JP6670848B2 - 切断システムおよび切断システムのための方法 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前提部(プレアンブル)に記載の切断装置、および請求項9の前提部に記載の切断装置のための方法に関する。
直方体、立方体、または角柱(プリズム)などの幾何学的形状を有するワークピースを作製する切断装置が知られている。典型的には、複数のワークピースが単一のブランク(塊状のもの)から形成される。ブランクは、通常、直方体または不定形である。ワークピースを作製するために、まずブランクを複数の板(板状物)に分断または切断する。次に、これらの板を棒(棒状物)に分断または切断する。最後に、棒は、より小さい要素部品に分割または分断され、すなわち、この工程で、さらに機械加工(例えば研摩処理)するために、ワークピースに対応する長さに分割または分断される。
板状物および棒状物は、通常、スピンドルシャフト上に複数の鋸刃を有するマルチブレード鋸を用いて作製される。同様に、個々の棒状物がマルチブレード鋸を用いて分断される。
機械加工の工程間において、板状物および棒状物を配置および位置合わせする処理が、さらに行われる。すなわち棒状物は、通常、接着テープとして形成される保持デバイスに手作業で貼り付けられる。この場合、棒状物は、保持デバイスの長手方向に延長方向に沿って、保持デバイスの長手方向に対して垂直な方向に配置される。
例えば、米国特許出願公開第2002/184982号は、鋸の形態を有する2つのツールを備えた切断装置であって、各ツールは、それぞれの回転シャフトを有し、互いに対して順に配置された切断装置を開示している。この切断装置を用いて、支持プレートおよび半導体を立方体に分断することができる。この装置は、特に2つの搬送手段が互いに平行に配置されて、鋸の回転速度を増大させることなく、処理量を増大させるように設されている。
特開平H09−207124号は、複数の鋸刃をそれぞれ有する鋸の形態を有する2つのツールを備えた装置を開示している。ツールは平行に配置されている。矩形のワークピースを作製するために、まず第1のツールを用いてブランクを機械加工し、90°だけ回転させて、第2のツールを用いてブランクを機械加工することにより、複数の矩形の立方体を形成する。
米国特許出願公開第2002/184982号明細書 特開平09−207124号公報
したがって、本発明の目的は、立方体、直方体またはプリズムなどのワークピースを効率的に作製するための改良された切断装置を提供すること、および切断装置のための方法を提供することにある。
上記目的は、本発明に係る請求項1に記載の特徴を備えた切断装置によって実現される。別の目的は、本発明に係る請求項1に記載の特徴を備えた方法によって実現される。さらなる請求項は、合目的で重要な改善点を含む有利な実施形態に関連する。
本発明に係る切断装置は、切断装置の幅に沿って水平方向に延びる第1の装置軸の方向、第1の装置軸に対して垂直方向に延びる第2の装置軸の方向、および切断装置の奥行きに沿って第1の装置軸ならびに第2の装置軸に対して垂直方向に延びる第3の装置軸の方向に広がりを有するように設計され、支持部を備える。回転シャフトを含む鋸刃の形態を有するツールは、支持部上で支持され、第1の装置軸の方向に動作するものである。別のツールは、支持部上で支持され、第3の回転シャフトを含むチョップソーの形態を有し、第1の装置軸の方向に動作するものである。これらのツールを用いて、ブランクを機械加工することができる。これらのツールは、第1の装置軸の方向に順に配置される。切断装置は、第1の装置軸および第2の装置軸に沿って移動できるように支持部上で支持された支持部品を備え、支持部品は、ブランクを保持するために設けられ、第2の装置軸の周りに回転可能であり、回転シャフトは、第3の回転シャフトと直交する。
このとき、動作方向とは、ブランクおよび/または半完成品を機械加工するとき必要とされるツールとブランクとの間の相対的な動きと理解される。
本発明に係る切断装置によれば、立方体、直方体、角柱の形状を有するワークピースを作製するための数多くの方法ステップを削減することができる。ブランクからワークピースを作製するための基本的な機械加工工程は、複数の格子状の切込部を形成するステップ、切込部に対して横断する方向に切断ステップ、および研磨するステップに分けることができる。複数の格子状の切込部は、ブランクを完全に貫通することはないので、格子状の切込部を形成することにより複数の棒状体が形成され、これらの棒状体は、ブランクの心材(コア)を介して互いに繋がっている。切断するステップにより、棒状体が延びる方向に交差する方向に棒状体を分断して、ワークピースを得ることができる。
