JP6672852B2 - 電池 - Google Patents

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Description

本発明は,外装体の内部に発電要素を収納した構造の電池に関する。さらに詳細には,内圧上昇時に,外装体の内部に配置された反転板の変形により強制的に電流経路が遮断される電流遮断機能を備えた電池に関するものである。
従来から,二次電池その他の電池において,内圧上昇時に電流経路が強制的に遮断されるようにしたものが提案されている。特許文献1に記載されているものがその一例である。同文献の電池では,その図3,図4および[0050]〜[0053]に記載されているように,電流経路中に「正極集電体16」と「反転板33」とを有する。「正極集電体16」には「接続部形成用孔16c」と「薄肉領域16e」とが形成されている。そして「接続部形成用孔16c」の内壁部分と「反転板33」の表面とがレーザ溶接されている。これにより同文献の[0056]および[0057]に記載されているように,内圧上昇時の電流遮断機構を構成している。
特開2013−157130号公報
しかしながら前記した従来の電池には,次のような問題点があった。すなわち,「正極集電体16」と「反転板33」との接合箇所が高抵抗なのである。このためこの接合箇所でのジュール発熱により,接合箇所の周辺が局所的に昇温する場合がある。これにより,内圧上昇していなくても周辺が溶融して電流が遮断されてしまうことがある。接合箇所が高抵抗である原因は,その接合箇所の構造にある。「反転板33」の表面に対して「正極集電体16」の「接続部形成用孔16c」の箇所を押し当てて底を溶接しているためである。このため溶接エネルギーの供給方向は「反転板33」の表面に垂直な方向となるが,接合面,すなわち「反転板33」と「正極集電体16」の接触面はこれと垂直となる。このため溶け込みが進みにくく,接合面積が小さくなりがちだからである。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,電流遮断機能を備えるとともに,内圧上昇時に変形する部材と,そのときに破断する箇所を有する部材との間の接合箇所の抵抗を低くした電池を提供することにある。
本発明の一態様における電池は,発電要素と,発電要素を内部に収納するとともに,発電要素と外部との導通のための開口部が形成されている外装体と,外装体の開口部を貫通して設けられるとともに,外装体から絶縁されている貫通端子部材とを有する電池であって,外装体の内部に配置され発電要素に繋がるとともに,貫通端子部材における外装体の内部に位置する部分に対向する対向部が設けられている集電体と,外装体の内部に固定して配置され中央部が貫通端子部材に繋がるとともに,外装体から絶縁されており,周縁部が外装体から離隔して位置する形状である封口体タブと,周縁部が全周にわたり封口体タブの周縁部に接合されるとともに,中央部が集電体の対向部における貫通端子部材側の面に接合されており,集電体よりも発電要素側の空間の圧力が上昇したときに,中央部が発電要素から遠ざかる向きに変形する反転現象を起こすものである反転板とを有し,集電体の対向部には,反転板との接合箇所に貫通穴が形成されており,貫通穴を囲んで,反転板が反転現象を起こしたときに破断する脆弱部が設けられており,反転板の中央部における集電体側の面には,集電体の貫通穴と同じ面内形状で,少なくともその周縁部分の突出高さが集電体の対向部における脆弱部以外の箇所の厚さと同じである凸部が形成されており,反転板の凸部が集電体の貫通穴の中に位置しているとともに,凸部の縁辺の壁面と貫通穴の壁面とが全周にわたり溶接により接合されているものである。
