電源70からブートストラップ回路61へ電力を供給するための電路を開閉することができる。また、スイッチS2は、電源70からモータ駆動線58へ電力を供給するための電路を開閉することができる。
なお、モータ3の絶縁抵抗4は、モータ3のU相の巻線、V相の巻線、及びW相の巻線の中性点と接地レベルとの間の絶縁を示す抵抗であり、等価回路として表している。
ブートストラップ回路61のダイオード612とキャパシタ613との接続点は、トランジスタ51の駆動電圧を生成する生成端子としての機能を有する。すなわち、ブートストラップ回路61は、トランジスタ52がオン状態であるときに、キャパシタ613の両端に所要の電圧を充電する。そして、トランジスタ52がオフ状態となり、トランジスタ51のエミッタの電圧がフローティング状態になる場合でも、キャパシタ613に充電された電圧を駆動用IC81に供給することにより、トランジスタ51のベース(ゲート)に所要の電圧を供給することができる。
駆動用IC83には、ブートストラップ回路62が接続されている。ブートストラップ回路62は、抵抗621、ダイオード622及びキャパシタ623の直列回路で構成されている。また、駆動用IC85には、ブートストラップ回路63が接続されている。ブートストラップ回路63は、抵抗631、ダイオード632及びキャパシタ633の直列回路で構成されている。ブートストラップ回路62、63の機能は、ブートストラップ回路61と同様である。
駆動用IC81、83、85は、それぞれブートストラップ回路61、62、63を介して電源70に接続されている。また、駆動用IC82、84、86は、電源70に接続されている。
接地線32と接地レベルとの間には、絶縁抵抗を測定するための測定回路を接続している。測定回路は、抵抗71、72、オペアンプ73、A/D変換器74などで構成される。また、抵抗71、72の接続点には、スイッチSrを介装してある。
インバータ回路40の主回路10側の電源線31及び接地線の間には、抵抗41、42の直列回路、並びに抵抗43、フォトカプッラのフォトダイオード44及びシャントレギュレータIC45の直列回路を接続してある。抵抗43、フォトカプッラのフォトダイオード44及びシャントレギュレータIC45の直列回路は、インバータ回路40に印加される電圧の電圧検出部としての機能を有する。フォトカプッラのフォトトランジスタ(不図示)は、電圧検出部で検出した電圧VdをCPU91へ出力する。
通信回路92は、CPU91の制御の下、主回路10の通信回路22との間で無線通信又は有線通信を行うことができる。
CPU91は、制御部としての機能を有し、スイッチS1(分離スイッチとも称する)、スイッチS2(中継スイッチとも称する)、スイッチSr(絶縁抵抗リレーとも称する)の開閉を制御する。また、CPU91は、A/D変換器74が出力する電圧Vrを取得し、モータ3の絶縁抵抗4を算出する。すなわち、CPU91は、取得した電圧Vrに基づいて、抵抗71に流れる電流Ir(すなわち、絶縁抵抗4に流れる電流)を算出し、絶縁抵抗4の絶縁抵抗値RmをRm=Vt/Irという式により算出する。ここで、Vtは、電源70の電圧である。また、CPU91は、電圧検出部が出力する電圧Vdを取得する。
次に、本実施の形態のモータ駆動装置100の動作について説明する。まず、モータ3を駆動する場合について説明する。CPU21及びCPU91は、それぞれの通信回路22、92を通じて、情報の授受を行うことができる。CPU21は、電源遮断リレー2を閉とし、主回路10がインバータ回路40へ直流を供給すべく制御する。
CPU91は、分離スイッチS1を閉とし、中継スイッチS2及び絶縁抵抗リレーSrを開とする。そして、CPU91は、駆動用IC81、82、83、84、85、86それぞれに所要の駆動信号を出力することにより、各トランジスタ51〜56を所定の順番及び周期でオン/オフすることにより、モータ3を駆動する。
次に、モータ3の絶縁抵抗を測定する場合について説明する。
図2は本実施の形態のモータ駆動装置100によるモータ3の絶縁抵抗測定時の動作状態の一例を示す説明図である。CPU91は、モータ3の絶縁抵抗を測定する場合、電源遮断リレー2によってインバータ回路40(インバータ)及び主回路10(コンバータ)の電路を切断した後、分離スイッチS1を開とし、中継スイッチS2を閉とすべく制御する。すなわち、モータ3の絶縁抵抗を測定する場合に、中継スイッチS2を閉とすることにより、電源70からモータ駆動線58へ測定電流Irを流すことができる。
図2に示すように、測定電流Irは、電源70の正側から、中継スイッチS2、モータ駆動線58、モータ3の巻線、接地レベル、測定回路としての絶縁抵抗測定回路(抵抗72、71)、電源70の負側へと流れる。
