JP2016181794A - 機器の遠隔制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ信号を用いた制御操作により機械的動作を可能とする機器に対して、安全かつ遠隔の制御操作が可能な機器の遠隔制御システムを提供することを目的としている。【解決手段】本発明の機器の遠隔制御システム10は、アナログ信号を用いた制御操作により機械的動作を可能とする機器22を有する受信側機器20と、受信側機器とネットワーク12を介して接続し、アナログ信号をネットワーク信号に変換して受信側機器へ送信可能な送信側機器40と、を備えた機器の遠隔制御システムにおいて、受信側機器は、ネットワーク信号をアナログ信号に変換するDA変換機器24と、機器の作業対象物を撮影する撮影部30と、ネットワークの接続状態を監視する信号確認機器32を有し、送信側機器は、撮影部の映像を表示する画像表示部48を有し、信号確認機器は、ネットワークが切断あるいは遅延したときに、機器の停止信号を出力することを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は、高所など作業者が容易に近づくことができない現場に搬入した機器の遠隔制御システムに関する。
高所かつ、人体に悪影響を及ぼす環境など人が容易に立ち入れない作業現場において、各種測定器やビデオカメラを用いて内部状況を把握する作業がある。このときウィンチなどの巻上機を用いて測定器やビデオカメラを吊り上げて作業現場における高さ調整などの作業が必要不可欠となる。従来の巻上機を用いた吊搬機器は、有線により制御操作するものが多く、作業員が吊搬機器の近くで吊荷を目視しながらリモコンを用いて制御操作しなければならない。また、無線を用いた吊搬機器も存在するが、規則等で目視で吊荷の状況を確認しながら作業を行う必要があるため、操作範囲は極めて限定的となっていた。
一方、遠隔地から機器を制御操作する技術として、特許文献1に開示の機器制御装置は、遠隔地からリモコンを用いてネットワーク経由で映像記録再生機器などの機器制御装置の制御操作を可能としている。
また、特許文献2に開示のアナログ信号入出力システムは、入力端末で音声信号のアナログ信号をデジタル変換し、ネットワーク経由でホストコンピュータへ出力している。そして、ホストコンピュータで発生したデジタル信号を、ネットワークを介して出力端末に出力して、出力端末でアナログ変換して出力している。
特開2005−20463号公報 国際公開第WO2005/050944号
しかしながら、特許文献1のアナログ信号は、映像信号を対象とするものであり、特許文献2は、音声信号に関するアナログ信号の制御を行うものである。特許文献1,2は、ネットワーク経由で、巻上機などの動的機器を安全に操作するための遠隔制御システムを開示するものではない。
遠隔による制御操作が必要な場面において、従来のアナログ信号を用いた制御操作で機械的動作を可能とする機器を無線化した際、通信に何らかの不具合を生じて、受信側機器の信号が自己保持される構造では、入力された信号が実行されたままの状態となり、二次災害の危険性を誘発するおそれがある。
現状の技術では映像通信や音声信号など、通信に不具合があって通信が不通となっても危険性を伴わない映像又は音声機器でしか適用されていない。
上記従来技術の問題点に鑑み、本発明は、アナログ信号を用いた制御操作で機械的動作を可能とする機器に対して、安全かつ遠隔の制御操作が可能な機器の遠隔制御システムを提供することを目的としている。
上記の課題を解決するための第1の手段として、アナログ信号を用いた制御操作により機械的動作を可能とする機器を有する受信側機器と、前記受信側機器とネットワークを介して接続し、前記アナログ信号をネットワーク信号に変換して前記受信側機器へ送信可能な送信側機器と、を備えた機器の遠隔制御システムにおいて、前記受信側機器は、前記ネットワーク信号を前記アナログ信号に変換するDA変換機器と、前記機器の作業対象物を撮影する撮影部と、前記ネットワークの接続状態を監視する信号確認機器を有し、前記送信側機器は、前記撮影部の映像を表示する画像表示部を有し、前記信号確認機器は、前記ネットワークが切断あるいは遅延したときに、前記機器の停止信号を出力することを特徴とする機器の遠隔制御システムを提供することにある。
上記の課題を解決するための第2の手段として、前記第1の手段において、前記機器は、巻上機であることを特徴とする機器の遠隔制御システムを提供することにある。
上記の課題を解決するための第3の手段として、前記第2の手段において、前記ネットワーク信号を出力する時間間隔を前記巻上機の動作スピードに応じて設定することを特徴とする機器の遠隔制御システムを提供することにある。
