JP6672748B2 - 制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、工具を装着する主軸の移動を制御する制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
工作機械は、工具を装着する主軸の移動を制御する制御装置を備える。制御装置は、主軸の位置を指示する複数の指令点を設定し、加工経路を設定する。主軸に装着した工具が3次元の曲面をワークに形成する場合、制御装置は指令点間の微小線分が連続した複数の曲線を演算し、生成する。
例えば前後方向及び左右方向に平行な面(水平面)上に複数の曲線を生成する。複数の曲線は前後方向又は左右方向に並ぶ。制御装置は各曲線に上下方向の位置を設定する。また制御装置は、微小線分の繋ぎ目にて尖った部分が表れるので、スプライン曲線、ベジェ曲線等の滑らかな曲線に基づいて、生成した曲線を補間する。設定された各上下位置にて、補間した曲線に沿って主軸は移動し、ワークを加工する(例えば特許文献1参照)。
特許第3466111号公報
しかし上述した補間を行っても、隣り合う曲線の傾きの差、制御装置での演算にて発生する量子化誤差等によって、ワーク表面に鱗状の模様が表れる。特許文献1は指令点を修正することなく、指令点間に滑らかな線となるように指令点を挿入している。従って、指令点そのものが誤っているにも関わらず、指令点を通ることになり、上述したワーク表面に鱗状の模様が表れるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ワークに滑らかな曲面を形成することができる制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る制御装置は、主軸の位置を指示する複数の指令点に基づいた加工経路を設定し、前記加工経路に基づいて、前記主軸の移動を制御する制御装置において、前記加工経路は環状をなし、前記加工経路に対して垂直になるように評価断面を設定する評価断面設定部と、該評価断面設定部が設定した評価断面及び前記加工経路の交点を演算する演算部と、該演算部が演算した交点の位置を修正する交点位置修正部と、該交点位置修正部が修正した交点に基づいて、前記加工経路に交差する方向における前記指令点の位置を修正する指令点位置修正部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、前記加工経路は、環状をなす第1経路部と、該第1経路部の内側に位置し、環状をなす第2経路部とを有し、前記評価断面設定部は、前記第1経路部上に第1基準点を設定する第1基準点設定部と、前記第2経路部上であって、前記第1基準点に最も近い位置に第2基準点を設定する第2基準点設定部と、前記第1基準点及び第2基準点に基づいて、前記評価断面を演算する評価断面演算部とを有することを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、前記加工経路は、前記第1経路部及び第2経路部を含む複数の経路部を含み、前記複数の経路部にて、前記第1経路部は最も外側に位置し、前記複数の経路部にて、前記第2経路部は最も内側に位置することを特徴とする。
本発明に係る制御装置は、前記加工経路は渦巻き状をなし、前記複数の指令点は、前記加工経路の始点に位置する始点指令点及び前記加工経路の終点に位置する終点指令点を含み、前記始点指令点と前記始点指令点とは異なる第1の前記指令点との間に前記第1経路部又は第2経路部の一方を設定する始点側経路部設定部と、前記終点指令点と前記終点指令点とは異なる第2の前記指令点との間に前記第1経路部又は第2経路部の他方を設定する終点側経路部設定部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る工作機械は、前述した何れかの制御装置と、前記主軸とを備えることを特徴とする。
本発明に係る制御方法は、主軸の位置を指示する複数の指令点に基づいた加工経路を設定し、前記加工経路に基づいて、前記主軸の移動を制御する制御方法において、前記加工経路は環状をなし、前記加工経路に対して垂直になるように評価断面を設定し、設定した評価断面及び前記加工経路の交点を演算し、演算した交点の位置を修正し、修正した交点に基づいて、前記加工経路に交差する方向における前記指令点の位置を修正することを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、加工プログラムに従って、主軸の位置を指示する複数の指令点に基づいた加工経路を設定し、前記加工経路に基づいて、前記主軸の移動を制御する制御装置で実行可能なコンピュータプログラムであって、前記加工経路は環状をなし、前記制御装置を、前記加工経路に対して垂直になるように評価断面を設定する評価断面設定部、該評価断面設定部が設定した評価断面及び前記加工経路の交点を演算する演算部、該演算部が演算した交点の位置を修正する交点位置修正部、及び該交点位置修正部が修正した交点に基づいて、前記加工経路に交差する方向における前記指令点の位置を修正する指令点位置修正部として機能させることを特徴とする。