また、分離スイッチS1を開とするので、電源70からブートストラップ回路61〜63に流れる電流を遮断することができ、モータ3の絶縁抵抗を測定する際の測定電流Irに対する、ブートストラップ回路61〜63に流れる電流による影響をなくすことができる。これにより、モータ3の絶縁抵抗を精度良く測定することができる。
次に、モータ3の絶縁抵抗をさらに精度良く測定するための方法について説明する。すなわち、逆電流及びトランジスタの遮断電流による影響を小さくする方法について説明する。
図3は本実施の形態のモータ駆動装置100によるモータ3の絶縁抵抗測定時の動作状態の他の例を示す説明図である。図3に示すように、電圧検出部で検出した電圧(インバータ回路40に印加される電圧、主回路電圧とも称する)をVd、電源70の所定電圧をVt、ダイオード511の順方向電圧をVfとする。仮に、Vt-Vf>Vdとなると、電源70からの電流(図3中、破線で示す電流I1)がダイオード511を介して平滑コンデンサ12の方へ逆電流が流れ、絶縁抵抗を測定する際の測定電流に対して逆電流が影響を与える。
そこで、電圧検出部で検出した電圧Vdが、電源70の所定電圧Vtからダイオード511の順方向電圧Vfを減算した下限電圧以上である場合、モータ3の絶縁抵抗を測定する。すなわち、Vd≧(Vt-Vf)とすることにより、逆電流の影響をなくして、モータ3の絶縁抵抗を精度良く測定することができる。なお、ダイオード531、551についても同様である。
次に、トランジスタ51、53、55の遮断電流について説明する。図3に示すように、モータ3の絶縁抵抗を測定する場合、トランジスタ51〜56は、すべてオフ状態となっている。例えば、トランジスタ51、52がオフ状態である場合、インバータ回路40に印加される電圧が高いほど、トランジスタ51の遮断電流(例えば、コレクタ・エミッタ間の漏れ電流であり、図中一点鎖線で示す電流I2)が大きくなり、モータ駆動線58を介して、測定電流に重畳する。
そこで、電圧検出部で検出した電圧Vdが所定の上限電圧(例えば、20V程度)以下である場合、モータ3の絶縁抵抗を測定する。電圧検出部で検出した電圧Vdが所定の上限電圧以下にすることにより、トランジスタ51の遮断電流の影響を少なくして、モータ3の絶縁抵抗を精度良く測定することができる。なお、トランジスタ53、55も同様である。
また、CPU91は、電圧検出部で検出した電圧Vdが上限電圧(例えば、20V程度)より大きい場合、通信回路92を介して、CPU21に対して、放電回路動作要求を行うことができる。
この場合、CPU21は、スイッチS3を所定時間(例えば、数十ms程度)だけ閉とする。電圧検出部で検出した電圧Vdが上限電圧より大きい場合、オフ状態のトランジスタ51、53、55での遮断電流が大きくなり、モータ3の絶縁抵抗の測定電流に対する遮断電流の影響が大きくなる。そこで、スイッチS3を所定時間だけ閉とすることにより、電圧検出部で検出した電圧Vdを小さくする。これにより、電圧検出部で検出した電圧Vdが所定の上限電圧以下にすることができ、モータ3の絶縁抵抗を精度良く測定することができる。
次に、上述の実施形態のモータ駆動装置100の動作方法について説明する。
図4は本実施の形態のモータ駆動装置100の動作方法に係る処理手順の一例を示すフローチャートである。以下では、便宜上、処理の主体をCPU91として説明する。図4に示すフローチャートは、モータ停止指令を受信して、モータが停止したときに開始される。なお、モータの停止は、例えば、モータからのエンコーダ信号(位置情報)等で判定することができる。
CPU91は、絶縁抵抗測定準備完了信号をCPU21へ送信し(S11)、CPU21から絶縁抵抗測定指令を受信したか否かを判定する(S12)。絶縁抵抗測定指令を受信していない場合(S12でNO)、CPU91は、ステップS12の処理を続ける。
絶縁抵抗測定指令を受信した場合(S12でYES)、CPU91は、主回路電源遮断要求信号をCPU21へ送信する(S13)。CPU21は、主回路電源遮断要求信号を受信すると、電源遮断リレー2を開とする(切断する)。CPU91は、主回路電圧Vdを検出し(S14)、主回路電圧Vd>上限値(上限電圧、例えば、20V程度)であるか否かを判定する(S15)。主回路電圧Vd>上限値である場合(S15でYES)、CPU91は、放電回路動作要求信号をCPU21へ送信し(S16)、ステップS15の処理を行う。
この場合、CPU21は、放電回路動作要求信号を受信すると、スイッチS3を所定時間(例えば、数十ms程度)だけ閉とする。これにより、主回路電圧Vdを下げることができる。