上記態様における電池では,発電要素側から,集電体,反転板,封口体タブ,そして貫通端子部材の順に電流経路を構成している。この電流経路中には,集電体の脆弱部が含まれている。電池の使用状況により外装体の内部空間の圧力が上昇すると,反転板が反転現象を起こすに至る。反転現象が起きると,反転板の中央部が発電要素から遠ざかる向きに移動するので,集電体もその動きに引っ張られて脆弱部が破断する。これにより電流経路が遮断される。ここにおいて,集電体と反転板との溶接が,集電体の対向部と反転板の凸部との境目の箇所に対して全周にわたりなされている。また,凸部の周縁部分の突出高さと対向部における脆弱部以外の箇所の厚さとが同じなので,対向部と凸部との境目の箇所は段差がないフラット面をなしている。このため,この接合箇所の断面積が広い。したがって接合箇所の抵抗が低く,接合箇所の昇温に起因する電流経路の溶断が起こりにくい。
本構成によれば,電流遮断機能を備えるとともに,内圧上昇時に変形する部材と,そのときに破断する箇所を有する部材との間の接合箇所の抵抗を低くした電池が提供されている。
実施の形態に係る電池の外観を示す斜視図である。 貫通端子部材における貫通部の箇所の構造を示す断面図である。 図2における反転板と集電体との接合箇所付近を拡大して示す拡大断面図である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,図1に示す角形電池1に本発明を適用したものである。図1の角形電池1は,外装体2の中に発電要素3を収納してなるものである。外装体2は,扁平な直方体状で1面が開口している本体部4と,その開口部分を閉鎖する封口板5とにより構成されている。発電要素3は,正負の電極板を絶縁しつつ積層して電解液を含浸させたものである。
封口板5には,柱状端子部材6,7が取り付けられている。柱状端子部材6,7は,角形電池1における対外接続端子である。封口板5にはさらに,貫通端子部材8,9が設けられている。貫通端子部材8,9は,詳細には後述するように封口板5を貫通して一部が外装体2の内部に進入している部材である。また,貫通端子部材8,9は柱状端子部材6,7を固定する役割をも果たしており,貫通端子部材8は柱状端子部材6と,貫通端子部材9は柱状端子部材7と,それぞれ導通している。貫通端子部材8,9には,柱状端子部材6,7を固定する部位以外の部位に,貫通部10,11が設けられている。封口板5と貫通端子部材8,9とは,ガスケット12,13により絶縁されている。封口板5にはさらに,安全弁14および注液口15が形成されている。
続いて,貫通部10の箇所の詳細について図2により説明する。図2は,図1中の貫通部10の箇所の断面図である。図2の紙面に垂直な方向が図1中の封口板5の長手方向,つまりに相当する。図2に示されるように,貫通部10の箇所では,封口板5に開口部16が設けられている。開口部16は貫通穴である。貫通端子部材8における貫通部10は,円筒形状の部分であり,その一部分が開口部16を通って封口板5より図2中で下方,すなわち外装体2の内部に進入している。貫通端子部材8の大部分は,封口板5より図2中で上方,すなわち外装体2の外部に存在している。なお,貫通端子部材8の貫通部10のうち,外装体2の内部に進入している部分は,径方向に押し広げられてカシメ部17となっている。
貫通部10の箇所における封口板5より内部側には,封口体タブ18が配置されている。封口体タブ18は,平板部19と周縁部20とを有している。周縁部20は平板部19よりも,封口板5から見て遠くに位置している。周縁部20はまた,封口体タブ18の全周にわたって設けられている。さらに,平板部19の中央には,開口部21が形成されている。なお,封口体タブ18の全体形状は,長方形状(例えば特許第5084205号公報の図3の「5」を参照)でもよいし正方形状でもよいし円形状でもよい。
封口体タブ18は,その開口部21が封口板5の開口部16と重なり合うように配置されている。貫通端子部材8の貫通部10のうち封口板5の開口部16を貫通している部分は,封口体タブ18の開口部21をも貫通している。そしてその部分,すなわちカシメ部17は,封口体タブ18の平板部19を封口板5に押し付ける形状となっている。これにより封口体タブ18は,封口板5の内面側に固定されている。また,貫通端子部材8と封口体タブ18とは導通している。
なお,封口体タブ18の平板部19と封口板5との間には,絶縁板22が挟み込まれている。絶縁板22およびガスケット12により,貫通端子部材8および封口体タブ18が封口板5から絶縁されている。
