JP6666997B2 - 実装作業区域の作業支援システムおよび実装作業区域の作業支援方法 - Google Patents

実装作業区域の作業支援システムおよび実装作業区域の作業支援方法 Download PDF

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Description

本明細書によって開示される技術は、実装作業区域の作業依頼装置および実装作業区域の作業依頼方法に関する。
例えば、プリント基板に電子部品を実装する実装ラインが複数設けられた実装作業区域において、実装ラインに障害が発生した場合、実装ラインを監視する作業者が対応するものの、重度の障害など作業者が対応できない場合、作業責任者に相談する必要がある。しかしながら、作業責任者の所在が分からない場合には、作業の中断時間が長くなり生産性が低下してしまう。
このため、例えば、特開2002−245188号公報(下記特許文献1)に記載の技術によると、障害が発生した場合には、作業者が装備する携帯型コンピュータとホストコンピュータとの間で間の点検指示及び点検結果の報告を交換することで、作業者による点検作業を迅速かつ正確に行う方法が提案されている。
特開2002−245188号公報
しかしながら、点検指示をホストコンピュータではなく、作業責任者が携帯電話などによって作業者に指示する場合、作業者から作業責任者に対する障害情報の報告が正確に伝わらなかったり、作業責任者の所在位置が遠方にあって障害場所に駆けつけることができなかったりすると、設備に対する障害対応に遅れが生じてしまう。
本明細書では、障害が生じた実装ラインの設備対策を迅速に行えるようにする技術を開示する。
本明細書によって開示される技術は、基板に電子部品を実装する実装ラインが複数設けられた実装作業区域の作業支援システムであって、各前記実装ラインを監視する作業者に装着可能に設けられ、作業者側入出力手段を有するウェアラブル端末と、前記ウェアラブル端末とネットワークを通じて接続され、前記ウェアラブル端末によって取得された監視画像データおよび音声データを、前記ネットワークを通じて受信して表示すると共に、前記作業者への作業責任者からの指示を前記ウェアラブル端末に送信する責任者端末とを備えている構成とした。
また、本明細書によって開示される技術は、基板に電子部品を実装する実装ラインが複数設けられた実装作業区域の作業支援方法であって、各前記実装ラインを監視する作業者の頭部に装着したウェアラブル端末によって障害情報を取得し、前記障害情報をネットワークを通じて作業責任者の責任者端末に送信する作業者通知工程と、前記作業者に対する作業責任者からの指示内容を前記責任者端末から前記ウェアラブル端末に送信する責任者指示工程とを含む。
このような実装作業区域の作業支援システムによると、作業責任者が障害が発生した実装ラインにいなかったとしても、作業責任者が音声データだけでなく、監視画像データを確認して障害が発生した実装ラインと障害状況を同時に判断することができる。これにより、作業責任者の指示により、作業者が代替作業を行うことができ、障害が生じた実装ラインの設備対策を迅速かつ的確に行うことができる。
本明細書によって開示される実装作業区域の作業支援システムは、以下の構成としてもよい。
前記作業者側入出力手段は、前記作業者の頭部に装着され、前記責任者端末には、前記作業者の視点と一致した映像が表示される構成としてもよい。
このような構成によると、作業責任者が、作業者の視点と同一の映像を見て現場の状況を確認することができると共に、作業者との情報共有ができるから、設備対策をさらに迅速かつ的確に行うことができる。
前記監視画像データは、前記作業者が操作する検査機に表示される障害情報の静止画または動画を含む構成としてもよい。
また、前記障害情報には、障害が発生している前記実装ラインの位置、障害部品情報、障害発生時刻、障害理由の少なくともいずれか1つが含まれる構成としてもよい。
このような構成によると、作業者が作業責任者に対して障害情報を音声などによって伝えなくても、実装ラインに関する監視情報を作業責任者に正確かつ迅速に伝えることができる。また、作業責任者は、監視画像データを確認しつつ、作業者に対して指示をすることができる。
前記責任者端末は、前記実装ラインまたは前記作業者が操作する検査機を遠隔操作可能とされている構成としてもよい。
このような構成によると、作業者に対して指示をしなくても、作業責任者において実作業ができるから、緊急の場合など、設備対策をさらに迅速かつ的確に行うことができる。
