JP5514642B2 - 砥石及びその砥粒への逃げ面成形方法 - Google Patents

砥石及びその砥粒への逃げ面成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、砥石を用いた砥粒の逃げ面成形技術に関する。
研削に重要な役割を果たす逃げ面を、研削作業と同時に形成する技術が知られている(例えば、特許文献1(図5)参照。)。
図10に示されるように、砥石は、母材101と、この母材101の面に配置された砥粒102、103と、これらの砥粒102、103を母材101の面に接着するメッキ104とかなる。矢印(1)のように被加工物105を回転させ、矢印(2)のように砥石を回転させることで、被加工物105の表面を研削することができる。
研削する際、切り込み深さや砥石周速等を変えることで、僅かな逃げ角を有する逃げ面106、107が形成される。
ところで、この時の逃げ角をαとすると、逃げ角αは僅かであるため、積極的な研削抵抗の低減は難しい。
砥粒102の加工及び砥粒103の加工をそれぞれ行い、逃げ面106、107を成形することも考えられる。しかし、砥粒103と砥粒104が接近していると、逃げ面を成形するためのツルーイング砥石が隣接する砥粒に接触し、逃げ面加工の制御ができない。
そこで、図11に示されるような逃げ面加工の方法も考えられる。砥石110を収納する砥石ポケット111が円周上に設けられている円柱状の回転工具112に、砥石110を固定する。砥石110は、母材113と、母材113に接合された砥粒114とからなり、砥粒114は回転工具112の中心線115上に配置されている。回転工具112の円周上に複数設けられた母材113上に複数の砥粒114が整列配置されている。
ツルーイング砥石116が砥粒114に接触する位置に、ツルーイング砥石116を配置する。
ツルーイング砥石116を矢印(3)のように回転させながら、位置決め固定された回転工具112に対してツルーイング砥石116の半径方向の線118が回転工具112の中心線115に対して所定角度θ傾くように接近させ接触させる事で砥粒114に逃げ面が形成される。その後回転工具112を所定角度(図11では90°)回転させた後再度位置決め固定し回転工具112の円周上の全ての母材113上に整列配置した砥粒114に対して順次逃げ面が成形される。
しかし、上記の方法によると、回転工具112の円周上全ての母材113上に整列配置した砥粒114に対して均一で高精度の逃げ面を成形しようとすると、ツルーイング砥石116の所定角度θや接触させる際のツルーイング砥石116と回転工具112の軸間距離を一定に保つことが要求されるものの、ツルーイング砥石116や回転工具112は、砥粒114に比べてはるかに大きいため所定角度θや軸間距離のわずかなズレすらも許容されず、実際には均一で高精度の逃げ面を形成するが事ができない。
そこで、容易な方法によって均一で高精度な逃げ面を成形する技術が求められている。
特開2001−347453公報
本発明は容易な方法で複数の砥粒に逃げ面を成形できる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、回転軸に設けられた円柱状の回転工具に形成されている少なくとも1個の砥石ポケットに取り付けられる砥石において、この砥石は、前記回転軸の軸線に沿って延びて砥粒が接合される砥粒接合部と、前記回転軸の軸線に平行に一列に並べられた形態で前記砥粒接合部に接合されている前記砥粒と、前記砥粒接合部を前記回転工具に固定する固定具と、前記砥粒接合部に設けられ前記固定具を通す固定用穴と、からなり、前記砥粒の全てに同一な所定の角度の逃げ角を有する逃げ面が形成されており、前記砥粒が前記回転工具の法線上位置からこの法線よりオフセットした位置へ、位置替えできるように前記固定用穴が形成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットした所に引かれたオフセット線上に、固定用穴が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、固定用穴は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線に直交する方向に延びる長穴であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、長穴の長さ方向中心が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、固定用穴は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線に直交する方向に直列に並んでいる複数の穴であることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、複数の穴の並び方向中心