JP2010095363A - エレベータの監視システム - Google Patents

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増実 加世田
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Abstract

【課題】多数のエレベータの諸種のデータをインターフォン線路を通して監視する。
【解決手段】 複数台のエレベータかご11-1〜11-3と、エレベータかごに近い個所に設置される機械室2と、監視室3とを有する監視システムであって、各エレベータかご側からの監視カメラ13,…の映像データ及び前記機械室設置の各制御盤で得られる前記エレベータ運転に関する監視・制御データを高周波成分に変換し音声データに重畳し、1つのインターフォン線路29を通して監視室3に送信し、当該監視室3側で音声データと他の高周波成分のデータを分離し、かつ、高周波成分のデータを復号して映像データに変換し、音声データによる通話及び映像データ及び各エレベータかごの運転に関する監視・制御データを表示し監視可能とするエレベータの監視システムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、1台以上のエレベータに関する諸種のデータを監視するエレベータの監視システムに関する。
エレベータかご内には、かご内の状況を撮影するかご内監視カメラやかご内の乗客と会話するためのインターフォン機器などが設置され、外部でかご内の状況を知る手段が講じられている。
また、エレベータかごの運転制御を司る制御盤が設置され、この制御盤で得られたデータを外部の監視装置で取り込み、エレベータの運転状況を監視する場合もある。
近年、かかる監視装置では、モニター装置の画面を見ながら、監視カメラのかご内映像とエレベータ制御盤で得られるエレベータの運転に関する監視・制御データとを切替えて表示できる監視システムが提案されている(特許文献1)。
また、かご内の乗客とかご外部との間で会話する音声データを伝送するインターフォン線路を利用し、監視カメラの映像データを伝送するエレベータのデータ伝送システムも提案されている(特許文献2)。
特開2004−252763号公報 特許第3787600号公報
ところで、エレベータ設置の建屋内の監視室でエレベータの運転状況を監視する場合、監視室には、必ずかご内の乗客が外部と会話するためのインターフォン機器が設置され、さらに追加的にエレベータの動作状況を監視する監視装置及びかご内監視カメラの映像データを見るためのモニター装置が設置される。
以上のようにエレベータに関する諸種のデータを監視する場合、データの使用目的に応じてそれぞれ個別のデータ線を利用し、監視室に設置される各装置に送信している。そのため、使用目的に応じてそれぞれ専用のデータ線を敷設する必要がある。また、大規模な建屋になれば、エレベータの設置台数が増えてくるが、監視室に取り込むデータの使用目的及びエレベータの台数に比例してデータ線の配線数も増加してくる。
従って、同一の建屋内に監視室を設ける場合、監視室に取り込むデータの使用目的及びエレベータの台数に比例してデータ線の配線数が増えてくる。その結果、エレベータ設備の費用削減の1つとして、配線数の削減が要求されている。
そこで、特許文献2のデータ伝送システムでは、以上のような問題を解決するために、インターフォン線路を共用利用することが考えられている。
しかしながら、特許文献2に記載のデータ伝送システムは、一台のエレベータを対象としており、複数台のエレベータを監視する場合に適用できない。
また、通信距離が長くなると、単位時間当りのデータ送受信量が減少する。そのため、大きな建屋の場合には、データサイズの関係から適用できない場合が出てくる。
