JP2010245681A - ホームゲートウェイ装置およびホームネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ホームネットワーク内においてホーム機器に所定の通信データを素早く送信する。
【解決手段】ホームゲートウェイ装置1は、ホーム機器11とのコンテンツデータの送受信を制御するLAN接続部106aと、LAN接続部106aと電気的に接続され、ホーム機器11とコンテンツデータを送受信するために、ホーム機器11と接続するインタフェースであるLANポート108aと、LAN接続部106aとLANポート108aの接続を制御する制御信号を生成して出力するスイッチ制御部109と、制御信号に従って、LAN接続部106aとLANポート108aとの接続を電気的に制御するスイッチ107aとを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、家庭内のホーム機器を接続するホームネットワークにおいて用いられるホームゲートウェイ装置およびホームネットワークシステムに関する。
昨今のインターネット等の通信ネットワークの普及に伴い、一般家庭に接続できる通信ネットワークを低コストでの利用が可能になったことに伴い、ホームアプリケーションサービスが実用化され始めている。ホームアプリケーションサービスとは、宅内のホーム機器を宅外からインターネットを介して制御したり、宅内のホーム機器からインターネットにアクセスし様々な情報を取得するなどのサービスである。また、このホームアプリケーションサービスを利用して、例えば、電力会社やガス会社などは、電力計、ガスメータに通信機器を付け、遠隔検針を実施することもできる。このようなホームアプリケーションサービスは、インターネット等の公衆回線と、宅内のホームネットワークとを仲介するホームゲートウェイ装置によって実現される。
また、ホーム機器も複雑化され、ホームネットワークにおいてIP網技術が必要とされている。特にホーム機器を自動設定する場合や、携帯電話機やホームネットワーク内外に設置されるパソコンとの間での安否確認、防犯サービスなどを実施するために、IP網技術は不可欠である。
IP網技術を使ったホームネットワークでは、様々なパケットが往来している。例えば、ホームネットワークにユーザがホーム機器を増設する、ホームネットワークからホーム機器を撤去する場合がある。この際、ユーザがホームゲートウェイ装置の設定を変更する必要なく自動的に対応できるようにするために、ホームゲートウェイ装置はホーム機器発見のためのパケット、例えばSSDP(非特許文献1参照。)を使用する。またDLNA(Digital Living Network Alliance)対応機器を使い、映像信号を伝送する場合、ホームネットワークの広帯域を長時間占有されてしまう場合がある。
一方、緊急地震速報を、インターネット、携帯電話機等の通信ネットワークや、テレビ、ラジオ等の放送ネットワークを介して送信する技術が開発されている。災害の被害を最小限にするため、緊急地震速報は、ユーザに素早く伝送されなければならない。ホームネットワークにおいては、この緊急地震速報等の非常通信を、宅外ネットワークからホームゲートウェイ装置が受信すると、ホームゲートウェイ装置は、ホームネットワークに接続されたテレビ、サイレン、コードレスホン等のホーム機器に送信し、ユーザに非常通信があったことを知らせる。
IETF Internet Draft 、"Simple Service Discovery Protocol/1.0 Operating without an Arbiter <draft-cai-ssdp-v1-03.txt>"、[online]、1999年10月28日、[平成21年 3月27日検索]、インターネット〈 URL:http://quimby.gnus.org/internet-drafts/draft-cai-ssdp-v1-03.txt〉
ここで、ホームネットワークが採用するIP網技術はCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection)方式である。従って上述した様に、常にホーム機器発見や映像伝送のためのパケットが、ホームネットワークに送出される可能性がある。このようなパケットの送受信は、非常通信等の緊急性を要するパケットの送受信において障害となる場合がある。
一般的に、ホーム機器−ホーム機器間や、ホーム機器−ホームゲートウェイ装置間の通信パケットを送出するタイミングを、微小な時間間隔で制御すること、および予測することは困難である。緊急地震速報のように生命に係る緊急度の高い非常通信をホームゲートウェイ装置が受信すると、非常通信の速報をユーザに知らせるために、ホームゲートウェイ装置からホーム機器へ伝達する。このとき、上記のホーム機器発見や映像伝送のためのパケットによってホームネットワークの帯域が使用されている場合、非常通信に対する擾乱となることが考えられる。これにより、緊急地震速報等の非常通信の即時性を損なってしまう問題がある。
このような問題を解決するため、非常通信時には特定のホーム機器以外は通信パケットを送出しないようホームゲートウェイ装置が各ホーム機器を制御することが考えられる。このためには各ホーム機器において、非常通信終時に通常状態に復帰する機能を実現したプログラムを追加実装する必要がある。既に多数のホーム機器が普及している現状においては、現実的ではないという問題がある。
従って本発明の目的は、ホームネットワーク内においてホーム機器に所定の通信データを素早く送信するホームゲートウェイ装置およびホームネットワークシステムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、家庭内のホーム機器を接続するホームネットワークに用いられるホームゲートウェイ装置に関する。本発明の第1の特徴に係るホームゲートウェイ装置は、ホーム機器とのコンテンツデータの送受信を制御するLAN接続部と、LAN接続部と電気的に接続され、ホーム機器とコンテンツデータを送受信するために、ホーム機器と接続するインタフェースであるLANポートと、LAN接続部とLANポートの接続を制御する制御信号を生成して出力するスイッチ制御部と、制御信号に従って、LAN接続部とLANポートとの接続を電気的に制御するスイッチと、を備える。
ここで、通信データの種別と、その通信時のLANポートの接続または切断の通信状態を対応付けたスイッチ状態遷移テーブルデータを記憶する記憶装置をさらに備え、スイッチ制御部は、所定の通信データを受信すると、スイッチ状態遷移テーブルデータを読み出して、当該通信データの種別に関連づけられた通信状態に従って、LAN接続部とLANポートの接続を制御するために制御信号を生成して、スイッチに出力し、スイッチ制御部は、所定の通信データを受信すると、スイッチ状態遷移テーブルデータを読み出して、当該通信データの種別に関連づけられた通信状態に従って、LAN接続部とLANポートの接続を制御するために制御信号を生成して、スイッチに出力し、通信データの種別に応じて、当該ホームゲートウェイ装置とホーム機器との接続を電気的に制御することが好ましい。
本発明の第2の特徴は、家庭内のホーム機器と、ホーム機器を接続するホームネットワークに用いられるホームゲートウェイ装置とを備えるホームネットワークシステムに関する。本発明の第2の特徴に係るホームネットワークシステムは、ホームゲートウェイ装置は、ホーム機器とコンテンツデータを送受信するために、ホーム機器と接続するインタフェースであるLANポートと、ホーム機器とコンテンツデータを送受信するために、ホーム機器と接続するインタフェースであるLANポートと、所定の通信データを受信すると、LANポートとホーム機器との接続を制御する制御信号を生成して出力するスイッチ制御部と、当該ホームゲートウェイ装置のLANポートとは異なるインタフェースであって、スイッチ制御部が出力した制御信号を、ホーム機器に送信する制御信号送信部とを備える。