本発明に係る切断装置は、ブランクは、支持部品の上に配置されるが、可動支持部品を用いて1つのツールから別のツールへ搬送することができる点で有利である。換言すると、ブランクは、機械加工の開始時に支持部品に固定され、機械加工のための複数のツールへ可能ならば自動的に支持部品上に搬送される。ブランクおよび/または半完成品を複数のツールへ搬送することは、複数のツールをブランクおよび/または半完成品へ搬送することに比してきわめてより簡便である。
支持部品を第2の装置軸の周りに回転させることができるので、最初の切込部を形成した後、支持部品を回転させることにより、同一のツールを用いて格子状の切込部を形成することができる。このツールは、通常、マルチブレード鋸として設計される。ワークピースの断面形状に応じて、支持部品を任意の角度で回転させることができる。
別の利点は、ブランクが支持部品を介してツールを固定する支持部上に保持されるので、ツールの動作方向に対してブランクを正確に配置できる点にある。支持部品は、動作方向に対して固定された第1および第2の装置軸に沿って位置合わせされる。例えば、ブランクを手作業でツールから取り出し、次の機械加工ステップに関連するツールに取り付けることに起因して生じうる位置合わせ誤差を未然防止することができる。これは、機械加工の複数のステップの間に必要とされる別の方法ステップ(例えば手作業で選別し、棒状物および/または板状物を固定すること)を省略できるということを意味する。
さらに、複数のブランクを支持部品上に配置することができるので、ツールを効率的に利用することができる。
本発明に係る切断装置の1つの実施形態では、支持部品を第1の装置軸の方向に支持部品を移動させるために、第1の直線シャフトが第1の装置軸の方向に延びるように支持部上に形成され、支持部品を第2の装置軸の方向に支持部品を移動させるために、第2の直線シャフトが第2の装置軸の方向に延びるように支持部上に形成されている。支持部上に形成された直線シャフトの利点は、支持部品が直線シャフトの方向から外れることなく、正確に移動できる点にある。すなわち、例えば第2の直線シャフトに沿って移動する場合、ブランクに正確な切断部を形成することができる。
別の実施形態では、鋸刃の形態を有し、追加的な回転シャフトを含む追加的なツールが支持部上に受容(支持)される。すなわち追加的なツールを用いて、別の機械加工ステップを実行することができる。棒状物を含むブランクは、最初に、追加的なツールを用いた機械加工を行うために、第1の直線シャフトを用いて適切に配置(並置)される。そして、追加的なツールを用いて別の機械加工を行うために、このブランクは、第1の直線シャフトに沿って支持部上で移動させる。
本発明に係る切断装置の別の実施形態では、追加的なツールは、第1の装置軸の方向に動作する。追加的なツールは、マルチブレード鋸の形態を有するように設計されているので、ツールの上流側および/または下流側直ぐに配置されるように支持部上に順に配置することができる。第1の切込部および/または第1群の切断部をツールにより形成した後、第1群の切断部を含むブランクを備えた支持部品を、第2の装置軸の周りで回転させ、機械加工のための追加的なツール上に位置合わせする。追加的なツールを用いて、第1の切込部および/または第1群の切断部を横断する第2の切込部および/または第2群の切断部をブランクに形成する。
追加的なツールの重要な利点は、ツールのマルチブレード鋸の個々の鋸刃の第1の間隔が、追加的なツールのマルチブレード鋸の個々の鋸刃の第2の間隔が異なるため、支持部上でワークピースを交換する必要なく、立方体以外のワークピースを簡便に作製できる点にある。
別の実施形態では、支持部品は、ブランクを固定的に保持するための支持プレートを備えるように設計される。この利点は、支持プレートを切断装置の外側から支持部品とは独立して装填することができるので、取り扱いが容易になる点である。
別の実施形態では、容器が、支持プレートを支持するように設計され、透過性の篩が、容器の下流側で支持部に固定され、透過性の篩に設けた貫通孔が、ブランクから形成されたワークピースより小さい。すなわち有利にも、形成されたワークピースは、冷却潤滑剤を用いて、とりわけチョップソーであるツールから取り出し、搬出し、容器内に集めることができる。容器が冷却潤滑剤で溢れないように、冷却潤滑剤は篩からすり抜けることができる。
第1の容器の下流側に連続して配置された第2の容器を配置することが有利である。これは、第1の容器が満杯になったとき、容器が切断装置から外れて、ワークピースが第2の容器内に落下させることができるためである。
