JP2005354367A - ネットワークカメラシステム - Google Patents

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Kiyonori Sekiguchi
清典 関口
Yoshiki Hirano
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Abstract

【課題】 ネットワークカメラでの撮像により防犯や保全のための監視を行うネットワークカメラシステムにおいて、比較的簡易な構成によって、ネットワークカメラとセンサ間の安定的な信号の送受信を実現し、監視対象に異常が発生した場合に撮像領域を自動的に決定して適切な撮像を行うことを可能とする。
【解決手段】 電力供給可能な電灯線ネットワーク(2)と、その電灯線ネットワークに接続されたネットワークカメラ(4a、4b)と、そのネットワークカメラの撮像範囲内に設置され、電灯線ネットワークを介してネットワークカメラと接続された監視用のセンサ(5a−5e)とを備え、センサは、監視対象の異常を検知した場合に当該センサの識別情報を含む異常検知信号を発生し、ネットワークカメラは、電灯線ネットワークを介してその異常検知信号を受信し、センサの識別情報に基づき撮像領域を決定する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークカメラでの撮像により防犯や保全のための監視を行うネットワークカメラシステムに関するものである。
近年、カメラを備えたセキュリティシステムが、一般の家庭や学校などの防犯や保全を目的として幅広く普及している。この種のセキュリティシステムでは、監視領域内に存在する監視対象をカメラで適切に撮像するために、ユーザが遠隔から手動で操作したり、監視対象をカメラが追尾するように自動制御してカメラのパン(水平回転)、チルト(上下回転)、及びズーム等を調整することが知られている。
例えば、コンピュータで制御されるカメラを用いたシステムにおいて、マイクロホンからの入力音に異常音が検出されたときに、その音源の位置を推定してカメラをその推定方向に向くようにカメラの姿勢を制御する技術が存在する。これにより、広範囲に異常を検出するとともに、その異常を的確に表示することが可能となる。
特開2000−92368号公報
しかし、上記従来の技術では以下のような問題が生じる。
上記特許文献1に記載の技術では、通常は、監視対象付近に配置されるマイクロホンとコンピュータ(カメラの制御装置)を接続するための専用の回線が必要であり、一般の家庭などで用いる場合には、大がかりな設置工事が必要となりコストも嵩むという問題がある。また、マイクロホンとコンピュータとの通信を無線で実現する方法も考えられるが、傍受の危険性や電波環境による到達距離の不足などの問題が生じ得る。そして、このような問題は、複数の監視領域を対象とする場合には、より顕著になると考えられる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、比較的簡易な構成によって、専用の回線を設ける必要なしにネットワークカメラとセンサとを接続して安定的な信号の送受信を実現するとともに、監視対象に異常が発生した場合に撮像領域を自動的に決定して適切な撮像を行うことが可能なネットワークカメラシステムを提供することを主目的とする。
このような課題を解決するために、本発明によるネットワークカメラシステムは、請求項1に示すとおり、電力供給可能な電灯線ネットワークと、その電灯線ネットワークに接続されたネットワークカメラと、そのネットワークカメラの撮像範囲内に設置され、電灯線ネットワークを介してネットワークカメラと接続された監視用のセンサとを備え、センサは、監視対象の異常を検知した場合に当該センサの識別情報を含む異常検知信号を発生し、ネットワークカメラは、電灯線ネットワークを介して異常検知信号を受信し、センサの識別情報に基づき撮像領域を決定する構成とする。
これによると、ネットワークカメラの撮像範囲内にある監視対象に異常が発生した場合に、当該監視対象を監視しているセンサの識別情報に基づき撮像領域が自動的に決定されるので、ユーザが画像を見ながら撮像方向を操作して監視対象を捜す煩わしさも無く、異常が発生した監視対象を適切に撮像することが可能となる。また、カメラの撮像範囲内に複数の監視対象が存在する場合でも、それらの監視対象に応じて複数台のカメラを準備する必要は無く、複数の監視対象の中から異常が発生した監視対象のみを適切に撮像することが可能である。