上記発明においては、ホーム機器は、ホームゲートウェイ装置とコンテンツデータの送受信を制御するLAN接続部と、ホームゲートウェイ装置とコンテンツデータの送受信を制御するLAN接続部と、ホームゲートウェイ装置とコンテンツデータを送受信するために、ホームゲートウェイ装置と接続するインタフェースであるLANポートと、当該ホーム機器のLANポートとは異なるインタフェースであって、ホームゲートウェイ装置の制御信号送信部から制御信号を受信する制御信号受信部と、制御信号に従って、当該ホーム機器のLAN接続部とLANポートとの接続を電気的に制御するスイッチとを備えることが好ましい。
ここで、ホームゲートウェイ装置は、複数のホーム機器と接続するために複数のホーム機器のそれぞれに対応する複数の制御信号送信部を有し、複数の制御信号送信部は、複数のホーム機器のそれぞれに制御信号を送信することが好ましい。
ここで、ホームゲートウェイ装置は、複数のホーム機器と接続しており、制御信号送信部は、複数のホーム機器のそれぞれとバス型のマルチポイントで接続される制御信号送信部は、複数のホーム機器のそれぞれとバス型のマルチポイントで接続されることが好ましい。
また、ホームゲートウェイ装置は、複数のホーム機器と接続しており、ホームゲートウェイ装置の制御信号送信部は、無線信号でホーム機器に制御信号を送信し、ホームゲートウェイ装置の制御信号送信部は、無線信号でホーム機器に制御信号を送信し、ホーム機器の制御信号受信部は、無線信号でホームゲートウェイ装置から制御信号を受信することが好ましい。
また、ホームゲートウェイ装置は、複数のホーム機器と接続しており、ホームゲートウェイ装置の制御信号送信部は、複数のホーム機器のそれぞれについて、無線信号の無線キャリア周波数を割り当て、複数のホーム機器のそれぞれに割り当てられた無線キャリア周波数で、制御信号を送信し、ホームゲートウェイ装置の制御信号送信部は、複数のホーム機器のそれぞれについて、無線信号の無線キャリア周波数を割り当て、複数のホーム機器のそれぞれに割り当てられた無線キャリア周波数で、制御信号を送信し、ホーム機器の制御信号受信部は、当該ホーム機器に割り当てられた無線キャリア周波数の無線信号から、制御信号を受信することが好ましい。
本発明の第3の特徴は、家庭内のホーム機器と、ホーム機器を接続するホームネットワークに用いられるホームゲートウェイ装置とを備えるホームネットワークシステムに関する。即ち本発明の第3の特徴に係るホームネットワークシステムは、ホームゲートウェイ装置は、ホーム機器とコンテンツデータを送受信するために、ホーム機器と接続するインタフェースであるLANポートと、ホーム機器とコンテンツデータを送受信するために、ホーム機器と接続するインタフェースであるLANポートと、所定の通信データを受信すると、ホーム機器との接続を制御する制御信号を生成して出力するスイッチ制御部と、スイッチ制御部が出力した制御信号を、コンテンツデータに重畳して、LANポートに出力する制御信号送信部とを備え、ホーム機器は、ホームゲートウェイ装置とのコンテンツデータの送受信を制御するLAN接続部と、ホームゲートウェイ装置とのコンテンツデータの送受信を制御するLAN接続部と、ホームゲートウェイ装置とコンテンツデータを送受信するために、ホームゲートウェイ装置と接続するインタフェースであるLANポートと、当該ホーム機器のLANポートで受信した信号から、制御信号を抽出する制御信号受信部と、制御信号に従って、当該ホーム機器のLAN接続部とLANポートとの接続を電気的に制御するスイッチとを備える。
本発明によれば、ホームネットワーク内においてホーム機器に所定の通信データを素早く送信するホームゲートウェイ装置およびホームネットワークシステムを提供することができる。
図1は、本発明の最良の実施の形態に係るホームネットワークを説明する図である。 図2は、本発明の最良の実施の形態に係るホームネットワークシステムの処理の概要を説明するフローチャートである。 図3は、本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置を説明する図である。 図4は、本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置を説明する図である。 図5は、本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置のスイッチ状態遷移テーブルのデータ構造およびデータの例を説明する図である。 図6は、本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置のスイッチ状態遷移テーブルを生成する非常通信設定画面を説明する図である。 図7は、本発明の第1の変形例に係るホームゲートウェイ装置とホーム機器を説明する図である。 図8は、本発明の第1の変形例に係るホームゲートウェイ装置のスイッチポートの一例を説明する図である。 図9は、本発明の第2の変形例係るホームゲートウェイ装置の制御信号送信部を説明する図である。 図10は、本発明の第2の変形例係るホーム機器の制御信号受信部を説明する図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(最良の実施の形態)
まず図1を参照して、本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置1およびホームネットワークを説明する。
ホームゲートウェイ装置1は、家庭内のホーム機器11を接続するホームネットワーク16に用いられる。宅内には、ホームネットワーク16を備え、ホームゲートウェイ装置1はホームネットワーク16に接続される。ホームネットワーク16には、温湿度センサ、風向風速計、自動開閉窓、防犯カメラ、エアコン、電話、サイレン、フラッシュライト、進入センサ、人感センサ等の各種ホーム機器11が接続されている。
本発明の最良の実施の形態において、ホームネットワーク16に接続されるホーム機器のうち、非常通信時に接続されるホーム機器を、非常通信対応ホーム機器12と称す。図1に示す例でホーム機器12は、サイレン等である。非常通信対応ホーム機器12は、後述するように非常通信の種別に応じて設定される。非常通信の際、ホーム機器11のうち、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機11器は、ホームゲートウェイ装置1とホームネットワーク16を介してコンテンツデータが送受信されることはない。
ここで本発明の最良の実施の形態において、ホームアプリケーションサービスで送受信されるデータや、ホームゲートウェイ装置1とホーム機器11間で機器の管理でやりとりされるデータなど、通常のホームネットワークにおけるサービスで送受信されるデータをコンテンツデータと称す。
ホームゲートウェイ装置1は、インターネット等の外部の通信ネットワーク2と接続される。ホームゲートウェイ装置1は、外部の通信ネットワーク2を介して、管理サーバ13、携帯電話機14等と相互に接続接続される。
ここで管理サーバ13は、宅内15のホームネットワーク16の各ホーム機器11を制御して、ホームアプリケーションサービスを提供する。例えば、携帯電話機14からホーム機器11に対する指示を受信し、その指示を通信ネットワーク2、ホームゲートウェイ装置1およびホームネットワーク16を介して、ホーム機器11に送信する。また管理サーバ13は、ホーム機器11の状態データなどを、ホームネットワーク16、ホームゲートウェイ装置1および通信ネットワーク2を介して受信し、携帯電話機14に送信する。
