JP2004338862A - エレベーターの塔内監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベーター塔内やかごの外観状態を保守員が所有する携帯端末装置で見ることができ、また1台の監視カメラで塔内とかご上とかご下等の状態を監視でき、さらに監視位置を容易に把握することができるエレベーターの塔内監視装置の提供。
【解決手段】エレベーターのつり合いおもり4に監視カメラ5を設置し、この監視カメラ5と保守員が所有する携帯端末装置7が通信し、監視カメラ5による映像を携帯端末装置7の画面に表示するようにした。また、エレベーターのかご3の位置とエレベーターのつり合いおもり4の位置を記憶するエレベーター稼動位置記憶部を設けることにより、エレベーター稼動位置記憶部のデータからエレベーターのつり合いおもり4の稼動位置を算出する手段により、監視カメラ5による映像位置を容易に把握できるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】エレベーターのつり合いおもり4に監視カメラ5を設置し、この監視カメラ5と保守員が所有する携帯端末装置7が通信し、監視カメラ5による映像を携帯端末装置7の画面に表示するようにした。また、エレベーターのかご3の位置とエレベーターのつり合いおもり4の位置を記憶するエレベーター稼動位置記憶部を設けることにより、エレベーター稼動位置記憶部のデータからエレベーターのつり合いおもり4の稼動位置を算出する手段により、監視カメラ5による映像位置を容易に把握できるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は顧客ビルに設置された設備機器の塔内画像を携帯端末装置で表示するエレベーターの塔内監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、予め定めた複数のかご停止位置に乗かごがある時に撮像手段から画像データを入力し、画像データから各画像データに対応する画像マスクの領域を除去し、この処理された画像データを監視センタに伝送することにより、伝送画像データ量の低減を図る「エレベーターの画像遠隔監視」が提案されていた (例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−93955号公報
(段落番号0021−0032、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術の「エレベーターの画像遠隔監視」では、エレベーターの塔内の監視及びエレベーターのかごの状況を監視する手段として、かご上とかご下の2箇所にカメラを設置する必要があった。また、保守員が作業に行った際、自由に塔内の状況やかご状態を保守員自身が監視することができないといった問題点があった。
【0005】
本発明は従来技術におけるかかる問題点を解消すべくなされたものであり、第1の目的は、エレベーター塔内やエレベーターのかごの外観状態を保守員が所有する携帯端末装置で見ることができるエレベーターの塔内監視装置を提供することである。第2の目的は、1台の監視カメラでエレベーターの塔内とかご上とかご下等の状態を監視でき、さらに監視位置を容易に把握することができるエレベーターの塔内監視装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、ビルに設置されたエレベーターを構成する機器に取り付けられ、画像を入力する撮像部と、映像信号を処理する信号処理部と映像データと制御データを送受信するデータ送受信部と、前記撮像部と前記信号処理部と前記データ送受信部を制御する制御部を有する監視カメラ装置と、監視カメラからの映像データと監視カメラを操作する制御データを送受信する送受信部と、前記エレベーターの情報を入力する入力部と、前記エレベーターのかご位置と前記エレベーターのつり合いおもりの位置を記憶するエレベーター稼動位置記憶部と、前記エレベーター稼動位置記憶部のデータからエレベーターのつり合いおもりの稼動位置を算出する手段と、前記稼動位置と前記映像を表示する表示部を備えた携帯端末装置を有するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を具体化した実施の形態を詳細に説明する。
【0008】
図1は本発明の実施形態を示す構成図である。
【0009】
図1において、1はエレベーターが設置されている顧客ビル、2は顧客ビル1のエレベーターが上下に動くための空間であるエレベーターシャフト、3は顧客ビル1に設置されているエレベーターのかご、4はエレベーター3を効率良く駆動させるためのカウンターウェート(つり合いおもり)、5はエレベーターシャフト2とエレベーターのかご3の外観の状態を撮影するための監視カメラ、6は顧客ビル1のエレベーターを保守する保守員、7は保守員6が所有し監視カメラ5で撮影した映像を映し出すための携帯端末装置である。
【0010】
