JP6668132B2 - 料金自動収受機、料金収受設備、料金自動収受機の制御方法及びプログラム - Google Patents

料金自動収受機、料金収受設備、料金自動収受機の制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、料金自動収受機、料金収受設備、料金自動収受機の制御方法及びプログラムに関する。
高速道路等の有料道路における料金所では、走行する車両から利用料金を自動で精算(収受)する料金自動収受機が設置されている場合がある。利用者が料金自動収受機に通行券等の媒体を差し込むと、その媒体に記憶された利用者の入口情報、車種情報等から、各利用者の支払うべき料金が自動的に計算される(例えば、特許文献1参照)。
また、料金自動収受機が設置されている車線の下流側には、一般に、車両の一時停止、発進を指示するための発進制御機が設置されている。料金収受処理が完了していない場合、発進制御機の阻止棒が下りて車線を閉塞し、車両の運転者に対し一時停止、及び、料金自動収受機を通じての料金の収受を促す。また、料金の収受が完了した場合には、発進制御機の阻止棒が上がって車線を開放し、車両の運転者に対し発進、及び、料金収受エリアからの退出を促す。
また、一般に、上述の発進制御機の更に下流側には、車両の車体を検知可能な車両検知器が設置されている。発進制御機は、当該下流側に設置された車両検知器による車体の検知がなくなったことをもって車両が料金収受エリアから退出したと認識し、阻止棒を下ろす。また、料金自動収受機は、当該下流側に設置された車両検知器による車体の検知がなくなったことをもって車両が料金収受エリアから退出したと認識し、次に到来する車両の待ち受け処理に移行する。
特開2008−217152号公報
上述のような料金自動収受機が設置された料金収受エリアにおいて、料金収受処理が完了しない状態(阻止棒が下りた状態)のまま、車両が当該料金収受エリアを強行的に退出する事象(強行突破)が発生する場合が想定される。この場合、車体との接触により阻止棒が折れ曲がり(すなわちリリース状態になって)、当該阻止棒がその下流側に設置された車両検知器の光軸(発光素子、受光素子の対を結ぶ光線)を遮光することが考えられる。
阻止棒により光軸が遮光されたままになると、車両検知器は、車体を検知していることを示す検知信号を常に出力し続けるため、料金自動収受機は、車両が未だ車両検知器の設置箇所に存在しているものと誤認識する。このように、料金自動収受機は、強行突破発生以降において、料金収受処理を行った車両が料金収受エリアを退出したか否かを正しく判別することができなくなるため、強行突破の発生以降は、阻止棒が修繕されて光軸の遮光が解除されるまでサービスの提供(料金収受処理)を行うことができない。
本発明の目的は、料金収受処理が完了しないまま料金収受エリアを退出する強行突破が発生した後も、引き続き、後続の車両に対してサービスの提供を継続可能な料金自動収受機、料金収受設備、料金自動収受機の制御方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様によれば、料金自動収受機は、料金収受エリア(L)を走行する車両(A)から料金を収受する料金自動収受機(10)であって、前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車軸を検知する下流側踏板(31)、及び、前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車体を検知する下流側車両検知器(30)の各々から検知信号を受け付ける検知信号受付部(101)と、到来した車両に対する料金収受処理を行い、当該料金収受処理を完了した車両が前記料金収受エリアから退出した場合に、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける料金収受処理部(102)と、前記下流側踏板及び前記下流側車両検知器の各々からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定する退出判定部(107)と、料金収受処理が完了していない状態で前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じたと判定する収受異常判定部(105)と、を備え、前記退出判定部は、料金収受処理に前記異常が生じた場合には、前記下流側車両検知器からの検知信号を用いずに、前記下流側踏板からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定する。
このようにすることで、退出判定部は、阻止棒によって下流側車両検知器の光軸が遮光されていた場合であっても、下流側車両検知器からの検知信号を用いずに、下流側踏板からの検知信号に基づいて車両が料金収受エリアから退出したことを検知することができる。これにより、下流側車両検知器が阻止棒を検知し続けていたとしても、車両の退出を検知することができる。
また、車両の退出が検知されれば、次の車両に対する料金収受処理を待ち受けることができる。したがって、強行突破が発生した後も、引き続き、後続の車両に対してサービスの提供を継続することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記退出判定部は、料金収受処理が完了した後における最初の前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、車両が前記料金収受エリアから退出したと判定する。
このようにすることで、料金収受エリアに進入した車両は常に料金収受処理を行うという前提の下で、下流側踏板からの検知信号を用いて、料金収受処理後の車両の退出を精度良く検知することができる。
また、本発明の一態様によれば、上述の料金自動収受機は、前記料金収受エリアを走行する車両の車軸数を取得する車軸数取得部(108)を更に備え、前記退出判定部は、前記車軸数取得部による車軸数の取得結果と同じ回数だけ前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、車両が前記料金収受エリアから退出したと判定する。
このようにすることで、仮に強行突破した車両の後に到来する車両が料金収受処理を完了しないまま料金収受エリアを退出した場合であっても、当該車両が退出したことを検知することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記検知信号受付部は、更に、前記料金自動収受機よりも車線上流側に設置され、通過する車両の車軸を検知する上流側踏板(21)、及び、前記料金自動収受機よりも車線上流側に設置され、通過する車両の車体を検知する上流側車両検知器(20)の各々から検知信号を受け付け、前記車軸数取得部は、前記上流側踏板及び前記上流側車両検知器の各々からの検知信号に基づいて前記通過する車両の車軸数を計数して取得する。
このようにすることで、車両の料金収受エリアへの進入の段階で当該車両に対する車軸数を精度良く取得することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記退出判定部は、管理者の操作に応じて出力される異常解除指示信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じる前の判定処理に復帰する。
このようにすることで、阻止棒が正規の位置に戻された場合に、管理者の操作を通じて、直ちに通常の判定処理に復帰することができる。
また、本発明の一態様によれば、前記料金収受処理部は、料金収受処理を完了していない状態において、管理者の操作に応じて出力される次車両待ち受け指示信号を受け付けた場合に、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける。