本発明においては、環状の加工経路に対して垂直になるように評価断面を設定し、評価断面と加工経路の交点の位置を修正し、修正した交点の位置に基づいて、前記加工経路に交差する方向における指令点の位置を修正する。
本発明においては、外周側の第1経路部及び内周側の第2経路部に第1基準点及び第2基準点をそれぞれ設定する。第2基準点は第1基準点に最も近い位置にある。第1基準点及び第2基準点が評価断面上に位置するように、評価断面を設定することによって、評価断面は加工経路に対して略垂直になる。
本発明においては、第1経路部が最外周側に位置し、第2経路部が最内周側に位置することによって、評価断面同士が交差することを防止できる。
本発明においては、第1経路部又は第2経路部の一方が加工経路の始点側に位置し、他方が加工経路の終点側に位置する。渦巻き状の加工経路の中心部に始点が位置する場合、第1経路部は終点側に位置し、第2経路部は始点側に位置する。加工経路の中心部に終点が位置する場合、第2経路部は終点側に位置し、第1経路部は始点側に位置する。
本発明に係る制御装置、工作機械、制御方法及びコンピュータプログラムにあっては、環状の加工経路に対して垂直になるように評価断面を設定し、評価断面と加工経路の交点の位置を修正し、修正した交点の位置に基づいて、前記加工経路に交差する方向における指令点の位置を修正する。環状の加工経路に対して、加工経路の中心から放射状に延びるように、複数の評価断面を設定した場合、評価断面の密度が高い部分と低い部分とが発生し、指令点に対する修正精度が低下することがある。本発明においては、評価断面を加工経路に対して垂直にすることによって、評価断面の密度に差が生じたとしても、指令点に対する修正精度の低下を防止することができる。
工作機械を略示する斜視図である。 制御装置の構成を略示するブロック図である。 ワークに対する加工経路及び評価断面を略示する平面図である。 ワークに対する評価断面を略示する斜視図である。 制御装置による加工経路設定処理を説明するフローチャートである。 最外周/最内周演算処理を説明するフローチャートである。 渦巻き状に外周側から内周側に移動する主軸の加工経路を略示する模式図である。 渦巻き状に内周側から外周側に移動する主軸の加工経路を略示する模式図である。 評価断面設定処理を説明するフローチャートである。 評価断面設定処理を説明する模式図である。 指令点と、評価断面及び加工経路の交点とを略示する模式図である。 交点テーブルの一例を示す概念図である。 評価断面上における交点位置の第1の修正方法を説明する説明図である。 評価断面上における交点位置の第2の修正方法を説明する説明図である。 指令点の修正方法を説明する説明図である。 指令点位置修正処理を説明するフローチャートである。
以下本発明を実施の形態に係る工作機械を示す図面に基づいて説明する。以下の説明では図において矢印で示す上下、左右及び前後を使用する。図1は工作機械を略示する斜視図である。
工作機械100は前後に延びた矩形の基台1を備える。基台1上部の前側にワークを保持するワーク保持部3が設けてある。ワーク保持部3は左右方向を軸方向としたA軸及び上下方向を軸方向としたC軸回りに回転可能である。
基台1上部の後側に後述するコラム4を支持する為の支持台2が設けてある。支持台2上部に、移動板16を前後方向に移動するY軸方向移動機構10が設けてある。Y軸方向移動機構10は、前後に延びた二つのレール11と、Y軸螺子軸12と、Y軸モータ13と、ベアリング14とを備える。
レール11は支持台2上部の左右夫々に設けてある。Y軸螺子軸12は前後に延び、二つのレール11の間に設けてある。Y軸螺子軸12の前端部及び中途部夫々にベアリング14が設けてある。なお中途部に設けたベアリングの図示は省略する。Y軸モータ13はY軸螺子軸12の後端部に連結している。
Y軸螺子軸12には転動体(図示略)を介してナット(図示略)が螺合している。転動体は例えばボールである。各レール11に複数の摺動子15が摺動可能に設けてある。ナット及び摺動子15の上部に移動板16が連結している。移動板16は水平方向に延びる。Y軸モータ13の回転によってY軸螺子軸12は回転し、ナットは前後方向に移動し、移動板16は前後方向に移動する。
移動板16上面にコラム4を左右方向に移動するX軸方向移動機構20が設けてある。X軸方向移動機構20は、左右に延びた二つのレール21と、X軸螺子軸22と、X軸モータ23(図2参照)と、ベアリング24とを備える。