主回路電圧Vd>上限値でない場合(S15でNO)、CPU91は、主回路電圧Vd<下限値(下限電圧、例えば、Vt-Vf)であるか否かを判定する(S17)。主回路電圧Vd<下限値である場合(S17でYES)、CPU91は、主回路電源接続要求信号をCPU21へ送信し(S18)、所定時間が経過した後に、ステップS13の処理を行う。
この場合、CPU21は、電源遮断リレー2の開閉の制御を行うことにより、主回路電圧Vd(平滑コンデンサ12の両端の電圧)を上げることができる。
主回路電圧Vd<下限値でない場合(S17でNO)、CPU91は、絶縁抵抗リレーSrを閉とし、分離スイッチS1を開とし、中継スイッチS2を閉とし(S19)、絶縁抵抗を測定する(S20)。CPU91は、絶縁抵抗の測定を完了すると、絶縁抵抗測定完了信号をCPU21へ送信し(S21)、処理を終了する。
本実施の形態のモータ駆動装置100の動作方法は、例えば、CPU91(プロセッサ)、RAM(メモリ)などを用いて、図4に示すような、各処理の手順を定めたコンピュータプログラムをRAM(メモリ)にロードし、コンピュータプログラムをCPU(プロセッサ)で実行することにより、コンピュータ上でモータ駆動装置100の動作方法を実現することができる。
(第2実施形態)
図示していないが、第2実施形態では、主回路10とインバータ回路40との間の電源線31に第4開閉部としてのスイッチS4を介装することができる。CPU91は、モータ3の絶縁抵抗を測定する場合、スイッチS4を開とすべく制御する。スイッチS4を開とすることにより、インバータ回路40に印加される電圧を遮断することができるので、オフ状態のトランジスタ51、53、55での遮断電流をなくすことができ、遮断電流の影響をなくして、モータ3の絶縁抵抗を精度良く測定することができる。
本実施の形態に係るモータ駆動装置は、電源遮断リレーを介して交流電源と接続するコンバータと、該コンバータと接続するインバータとを備え、該インバータは、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路と、前記高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスの接続点とモータとを接続するモータ駆動線と、一端が前記接続点に接続され、前記高圧側スイッチングデバイスの駆動電圧を生成する生成端子を有するブートストラップ回路と、所定電圧を出力し、前記接続点及び前記ブートストラップ回路の他端それぞれが接続される電源とを備え、前記モータ駆動線を介して前記モータの絶縁抵抗を測定する測定回路をさらに備えるモータ駆動装置であって、前記ブートストラップ回路の他端と前記電源との間の電路を開閉する第1開閉部と、前記接続点と前記電源との間の電路を開閉する第2開閉部と、前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記電源遮断リレーによって前記インバータと前記コンバータの電路を切断した後、前記第1開閉部を開とし、前記第2開閉部を閉とすべく制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、電源遮断リレーを介して交流電源と接続するコンバータと、該コンバータと接続するインバータとを備え、該インバータは、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路と、前記高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスの接続点とモータとを接続するモータ駆動線と、一端が前記接続点に接続され、前記高圧側スイッチングデバイスの駆動電圧を生成する生成端子を有するブートストラップ回路と、所定電圧を出力し、前記接続点及び前記ブートストラップ回路の他端それぞれが接続される電源とを備え、前記モータ駆動線を介して前記モータの絶縁抵抗を測定する測定回路をさらに備えるモータ駆動装置を動作させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに、前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記電源遮断リレーによって前記インバータと前記コンバータの電路を切断した後、前記ブートストラップ回路の他端と前記電源との間の電路を開閉する第1開閉部を開とする処理と、前記接続点と前記電源との間の電路を開閉する第2開閉部を閉とする処理とを実行させることを特徴とする。