が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、回転軸に設けられた円柱状の回転工具に形成されている少なくとも1個の砥石ポケットに取り付けられる砥石であって、この砥石は、回転軸の軸線に沿って延びて砥粒が接合される砥粒接合部と、回転軸の軸線に平行に一列に並べられた形態で砥粒接合部に接合されている砥粒と、砥粒接合部を回転工具に固定する固定具と、砥粒接合部に設けられ固定具を通す固定用穴と、からなり、砥粒が回転工具の法線上位置からこの法線よりオフセットした位置へ、位置替えできるように固定用穴が形成され、固定用穴は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線に直交する方向に延びる長穴であり、長穴の長さ方向中心が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしている砥石を準備する工程と、砥石を切削に供するときの砥石定位置から平行移動によりオフセットした位置に、砥石を移動し回転工具に固定する工程と、ツルーイング砥石で、砥粒の全てに同一な所定の角度の逃げ角を有する逃げ面を付ける工程と、砥石定位置へ砥石を付け替える工程と、からなることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、回転軸に設けられた円柱状の回転工具に形成されている少なくとも1個の砥石ポケットに取り付けられる砥石であって、この砥石は、回転軸の軸線に沿って延びて砥粒が接合される砥粒接合部と、回転軸の軸線に平行に一列に並べられた形態で砥粒接合部に接合されている砥粒と、砥粒接合部を回転工具に固定する固定具と、砥粒接合部に設けられ固定具を通す固定用穴と、からなり、砥粒が回転工具の法線上位置からこの法線よりオフセットした位置へ、位置替えできるように固定用穴が形成され、固定用穴は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線に直交する方向に直列に並んでいる複数の穴であり、複数の穴の並び方向中心が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしている砥石を準備する工程と、砥石を切削に供するときの砥石定位置からオフセットした位置に、砥石を前後方向に反転させて回転工具に固定する工程と、ツルーイング砥石で、砥粒の全てに同一な所定の角度の逃げ角を有する逃げ面を付ける工程と、砥石定位置へ砥石を付け替える工程と、からなることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、砥石は、回転軸の軸線に沿って延びて砥粒が接合される砥粒接合部と、回転軸の軸線に平行に一列に並べられた形態で砥粒接合部に接合されている砥粒と、砥粒接合部を回転工具に固定する固定具と、砥粒接合部に設けられ固定具を通す固定用穴と、からなり、砥粒が回転工具の法線上位置からこの法線よりオフセットした位置へ、位置替えできるように前記固定用穴が形成されている。回転工具の法線上からオフセットした位置に砥粒が配置された状態で、ツルーイング砥石と回転工具を相互回転し、ツルーイングにより砥粒を研削するので、容易に全ての砥石(砥粒)に高精度な逃げ角を有する逃げ面を成形することができる。
加えて、従来のツルーイングでは、法線上の砥粒が、法線と直角に交わる平面と平行にフラットに面付けされる。この点、本発明では、回転工具の法線上からオフセットされた状態でツルーイングにより面付けされた砥粒を、回転工具の法線上に位置するように元の位置に位置替えすることで、砥粒に逃げ面が付いている。すなわち、位置決め精度や、再現精度が向上させ、容易な方法で複数の砥粒に均一な逃げ角を有する逃げ面を成形できる。
さらに、回転工具を高速回転させることで、回転工具の円周上に設けられた複数の砥粒全てに、均一で高精度な逃げ面を短時間で成形することができる。
請求項2に係る発明では、一列に並べられた砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットした所に引かれたオフセット線上に、固定用穴が設けられている。回転工具から砥石を外し、前後に反転させるだけなので、容易に砥粒を回転工具の法線上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
請求項3に係る発明では、固定用穴は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線に直交する方向に延びる長穴である。固定具を緩めた状態で、砥石をスライドさせるので、容易に砥粒を回転工具の法線上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