さらに、ネットワークカメラとセンサを電力供給可能な電灯線ネットワークを介して接続するので、専用の通信ネットワークを設ける必要なしに安定かつ信頼度の高い信号の送受信が可能であり、無線通信のような傍受の危険性や電波環境による到達距離の不足などの問題も生じにくいという利点もある。
また、請求項2に示すとおり、電灯線ネットワークは、家庭内の電灯線により構成され、センサは、電灯線のコンセントに接続された構成とすることができる。
これにより、既設の家庭内の電灯線を用いることで新たな配線工事・作業等は不要であり、電灯線ネットワークを容易に構築できるとともに、センサを電灯線ネットワークに容易に接続可能となる。
また、請求項3に示すとおり、センサは、監視対象となる電化製品に内蔵され、当該電化製品に電力を供給するためにコンセントに接続される電源コードによって電灯線ネットワークに接続された構成とすることができる。
これにより、電化製品の電源コードをコンセントに接続することで、センサを電灯線ネットワークに容易に接続することができ、センサと電灯線ネットワークを接続するための専用の配線は不要となる。
また、請求項4に示すとおり、ネットワークカメラは、センサの識別情報及びそのセンサの識別情報に対応する撮像領域を定めるためのカメラプリセット値を含む管理情報テーブルを格納し、その管理情報テーブルに従って撮像領域を決定する構成とすることができる。
これにより、ユーザは、各センサの識別情報に対応づけて撮像領域を定めるためのカメラプリセット値(カメラのパン値、チルト値、及びズーム値等)を設定しておくことで、自らの操作を必要とすることなく異常が発生した監視対象を自動的に撮像することが可能となる。
また、管理情報テーブルには、撮像領域を定めるためのカメラプリセット値に限らず、センサ設置位置情報、監視対象情報、製造者情報、撮像カメラ番号、及び異常検知時の通知先情報等を含めることができ、それらの情報をセンサの識別情報に対応づけて一元的に管理することが可能である。
また、請求項5に示すとおり、ネットワークカメラは、カメラ本体と別体に設けられた電源アダプタ内に、電灯線ネットワークに重畳させる信号の変復調機能を有する電灯線通信手段を備えた構成とすることができる。
これにより、カメラ本体を比較的小型で簡易な構成とすることができ、カメラ本体の設置場所の選択も容易となる。
また、請求項6に示すとおり、ネットワークカメラは、インターネットに接続可能な通信ネットワークに更に接続され、管理情報テーブルの登録内容は、通信ネットワークを介して接続されたデータ処理装置から設定可能である構成とすることができる。
これにより、管理情報テーブルの管理作業(登録内容の設定及び更新)は、STB(Set Top Box)やPC(Personal Computer)等の通信機能を有するデータ処理装置から容易に行うことができる。場合によっては、管理情報テーブルの管理作業を遠隔の業者に委託することもできる。
また、請求項7に示すとおり、ネットワークカメラは、インターネットに接続可能な通信ネットワークに更に接続され、センサから異常検知信号を受信した場合に、所定の通信端末機器に対して通信ネットワークを介して監視対象の異常の発生を通知する構成とすることができる。
これにより、電灯線ネットワークを利用してセンサの信号を送受信する一方で、画像等の情報データの通信に適した通信ネットワークを利用して監視対象の異常発生に関する情報データを通信端末機器に通知することができる。従って、比較的情報量が少なくノイズ等の影響も受けにくいセンサの信号(センサに対する制御信号を含む)については、専用の通信ネットワークを設ける必要なしに比較的簡易な構成で送受信することができ、また、画像等を含み比較的情報量が大きい監視対象の異常発生に関する情報データについては、比較的高速で安定的な通信を行うことができる。
また、請求項8に示すとおり、ネットワークカメラは、監視対象の異常の発生を通知するために、異常が発生した監視対象を撮像した画像を通信端末機器に対して送信する構成とすることができる。