前記ウェアラブル端末または前記責任者端末は、前記監視画像データまたは前記実装ラインに付された識別子に基づいて障害が発生している前記実装ラインの位置を特定し、前記責任者端末に障害が発生している前記実装ラインを地図表示する構成としてもよい。
このような構成によると、複数の実装ラインのうち障害が発生した実装ラインを視覚的に容易に認識することができる。
前記作業者が操作する検査機は、前記実装ラインにおける障害が判定基準値以上の障害の場合に前記責任者端末に障害情報を送信する構成としてもよい。
このような構成によると、重度の障害の場合、作業者が操作する検査機だけでなく、作業責任者の責任者端末にも障害情報が送信されるから、作業責任者が設備対策を迅速に行うことができる。
本明細書によって開示される技術によれば、障害が生じた実装ラインの設備対策を迅速に行うことができる。
実装作業区域の作業支援システムの構成図 実装作業区域の作業支援システムのブロック図 検査機に表示された半田付け状態判定の判定結果を示す図 検査機に表示されたチップ浮き状態判定の判定結果を示す図 検査機に表示されたリード浮き状態判定の判定結果を示す図 検査機に表示された位置ずれ状態判定の判定結果を示す図 検査機に表示された欠品状態判定の判定結果を示す図 検査機に表示された判定結果の要部拡大図 責任者端末に表示された実装作業区域の地図情報を示す図 監視画像データを全て同時に送信する場合のタイミングチャート ID情報を送信後、監視画像データを送信する場合のタイミングチャート
<実施形態>
本明細書に開示された技術における一実施形態について図1から図9を参照して説明する。
本実施形態は、プリント基板Pに電子部品Eを実装する実装ラインLが複数(L1からLn)設けられた実装作業区域Sの作業支援システム10を示している。
まず、実装作業区域Sにおける各実装ラインLについて図1を参照して説明する。
各実装ラインLは、上流側から下流側に向けて、プリント基板Pに電子部品Eを搭載する複数(本実施形態では4つ)の表面実装装置50、表面実装装置50によってプリント基板P上に搭載された電子部品Eをリフロー半田付けするリフロー装置60などの設備を備えている。
次に、作業支援システム10について説明する。
作業支援システム10は、それぞれの実装ラインLにおける各装置50,60を監視する検査機70、作業者P1が頭部に装着可能なウェアラブル端末20、作業者P1の責任者である作業責任者P2が操作する責任者端末30などを備えて構成されており、検査機ウェアラブル端末20と責任者端末30は、図1に示すように、LAN90を介して互いに双方向にデータを送受信できるようになっている。
検査機70は、各実装ラインLにそれぞれ設けられており、各装置50,60に取り付けられた図示しないカメラにおいて撮像された撮像データは対応する検査機70に取り込まれる。そして、検査機70に取り込まれた撮像データをもとに作業者P1はプリント基板Pに対する電子部品Eの実装状態を監視している。
検査機70は、通信部71と、判定部72と、結果表示部73と、障害レベル判定部74とを備えている。
通信部71は、有線通信によって判定部72をローカルエリアネットワーク(以下、「LAN」ともいう)90に接続するための通信インターフェイスである。
結果表示部73は、液晶モニタであって、判定部72によって処理された情報を表示する。
判定部72は、各装置50,60から取り込んだ撮像データをもとに、例えば、図3から図8に示すように、半田付け状態判定、チップ浮き状態判定、リード浮き状態判定、位置ずれ状態判定、欠品状態判定などを行い、これらの判定結果Rを検査機70の結果表示部73に表示する。
以下に、各判定結果Rの画面構成およびその結果内容について説明する。
半田付け状態の判定結果Rの画面構成は、図3に示すように、プリント基板Pに実装された全ての部品情報を表示する部品構成テーブル81(図示左上)、部品構成テーブル81においてフォーカスされた電子部品Eの状況などの詳細情報を表示する詳細項目表示テーブル82(図示右上)、プリント基板Pに実装された電子部品Eの画像情報83(図示左下)、部品構成テーブル81においてフォーカスされた電子部品Eの書誌情報84(図示右下)などによって構成されている。
また、画面の左側下端部には、実装ラインLの識別番号と各装置50,60のID番号を表示するID情報表示フォーム85が設けられている。このID表示フォーム85には、部品構成テーブル81においてフォーカスされた電子部品Eの実装ラインLの識別番号と各装置のID番号とが表示されるようになっている。また、ID情報表示フォーム85に表示される識別番号とID番号は、実装ラインLのいずれかの装置50,60において障害が発生した場合に、障害が発生した実装ラインLの識別番号と障害が発生した装置50,60のID番号を通常時の色とは異なる識別色(「識別子」の一例)によって表示するようになっている。