請求項4に係る発明では、長穴の長さ方向中心が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしている。回転工具から砥石を外し前後に反転させる方法でも、固定具を緩めた状態で砥石をスライドさせる方法でも、容易に砥粒を回転工具の法線上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
請求項5に係る発明では、固定用穴は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線に直交する方向に直列に並んでいる複数の穴である。回転工具から砥石を外して位置をスライドさせ、異なる穴に固定具を挿通して砥石を固定するだけであるので、容易に砥粒を回転工具の法線上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
請求項6に係る発明では、複数の穴の並び方向中心が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしている。回転工具から砥石を外し前後に反転させる方法でも、回転工具から砥石を外して位置をスライドさせ異なる穴に固定具を挿通して砥石を固定する方法でも、容易に砥粒を回転工具の法線上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
請求項7に係る発明では、砥石を準備する工程と、砥石を切削に供するときの砥石定位置から平行移動によりオフセットした位置に、砥石を移動し回転工具に固定する工程と、ツルーイング砥石で、砥粒に逃げ面を付ける工程と、砥石定位置へ砥石を付け替える工程と、からなる。砥石を切削に供するときの砥石定位置から平行移動によりオフセットするだけであるので、容易にツルーイングを行うことができる。
請求項8に係る発明では、砥石を切削に供するときの砥石定位置とは異なる位置で且つ砥粒に逃げ面を付けるときにツルーイング砥石を接近させやすい位置に、砥石を前後方向に反転させて回転工具に固定する工程がある。特別な付帯設備が必要ないので、設備のコストダウンを図ることができる。
さらに、砥石を反転させるだけなので、砥石を回転工具に固定する工程の工数の低減を図ることができる。
本発明におけるツルーイング砥石と砥石の位置関係を説明する図である。 実施例1に係る砥石の平面図である。 砥石の正面図である。 逃げ面を付ける工程を説明する図である。 砥石を付け替える工程を説明する図である。 研削時の状態を説明する図である。 実施例2に係る砥石を説明する図である。 実施例2に係る砥石の平面図である。 実施例3に係る砥石の平面図である。 従来技術を説明する図である。 砥石が回転工具の中心線上にある態様を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、説明の便宜上、請求項1〜2、請求項8、請求項7、請求項3〜6の順に説明する。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、砥石10を収納する砥石ポケット12が、円柱状の回転工具13の円周上に設けられている。砥石ポケット12に、被加工物を研削する砥石10が固定されている。
砥石ポケット12は、回転工具13の法線14に垂直に交叉する底面15と、回転工具13の法線14に平行な側面16とからなる。砥粒の中心を通る線17は、回転工具13の法線14から距離L1だけオフセットされている。また、砥粒の中心を通る線17と、砥石ポケット12の側面16との距離はL2である。回転工具13の法線14から砥石ポケット12の側面16までの距離は、L1+L2となる。
砥石10は、本体部28と、この本体部28の上に設けられている砥粒接合部18と、この砥粒接合部18に接合されている砥粒19とを有する。
砥粒19に逃げ面20を付ける工程では、砥粒19は、回転工具13の法線14からL1だけオフセットした位置に砥粒の中心を通る線17が一致するように配置されている。
砥粒19に逃げ面20を付けるためのツルーイング砥石21を砥粒に接触させ、ツルーイング砥石21を矢印(5)のように回転させると共に回転工具13を矢印(6)のように回転させることで、砥粒19に逃げ面20が作られる。
このとき、砥粒19は、法線14から距離L1だけオフセットされた砥石10の中心線17上に位置する。
逃げ面を付ける工程の際、砥粒19を回転工具13の法線14よりも図左側に距離L1だけオフセットした位置に配置するので、回転工具13を矢印(6)のように高速回転させることで、回転工具13の円周上に設けられた複数の砥粒19全てに、均一で高精度な逃げ面20を短時間で成形することができる。
次に砥石10を回転工具13に固定する工程について説明する。
図2に示されるように、ツルーイング砥石21は、成形装置23の回転軸24に固定されている。また、回転工具13は回転軸に取り外し可能に設けられており、回転工具13の円周上に砥石10を収納する砥石ポケット12が設けられている。そして、砥石10は、砥石ポケット12に固定具25により固定されている。