さらに、通信距離が長くなったり、エレベータの台数ごとにインターフォン線路を敷設した場合、それに伴って断線、周辺環境に応じたノイズ等が影響し、通信状況が変化してくる。通信状況が悪化した場合、単位時間当りの送受信データの最大データサイズを減らし、通信できなくなる状態を回避しているが、最大データサイズを減らした場合には必要なデータを充分に送受信できなくなり、多数のエレベータの諸種のデータを監視する場合、充分な監視ができない状態となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、多数のエレベータに関する諸種のデータをインターフォン線路を利用して監視室で監視するエレベータの監視システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、複数台のエレベータかご内にそれぞれ設置される各監視カメラのかご内映像データと各かご側インターフォン機器の音声に関するデータと前記エレベータかごに近い個所に設置される機械室内の前記かご対応の制御盤で得られるエレベータ運転に関する監視・制御データとを監視室で監視するエレベータの監視システムであって、
前記監視室は、前記機械室側とインターフォン線路で接続され、かつ、送受信機及びローパスフィルタ、当該ローパスフィルタに接続される監視側インターフォン機器及び前記送受信機で受信された前記かご内映像データ及び前記エレベータ運転に関する監視・制御データを処理しモニター装置に表示する監視処理部が設けられ、
前記複数台の監視カメラの映像データ及び前記各制御盤で得られる前記エレベータ運転に関する監視・制御データを高周波成分に変換し前記音声データに重畳し、前記インターフォン線路を介して前記監視室に送信し、当該送受信機及びローパスフィルタで前記かご内映像データ及び前記各エレベータかごの運転に関する監視・制御データと前記音声データとを分離し、この分離された映像データ及び各エレベータかごの運転に関する監視・制御データを前記モニター装置に表示して監視可能にし、かつ、前記かご側インターフォン機器と前記監視側インターフォン機器との間で音声データの授受を行う構成である。
本発明によれば、多数のエレベータに関する諸種のデータ,例えば複数台のエレベータかごの監視カメラのかご内映像データと各かご側インターフォン機器の音声に関するデータと前記複数台のエレベータかごとは別の個所に設置される機械室内の前記かご対応の制御盤で得られるエレベータ運転に関する監視・制御データとを1つのインターフォン線路を利用して監視室で監視できるエレベータの監視システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るエレベータの監視システムの一実施の形態を示す構成図である。
この実施の形態例は、エレベータの比較的近い1つの機械室で複数のエレベータに関する諸種のデータデータを取り込み、1つのインターフォン線路を利用し、監視室に伝送する例である。
エレベータの監視システムは、昇降路内設備系1と、機械室2と、監視室3とからなる。
昇降路内設備系1としては、横幅方向に広い1つの昇降路10または個別に仕切り壁で分離された昇降路10内にそれぞれ独立して運転制御される複数(例えば3台)のエレベータかご11−1,11−2,11−3が設置される。各エレベータかご11−1,11−2,11−3内には、それぞれインターフォン子機12、かご内を撮影する監視カメラ13、データを蓄積するストレージ装置14及び送受信機15が設置されている。ストレージ装置14は、例えば監視カメラ13と独立してかご上部などに設置されているが、監視カメラ13内に組み込んだ構成であってもよい。
各監視カメラ13で撮影されたかご内の映像データはストレージ装置14に一旦記憶した後、送受信機15で高周波成分データに変換し、各かご対応のインターフォン線路16−1,16−2,16−3を通して機械室2に送られる。
また、各インターフォン子機12から入力される音声データはそのまま各かご対応のインターフォン線路16−1,16−2,16−3を通して機械室2に送られる。
機械室2は、複数のエレベータかご11−1,11−2,11−3の比較的近い個所,例えば横幅方向に広い1つの昇降路10または仕切り壁で分離された昇降路10の上部、昇降路内あるいは代表する1つの乗場附近などに設置される。
この機械室2には、各エレベータかご11−1,11−2,11−3と個別に対応する制御盤20−1,20−2,20−3と共通制御盤21が設けられている。
大規模な建物の場合、複数のエレベータかご11−1,11−2,11−3を備えた複数系統A〜Cの昇降路10が存在し、それに伴って複数系統A〜Cの機械室2が存在する。