レール21は移動板16上面の前後夫々に設けてある。X軸螺子軸22は左右に延び、二つのレール21の間に設けてある。X軸螺子軸22の左端部及び中途部夫々にベアリング24が設けてある。なおX軸螺子軸22の中途部に設けたベアリングの記載は省略する。X軸モータ23はX軸螺子軸22の後端部に連結している。
X軸螺子軸22には転動体(図示略)を介してナット(図示略)が螺合している。X軸螺子軸22にグリスが塗布してある。各レール21に複数の摺動子26が摺動可能に設けてある。ナット及び摺動子26の上部にコラム4が連結している。コラム4は柱状をなす。X軸モータ23の回転によってX軸螺子軸22は回転し、ナットは左右方向に移動し、コラム4は左右方向に移動する。
コラム4の前面に主軸ヘッド5を上下方向に移動するZ軸方向移動機構30が設けてある。Z軸方向移動機構30は、上下に延びた二つのレール31と、Z軸螺子軸32と、Z軸モータ33と、ベアリング34とを備える。
レール31はコラム4前面の左右夫々に設けてある。Z軸螺子軸32は上下に延び、二つのレール31の間に設けてある。Z軸螺子軸32の下端部及び中途部夫々にベアリング34が設けてある。なお中途部に設けたベアリングの図示は省略する。Z軸モータ33はZ軸螺子軸32の上端部に連結している。
Z軸螺子軸32には転動体(図示略)を介してナット(図示略)が螺合している。Z軸螺子軸32にグリスが塗布してある。各レール31に複数の摺動子35が摺動可能に設けてある。ナット及び摺動子35の前部に主軸ヘッド5が連結している。Z軸モータ33の回転によってZ軸螺子軸32は回転し、ナットは上下方向に移動し、主軸ヘッド5は上下方向に移動する。Z軸モータ33、Z軸螺子軸32、ナット及び転動体はボールねじ機構を構成する。
上下に延びた主軸5aが主軸ヘッド5内に設けてある。主軸5aは軸回りに回転する。主軸ヘッド5の上端部に主軸モータ6が設けてある。主軸5aの下端部は工具を装着する。主軸モータ6の回転によって主軸5aが回転し、工具が回転する。回転した工具は、ワーク保持部3に保持したワークを加工する。
工作機械100は工具を交換する工具交換装置(図示略)を備える。工具交換装置は工具マガジン(図示略)に収容した工具と主軸5aに装着した工具を交換する。
図2は制御装置50の構成を略示するブロック図である。制御装置50は、CPU51、記憶部52、RAM53及び入出力インタフェース54を備える。記憶部52は書き換え可能なメモリであり、例えばEPROM、EEPROM等である。記憶部52は後述する交点テーブル、経路番号i、指令点Pk、交点Si d、kの最終番号、経路A、経路B、第1基準点Om 、及び第2基準点Lm 等を記憶する(d、i、k、mは自然数)。
作業者が操作部7を操作した場合、操作部7から入出力インタフェース54に信号が入力する。操作部7は例えばキーボード、ボタン、タッチパネル等である。入出力インタフェース54は表示部8に信号を出力する。表示部8は文字、図形、記号等を表示する。表示部8は例えば液晶表示パネルである。
制御装置50は、X軸モータ23に対応したX軸制御回路55、サーボアンプ55a及び微分器23bを備える。X軸モータ23はエンコーダ23aを備える。X軸制御回路55はCPU51からの指令に基づいて、電流量を示す命令をサーボアンプ55aに出力する。サーボアンプ55aは前記命令を受け、X軸モータ23に駆動電流を出力する。
エンコーダ23aはX軸制御回路55に位置フィードバック信号を出力する。X軸制御回路55は位置フィードバック信号に基づいて、位置のフィードバック制御を実行する。
エンコーダ23aは微分器23bに位置フィードバック信号を出力し、微分器23bは位置フィードバック信号を速度フィードバック信号に変換して、X軸制御回路55に出力する。X軸制御回路55は、速度フィードバック信号に基づいて、速度のフィードバック制御を実行する。
サーボアンプ55aが出力した駆動電流の値を電流検出器55bが検出する。電流検出器55bは駆動電流の値をX軸制御回路55にフィードバックする。X軸制御回路55は駆動電流の値に基づいて、電流制御を実行する。
制御装置50は、Y軸モータ13に対応したY軸制御回路56、サーボアンプ56a及び微分器13bを備える。Y軸モータ13はエンコーダ13aを備える。Y軸制御回路56はCPU51からの指令に基づいて、電流量を示す命令をサーボアンプ56aに出力する。サーボアンプ56aは前記命令を受け、Y軸モータ13に駆動電流を出力する。
エンコーダ13aはY軸制御回路56に位置フィードバック信号を出力する。Y軸制御回路56は位置フィードバック信号に基づいて、位置のフィードバック制御を実行する。
エンコーダ13aは微分器13bに位置フィードバック信号を出力し、微分器13bは位置フィードバック信号を速度フィードバック信号に変換して、Y軸制御回路56に出力する。Y軸制御回路56は、速度フィードバック信号に基づいて、速度のフィードバック制御を実行する。