また、ID情報表示フォーム85の下方には、障害が発生した時刻を識別色によって表示する障害発生時刻表示フォーム86が設けられている。
具体的には、例えば、図3の電子部品E1の半田付け状態の判定の場合、画像情報83において判断枠F1内における左側電極E1Aの半田面積が基準値よりも小さくなっており、左側電極E1Aの半田不足が確認できる。このような場合、半田付け状態の判定結果Rは、障害ありとして判定され、詳細項目表示テーブル82において電子部品E1が半田付け状態に障害ありとしてハイライトされている。そして、図3および図8に示すように、障害が発生した実装ラインLの識別番号と装置50,60のID番号とが、識別色によってID情報表示フォーム85に表示され、障害が発生した時刻が識別色によって障害発生時刻表示フォーム86に表示される。
次に、チップ浮き状態判定、リード浮き状態判定、位置ずれ状態判定、欠品状態判定について説明する。
チップ浮き状態判定、リード浮き状態判定、位置ずれ状態判定、欠品状態判定の画面構成は、図4から図7に示すように、図3の半田付け状態判定の結果と同様に、部品構成テーブル81(図示左上)、詳細項目表示テーブル82(図示右上)、画像情報83(図示左下)、電子部品Eの書誌情報84(図示右下)、ID情報表示フォーム85、障害発生時刻表示フォーム86などによって構成されている。
図4における電子部品E2のチップ浮き状態判定の場合は、画像情報83において電子部品E2が浮き上がることで右側電極E2Aの位置が基準面F2よりも高くなっており、電子部品E2が浮き上がっていると判定されている。したがって、詳細項目表示テーブル82では、電子部品E2のチップ浮き状態は障害があるとしてハイライトされ、障害が発生した実装ラインLの識別番号と装置50,60のID番号とが識別色によってID情報表示フォーム85に表示されると共に、障害が発生した時刻が識別色によって障害発生時刻フォームに表示される。
図5における電子部品E3のリード浮き状態判定の場合は、画像情報83において電子部品E3における左側端部のリードE3Aの上面が着色され、左側端部のリードE3Aが浮き上がっていると判定されている。したがって、詳細項目表示テーブル82では、電子部品E3はリードE3Aの浮き上がりによりプリント基板Pに対する接続に障害があるとしてハイライトされ、障害が発生した実装ラインLの識別番号と装置50,60のID番号とが識別色によってID情報表示フォーム85に表示されると共に、障害が発生した時刻が識別色によって障害発生時刻表示フォーム86に表示される。
また、図6における電子部品E4の位置ずれ状態判定の場合は、画像情報83において電子部品E4が基準位置F3よりも右側にずれており、そのずれ量が許容範囲を超えることで、電子部品E4が位置ずれしていると判定されている。したがって、詳細項目表示テーブル82では、電子部品E4の位置に障害があるとしてハイライトされ、障害が発生した実装ラインLの識別番号と装置50,60のID番号とが識別色によってID情報表示フォーム85に表示されると共に、障害が発生した時刻が識別色によって障害発生時刻表示フォーム86に表示される。
さらに、図7における電子部品Eの欠品状態判定の場合は、画像情報83において基準位置F4に電子部品Eが配置されておらず、電子部品Eが欠品状態であると判定されている。したがって、詳細項目表示テーブル82では、搭載予定の電子部品Eが表示されると共に、欠品の障害があるとしてハイライトされ、障害が発生した実装ラインLの識別番号と装置50,60のID番号とが識別色によってID情報表示フォーム85に表示されると共に、障害が発生した時刻が識別色によって障害発生時刻表示フォーム86に表示される。
以上のように、作業者P1は、担当の実装ラインLにおける各障害の状況を、検査機70の結果表示部73に表示された判定結果Rにより容易に確認することができ、判定結果Rに障害がある場合には、設備対策を行うことができるようになっている。
また、検査機70の障害レベル判定部74には、各障害に対する判定基準値が記録されており、実装ラインLにおける障害レベルが判定基準値以上の場合に後述する作業支援システム10の責任者端末30に障害情報を送信する。
ウェアラブル端末20は、図2に示すように、頭部装着型のカメラ部21およびマイク部22、図示しないイヤホン、通信部23、制御部24などを備えて構成されている。なお、カメラ部21およびマイク部22が作業者側入出力手段に相当する。