図2は図1における監視カメラ5と携帯端末装置7の構成を示すブロック図である。図2において、5は図1における監視カメラ5、7は図1における携帯端末装置7である。51は映像を取り込む撮像部、52は撮像部51から取り込んだ映像を信号に変換するための信号変換部、53は信号変換部52で変換した映像信号を携帯端末装置7に送信したり、携帯端末装置7から監視カメラ5を操作するための信号を受信するための送受信部、54は携帯端末装置7から送られてくる信号に基づいて撮像部51と信号変換部52と送受信部53を制御する制御部である。携帯端末装置7において、71はエレベーターの保守員が携帯端末装置を操作するときの入力部、72は入力部71からの信号を監視カメラ5に送信したり、監視カメラ5からの映像信号を受信する送受信部、73は送受信部72からの映像信号を変換する信号変換部、74は信号変換部73からの信号を画像として表示する表示部である。なお、監視カメラ5の送受信部53と携帯端末装置7の送受信部72は無線により信号の送受信を行う。
【0011】
図3は図1に示したつり合いおもり4に設置された監視カメラの位置を特定するためのデータテーブルを示す説明図である。テーブルの列は「かごの位置」「つり合いおもりの位置」「監視カメラの位置」の2列である。また、「つり合いおもりの位置」は「監視カメラの位置」と同じ位置である。従って、「つり合いおもりの位置」が決定することにより、「監視カメラの位置」も同様に決定する。「つり合いおもりの位置」と「監視カメラの位置」は「かごの位置」によりエレベーター毎に自動的に決定する。このテーブルは前記監視カメラ5を設置したときにエレベーター毎に登録する。なお、この登録は計算式等により、自動的に計算して登録しても良い。つり合いおもりの位置はビルの構造等により各フロアの床から天井までの高さが異なっている場合があるなど、常に一定とは限らないので、図3のつり合いおもりの位置に示しているように階床数に各階で決まる補正用の距離を加算する。例えば、エレベーターのかごがM階に停止している場合のつり合いおもりの停止位置はA階+aメートルの位置であることを示している。ここで、補正値の算出は、フロアの床から天井までの中間距離を基準値の0メートルとして、つり合いおもりの監視カメラが取り付けられている位置と基準値の差として計算する。
【0012】
図4は図3で示したテーブルの具体例を示す説明図である。図4では5階床のエレベーターであるので、行は「1階」から「5階」までとなる。また、エレベーターのかごが停止する2階と3階はつり合いおもりの位置がそれぞれ4階+0.5メートル、3階+1.0メートルになることを示している。
【0013】
次に本発明の動作を図5の流れ図により説明する。通常、エレベーターの保守員6は顧客ビル1のエレベーター保守時には、エレベーターシャフト2内の状況、例えば、シャフト内の汚れや、エレベーターのかご3の上や下の状況を確認する必要がある。
【0014】
まず、手順S1において、エレベーターの保守員6はエレベーターの製造番号を携帯端末装置7の入力部71に入力する。次に手順S2において、保守員6は監視カメラ5にエレベーターシャフト2内の撮影開始指示を入力部71に入力する。手順S3において、制御部75は入力部71から入力された撮影開始信号を識別し、送受信部72から監視カメラ5の送受信部53に対して、撮影開始信号を送信する。撮影開始信号を受信した監視カメラ5の送受信部53は、受信した信号を制御部54に送り、制御部54は撮像部51に撮影開始の指示を出す。この指示により監視カメラはエレベーターシャフト2内の撮影を開始する。次に手順S4において、エレベーターシャフト内の映像は撮像部51より入力された後、信号変換部52で変換され、送受信部53から無線により携帯端末装置7の送受信部72に送信される。送受信部72で受信されたエレベーターシャフト内の映像信号は信号変換部73で変換され、表示部74で画像として再生される。
【0015】
次に、手順S5において、エレベーターの保守員6はエレベーターのかご3に乗り込み、かごが停止している停止階を携帯端末装置7の入力部71に入力する。手順S6において、携帯端末装置7の制御部75は手順S1で入力部71に入力されたエレベーターの製造番号と手順S5で入力部7に入力されたエレベーターのかご停止階に基づいて制御部7内に記憶されている監視カメラ位置算出テーブルを利用して、現在、監視カメラが映し出しているエレベーターシャフト内の位置を携帯端末装置7の表示部74に出力する。例えば、エレベーターの製造番号が100000−01、エレベーターの停止階が1階の場合、図4に示す位置変換テーブルにより、監視カメラの位置は「5階」と表示部74に表示される。保守員はこの表示階とエレベーターシャフト内の映像を見ることにより、エレベーターシャフト内の状態を確認する。次に手順S7で、他の階の監視が必要な場合、手順S8に移行し、エレベーターかご内の保守員はエレベーターを他の階に移動させ、手順S5からS6を繰り返す。監視が必要な全ての階において映像チェックを行った時点で終了する。
【0016】
なお、本実施形態では、携帯端末装置を例にして記載したが、画像確認手段としては、携帯端末装置以外に携帯電話などの機器、またエレベーターに設置されている監視装置や診断装置で使用している電話回線などを利用することにより、遠隔地に設置された監視センタでも可能である。
【0017】