サーボアンプ56aが出力した駆動電流の値を電流検出器56bが検出する。電流検出器56bは駆動電流の値をY軸制御回路56にフィードバックする。Y軸制御回路56は駆動電流の値に基づいて、電流制御を実行する。
制御装置50は、Z軸モータ33に対応したZ軸制御回路57、サーボアンプ57a及び微分器33bを備える。Z軸モータ33はエンコーダ33aを備える。Z軸制御回路57はCPU51からの指令に基づいて、電流量を示す命令をサーボアンプ57aに出力する。サーボアンプ57aは前記命令を受け、Z軸モータ33に駆動電流を出力する。
エンコーダ33aはZ軸制御回路57に位置フィードバック信号を出力する。Z軸制御回路57は位置フィードバック信号に基づいて、位置のフィードバック制御を実行する。
エンコーダ33aは微分器33bに位置フィードバック信号を出力し、微分器33bは位置フィードバック信号を速度フィードバック信号に変換して、Z軸制御回路57に出力する。Z軸制御回路57は、速度フィードバック信号に基づいて、速度のフィードバック制御を実行する。
サーボアンプ57aが出力した駆動電流の値を電流検出器57bが検出する。電流検出器57bは駆動電流の値をZ軸制御回路57にフィードバックする。Z軸制御回路57は駆動電流の値に基づいて、電流制御を実行する。
制御装置50は主軸モータ6に対しても、X〜Z軸モータ23、13、33と同様なフィードバック制御を実行する。
工作機械100はマガジンモータ60と、マガジン制御回路58とを備える。マガジンモータ60の回転によって工具マガジンが駆動する。マガジン制御回路58はマガジンモータ60の回転を制御する。
記憶部52はワークを加工する加工プログラムを格納する。加工プログラムは、主軸5aの位置を指示する複数の指令点Pk を有する。kは加工プログラムを構成する命令の順番を示す。主軸5aは複数の指令点Pk を順次移動し、主軸5aに装着した工具はワークを加工する。
記憶部52は指令点Pk を予め記憶している。制御装置50は複数の指令点Pk に基づいて、主軸5aが移動する経路(加工経路)を設定する。制御装置50は加工経路に基づいて、主軸5aの移動を実行する。
加工経路の設定方法について説明する。図3はワークに対する加工経路及び評価断面を略示する平面図、図4はワークに対する評価断面を略示する斜視図である。なお図中X方向は左右方向を示し、Y方向は前後方向を示し、Z方向は上下方向を示す。また図3及び図4におけるワークの形状は加工後の形状を示している。
制御装置50は、ワークに対して評価断面Dd (dは断面番号を示し、自然数である)を設定する。例えば、図3に示すように、主軸5aが渦巻き状に周回移動する場合、加工経路は渦巻き方向に沿った経路となる。図3に示す如く、制御装置50は加工経路に略直交する方向に沿った評価断面Dd を複数設定する。複数の評価断面は加工経路の周方向に並ぶ。尚、作業者は、加工経路の方向が周方向であることを予め指示する。
制御装置50は加工経路設定処理を実行する。図5は、制御装置50による加工経路設定処理を説明するフローチャートである。
制御装置50のCPU51は、開始信号の入力があるまで待機する(ステップS1:NO)。例えば、ユーザは操作部7を操作して、開始信号を制御装置に入力する。
開始信号の入力があった場合(ステップS1:YES)、CPU51は、最外周/最内周演算処理を実行し(ステップS2)、評価断面設定処理を実行して(ステップS3)、指令点位置修正処理を実行する(ステップS4)。最外周/最内周演算処理、評価断面設定処理及び指令点位置修正処理の詳細は後述する。
最外周/最内周演算処理について説明する。図6は、最外周/最内周演算処理を説明するフローチャート、図7は、渦巻き状に外周側から内周側に移動する主軸5aの加工経路を略示する模式図、図8は、渦巻き状に内周側から外周側に移動する主軸5aの加工経路を略示する模式図である。
CPU51は、複数の指令点Pk について、加工経路の始点に位置する指令点(始点指令点)P1 から加工経路の終点に位置する指令点(終点指令点)PN まで順に識別子(番号)を設定する(ステップS11)。
CPU51は、始点指令点P1 に最も近い線分Pa a+1 を演算し(ステップS12)、終点指令点PN に最も近い線分Pb b+1 を演算する(ステップS13)。
CPU51は、始点指令点P1 と指令点Pa との間の加工経路を経路Aに設定し(ステップS14)、終点指令点PN と指令点Pb との間の加工経路を経路Bに設定する(ステップS15)。
図7に示す如く、外周側から内周側に主軸5aが移動する場合、経路Aは最も外側に位置し、経路Bは最も内側に位置する。図8に示す如く、内周側から外周側に主軸5aが移動する場合、経路Aは最も内側に位置し、経路Bは最も外側に位置する。経路A及び経路Bはそれぞれ略環状をなす。環状とは、図3に示すように渦巻き状のものも含む。最も近い線分Paa+1 の演算は始点指令点P1 から各線分P2 3 、P3 4 、・・・までの最短距離を演算し、該最短距離の最大値から次第に小さくなった時の最小距離の線分を算出する。最も近い線分Pb b+1 の演算も同様である。