また本発明の最良の実施の形態において管理サーバ13は、外部サーバから受信した非常通信を、通信ネットワーク2を介してホームゲートウェイ装置1に送信する。
本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置1は、非常の場合において高速にホーム機器11のLANの接続/切断を制御する。具体的には、ホームゲートウェイ装置1が、通信ネットワーク2を介して非常の場合を示す信号を受信すると、速やかに必要最小限のホーム機器である非常通信対応ホーム機器12とのみ接続するため、非常通信対応ホーム機器12に対応するLAN接続のみを継続する。一方ホームゲートウェイ装置1は、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11と接続のためのLAN接続は全て電気的に切断する。
ホームネットワーク16で使用するIEEE802.3(イーサネット(登録商標))は、1対(10Base−2等)もしくは2対(10Base−T等)の信号線を用いる。緊急時の通信において、必要のないホーム機器11のLANポートを例えば高周波リレーやハイインピーダンス状態を有する双方向バッファを利用して、ホームゲートウェイ装置1は、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11をホームネットワーク16から電気的に切り離して、擾乱を抑制する。これによりホームゲートウェイ装置1は、非常通信対応ホーム機器12との即時通信を可能とする。
図2を参照して、本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置1の処理の概要を説明する。
まずホームゲートウェイ装置1の電源が投入されると、ホームゲートウェイ装置1とホーム機器11との間で、通信が開始される。この通信は、ホームゲートウェイ装置1が管理サーバ13からホームアプリケーションサービスに関連する制御データを受信すると、その制御データをホーム機器11に送信したり、管理サーバ13に送信するための制御データをホーム機器11から受信するなどの通信である。
ここでステップS101においてホームゲートウェイ装置1が通信ネットワーク2等から非常通信を受信すると、ホームゲートウェイ装置1は、ステップS102において、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム装置11と、ホームゲートウェイ装置1との通信を切断するための制御信号を発生する。さらに、ホームゲートウェイ装置1は、この非常通信対応ホーム機器12以外のホーム装置11との接続を電気的に切断する
これによりホームゲートウェイ装置1と非常通信対応ホーム機器12との対向通信状態に遷移する。この間、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11は、ホームゲートウェイ1と通信することができない。これにより、ホームネットワーク16における非常通信を送受信するための帯域を、確保することができる。
非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11との切断処理が終了すると、ステップS103においてホームネットワーク16内における非常通信が開始される。この間、ホームネットワーク16内において、ホームゲートウェイ装置1と非常通信対応ホーム機器12間のみ通信され、それ以外のホーム機器11とは通信されない。ホームネットワークの全ての帯域を使って非常通信を送受信できるので、非常通信の即時性を実現することができる。なお、非常通信がホームゲートウェイ装置1で受信される間、非常通信がホームネットワークを専有する状態は継続される。
ステップS104においてホームゲートウェイ装置1が非常通信の受信が終了したことを検知すると、ステップS105において、ステップS102で送信した制御信号を停止する。これにより、非常通信対応ホーム機器12のみならず、全てのホーム機器11とホームゲートウェイ装置1との間で、通信が開始される。
ここで、ホームネットワーク16から非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11を切り離す方法としてはいくつか考えられる。1つは、ホームゲートウェイ装置1において非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11に接続されているLANポートを電気的に切断する方法である。またもう一つの方法は、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11において、ホームネットワーク16に接続するためのLANポートを電気的に切断する方法がある。
ホームゲートウェイ装置1においてLANポートを電気的に切断する方法の場合、リレーを駆動する制御信号を、ホームゲートウェイ装置1内の配線や、プリント配線基板(PWB)上の配線パターンにより実現することができる。高周波リレーを用いる場合、数ミリ秒(素子単体性能は2.5mS)で電気的な切断が可能となり、プログラムによる切断よりも短い時間で対応することができる。また、ハイインピーダンス状態を有する双方向バッファを用いる場合、数十ナノ秒(素子単体性能は12nS)で電気的な切断が可能となり、さらに短い時間で対応することができる。
またホーム機器11においてLANポートを電気的に切断する場合、非常通信を受信したホームゲートウェイ装置1からホーム機器11に、LANポートを電気的に切断する契機としての制御信号を受信する必要がある。この制御信号をホームゲートウェイ装置1から、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11に送信する方法として、ホームゲートウェイ装置1とホーム機器11との間で専用の制御線で接続し、その専用の制御線で制御信号を送信する方法が考えられる。ここで、専用の無線通信回線で接続する場合も考えられる。また制御信号をホームゲートウェイ装置1から、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11に送信する方法として、UTP線(Unshielded Twist Pair Cable)の2対間でコモンモード信号を重畳して制御信号を伝送する方法、周波数多重で制御信号を伝送する方法、LANの規格許容内で信号を重畳して制御信号を伝送する方法等も考えられる。ホーム機器11はこのような信号を受信することを契機に、LANポートを電気的に切断する。
本発明の最良の実施の形態としては、ホームゲートウェイ装置1においてLANポートを電気的に切断する方法について説明する。なお、第1の変形例では、ホーム機器11において電気的に切断する場合であって、LANケーブル以外のケーブルを利用して制御信号をホーム機器11に送信して切断する方法を説明する。第2の変形例では、ホーム機器11において電気的に切断する場合であって、LANケーブルで送信されるコンテンツデータに制御信号を重畳して、ホーム機器11に送信して切断する方法を説明する。
以下、ホームゲートウェイ装置1においてLANポートを電気的に切断する方法について説明する。
図3を参照して、本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置1を説明する。ホームゲートウェイ装置1は、緊急を要する通信を受信した後にホームゲートウェイ装置1内で速やかに必要のないLANポートを電気的に切断するとともに、ブロードバンドルータ機能を有する。