カメラ部21は、作業者P1と同一の視点を撮影し、制御部24に監視画像データとして送信する。また、カメラ部21による撮影は、静止画および動画のいずれの形式によっても可能とされており、カメラ部21から制御部24に、作業者P1の視点と一致した静止画または動画が送信される。
マイク部22は、作業者P1の質問などを音声データとして制御部24に送信する。イヤホンは、ウェアラブル端末20が受信した音声データを作業者P1に伝える。
通信部23は、制御部24とLAN90とを接続する通信インターフェイスであり、無線通信によってLAN90と接続されている。
制御部24は、ウェアラブル端末20の各部21,22,23を制御すると共に、各部21,22から受信したデータを送信用データとし、通信部23からLAN90を介して責任者端末30に送信する。なお、この送信工程S1が作業者通知工程に相当する。
また、制御部24は、後述する責任者端末30からの音声データを受信し、イヤホンを介して作業責任者P2からの指示を作業者P1に伝える。
従って、作業者P1がウェアラブル端末20を頭部に装着した状態で検査機70の結果表示部73を視た場合、カメラ部21によって結果表示部73が撮影され、図10に示すタイミングで、結果表示部73の監視画像データが制御部24によって送信用データにされて、責任者端末30に送信される。
また、制御部24は、図11に示すように、検査機70の結果表示部73の監視画像データを取り込んだ際に、まず、実装ラインLの識別番号と障害が発生した各装置50,60のID番号を送信用データとして責任者端末30に送信し、責任者端末から監視画像データに関する要求があった場合に、各部21,22から受信するリアルタイムの動画データや音声データなどを送信してもよい。
一方、責任者端末30は、携帯情報端末(例えば、スマートフォン型端末やタブレット端末)であって、図2に示すように、表示部31、マイク部32、図示しないイヤホン、通信部33、記憶部34、制御部35などを備えて構成されている。
表示部31は、ウェアラブル端末20から受信した監視画像データを表示し、イヤホンは、ウェアラブル端末20から受信した作業者P1の音声データを作業責任者P2に伝える。
つまり、表示部31には、作業者P1と同一の視点の撮影映像が表示されるようになっており、作業者P1が検査機70の結果表示部73に表示された判定結果Rを見た場合、判定結果Rがカメラ部21によって撮影され、責任者端末30の表示部31に、図3から図7に示すような判定結果Rが表示されるようになっている。なお、表示部31に表示された判定結果Rが監視画像データに相当する。
マイク部32は、表示部31に表示された監視画像データをもとに作業責任者P2が作業者P1に対して指示する指示内容を音声データとして制御部35に送信する。
通信部33は、制御部35とLAN90とを接続する通信インターフェイスであり、無線通信によってLAN90と接続されている。
記憶部34には、制御部35が各部31,32,33,34を制御する制御プログラム、遠隔操作プログラム、各種データなどが記憶されている。各種データには、各実装ラインLの識別番号および実装ラインLにおける各装置50,60のID番号などのID情報テーブルや、ID番号に対応する地図情報などが含まれている。
制御部35は、記憶部34に記憶されている制御プログラムにしたがって責任者端末30の各部31,32,33,34を制御すると共に、マイク部32から受信した音声データを送信用データとして通信部33からLAN90を介してウェアラブル端末20に送信する。なお、この送信工程S2が責任者指示工程に相当する。
また、制御部35は、図10に示すように、受信した送信用データのうち、監視画像データを表示部31に送信すると共に、音声データをイヤホンに送信する。そして、制御部35は、監視画像データ内に、識別色によって表示された識別番号、ID番号、障害発生時刻が含まれている場合、記憶部34に予め記憶されたID情報テーブルのID番号と地図情報Mとをもとに、障害が発生した実装ラインLの装置50,60の位置PTを、実装作業区域Sの地図情報Mに、地図表示する(図9を参照)。
また、制御部35は、図11に示すように、受信した送信用データがID情報のみの場合、まず、記憶部34に予め記憶されたID情報テーブルのID番号と地図情報Mとをもとに、障害が発生した実装ラインLの装置50,60の位置PTを、実装作業区域Sの地図情報Mに地図表示し、作業責任者P2が責任者端末30からリアルタイムの動画データや音声データなどの監視画像データを要求した場合に、ウェアラブル端末20から受信した監視画像データを表示してもよい。