このようにすることで、強行突破した車両の後に到来した車両が料金収受処理を途中まで進めた状態で退出した場合であっても、管理者の判断により、次に到来する車両を待ち受けることができる。
また、本発明の一態様によれば、料金収受設備は、上述の料金自動収受機と、前記下流側踏板と、前記下流側車両検知器と、前記料金自動収受機よりも車線下流側、かつ、前記下流側車両検知器よりも車線上流側に設置され、阻止棒(32a)の動作により車両に対して停止及び発進を指示する発進制御機(32)と、を備える。
また、本発明の一態様によれば、料金自動収受機の制御方法は、料金収受エリアを走行する車両から料金を収受する料金自動収受機の制御方法であって、前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車軸を検知する下流側踏板、及び、前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車体を検知する下流側車両検知器の各々から検知信号を受け付けるステップと、到来した車両に対する料金収受処理を行うステップと、前記下流側踏板及び前記下流側車両検知器の各々からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定するステップと、当該料金収受処理を完了した車両が前記料金収受エリアから退出した場合に、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受けるステップと、料金収受処理が完了していない状態で前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じたと判定するステップと、料金収受処理に前記異常が生じた場合には、前記下流側車両検知器からの検知信号を用いずに、前記下流側踏板からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定するステップと、を有する。
また、本発明の一態様によれば、プログラムは、料金収受エリアを走行する車両から料金を収受する料金自動収受機のコンピュータを、前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車軸を検知する下流側踏板、及び、前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車体を検知する下流側車両検知器の各々から検知信号を受け付ける検知信号受付部、到来した車両に対する料金収受処理を行い、当該料金収受処理を完了した車両が前記料金収受エリアから退出した場合に、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける料金収受処理部、前記下流側踏板及び前記下流側車両検知器の各々からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定する退出判定部、料金収受処理が完了していない状態で前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じたと判定する収受異常判定部、として機能させ、前記退出判定部は、料金収受処理に前記異常が生じた場合には、前記下流側車両検知器からの検知信号を用いずに、前記下流側踏板からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定する。
上述の料金自動収受機、料金収受設備、料金自動収受機の制御方法及びプログラムによれば、料金収受処理が完了しないまま料金収受エリアを退出する強行突破が発生した後も、引き続き、後続の車両に対してサービスの提供を継続することができる。
第1の実施形態に係る料金収受設備の全体構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料金収受設備の機能構成を示す図である。 第1の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す第1の図である。 第1の実施形態に係る収受異常判定部の機能を説明する第1の図である。 第1の実施形態に係る収受異常判定部の機能を説明する第2の図である。 第1の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す第2の図である。 第1の実施形態に係る料金自動収受機の異常発生後における処理を説明する第1の図である。 第1の実施形態に係る料金自動収受機の異常発生後における処理を説明する第2の図である。 第1の実施形態に係る料金自動収受機の異常発生後における処理を説明する第3の図である。 第1の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す第3の図である。 第2の実施形態に係る料金収受設備の機能構成を示す図である。 第2の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す図である。 第3の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す図である。 第3の実施形態に係る料金始動収受機の次車両待ち受け処理を説明する第1の図である。 第3の実施形態に係る料金始動収受機の次車両待ち受け処理を説明する第2の図である。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態に係る料金収受設備及び料金自動収受機について、図1〜図10を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、第1の実施形態に係る料金収受設備の全体構成を示す図である。
図1に示す料金収受設備1は、高速道路の出口料金所における車線上の所定領域(具体的には、車線上の上流側車両検知器20から下流側車両検知器30までのエリア)である料金収受エリアLに設置されている。以下、図1に示す料金収受エリアLにおいて、車両Aが進入する側(−X方向側)を「車線上流側」、車両Aが退出する側(+X方向側)を「車線下流側」と表記して説明する。
料金収受設備1は、料金自動収受機10と、上流側車両検知器20と、上流側踏板21と、下流側車両検知器30と、下流側踏板31と、発進制御機32と、監視カメラ33と、を備えている。
料金自動収受機10は、料金収受エリアLの路側に設置され、料金収受エリアLを走行する車両Aから高速道路の利用料金を自動で収受する。料金自動収受機10は、操作パネル11a、11b(以下、これらを総称して操作パネル11とも表記する。)を有している。車両Aの運転者は、料金自動収受機10の設置位置に一時停止し、操作パネル11a、11bのうち車両高さに応じたいずれかを通じて料金の支払いを行う。
上流側車両検知器20は、料金自動収受機10よりも車線上流側に設置され、当該設置位置における車両Aの車体の存在を検知する。具体的には、上流側車両検知器20は、料金収受エリアLの路側の一方側(例えば−Y方向側)に配置された投光素子(LED素子等)と、料金収受エリアLの路側の他方側(例えば+Y方向側)に配置された受光素子(受光センサ)と、を有している。上流側車両検知器20は、一対の投光素子と受光素子との間を車線幅方向(±Y方向)に結ぶ光線(以下、光軸とも表記する。)が車両Aの車体により遮光された場合に、当該車体が存在することを示す検知信号を出力する。