砥石10は、回転軸の軸線26に沿って延びる棒状の本体部28と、この本体部28の上に設けられ回転軸の軸線26に沿って延びる砥粒接合部18と、回転軸の軸線26に平行に一列に並べられた形態で砥粒接合部18に接合されている砥粒19と、砥石10を回転工具13に固定する固定具25と、本体部28に設けられ固定具25を通す固定用穴27とからなる。また、回転軸の軸線26と法線14は重なっている。一列に並べられた砥粒の中心を通る線17から一定距離L3だけオフセットした所に引かれたオフセット線29上に、固定用穴27が設けられている。
砥石10を回転工具13に固定する工程では、砥石10の砥粒19が、軸線26より図左側に配置されるようにし、固定具25で砥石10を回転工具13に固定する。
なお、実施例では、砥粒結合部18と本体部28を別部品として説明したが、砥粒接合部18と本体部28が一体となった部品であっても差し支えない。砥粒接合部18と本体部28が一体となった部品と場合は、一体となった部品を砥粒接合部18とする。そして、砥石10は、回転軸の軸線26に沿って延びて砥粒19が接合される砥粒接合部18と、回転軸の軸線26に平行に一列に並べられた形態で砥粒接合部18に接合されている砥粒19と、砥粒接合部18を回転工具13に固定する固定具25と、砥粒接合部18に設けられ固定具25を通す固定用穴27と、からなるものとする。
図3に示されるように、回転工具13とツルーイング砥石21が相互回転している際、回転工具13の法線14は、回転工具13の回転中心34とツルーイング砥石21の回転中心35とを結ぶ直線36に対して傾いた状態で、砥石10の砥粒19にツルーイング砥石21が接触する。ツルーイング砥石21を矢印(7)のように回転させると共に回転工具13を矢印(8)のように回転させる。
次に逃げ面が形成されるメカニズムについて拡大図に基づいて説明する。
図4は、図3における砥粒19とツルーイング砥石21の接触部の拡大図である。
図4に示されるように、砥粒19はツルーイング砥石21に対して斜めに接触し、ツルーイング砥石21の径は砥粒19に対して十分に大きいので、接触面20は、平面となり、砥粒19に斜めの平滑面20(逃げ面20)が形成される。その結果、回転工具13の円周上に配置された複数の砥石10の砥粒19に略同一で高精度の逃げ面20を一度に形成することができる。
次に砥石定位置へ砥石を付け替える工程について説明する。
図5(a)に示されるように、固定具25を外し、砥石10を矢印(11)のように前後方向に反転させる。固定具25を外す前は、図5(b)に示されるように、砥粒19は回転工具13の法線14から距離L1だけオフセットされた位置にある。
図5(c)に示されるように、固定具25で、砥石10を回転工具13に固定する。このとき、図5(d)に示されるように、砥粒19は回転工具13の法線14上に配置される。そして、被加工物を研削する場合は、回転工具13を矢印(12)のように回転させる。
図6に示されるように、先ず、砥粒19を法線(図5(b)、符号14)からオフセットさせた状態で、相互回転によるツルーイングにより、斜めの平滑面20(逃げ面20)が形成された砥粒19を、砥石10の付け替えにより、法線14上に反転して配置することで、被加工物31に対して所定の逃げ角をもった逃げ面20を有する状態で、研削することが可能になる。このとき、それにより、研削抵抗を低減させることができる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。なお、図5に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図7(a)に示されるように、砥石10の本体部28に設けられた固定用穴27は長穴である。
逃げ面を付ける工程では、図7(b)に示されるように、砥粒19は回転工具13の法線14からオフセットされた位置にある。ツルーイング砥石21を矢印(14)のように回転させると共に回転工具13を矢印(15)のように回転させることで、図4の拡大図に示すように、砥粒19に逃げ面20が付けられる。砥粒19はツルーイング砥石21に対して斜めに接触し、ツルーイング砥石21の径は砥粒19に対して十分に大きいので、接触面20は、平面となり、砥粒19に斜めの平滑面20(逃げ面20)が形成される。その結果、回転工具13の円周上に配置された複数の砥石10の砥粒19に略同一で高精度の逃げ面20を一度に形成することができる。
砥石定位置へ砥石を付け替える工程では、図7(a)に示した固定具25を緩め、砥石10を矢印(16)のように移動させる。
図7(b)に示されるように、砥石ポケット12の端部32と砥石10の間にスペーサ33を配置し、固定具25で砥石10を回転工具13に固定する。その結果、斜めの平滑面20(逃げ面20)が形成された砥粒19を、スライドさせて、法線14上に配置することで、被加工物に対して逃げ角を有する逃げ面20をもった状態で研削することができる。