また、制御部35は、検査機70から障害情報をした場合、記憶部34に記憶された遠隔操作プログラムを起動する。これにより、作業責任者P2は、遠隔操作プログラムによって、各実装ラインLの検査機70を遠隔操作したり、検査機70を介して各装置50,60を遠隔地から操作したりすることができるようになっている。
本実施形態の作業支援システム10は、以上のような構成であって、続いて、作業支援システム10の作用および効果について説明する。
本実施形態の作業支援システム10によると、作業者P1が頭部に装着したウェアラブル端末20のカメラ部21によって撮影する監視画像データと、マイク部22によって取得された作業者P1の音声データとがLAN90を通じて作業責任者P2の責任者端末30に送信されるから、仮に、実装作業区域Sの実装ラインLにおいて作業者P1だけでは対応できない状況が発生し、作業責任者P2が障害が発生した実装ラインLの近くにいなかった場合においても、作業責任者P2は、作業者P1からの音声による報告だけでなく、責任者端末30を通じて、障害が発生した実装ラインLの障害状況をリアルタイムで確認することができる。
そして、作業者P1は、監視画像データを確認した作業責任者P2の指示を、ウェアラブル端末20を通じて確認しながら、作業責任者P2の代替作業を行うことできる。これにより、障害が生じた実装ラインLの設備対策を迅速かつ的確に行うことができる。
また、本実施形態では、作業者P1の頭部に装着されたカメラ部21から監視画像データが送信用データとして責任者端末30に送信されることで、作業責任者P2が、検査機70に表示される判定結果Rを確認でき、作業者P1との情報共有を正確に行うことができる。これにより、設備対策をさらに迅速かつ的確に行うことができる。
ところで、例えば、実装ラインLにおいて障害が発生した場合、作業者P1が動揺したり、実装作業区域Sに混乱が生じたりしてしまうことで、作業責任者P2に対して正確な情報が伝わらず、作業責任者P2から適切な指示ができなくなることが懸念される。
ところが、本実施形態の作業支援システム10によると、作業者P1が見た検査機70の判定結果Rを作業責任者P2が責任者端末30で確認できる。
つまり、作業責任者P2が、責任者端末30の表示部31を確認するだけで、障害が発生した実装ラインLの装置50,60、障害部品、発生時刻、障害理由などの情報を取得することができ、判定結果Rを確認しつつ作業者P1に指示を行うことができる。これにより、作業者P1が動揺したり、実装作業区域Sに混乱が生じたりしていたとしても、作業責任者P2は、作業者P1に対して適切な対処方法を指示することができる。
また、本実施形態によると、責任者端末30は、判定結果RにおけるID情報表示フォーム85および障害発生時刻表示フォーム86の表示が識別用の識別色で表されたことを判定し、図9に示すように、実装作業区域Sの地図情報Mに障害が発生した実装ラインLや装置50,60の位置PTを表示するから、実装ラインLや装置50,60のID番号などから障害が発生した位置を特定しなくても、作業責任者P2が容易に障害が発生した場所を特定することができる。これにより、作業者P1に対して迅速に指示を行ったり、作業責任者P2が障害が生じた実装ラインLに急行したりすることができる。ひいては、設備対策をさらに迅速かつ的確に行うことができる。
さらに、本実施形態によると、検査機70が、障害レベルが判定基準値以上の場合に、ウェアラブル端末20を介さずに責任者端末30に障害情報を送信する。つまり、発生した障害が重大な障害の場合、障害情報が作業責任者P2に直接伝えられるから、障害情報を確認した作業責任者P2が作業者P1に対して指示を迅速に行えると共に、遠隔地から検査機70や各装置50,60を操作することができ、重大な障害に対してさらに迅速に対応することができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では、検査機70の結果表示部73に表示される判定結果Rを、部品構成テーブル81、詳細項目表示テーブル82、画像情報83、部品の書誌情報84、ID情報表示フォーム85、障害発生時刻表示フォーム86などによって構成した。しかしながら、これに限らず、結果表示部に表示される判定結果は、画像情報、部品の書誌情報、ID情報表示フォーム、障害発生時刻表示フォームだけで構成されてもよく、障害が発生している実装ライン、障害部品情報、障害発生時刻、障害理由の少なくともいずれか1つが表示されていればよい。
(2)上記実施形態では、ウェアラブル端末20を、作業者P1の頭部に装着する構成にした。しかしながら、これに限らず、カメラ部が作業者の同一の視点を撮影できれば、ウェアラブル端末は、作業者の身体であればどこに装着されていてもよい。