上流側踏板21は、料金自動収受機10よりも車線上流側(上流側車両検知器20と同じ位置)であって料金収受エリアLの車線幅方向(±Y方向)に伸びるように路面上に設置され、当該設置位置における車両Aの車軸及び進退方向を検知する。具体的には、上流側踏板21は、内部に押圧センサを有しており、車両Aのタイヤによる踏み付けに応じた検知信号を出力する。また、上記押圧センサは、上流側踏板21の内部において、車線方向(±X方向)に複数並べて配置されている。これにより、複数の押圧センサの各々においてタイヤによる踏み付けが検知された順序に基づいて、車両Aの進退方向(前進しているか、後退(バック)しているか)を識別することができる。
下流側車両検知器30は、料金自動収受機10よりも車線下流側に設置され、当該設置位置における車両Aの車体の存在を検知する。下流側車両検知器30の具体的な構成は、上流側車両検知器20と同様であるため、説明を省略する。
下流側踏板31は、料金自動収受機10よりも車線下流側(下流側車両検知器30と同じ位置)であって料金収受エリアLの車線幅方向に伸びるように路面上に設置され、当該設置位置における車両Aの車軸及び進退方向を検知する。下流側踏板31の具体的な構成は、上流側踏板21と同様であるため、説明を省略する。
発進制御機32は、料金自動収受機10よりも車線下流側、かつ、下流側車両検知器30よりも車線上流側に設置されている。発進制御機32は、阻止棒32aの昇降動作により車両Aに対して一時停止及び発進を指示する。
監視カメラ33は、料金自動収受機10の周辺が映されるように配置された監視カメラである。監視カメラ33が映す映像は、後述する監視盤40にて表示される。
監視盤40は、料金収受エリアLから離れた場所であって、料金収受設備1の管理者(監視員)が駐在する料金所事務所Rに設置されている。監視盤40には、監視カメラ33による映像が表示される。また、監視盤40は、監視員の所定の入力操作を受け付けて、当該操作に応じた各種信号(後述)を料金自動収受機10に出力する。
(機能構成)
図2は、第1の実施形態に係る料金収受設備の機能構成を示す図である。
図2に示すように、料金自動収受機10は、CPU100と、操作パネル11と、接続インターフェイス116と、通信インターフェイス117と、を備えている。
CPU100は、料金自動収受機10の動作全体を司るプロセッサであって、読み込まれた所定のプログラムに従って動作する。CPU100が有する機能の詳細については後述する。
操作パネル11は、利用者から料金収受処理に必要な各種媒体(通行券、ICカード、現金等)を受け付ける。
操作パネル11は、通行券挿入口110と、カード挿入口111と、紙幣挿入口112と、硬貨投入口113と、釣銭排出口114と、LCD(液晶ディスプレイ)115と、を有している。
通行券挿入口110は、利用者から、入口情報(利用者が高速道路に入場する際に利用した入口料金所を示す情報)等が記録された通行券を受け付ける挿入口である。なお、通行券は、通常、利用者が入口料金所にて発行される。
カード挿入口111は、利用者がICカード(クレジットカード等)による支払を希望する場合に、利用者から当該ICカードを受け付ける挿入口である。
紙幣挿入口112は、利用者が現金による支払を希望する場合に、利用者から紙幣を受け付ける挿入口である。
硬貨投入口113は、利用者が現金による支払を希望する場合に、利用者から硬貨の投入を受け付ける投入口である。
釣銭排出口114は、支払料金よりも大きい額の現金が挿入(投入)された場合に、支払料金との差額(釣銭)を排出する排出口である。なお、釣銭排出口114は、紙幣を排出する排出口と、硬貨を排出する排出口(受け皿等)と、をそれぞれ有する態様であってもよい。
LCD115は、利用者に対し、料金収受処理(操作パネル11の操作手順)の案内を表示する。例えば、LCD115は、到来した直後の利用者に対して通行券の挿入を促す表示、通行券挿入後に支払料金が確定した場合にはその支払額、及び、現金又はICカードのいずれかで支払うことができる旨等を表示する。
なお、料金自動収受機の典型的な例として、操作パネル11は、更に、領収書の発行を要求するための領収書ボタン、当該領収書を排出する領収書排出口、障害者割引の適用を受ける際に操作される障害者用レバー等が設けられていてもよい。また、操作パネル11は、通話機能部(スピーカ、マイク等)を有し、利用者が、料金所事務所Rに駐在する監視員と所望に通話できるようにされていてもよい。
接続インターフェイス116は、料金自動収受機10と、料金収受設備1を構成する他の構成機器(上流側車両検知器20、上流側踏板21、下流側車両検知器30、下流側踏板31及び発進制御機32)と、を接続する接続インターフェイスである。
また、通信インターフェイス117は、料金自動収受機10と料金所事務所Rに設置された監視盤40との通信を可能とする通信インターフェイスである。
次に、CPU100が有する各種機能について説明する。
図2に示すように、CPU100は、検知信号受付部101、料金収受処理部102、進入判定部103、収受完了判定部104、収受異常判定部105、発進処理部106及び退出判定部107としての機能を発揮する。
検知信号受付部101は、接続インターフェイス116を通じて、上流側車両検知器20、上流側踏板21、下流側車両検知器30及び下流側踏板31の各々から検知信号の入力を受け付ける。
料金収受処理部102は、到来した車両A(図1)に対する料金収受処理を行う。料金収受処理部102が行う料金収受処理の詳細については後述する。
料金収受処理部102は、料金収受エリアLに料金収受処理の対象とする車両が存在しない間は、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける「待ち受け状態」にある。
料金収受処理部102は、「待ち受け状態」にあって、かつ、進入判定部103(後述)により車両Aが料金収受エリアLに進入したと判定された場合には、「待ち受け状態」から「収受処理状態」に移行して、到来した車両Aに対する料金収受処理を開始する。
また、料金収受処理部102は、退出判定部107(後述)により料金収受処理を完了した車両Aが料金収受エリアLから退出したと判定された場合には、「収受処理状態」から「待ち受け状態」に移行して、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける。
進入判定部103は、上流側車両検知器20及び上流側踏板21の各々からの各種検知信号に基づいて車両Aが料金収受エリアLに進入したか否かを判定する。
収受完了判定部104は、料金収受処理部102による、車両Aに対する料金収受処理が完了したか否かを判定する。
収受異常判定部105は、料金収受処理が完了していない状態(料金収受処理部102が「収受処理状態」にある状態)で、下流側踏板31からの検知信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じたと判定する。
発進処理部106は、発進制御機32の阻止棒32a(図1)の昇降動作を制御する。
具体的には、退出判定部107(後述)により車両Aが料金収受エリアLから退出したと判定された場合には、発進処理部106は、阻止棒32aを下ろして料金収受エリアLを閉塞する。
また、収受完了判定部104により車両Aの料金収受処理が完了したと判定された場合には、発進処理部106は、阻止棒32aを上げて料金収受エリアLを開放する。
退出判定部107は、通常運転時においては、下流側車両検知器30及び下流側踏板31の各々からの各種検知信号に基づいて車両Aが料金収受エリアLから退出したか否かを判定する。
また、退出判定部107は、料金収受処理に異常が生じた場合(収受異常判定部105が料金収受処理に異常が生じたと判定した以降)には、下流側車両検知器30からの検知信号を用いずに、下流側踏板31からの検知信号に基づいて車両Aが料金収受エリアLから退出したか否かを判定する。
(料金自動収受機の処理フロー)
図3は、第1の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す第1の図である。