本実施の形態に係るモータ駆動装置の動作方法は、電源遮断リレーを介して交流電源と接続するコンバータと、該コンバータと接続するインバータとを備え、該インバータは、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路と、前記高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスの接続点とモータとを接続するモータ駆動線と、一端が前記接続点に接続され、前記高圧側スイッチングデバイスの駆動電圧を生成する生成端子を有するブートストラップ回路と、所定電圧を出力し、前記接続点及び前記ブートストラップ回路の他端それぞれが接続される電源とを備え、前記モータ駆動線を介して前記モータの絶縁抵抗を測定する測定回路をさらに備えるモータ駆動装置の動作方法であって、前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記電源遮断リレーによって前記インバータと前記コンバータの電路を切断した後、前記ブートストラップ回路の他端と前記電源との間の電路を開閉する第1開閉部を開とし、前記接続点と前記電源との間の電路を開閉する第2開閉部を閉とすることを特徴とする。
モータ駆動装置は、ブートストラップ回路の他端と電源との間の電路を開閉する第1開閉部と、接続点と電源との間の電路を開閉する第2開閉部とを備える。すなわち、第1開閉部は、電源からブートストラップ回路へ電力を供給するための電路を開閉することができる。また、第2開閉部は、電源からモータ駆動線へ電力を供給するための電路を開閉することができる。
制御部は、モータの絶縁抵抗を測定する場合、電源遮断リレーによってインバータとコンバータの電路を切断した後、第1開閉部を開とし、第2開閉部を閉とすべく制御する。すなわち、モータの絶縁抵抗を測定する場合に、第2開閉部を閉とすることにより、電源からモータ駆動線へ測定電流を流すことができる。また、第1開閉部を開とするので、電源からブートストラップ回路に流れる電流を遮断することができ、モータの絶縁抵抗を測定する際の測定電流に対する、ブートストラップ回路に流れる電流による影響をなくすことができる。これにより、モータの絶縁抵抗を精度良く測定することができる。
本実施の形態に係るモータ駆動装置は、前記制御部は、前記モータを駆動する場合、前記第1開閉部を閉とし、前記第2開閉部を開とすべく制御することを特徴とする。
制御部は、モータを駆動する場合、第1開閉部を閉とし、第2開閉部を開とすべく制御する。第1開閉部を閉とすることにより、電源からブートストラップ回路へ電力を供給することができ、高圧側スイッチングデバイスを駆動するための駆動電圧を生成することができる。より具体的には、高圧側スイッチングデバイスと低圧側スイッチングデバイスとの接続点を基準とする駆動電圧を高圧側スイッチングデバイスへ出力することができる。また、第2開閉部を開とすることにより、電源からモータ駆動線へ流れる測定電流を遮断することができる。
本実施の形態に係るモータ駆動装置は、平滑コンデンサを有し、前記直列回路に直流を供給する整流回路と、前記直列回路の電圧を検出する電圧検出部と、前記高圧側スイッチングデバイスに逆並列に接続されたダイオードとを備え、前記電圧検出部で検出した電圧が、前記所定電圧から前記ダイオードの順方向電圧を減算した下限電圧以上である場合、前記モータの絶縁抵抗を測定することを特徴とする。
整流回路は、平滑コンデンサを有し、交流を整流し、平滑コンデンサで平滑された直流を、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路へ供給する。高圧側スイッチングデバイスにはダイオードが逆並列に接続されている。なお、ダイオードは、高圧側スイッチングデバイスに内蔵のものでもよく、あるいは外付けのもでもよい。電圧検出部は、直列回路の電圧を検出する。
電圧検出部で検出した電圧が、電源の所定電圧からダイオードの順方向電圧を減算した下限電圧以上である場合、モータの絶縁抵抗を測定する。例えば、電圧検出部で検出した電圧をVd、電源の所定電圧をVt、ダイオードの順方向電圧をVfとすると、仮に、Vt-Vf>Vdとなると、電源からの電流がダイオードを介して平滑コンデンサの方へ逆流することになり、絶縁抵抗を測定する際の測定電流に対して逆電流が影響を与える。電圧検出部で検出した電圧Vdが、電源の所定電圧Vtからダイオードの順方向電圧Vfを減算した下限電圧以上、すなわち、Vd≧(Vt-Vf)とすることにより、逆電流の影響をなくして、モータの絶縁抵抗を精度良く測定することができる。
本実施の形態に係るモータ駆動装置は、前記電圧検出部で検出した電圧が所定の上限電圧以下である場合、前記モータの絶縁抵抗を測定することを特徴とする。