CPU51は、経路AのX方向の最小値AX_min 及び最大値AX_max と、Y方向の最小値AY_min 及び最大値AY_max を演算する(ステップS16)。
CPU51は、経路BのX方向の最小値BX_min 及び最大値BX_max と、Y方向の最小値BY_min 及び最大値BY_max を演算する(ステップS17)。
CPU51は、AX_min <BX_min <BX_max <AX_max 且つAY_min <BY_min <BY_max <AY_max であるのか否かを判定する(ステップS18)。AX_min <BX_min <BX_max <AX_max 且つAY_min <BY_min <BY_max <AY_max である場合(ステップS18:YES)、CPU51は、経路Aを最も外側に位置する最外周経路に決定し、経路Bを最も内側に位置する最内周経路に決定し(ステップS19、図7参照)、評価断面設定処理に処理を戻す(ステップS3、図5参照)。
X_min <BX_min <BX_max <AX_max 且つAY_min <BY_min <BY_max <AY_max でない場合(ステップS18:NO)、CPU51は、BX_min <AX_min <AX_max <BX_max 且つBY_min <AY_min <AY_max <BY_max であるのか否かを判定する(ステップS20)。
X_min <AX_min <AX_max <BX_max 且つBY_min <AY_min <AY_max <BY_max である場合(ステップS20:YES)、CPU51は、経路Aを最も内側に位置する最内周経路に決定し、経路Bを最も外側に位置する経路に決定し(ステップS21、図8参照)、評価断面設定処理に処理を戻す(ステップS3、図5参照)。経路A又はBの一方は第1経路部を構成し、他方は第2経路部を構成する。
X_min <AX_min <AX_max <BX_max 且つBY_min <AY_min <AY_max <BY_max でない場合(ステップS20:NO)、CPU51は、エラーを報知し(ステップS22)、処理を終了する。例えば、最外周/最内周演算処理にエラーが生じたことを表示部8に表示する。
なおエラー報知後、作業者が指令値Pk の設定を再度行う等、データの調整又は変更を行い、開始信号を制御装置50に再度入力した場合に、CPU51は、最外周/最内周演算処理を再度実行するように構成してもよい。
次に評価断面設定処理について説明する。図9は、評価断面設定処理を説明するフローチャート、図10は、評価断面設定処理を説明する模式図である。
CPU51は、最外周経路上に、等距離離隔した複数の第1基準点Om (mは自然数)を設定し(ステップS31)、最内周経路上に複数の第2基準点Lm を設定する(ステップS32)。尚、第1基準点Om は始点指令点P1 から順に等間隔に設定する。第2基準点の設定については後述する。
CPU51は、最内周経路上であって、第1基準点Om から最も近い位置にある点を第2基準点Lm にする。CPU51は、第1基準点Om 及び第2基準点Lm に基づいて、評価断面Dd を演算し、設定する(ステップS33)。CPU51は、第1基準点Om 及び第2基準点Lm が評価断面Dd 上に位置するように、評価断面Dd を演算する。CPU51は、指令点位置修正処理に処理を戻す(ステップS4、図5参照)。評価断面Dd の演算はX−Y平面に対して垂直な面であり、上記第1基準点Om と第2基準点Lm を含む平面を演算する。
第2基準点Lm は、第1基準点Om から最も近い位置にあるので、評価断面Dd は、最内周経路及び最外周経路(加工経路)に対して略垂直になる。
図11は指令点Pk と、評価断面Dd 及び加工経路の交点とを略示する模式図、図12は交点テーブルの一例を示す概念図である。図11及び12において、「i」(iは自然数)は主軸5aの周回移動における経路番号を示す。図11に示すように、例えば経路番号1(i=1)の経路は、最外周経路を示し、経路番号2(i=2)の経路は経路番号1の経路よりも内側に位置する環状の経路を示す。経路番号3以下も同様である。主軸5aは経路番号順に移動する。
図12に示すように、制御装置50は、各評価断面Dd において、移動経路Pk −Pk+1 との交点Si dを演算し、経路番号i、交点座標Si d及び移動経路Pk −Pk+1 を対応付けて、交点テーブルに記憶する。
制御装置50は、評価断面Dd 上における交点位置を例えば第1の修正方法で修正する。図13は評価断面Dd 上における交点位置の第1の修正方法を説明する説明図である。制御装置50は、例えばZ方向の座標を漸次変更するように修正する。修正の対象となる交点座標Si dに対し、前後各二点の交点座標si-2 d、si-1 d、si+1 d、si+2 dを使用して修正点ti dを決定する。