(3)上記実施形態では、責任者端末30にタブレットなどの携帯情報端末を用いた構成とした。しかしながら、これに限らず、責任者端末にノート型やデスクトップ型のパーソナルコンピュータ等を用いてもよい。
10:作業支援システム
20:ウェアラブル端末
21:カメラ部(「作業者側入力手段」の一例)
30:責任者端末
70:検査機
81:詳細項目表示テーブル(「障害部品情報」の一例)
83:詳細項目表示テーブル(「障害理由」の一例)
85:ID情報表示フォーム(「障害部品情報」の一例)
86:障害発生時刻表示フォーム(「障害発生時刻」の一例)
90:LAN(「ネットワーク」の一例)
E:電子部品
L:実装ライン
P:プリント基板(「基板」の一例)
P1:作業者
P2:作業責任者
PT:障害が発生している実装ラインの位置
R:判定結果(「監視画像データ」の一例)
S:実装作業区域
S1:送信工程(「作業者通知工程」の一例)
S2:送信工程(「責任者指示工程」の一例)

Claims (5)

  1. 基板に電子部品を実装する実装ラインが複数設けられた実装作業区域の作業支援システムであって、
    各前記実装ラインを監視する作業者に装着可能に設けられ、作業者側入出力手段を有するウェアラブル端末と、
    前記ウェアラブル端末とネットワークを通じて接続され、前記ウェアラブル端末によって取得された監視画像データおよび音声データを、前記ネットワークを通じて直接受信して表示すると共に、前記作業者への作業責任者からの指示を前記ウェアラブル端末に直接送信する責任者端末と、
    前記作業者が操作する検査機とを備え、
    前記検査機は、前記実装ラインにおいて障害が発生した場合に、詳細項目表示テーブルと共に障害箇所をハイライト表示し、かつ前記実装ラインにおける障害が判定基準値以上の障害の場合に前記責任者端末に障害情報を送信し、
    前記障害情報には、障害が発生している前記実装ラインの位置、障害部品情報、障害発生時刻、障害理由および障害部品における障害箇所のハイライト情報が含まれており、
    前記ウェアラブル端末または前記責任者端末は、前記監視画像データまたは前記実装ラインに付された識別子に基づいて障害が発生している前記実装ラインの位置を特定し、前記責任者端末に障害が発生している前記実装ラインの位置情報を表示する実装作業区域の作業支援システム。
  2. 前記作業者側入出力手段は、前記作業者の頭部に装着され、前記責任者端末には、前記作業者の視点と一致した映像が表示される請求項1に記載の実装作業区域の作業支援システム。
  3. 前記監視画像データは、前記検査機に表示される前記障害情報の静止画または動画を含む請求項1または請求項2に記載の実装作業区域の作業支援システム。
  4. 前記責任者端末は、前記実装ラインまたは前記検査機を遠隔操作可能とされている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の実装作業区域の作業支援システム。
  5. 基板に電子部品を実装する実装ラインが複数設けられた実装作業区域の作業支援方法であって、
    各前記実装ラインを監視する作業者の頭部に装着したウェアラブル端末が、障害情報を取得し、前記障害情報をネットワークを通じて作業責任者の責任者端末に直接送信する作業者通知工程と、
    前記責任者端末が、前記作業者に対する作業責任者からの指示内容を前記ウェアラブル端末に直接送信する責任者指示工程と、
    前記作業者が操作する検査機が、前記実装ラインにおいて障害が発生した場合に、詳細項目表示テーブルと共に障害箇所をハイライト表示し、かつ前記実装ラインにおける障害が判定基準値以上の障害の場合、前記責任者端末に前記障害情報を送信する工程と、
    前記責任者端末が、前記ウェアラブル端末によって取得された監視画像データまたは前記実装ラインに付された識別子に基づいて障害が発生している前記実装ラインの位置を特定し、障害が発生している前記実装ラインの位置情報を表示する工程とを含み、
    前記障害情報は、障害が発生している前記実装ラインの位置、障害部品情報、障害発生時刻、障害理由および障害部品における障害箇所のハイライト情報を含む実装作業区域の作業支援方法。
JP2018527329A 2016-07-14 2016-07-14 実装作業区域の作業支援システムおよび実装作業区域の作業支援方法 Active JP6666997B2 (ja)

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