上記構成による本発明によれば、アナログ信号を用いた制御操作で機械的動作を可能とする巻上機などの機器において、ネットワーク環境が整った場所であれば、安全かつ容易に遠隔操作を行うことができる。
また、ネットワークを介した通信のやりとりを行うことにより、ネットワークにアクセスすることが可能であれば、従来技術と比べて通信距離を格段に伸ばすことができる。
また、撮影部で撮影した作業対象物の映像を送信側機器で表示させることにより、現場から遠く離れた箇所であっても遠隔操作を実現できる。
さらに、ネッワーク信号の接続状況の監視を行うことにより、万が一通信環境に不具合があったときでも、受信側機器の電源を遮断して、不通時前の制御操作が実行され続けた機器による誤動作などの2次災害を確実に防止することができる。
また、信号確認のネットワーク信号の時間間隔を巻上機の動作スピードに応じて変えることにより、例えば、時間間隔が短すぎる場合にネットワークの状況によっては頻繁に機器が停止してしまうことを防止できる。
本発明の機器の遠隔制御システムの構成概略を示す図である。 DA変換機器の構成図である。 信号確認機器の構成図である。 AD変換機器の構成図である。 本発明の機器の遠隔制御システムの説明図である。 撮影部の処理フロー図である。 送信側機器の処理フロー図である。 受信側機器の処理フロー図である。 信号確認機器の処理フロー図である。 信号確認機器による信号確認のネットワーク信号を時系列に示した図である。
本発明の機器の遠隔制御システムの実施形態を添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
図1は、本発明の機器の遠隔制御システムの構成概略を示す図である。図示のように、本発明の機器の遠隔制御システム10は、受信側機器20と、送信側機器40を主な基本構成としている。
なお、本実施形態で用いるネットワーク12とは、TCP/IPを使用したインターネット、有線または無線によるLANなどを対象とするものである。
[受信側機器20]
受信側機器20は、機器22と、DA変換機器24と、ネットワーク分配器26と、無線通信機器28と、撮影部30と、信号確認機器32を主な基本構成としている。
機器22は、通常、リモコンと有線で直接的に接続してアナログ信号を用いた制御操作により機械的動作を可能とするものであるが、本実施形態の機器22は、前述のリモコンとネットワーク12を介して分離した構成である。本実施形態の機器22は、前述の機械的動作を可能とするものであれば良く、一例としてウィンチなどの巻上機を適用対象としている。
また、本実施形態の機器22の機械的動作とは、例えば、モーターの回転運動や、ピストンの往復運動など種々の力学的な運動を伴うものである。
図2はDA変換機器の構成図である。図示のようにDA変換機器24は、通信部24aと、電源入力部24bと、DA変換部24cと、接点24dと、接点出力部24eを主な基本構成としている。通信部24aは、ネットワーク信号を受信するものである。電源入力部24bは、電源(不図示)との接続箇所であり電力が入力されるものである。
DA変換部24cは、通信部24aからのネットワーク信号(デジタル信号)をアナログ信号に変換するものである。アナログ信号は接点24dへ入力されて、接点出力部24eから機器22へ出力される。
上記構成によるDA変換機器24は、後述する送信側機器40からネットワークを介して送信されたネットワーク信号をアナログ信号に変換し、機器22と電気的に接続してアナログ信号を用いた制御操作を入力可能に構成している。またDA変換機器24は、機器22と電気的に接続して電力を供給可能に構成している。電源入力部24bによる電源の供給又は遮断によって機器22を可動又は停止させることができる。
ネットワーク分配器26は、DA変換機器24と、無線通信機器28と、撮影部30と、信号確認機器32と電気的に接続するハブである。
無線通信機器28は、ネットワーク12を介してネットワーク信号を送信側機器40へ送信、又はネットワーク12を介して送信側機器40からのネットワーク信号を受信するものである。
撮影部30は、機器22の作業対象物を撮影するカメラである。例えば、巻上機の場合、ワイヤーで吊り下げられた吊荷の巻き上げ又は巻き下げの様子を撮影している。撮影部30は、ネットワーク分配器26と電気的に接続し、撮影データを入力可能に構成している。なお、撮影部30は、パン・チルト・ズームなどを行い、作業者の望む画像を所得可能な構成にすることもできる。