以下、ここでは、1つの系統Aに存在する複数のエレベータかご11−1,11−2,11−3を備えた昇降路10及び1つの機械室2について説明する。
各制御盤20−1,20−2,20−3には、各エレベータかご11−1,11−2,11−3に関する諸種のデータの送受信を司る送受信機15,…と1対1の対応関係をもってデータの送受信を行う送受信機22、低周波成分となる音声データを通すローパスフィルタ23及びエレベータ対応の制御基板24が設けられている。その他、エレベータの運転に関する監視・制御データなどを格納する記憶装置(図示せず)が設けられている。
各制御基板24は、運転用プログラムに従い、共通制御盤21と連携しながら対応するエレベータかご11−1,11−2,11−3の運転状況に関する監視データデータを取り込み、監視室3に送信するとともに、監視室3からの制御指令データを取り込み、エレベータかご11−1,11−2,11−3の運転動作を制御する。
一方、共通制御盤21は、群制御用プログラムに従い、乗場呼び階に応じて最適なエレベータかご例えば11−1を割り付け制御などを行う群管理制御基板25、メンテナンス時などに図示しないスイッチオンしエレベータかご11−1,11−2,11−3のインターフォン子機12と会話するインターフォン親機26、集線装置27、送受信機28等が設けられている。
集線装置27は、各制御盤20−1,20−2,20−3の送受信機22の復号データ、制御基板24の制御データその他の群管理制御基板25からの制御データなどを受け取って一時記憶した後、受け取った順に順次に送受信機28に送出する。
送受信機28は受け取ったデータのうち、映像データ及びエレベータかごの運転に関する監視・制御データを高周波成分データに変換し、機械室2から監視室3に繋がっている1つのインターフォン線路29上の音声データに重畳し監視室3に送信する。
監視室3には、系統A〜C別のローパスフィルタ31と、インターフォン親機32、系統A〜C別の送受信機33、集線装置34、CPUを備えた監視処理部(例えばパソコン)35及びモニター装置36が設けられている。
次に、以上のようなエレベータの監視システムの作用について説明する。
先ず、エレベータかご11−1内の乗客が外部と会話する場合、乗客の音声データがインターフォン子機12から入力され、送受信機15に送られる。ここで、送受信機15は、その音声データをそのままかご対応のインターフォン線路16−1を通して機械室2へ送る。機械室2では、エレベータかご11−1側からの音声データがかご対応の制御盤20−1のローパスフィルタ23に送られ、ここでインターフォン線路16−1内で混入される高周波成分であるノイズなどを取り除いた後、送受信機28に送出する。
送受信機28は、受け取った音声データをそのままインターフォン線路29を通して監視室3へ送信する。監視室3のローパスフィルタ31はインターフォン線路29で混入されるノイズなどを除去した後、インターフォン親機32から出力し、かご内乗客の音声データを監視員に知らせる。
一方、監視室インターフォン親機32からの音声データは、対応するローパスフィルタ31、インターフォン線路29、ローパスフィルタ23を通り、対応するエレベータかご11−1の送受信機15に送信する。この送受信機15は、監視室インターフォン親機32からの音声データを受信し、インターフォン子機12から出力し、かご内の乗客に通知する。
次に、エレベータかご11−1の監視カメラ13で撮像された映像データを監視室3に送信する例について説明する。
監視カメラ13で撮影されたかご内の映像データはストレージ装置14に記憶した後、送受信機15に送られる。送受信機15では、映像データを高周波成分データに変換しインターフォン線路16−1を介して機械室2に送信するが、このとき高周波成分データはインターフォン子機12から乗客の音声データが入力されている場合にはその乗客の音声データに重畳して送信し、インターフォン子機12から乗客の音声データが入力されていない場合には音声データ無入力時の所定レベル(例えば零レベル)の音声データに重畳して送信する。
機械室2側では、エレベータかご11−1側の送受信機15から送られてくる高周波成分データを送受信機22で受信し復号することによって映像データを取り出し、集線装置27に入力する。