図3に示す処理フローは、料金自動収受機10の通常運転時における一般的な処理の流れを示している。
まず、料金収受処理部102は、次に到来する車両への料金収受処理の開始を待ち受ける「待ち受け状態」にある(ステップS001)。
料金収受処理部102が「待ち受け状態」にある間、進入判定部103は、上流側車両検知器20及び上流側踏板21の各々からの検知信号に基づいて、車両A(図1)が料金収受エリアL(図1)へ進入したか否かを判定する(ステップS002)。
具体的には、進入判定部103は、上流側車両検知器20から検知信号を受け付けていない状態(車体が存在しない状態)から受け付ける状態(車体が存在する)に移行し、続いて、検知信号を受け付ける状態から受け付けない状態に移行したことをもって車両Aが料金収受エリアLに進入したものと判定する。ただし、進入判定部103は、更に、上流側車両検知器20から検知信号を受け付けている間に取得される上流側踏板21からの検知信号より、車両Aが常に前進していると判断されることを条件とする。
進入判定部103が、車両Aが料金収受エリアLへ進入したと判定していない場合(ステップS002:NO)、料金収受処理部102は、「待ち受け状態」(ステップS001)を維持する。
他方、進入判定部103が、車両Aが料金収受エリアLへ進入したと判定した場合(ステップS002:YES)、料金収受処理部102は、「収受処理状態」に移行して、当該車両Aに対する料金収受処理を開始する(ステップS003)。
次に、料金収受処理部102は、利用者(車両A)に対する料金収受処理を実行する(ステップS004)。ここで、料金収受処理部102が利用者に対して行う料金収受処理の典型的な流れを以下に説明する。
料金収受処理部102は、ある車両Aに対する料金収受処理を開始した場合に、まず、通行券挿入口110(図2)のシャッターの開動作を行う。また、この際、料金収受処理部102は、LCD115(図2)を通じて、利用者に対し、通行券挿入口110への通行券の挿入を求める。
利用者が通行券挿入口110に通行券を挿入すると、料金収受処理部102は、通行券に記録された入口情報、車種情報等を読み取って、当該入口情報、車種情報等に応じて定められた支払料金を特定する。そして、料金収受処理部102は、特定された支払料金の額を、LCD115を通じて利用者に通知する。この際、料金収受処理部102は、ICカードを用いて支払いを行う場合はカード挿入口111(図2)にICカードを挿入する旨、及び、現金を用いて支払いを行う場合は紙幣挿入口112、硬貨投入口113(図2)に現金を挿入(投入)する旨を表示して手続きを案内する。
ICカードが挿入された場合、料金収受処理部102は、当該ICカードに記録された個人識別情報、利用履歴情報等の読み取り処理、及び、支払料金等を示す明細情報、新たな利用履歴情報等の書き込み処理を行う。料金収受処理部102は、ICカードに対する上述の読み取り処理、書き込み処理が完了した場合には、当該ICカードをカード挿入口111から排出する。
他方、現金が挿入(投入)された場合、料金収受処理部102は、当該挿入(投入)された現金の合計額を算出し、上記特定された支払料金に達しているか否かを判定する。支払料金に達している場合には、必要に応じて、釣銭排出口114(図2)から差額(釣銭)を排出する処理を行う。
料金収受処理部102が車両Aに対する料金収受処理を行っている間(ステップS004)、収受完了判定部104は、当該車両Aに対する料金収受処理が完了したか否かを判定する(ステップS005)。
例えば、料金収受処理(ステップS004)において利用者がICカードによる支払を選択した場合には、収受完了判定部104は、カード挿入口111から排出されたICカードが利用者によって抜き取られた時点で料金収受処理が完了したものと判定する。また、料金収受処理において利用者が現金による支払を選択した場合には、収受完了判定部104は、支払料金と同額の現金が挿入(投入)された時点、又は、支払料金を上回る額の現金が挿入(投入)され、かつ、釣銭排出口114から排出された釣銭(紙幣)が抜き取られた時点で料金収受処理が完了したものと判定する。
収受完了判定部104により車両Aに対する料金収受処理が完了したと判定された場合(ステップS005:YES)、発進処理部106は、発進制御機32の阻止棒32a(図1)を上げて料金収受エリアLを開放する(ステップS006)。これにより、料金収受処理が完了した後、車両Aが料金収受エリアLを退出することができる。
料金収受エリアLが開放された後、退出判定部107は、下流側車両検知器30及び下流側踏板31の各々からの検知信号に基づいて、車両Aが料金収受エリアLから退出したか否かを判定する(ステップS007)。
具体的には、退出判定部107は、下流側車両検知器30から検知信号を受け付けていない状態(車体が存在しない状態)から受け付ける状態(車体が存在する)に移行し、続いて、同検知信号を受け付ける状態から受け付けない状態に移行したことをもって車両Aが料金収受エリアLから退出したものと判定する。ただし、退出判定部107は、更に、下流側車両検知器30から検知信号を受け付けている間に取得される下流側踏板31からの検知信号より、車両Aが常に前進していると判断されることを条件とする。
料金収受エリアLが開放された後は、料金収受処理部102及び発進処理部106は、退出判定部107により車両Aが退出したと判定されるまで待機する(ステップS007:NO)。
退出判定部107が、車両Aが料金収受エリアLから退出したと判定した場合(ステップS007:YES)、発進処理部106は、発進制御機32の阻止棒32aを下げて料金収受エリアLを閉塞する(ステップS008)。これにより、退出中の車両Aの車体に接触することなく安全に阻止棒32aを下げることができる。また、料金収受エリアLが閉塞されることで、次に到来する車両の走行を制限することができる。
また、料金収受処理部102は、車両Aが料金収受エリアLから退出したと判定された時点で、車両Aに対する料金収受処理を行っていた「収受処理状態」から「待ち受け状態」に移行して、次に到来する車両を待ち受ける(ステップS009)。
なお、収受完了判定部104が車両Aに対する料金収受処理が完了したと判定していない間(ステップS005:NO)、収受異常判定部105は、下流側踏板31による車両Aの一軸目の検知があったか否か(下流側踏板31から検知信号を受け付けたか否か)を判定する(ステップS010)。
ここで、下流側踏板31による車両Aの一軸目の検知がない場合(ステップS010:NO)、収受異常判定部105は、正規の収受処理がなされているものと判断してステップS004に戻る。
他方、下流側踏板31による車両Aの一軸目の検知があった場合(ステップS010:YES)、収受異常判定部105は、現在行われている料金収受処理に異常が発生したものと判定する(ステップS011)。
収受異常判定部105により異常が発生したと判定された場合、料金収受処理部102は、その時点で現在行っていた料金収受処理を強制的に終了し、直ちに「待ち受け状態」に移行する(ステップS009)。
(収受異常判定部の機能)
図4は、第1の実施形態に係る収受異常判定部の機能を説明する第1の図である。
また、図5は、第1の実施形態に係る収受異常判定部の機能を説明する第2の図である。
図3に示す処理フローにおいて、収受異常判定部105は、車両Aに対する料金収受処理が完了していない状態(ステップS005:NO)で、下流側踏板31による一軸目の検知があった場合(ステップS010:YES)に、料金収受処理に異常が発生したものと判定するものとして説明した。