封口体タブ18の周縁部20に対して,反転板23が取り付けられている。反転板23の縁辺は,全周にわたり周縁部20に接合されている。これにより,封口体タブ18と反転板23との間に空間24が形成されている。空間24は,発電要素3が収納されている空間からは反転板23により区画されている。一方で空間24は,貫通端子部材8の貫通部10により外部に通気している。また,反転板23は封口体タブ18を経由して貫通端子部材8と導通している。反転板23の中央部には,封口板5から遠ざかる向きに突出した凸状部25が形成されている。凸状部25の裏面は凹部26となっている。
さらに,封口体タブ18および反転板23を覆って,集電体ホルダ27が取り付けられている。集電体ホルダ27は,後述する集電体28を取り付けるための部材である。集電体ホルダ27は,平板部29と筒状部30とを有している。平板部29は,反転板23の発電要素3側の面を覆っている。ただし平板部29の中央部には開口部31が形成されている。開口部31の開口径は,反転板23の凸状部25の径方向の寸法より大きい。よって,平板部29のうち凸状部25およびその周囲は,集電体ホルダ27の平板部29に覆われてはいない。また,平板部29のうち開口部31以外の位置における反転板23とは反対側の面には,茸状のボス部32が形成されている。ボス部32は,開口部31を囲んで複数箇所に離散的に形成されている。図2中には2箇所にボス部32が現れている。
集電体ホルダ27の筒状部30は,平板部29よりも封口板5側に位置している。筒状部30の先端は,絶縁板22に引っ掛かる形となっている。これにより集電体ホルダ27は,絶縁板22に固定されている。すなわち,図2中に示されるように封口体タブ18および反転板23を覆う状態で固定されている。
集電体ホルダ27の平板部29における反転板23とは反対側の面に,集電体28が取り付けられている。集電体28は,発電要素3に繋がる導電部材である。厳密にいえばむろん,発電要素3の正負の電極板のうちの一方に繋がるものである。集電体28には,中央の貫通穴33と,その周りの段付き穴部34とが形成されている。図2中では集電体28は左右方向にいくつかに分割されているように見えるが,実際には一繋がりの部材である。段付き穴部34は,集電体ホルダ27のボス部32に対応する位置に設けられている。段付き穴部34がボス部32に引っ掛かることで,集電体28は集電体ホルダ27に取り付けられている。このため集電体28は,その貫通穴33のところで反転板23と接触しており,導通している。
図2における集電体28と反転板23との接触箇所の詳細を,図3により説明する。まず,集電体28における貫通穴33の周囲の箇所は,薄肉部35とされている。薄肉部35は,集電体28における薄肉部35以外の箇所より薄肉とされている。薄肉部35はまた,図2から分かるように,間に反転板23を介しつつも貫通端子部材8のカシメ部17と対向する配置になっている部分である。薄肉部35にはさらに,貫通穴33を囲んで脆弱部36が形成されている。脆弱部36は,薄肉部35の中でも局所的にさらに薄肉とされている箇所である。
また,反転板23の凸状部25の頂面上には,さらに突出した凸部37が形成されている。凸部37の面内形状は,貫通穴33の面内形状と同じである。すなわち凸部37は,集電体28の貫通穴33にぴたり嵌り込んでいる。また,凸部37の突出高さは,少なくともその縁辺においては,集電体28の薄肉部35(脆弱部36を除く)の厚さT1と同じである。このため,薄肉部35および凸部37の図3中下側(発電要素3側)の表面は,薄肉部35と凸部37との境目の箇所に段差のないフラットな面となっている。そしてこの薄肉部35と凸部37との境目の箇所は,全周にわたって溶接されている。なお,反転板23の凸状部25の突出高さは,集電体ホルダ27の平板部29の厚さT2と同じである。このため,集電体28の封口板5側の面(図3中上側の面)は,単なる平面であるが,反転板23の凸状部25の頂面のうち凸部37以外の部分と,集電体ホルダ27の平板部29との両方に接触している。