ホームゲートウェイ装置1は、図1に示すように宅内15に設置され、外部の通信ネットワーク2と接続されるとともに、ホームネットワーク16を介してホーム機器11および非常通信対応ホーム機器12と接続される。
ホームゲートウェイ装置1は、外部ネットワーク接続部101、CPU102、メモリ103、永続性メモリ104、バス105、LAN接続部106、スイッチ107、LANポート108、スイッチ制御部109、電話接続部110および電話ポート111を備える。
外部ネットワーク接続部101は、ホームゲートウェイ装置1が外部の通信ネットワーク2と接続するためのインタフェースである。一般的にホームゲートウェイ装置1は、緊急地震速報等の非常通信を、通信ネットワーク2から受信する。
CPU102は、ホームゲートウェイ装置1の処理を制御する。ファームウェア等のプログラムが読み出され実行されることにより、ホームゲートウェイ装置1は、ホームアプリケーションサービスの一機能を実現することができる。メモリ103は、ホームゲートウェイ装置1の処理中にデータを一時保存するための記憶領域である。
永続性メモリ104は、ハードディスク等の、ホームゲートウェイ装置1のオンオフによって失われることのないデータを記憶するための記憶領域である。本発明の最良の実施の形態においては特に、永続性メモリ104にはスイッチ状態遷移テーブルデータ104aが記憶されている。スイッチ状態遷移テーブルデータ104aは、通信データの種別と、その通信時のLANポートの接続または切断の通信状態を対応付けたデータである。スイッチ状態遷移テーブルデータ104aについては後に詳述する。
バス105は、ホームゲートウェイ装置1の各装置を接続する。ホームゲートウェイ装置1は、外部ネットワーク101、CPU102、メモリ103、永続性メモリ104およびバス105により、ブロードバンドルータ機能を実現している。
LAN接続部106aは、CPU102をLANポート108aに接続し、ホーム機器11とのコンテンツデータの送受信を制御する。LAN接続部106aは、CPU102からコンテンツデータが入力されると、LANポート108aにそのデータを出力する。また、LAN接続部106aは、LANポート108aからコンテンツデータが入力されると、CPU102にそのデータを出力する。
LANポート108aは、LAN接続部106aと電気的に接続され、ホーム機器11とコンテンツデータを送受信するために、ホーム機器11と接続するインタフェースである。本発明の最良の実施の形態においては、LAN接続部106aとLANート108aは、スイッチ107aを介して電気的に接続される。
スイッチ107aは、後述するスイッチ制御部109から入力される制御信号に従って、LAN接続部106aとLANポート108aとの接続を電気的に制御する。具体的には、スイッチ107aは、LAN接続部106aとLANポート108aとの接続を電気的に接続または切断することにより、ホームゲートウェイ装置1と、ホーム機器11間の接続を、接続または切断することができる。
図3に示す例では、ホームゲートウェイ装置1は、LAN接続部106a、スイッチ107aおよびLANポート108aを介して、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11に接続されている。ホームゲートウェイ装置1は、LAN接続部106b、スイッチ107bおよびLANポート108bを介して、非常通信対応ホーム機器12に接続されている。
図3に示す例において、LAN接続部106b、スイッチ107bおよびLANポート108bはそれぞれ、LAN接続部106a、スイッチ107aおよびLANポート108aと同様の機能を有し、異なるホーム機器に接続される。
図3に示す例では、ホームゲートウェイ装置1に2台のホーム機器が接続されているが、ホームネットワーク16に接続されるホーム機器の数に応じて、LAN接続部、スイッチおよびLANポートが、ホームゲートウェイ装置1の内部に設けられる。
スイッチ制御部109は、LAN接続部106aとLANポート108aの接続を制御する制御信号を生成して出力する。スイッチ制御部109は、スイッチ107aに制御信号を送信し、LAN接続部106aとLANポート108aとの接続を電気的に接続または切断する。同様にスイッチ制御部109は、スイッチ107bに制御信号を送信し、LAN接続部106bとLANポート108bとの接続を電気的に接続または切断する。
電話接続部110は、CPU102を電話ポート111に接続する。電話ポート111は、ゲートウェイ装置1を電話機121に接続するためのインタフェースである。ホームゲートウェイ装置1は、電話接続部110により電話ポート111を介して電話機121に接続することができる。ここで電話機121は、一般的な電話の通話機能を実現するための機器である。
本発明の最良の実施の形態において、通常時、具体的には何ら非常通信が発生していない場合、各スイッチ107は、電気的に接続を維持している。LAN接続部106aとLANポート108aはスイッチ107aにより電気的に接続されるとともに、LAN接続部106bとLANポート108bはスイッチ107bにより電気的に接続されている。従って、ホーム機器11および非常通信対応ホーム機器12は、ともにホームゲートウェイ装置1と通信可能であるので、他のホーム機器と通信し、また通信ネットワーク2と通信することもできる。
非常通信が発生すると、スイッチ制御部109は、その非常通信の種別に対応可能な非常通信対応ホーム機器12に接続するためのスイッチには何ら信号を送信することなくホームネットワーク16による通信を継続する。一方、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11との接続を切断するために、スイッチ制御部109は、その非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11に対応するスイッチに、その接続を切断するための制御信号を生成して出力する。
これによりホームゲートウェイ装置1は、通常時は全てのホーム機器11との接続を許可する一方、非常通信時には、非常通信対応ホーム機器12との接続を維持するとともに、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11との接続を切断することができる。
図4を参照して、CPU102、スイッチ制御部109およびLANポート108についての別の実装例を説明する。図4に示す例においては、CPU102の内部にLAN接続部が設けられており、それぞれのホーム機器に対応する端子PAないしPAを有している。またスイッチ107は、端子PAないしPAのそれぞれに対応する4つのスイッチを有する。LANポート108も、端子PAないしPAのそれぞれに対応する4つのポートを有する。
スイッチ制御部109は、CPU102からの指示に伴い、スイッチ107に含まれる端子PAないしPAに対応する各スイッチを制御する。このとき、スイッチ制御部109は、非常通信対応ホーム機器12に対応するスイッチについて接続状態を維持するとともに、それ以外のホーム機器11に対応するスイッチについて電気的に切断する制御信号を出力する。
これにより、図3に示した例と同様に、ホームゲートウェイ装置1は、通常時は全てのホーム機器11と通信するとともに、非常通信時は、非常通信対応ホーム機器12とのみ通信することができる。