容器は、好適には、支持部に連結してもよい。容器は、例えば支持部に吊るし、容器内に集められたワークピースは、単に容器を取り出すことにより、切断装置から搬出することができる。
別の実施形態では、チョップソーは、少なくとも2枚の刃を有する。この利点は、互いに平行な鋸刃ディスクに起因して、角柱や立方体などのワークピースを作製するための方法ステップの数を半減させ、低減できる点にある。
本発明の第2の態様は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の切断装置のための方法に関し、切断装置は、その幅に沿って水平方向に延びる第1の装置軸の方向、第1の装置軸に対して垂直方向に延びる第2の装置軸の方向、および切断装置の奥行きに沿って第1の装置軸ならびに第2の装置軸に対して垂直方向に延びる第3の装置軸の方向に広がりを有するように設計され、支持部を備える。回転シャフトを含む鋸刃の形態を有するツールは、支持部上で支持され、第1の装置軸の方向に動作するものである。別のツールは、支持部上で支持され、第3の回転シャフトを含むチョップソーの形態を有し、第1の装置軸の方向に動作するものである。これらのツールを用いて、ブランクを機械加工することができる。これらのツールは、第1の装置軸の方向に順に配置される。切断装置は、第1の装置軸および第2の装置軸に沿って移動できるように支持部上で支持された支持部品を備え、ブランクは、支持部品に固定され、支持部品は、第2の装置軸の周りに回転可能であり、回転シャフトは、第3の回転シャフトと直交する。ブランクは、以下のように機械加工される。すなわちブランクは、
(a)第1の位置合わせ工程において、ブランクをツール(3)により機械加工するために位置合わせし、
(b)第1の機械加工工程において、第1群の切断部をブランクに形成し、
(c)第1の機械加工工程の後、第2の位置合わせ工程において、ブランクを切断装置(1)の第2の装置軸(8)の周りで所定の角度(a)だけ回転させ、
(d)第2の機械加工工程において、第1群の切断部を横断するような第2群の切断部をブランクに形成し、
(e)第2の機械加工工程の後、第3の位置合わせ工程において、ブランクを機械加工するために第1の直線シャフト(16)に沿って移動させ、
(f)第3の機械加工工程において、ブランクを研磨することにより、機械加工される。
すなわち本発明に係る方法は、3つの機械加工工程を有し、単一のブランクから複数のワークピースを作製することができる。機械加工ステップは、先行技術に係るステップに比して工程数を削減することができる。機械加工工程の間に2つの位置決め工程があり、機械加工工程は、ツールによってブランクが機械加工されることに特徴がある。支持部品を用いることにより、支持部は第1および第2の装置軸に沿って位置合わせされるので、2つの位置合わせ工程だけで、支持部をツールに対して正確に位置合わせすることができる。
この方法の実施形態において、第1の機械加工工程ならびに/もしくは第2の機械加工工程の後、および第3の機械加工工程の前に、補完材料が、第1群の切断部および第2群の切断部に充填される。補完材料を用いて切断部に充填することにより、研磨工程中にワークピースが破損する可能性を低減することができる。廃棄処分され得るものを排除および/または削減することにより、生産コストを抑制することができる
この方法の別の実施形態において、第1の位置決め工程は、第1の直線シャフトに沿って支持部品を移動させるステップをさらに有する。切断装置が鋸刃の形態を有する追加的なツールを備える場合、第1の位置合わせ工程は、追加的に、支持部品を第1の直線シャフトに沿って移動させる工程を有し、追加的なツールは、第1の装置軸の方向に動作する。
第2および/または第3の動作のための位置合わせ工程は、好適には、第1の直線シャフトに沿って行われる。その利点は、ツール交換が不要となり、生産時間を実質的に低減することができることである。
ブランクは、好適には、キュービックジルコニアである。キュービックジルコニアが有する利点は、その特性がダイヤモンドに似ている点にある。特に、その反射率に起因して、好適にも、キュービックジルコニアを宝石として利用され、この方法を用いて、数多くのワークピースを迅速に形成することができる。
本発明のさらなる利点、特徴および詳細内容は、好適な実施形態の以下の説明および図面から明らかになるであろう。ただし、上述のまたは以下説明する単一の特徴または複数の組み合わせた特徴、および/または図面のみに示す単一の特徴または複数の組み合わせた特徴は、本発明の範疇から逸脱することなく、それぞれの実施形態で特定した組み合わせの特徴でのみ実現されるものではなく、任意の他の組み合わせまたは独立した特徴で実現されるものである。同一の構成部品または機能的に類似する構成部品は、同一の参照符号を用いて図示されている。すべての図面において、各構成部品に参照符号が付されていないことがあるが、これらを関連付けることができる。