これにより、通信端末機器を利用するユーザは、受信した監視対象の画像によって異常が発生した監視対象の状況を視覚的に把握することができる。
また、請求項9に示すとおり、ネットワークカメラは、センサから異常検知信号を受信した場合に、異常が発生した監視対象を撮像するとともに、その撮像画像を通信端末機器からインターネット経由でアクセス可能な状態とし、監視対象の異常の発生を通知するために、撮像画像の所在の情報を通信端末機器に対して送信する構成とすることができる。
これにより、通信端末機器を利用するユーザは、撮像画像の所在の情報(IPアドレス及びURL等)により監視対象の撮像画像にアクセスするよって異常が発生した監視対象の状況を視覚的に把握することができる。
また、請求項10に示すとおり、ネットワークカメラは、通信端末機器からの操作により撮像領域の調整が可能である構成とすることができる。
これにより、ユーザがセンサの識別情報に基づき決定された撮像領域を変更したい場合には、遠隔操作により撮像領域を調整できるので、撮像対象の周辺状況を見たい場合や撮像領域が撮像対象から外れた場合でも速やかに対応することができる。
また、請求項11に示すとおり、ネットワークカメラは、IPアドレスの直接指定により通信端末機器からインターネットを介してアクセス可能である構成とすることができる。
これにより、インターネット経由でネットワークカメラのIPアドレス(例えば、IPv4またはIPv6による)を直接指定でき、利用形態が拡大できる。
このように本発明によれば、比較的簡易な構成によって、専用の回線を設ける必要なしにネットワークカメラとセンサとを接続して安定的な信号の送受信を実現するとともに、監視対象に異常が発生した場合に撮像領域を自動的に決定して適切な撮像を行うことが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるネットワークカメラシステムの概略構成を示す図である。ここでは、ネットワークシステム1を一般家屋に構築した例を示しており、このネットワークカメラシステム1は、電力供給可能な電灯線ネットワーク2と、インターネットに接続可能なLAN(Local Area Network)3と、電灯線ネットワーク2及びLAN3に接続されたIPカメラ(ネットワークカメラ)4a,4bと、IPカメラ4a,4bの撮像範囲内18、19に設置され、電灯線ネットワーク2を介してIPカメラ4a,4bとそれぞれ接続された複数の監視用のセンサ5a−5eとを主として備える。
電灯線ネットワーク2は、電化製品に電力を供給するための既設の電灯線により構成され、宅内分電盤11、積算電力計12、及び変圧器(柱上トランス)13を経て電力高圧線へと接続されている。電灯線ネットワーク2には、電源供給口として複数のコンセント14a−14dが設けられており、これらのコンセント14a−14dには、電灯線に重畳させる信号の変復調機能を有する電灯線モデム15a−15eを介してセンサ5a−5eがそれぞれ接続されている。
LAN3は、家屋内に構築された通信ネットワークであって、ルーティング処理、ファイアウォール処理、及びプロトコル処理等を行うホーム・ゲートウェイ22を介してインターネット21に接続されている。これにより、IPカメラ4a,4bは、LAN3及びインターネット21を介して携帯電話23と通信可能となる。
ここでは、IPカメラ4a,4bと通信可能な通信端末機器の一例として携帯電話23を示しているが、これに限らず、通信機能を有する携帯情報端末(PDA)や携帯型PC等の種々の通信端末機器を用いることができる。また、IPカメラ4a,4bは、複数の通信端末機器と通信可能であり、通信端末機器が屋外にあるか、屋内にあるかは問わない。さらに、LAN3には、TV表示装置24及びIPカメラ4a,4bの撮像画像のブラウズ機能を保有するSTB25が接続されており、これにより、IPカメラ4a,4bの撮像画像や撮像に関する設定を確認することができる。
IPカメラ4a,4bは、パン(矢印X参照)、チルト(矢印Y参照)、ズーム等の撮像に関するレンズ操作が可能であり、電灯線ネットワーク2及び通信ネットワーク3に接続可能な2つのインタフェースを備えている。ここで、IPカメラ(カメラ−1)4aの撮像範囲内18には、監視対象として石油ストーブ20、アイロン21、及び調理コンロ22が存在し、IPカメラ(カメラ−2)4bの撮像範囲内19には、監視対象としてペット30及び子供31が存在する。