研削時は、図7(d)に示されるように、回転工具13を矢印(17)の向きに回転させる。この際、砥石10は回転工具13の回転方向と反対の方向に抵抗を受けるがスペーサ33があるので、砥石10の位置がずれることはない。
次に実施例2の砥石10について詳細に説明する。
図8(a)は固定用穴27が長穴27の場合を説明する図である。固定用穴27は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17に直交する長穴27である。固定具(図7、符号25)を緩め、砥石10を回転工具(図7、符号13)に対してスライドさせ、固定具25により固定することで、ツルーイングする位置と被加工物を切削する位置とを位置替えすることができる。
次に図8(a)の別形態について説明する。
図8(b)は固定用穴27が複数の穴27の場合を説明する図である。固定用穴27は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17に直交する方向に直列に並んでいる複数の穴27である。固定具25を外し、砥石10を回転工具(図7、符号13)に対してスライドさせ、固定具25異なる固定用穴27に挿通させて固定することで、ツルーイングする位置と被加工物を切削する位置とを位置替えすることができる。
次に、本発明の実施例3を図面に基づいて説明する。なお、図8に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図9(a)は固定用穴27が長穴27の場合を説明する図である。固定用穴27は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17に直交する長穴27である。長穴27の長さ方向中心37が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17から一定距離オフセットしている。固定具(図7、符号25)を緩め、砥石10を回転工具(図7、符号13)に対してスライドさせ、固定具25により固定することで、ツルーイングする位置と被加工物を切削する位置とを位置替えすることができる。また、固定具25を取り外し、回転工具13に対して砥石10を前後方向に反転させて固定具25で固定することで、ツルーイングする位置と被加工物を切削する位置とを位置替えすることもできる。
次に図9(a)の別形態について説明する。
図9(b)は固定用穴27が複数の穴27の場合を説明する図である。固定用穴27は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17に直交する方向に直列に並んでいる複数の穴27である。複数の穴の並び方向中心が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線38から一定距離オフセットしている。固定具25を外し、砥石10を回転工具(図7、符号13)に対してスライドさせ、固定具25異なる固定用穴27に挿通させて固定することで、ツルーイングする位置と被加工物を切削する位置とを位置替えすることができる。また、固定具25を取り外し、回転工具13に対して砥石10を前後方向に反転させて固定具25で固定することで、ツルーイングする位置と被加工物を切削する位置とを位置替えすることもできる。
以上に述べた内容をまとめて以下に記載する。
上記の図2、7に示されるように、回転軸に設けられた円柱状の回転工具13に形成されている少なくとも1個の砥石ポケット12に取り付けられる砥石10において、この砥石10は、回転軸の軸線26に沿って延びて砥粒19が接合される砥粒接合部18と、回転軸の軸線26に平行に一列に並べられた形態で砥粒接合部18に接合されている砥粒19と、砥粒接合部18を回転工具13に固定する固定具25と、砥粒接合部18に設けられ固定具25を通す固定用穴27と、からなり、砥粒19が回転工具13の法線14上位置からこの法線14よりオフセットした位置へ、位置替えできるように固定用穴27が形成されている。
この構成により、回転工具13の法線14上からオフセットした位置に砥粒19が配置された状態で、ツルーイング砥石21と回転工具13を相互回転し、ツルーイングにより砥粒19を研削するので、容易に全ての砥石10(砥粒19)に高精度な逃げ角を有する逃げ面20を成形することができる。
加えて、従来のツルーイングでは、法線上の砥粒19が、法線14と直角に交わる平面と平行にフラットに面付けされる。この点、本発明では、回転工具13の法線14上からオフセットされた状態でツルーイングにより面付けされた砥粒19を、回転工具13の法線14上に位置するように元の位置に位置替えすることで、砥粒19に逃げ面20が付いている。すなわち、位置決め精度や、再現精度が向上させ、容易な方法で複数の砥粒19に均一な逃げ角を有する逃げ面20を成形できる。