本発明に係る切断装置の斜視図である。 図1の切断装置の第1の縦方向断面図である。 図1の切断装置の第2の縦方向断面図である。
図1は、本発明に係る切断装置1を示す。切断装置1は支持部2を備え、支持部2は、第1の回転シャフト13を含む第1のツール3と以下称するツール3と、第2の回転シャフト14を含む第2のツール4と以下称する別のツール4と、第3の回転シャフト15を含む第3のツール5と以下称する別のツール5と、を受容するためのものである。この実施形態では、第1のツール3および第2のツール4は、マルチブレード鋸(複数刃の鋸)として構成される。すなわち第1のツール3および第2のツール4は、平行で同一寸法の複数の鋸刃6(図2参照)を有する。第3のツール5は、チョップソーとして構成されている。ツール3,4,5は、回転シャフト13,14,15によって駆動される。第3の回転シャフト15と、第1の回転シャフト13および/または第2の回転シャフト14とは直交しており、第1の回転シャフト13および第2の回転シャフト14は、互いに平行である。
切断装置1は、幅Bの方向に沿って延びる第1の装置軸を含む。さらに、切断装置1の高さHおよび奥行きTはそれぞれ、第2の装置軸8および第3の装置軸9に沿って延びる。第1の装置軸7、第2の装置軸8、および第8の装置軸9は、互いに直交するように配置されている。わかりやすく図示するために、装置軸7,8,9は、直交座標系の形態を有するように象徴的に図示されている。
支持部品10は、支持部2の上に形成され、第2の装置軸8に相当するピボット回転軸の周りに回転する。支持部品10は、回転テーブルの形態を有するように設計され、第1の矢印12の方向に旋回軸(ピボット回転軸)11の周りを回転および/または旋回することができる。
本実施形態では、3つのツール3,4,5が支持部2に対して移動できないように固定されている。位置合わせ、および/または送り込み移動および搬送移動を行うために、支持部品10は、第1の直線シャフト16および/または第2の直線シャフト17を有するので、第1の装置軸7および第2の装置軸8の方向に移動させることができる。搬送移動は、第1の装置軸7に沿って第2の矢印20の方向に行う。送り込み移動は、第1の装置軸7および第2の装置軸8に沿って第2の矢印20および第3の矢印21の方向に行う。
同様に、ツール3,4,5は、移動できるように支持部2に受容(支持)されてもよい。すなわち、支持部品10は、例えば旋回動作を行うことができるように設計されているが、ツール3,4,5は、さらに切断機能および研削機能を実現するために、送り込み移動および搬送移動を行うことができる。
ツールを簡便かつ迅速に交換するために、3つのツール3,4,5の回転シャフト13,14,15は、切断装置1にカンチレバー(片持ち梁)式に実装されている。切断装置1は、ツール3,4,5が15000回転/分を超える回転速度で回転できるように設計されている。
本発明に係る方法によれば、第1の方法ステップにおいて、ブランクを支持プレート18の上に動かないように固定(保持)することを特徴とする。支持プレート18と支持部品10とは相対的に動くことができるように、支持プレート18は支持部品10に連結されている。
第1の位置決め工程において、位置決め移動および送り込み移動を実現するように設計された第1の直線シャフト16および第2の直線シャフト17を用いて、鋸刃6がブランクの意図した貫通深度に達するまで、支持部品10を第1のツール3に対して位置決めする。この貫通深度は、必要とされる切断深さに相当する。第1のツール3が作動し、鋸刃6による切断処理を実行する。第1の機械加工の工程において、ブランクとともに支持部品10を、送り込み移動させるために設計された第1の直線シャフト16に沿って第1のツール3の中へ移動させる。第1の機械加工の終わりには、ブランクは、複数の平行な切込部の形態を有する第1群の切断部を含む。
切断部および/または切込部は、ブランクを完全に貫通するものではない。すなわちブランクは、切断部および/または切込部により形成された複数の板(板状物)を有し、板状物は、ブランクの心材(コア)を介して互いに繋がっている。換言すると、切込部がブランクを完全に貫通するものではないので、板状物を構成する心材が形成される。しかしながら、ブランクの心材は、支持プレート18の上に動かないように固定(保持)されているので、ブランクの心材の上に形成された板状物も同様に支持プレート18に対して動かないように固定(保持)される。したがって、機械加工後の工程のために、板状物を固定する必要はない。