ここで,貫通端子部材8,封口体タブ18,反転板23,および集電体28は,すべて同じ材質の金属部材である。角形電池1がリチウムイオン2次電池でその正極側である場合,主としてアルミまたはアルミ合金である。負極側である場合,主として銅または銅合金である。ガスケット12,絶縁板22,および集電体ホルダ27はいずれも,絶縁性の合成樹脂部材である。合成樹脂の中でも特に,有機電解液に対する耐性のある種類のもの(PPSやPFA等)が望ましい。
本形態の角形電池1における上記の図2および図3に示した箇所の組立手順は,概略以下の通りである。まず,ガスケット12,封口板5,絶縁板22,および封口体タブ18を,上記の積み順に位置合わせして重ね合わせる。そしてその開口部に,カシメ前の貫通端子部材8の貫通部10の図2中下側の部分を差し込む。その差し込んだ部分をカシメ加工して,図2に示したカシメ部17の形状とする。これにより,貫通端子部材8,ガスケット12,封口板5,絶縁板22,および封口体タブ18が互いに固定される。
次に,封口体タブ18の周縁部20に反転板23を接合する。そして集電体ホルダ27を,封口体タブ18および反転板23を覆うように取り付け,その筒状部30の先端を絶縁板22に引っ掛けて固定する。続いて,集電体28を取り付ける。具体的には,集電体28の貫通穴33に反転板23の凸部37が嵌り込むようにしつつ,段付き穴部34をボス部32に引っ掛ける。これにより集電体28を固定する。最後に,集電体28の薄肉部35と反転板23の凸部37との境目の箇所を全周にわたってレーザ溶接等の手法により溶接する。以上が組立手順である。
かかる本形態の角形電池1における上記の貫通端子部材8の箇所では,発電要素3側から,集電体28,反転板23,封口体タブ18,そして貫通端子部材8の順に電流経路を構成している。ここで,集電体28と反転板23との溶接が,上記のように薄肉部35と凸部37との境目の箇所に対してなされるので,この接合箇所の断面積が広い。このためこの箇所の抵抗が低い。よって通電時にこの接合箇所が局所的に昇温するようなことが起こりにくい。したがって,接合箇所の昇温に起因する電流経路の溶断が起こりにくい。
上記の構造であることにより集電体28と反転板23との接合箇所の断面積が広い理由は,以下の通りである。まず接合前における当該接合箇所では,図3に見られるように,集電体28の貫通穴33の壁面と反転板23の凸部37の壁面とが対面している。レーザ溶接の場合にはこの壁面同士の対面箇所に図3中下側からレーザ光が照射されることとなる。このように,接合対象面に対して平行に溶接エネルギーが供給されるので,厚さT1の全体に溶接エネルギーが行き渡る。このため壁面同士が厚さT1の全体にわたって溶接される。これが全周にわたって行われるので,接合箇所の断面積が広いのである。また,当該接合箇所では両部材がフラットな面を構成している。このため,一方の部材により溶接エネルギーが散乱されることがなく,投入した溶接エネルギーのほぼすべてが溶接に用いられることとなる。
もし,反転板23に凸部37が形成されていなかったとする。この場合,反転板23の凸状部25の頂面は,図3中に破線Aで示されるような平面となる。この場合の接合対象面は,凸状部25の頂面,および,集電体28の図3中上側の面であり,図3中で水平な面である。これに対して図3中下側から,すなわち垂直に溶接エネルギーを供給することになる。これでは,溶接エネルギーが接合対象面に沿って行き渡り難い。このため溶融面積が広がり難い。また,溶接エネルギーが当該接合対象面に届く前に,集電体28の貫通穴33の肩部に当たった時点で一部が散乱してしまう。このため,投入した溶接エネルギーが有効に利用されない。このため,接合箇所の断面積が狭い高抵抗な構造となりやすいのである。対して本形態ではこのような問題はない。
なお,本形態の角形電池1における貫通部10(貫通端子部材8)と反対側の貫通部11(貫通端子部材9)の箇所(図1中右側)については,上記の図2および図3で説明した構造と同じ構造でもよいし,従来型の電池における該当箇所の構造と同じ構造でもよい。