ここで、図5を参照して、本発明の最良の実施の形態に係るスイッチ状態遷移テーブルデータ104aを説明する。スイッチ状態テーブルデータ104aは、通信データの種別と、その通信時のLANポートの接続または切断の通信状態を対応付けたテーブルである。特に本発明の最良の実施の形態に係るスイッチ状態遷移テーブルデータ104aは、非常通信を受信した場合に、その非常通信の種別に応じて、LANポートの開閉状態を対応付けている。図5に示す例では、第1の非常通信の場合、第1のLANポートは接続する一方、第2のLANポートを切断することを示している。
従って、ホームゲートウェイ装置1が所定の通信データを受信すると、ホームゲートウェイ装置1のCPU102は、スイッチ状態遷移テーブルデータ104aを読み出して、この通信データの種別に関連づけられた通信状態を抽出する。スイッチ制御部109は、LAN接続部106とLANポート108の接続を制御するために制御信号を生成して、スイッチ107に出力する。具体的にはスイッチ制御部109は、接続を切断するホーム機器11に対応するスイッチ107に、その接続を切断するための制御信号を生成して出力する。
このように、本発明の最良の実施の形態に係るスイッチ状態遷移テーブルで、通信の種別ごとに、ホーム機器に対応するポートの通信状態を定義することにより、各家庭によって異なるホーム機器の種別や環境等に応じて、フレキシブルにホーム機器の接続または切断を制御することができる。
例えば緊急地震速報のような非常通信をホームゲートウェイ装置1が受信した場合、CPU102がスイッチ状態遷移テーブルデータ104aに従い、スイッチ制御情報をI/O命令によりスイッチ制御部109へ伝える。スイッチ制御情報は各スイッチのオンまたはオフを示す、例えば正論理や不論理のH/L(5ボルト/0ボルト)信号である。スイッチのオン(閉)は、そのスイッチに対応するLANポートとホーム機器とが接続された状態である。またスイッチのオフ(開)は、そのスイッチに対応するLANポートとホーム機器とが切断された状態である。
スイッチ制御部109は、このスイッチ制御情報に基づいて、各スイッチの開、閉を制御するための制御信号を、各スイッチに出力する。例えば、図5の第1の非常通信では、制御信号は、第1のLANポートに対応するスイッチを閉に、第2のLANポートに対応するスイッチを開に、それぞれ制御する信号である。他の種別の非常通信を受信した場合も、この例と同様にスイッチ状態遷移テーブルデータ104aに基づいて、スイッチ制御部109が各の開閉を制御することができる。
スイッチが閉となっているLANポートに接続されたホーム機器11は通常時どおり、ホームゲートウェイ装置1と通信することができる。一方、スイッチが開となり電気的に切断されたホーム機器11が発する通信パケットは、ホームゲートウェイ装置1のLAN制御部106に到達することがないので、通信することができない。従って非常通信時に必要となる非常通信対応ホーム機器12のみを通信対象とし、他のホーム機器11を電気的にホームネットワーク16から迅速に切り離すことができる。これにより、非常通信に擾乱を与えることなく、例えば緊急地震速報のように利用者に対して必要な警報・速報・通信を行うことが可能となる。
図6を参照して、スイッチ状態遷移テーブルデータ104aを設定する画面を非常通信設定画面P101を説明する。スイッチ状態遷移テーブルデータ104aを設定する際、ユーザが図6に示す非常通信設定画面P101を操作して、非常通信の種別に応じて各LANポートの接続状況を決定する。非常通信設定画面P101は、例えば、ホームゲートウェイ装置1に接続された表示装置に表示され、ホームゲートウェイ装置1に接続された入力装置を用いてユーザが各種設定を入力する。また、スイッチ状態遷移テーブルデータ104aは、ホームゲートウェイ装置1が有するHTTPサーバ機能により、外部の通信ネットワーク2を介して、接続されるコンピュータによって設定されてもよいし、ホームネットワーク16を介して接続されるホーム機器11等を介して設定されても良い。
非常通信設定画面P101には、各LANポートについてチェックボックスが用意されている。図6に示す例では、第1のLANポートに対応するチェックボックスC101と、第2のLANポートに対応するチェックボックスC102が表示される。ユーザは、第1の非常通信時に接続を許可する非常通信対応ホーム機器12に対応するLANポートにチェックを入れる。適用ボタンB102がクリックされると、ホームゲートウェイ装置1は、非常通信設定画面P101に入力されたデータに基づいて、スイッチ状態遷移テーブルデータ104aを更新する。
リセットボタンB101がクリックされると、チェックボックスC101およびC102のチェックがクリアされる。各種リンクL101ないしL103がクリックされることにより、他の種類の非常通信についての接続状態を設定したり、メニュー画面に戻ることができる。
このように本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置1は、ホームゲートウェイ装置1の内部において、LAN接続部とLANポートを電気的に接続または切断するスイッチを有している。スイッチ制御部がスイッチを制御することにより、ホームゲートウェイ装置1は、非常通信時に接続するべきホーム機器にのみ接続することにより、非常通信の送信に必要な帯域を確保することができる。また、電気的に接続または切断する仕組みを採用することにより、プログラムによる制御に比較して、素早い対応により、非常通信の迅速性を確保することができる。
また、スイッチ状態遷移テーブルデータ104aにおいて、非常通信の種別毎に、接続するLANポートと、切断するLANポートとを定義する。これにより、非常通信の種別に応じて、適切なホーム機器との通信を実現することができる。
また、本発明の最良の実施の形態においては、非常通信の例として、緊急地震速報等の外部から受信する通信データの場合について説明したが、これに限られない。例えば室内に設けられた火災報知器が異常を検知した場合に、ホームネットワークを介してホームゲートウェイ装置1にその旨が伝えられたことを契機として、非常通信対応ホーム機器12とのみ通信しても良い。また要介護者からのアラーム信号を契機としても良い。その他、他のサービスに有線して送受信したいデータの通信であれば、非常通信として様々な通信データが考えられる。
(第1の変形例)
本発明の最良の実施の形態に係るホームゲートウェイ装置1aは、非常通信時にホームゲートウェイ装置1aの内部で、非常通信対応ホーム機器以外のホーム機器11との接続を電気的に切断することにより、ホームゲートウェイ装置1が非常通信対応ホーム機器12とのみ通信できる場合について説明した。第1の変形例においては、ホーム機器11aとホームゲートウェイ装置1aとの間で、ホームネットワークとは異なるネットワークを有するとともに、非常通信対応ホーム機器12a以外のホーム機器11a内で、ホームゲートウェイ装置1aとの接続を電気的に切断することにより、ホームゲートウェイ装置1aが非常通信対応ホーム機器12aとのみ通信できる場合について説明する。
第1の変形例に係るホームゲートウェイ装置1aは、緊急を要する通信を受信した後にホームネットワークとは異なるネットワークを介して、速やかに必要のないホーム機器11aへ制御信号を送出する。ホーム機器11aは、当該制御信号に基づき自らのLANポートを電気的に接続/切断する。また、第1の変形例に係るホームゲートウェイ装置1aは、デジタルIO(DIO)機能を有する。
図7を参照して、本発明の第1の変形例に係るホームゲートウェイ装置1aと、このホームゲートウェイ装置1aを備えるホームネットワーク16について説明する。図7に示す第1の変形例に係るホームゲートウェイ装置1aは、非常通信対応ホーム機器12a以外のホーム機器11aに制御信号を送信する際、通常のコンテンツデータを送受信するTCP/IP、UDP/IP、ICMPなどとは別の手段で伝達する。各ホーム機器11aは、内部にスイッチ132aを有している。このスイッチ132aは、ホーム機器11aのLANポート131aとホーム機器11aのLAN接続部133aを電気的に接続/切断する。