四つの交点座標si-2 d、si-1 d、si+1 d、si+2 dの各Z座標値をzi-2 、zi-1 、zi+1 、zi+2 とし、修正点ti dのZ座標値をzi′とし、Z座標値の差分をd1 =zi-2 −zi-1、d2 =zi-1 −zi ′、d3 =zi ′−zi+1、d4 =zi+1 −zi+2とし、Z座標値の二回差分d12′、d23′、d34′(Z座標値の差分d1 、d2 、d3 、d4 の差分)が線形に変化するようなzi′を演算する。
Z座標値の二回差分d12′、d23′、d34′は次式で求まる。
d12′=d2 −d1 =(zi-1 −zi ′)−(zi-2 −zi-1)=2zi-1 −zi ′−zi-2 ・・・(1)
d23′=d3 −d2 =(zi ′−zi+1)−(zi-1 −zi ′)=2zi ′−zi+1 −zi-1 ・・・(2)
d34′=d4 −d3 =(zi+1 −zi+2 )−(zi ′−zi+1 )=2zi+1 −zi+2 −zi ・・(3)
これらが線形に変化することから、
d23′=(d12′+d34′)/2 ・・・(4)
を満たす。
式(1)〜(4)に基づき、zi ′を解くと、
zi ′=(−zi-2 +4zi-1 +4zi+1 −zi+2 )/6
となる。
評価断面Dd 上における全ての交点Si dに対して上記修正を行う。なおZ座標値が他の交点のZ座標値と比較して、大きく離れた交点のみを修正してもよい。
制御装置50は、評価断面Dd 上における交点位置を例えば第2の修正方法で修正する。図14は評価断面上における交点位置の第2の修正方法を説明する説明図である。図14において、uはXY座標に相当し、vはZ座標に相当する。制御装置50は、例えば修正の対象となる交点Si dの周囲にある他の複数の交点を使用して、滑らかな曲線(スプライン曲線、ベジェ曲線、NURBS曲線等)を作成し、該曲線上に修正の対象となる交点Si dを投影する。
滑らかな曲線として四つの交点si-2 d、si-1 d、si+1 d、si+2 dを使用する場合、評価断面Dd (uv平面)上における区間si-2 d〜si-1 d、区間si-1 d〜si+1 d、区間si+1 d〜si+2 dの夫々の曲線式v1(u)、v2(u)、v3(u)は、以下の式となる。
j(u)=aj (u-uj )3 +bj (u-uj )2 +cj (u-uj )+dj
(j=1、2、3)
交点si-2 d、si-1 d、si+1 d、si+2 dを通り、且つ境界点における一次導関数及び二次導関数が連続であることに基づいて、制御装置50はaj 〜dj を決定することができる。
四つの交点の選択は、上述したように、交点Si dの両隣に位置する連続した二点を使用する場合に限らない。例えば交点si-3 d、si-1 d、si+1 d、si+3 dのように、二点毎に不連続に交点を選択してもよい。
図14に示すように、修正点ti d位置は、滑らかな曲線上において、修正の対象となる交点Si dからの距離が最小となる位置である。
d番目の評価断面Dd 上に存在する修正後の交点群Sd をTd とする。
d ={ti d|d:断面番号、i:経路番号}
制御装置50は、交点群をTd を使用して、指令点の位置を修正する。図15は指令点の修正方法を説明する説明図である。図15において、Pa 〜Pf は指令点を示す。
例えば指令点Pc が修正対象である場合、図15Aに示す如く、指令点Pc は断面Dd-1 と断面Dd の間に位置し、経路番号はiである。制御装置50は前述した交点テーブルを参照し、指令点Pc に関する断面位置及び経路番号を取得する。
図15Bに示す如く、制御装置50は指令点Pc の周囲にある交点、例えば加工経路上に並んだ四つの交点ti d+1、ti d、ti d-1、ti d-2を探索する。制御装置50は四つの交点ti d+1、ti d、ti d-1、ti d-2から滑らかな曲線(スプライン曲線、ベジェ曲線、NURBS曲線等)を作成し、該曲線上に指令点Pc を投影し、修正点Pc ′を決定する。制御装置50は、滑らかな曲線を前述した第2の修正方法と同様な方法で求める。修正点Pc ′の位置は、滑らかな曲線上において、指令点Pc からの距離が最小となる位置である。制御装置50は他の指令点の位置を同様に修正する。
図16は、指令点位置修正処理を説明するフローチャートである。CPU51は、上述した評価断面設定処理(ステップS3、図5参照)にて、評価断面Dd を設定した後、交点テーブルを作成する(図11及び図12参照)。具体的には、CPU51は往復動作の経路番号を示す変数i及び加工プログラムを構成する命令の順番を示す変数kに「1」を設定する(ステップS41)。