さらに、回転工具13を高速回転させることで、回転工具13の円周上に設けられた複数の砥粒19全てに、均一で高精度な逃げ面20を短時間で成形することができる。
上記の図2に示されるように、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17から一定距離オフセットした所に引かれたオフセット線29上に、固定用穴27が設けられている。
この構成により、回転工具13から砥石10を外し、前後に反転させるだけなので、容易に砥粒19を回転工具19の法線14上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
上記の図8(a)に示されるように、固定用穴27は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17に直交する方向に延びる長穴27である。
この構成により、固定具25を緩めた状態で、砥石10をスライドさせるので、容易に砥粒19を回転工具13の法線14上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
上記の図9(a)に示されるように、長穴の長さ方向中心37が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17から一定距離オフセットしている。
この構成により、回転工具13から砥石10を外し前後に反転させる方法でも、固定具25を緩めた状態で砥石10をスライドさせる方法でも、容易に砥粒19を回転工具13の法線14上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
上記の図8(b)に示されるように、固定用穴27は、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17に直交する方向に直列に並んでいる複数の穴27である。
この構成により、回転工具13から砥石10を外して位置をスライドさせ、異なる穴27に固定具25を挿通して砥石10を固定するだけであるので、容易に砥粒19を回転工具13の法線14上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
上記の図9(b)に示されるように、複数の穴の並び方向中心38が、一列に並べられた砥粒の中心を通る線17から一定距離オフセットしている。
この構成により、回転工具13から砥石10を外し前後に反転させる方法でも、回転工具13から砥石10を外して位置をスライドさせ異なる穴27に固定具25を挿通して砥石10を固定する方法でも、容易に砥粒19を回転工具13の法線14上からオフセットされた位置に位置替えすることができる。
上記の図7に示されるように、請求項1記載の砥石10を準備する工程と、砥石10を切削に供するときの砥石定位置から平行移動によりオフセットした位置に、砥石10を移動し回転工具13に固定する工程と、ツルーイング砥石21で、砥粒19に逃げ面20を付ける工程と、砥石定位置へ砥石10を付け替える工程と、からなる。
この構成により、長穴27は、回転工具13の法線14上及び法線からオフセットした位置に砥粒19が配置できるように、反転又は平行移動を可能にする。砥粒19を、法線14からオフセットさせた状態で、回転工具13とツルーイング砥石21を相互回転し、接触させ、全砥粒19に均一な斜めの平滑面20(逃げ面20)を形成した上で、砥石20を取付直し、砥粒19が法線14上に配置されるようにすることで、回転工具13を高速回転させることで、回転工具13の円周上に設けられた複数の砥粒19全てに、均一で高精度な逃げ面20を短時間で成形することができる。
さらに、砥石10を切削に供するときの砥石定位置から平行移動によりオフセットするだけであるので、容易にツルーイングを行うことができる。
上記の図2、図5に示したように、請求項1記載の砥石10を準備する工程と、砥石10を切削に供するときの砥石定位置からオフセットした位置に、砥石10を前後方向に反転させて回転工具13に固定する工程と、ツルーイング砥石21で、砥粒19に逃げ面20を付ける工程と、砥石定位置へ砥石10を付け替える工程と、からなる。
この構成により、特別な付帯設備が必要ないので、設備のコストダウンを図ることができる。さらに、砥石10を反転させるだけなので、砥石10を回転工具13に固定する工程の工数の低減を図ることができる。
尚、本発明の回転工具13は、砥石10を4列設けたが、これに限定されず、8列など、被加工物や研削条件に応じて適宜変更しても差し支えない。
本発明の砥石は、所定の逃げ角の逃げ面を有する砥粒の逃げ面成形方法に好適である。