また、センサ5aは、石油ストーブ20監視用の温度センサであり、センサ5bは、アイロン21監視用の温度センサであり、センサ5cは、調理コンロ22監視用の温度センサであり、センサ5dは、ペット30監視用の音声センサ(マイクロホン)であり、センサ5eは、子供31監視用の音声センサである。ここで、センサ5a−5cは、それぞれ監視対象となる石油ストーブ20、アイロン21、及び調理コンロ22に内蔵されており、それらの電化製品に電力を供給するための電源コード6a−6cを介して電灯線ネットワーク2に接続することができる。場合によっては、センサ5a−5cとともに電灯線モデム13a−13cを石油ストーブ20、アイロン21、及び調理コンロ22にそれぞれ内蔵させることもできる。なお、監視対象及びセンサとしては、上記のものに限らず、ドアの開閉を検知する開閉センサ、窓ガラスが割れる衝撃を検知する衝撃センサ、降雨センサ、人間の侵入を検知する赤外線センサ等の種々のセンサを用いることが可能である。
図2は、図1に示したネットワークカメラシステムにおけるIPカメラの概略構成を示すブロック図である。IPカメラ4aは、各部の処理を統括的に制御するCPUユニットであるシステム制御部41と、携帯電話23からのインターネット経由のアクセスに際してHttp処理を実施し、携帯電話23からIPカメラ4aの撮像画像へのアクセスや撮像に関する操作を可能とするWebサーバ部42と、携帯電話23で表示可能な種々の形式(例えば、JPEG、GIF、及びMPEG等)で撮像画像を格納する画像メモリ43と、IPv4/IPv6を実装するデュアルプロトコル・スタックであって、IPv6では128ビットのIPアドレスの運用を行うIPプロトコル処理部44と、携帯電話23におけるカメラ操作画面等の表示画像生成を行う通信制御処理部45と、センサを特定するためのセンサ識別番号(センサの識別情報)及びそのセンサ識別番号に対応する撮像領域を定めるためのプリセット値を含む管理情報テーブルを格納する管理情報メモリ46と、画像処理メモリ43及び通信制御処理部45の表示制御で使用するGIF/JPEG/MPEGテンポラリーメモリを制御するメモリ制御部47と、管理情報テーブルにおいてセンサ識別番号と対応づけられたプリセット値に基づきカメラのパン、チルト、ズーム等を制御するレンズ・プリセット部48と、レンズ・プリセット部48の指令により撮像領域を所定の領域にセットするべくカメラ・レンズ駆動系を駆動するパン・チルト駆動制御部49と、電灯線に重畳させる信号の変復調機能を有し、電灯線ネットワーク2を介して接続されたセンサ5aとセンサ信号及び制御信号の送受信を行うための電灯線通信変復調部(電灯線通信手段)50と、その電灯線通信変復調部50を制御する電灯線通信部51と、携帯電話23とインターネットプロトコルでの通信を行うネットワーク接続通信部52と、電灯線通信変複調部50及び電灯線通信部51を介して受取ったセンサ信号からセンサ番号を識別するセンサ識別部53とを備える。
ここで、電灯線通信変復調部50及び電灯線通信部51については、アイソレーション(絶縁性)の観点からカメラ本体と別体に設けられた電源アダプタ(図示せず)内に設けることが可能である。また、管理情報テーブルの管理作業(登録内容の設定及び更新)は、通信ネットワーク3に接続されたSTB25やPC等の通信機能を有するデータ処理装置から行うことができる。
なお、IPカメラ4bについても上記と同様の構成であり、図1に示した本発明のネットワークカメラシステム1では、IPカメラの台数は監視対象及びその撮像領域等に応じて増減可能である。
図3は、図2に示したIPカメラに格納される管理情報テーブルの一例を示す図である。図に示すように、管理情報テーブルには、図1に示したセンサ5a−5dの各センサ識別番号に対応づけられた属性情報(監視対象情報)、撮像カメラ番号、カメラの撮像領域を定めるためのカメラプリセット値(パン値、チルト値、及びズーム値)、異常発生時の通知先となる通知IPアドレス及びメールアドレス、並びに撮像対象の表示アイコンの情報が予め登録されている。なお、この管理情報テーブルの情報は、上記のものに限らず、例えば、センサが接続されるコンセントの番号や製造者情報等の種々の情報を各センサ識別番号に対応づけて登録可能である。