ここで、図3に示す処理フローで説明したように、車両Aに対する料金収受処理が完了していない段階では、阻止棒32aは上がっておらず料金収受エリアLは閉塞されたままである。閉塞されているにもかかわらず、下流側踏板31から車両Aの一軸目が検知されたということは、車両Aは、阻止棒32aに接触しながら強行的に料金収受エリアLを退出したこと(強行突破)が推定される(図4参照)。以降の説明において、強行突破を行った車両Aを強行突破車両A1と表記して説明する。
本実施形態に係る発進制御機32の阻止棒32aは、安全面を考慮して、強行突破が発生した場合に、車線下流側にかかる力を受け流すように、車線下流側に折れ曲がる設計がなされている(図4参照)。
このように、収受異常判定部105は、上述の判定処理(ステップS010)を通じて、料金収受設備1において強行突破が発生し、阻止棒32aが車線下流側に折れ曲がった状態となったことを異常として検知する。
強行突破の発生により、阻止棒32aが車線下流側に折れ曲がると、当該阻止棒32aが、発進制御機32の下流側に設置された下流側車両検知器30の光軸を遮光し得る(図5参照)。下流側車両検知器30は、光軸が遮光されている限り、車体を検知していることを示す検知信号を出力するので、阻止棒32aが下流側車両検知器30の光軸を遮光している間は、退出判定部107は、車両Aが料金収受エリアLから退出したと判定しない(ステップS007:NO)。そのため、図3に示す処理フローでは、強行突破車両A1の後に到来する車両が料金収受処理を完了して退出した場合に、料金収受処理部102が「収受処理状態」から「待ち受け状態」に移行しないため、更に次に到来する車両についての料金収受処理が開始されない。
そこで、料金自動収受機10は、強行突破発生後(収受異常判定部105により料金収受処理の異常が検知された後)においては、以下に示す別途の処理フローを実行する。
(強行突破発生後における処理フロー)
図6は、第1の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す第2の図である。
また、図7〜図9は、それぞれ、第1の実施形態に係る料金自動収受機の強行突破発生後の処理を説明する第1の図〜第3の図である。
以下、料金自動収受機10の強行突破発生後(収受異常判定部105により料金収受処理の異常が検知された後)における処理の流れを図6に示すフローチャート及び図7〜図9に示す模式図を参照しながら説明する。
まず、料金収受処理部102は、強行突破発生後、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける「待ち受け状態」に移行している(ステップS101、図3のステップS009)。
料金収受処理部102が「待ち受け状態」にある間、進入判定部103は、通常運転時と同様に、車両A(図1)が料金収受エリアL(図1)へ進入したか否かを判定する(ステップS102)。
進入判定部103が、車両Aが料金収受エリアLへ進入したと判定しない間(ステップS102:NO)、料金収受処理部102は、「待ち受け状態」(ステップS101)を維持する。
他方、進入判定部103が、車両Aが料金収受エリアLへ進入したと判定した場合(ステップS102:YES)、料金収受処理部102は、「待ち受け状態」から「収受処理状態」に移行して、当該車両Aに対する料金収受処理を開始する(ステップS103)。
なお、ステップS103では、図7に示すように、強行突破車両A1(図4)の後に続く車両A(以下、後続車両A2とも表記する。)が料金収受エリアLに進入した段階にある。また、料金収受処理部102は、「収受処理状態」に移行し、当該車両A(後続車両A2)に対する料金収受処理を開始している。他方、発進制御機32の阻止棒32aは、強行突破車両A1による強行突破により車線下流側に折れ曲がっており、料金収受エリアLを閉塞していない。また、阻止棒32aは、下流側車両検知器30の光軸を遮光している。
次に、料金収受処理部102は、後続車両A2に対する料金収受処理を実行する(ステップS104)。後続車両A2に対する料金収受処理の内容は、通常運転時(図3のステップS004)と同様である。
料金収受処理部102が料金収受処理を行っている間、収受完了判定部104は、後続車両A2に対する料金収受処理が完了したか否かを判定する(ステップS105)。収受完了判定部104は、利用者による料金収受処理の完了操作(ICカードの抜き取り等)を検知するまで判定処理を継続する(ステップS105:NO)。
なお、ステップS104〜ステップS105では、図8に示すように、後続車両A2に搭乗する利用者が、料金自動収受機10の付近で一時停止して、現に料金収受処理を行っている段階にある。図7で説明したように、阻止棒32aは既に折れ曲がった状態にあるため、料金収受エリアLは開放されている。したがって、後続車両A2は、料金収受処理を完了した後は、発進制御機32による料金収受エリアLの開放を要することなく、所望に料金収受エリアLを退出することができる。
収受完了判定部104により後続車両A2に対する料金収受処理が完了したと判定された場合(ステップS105:YES)、次に、退出判定部107は、下流側踏板31からの検知信号を受け付けたか否かを判定する(ステップS106)。ここで、退出判定部107は、下流側踏板31により後続車両A2の一軸目が検知されるまで検知処理を継続する(ステップS106:NO)。
下流側踏板31により後続車両A2の一軸目の検知があった場合(ステップS106:YES)、退出判定部107は、後続車両A2が料金収受エリアLから退出したと判定する。即ち、退出判定部107は、強行突破発生後においては、料金収受処理が完了した後における最初の下流側踏板31からの検知信号を受け付けた場合に、車両A(後続車両A2)が料金収受エリアLから退出したと判定する。
料金収受処理部102は、後続車両A2が料金収受エリアLから退出したと判定された時点で、後続車両A2に対する料金収受処理を行っていた「収受処理状態」から「待ち受け状態」に移行して、次に到来する車両を待ち受ける(ステップS107)。
ステップS106:YES〜ステップS107では、図9に示すように、後続車両A2は、一軸目のタイヤが下流側踏板31を踏みつけた段階にある。ここで、下流側車両検知器30は、阻止棒32aによって光軸が遮光されているため、後続車両A2の車体の存在にかかわらず検知信号を出力している。そこで、退出判定部107は、ステップS106において、下流側車両検知器30からの検知信号を用いずに、下流側踏板31からの検知信号のみに基づいて、後続車両A2が料金収受エリアLから退出したか否かを判定している。
(通常運転に復帰するための処理フロー)
図10は、第1の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す第3の図である。
図10に示すフローチャートは、車線下流側に折れ曲がった阻止棒32a(図5等参照)が、作業員により正規の位置に戻された場合に、料金自動収受機10の処理を強行突破発生後の処理フロー(図6)から通常運転時の処理フロー(図3)に復帰させる際に実行される処理フローである。
強行突破発生後(収受異常判定部105により料金収受処理の異常が検知された後)において、退出判定部107は、図6に示した処理フローとは別に、監視盤40(図1)からの異常解除指示信号の入力を待ち受けている(ステップS201:NO)。
ここで、料金所事務所R(図1)に駐在する監視員は、監視盤40のモニタに表示される監視カメラ33の映像を通じて、阻止棒32aが正規の位置に戻されたことを確認した場合に、監視盤40に対し所定の操作(例えば、タッチパネル上に表示された所定ボタンの押下等)を行う。これにより、監視盤40から料金自動収受機10へ異常解除指示信号が送信される。
監視盤40から異常解除指示信号を受け付けた場合(ステップS201:YES)、退出判定部107は、退出判定の処理を、通常運転時の処理に復帰させる(ステップS202)。