上記の構成を有する角形電池1では,前述の電流経路中に,集電体28の薄肉部35や脆弱部36が含まれている。一方,角形電池1の使用状況によっては,外装体2の内部空間の圧力が通常時の圧力よりも上昇してくる場合がある。例えば過充電状態になったときである。このような状況下では,図2および図3中の集電体28や反転板23が,図中で下から上向きに圧迫されることとなる。集電体28の図中下側の空間も,上記の圧力上昇が起こる空間だからである。一方で反転板23の上側の空間24は,大気圧のままである。空間24は前述のように外部に通気しているからである。
このため,内部圧力の上昇がある程度進行すると,反転板23の反転という現象が起こる。すなわち反転板23の中央部が,上向きに移動するように変形するのである(例えば特許第5084205号公報の図4の(b)を参照)。このとき集電体28の貫通穴33の周囲の部分が脆弱部36で引きちぎられる。これにより電流が強制的に遮断され,過充電状態のさらなる進行が阻止される。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば,反転板23のうち,集電体28の貫通穴33付近の部分と接合される部位に,凸部37を設けている。これにより集電体28と反転板23との間に,広い断面積の接合箇所が形成されるようにしている。こうして,集電体28と反転板23との間の接合箇所の抵抗を低くして,局所的な昇温を抑えた角形電池1が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,電池の種類に関して,前記形態中ではリチウムイオン2次電池を例示したがこれに限らない。また,電池の外形に関して,扁平角形に限らず,円筒形などであってもよい。また,図2中の貫通部10の上端について,図示されている単純開放形状に限らず,何らかの覆いを設けた構造でもよい。ただしその場合でも,空間24は外部に通気している方がよい。また,反転板23における凸状部25の裏面は,必ずしも凹部26になっていなくてもよい。また,凸部37の縁辺部分以外の中央部分の表面形状は,平面状でなくてもよい。
1 角形電池
2 外装体
3 発電要素
4 本体部
5 封口板
8,9 貫通端子部材
10,11 貫通部
12,13 ガスケット
16 開口部
17 カシメ部
18 封口体タブ
20 周縁部
23 反転板
28 集電体
33 貫通穴
35 薄肉部
36 脆弱部
37 凸部
T1 薄肉部の厚さ

Claims (1)

  1. 発電要素と,
    前記発電要素を内部に収納するとともに,前記発電要素と外部との導通のための開口部が形成されている外装体と,
    前記外装体の開口部を貫通して設けられるとともに,前記外装体から絶縁されている貫通端子部材とを有する電池において,
    前記外装体の内部に配置され前記発電要素に繋がるとともに,前記貫通端子部材における前記外装体の内部に位置する部分に対向する対向部が設けられている集電体と,
    前記外装体の内部に固定して配置され中央部が前記貫通端子部材に繋がるとともに,前記外装体から絶縁されており,周縁部が前記外装体から離隔して位置する形状である封口体タブと,
    周縁部が全周にわたり前記封口体タブの周縁部に接合されるとともに,中央部が前記集電体の対向部における前記貫通端子部材側の面に接合されており,前記集電体よりも前記発電要素側の空間の圧力が上昇したときに,中央部が前記発電要素から遠ざかる向きに変形する反転現象を起こすものである反転板とを有し,
    前記集電体の対向部には,前記反転板との接合箇所に貫通穴が形成されており,前記貫通穴を囲んで,前記反転板が前記反転現象を起こしたときに破断する脆弱部が設けられており,
    前記反転板の中央部における前記集電体側の面には,前記集電体の貫通穴と同じ面内形状で,少なくともその周縁部分の突出高さが前記集電体の対向部における脆弱部以外の箇所の厚さと同じである凸部が形成されており,
    前記反転板の凸部が前記集電体の貫通穴の中に位置しているとともに,前記凸部の縁辺の壁面と前記貫通穴の壁面とが全周にわたり溶接により接合されていることを特徴とする電池。
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