図3は信号確認機器の構成図である。信号確認機器32は、受信側機器20と送信側機器40の間のネットワーク信号の接続状態を監視するものである。信号確認機器32は、通信部32aと、電源入力部32bと、通信判定部32cと、タイマー32dと、電源スイッチ32eを主な基本構成としている。通信部32aは、信号確認のネットワーク信号を受信又は送信するものである。電源入力部32bは、電源(不図示)との接続箇所であり電力が入力されるものである。通信判定部32cは、タイマー32dで設定された所定時間ごとに、ネットワークを介して信号確認のネットワーク信号を通信部32aへ出力している。また、送信した信号確認のネットワーク信号に対して送信側機器40から返信された信号確認のネットワーク信号が通信部32aから入力されている。そして通信判定部32cは、あらかじめ設定した時間内で信号確認のネットワーク信号が送受信されたか否かの判定を行っている。また通信判定部32cは、この判定結果に基づいて、設定時間内に信号確認のネットワーク信号の送受信が確認できた場合には、後述する電源スイッチ32eへ電源供給の信号を出力している。一方、設定時間内に信号確認のネットワーク信号の送受信が確認できなかった場合には、後述する電源スイッチ32eへ電源遮断の信号を出力している。
タイマー32dは、前述の信号確認のネットワーク信号の出力間隔を任意の時間に設定変更するものである。本実施形態のタイマー32dは、信号確認のネットワーク信号の出力間隔が、信号確認のネットワーク信号の送受信の確認時間よりも長くなるように設定している。これにより、信号確認のネットワーク信号が複数出力された場合であっても、重複することなく時系列で各送受信を判定することができる。
電源スイッチ32eは、DA変換機器24の電源入力部24bのスイッチである。この電源スイッチ32eは、通信判定部32cからの電源供給又は電源遮断の信号に基づきDA変換機器24の電源入力部24bへ電源供給又は電源遮断の信号を出力するものである。これにより、DA変換機24と電気的に接続している機器22を可動又は停止、換言すると電源の供給又は遮断させることができる。
このような構成の受信側機器20は、作業者が近づくことができない高所などの作業現場に搬入したり、取り付けたりすることができる。
[送信側機器40]
送信側機器40は、遠隔操作機器42と、AD変換機器44と、ネットワーク分配器46と、画像表示部48と、無線通信機器50を主な基本構成としている。
遠隔操作機器42は、通常、機器22と有線で接続してアナログ信号を用いた制御操作を入力するものであるが、本実施形態の遠隔操作機器42は、前述のように機器22と分離した構成である。本実施形態の遠隔操作機器42は、ネットワーク12を介して受信側機器20の機器22を制御操作する操作指令をアナログ信号で入力するリモコン(リモートコントローラ)である。本実施形態の遠隔操作機器42は、機器22に対してアナログ信号による制御操作するための操作指令を行い、例えば、巻上機のリモコンの場合、ウィンチの巻き上げまたは巻き下げの操作指令をアナログ信号で入力するものである。
図4はAD変換機器の構成図である。図示のようにAD変換機器44は、通信部44aと、電源入力部44bと、AD変換部44cと、接点44dと、接点入力部44eを主な基本構成としている。接点入力部44eは、遠隔操作機器42からのアナログ信号が入力される。このアナログ信号は接点44dからAD変換部44cへ入力される。AD変換部44cは、遠隔操作機器42からのアナログ信号をネットワーク信号(デジタル信号)に変換するものである。電源入力部44bは、電源(不図示)との接続箇所であり電力が入力されるものである。通信部44aは、ネットワーク信号を送信するものである。
ネットワーク分配器46は、AD変換機器44と、画像表示部48と、無線通信機器50と電気的に接続するハブである。
画像表示部48は、前述の撮影部30で撮影した機器22の作業対象物の画像を画面に表示するモニタである。このような画像表示部48により、作業者は、画面を見ながら遠隔操作機器42で機器22の操作指令を入力することができる。
無線通信機器50は、ネットワーク12を介してネットワーク信号を受信側機器20へ送信、又はネットワーク12を介して受信側機器20からのネットワーク信号を受信するものである。
このような構成の送信側機器40は、機器22が設置されている現場から離れた場所(遠隔地)に設置されている。本実施形態の現場と制御操作する場所とは少なくともネットワーク12が接続されている通信環境が整っていることが必要である。
[作用]
上記構成による本発明の機器の遠隔制御システムの作用について、以下説明する。