(作用・効果)
以上のとおり、第1の実施形態に係る料金自動収受機10によれば、退出判定部107は、通常運転時において、下流側踏板31及び下流側車両検知器30の各々からの検知信号に基づいて車両Aが料金収受エリアLから退出したか否かを判定する。また、退出判定部107は、料金収受処理に異常が生じた(強行突破が発生した)場合には、下流側車両検知器30からの検知信号を用いずに、下流側踏板31からの検知信号に基づいて車両Aが料金収受エリアLから退出したか否かを判定する。
このようにすることで、退出判定部107は、阻止棒32aによって下流側車両検知器30の光軸が遮光されていた場合であっても、下流側車両検知器30からの検知信号を用いずに、下流側踏板31からの検知信号に基づいて車両Aが料金収受エリアLから退出したことを検知することができる。これにより、下流側車両検知器30が阻止棒32aを検知し続けていたとしても、車両Aの退出を検知することができる。また、車両Aの退出が検知されれば、次の車両に対する料金収受処理を待ち受けることができる。したがって、強行突破が発生した後も、引き続き、後続の車両に対してサービスの提供を継続することができる。
また、第1の実施形態に係る料金自動収受機10によれば、退出判定部107は、料金収受処理が完了した後における最初の下流側踏板31からの検知信号を受け付けた場合に、車両Aが料金収受エリアLから退出したと判定する。
ここで、車両Aが有する車軸の数は、その車種(普通乗用車、大型トラック等)に応じて異なる。そうすると、下流側車両検知器30によって車体の検知がなされない場合、下流側踏板31からの検知信号のみでは、どの車軸が車両Aに属するものかを判別することができない。
しかしながら、上記態様によれば、退出判定部107は、料金収受処理完了後の一軸目の検知をもって車両Aが退出したものとみなし、それ以降に検知された車軸については関与しない。このようにすることで、料金収受エリアLに進入した車両Aは(阻止棒がリリース状態になっていたとしても)常に料金収受処理を行うという前提の下で、下流側踏板31からの検知信号を用いて、料金収受処理後の車両Aの退出を精度良く検知することができる。
また、第1の実施形態に係る料金自動収受機10によれば、退出判定部107は、管理者(監視員)の監視盤40に対する操作に応じて出力される異常解除指示信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じる前(通常運転時)の判定処理(図3に示す処理フロー)に復帰する。
このようにすることで、阻止棒32aが正規の位置に戻された場合に、管理者(監視員)の操作を通じて、直ちに通常の判定処理に復帰することができる。
以上、第1の実施形態に係る料金自動収受機10について詳細に説明したが、第1の実施形態に係る料金自動収受機10の具体的な態様は、上述のものに限定されることはなく、要旨を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を加えることは可能である。
例えば、第1の実施形態において、退出判定部107は、監視員の監視盤40に対する操作に応じて出力される異常解除指示信号を受け付けた場合に、通常運転時の判定処理に復帰するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、他の実施形態においては、監視盤40ではなく、発進制御機32の筐体(又は、料金収受設備1を構成するその他の機器の筐体)に通常運転復帰用の押下ボタン等が設けられている態様であってもよい。この場合、例えば、阻止棒32aの修繕を担当した管理者(作業者)が当該押下ボタンを押下することで、異常解除指示信号が料金自動収受機10へと送信される。
また、第1の実施形態に係る料金収受設備1は、上流側車両検知器20及び上流側踏板21を備え、当該上流側車両検知器20及び上流側踏板21の各々からの検知信号に基づいて車両Aの料金収受エリアLへの進入を検知するものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。
例えば、他の実施形態に係る料金収受設備1は上流側踏板21を備えず、料金自動収受機10は、上流側車両検知器20による車体の検知があったことのみをもって車両Aが料金収受エリアLに進入したと見なす態様であってもよい。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る料金収受設備及び料金自動収受機について、図11〜図12を参照しながら説明する。
(機能構成)
図11は、第2の実施形態に係る料金収受設備の機能構成を示す図である。
図11に示すように、第2の実施形態に係る料金自動収受機10(CPU100)は、第1の実施形態に係る各種構成に加え、更に、車軸数取得部108を備えている。
車軸数取得部108は、上流側踏板21及び上流側車両検知器20の各々からの検知信号に基づいて、通過する車両Aの車軸数を計数して取得する。
また、本実施形態に係る退出判定部107は、車軸数取得部108による車軸数の取得結果と同じ回数だけ下流側踏板31からの検知信号を受け付けた場合に、車両Aが料金収受エリアLから退出したと判定する。
(強行突破発生後の処理フロー)
図12は、第2の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す図である。
図12に示すフローチャートは、料金自動収受機10の強行突破発生後(収受異常判定部105により料金収受処理の異常が検知された後)における処理の流れを示している。
まず、料金収受処理部102は、強行突破発生後、次に到来する車両(後続車両A2(図7等))に対する料金収受処理の開始を待ち受ける「待ち受け状態」に移行している(ステップS301、図3のステップS009)。
料金収受処理部102が「待ち受け状態」にある間、進入判定部103は、通常運転時と同様に、後続車両A2が料金収受エリアL(図1)へ進入したか否かを判定する(ステップS302)。
進入判定部103が、後続車両A2が料金収受エリアLへ進入したと判定しない間(ステップS302:NO)、料金収受処理部102は、「待ち受け状態」(ステップS301)を維持する。
他方、進入判定部103が、後続車両A2が料金収受エリアLへ進入したと判定した場合(ステップS302:YES)、車軸数取得部108は、通過する車両Aの車軸数を計数して取得する(ステップS303)。
ここで、車軸数取得部108は、上流側車両検知器20が後続車両A2の車体を検知している期間中に、上流側踏板21により車軸が検知された回数を計数することで、当該後続車両A2の車軸数を取得する。
次に、料金収受処理部102は、「待ち受け状態」から「収受処理状態」に移行して、後続車両A2に対する料金収受処理を開始し(ステップS304)、当該後続車両A2に搭乗する利用者に対し料金収受処理を行う(ステップS305)。
料金収受処理部102が料金収受処理を行っている間、収受完了判定部104は、後続車両A2に対する料金収受処理が完了したか否かを判定する(ステップS306)。収受完了判定部104は、利用者による料金収受処理の完了操作(ICカードの抜き取り等)を検知するまで判定処理を継続する(ステップS306:NO)。
収受完了判定部104により後続車両A2に対する料金収受処理が完了したと判定された場合(ステップS306:YES)、退出判定部107は、下流側踏板31からの検知信号を受け付けた回数を検知する(ステップS307)。ここで、退出判定部107は、車両進入時(ステップS303)において計数された車軸数と同じ所定回数だけ、下流側踏板31から検知信号を受け付けたか否かを判定する。退出判定部107は、下流側踏板31により検知された車軸数が上記所定回数に達するまで検知処理を継続する(ステップS307:NO)。