そしてCPU51は移動経路Pk −Pk+1 を読み込む(ステップS42)。CPU51は移動経路Pk −Pk+1 が評価断面Dd と交差するか否かを判定する(ステップS43)。移動経路Pk −Pk+1 が評価断面Dd と交差しない場合(ステップS43:NO)、CPU51はkを一つインクリメントする(ステップS47)。
移動経路Pk −Pk+1 が評価断面Dd と交差する場合(ステップS43:YES)、CPU51は、評価断面Dd と移動経路Pk −Pk+1 との交点Si dが既に存在しているか否かを判定する(ステップS44)。
評価断面Dd と移動経路Pk −Pk+1 との交点Si dが既に存在していない場合(ステップS44:NO)、CPU51は記憶部52の交点テーブル(図12参照)に、経路番号i、交点座標Si d及び移動経路Pk −Pk+1 を対応付けて記憶する(ステップS46)。
評価断面Dd と移動経路Pk −Pk+1 との交点Si dが既に存在している場合(ステップS44:YES)、CPU51はiを一つインクリメントし(ステップS45)、CPU51は記憶部52の交点テーブルに、経路番号i、交点座標Si d及び移動経路Pk −Pk+1 を対応付けて記憶し(ステップS46)、kを一つインクリメントする(ステップS47)。ステップS41〜S47は演算部を構成する。
kをインクリメントした後、CPU51はkが最終番号であるか否かを判定する(ステップS48)。kが最終番号でない場合(ステップS48:NO)、CPU51はステップS42に処理を戻す。kが最終番号である場合(ステップS48:YES)、CPU51は、上述したように、交点の位置を修正する(ステップS49、式(1)〜式(4)、図13及び図14参照)。
CPU51は、上述したように、指令点の周囲にある交点を探索し(ステップS50)、指令点の位置を修正する(ステップS51、図15A及び図15B参照)。
上述した実施の形態においては、経路A及び経路Bは、最外周及び最内周に位置しているが、これに限定されない。経路A又は経路Bの一方が外周側に位置し、他方が内周側に位置すればよい。
実施の形態に係る制御装置50及び工作機械100にあっては、環状の加工経路に対して垂直になるように評価断面Dd を設定し、評価断面Dd と加工経路の交点Si dの位置を修正し、修正した交点Si dの位置に基づいて、前記加工経路に交差する方向における指令点Pk の位置を修正する。
環状の加工経路に対して、加工経路の中心から放射状に延びるように、複数の評価断面Dd を設定した場合、評価断面Ddの密度が高い部分と低い部分とが発生し、指令点Pk に対する修正精度が低下することがある。上述した実施の形態においては、評価断面Dd を加工経路に対して垂直にすることによって、評価断面Dd の密度に差が生じたとしても、指令点Pk に対する修正精度の低下を防止することができる。
また外周側の経路及び内周側の経路(経路A及び経路B)に第1基準点Om 及び第2基準点Lm をそれぞれ設定する。第2基準点Lm は第1基準点Om に最も近い位置にある。第1基準点Om 及び第2基準点Lm が評価断面Dd 上に位置するように、評価断面Dd を設定することによって、評価断面Dd は加工経路に対して略垂直になる。
外周側の経路と内周側の経路との間の距離が小さい場合、僅かな演算誤差等によって、設定した評価断面Dd が加工経路に対して傾斜し、他の評価断面Dd と交差することがある。実施の形態にあっては、外周側の経路が最外周側に位置し、内周側の経路が最内周側に位置するので、外周側の経路と内周側の経路との間に十分に大きい距離を設けて、評価断面同士が交差することを防止できる。
また外周側の経路又は内周側の経路の一方が加工経路の始点側に位置し、他方が加工経路の終点側に位置する。渦巻き状の加工経路の中心部に始点が位置する場合、外周側の経路は終点側に位置し、内周側の経路は始点側に位置する。加工経路の中心部に終点が位置する場合、内周側の経路は終点側に位置し、外周側の経路は始点側に位置する。
5a 主軸
50 制御装置
51 CPU
52 記憶部
53 RAM
100 工作機械

Claims (7)

  1. 主軸の位置を指示する複数の指令点に基づいた加工経路を設定し、前記加工経路に基づいて、前記主軸の移動を制御する制御装置において、
    前記加工経路は環状をなす複数の経路部を有し、
    前記複数の経路部それぞれに対して垂直になるように複数の評価断面を設定する評価断面設定部と、
    該評価断面設定部が設定した評価断面と各経路部との複数の交点を演算する演算部と、
    ワークの加工及び加工されたワークの実形状の測定を行うことなく、前記演算部が演算した前記複数の交点の位置を修正する交点位置修正部と、
    該交点位置修正部にて修正され複数の交点に基づいて、前記加工経路に交差する方向における前記指令点の位置を修正する指令点位置修正部と