このように、この具体例では携帯端末装置を用いることでエレベーターの塔内やかごの状態の確認が容易となる。また、塔内に入る必要がないので、技術のない作業者による塔内やエレベーターのかごの状態確認作業の安全が確保される。さらに、カメラが映し出している位置の特定が容易となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、保守員は携帯端末装置に表示された画像を見ることで、直接、エレベーターの塔内に入り、塔内の状況を確認する必要がないので、安全にかつ短時間で保守作業を進めることができる。また、塔内に入る技術のない作業者でも塔内の状況とかごの状況を確認することができる。請求項2記載の発明によれば、監視カメラが映し出している位置の特定がエレベーターのかご位置から容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明の一具体例の構成を示すブロック図である。
【図3】エレベーターの位置を説明する説明図である。
【図4】エレベーターの位置を説明する具体例を示す説明図である。
【図5】本発明の一具体例の動作を説明する流れ図である。
【符号の説明】
1 顧客ビル
2 エレベーターシャフト
3 エレベーターのかご
4 エレベーターのつり合いおもり
5 監視カメラ
6 エレベーターの保守員
7 携帯端末装置
51 監視カメラの撮像部
52 監視カメラの信号変換部
53 監視カメラの送受信部
54 監視カメラの制御部
71 携帯端末装置の入力部
72 携帯端末装置の送受信部
73 携帯端末装置の信号変換部
74 携帯端末装置の表示部
75 携帯端末装置の制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は顧客ビルに設置された設備機器の塔内画像を携帯端末装置で表示するエレベーターの塔内監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、予め定めた複数のかご停止位置に乗かごがある時に撮像手段から画像データを入力し、画像データから各画像データに対応する画像マスクの領域を除去し、この処理された画像データを監視センタに伝送することにより、伝送画像データ量の低減を図る「エレベーターの画像遠隔監視」が提案されていた (例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−93955号公報
(段落番号0021−0032、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来技術の「エレベーターの画像遠隔監視」では、エレベーターの塔内の監視及びエレベーターのかごの状況を監視する手段として、かご上とかご下の2箇所にカメラを設置する必要があった。また、保守員が作業に行った際、自由に塔内の状況やかご状態を保守員自身が監視することができないといった問題点があった。
【0005】
本発明は従来技術におけるかかる問題点を解消すべくなされたものであり、第1の目的は、エレベーター塔内やエレベーターのかごの外観状態を保守員が所有する携帯端末装置で見ることができるエレベーターの塔内監視装置を提供することである。第2の目的は、1台の監視カメラでエレベーターの塔内とかご上とかご下等の状態を監視でき、さらに監視位置を容易に把握することができるエレベーターの塔内監視装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、ビルに設置されたエレベーターを構成する機器に取り付けられ、画像を入力する撮像部と、映像信号を処理する信号処理部と映像データと制御データを送受信するデータ送受信部と、前記撮像部と前記信号処理部と前記データ送受信部を制御する制御部を有する監視カメラ装置と、監視カメラからの映像データと監視カメラを操作する制御データを送受信する送受信部と、前記エレベーターの情報を入力する入力部と、前記エレベーターのかご位置と前記エレベーターのつり合いおもりの位置を記憶するエレベーター稼動位置記憶部と、前記エレベーター稼動位置記憶部のデータからエレベーターのつり合いおもりの稼動位置を算出する手段と、前記稼動位置と前記映像を表示する表示部を備えた携帯端末装置を有するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を具体化した実施の形態を詳細に説明する。
【0008】
図1は本発明の実施形態を示す構成図である。
【0009】
図1において、1はエレベーターが設置されている顧客ビル、2は顧客ビル1のエレベーターが上下に動くための空間であるエレベーターシャフト、3は顧客ビル1に設置されているエレベーターのかご、4はエレベーター3を効率良く駆動させるためのカウンターウェート(つり合いおもり)、5はエレベーターシャフト2とエレベーターのかご3の外観の状態を撮影するための監視カメラ、6は顧客ビル1のエレベーターを保守する保守員、7は保守員6が所有し監視カメラ5で撮影した映像を映し出すための携帯端末装置である。
【0010】
図2は図1における監視カメラ5と携帯端末装置7の構成を示すブロック図である。図2において、5は図1における監視カメラ5、7は図1における携帯端末装置7である。51は映像を取り込む撮像部、52は撮像部51から取り込んだ映像を信号に変換するための信号変換部、53は信号変換部52で変換した映像信号を携帯端末装置7に送信したり、携帯端末装置7から監視カメラ5を操作するための信号を受信するための送受信部、54は携帯端末装置7から送られてくる信号に基づいて撮像部51と信号変換部52と送受信部53を制御する制御部である。携帯端末装置7において、71はエレベーターの保守員が携帯端末装置を操作するときの入力部、72は入力部71からの信号を監視カメラ5に送信したり、監視カメラ5からの映像信号を受信する送受信部、73は送受信部72からの映像信号を変換する信号変換部、74は信号変換部73からの信号を画像として表示する表示部である。なお、監視カメラ5の送受信部53と携帯端末装置7の送受信部72は無線により信号の送受信を行う。