図5は本発明の機器の遠隔制御システムの説明図である。図5において、送信側機器40と受信側機器20の詳細な構成は一部省略して示している。人が容易に立ち入ることができない建屋60の内部状況を把握するため、巻上機(機器22)のワイヤー先端に測定器70を取り付けて、この巻上機をクレーン80で建屋60の天井の開口62から内部へ搬入して、建屋60から離れた現場事務所90から作業者が機器22を遠隔操作する場合に、本発明の機器の遠隔制御システム10を用いている。この場合において、受信側機器20はクレーン80に吊り上げられている。また、送信側機器40は現場作業所90に配置されている。建屋60と現場作業所90は、ネットワーク12の通信環境が整った範囲内にある。
図6は撮影部の作業フロー図である。撮影部30で機器22の作業対象物となる測定器70を撮影する。撮影部30では撮影した映像が入力されると(ステップ1)、ネットワーク12の媒体に合わせて複数のデータに分割して各データにIPヘッダが付与される(ステップ2)。映像データはネットワーク信号として受信側機器20のネットワーク分配器26から無線通信機器28へ入力される。そして無線通信機器28からネットワーク12を介して送信側機器40の無線通信機器50へ送信される(ステップ3)。ネットワーク信号が送信側機器40の無線通信機器50で受信されると(ステップ4)、ネットワーク分配器46から画像表示部48へ出力されて、画像表示部48の画面上に測定器70の映像が表示される(ステップ5)。
次に現場作業所90の作業者は、画像表示部48に表示されている測定器70の映像を見ながら、遠隔操作機器42を用いて機器22の制御操作を行う。
図7は送信側機器の処理フロー図である。作業者が遠隔操作機器42により機器22に対してアナログ信号で制御操作するための操作指令を行う。巻上機のワイヤー先端に接続している測定器70を建屋60の内部下方へ搬入する場合、リモコンのウィンチ巻き下げボタンを押下してアナログ信号を入力する。送信側機器40のAD変換機器44がアナログ信号を受信すると(ステップ11)、アナログ信号をネットワーク信号へ変換する(ステップ12)。ネットワーク信号は、ネットワーク12の媒体に合わせて複数のデータに分割されて各データにIPヘッダが付与される(ステップ13)。このネットワーク信号は送信側機器40のネットワーク分配器46から無線通信機器50へ入力される。そして無線通信機器50からネットワーク12を介して受信側機器20の無線通信機器28へ送信される(ステップ14)。
図8は受信側機器の処理フロー図である。ネットワーク信号が受信側機器20の無線通信機器28で受信される(ステップ21)。ネットワーク信号は受信側機器20のネットワーク分配器26からDA変換機器24へ入力される。そしてDA変換機器24は各データのIPヘッダを削除して(ステップ22)、ネットワーク信号をアナログ信号へ変換する(ステップ23)。アナログ信号は、DA変換機器24から機器22へ送信されて(ステップ24)、巻上機のウィンチ巻き下げが実行されて、測定器70が建屋60の内部下方へと搬入される。
前述の送信側機器と受信側機器の間でネットワーク信号が送受信されている間、信号確認機器32は次のように作用している。
図9は信号確認機器の処理フロー図である。図10は信号確認機器による信号確認のネットワーク信号を時系列に示した図である。信号確認機器32から信号確認のネットワーク信号を出力する。信号確認のネットワーク信号は、受信側機器20のネットワーク分配器26から無線通信機器28へ入力される。そして無線通信機器28からネットワーク12を介して送信側機器40の無線通信機器50へ送信される(ステップ31)。信号確認のネットワーク信号は、送信側機器40のネットワーク分配器46からAD変換機器44へ入力(受信)される。信号確認機器32からの信号確認のネットワーク信号は、タイマー32dによるあらかじめ設定された時間毎に出力されている。この設定時間はタイマー32dにより設定変更でき、本実施形態では例えば、3秒毎に出力している。なお、信号確認のネットワーク信号の時間間隔は、巻上機の動作スピードに応じて変えると良い。時間間隔が短すぎる場合、ネットワークの状況によっては頻繁に機器22の停止が生じてしまうからである。
受信された信号確認のネットワーク信号は、AD変換器44から返礼される。信号確認のネットワーク信号は、送信側機器40のネットワーク分配器46から無線通信機器50へ入力される。そして無線通信機器50からネットワーク12を介して受信側機器20の無線通信機器28へ送信される。信号確認のネットワーク信号は、受信側機器20のネットワーク分配器26から信号確認機器32へ入力されて確認される(ステップ32)。このステップ31,32の作業は、所定時間のうちに行うものであり、本実施形態では例えば0.5秒で行われる。