10…砥石、12…砥石ポケット、13…回転工具、14…法線、15…砥石ポケットの底面、16…砥石ポケットの側面、17…砥粒の中心を通る線、18…母材、19…砥粒、20…逃げ面(平滑面)、21…ツルーイング砥石、25…固定具、26…軸線、27…固定用穴(長穴)、28…本体部、29…オフセット線、31…被加工物、37…長穴の長さ方向中心、38…複数の穴の並び方向中心。

Claims (8)

  1. 回転軸に設けられた円柱状の回転工具に形成されている少なくとも1個の砥石ポケットに取り付けられる砥石において、
    この砥石は、前記回転軸の軸線に沿って延びて砥粒が接合される砥粒接合部と、前記回転軸の軸線に平行に一列に並べられた形態で前記砥粒接合部に接合されている前記砥粒と、前記砥粒接合部を前記回転工具に固定する固定具と、前記砥粒接合部に設けられ前記固定具を通す固定用穴と、からなり、
    前記砥粒の全てに同一な所定の角度の逃げ角を有する逃げ面が形成されており、
    前記砥粒が前記回転工具の法線上位置からこの法線よりオフセットした位置へ、位置替えできるように前記固定用穴が形成されていることを特徴とする砥石。
  2. 前記一列に並べられた前記砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットした所に引かれたオフセット線上に、前記固定用穴が設けられていることを特徴とする請求項1記載の砥石。
  3. 前記固定用穴は、前記一列に並べられた前記砥粒の中心を通る線に直交する方向に延びる長穴であることを特徴とする請求項1記載の砥石。
  4. 前記長穴の長さ方向中心が、前記一列に並べられた前記砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしていることを特徴とする請求項3記載の砥石。
  5. 前記固定用穴は、前記一列に並べられた前記砥粒の中心を通る線に直交する方向に直列に並んでいる複数の穴であることを特徴とする請求項1記載の砥石。
  6. 前記複数の穴の並び方向中心が、前記一列に並べられた前記砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしていることを特徴とする請求項5記載の砥石。
  7. 回転軸に設けられた円柱状の回転工具に形成されている少なくとも1個の砥石ポケットに取り付けられる砥石であって、
    この砥石は、前記回転軸の軸線に沿って延びて砥粒が接合される砥粒接合部と、前記回転軸の軸線に平行に一列に並べられた形態で前記砥粒接合部に接合されている前記砥粒と、前記砥粒接合部を前記回転工具に固定する固定具と、前記砥粒接合部に設けられ前記固定具を通す固定用穴と、からなり、
    前記砥粒が前記回転工具の法線上位置からこの法線よりオフセットした位置へ、位置替えできるように前記固定用穴が形成され、
    前記固定用穴は、前記一列に並べられた前記砥粒の中心を通る線に直交する方向に延びる長穴であり、
    前記長穴の長さ方向中心が、前記一列に並べられた前記砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしている砥石を準備する工程と、
    前記砥石を切削に供するときの砥石定位置から平行移動によりオフセットした位置に、前記砥石を移動し前記回転工具に固定する工程と、
    ルーイング砥石で、前記砥粒の全てに同一な所定の角度の逃げ角を有する逃げ面を付ける工程と、
    前記砥石定位置へ前記砥石を付け替える工程と、からなることを特徴とする砥石を用いた砥粒の逃げ面成形方法。
  8. 回転軸に設けられた円柱状の回転工具に形成されている少なくとも1個の砥石ポケットに取り付けられる砥石であって、
    この砥石は、前記回転軸の軸線に沿って延びて砥粒が接合される砥粒接合部と、前記回転軸の軸線に平行に一列に並べられた形態で前記砥粒接合部に接合されている前記砥粒と、前記砥粒接合部を前記回転工具に固定する固定具と、前記砥粒接合部に設けられ前記固定具を通す固定用穴と、からなり、
    前記砥粒が前記回転工具の法線上位置からこの法線よりオフセットした位置へ、位置替えできるように前記固定用穴が形成され、
    前記固定用穴は、前記一列に並べられた前記砥粒の中心を通る線に直交する方向に直列に並んでいる複数の穴であり、
    前記複数の穴の並び方向中心が、前記一列に並べられた前記砥粒の中心を通る線から一定距離オフセットしている砥石を準備する工程と、
    前記砥石を切削に供するときの砥石定位置からオフセットした位置に、前記砥石を前後方向に反転させて前記回転工具に固定する工程と、
    ルーイング砥石で、前記砥粒の全てに同一な所定の角度の逃げ角を有する逃げ面を付ける工程と、
    前記砥石定位置へ前記砥石を付け替える工程と、からなることを特徴とする砥石を用いた砥粒の逃げ面成形方法。
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