【0011】
図3は図1に示したつり合いおもり4に設置された監視カメラの位置を特定するためのデータテーブルを示す説明図である。テーブルの列は「かごの位置」「つり合いおもりの位置」「監視カメラの位置」の2列である。また、「つり合いおもりの位置」は「監視カメラの位置」と同じ位置である。従って、「つり合いおもりの位置」が決定することにより、「監視カメラの位置」も同様に決定する。「つり合いおもりの位置」と「監視カメラの位置」は「かごの位置」によりエレベーター毎に自動的に決定する。このテーブルは前記監視カメラ5を設置したときにエレベーター毎に登録する。なお、この登録は計算式等により、自動的に計算して登録しても良い。つり合いおもりの位置はビルの構造等により各フロアの床から天井までの高さが異なっている場合があるなど、常に一定とは限らないので、図3のつり合いおもりの位置に示しているように階床数に各階で決まる補正用の距離を加算する。例えば、エレベーターのかごがM階に停止している場合のつり合いおもりの停止位置はA階+aメートルの位置であることを示している。ここで、補正値の算出は、フロアの床から天井までの中間距離を基準値の0メートルとして、つり合いおもりの監視カメラが取り付けられている位置と基準値の差として計算する。
【0012】
図4は図3で示したテーブルの具体例を示す説明図である。図4では5階床のエレベーターであるので、行は「1階」から「5階」までとなる。また、エレベーターのかごが停止する2階と3階はつり合いおもりの位置がそれぞれ4階+0.5メートル、3階+1.0メートルになることを示している。
【0013】
次に本発明の動作を図5の流れ図により説明する。通常、エレベーターの保守員6は顧客ビル1のエレベーター保守時には、エレベーターシャフト2内の状況、例えば、シャフト内の汚れや、エレベーターのかご3の上や下の状況を確認する必要がある。
【0014】
まず、手順S1において、エレベーターの保守員6はエレベーターの製造番号を携帯端末装置7の入力部71に入力する。次に手順S2において、保守員6は監視カメラ5にエレベーターシャフト2内の撮影開始指示を入力部71に入力する。手順S3において、制御部75は入力部71から入力された撮影開始信号を識別し、送受信部72から監視カメラ5の送受信部53に対して、撮影開始信号を送信する。撮影開始信号を受信した監視カメラ5の送受信部53は、受信した信号を制御部54に送り、制御部54は撮像部51に撮影開始の指示を出す。この指示により監視カメラはエレベーターシャフト2内の撮影を開始する。次に手順S4において、エレベーターシャフト内の映像は撮像部51より入力された後、信号変換部52で変換され、送受信部53から無線により携帯端末装置7の送受信部72に送信される。送受信部72で受信されたエレベーターシャフト内の映像信号は信号変換部73で変換され、表示部74で画像として再生される。
【0015】
次に、手順S5において、エレベーターの保守員6はエレベーターのかご3に乗り込み、かごが停止している停止階を携帯端末装置7の入力部71に入力する。手順S6において、携帯端末装置7の制御部75は手順S1で入力部71に入力されたエレベーターの製造番号と手順S5で入力部7に入力されたエレベーターのかご停止階に基づいて制御部7内に記憶されている監視カメラ位置算出テーブルを利用して、現在、監視カメラが映し出しているエレベーターシャフト内の位置を携帯端末装置7の表示部74に出力する。例えば、エレベーターの製造番号が100000−01、エレベーターの停止階が1階の場合、図4に示す位置変換テーブルにより、監視カメラの位置は「5階」と表示部74に表示される。保守員はこの表示階とエレベーターシャフト内の映像を見ることにより、エレベーターシャフト内の状態を確認する。次に手順S7で、他の階の監視が必要な場合、手順S8に移行し、エレベーターかご内の保守員はエレベーターを他の階に移動させ、手順S5からS6を繰り返す。監視が必要な全ての階において映像チェックを行った時点で終了する。
【0016】
なお、本実施形態では、携帯端末装置を例にして記載したが、画像確認手段としては、携帯端末装置以外に携帯電話などの機器、またエレベーターに設置されている監視装置や診断装置で使用している電話回線などを利用することにより、遠隔地に設置された監視センタでも可能である。
【0017】