下流側踏板31により検知された車軸数が上記所定回数に達した場合(ステップS307:YES)、退出判定部107は、後続車両A2が料金収受エリアLから退出したと判定する。
料金収受処理部102は、後続車両A2が料金収受エリアLから退出したと判定された時点で、後続車両A2に対する料金収受処理を行っていた「収受処理状態」から「待ち受け状態」に移行して、次に到来する車両を待ち受ける(ステップS308)。
(作用・効果)
以上のとおり、第2の実施形態に係る料金自動収受機10は、料金収受エリアLを走行する車両Aの車軸数を取得する車軸数取得部108を更に備えている。また、第2の実施形態に係る退出判定部107は、車軸数取得部108による車軸数の取得結果と同じ回数だけ下流側踏板31からの検知信号を受け付けた場合に、車両Aが料金収受エリアLから退出したと判定する。
ここで、第1の実施形態の場合、料金収受処理を完了した後における一軸目の検知をもって車両Aが退出したものとした。しかしながら、この場合、更に、強行突破車両A1以降の後続車両A2までもが料金収受処理を行わないまま退出した場合、料金収受設備1は、当該後続車両A2については一切認知することができない。
しかしながら、本実施形態に係る料金自動収受機10によれば、退出判定部107は、下流側踏板31から、進入時に計数した車軸数と同じ回数だけ車軸が検知された場合に後続車両A2が退出したものと判定する。したがって、仮に後続車両A2が料金収受処理を完了しないまま料金収受エリアLを退出した場合であっても、当該後続車両A2が(料金収受処理を行わないまま)退出したことを検知することができる。
また、第2の実施形態に係る料金自動収受機10によれば、車軸数取得部108は、上流側踏板21及び上流側車両検知器20の各々からの検知信号に基づいて通過する車両Aの車軸数を計数して取得する。
このようにすることで、車両Aの料金収受エリアLへの進入の段階で当該車両Aに対する車軸数を精度良く取得することができる。
なお、第2の実施形態に係る車軸数取得部108は、上述の態様に限定されない。即ち、車軸数取得部108は、第2の実施形態とは異なる態様で車両Aの車軸数を取得してもよい。
例えば、料金収受処理において利用者が挿入する通行券に車両Aの車軸数(入口料金所にて計数されたもの)が記録されていた場合、車軸数取得部108は、当該通行券に記録された車軸数から車両Aの車軸数を取得してもよい。
また、車軸数取得部108は、上流側踏板21及び上流側車両検知器20からの検知信号とは異なる種類の情報(例えば、車両Aの映像情報等)から車軸数を特定して取得する態様であってもよい。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態に係る料金収受設備及び料金自動収受機について、図13〜図15を参照しながら説明する。
図13は、第3の実施形態に係る料金自動収受機の処理の流れを示す図である。
また、図14、図15は、それぞれ、料金収受処理の強制終了処理を説明する第1の図、第2の図である。
第3の実施形態に係る料金収受設備1の各種構成及び機能は、第1の実施形態と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図13に示すフローチャートは、強行突破発生後であって、第3の実施形態に係る料金収受処理部102が、後続車両A2に対する料金収受処理を開始した後の段階において実行される。
本実施形態に係る料金収受処理部102は、強行突破発生後において、後続車両A2に対する料金収受処理を行っている間、次車両待ち受け指示信号の入力を待ち受けている(ステップS401:NO)。
ここで、後続車両A2は、料金収受処理において、まず、通行券Tを料金自動収受機10(通行券挿入口110(図2))に挿入する(図14参照)。しかしながら、この段階では、料金収受処理部102は、利用者から料金の支払いを受けていないため、料金収受処理が完了していない(図6のステップS105:NO)。
他方、図14に示すように、強行突破により阻止棒32aは車線下流側に折れており、料金収受エリアLが開放されている。したがって、後続車両A2は、料金収受処理の途中であっても、発進制御機32の動作にかかわらず所望に料金収受エリアLから退出できる。そうすると、後続車両A2は、例えば図15に示すように、通行券Tを料金自動収受機10に挿入した状態のまま、料金収受エリアLから退出することもできる。
後続車両A2が、通行券Tを料金自動収受機10に挿入しまま、料金収受エリアLから退出した場合、料金収受処理部102は、挿入された通行券Tに応じた額の料金の支払いを求めるものの、後続車両A2は既に料金収受エリアLから退出しているために料金収受処理が完了しない。したがって、後続車両A2の更に後に到来する車両に対する料金収受処理を開始することができない。
そこで、料金所事務所R(図1)に駐在する監視員は、監視盤40のモニタに表示される監視カメラ33(図1)の映像を通じて、ある後続車両A2が料金収受処理を途中まで進めながら退出したことを確認した場合には、監視盤40に対し所定の操作(例えば、タッチパネル上に表示された所定ボタンの押下等)を行う。これにより、監視盤40から料金自動収受機10へ次車両待ち受け指示信号が送信される。
監視盤40から次車両待ち受け指示信号を受け付けた場合(ステップS401:YES)、料金収受処理部102は、「収受処理状態」から強制的に「待ち受け状態」に移行し、後続車両A2以降に到来する車両を待ち受ける(ステップS402)。なお、この際、料金収受処理部102は、後続車両A2に搭乗する利用者に挿入されていた通行券Tを回収して、新たな通行券を受け付けられるようにしておく。
(作用・効果)
以上のとおり、第3の実施形態に係る料金自動収受機10によれば、料金収受処理部102は、料金収受処理を完了していない状態(「収受処理状態」)において、管理者(監視員)の操作に応じて出力される次車両待ち受け指示信号を受け付けた場合に、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける。
このようにすることで、強行突破車両A1の後に到来した車両(後続車両A2)が料金収受処理を途中まで進めた状態で退出した場合であっても、管理者(監視員)の判断により、次に到来する車両を待ち受けることができる。
なお、上述の各実施形態において、下流側踏板31は、車両Aの進退方向を識別可能なように、複数の押圧センサが車線方向(±X方向)に複数並べて配置されているものとして説明したが、他の実施形態においてはこのような構成は必須ではない。
即ち、他の実施形態に係る下流側踏板31は、単に、通過する車両の車軸のみを検知可能とする態様であってもよい。
また、上述の各実施形態に係る料金自動収受機10においては、単一の検知信号受付部101が、上流側車両検知器20、上流側踏板21、下流側車両検知器30、下流側踏板31等から出力される検知信号の全てを受け付ける態様として記載しているが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、他の実施形態においては、検知信号受付部101は複数の受付部から成り、当該複数の受付部の各々が、上流側車両検知器20、上流側踏板21、下流側車両検知器30、下流側踏板31等からの各検知信号を独立して受け付けるようにしても良い。
また、上述の各実施形態においては、上述した料金自動収受機10(CPU100)の各種処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって上記各種処理が行われる。また、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。更に、制御ユニット200は、1台のコンピュータで構成されていても良いし、通信可能に接続された複数のコンピュータで構成されていてもよい。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1 料金収受設備