ホームゲートウェイ装置1は、外部ネットワーク接続部101、CPU102、メモリ103、永続性メモリ104、バス105、LAN接続部106、LANポート108、スイッチ制御部109、電話接続部110、電話ポート111、スイッチポート112を備える。図3に示す本発明の最良の実施の形態に比べて、スイッチ107を備えておらず、スイッチポート(制御信号送信部)112を備えている点が異なる。
スイッチポート112は、ホームゲートウェイ装置1aのLANポート108とは異なるインタフェースであって、スイッチ制御部109が出力した制御信号を、ホーム機器11に送信する。スイッチポート112がDIO機能を有することにより、本発明の第1の変形例に係るホームゲートウェイ装置1は、DIO機能を実現している。
CPU102は、非常通信を受信すると、スイッチ状態遷移テーブルデータ104aを読み出して、その非常通信の種別に応じて、スイッチ制御命令をI/O命令によりスイッチ制御部109に出力する。
スイッチ制御部109は、CPU102からの指示に従い、非常通信対応ホーム機器12a以外のホーム機器11aに対し、スイッチポート112を介して制御信号を送信する。
ホーム機器11aは、LANポート131、スイッチ132およびLAN接続部133を備えている。図示しないが、ホーム機器11aにも、バス、CPU、メモリ等の一般的なホーム機器の構成要素を備えている。
ホーム機器11aは、LANポート131aおよびLANポート108を介して、ホームゲートウェイ装置1aとコンテンツデータを送受信する。LANポート131aとLAN接続部133aとの間には、スイッチ132aが設けられている。
LAN接続部133aは、ホームゲートウェイ装置1aとコンテンツデータの送受信を制御する。LAN接続部133aが受信したコンテンツデータは、ホーム機器11aのCPUに入力される。LANポート131aは、ホームゲートウェイ装置1aとコンテンツデータを送受信するために、ホームゲートウェイ装置1aと接続するインタフェースである。
スイッチ132aは、制御信号に従って、ホーム機器11aのLAN接続部133aとLANポート131aとの接続を電気的に制御する。制御信号は、制御信号受信部(図示せず)によって、ホームゲートウェイ装置1aから送信される。制御信号受信部は、ホーム機器11aのLANポート131aとは異なるインタフェースであって、ホームゲートウェイ装置1aのスイッチポート112(制御信号送信部)から制御信号を受信する。
スイッチ132aは、ホームゲートウェイ装置1aから受信した制御信号に応じて、LANNポート131aおよびLAN接続部133a間の接続をオンまたはオフにする。スイッチがオンの場合、LANポート131aが送受信するデータは、そのままLAN接続部133aとも送受信されるので、ホームゲートウェイ装置1aは、ホーム機器11aと相互に通信可能である。一方、スイッチがオフの場合場合、LANポート131aがホームゲートウェイ装置1aからデータを受信しても、LAN接続部133およびLAN接続部133に接続されたCPUには送信されない。ホームゲートウェイ装置1aとホーム機器11aとの間の配線が、リレー等により電気的に切断されることにより、通信コネクションが確立されないので、ホームゲートウェイ装置1aは、ホーム機器11aと相互に通信不可能である。
ホームゲートウェイ装置1aは、複数のホーム機器11aと接続するために複数のホーム機器11aのそれぞれに対応する複数のスイッチポート(制御信号送信部)112を有する。スイッチポート112は、各ホーム機器に対応して1つの端子を有していても良いし、複数のホーム機器それぞれに対応する複数の端子を有していても良い。
図8を参照して、本発明の第1の変形例に係るスイッチポート112の一例を説明する。スイッチポート112は、例えば、図5に示すスイッチ制御信号端子台である。図8に示すスイッチポート112は、複数のホーム機器と接続可能である。スイッチ制御部109は、制御信号を、例えばリレー駆動用にホーム機器1台あたり一対2線で伝送可能で、電線には警報用ポリエチレン電線0.9×2Cなどを用いることができる。
ここで、非常通信時に接続させる非常通信対応ホーム機器12aは、最良の実施の形態で説明したとおり、非常通信の種別によって異なる。従って、いずれの非常通信時においても通信する非常通信対応ホーム機器12aは、スイッチを備える必要はなく、またスイッチポート112を介してホームゲートウェイ装置1aと接続される必要はない。逆に、いずれかの非常通信についてのみ通信する非常通信対応ホーム機器12a、および、いずれの非常通信についても通信しないホーム機器11aは、スイッチを有する。これらのホーム機器は、ホームネットワーク以外のネットワークおよびスイッチポート112を介してホームゲートウェイ装置1aと接続される。
図7に示した例では、ホームゲートウェイ装置1aとホーム機器との間で、ホームネットワーク16以外のネットワークとして、制御信号を、ホームゲートウェイ装置1aから各ホーム機器へ、スター型のトポロジーで配線を敷設し信号を伝達方法を示したが、これに限られない。例えば、スイッチ制御部109と各ホーム機器のスイッチ132aにRS−485インタフェースを使っても良い。このRS−485インタフェースを介して、
ホームゲートウェイ装置1aは、複数のホーム機器のそれぞれとバス型トポロジーのマルチポイントで接続され、この接続を介して制御信号を伝達することができる。
また第1の変形例に示す例において、制御信号を伝達するために有線媒体を使用する場合について説明したが、無線媒体でも良い。この場合ホームゲートウェイ装置1aは無線送信装置を、ホーム機器11aは無線受信装置を、それぞれ具備する。例えば、ホームゲートウェイ装置1aの無線送信装置は、無線信号でホーム機器に制御信号を送信する。ホーム機器11aの無線受信装置が無線キャリア信号を検出すると、その無線信号の制御信号に従って、ホーム機器内のスイッチをオンにする。
ここで、全ての非常通信時においても通信する非常通信対応ホーム機器12aは、無線受信装置を受信しない。これにより、非常通信対応ホーム機器12aは、ホームゲートウェイ装置1aとのLAN接続を継続することができる。また、非常通信時に通信しないホーム機器11aは、無線受信装置を受信する。この無線受信装置が無線信号を受信すると、スイッチをオンまたはオフにする。
またさらに別の例として、ホームゲートウェイ装置1aの無線送信装置は、複数のホーム機器のそれぞれについて、無線信号の無線キャリア周波数を割り当て、複数のホーム機器のそれぞれに割り当てられた無線キャリア周波数で、各ホーム機器に対応する制御信号を送信しても良い。この場合ホーム機器の無線信号受信部は、自身のホーム機器に割り当てられた無線キャリア周波数の無線信号から、制御信号を受信して、この制御信号に従ってスイッチをオンまたはオフにする。
このように、本発明の第1の変形例においては、ホームゲートウェイ装置1aの内部ではなく、ホーム機器の内部において、ホームネットワークの接続または切断を制御することができる。
(第2の変形例)
本発明の第2の変形例に係るホームゲートウェイ装置1bを説明する。本発明の第1の変形例においては、ホームゲートウェイ装置1aとホーム機器11aとの間で、コンテンツを送受信するホームネットワーク以外の伝送媒体で、制御信号を送信する場合を説明したが、第2の変形例においては、ホームネットワークとして敷設済のLANケーブルに、周波数多重、UTPケーブルの2対の信号線間にコモンモード等の方法で制御信号を重畳させることにより、制御信号をホームゲートウェイ装置1bからホーム機器11bへ伝達する場合について説明する。