集線装置27は、前述するように映像データを含む制御盤20−1,20−2,20−3の各構成要素23,24及び共通制御盤21の群管理制御基板25からのデータを受け取って一時記憶した後、受け取った順番に送受信機28に送出する。
送受信機28は、監視カメラ13の映像データを受け取ると、高周波成分データに変換した後、前述同様に音声データに重畳し、インターフォン線路29を介して監視室3に送信する。
監視室3では、機械室2と同様にローパスフィルタ31及び送受信機33で音声データと高周波成分データに分離し、高周波成分データが対応する送受信機33に入力される。送受信機33は、入力された高周波成分データを復号し、映像データに変換した後、集線装置34を通して監視処理部(例えばパソコン)35に送る。監視処理部35は、モニター装置36の画面の所定領域に必要な監視データなどが表示するように処理した後、モニター装置36に表示する。
図2は監視処理部35で処理された結果の画像のイメージを示す図である。すなわち、モニター装置36に表示される画像イメージとしては、例えば図示左側に各昇降路10のかごごとに縦方向に階高さを表わすバーA1〜A3が表示され、各バーA1〜A3内には現在のエレベータかご11−1〜11−3のかご位置が四角形に表示され、さらに各バーA1〜A3の下部には現在停止中−,下降中↓,上昇中↑を表わすマークが表示されている。
一方、図示左側の画面には、監視カメラ13で撮影された各エレベータかご11−1〜11−3のかご内映像が表示される。36aは各エレベータかご11−1〜11−3の運転に関する諸種のデータを表示する表示領域、36bは監視カメラ13の映像データを表示する表示領域である。
各制御基板24は、所定の運転用プログラムに従って対応するエレベータかご11−1〜11−3を運転制御するが、このとき、制御基板24で受け取ったデータ及び処理結果の制御データは集線装置27にも送られ、映像データと同様に高周波成分に変換した後、機械室3の送受信機33,集線装置35を通って監視処理部35に送られ、ここで所定の処理を行った後、その処理結果のデータをモニター装置36に表示し、さらに各エレベータかご11−1〜11−3の現在位置が図2に示すように左側のバーA1〜A3内に表示する。
従って、以上のような実施の形態によれば、各監視カメラ13の映像データやエレベータかご11−1〜11−3の運転に関する監視・制御データを発生順番に受け付けて高周波成分に変換した後、インターフォン子機12の音声に関するデータに重畳し、機械室2を経由して監視室3に送信するので、複数台の監視カメラ13,…の映像及び複数台のエレベータかご11−1〜11−3の運転状況に関するデータを1つのインターフォン線路29を利用して監視室3とやり取りすることができ、使用目的が異なるデータであってもインターフォン線路を利用して離れた監視室3に送信でき、データ伝送の配線数及び配線費用を大幅に削減できる。
(他の実施の形態)
(1) 一つの機械室2で例えば8台のエレベータかご11−1〜11−8(11−4〜11−8は図示せず)を管理する場合、8台分の監視カメラ13,…の映像データを送信する必要がある。ここで、全ての映像データを送信すると、インターフォン線路29で送受信できる単位時間当りの送受信可能なデータサイズを超えてしまう場合がある。
そこで、本発明に係るエレベータの監視システムでは、次の処理を実行する。
機械室2の集線装置27あるいは送受信機28においては、監視処理部35から現在のモニター装置36に表示中の映像データの表示制御指示を受け取り、各監視カメラ13,…で撮像された映像データを監視室3に送信するときに予め大・中・小の3種類の画像サイズで変更し送信する画像編集ツールを用意する。例えば表示制御指示に基づき、大のサイズを1とした時、中のサイズを1/4、小のサイズを1/8とする。
監視処理部35が一台のエレベータかご11−1の監視カメラ13の映像データのみを表示するとき、監視カメラ13の映像データを台のサイズとする表示制御指示を機械室2に送る。
機械室2の送受信機28は、表示制御指示に基づき、画像編集ツールを用いて、該当映像データのサイズを調整し、大のサイズの映像データとし、高周波成分に変換して監視室3に送信する。このとき、一台の監視カメラ13の映像データだけを表示しているので、機械室2の送受信機28は、他の7台の監視カメラ13の映像データの送信を中止する。