図4は、図2に示したIPカメラにアクセスする携帯電話の表示画面の一例を示す図である。図4(A)は、ユーザが自発的にインターネット経由でIPカメラ4a,4bにアクセスした場合に携帯電話23の表示部に表示される選択画面(初期画面)を示す。この選択画面には、監視対象(石油ストーブ、アイロン、調理コンロ、ペット、及び子供)がアイコン表示61されており、ユーザは、状態を確認したい監視対象のアイコンを選択して決定ボタン62を押すことで、所望の監視対象の画像を容易に表示させることができる。また、図4(B)は、図4(A)においてユーザが石油ストーブ20のアイコンを選択した場合に表示されるネットワークカメラ4aの撮像画像であり、図4(C)は、図4(A)においてユーザが子供31のアイコンを選択した場合に表示されるネットワークカメラ4bの撮像画像を示す。このような撮像画像により、ユーザは、石油ストーブ20が確実に消化されているか等の安全確認や子供の様子を確認することができる。
一方、図4(D)は、センサ5aが異常を検知した場合に、IPカメラ4a,4bから携帯電話23に対してその旨を通知するメールの受信画面を示す。ここでは、石油ストーブ20を監視するセンサ5aが異常を検知した場合を示しており、異常の発生を警告するメッセージ71とともに、異常が発生した石油ストーブ20の撮像画像72が表示される。また、図4(E)は、図4(D)の場合の変更例であり、撮像画像を添付する代りに携帯電話23から撮像画像にアクセスするためのIPアドレスがメールで送信された場合を示す。ここでは、異常の発生を警告するメッセージ81とともに、異常が発生した石油ストーブ20の撮像画像にアクセスするためのIPアドレス82が表示され、ユーザは、このIPアドレスを用いて異常が発生した石油ストーブ20の撮像画像を端末画面に表示させることができる。なお、IPアドレスの代りにURL(Uniform Resource Locator)を用いることもできる。
次に、上記構成のネットワークカメラシステム1において、センサが異常を検知してユーザに報知する方法を監視対象が石油ストーブ20である場合を例として説明する。石油ストーブ20を監視する温度センサ5aの検出温度が予め設定された値を超えると、図2に示すように、センサ識別番号(0001)を含むセンサ信号(異常検知信号)が、電源コード6a、電灯線モデム15a、コンセント14a、電灯線ネットワーク2、及びコンセント55aを介してIPカメラ4aに送信される。
そこで、IPカメラ4aの電灯線通信変復調部50は、AC100V電源に重畳させたセンサ信号を取出し、その取出したセンサ信号を、電灯線通信部51を経てセンサ識別部53に転送する。センサ識別部53は、センサ信号からセンサ識別番号(0001)を抽出し、異常を検知したセンサを特定する。システム制御部41は、管理情報メモリ46に格納された管理情報テーブル(図3参照)から、センサ識別部53が抽出したセンサ識別番号(0001)に対応するカメラプリセット値(パン+30、チルト0、ズーム+50)をレンズ・プリセット部48へ、通知IPアドレス(244.123.123.1)またはメールアドレス(090123@ntt.X)をIPプロトコル処理部44へ、表示アイコン(石油ストーブ)を通信制御処理部45へそれぞれ転送する。
レンズ・プリセット部48は、転送されたカメラプリセット値(パン+30、チルト0、ズーム+50)に基づきパン・チルト駆動制御部49に対して動作指令を出し、それによりパン・チルト駆動制御部49は、そのカメラプリセット値で定められる撮像領域にレンズを駆動した後に、自動焦点合わせして石油ストーブ20を撮像する。撮像画像は、画像処理メモリ43に格納され、ネットワーク接続通信部52は、転送された通知IPアドレスまたはメールアドレスに基づき、インターネット通信プロトコルTCP/IPで物理層、LAN3、ホーム・ゲートウェイ22、及びインターネット21を経て携帯電話23に対してメール送信あるいはIPアドレスによる通信の何れかの方法で異常の発生の通知を行う。このとき、撮像画像をメールに添付して送信することが可能である。或いは、画像を添付する代りに携帯電話23から撮像画像にアクセスするためのIPアドレス(またはURL)を通知することもできる。その場合には、Webサーバ部42は、その撮像画像をサーバ画像として携帯電話23から閲覧可能な状態とする。