図9および図10を参照して、UTPケーブル(Unshielded Twist Pair cable)上にコモンモード信号を重畳して制御信号を伝送する方法について説明する。
第2の変形例に係るホームゲートウェイ装置1bは、第1の変形例と比べて図9に示す制御信号送信部113を備える点が異なる。第2の変形例に係るホーム機器11bは、第1の変形例と比べて図10に示す制御信号受信部134bを備える点が異なる。それ以外は、本発明の最良の実施の形態または第1の変形例と同様の機能を有する。
ホームゲートウェイ装置1bの制御信号送信部113は、UTPコモンモード信号によって制御信号を伝送する。制御信号送信部113は、スイッチ制御部109bから出力された制御信号151を従来のコンテンツデータに加算して、LANポートおよびホームネットワークを介して、ホーム機器11bに送信する。
ホーム機器11bの制御信号受信部134bは、ホームゲートウェイ装置1bから制御信号を抽出すると、その制御信号に基づいて、ホーム機器11bが備えるスイッチのオンオフを制御する。
図9は、ホームゲートウェイ装置1bにおけるUTPコモンモード信号による制御信号送信部113の説明図であって、図10は、ホーム機器11bにおけるUTPコモンモード信号による制御信号受信部134bの説明図である。
図9に示すホームゲートウェイ装置1bにおける制御信号送信部113は、スイッチ制御部が出力した制御信号を、前記コンテンツデータに重畳して、前記LANポートに出力する。
制御信号送信部113は、不平衡−平衡変換器152、緩衝増幅器153a、153bおよび加算器154a、154b、154cおよび154dを備える。送信用UTPケーブル161は、ホームゲートウェイ装置1bからホーム機器11bへデータへのUTPケーブルである。受信用UTPケーブル162は、ホーム機器11bからホームゲートウェイ装置1bへのUTPケーブルである。スイッチ制御部109から出力された制御信号151は、不平衡−平衡変換器152、緩衝増幅器153aおよび加算器154a、154bを介して、送信用UTPケーブル161を介してホーム機器11bに制御信号が送信される。同様に、スイッチ制御部109から出力された制御信号151は、不平衡−平衡変換器152、緩衝増幅器153bおよび加算器154c、154dを介して、受信用UTPケーブル162を介してホーム機器11bに制御信号が送信される。
図10に示すホーム機器11bにおける制御信号受信部134bは、ホーム機器11bのLANポートで受信した信号から、制御信号を抽出する。ホーム機器11bのスイッチは、制御信号受信部134bで抽出された制御信号に従って、ホーム機器11bのLAN接続部とLANポートとの接続を電気的に制御する。
制御信号受信部134bは、差動増幅器171a、171bおよび加算器172を備える。送信用UTPケーブル161は、図9に示す送信用UTPケーブル161と同一である。受信用UTPケーブル162は、図9に示す受信用UTPケーブル162と同一である。ホーム機器11bの出力である制御信号173は、ホーム機器11bのスイッチに入力され、そのホーム機器11bとホームゲートウェイ装置1bとの接続のオンオフが制御される。
ホームゲートウェイ装置1bからホーム機器11bに非常通信のために制御信号151を送信する様子を図10を参照して説明する。制御信号151は不平衡‐平衡変換器152によって平衡信号に変換される。不平衡−平衡変換機152の出力は緩衝増幅器153aおよび緩衝増幅器153bにより増幅されたる。増幅された信号は、加算器154a、加算器154b、加算器154cおよび加算器154dにより、従来のホームネットワーク通信のコンテンツデータのための信号(図示せず)と加算および重畳され、UTPケーブル161および162を介してホーム機器11bへと伝達される。
ホーム機器11bで制御信号を受信する様子を図10を用いて説明する。ホームネットワーク16で使用する、10Base−Tなどの2対のUTPケーブルの両端に現れる信号を、図10に示すようにe1、e2、e3およびe4とする。ホームゲートウェイ装置1bからホーム機器11bへの送信信号TX161と、ホーム機器11bからホームゲートウェイ装置1bへの受信信号RX162は、それぞれ下記の式1で表される。
[数1]
TX = e1−e2
RX = e3−e4 ・・・(式1)
ここで、制御信号CRTは次の式2で表される。
[数2]
CRT = (e1+e2)/2−(e3+e4)/2
= (e1−e3)/2+(e2−e4)/2 ・・・(式2)
従って、ホーム機器11bにおいて、ゲイン1/2の差動増幅器17aと、ゲイン1/2の差動増幅器171bとを、加算器172で加算することにより、制御信号(CRT)173を取得することができる。
図9および図10を用いて、ホームゲートウェイ装置1bから送信された制御信号が交流信号を含む場合についての伝送方式について説明した。ホームゲートウェイ装置1bから送信された制御信号が直流信号のみである場合には、よく知られたPower over Ethernet (登録商標)(IEEE 802.3af)を使い、本来の電力供給の代わりに制御信号の伝送が可能であることはいうまでもない。
本発明の第2の変形例に係るホーム機器11bのLAN接続/切断を制御できるホームゲートウェイ装置1bと、このホームゲートウェイ装置1bを備えるホームネットワークシステムによれば、緊急地震速報のような非常通信時に必要な非常通信対応ホーム機器12のみホームネットワークとの接続を保ち、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11bをホームネットワークから電気的に切断することができる。これにより、ホームネットワーク上に不要な、すなわち当該非常通信にとって擾乱となるパケットの送出を抑制することが可能となり、利用者に対して迅速に非常通信を行うことが可能となる。
本発明の第2の変形例に係るホーム機器11bのLAN接続/切断を制御できるホームゲートウェイ装置1bと、このホームゲートウェイ装置1bを備えるホームネットワークシステムによれば、緊急地震速報のような非常通信時に必要な非常通信対応ホーム機器12のみホームネットワークとの接続を保ち、非常通信対応ホーム機器12以外のホーム機器11bをホームネットワークから電気的に切断することができる。これにより、ホームネットワーク上に不要な、すなわち当該非常通信にとって擾乱となるパケットの送出を抑制することが可能となり、利用者に対して迅速に非常通信を行うことが可能となる。
特に、第1の変形例においては、制御信号の伝送において、ホームゲートウェイ装置1aとホーム機器11aとの間で、ホームネットワークとは異なるネットワークを形成する必要があったところ、第2の変形例においては、既存のホームネットワーク制御信号を重畳することにより、ホーム機器11bに制御信号を送信することができる。従って、第2の変形例においては、第1の変形例に比べて、配線コストや配線スペースを有効に活用しつつ、非常通信にとって擾乱となるパケットの送出を抑制することが可能となり、利用者に対して迅速に非常通信を行うことが可能となる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明の最良の実施の形態とその変形例1および2によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の最良の実施の形態に記載したホームゲートウェイ装置1は、図3に示すように全てのLANポートにスイッチを設ける場合について説明したが、予め非常通信対応ホーム機器用のLANポートと、それ以外のホーム機器用のLANポートとを分けておき、非常通信対応ホーム機器以外のホーム機器用のLANポートについてのみスイッチを設けても良い。同様に、図7に示す本発明の第1の変形例に記載するように、全てのホーム機器11aおよびホーム機器12aがスイッチを設ける場合について説明したが、非常通信対応ホーム機器以外のホーム機器にのみスイッチを設け、ホームゲートウェイ装置1bとホームネットワークで接続されるとともに、ホームネットワーク以外のネットワークで接続しても良い。