次の方法ステップ、すなわち第2の位置決め工程において、さらなる切断のために必要な所定の角度aだけ、支持プレート18を旋回軸11の周りに回転させる。例えば、ワークピースを矩形または直方体を有するように仕上げるようとしたとき、支持プレート18は、90°の角度だけ旋回軸の周りを回転させる必要がある。
続けて、鋸刃6がブランクの意図した貫通深度に達するまで、第1群の切断部を含むブランクとともに支持部品10を、第1の直線シャフト16および第2の直線シャフト17に沿って、第1の支持ツール3に対して移動させる。第2のツール4が作動し、鋸刃6による切断処理を実行する。第2の機械加工の工程において、ブランクとともに支持部品10を、搬送移動させるために設計された第1の直線シャフト16に沿って第2のツール4の中へ移動させる。
このときブランクは、第2群の切断部を有する。第1群および第2群の切断部は一体として、交差切断部を形成する。換言すると、ブランクは、格子状に切断され、および/または格子状の切込部を有する。第2群の切断部は、第1群の切断部と同一の軸方向に沿ってブランクに形成されるため、ブランクの心材を介して互いに連結された棒状のワークピース部材が形成される。
棒状のワークピース部材をブランクの心材から切断するために、次の方法ステップ、すなわち第3の位置決め工程において、一群の棒状部材を含むブランクとともに支持部品10が、第1の直線シャフト16および第2の直線シャフト17を用いて位置合わせされ、第3のツール5(すなわちチョップソー)を用いて機械加工される。対応する搬送移動は、第1の直線シャフト16により設定され、第3の機械加工の工程において、棒状物は特定の長さを有するように切断および/または研磨される。
立方体、角柱(プリズム)、または直方体に形成された作製ワークピースは、ツール3,4,5の動作中、これらのツールを冷却し、その動作を潤滑にするために用いられる冷却剤を用いて取り出される。ワークピースは、冷却剤を除去するための篩を含むトラフ状(溝状)の容器内に収集され、切断装置1から取り出される。
本発明の変形例に係る方法では、切断する前に補完材料がブランクに充填される。すなわち補完材料が格子状の切込部に充填される。その結果、切断時の崩壊(破壊)を防止することができる。
同様に、第2群の切断部が形成される前に、ブランクはすでに充填されていてもよい。
詳細図示しないが、別の実施形態では、第3のツール5は、二重刃のチョップソーとして構成される。すなわち、単一の送り込み移動(搬送移動)で、2つの切断面および/研磨面を形成することができる。こうして、ワークピースの作製時間を短縮することができる。
1…切断機、2…支持部、3…第1のツール、4…第2のツール、5…第3のツール、6…鋸刃、7…第1の装置軸、8…第2の装置軸、9…第3の装置軸、10…支持部品、11…旋回軸、12…第1の矢印、13…第1の回転シャフト、14…第2の回転シャフト、15…第3の回転シャフト、16…第1の直線シャフト、17…第2の直線シャフト、18…支持プレート、19…容器、20…第2の矢印、21…第3の矢印

Claims (13)

  1. 切断装置(1)の幅(B)に沿って水平方向に延びる第1の装置軸(7)の方向、第1の装置軸(7)に対して垂直方向に延びる第2の装置軸(8)の方向、および切断装置(1)の奥行き(T)に沿って第1の装置軸(7)ならびに第2の装置軸(8)に対して垂直方向に延びる第3の装置軸(9)の方向に広がりを有するように設計された切断装置(1)であって、
    切断装置(1)は、
    支持部(2)と、
    支持部(2)上で支持され、回転シャフト(13,14)を含む鋸刃の形態を有し、第1の装置軸(7)の方向に動作するツール(3,4)と、
    支持部(2)上で支持され、第3の回転シャフト(15)を含むチョップソーの形態を有し、第1の装置軸(7)の方向に動作する別のツール(5)と、を備え、
    ツール(3,4,5)は、ブランクを機械加工するために用いられ、第1の装置軸(7)の方向に順に配置され、
    切断装置(1)は、第1の装置軸(7)および第2の装置軸(8)に沿って移動できるように支持部(2)上で支持された支持部品(10)を備え、
    支持部品(10)は、ブランクを保持するために設けられ、第2の装置軸(8)の周りに回転可能であり、
    回転シャフト(13,14)は、第3の回転シャフト(15)と直交することを特徴とする切断装置。
  2. 第1の装置軸(7)の方向に支持部品(10)を移動させるために、第1の直線シャフト(16)が、第1の装置軸(7)の方向に延びるように支持部(2)上に形成され、