このとき、携帯電話23の表示部には、図4(D)または図4(E)に示したような受信画面が表示される。なお、異常の発生の通知は、必ずしも1台の携帯電話に限らず、管理情報テーブルの通知IPアドレスまたはメールアドレスに複数の宛先を予め登録しておくことにより、複数の携帯電話対して同時に通知することも可能である。また、ユーザは、携帯電話23の表示部に表示された撮像画像を基準として、携帯電話23からの操作により撮像領域(パン値、チルト値、及びズーム値)を調整することができる。
次に、上記構成のネットワークカメラシステムにおいて、ユーザが自発的にインターネット経由でIPカメラ4aにアクセスする方法を監視対象が石油ストーブ20である場合を例として説明する。この方法は、例えば、ユーザが外出先で石油ストーブ20の消し忘れの不安が生じた場合などに有効である。まず、ユーザは、携帯電話23においてIPカメラ4aのIPアドレス(またはURL)を指定することで、IPカメラ4aにアクセスすることができる。即ち、携帯電話23は、図2に示すように、インターネット21、ホーム・ゲートウェイ22、及びLAN3を経由してネットワーク接続通信部52の物理層に接続され、TCP(トランスポート層)、IP(ネットワーク層)、DL(データリンク層)、及びPHY(物理層)毎の各通信プロトコルにより通信が実行される。このとき、IPプロトコルの識別情報がIPプロトコル処理部44に引き継がれ、IPv4/IPv6デュアルスタックにより何れかのプロトコルが使用される。
そこで、Webサーバ部42は、通信制御処理部45に対してインターネット経由での通信指示を行うとともに、アクセス時の初期画面を携帯電話23に表示するためのWeb画面情報データを画像処理メモリ43に対して転送する。そこで、通信制御処理部45は、携帯電話23に対して、表示可能な形式(例えば、GIF、JPEG、及びHTML等)で初期画面の画像を送信する。
そのとき、携帯電話23の表示部には、初期画面として図4(A)に示した選択画面が表示され、そこでユーザが石油ストーブ20を選択すると、レンズ・プリセット部48は、属性情報(石油ストーブ)により、管理情報メモリ46に格納された管理情報テーブルを参照して得られた撮像カメラ番号(カメラ-1)及びカメラプリセット値(パン+30、チルト0、ズーム+50)を取得する。そこで、パン・チルト駆動制御部49は、レンズ・プリセット部48からの指令により、そのカメラプリセット値で定められる撮像領域にレンズを駆動した後に、自動焦点合わせして石油ストーブ20を撮像する。撮像画像は、画像処理メモリ43に格納され、Webサーバ部42は、その撮像画像をサーバ画像として携帯電話23から閲覧可能な状態とする。
このとき、携帯電話23の表示部には、図4(B)に示したような受信画面が表示される。これにより、ユーザが石油ストーブ20を消し忘れていることが確認されれば、消化のための処置を速やかに行うことができ、また、石油ストーブ20が消化されていた場合でも、ユーザは安心感を得ることができる。なお、異常の発生が画像の確認のみでは判別しにくい場合には、IPカメラ4aは、監視対象の状況(例えば、石油ストーブ20を監視する温度センサ5aが異常を検出しているか否かの情報)を文字で説明するメッセージを携帯電話23に送信することも可能である。
本発明を実施例に基づいて詳細に説明したが、これらの実施例はあくまでも例示であって本発明は実施例によって限定されるものではない。例えば、本実施例で用いられる電灯線通信変複調部(電灯線通信手段)50は、通常は比較的低速度であるが、家庭内電灯線から宅内分電盤、積算電力計、柱上変圧器を経て通信を行う高速電灯線通信方式を採用する場合にも適用可能である。
本発明にかかるネットワークカメラシステムは、比較的簡易な構成によって、専用の回線を設ける必要なしにネットワークカメラとセンサとを接続して安定的な信号の送受信を実現するとともに、監視対象に異常が発生した場合に撮像領域を自動的に決定して適切な撮像を行うことが可能であり、ネットワークカメラでの撮像により防犯や保全のための監視を行うネットワークカメラシステムとして有用である。また、家庭内あるいはインターネットからの遠隔地アクセスにより、家庭内防犯、安心・安全確認等を家庭内ユビキタスの一環として実現可能であり、心の安心、安らぎを高めることができる点で大きな効果が期待できる。