    を備え、
    前記交点位置修正部は、修正の対象である第一の交点の位置を、該第一の交点が存在する評価断面上に存在し且つ前記第一の交点の周囲にある複数の第二の交点を用いて修正し、
    前記指令点位置修正部は、所定の前記経路部に沿って並び且つ前記交点位置修正部にて修正された複数の交点に基づいて、前記所定の経路部と同じ経路部に沿って並び且つ前記複数の評価断面上に存在する前記複数の指令点の位置を修正すること
    を特徴とする制御装置。
  2. 前記複数の経路は、
    環状をなす第1経路部と、
    該第1経路部の内側に位置し、環状をなす第2経路部と
    を有し、
    前記評価断面設定部は、
    前記第1経路部上に第1基準点を設定する第1基準点設定部と、
    前記第2経路部上であって、前記第1基準点に最も近い位置に第2基準点を設定する第2基準点設定部と、
    前記第1基準点及び第2基準点に基づいて、前記評価断面を演算する評価断面演算部と
    を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 記複数の経路部にて、前記第1経路部は最も外側に位置し、
    前記複数の経路部にて、前記第2経路部は最も内側に位置すること
    を特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記加工経路は渦巻き状をなし、
    前記複数の指令点は、前記加工経路の始点に位置する始点指令点及び前記加工経路の終点に位置する終点指令点を含み、
    前記始点指令点と前記始点指令点とは異なる第1の前記指令点との間に前記第1経路部又は第2経路部の一方を設定する始点側経路部設定部と、
    前記終点指令点と前記終点指令点とは異なる第2の前記指令点との間に前記第1経路部又は第2経路部の他方を設定する終点側経路部設定部と
    を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の制御装置。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載の制御装置と、
    前記主軸と
    を備えることを特徴とする工作機械。
  6. 主軸の位置を指示する複数の指令点に基づいた加工経路を設定し、前記加工経路に基づいて、前記主軸の移動を制御する制御方法において、
    前記加工経路は環状をなす複数の経路部を有し、
    前記複数の経路部それぞれに対して垂直になるように複数の評価断面を設定し、
    設定した評価断面と経路部との複数の交点を演算し、
    ワークの加工及び加工されたワークの実形状の測定を行うことなく、演算した前記複数の交点の位置を修正し、
    修正され複数の交点に基づいて、前記加工経路に交差する方向における前記指令点の位置を修正し、
    正の対象である第一の交点の位置を、該第一の交点が存在する評価断面上に存在し且つ前記第一の交点の周囲にある複数の第二の交点を用いて修正し、
    所定の前記経路部に沿って並び且つ修正された複数の交点に基づいて、前記所定の経路部と同じ経路部に沿って並び且つ前記複数の評価断面上に存在する前記複数の指令点の位置を修正すること
    を特徴とする制御方法。
  7. 加工プログラムに従って、主軸の位置を指示する複数の指令点に基づいた加工経路を設定し、前記加工経路に基づいて、前記主軸の移動を制御する制御装置で実行可能なコンピュータプログラムであって、
    前記加工経路は環状をなす複数の経路部を有し、
    前記制御装置を、
    前記複数の経路部それぞれに対して垂直になるように複数の評価断面を設定する評価断面設定部、
    該評価断面設定部が設定した評価断面と各経路部との複数の交点を演算する演算部、
    ワークの加工及び加工されたワークの実形状の測定を行うことなく、前記演算部が演算した前記複数の交点の位置を修正する交点位置修正部、及び
    該交点位置修正部にて修正され複数の交点に基づいて、前記加工経路に交差する方向における前記指令点の位置を修正する指令点位置修正部
    として機能させ、
    前記交点位置修正部は、修正の対象である第一の交点の位置を、該第一の交点が存在する評価断面上に存在し且つ前記第一の交点の周囲にある複数の第二の交点を用いて修正し、
    前記指令点位置修正部は、所定の前記経路部に沿って並び且つ前記交点位置修正部にて修正された複数の交点に基づいて、前記所定の経路部と同じ経路部に沿って並び且つ前記複数の評価断面上に存在する前記複数の指令点の位置を修正すること
    を特徴とするコンピュータプログラム。
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