このように、この具体例では携帯端末装置を用いることでエレベーターの塔内やかごの状態の確認が容易となる。また、塔内に入る必要がないので、技術のない作業者による塔内やエレベーターのかごの状態確認作業の安全が確保される。さらに、カメラが映し出している位置の特定が容易となる。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、保守員は携帯端末装置に表示された画像を見ることで、直接、エレベーターの塔内に入り、塔内の状況を確認する必要がないので、安全にかつ短時間で保守作業を進めることができる。また、塔内に入る技術のない作業者でも塔内の状況とかごの状況を確認することができる。請求項2記載の発明によれば、監視カメラが映し出している位置の特定がエレベーターのかご位置から容易に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明の一具体例の構成を示すブロック図である。
【図3】エレベーターの位置を説明する説明図である。
【図4】エレベーターの位置を説明する具体例を示す説明図である。
【図5】本発明の一具体例の動作を説明する流れ図である。
【符号の説明】
1 顧客ビル
2 エレベーターシャフト
3 エレベーターのかご
4 エレベーターのつり合いおもり
5 監視カメラ
6 エレベーターの保守員
7 携帯端末装置
51 監視カメラの撮像部
52 監視カメラの信号変換部
53 監視カメラの送受信部
54 監視カメラの制御部
71 携帯端末装置の入力部
72 携帯端末装置の送受信部
73 携帯端末装置の信号変換部
74 携帯端末装置の表示部
75 携帯端末装置の制御部
Claims (2)
- ビルに設置されたエレベーターを構成する機器に取り付けられ、画像を入力する撮像部と、映像信号を処理する信号処理部と映像データと制御データを送受信するデータ送受信部と、前記撮像部と前記信号処理部と前記データ送受信部を制御する制御部を有する監視カメラ装置と、監視カメラからの映像データと監視カメラを操作する制御データを送受信する送受信部と、前記エレベーターの情報を入力する入力部と、前記エレベーターのかご位置と前記エレベーターのつり合いおもりの位置を記憶するエレベーター稼動位置記憶部と、前記エレベーター稼動位置記憶部のデータからエレベーターのつり合いおもりの稼動位置を算出する手段と、前記稼動位置と前記映像を表示する表示部を備えた携帯端末装置を有することを特徴とするエレベーターの塔内監視装置。
- 監視カメラ装置をエレベーターのつり合いおもりに設置したことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの塔内監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003136260A JP2004338862A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | エレベーターの塔内監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003136260A JP2004338862A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | エレベーターの塔内監視装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004338862A true JP2004338862A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33526283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003136260A Pending JP2004338862A (ja) | 2003-05-14 | 2003-05-14 | エレベーターの塔内監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004338862A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007320702A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータの保守作業制御システム |
WO2009051587A1 (en) * | 2007-10-15 | 2009-04-23 | Otis Elevator Company | Hoistway inspection device |
CN110248886A (zh) * | 2017-02-09 | 2019-09-17 | 三菱电机株式会社 | 电梯系统以及电梯系统中的信息提供方法 |
-
2003
- 2003-05-14 JP JP2003136260A patent/JP2004338862A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007320702A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータの保守作業制御システム |
WO2009051587A1 (en) * | 2007-10-15 | 2009-04-23 | Otis Elevator Company | Hoistway inspection device |
CN110248886A (zh) * | 2017-02-09 | 2019-09-17 | 三菱电机株式会社 | 电梯系统以及电梯系统中的信息提供方法 |
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