本発明によるネットワークカメラシステムの概略構成を示す図 図1のネットワークカメラシステムにおけるIPカメラの概略構成を示すブロック図 図2のIPカメラに格納される管理情報テーブルの一例を示す図 図2のIPカメラにアクセスする携帯電話の表示画面の一例を示す図
符号の説明
1 ネットワークカメラシステム
2 電灯線ネットワーク
3 通信ネットワーク
4a、4b IPカメラ(ネットワークカメラ)
5a−5e センサ
6a−6c 電源コード
14a−14d コンセント
23 携帯電話(通信端末機器)
50 電灯線通信変復調部(電灯線通信手段)

Claims (11)

  1. 電力供給可能な電灯線ネットワークと、その電灯線ネットワークに接続されたネットワークカメラと、そのネットワークカメラの撮像範囲内に設置され、前記電灯線ネットワークを介して前記ネットワークカメラと接続された監視用のセンサとを備え、
    前記センサは、監視対象の異常を検知した場合に当該センサの識別情報を含む異常検知信号を発生し、前記ネットワークカメラは、前記電灯線ネットワークを介して前記異常検知信号を受信し、前記センサの識別情報に基づき撮像領域を決定することを特徴とするネットワークカメラシステム。
  2. 前記電灯線ネットワークは、家庭内の電灯線により構成され、前記センサは、前記電灯線のコンセントに接続されたことを特徴とする請求項1に記載のネットワークカメラシステム。
  3. 前記センサは、監視対象となる電化製品に内蔵され、当該電化製品に電力を供給するためにコンセントに接続される電源コードによって前記電灯線ネットワークに接続されたことを特徴とする請求項2に記載のネットワークカメラシステム。
  4. 前記ネットワークカメラは、前記センサの識別情報及びそのセンサの識別情報に対応する撮像領域を定めるためのカメラプリセット値を含む管理情報テーブルを格納し、その管理情報テーブルに従って撮像領域を決定することを特徴とする請求項1に記載のネットワークカメラシステム。
  5. 前記ネットワークカメラは、カメラ本体と別体に設けられた電源アダプタ内に、前記電灯線ネットワークに重畳させる信号の変復調機能を有する電灯線通信手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のネットワークカメラシステム。
  6. 前記ネットワークカメラは、インターネットに接続可能な通信ネットワークに更に接続され、前記管理情報テーブルの登録内容は、前記通信ネットワークを介して接続されたデータ処理装置から設定可能であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のネットワークカメラシステム。
  7. 前記ネットワークカメラは、インターネットに接続可能な通信ネットワークに更に接続され、前記センサから異常検知信号を受信した場合に、所定の通信端末機器に対して前記通信ネットワークを介して監視対象の異常の発生を通知することを特徴とする請求項1に記載のネットワークカメラシステム。
  8. 前記ネットワークカメラは、前記監視対象の異常の発生を通知するために、異常が発生した監視対象を撮像した画像を前記通信端末機器に対して送信することを特徴とする請求項7に記載のネットワークカメラシステム。
  9. 前記ネットワークカメラは、前記センサから異常検知信号を受信した場合に、異常が発生した監視対象を撮像するとともに、その撮像画像を前記通信端末機器からインターネット経由でアクセス可能な状態とし、前記監視対象の異常の発生を通知するために、前記撮像画像の所在の情報を前記通信端末機器に対して送信することを特徴とする請求項7に記載のネットワークカメラシステム。
  10. 前記ネットワークカメラは、前記通信端末機器からの操作により撮像領域の調整が可能であることを特徴とする請求項7に記載のネットワークカメラシステム。
  11. 前記ネットワークカメラは、IPアドレスの直接指定により通信端末機器からインターネットを介してアクセス可能であることを特徴とする請求項7に記載のネットワークカメラシステム。

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