そして信号確認機器32は、信号確認のネットワーク信号の送受信による通信可否の判定を行う(ステップ33)。信号確認のネットワーク信号の送受信が所定時間内に完了していれば、ネットワーク信号受信と判断されて(ステップ34)、通信判定部32cから電源スイッチ32eを介してDA変換機器24の電源入力部24bへ電源供給の信号が出力される(ステップ35)。これにより巻上機の巻き下げが維持される。
一方、前述のステップ33の判定において、信号確認のネットワーク信号の送受信が所定時間内に完了していなければ、ネットワーク信号の接続状態が切断あるいは遅延と判断されて、通信判定部32cから電源スイッチ32eを介してDA変換機器24の電源入力部24bへ電源遮断の信号が出力される(ステップ36)。これにより機器22の入力信号も停止されて、巻上機の巻き下げが停止する。よって、不通時前の制御操作が実行され続けた機器22による誤動作などの2次災害を確実に防止することができる。
機器22の停止後においても、信号確認機器32から所定間隔で連続的に信号確認のネットワーク信号が出力されている。そして、信号確認のネットワーク信号の送受信による通信可否の判定を行い(ステップ33)、信号確認のネットワーク信号の送受信が所定時間内に完了していれば、ネットワーク信号受信と判断されて(ステップ34)、通信判定部32cから電源スイッチ32eを介してDA変換機器24の電源入力部24bへ電源供給の信号が出力される(ステップ35)。
このような本発明の機器の遠隔制御システムによれば、アナログ信号を用いた制御操作で機械的動作を可能とする巻上機などの機器において、インターネットなどのネットワーク環境が整った場所であれば、安全かつ容易に遠隔操作を行うことができる。
また、撮影部で撮影した作業対象物の映像を送信側機器で表示させることにより、現場から遠く離れた箇所であっても遠隔操作を実現できる。
さらに、ネッワーク信号の接続状況の監視を行うことにより、万が一通信環境に不具合があったときでも、受信側機器の電源を遮断して、不通時前の制御操作が実行され続けた機器による誤動作などの2次災害を確実に防止することができる。
人が容易に立ち入れない場所に配置した機器の遠隔制御システムに関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
10………機器の遠隔制御システム、12………ネットワーク、20………受信側機器、22………機器、24………DA変換機器、24a………通信部、24b………電源入力部、24c………DA変換部、24d………接点、24e………接点出力部、26………ネットワーク分配器、28………無線通信機器、30………撮影部、32………信号確認機器、32a………通信部、32b………電源入力部、32c………通信判定部、32d………タイマー、32e………電源スイッチ、40………送信側機器、42………遠隔操作機器、44………AD変換機器、44a………通信部、44b………電源入力部、44c………AD変換部、44d………接点、44e………接点入力部、46………ネットワーク分配器、48………画像表示部、50………無線通信機器、60………建屋、62………開口、70………測定器、80………クレーン、90………現場作業所。

Claims (3)

  1. アナログ信号を用いた制御操作により機械的動作を可能とする機器を有する受信側機器と、
    前記受信側機器とネットワークを介して接続し、前記アナログ信号をネットワーク信号に変換して前記受信側機器へ送信可能な送信側機器と、
    を備えた機器の遠隔制御システムにおいて、
    前記受信側機器は、前記ネットワーク信号を前記アナログ信号に変換するDA変換機器と、前記機器の作業対象物を撮影する撮影部と、前記ネットワークの接続状態を監視する信号確認機器を有し、
    前記送信側機器は、前記撮影部の映像を表示する画像表示部を有し、
    前記信号確認機器は、前記ネットワークが切断あるいは遅延したときに、前記機器の停止信号を出力することを特徴とする機器の遠隔制御システム。
  2. 前記機器は、巻上機であることを特徴とする請求項1に記載の機器の遠隔制御システム。
  3. 前記ネットワーク信号を出力する時間間隔を前記巻上機の動作スピードに応じて設定することを特徴とする請求項2に記載の機器の遠隔制御システム。
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