また、監視処理部35がモニター装置36の一画面に4台分の監視カメラ13の映像データを表示する場合、監視処理部35から監視カメラ13を特定し4分割表示制御指示を受け取ると、送受信機28は、4台分の監視カメラ13の映像データのサイズを調整して中サイズに編集した後、高周波成分に変換して監視室3に送信する。このとき、4台の監視カメラ13の映像データが表示され、他の4台の監視カメラ13の映像データの送信は中止となる。
さらに、8台の監視カメラ13の映像データを表示する場合、8台分の監視カメラ13の映像データを小サイズに変換し、高周波成分に変換して監視室3に送信する。
従って、以上のような実施の形態によれば、各エレベータかご11−1,…から送られてくる映像のデータサイズを変更して監視室3に送信するので、かご台数や監視カメラ13の設置台数が増えても、映像データのサイズを調整して受け渡すことができる。その結果、インターフォン線路29が長く、単位時間当りの送受信データ量に制限があっても、システムの構成を維持しつつ確実に多数の監視カメラの映像データを監視室3に送信できる。
(2) また、監視室3のパソコンである監視処理部35は、SNMP(Simple Network Management Protcol)のような通信機器監視用プロトコルを備え、通信用プロトコルの手順に従って通信機器である送受信機28、33,…の通信状態を監視する。
このとき、送受信機28、33,…の送受信状態から、通信状態の悪化によって送受信機28からの単位時間当りの送受信可能なデータサイズを減らした場合、通信可能なデータサイズに減らした旨の情報を監視処理部35に通知する。ここで、通信状態の悪化としては、例えばインターフォン線路29の設置状況や外部環境に応じて混入するノイズなどによる悪化である。
監視処理部35は、各送受信機33から監視カメラ13の映像データやエレベータ制御盤20−1から20−3の運転に関する監視・制御データを通信可能な必要データサイズよりも減少させたことを受け取ると、モニター装置36に通信データ量の減少を知らせる警告メッセージを表示する。
図3は通信データ量減少による警告メッセージ37の表示イメージ例を示す図である。すなわち、表示画面の右側下部の適宜な表示領域に例えば「エラーが発生したため、一旦カメラ映像を中止します。」という警告メッセージを表示する。
従って、以上のような構成とすることにより、通信状況が悪化し、充分な通信ができなくなった場合には、警告メッセージをモニター装置36に表示し監視員に知らせるので、通信状態の悪化状態を容易に把握することができる。
(3) さらに、機械室2の送受信機28は、インターフォン線路29が長い場合、送信可能なデータ量が減ってしまうことから、常に全てのデータを送信するのではなく、通信可能な必要のデータ量を送信してもよい。このとき、監視室3の監視処理部35は、自身の送受信機33の受信状態からデータ量が減ったと判断したとき、受信するデータサイズを調整し、モニター装置36の表示への影響を最小限に抑えるために、例えば監視カメラ13の映像データ量を制限するようにしてもよい。
具体的な制限手段としては、例えば監視カメラ13から取得した映像データの解像度の減少させるとか、監視カメラ13から映像データを取得する頻度を下げるとか、必要に応じて通信の悪化状態が大きい場合には監視カメラ13からの映像データの取得を停止し、エレベータの監視・制御に関するデータのみを取得し、最低限必要なデータだけをモニター装置36に表示できるようにしてもよい。
このような構成とすることにより、長い距離のインターフォン線路29を設けた場合であっても、受信データ量を抑制しながら必要なデータを取り込んでモニター表示できる。また、配線の接続状態やノイズの状況を監視し、悪化状態になったとき、エレベータの監視・制御に関するデータのみに制限することにより、接続の信頼性を評価しつつ、送受信データを授受できる。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。例えば昇降路10の各エレベータかご11−1〜11−3側からの映像データ及び機械室2の各制御盤20−1〜20−3からのエレベータの運転に関する制御・監視データを監視室3側に送信する例について述べているが、監視室3側から監視結果の制御に関するデータを機械室2側及び各エレベータかご11−1〜11−3側へ送信する場合も同様に送信できることは言うまでもない。