電圧検出部で検出した電圧Vdが所定の上限電圧以下である場合、モータの絶縁抵抗を測定する。電圧検出部で検出した電圧Vd、すなわち、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路に印加される電圧が高いほど、オフ状態の高圧側スイッチングデバイスでの遮断電流(例えば、コレクタ・エミッタ間の漏れ電流)が大きくなり、モータ駆動線を介して、測定電流に重畳する。電圧検出部で検出した電圧Vdが所定の上限電圧以下にすることにより、遮断電流の影響を少なくして、モータの絶縁抵抗を精度良く測定することができる。
本実施の形態に係るモータ駆動装置は、前記平滑コンデンサに並列に接続され、抵抗及び第3開閉部が直列に接続された放電回路と、前記電圧検出部で検出した電圧が前記上限電圧より大きい場合、前記第3開閉部を所定時間だけ閉とする放電制御部とを備えることを特徴とする。
放電回路は、抵抗及び第3開閉部が直列に接続され直列回路であり、平滑コンデンサに並列に接続されている。放電制御部は、電圧検出部で検出した電圧Vdが上限電圧より大きい場合、第3開閉部を所定時間(例えば、数十ms程度)だけ閉とする。電圧検出部で検出した電圧Vdが上限電圧より大きい場合、オフ状態の高圧側スイッチングデバイスでの遮断電流が大きくなり、モータの絶縁抵抗の測定電流に対する遮断電流の影響が大きくなる。そこで、第3開閉部を所定時間だけ閉とすることにより、電圧検出部で検出した電圧Vdを小さくする。これにより、電圧検出部で検出した電圧Vdが所定の上限電圧以下にすることができ、モータの絶縁抵抗を精度良く測定することができる。
本実施の形態に係るモータ駆動装置は、平滑コンデンサを有し、前記直列回路に直流を供給する整流回路と、前記整流回路と前記直列回路との間の電路を開閉する第4開閉部とを備え、前記制御部は、前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記第4開閉部を開とすべく制御することを特徴とする。
整流回路は、平滑コンデンサを有し、交流を整流し、平滑コンデンサで平滑された直流を、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路へ供給する。第4開閉部は、整流回路と直列回路との間の電路を開閉する。制御部は、モータの絶縁抵抗を測定する場合、第4開閉部を開とすべく制御する。第4開閉部を開とすることにより、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスに印加される電圧を遮断することができるので、オフ状態の高圧側スイッチングデバイスでの遮断電流をなくすことができ、遮断電流の影響をなくして、モータの絶縁抵抗を精度良く測定することができる。
1 交流電源
2 電源遮断リレー
3 モータ
4 絶縁抵抗
10 主回路
12 平滑コンデンサ
21 CPU
40 インバータ回路
41、42、43 抵抗
44 フォトダイオード
45 シャントレギュレータIC
51、53、55 トランジスタ(高圧側スイッチングデバイス)
52 54、56 トランジスタ(低圧側スイッチングデバイス)
58 モータ駆動線
61、62、63 ブートストラップ回路
71、72 抵抗
73 オペアンプ
74 A/D変換器
81、82、83、84、85、86 駆動用IC
91 CPU
S1 分離スイッチ
S2 中継スイッチ
S3 スイッチ
Sr 絶縁抵抗リレー

Claims (8)

  1. 電源遮断リレーを介して交流電源と接続するコンバータと、該コンバータと接続するインバータとを備え、該インバータは、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路と、前記高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスの接続点とモータとを接続するモータ駆動線と、一端が前記接続点に接続され、前記高圧側スイッチングデバイスの駆動電圧を生成する生成端子を有するブートストラップ回路と、所定電圧を出力し、前記接続点及び前記ブートストラップ回路の他端それぞれが接続される電源とを備え、前記モータ駆動線を介して前記モータの絶縁抵抗を測定する測定回路をさらに備えるモータ駆動装置であって、
    前記ブートストラップ回路の他端と前記電源との間の電路を開閉する第1開閉部と、
    前記接続点と前記電源との間の電路を開閉する第2開閉部と、
    前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記電源遮断リレーによって前記インバータと前記コンバータの電路を切断した後、前記第1開閉部を開とし、前記第2開閉部を閉とすべく制御する制御部と