    第2の装置軸(8)の方向に支持部品(10)を移動させるために、第2の直線シャフト(17)が、第2の装置軸(8)の方向に延びるように支持部(2)上に形成されることを特徴とする請求項1に記載の切断装置。
  3. 追加的なツール(4,3)が、支持部(2)の上に受容されることを特徴とする請求項1または2に記載の切断装置。
  4. 追加的なツール(4,3)は、追加的な回転シャフト(14,13)を含む鋸刃の形態を有し、第1の装置軸(7)の方向に動作することを特徴とする請求項3に記載の切断装置。
  5. 支持部品(10)は、ブランクを固定して受容するための支持プレート(18)を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の切断装置。
  6. 容器(19)が、支持プレート(18)を支持するように設計され、
    透過性の篩が、容器(19)の下流側で支持部(2)に固定され、
    透過性の篩に設けた貫通孔が、ブランクから形成されたワークピースより小さいことを特徴とする請求項5に記載の切断装置。
  7. 容器(19)は、支持部(2)に連結可能であることを特徴とする請求項6に記載の切断装置。
  8. チョップソーは、少なくとも2つの鋸刃を有することを特徴とする請求項7に記載の切断装置。
  9. 切断装置(1)は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の切断装置のための方法であって、
    切断装置(1)は、その幅(B)に沿って水平方向に延びる第1の装置軸(7)の方向、第1の装置軸(7)に対して垂直方向に延びる第2の装置軸(8)の方向、および切断装置(1)の奥行き(T)に沿って第1の装置軸(7)ならびに第2の装置軸(8)に対して垂直方向に延びる第3の装置軸(9)の方向に広がりを有するように設計され、
    切断装置(1)は、
    支持部(2)と、
    支持部(2)上で支持され、回転シャフト(13,14)を含む鋸刃の形態を有し、第1の装置軸(7)の方向に動作するツール(3,4)と、
    支持部(2)上で支持され、第3の回転シャフト(15)を含むチョップソーの形態を有し、第1の装置軸(7)の方向に動作する別のツール(5)と、を備え、
    ツール(3,4,5)は、ブランクを機械加工するために用いられ、第1の装置軸(7)の方向に順に配置され、
    切断装置(1)は、第1の装置軸(7)および第2の装置軸(8)に沿って移動できるように支持部(2)上で支持された支持部品(10)を備え、
    ブランクは、支持部品(10)に保持され、
    支持部品(10)は、第2の装置軸(8)の周りに回転可能であり、
    回転シャフト(13,14)は、第3の回転シャフト(15)と直交し、
    (a)第1の位置合わせ工程において、ブランクをツール(3)により機械加工するために位置合わせし、
    (b)第1の機械加工工程において、第1群の切断部をブランクに形成し、
    (c)第1の機械加工工程の後、第2の位置合わせ工程において、ブランクを切断装置(1)の第2の装置軸(8)の周りで所定の角度(a)だけ回転させ、
    (d)第2の機械加工工程において、第1群の切断部を横断するような第2群の切断部をブランクに形成し、
    (e)第2の機械加工工程の後、第3の位置合わせ工程において、ブランクを機械加工するために第1の直線シャフト(16)に沿って移動させ、
    (f)第3の機械加工工程において、ブランクを研磨することを特徴とする方法。
  10. 第1の機械加工工程ならびに/もしくは第2の機械加工工程の後、および第3の機械加工工程の前に、補完材料が、第1群の切断部および第2群の切断部に充填されることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 切断装置(1)が鋸刃の形態を有する追加的なツール(4,3)を備える場合、第2の位置合わせ工程は、追加的に、支持部品(10)を第1の直線シャフト(16)に沿って移動させる工程を有し、
    追加的なツールは、第1の装置軸(7)の方向に動作することを特徴とする請求項9または10に記載の方法。
  12. 第2および/または第3の動作のための位置合わせ工程は、好適には、第1の直線シャフト(16)に沿って行われることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. ブランクは、キュービックジルコニアであることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の方法。
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