本発明に係るエレベータの監視システムの一実施の形態を示す構成図。 監視室の監視処理部で処理された結果を表示部に表示する画像イメージ図。 監視室のモニター用表示部に通信悪化状態であることの警告メッセージの表示イメージ図。
符号の説明
1…昇降路内設備系、2…機械室、3…監視室、10…昇降路、ご11−1,11−2,11−3…エレベータかご、12…インターフォン子機、13…監視カメラ、14…ストレージ装置、15…送受信機、16…インターフォン線路、20−1,20−2,20−3…制御盤、21…共通制御盤、22…送受信機、23…ローパスフィルタ、24…制御基板、25…群管理制御基板、27…集線装置、28…送受信機、29…インターフォン線路、31…ローパスフィルタ、32…インターフォン親機、33…送受信機、34…集線装置、35…監視処理部(例えばパソコン)、36…モニター装置(表示部)。

Claims (4)

  1. 複数台のエレベータかご内にそれぞれ設置される各監視カメラのかご内映像データと各かご側インターフォン機器の音声に関するデータと前記エレベータかごに近い個所に設置される機械室内の前記かご対応の制御盤で得られるエレベータ運転に関する監視・制御データとを監視室で監視するエレベータの監視システムにおいて、
    前記監視室は、前記機械室側とインターフォン線路で接続され、かつ、送受信機及びローパスフィルタ、当該ローパスフィルタに接続される監視側インターフォン機器及び前記送受信機で受信された前記かご内映像データ及び前記エレベータ運転に関する監視・制御データを処理しモニター装置に表示する監視処理部が設けられ、
    前記複数台の監視カメラの映像データ及び前記各制御盤で得られる前記エレベータ運転に関する監視・制御データを高周波成分に変換し前記音声データに重畳し、前記インターフォン線路を介して前記監視室に送信し、当該送受信機及びローパスフィルタで前記かご内映像データ及び前記各エレベータかごの運転に関する監視・制御データと前記音声データとを分離し、この分離された映像データ及び各エレベータかごの運転に関する監視・制御データを前記モニター装置に表示して監視可能にし、かつ、前記かご側インターフォン機器と前記監視側インターフォン機器との間で音声データの授受を行うことを特徴とするエレベータの監視システム。
  2. 請求項1に記載のエレベータの監視システムにおいて、
    前記機械室は、複数台の監視カメラのかご内映像データ、前記各エレベータかごの運転に関する監視・制御データ及び前記各かご側インターフォン機器の音声データを前記監視室及び対応するエレベータかごに中継する中継機能を有し、
    この中継機能は、予め前記監視カメラの映像を複数種類の画像サイズに編集する機能を設け、前記監視処理部からの現在の表示制御指示に応じて、前記各監視カメラの映像データのデータサイズを変更し、必要に応じてサイズを変更しない他の監視カメラの映像データを送信中止とし、サイズ変更された映像データを前記1つのインターフォン線路を介して前記監視室に受け渡し表示可能とすることを特徴とするエレベータの監視システム。
  3. 請求項1に記載のエレベータの監視システムにおいて、
    前記監視室の監視処理部は、少なくとも前記監視室内の送受信機から通信悪化によるデータ量の減少の通知を受けたとき、前記モニター装置に受信データ量の減少による警告メッセージを表示することを特徴とするエレベータの監視システム。
  4. 請求項1または請求項3に記載のエレベータの監視システムにおいて、
    前記監視室の監視処理部は、通信悪化による通信データ量が減少したとき、前記分離された前記監視カメラの映像データ及び各エレベータかごの運転に関する監視・制御データの受信データ量を制限し、前記モニター装置への表示の影響を抑えることを特徴とするエレベータの監視システム。
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