    を備えることを特徴とするモータ駆動装置。
  2. 前記制御部は、
    前記モータを駆動する場合、前記第1開閉部を閉とし、前記第2開閉部を開とすべく制御することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 平滑コンデンサを有し、前記直列回路に直流を供給する整流回路と、
    前記直列回路の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記高圧側スイッチングデバイスに逆並列に接続されたダイオードと
    を備え、
    前記電圧検出部で検出した電圧が、前記所定電圧から前記ダイオードの順方向電圧を減算した下限電圧以上である場合、前記モータの絶縁抵抗を測定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記電圧検出部で検出した電圧が所定の上限電圧以下である場合、前記モータの絶縁抵抗を測定することを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動装置。
  5. 前記平滑コンデンサに並列に接続され、抵抗及び第3開閉部が直列に接続された放電回路と、
    前記電圧検出部で検出した電圧が前記上限電圧より大きい場合、前記第3開閉部を所定時間だけ閉とする放電制御部と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のモータ駆動装置。
  6. 平滑コンデンサを有し、前記直列回路に直流を供給する整流回路と、
    前記整流回路と前記直列回路との間の電路を開閉する第4開閉部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記第4開閉部を開とすべく制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のモータ駆動装置。
  7. コンピュータに、電源遮断リレーを介して交流電源と接続するコンバータと、該コンバータと接続するインバータとを備え、該インバータは、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路と、前記高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスの接続点とモータとを接続するモータ駆動線と、一端が前記接続点に接続され、前記高圧側スイッチングデバイスの駆動電圧を生成する生成端子を有するブートストラップ回路と、所定電圧を出力し、前記接続点及び前記ブートストラップ回路の他端それぞれが接続される電源とを備え、前記モータ駆動線を介して前記モータの絶縁抵抗を測定する測定回路をさらに備えるモータ駆動装置を動作させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記電源遮断リレーによって前記インバータと前記コンバータの電路を切断した後、前記ブートストラップ回路の他端と前記電源との間の電路を開閉する第1開閉部を開とする処理と、
    前記接続点と前記電源との間の電路を開閉する第2開閉部を閉とする処理と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 電源遮断リレーを介して交流電源と接続するコンバータと、該コンバータと接続するインバータとを備え、該インバータは、高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスが直列に接続された直列回路と、前記高圧側スイッチングデバイス及び低圧側スイッチングデバイスの接続点とモータとを接続するモータ駆動線と、一端が前記接続点に接続され、前記高圧側スイッチングデバイスの駆動電圧を生成する生成端子を有するブートストラップ回路と、所定電圧を出力し、前記接続点及び前記ブートストラップ回路の他端それぞれが接続される電源とを備え、前記モータ駆動線を介して前記モータの絶縁抵抗を測定する測定回路をさらに備えるモータ駆動装置の動作方法であって、
    前記モータの絶縁抵抗を測定する場合、前記電源遮断リレーによって前記インバータと前記コンバータの電路を切断した後、前記ブートストラップ回路の他端と前記電源との間の電路を開閉する第1開閉部を開とし、
    前記接続点と前記電源との間の電路を開閉する第2開閉部を閉とすることを特徴とするモータ駆動装置の動作方法。
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