10 料金自動収受機
100 CPU
101 検知信号受付部
102 料金収受処理部
103 進入判定部
104 収受完了判定部
105 収受異常判定部
106 発進処理部
107 退出判定部
108 車軸数取得部
11 操作パネル
110 通行券挿入口
111 カード挿入口
112 紙幣挿入口
113 硬貨投入口
114 釣銭排出口
115 LCD
116 接続インターフェイス
117 通信インターフェイス
20 上流側車両検知器
21 上流側踏板
30 下流側車両検知器
31 下流側踏板
32 発進制御機
32a 阻止棒
33 監視カメラ
40 監視盤
A 車両
A1 強行突破車両
A2 後続車両
L 料金収受エリア
R 料金所事務所
T 通行券

Claims (9)

  1. 料金収受エリアを走行する車両から料金を収受する料金自動収受機であって、
    前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車軸を検知する下流側踏板、及び、前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車体を検知する下流側車両検知器の各々から検知信号を受け付ける検知信号受付部と、
    到来した車両に対する料金収受処理を行い、当該料金収受処理を完了した車両が前記料金収受エリアから退出した場合に、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける料金収受処理部と、
    前記下流側踏板及び前記下流側車両検知器の各々からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定する退出判定部と、
    料金収受処理が完了していない状態で前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じたと判定する収受異常判定部と、
    を備え、
    前記退出判定部は、料金収受処理に前記異常が生じた場合には、前記下流側車両検知器からの検知信号を用いずに、前記下流側踏板からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定する
    料金自動収受機。
  2. 前記退出判定部は、料金収受処理に前記異常が生じた場合には、料金収受処理が完了した後における最初の前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、車両が前記料金収受エリアから退出したと判定する
    請求項1に記載の料金自動収受機。
  3. 前記料金収受エリアを走行する車両の車軸数を取得する車軸数取得部を更に備え、
    前記退出判定部は、前記車軸数取得部による車軸数の取得結果と同じ回数だけ前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、車両が前記料金収受エリアから退出したと判定する
    請求項1に記載の料金自動収受機。
  4. 前記検知信号受付部は、更に、前記料金自動収受機よりも車線上流側に設置され、通過する車両の車軸を検知する上流側踏板、及び、前記料金自動収受機よりも車線上流側に設置され、通過する車両の車体を検知する上流側車両検知器の各々から検知信号を受け付け、
    前記車軸数取得部は、前記上流側踏板及び前記上流側車両検知器の各々からの検知信号に基づいて前記通過する車両の車軸数を計数して取得する
    請求項3に記載の料金自動収受機。
  5. 前記退出判定部は、管理者の操作に応じて出力される異常解除指示信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じる前の判定処理に復帰する
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の料金自動収受機。
  6. 前記料金収受処理部は、料金収受処理を完了していない状態において、管理者の操作に応じて出力される次車両待ち受け指示信号を受け付けた場合に、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の料金自動収受機。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の料金自動収受機と、
    前記下流側踏板と、
    前記下流側車両検知器と、
    前記料金自動収受機よりも車線下流側、かつ、前記下流側車両検知器よりも車線上流側に設置され、阻止棒の動作により車両に対して停止及び発進を指示する発進制御機と、
    を備える料金収受設備。
  8. 料金収受エリアを走行する車両から料金を収受する料金自動収受機の制御方法であって、
    前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車軸を検知する下流側踏板、及び、前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車体を検知する下流側車両検知器の各々から検知信号を受け付けるステップと、
    到来した車両に対する料金収受処理を行うステップと、
    前記下流側踏板及び前記下流側車両検知器の各々からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定するステップと、
    当該料金収受処理を完了した車両が前記料金収受エリアから退出した場合に、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受けるステップと、
    料金収受処理が完了していない状態で前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じたと判定するステップと、
    料金収受処理に前記異常が生じた場合には、前記下流側車両検知器からの検知信号を用いずに、前記下流側踏板からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定するステップと、
    を有する料金自動収受機の制御方法。
  9. 料金収受エリアを走行する車両から料金を収受する料金自動収受機のコンピュータを、
    前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車軸を検知する下流側踏板、及び、前記料金自動収受機よりも車線下流側に設置され、通過する車両の車体を検知する下流側車両検知器の各々から検知信号を受け付ける検知信号受付部、
    到来した車両に対する料金収受処理を行い、当該料金収受処理を完了した車両が前記料金収受エリアから退出した場合に、次に到来する車両に対する料金収受処理の開始を待ち受ける料金収受処理部、
    前記下流側踏板及び前記下流側車両検知器の各々からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定する退出判定部、
    料金収受処理が完了していない状態で前記下流側踏板からの検知信号を受け付けた場合に、料金収受処理に異常が生じたと判定する収受異常判定部、
    として機能させ、
    前記退出判定部は、料金収受処理に前記異常が生じた場合には、前記下流側車両検知器からの検知信号を用いずに、前記下流側踏板からの検知信号に基づいて車両が前記料金収受エリアから退出したか否かを判定する
    プログラム。
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