また本発明の実施の形態においては、非常通信が発生した場合に特定のホーム機器とのみ通信させる場合について説明したが、非常通信に限らず、何らかの特定の通信データの場合に、特定のホーム機器とのみ通信させるように制御されても良い。
本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1、1a、1b ホームゲートウェイ装置
2 通信ネットワーク
11 ホーム機器
12 非常通信対応ホーム機器
13 管理サーバ
14 携帯電話機
15 宅内
16 ホームネットワーク
101 外部ネットワーク
102 CPU
103 メモリ
104 永続性メモリ
104a スイッチ状態遷移テーブルデータ
105 バス
106、133 LAN接続部
107、132 スイッチ
108、131 LANポート
109 スイッチ制御部
110 電話接続部
112 スイッチポート
111 電話ポート
113 制御信号送信部
121 電話機
134b 制御信号受信部
152 不平衡−平衡変換器
153 緩衝増幅器
154、172 加算器
171 差動増幅器

Claims (9)

  1. 家庭内のホーム機器を接続するホームネットワークに用いられるホームゲートウェイ装置であって、
    前記ホーム機器とのコンテンツデータの送受信を制御するLAN接続部と、
    前記LAN接続部と電気的に接続され、前記ホーム機器と前記コンテンツデータを送受信するために、前記ホーム機器と接続するインタフェースであるLANポートと、
    前記LAN接続部と前記LANポートの接続を制御する制御信号を生成して出力するスイッチ制御部と、
    前記制御信号に従って、前記LAN接続部と前記LANポートとの接続を電気的に制御するスイッチと、
    を備えることを特徴とするホームゲートウェイ装置。
  2. 通信データの種別と、その通信時のLANポートの接続または切断の通信状態を対応付けたスイッチ状態遷移テーブルデータを記憶する記憶装置をさらに備え、
    前記スイッチ制御部は、所定の通信データを受信すると、前記スイッチ状態遷移テーブルデータを読み出して、当該通信データの種別に関連づけられた前記通信状態に従って、前記LAN接続部と前記LANポートの接続を制御するために前記制御信号を生成して、前記スイッチに出力し、
    前記通信データの種別に応じて、当該ホームゲートウェイ装置と前記ホーム機器との接続を電気的に制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のホームゲートウェイ装置。
  3. 家庭内のホーム機器と、前記ホーム機器を接続するホームネットワークに用いられるホームゲートウェイ装置とを備えるホームネットワークシステムであって、
    前記ホームゲートウェイ装置は、
    前記ホーム機器とコンテンツデータを送受信するために、前記ホーム機器と接続するインタフェースであるLANポートと、
    所定の通信データを受信すると、前記LANポートと前記ホーム機器との接続を制御する制御信号を生成して出力するスイッチ制御部と、
    当該ホームゲートウェイ装置の前記LANポートとは異なるインタフェースであって、前記スイッチ制御部が出力した制御信号を、前記ホーム機器に送信する制御信号送信部
    とを備えることを特徴とするホームネットワークシステム。
  4. 前記ホーム機器は、
    前記ホームゲートウェイ装置と前記コンテンツデータの送受信を制御するLAN接続部と、
    前記ホームゲートウェイ装置と前記コンテンツデータを送受信するために、前記ホームゲートウェイ装置と接続するインタフェースであるLANポートと、
    当該ホーム機器の前記LANポートとは異なるインタフェースであって、前記ホームゲートウェイ装置の制御信号送信部から前記制御信号を受信する制御信号受信部と、
    前記制御信号に従って、当該ホーム機器の前記LAN接続部と前記LANポートとの接続を電気的に制御するスイッチ
    とを備えることを特徴とする請求項3に記載のホームネットワークシステム。
  5. 前記ホームゲートウェイ装置は、複数のホーム機器と接続するために前記複数のホーム機器のそれぞれに対応する複数の制御信号送信部を有し、
    前記複数の制御信号送信部は、前記複数のホーム機器のそれぞれに前記制御信号を送信する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のホームネットワークシステム。
  6. 前記ホームゲートウェイ装置は、複数のホーム機器と接続しており、
    前記制御信号送信部は、前記複数のホーム機器のそれぞれとバス型のマルチポイントで接続される
    ことを特徴とする請求項3または4に記載のホームネットワークシステム。
  7. 前記ホームゲートウェイ装置は、複数のホーム機器と接続しており、
    前記ホームゲートウェイ装置の前記制御信号送信部は、無線信号で前記ホーム機器に制御信号を送信し、
    前記ホーム機器の前記制御信号受信部は、前記無線信号で前記ホームゲートウェイ装置から制御信号を受信する
    ことを特徴とする請求項4に記載のホームネットワークシステム。
  8. 前記ホームゲートウェイ装置は、複数のホーム機器と接続しており、
    前記ホームゲートウェイ装置の前記制御信号送信部は、前記複数のホーム機器のそれぞれについて、無線信号の無線キャリア周波数を割り当て、前記複数のホーム機器のそれぞれに割り当てられた無線キャリア周波数で、前記制御信号を送信し、
    前記ホーム機器の前記制御信号受信部は、当該ホーム機器に割り当てられた無線キャリア周波数の無線信号から、前記制御信号を受信する
    ことを特徴とする請求項4に記載のホームネットワークシステム。
  9. 家庭内のホーム機器と、前記ホーム機器を接続するホームネットワークに用いられるホームゲートウェイ装置とを備えるホームネットワークシステムであって、
    前記ホームゲートウェイ装置は、
    前記ホーム機器とコンテンツデータを送受信するために、前記ホーム機器と接続するインタフェースであるLANポートと、
    所定の通信データを受信すると、前記ホーム機器との接続を制御する前記制御信号を生成して出力するスイッチ制御部と、
    前記スイッチ制御部が出力した制御信号を、前記コンテンツデータに重畳して、前記LANポートに出力する制御信号送信部
    とを備え、
    前記ホーム機器は、
    前記ホームゲートウェイ装置との前記コンテンツデータの送受信を制御するLAN接続部と、
    前記ホームゲートウェイ装置と前記コンテンツデータを送受信するために、前記ホームゲートウェイ装置と接続するインタフェースであるLANポートと、
    当該ホーム機器の前記LANポートで受信した信号から、前記制御信号を抽出する制御信号受信部と、
    前記制御信号に従って、当該ホーム機器の前記LAN接続部と前記LANポートとの接続を電気的に制御するスイッチ
    とを備える
    ことを特徴とするホームネットワークシステム。
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